JP2022055717A - 回転電機 - Google Patents

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Manabu Yazaki
茂 田嶋
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Yoshinaga Kubota
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Abstract

【課題】回転電機において、ロータの永久磁石がハルバッハ配列をなしていても漏れ磁束を低減する。【解決手段】回転電機10を構成するロータ14は、磁界の向きがステータ12の径方向である第1磁石50a及び第4磁石50bと、周方向である第2磁石52a及び第3磁石52bを有する。一方、ステータ12には、隣接するティース部24同士の間にスロット30が形成される。スロット30に設けられる電磁コイル22の内周側先端は、ティース部24の一部である棹部32の内周側端部よりもヨーク部26側にオフセットされる。【選択図】図2

Description

本発明は、電磁コイルを含むステータと、永久磁石を含むロータとを備える回転電機に関する。
周知の通り、回転電機は、位置決め固定されたステータと、ステータに対して相対的に回転するロータとを備える。ステータに形成されたスロットには、ティース部を跨ぐようにして電磁コイルが設けられる。その一方で、ロータには永久磁石が保持される。モータでは、電磁コイルに通電がなされることに伴い、該電磁コイルが磁気を帯びて交番磁界が形成される。この交番磁界と、前記永久磁石による磁界とで反発力又は吸引力が発生することにより、ロータが回転する。発電機の場合には、ロータに回転付勢力を付与することで、電磁コイルに誘導電流が発生する。
この種の回転電機において、特許文献1~3に記載されるように、ロータに設ける永久磁石をハルバッハ配列とすることが検討されている。すなわち、磁界の向きがステータの径方向外方又は内方に沿う主磁石と、ステータの周方向時計回り又は反時計回りに向かう副磁石とを、ステータの周方向に沿って交互に並べる配列である。この場合、磁束密度が大きくなるので、特に小型のもので効率を向上させ得ると期待されるからである。
特開2006-262603号公報 特開2007-28734号公報 特開2016-152771号公報
ハルバッハ配列を採用したときには、主磁石からの磁束量が大きくなる。ステータがこの磁束量を十分に受容できない場合、いわゆる漏れ磁束が生じる。漏れ磁束は、発熱の一因となる。また、回転電機を発電機とした際、発電量の向上を妨げる。このように、漏れ磁束は様々な不都合を招く。
そこで、漏れ磁束が発生する場所にスリットを形成したり、何らかの部材を設置したりすることが想起される。しかしながら、この場合、回転電機の内部に加工を施したり、回転電機の動作に関与しない部材を設けたりする必要がある。従って、回転電機の小型化・軽量化を図ることが容易でなくなるとともに、コストの高騰を招くと考えられる。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ハルバッハ配列を採用して永久磁石を並べたにも拘わらず漏れ磁束を低減し得、小型化・軽量化を図ることが容易な回転電機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、円環形状をなすヨーク部と、前記ヨーク部の周縁部から該ヨーク部の径方向に沿って突出した複数個のティース部とを有し、且つ隣接する前記ティース部同士の間に形成されたスロットに電磁コイルが設けられるステータと、
前記ティース部に対向する複数個の永久磁石を保持したロータと、
を備える回転電機であって、
前記複数個の永久磁石は、磁界の向きが前記ヨーク部の径方向外方に沿った第1磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の時計回り方向に沿った第2磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の反時計回り方向に沿った第3磁石と、前記第3磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の径方向外方に沿った第4磁石とを同数個含んで構成され、
前記ティース部は、前記ヨーク部の内周縁部から該ヨーク部の径方向内方に突出する棹部と、前記棹部の内周側先端に設けられて該棹部に比して幅広の鍔部とを有し、
前記電磁コイルの、前記スロット内での前記ティース部の内周側先端位置が、前記棹部の内周側端部から前記ヨーク部側にオフセットされ、
前記電磁コイルの前記オフセットの量が、前記鍔部の内周側端部から前記ティース部の全長の5%~11%の長さである回転電機が提供される。
本発明によれば、複数個の永久磁石がハルバッハ配列を形成するように並べられている。このため、ロータ(永久磁石)からステータ(電磁コイル)に向かう磁束量が多くなるので、この分、トルクが向上する。
しかも、ティース部に設ける電磁コイルの内周側先端位置を、棹部の内周側端部からヨーク部側、換言すれば、ステータの外周側に、所定の量でオフセットするようにしている。このオフセット量分、永久磁石と電磁コイルの離間距離が大きくなる。その結果、漏れ磁束が低減する。これに伴って電磁コイルの鎖交磁束や渦電流が低減するので、発熱を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る回転電機の要部概略水平断面図である。 図1の回転電機の一部拡大水平断面図である。 図1の回転電機の一部拡大水平断面図である。 主磁石の中心角と、回転電機の、基準に対するトルクの割合との関係を示したグラフである。 様々な極数における主磁石及び副磁石の各中心角と、主磁石又は副磁石に対向するティース部の棹部の個数(スロット数)との関係を示す図表である。 様々な極数における主磁石及び副磁石の各中心角と、主磁石又は副磁石に対向するティース部の棹部の個数との関係を示す図表の続きである。 様々な極数における主磁石及び副磁石の各中心角と、主磁石又は副磁石に対向するティース部の棹部の個数との関係を示す図表のさらなる続きである。 ティース部における棹部と拡開部の交差角度と、基準に対する鉄損の割合(比鉄損)との関係を示すグラフである。 前記交差角度と、基準に対する銅損の割合(比銅損)との関係を示すグラフである。 前記交差角度と、鉄損及び銅損の合計値の割合との関係を示すグラフである。 鍔部の厚みと、基準に対する鉄損、銅損、鉄損及び銅損の合計値の割合との関係を示すグラフである。 電磁コイルのオフセット量と、基準に対する鉄損、銅損、鉄損及び銅損の合計値の割合との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る回転電機につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る回転電機10の要部概略水平断面図である。この回転電機10は、略円環形状をなすステータ12と、ステータ12の内周側に配置されるロータ14とを備え、u相、v相、w相の3相回転電機(発電機)を構成する。
ステータ12は、ステータコア20と電磁コイル22を有する。この中のステータコア20は、例えば、電磁鋼板等の磁性体が積層されることで構成される。一方、電磁コイル22は、例えば、銅からなる線材を、ステータコア20の一部であるティース部24に巻回することで構成される。
先ず、ステータ12につき説明する。ステータコア20は、円環形状をなすヨーク部26と、ヨーク部26の内周縁部から該ヨーク部26の径方向内方に向かって突出する複数個のティース部24とからなる。この場合、ステータコア20の外径(中心Oからヨーク部26の外周縁までの距離Xの2倍)は、約100mm~200mm、典型的には約115mm~130mmに設定される。この外径は、一般的な回転電機10に比して小さい。すなわち、本実施の形態に係る回転電機10は小型のものである。
隣接するティース部24同士の間には、スロット30が形成される。回転電機10が3相発電機であることから、スロット30の個数は、典型的には3の倍数に設定される。すなわち、例えば、3個、6個、12個、18個、24個、30個、36個、48個等である。図1の例では、ティース部24及びスロット30の個数はいずれも48個に設定されている。なお、極数(後述)は8極であり、結局、回転電機10は、いわゆる8極48スロットとして構成されている。
図2に詳細を示すように、個々のティース部24は、ステータコア20の径方向に沿って放射状に延在する棹部32と、内周側先端に設けられた鍔部34と、これら棹部32と鍔部34の間に介在する拡開部36とを有する。棹部32は第1平行辺40a、第2平行辺40bを有し、これら第1平行辺40a、第2平行辺40bの離間距離、換言すれば、ステータコア20の径方向に対して略直交する幅方向の寸法W1は略一定である。
拡開部36は、棹部32から鍔部34に向かうに従って徐々に幅広となるように、換言すれば、テーパー状に拡開する。このため、拡開部36は第1傾斜辺42a、第2傾斜辺42bを有する。第1傾斜辺42aは、棹部32の第1平行辺40aに対して交差角度θで交差する。また、第2傾斜辺42bの、第2平行辺40bに対する交差角度もθである。交差角度θは108°~130°に設定され、一層好ましくは120°~125°の範囲内である。交差角度θをこのような範囲内とすることにより、ステータ12における銅損及び鉄損の合計を可及的に小さくすることが可能となる。
なお、第1平行辺40aと第1傾斜辺42aの交点P1から、第2平行辺40bと第2傾斜辺42bの交点P2まで引いた第1仮想直線LN1は、棹部32の内周側端部且つ拡開部36の外周側端部を表す。
第1傾斜辺42a、第2傾斜辺42bに対しては、鍔部34の第1径方向辺44a、第2径方向辺44bが連なる。第1径方向辺44a、第2径方向辺44bは略直線形状であり、互いに平行に延在する。以下、第1径方向辺44aと第2径方向辺44bの離間距離W2を、鍔部34の幅W2とも表記する。鍔部34の幅W2が、棹部32の幅W1よりも大であることは勿論である。
幅W2は、例えば、隣接する鍔部34同士の離間間隔Gが、電磁コイル22を構成する線材の直径DMよりも大となるように設定される。これに伴い、鍔部34での磁束飽和が低減して棹部32で受容する磁束が大きくなる。従って、トルクの向上を図ることができる。また、ステータコア20の素材(電磁鋼板等)として、飽和磁束密度が小さい磁性体を選定することが可能となる。このため、コスト低減を図ることもできる。
第1径方向辺44aの外周側端部(第1傾斜辺42aの内周側端部)は、第1傾斜辺42aと第1径方向辺44aとの交点P3である。同様に、第2径方向辺44bの外周側端部(第2傾斜辺42bの内周側端部)は、第2傾斜辺42bと第2径方向辺44bとの交点P4である。交点P3から交点P4に引いた第2仮想直線LN2は、拡開部36の内周側端部且つ鍔部34の外周側端部を表す。また、第1径方向辺44aの内周側端部から第2径方向辺44bの内周側端部に引いた第3仮想直線LN3は、鍔部34の内周側端部である。本実施の形態では、鍔部34の内周側端部から外周側端部までの距離T1を、鍔部34の厚みと定義する。すなわち、鍔部34の厚みT1は、第2仮想直線LN2と第3仮想直線LN3の離間距離に等しい。
鍔部34の厚みT1は、好ましくは0.2mm~2.0mm、一層好ましくは0.3mm~1.1mmの範囲内に設定される。厚みT1をこのような範囲内とすることにより、ステータ12における銅損及び鉄損の合計を可及的に小さくすることができる。
棹部32の、ヨーク部26の内周縁部との連結箇所から、鍔部34の内周側端部までの距離は、ティース部24の全長LO(図1参照)として定義される。全長LOは、典型的には40mm~45mmの範囲内である。また、全長LOを100%とするとき、棹部32の全長は、典型的には96%以上に設定される。換言すれば、この場合、鍔部34の内周側端部から棹部32の内周側端部までの距離は、ティース部24の全長LOの4%以下である。
本実施の形態では、電磁コイル22は、上記したように銅等の金属導体からなる線材がティース部24に巻回されることで構成される。巻回は分布巻が好適であるが、集中巻であってもよい。図1の例では、いわゆる2回巻が行われている。
図2に示すように、電磁コイル22の、スロット30内での内周側先端位置は、ヨーク部26側、すなわち、外周側にオフセットされている。鍔部34の内周側端部から電磁コイル22の内周側先端位置までの距離として定義されるオフセット量OFは、好ましくは、ティース部24の全長LOの5%~11%に設定される。例えば、全長LOが40mmであるとき、好適なオフセット量OFは2mm~4.4mmである。オフセット量OFの、全長LOに対する一層好ましい割合は、5.6~10.3%である。
ここで、オフセット量OFがティース部24の全長LOの5%未満であると、その分、電磁コイル22の巻回量が多くなる。すなわち、電磁コイル22の体積が大きくなる。従って、ロータ14の永久磁石から受ける磁束の量が多くなるので、電磁コイル22の発熱量が高くなる懸念がある。また、銅損が大きくなる。一方、オフセット量OFが11%を超えると、銅損が小さくなるものの、棹部32の露出面積が大となるので、鉄損が大きくなり発熱量が高くなる。また、電磁コイル22の巻回量が少なくなる分体積が小さくなるので、出力が低下する。
なお、ティース部24の全長LOが40mm~45mmであるとき、棹部32の内周側端部(拡開部36の外周側端部)、すなわち、第1仮想直線LN1から電磁コイル22の内周側先端位置までの具体的な距離は、1~3mm程度である。
ロータ14につき説明する。図1に示すように、ロータ14は、複数個の永久磁石として第1磁石50a、第2磁石52a、第3磁石52b及び第4磁石50bを有する。図1中、第1磁石50a~第4磁石50bに付した矢印は、磁界の向きを示す。
図1から諒解されるように、第1磁石50aの磁界の向きはロータ14及びステータコア20の径方向外方であり、第4磁石50bの磁界の向きはロータ14及びステータコア20の径方向内方である。また、第2磁石52aの磁界の向きはロータ14及びステータコア20の周方向反時計回りであり、第3磁石52bの磁界の向きはロータ14及びステータコア20の周方向時計回りである。すなわち、第1磁石50aと第4磁石50bの磁界の向きは互いに逆方向であり、同様に、第2磁石52aと第3磁石52bの磁界の向きも互いに逆方向である。
第1磁石50a~第4磁石50bは、ロータ14の周方向時計回りに沿ってこの順序で並ぶ。この場合、1個の第1磁石50a~第4磁石50bの群を1組とする組み合わせが周方向に沿って4組形成され、これにより、ハルバッハ配列が構成されている。なお、以下では、第1磁石50aと第4磁石50b、第2磁石52aと第3磁石52bとの区別を特に要しない場合、第1磁石50aと第4磁石50bを一括して「主磁石」、第2磁石52aと第3磁石52bを一括して「副磁石」と表記することもある。
この場合、第1磁石50a、第2磁石52a、第3磁石52b及び第4磁石50bの個数はそれぞれ4個である。すなわち、ロータ14は、第1磁石50a~第4磁石50bを同数個ずつ保持する。
本実施の形態では、群の個数を組数、組数の2倍を極数とする。すなわち、磁界の向きがロータ14及びステータコア20の径方向である1個の主磁石と、これに隣接し且つ磁界の向きがロータ14及びステータコア20の周方向である1個の副磁石との組み合わせが1極として数えられる。従って、図1に示す回転電機10における組数は4組であり、極数は8極である。
図1に示すように、回転電機10を上方(又は下方)から平面視したとき、第1磁石50a及び第4磁石50bの表面積は互いに等しく、第2磁石52aと第3磁石52bの表面積も互いに等しい。なお、図1では、副磁石の表面積を主磁石の表面積よりも小さくして示しているが、第1磁石50a~第4磁石50bの表面積を同一にするようにしてもよい。具体的には、8個の主磁石の表面積の合計をS14、8個の副磁石の表面積の合計をS23とするとき、S23は、S14の0.2倍~1倍に設定される。すなわち、S14とS23の比は、下記の式(A)で表される。
S14:S23=1:0.2~1:1 …(A)
この条件を満たす場合、主磁石の周方向一端(反時計回り側)に引いた第1半径54aと、周方向他端(時計回り側)に引いた第2半径54bとのなす中心角αは、下記の式(1)で表される。なお、第1半径54a及び第2半径54bの始点である中心Oがロータ14の回転中心であることは勿論である。
(360/極数)×1/2≦α≦(360/極数)×5/6 …(1)
図1に例示する回転電機10では、上記したように極数は8極である。従って、式(1)中の「極数」に8を代入すると、αは22.5°~37.5°の範囲内となる。
一方、副磁石の周方向一端(反時計回り側)に引いた第3半径56aと、周方向他端(時計回り側)に引いた第4半径56bとのなす中心角βは、下記の式(2)で表される。
(360/極数)×1/6≦β≦(360/極数)×1/2 …(2)
極数が8極であるとき、βは、式(2)中の「極数」に8を代入して求められる。すなわち、この場合、βは7.5°~22.5°の範囲内である。
第1磁石50a~第4磁石50bは、ティース部24を構成する鍔部34を介して棹部32に対向する。極数が8極である図1の例では、図3に拡大して示すように、1個の主磁石に対向する棹部32の平均個数、1個の副磁石に対向する棹部32の平均個数は、それぞれ、1.5~5個、0.5~3個であることが好ましい。なお、4極又は6極であるときも同様である。ここで、主磁石と副磁石の境界線上に棹部32が位置する場合、該棹部32は、主磁石に対向するものとして数えることとする。
なお、1個の主磁石に対向する棹部32の平均個数、1個の副磁石に対向する棹部32の平均個数は、極数に応じて設定される。例えば、極数が10極又は12極であるときには、それぞれを1.5~2.5個、0.5~1.5個に設定することが好ましい。また、2極であるときには、それぞれを1.5~20個、0.5~12個に設定することが好ましい。
すなわち、極数が2極~12極である場合、1個の主磁石に対向する棹部32の好ましい平均個数、1個の副磁石に対向する棹部32の好ましい平均個数は、それぞれ、1.5~20個、0.5~12個の範囲内である。
以上のような第1磁石50a~第4磁石50bは、隣接するもの同士が互いに当接するようにしてロータ14に保持される。
ロータ14は、回転軸58を有する。この回転軸58は、図示しない回転付勢機構に連結されており、該回転付勢機構の付勢作用下に回転する。勿論、この回転に追従して第1磁石50a~第4磁石50bが周回する。
本実施の形態に係る回転電機10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき説明する。
回転電機10を発電機として用いる場合、前記回転付勢機構によって回転軸58を回転させる。これに伴い、第1磁石50a~第4磁石50bが、鍔部34の内周側端部同士を結んで形成される仮想円の内周側で周回する。さらに、この周回により、電磁コイル22に誘導電流が発生する。この誘導電流を回転電機10の外部に取り出すことにより、所定の機器を駆動するための電力源とすることができる。
上記したように、第1磁石50a~第4磁石50bは、隣接する磁石同士が互いに当接するように隙間なく並べられている。このため、第1磁石50a~第4磁石50bの個数及び個々の体積を最大とすることができる。しかも、この場合、第1磁石50a~第4磁石50bの周方向への繰り返しによってハルバッハ配列が形成されているので、ロータ14(第1磁石50a~第4磁石50b)からステータ12(電磁コイル22)に向かう磁場強度が大きくなる。その上、主磁石の表面積の合計ないし個々の中心角α、副磁石の表面積の合計ないし個々の中心角βが適切に設定されている。以上の点が相俟って、後述する図4に示すように、トルクを大きくすることができる。
加えて、1個の主磁石(第1磁石50a又は第4磁石50b)に対向する棹部32の平均個数と、1個の副磁石(第2磁石52a又は第3磁石52b)に対向する棹部32の平均個数が適切に設定される。すなわち、極数が8極である図1の例においては、それぞれ、1.5~2.5個、0.5~1.5個である(図3参照)。このことも、トルクの向上に寄与する。しかも、このことにより漏れ磁束が低減するので、電磁コイル22の鎖交磁束が低減する。その結果、電磁コイル22の渦電流が低減して該電磁コイル22の発熱が抑制されるという利点が得られる。
さらに、ティース部24において、棹部32と拡開部36の交差角度θや鍔部34の厚みT1、電磁コイル22のティース部24に対するオフセット量OF等が適切に設定されている。このため、ステータ12における鉄損と銅損の合計を可及的に小さくすることができることから、ステータ12の発熱を抑制することができる。
また、オフセット量OFが適切に設定されることにより、漏れ磁束を小さくしながら発電機としての出力を大きくすることができる。これにより、例えば、ティース部24や電磁コイル22が局所的に温度上昇を起こすことが回避される。従って、この温度上昇に起因してステータコア20の素材(電磁鋼板等)や電磁コイル22の素材(銅等)が劣化することが抑制される。
しかも、この場合、回転電機10の内部にスリットを形成したり、何らかの部材を設けたりする必要もない。従って、簡素な作業で回転電機10を得ることができるとともに、回転電機10の小型化・軽量化を図ることができる。しかも、コストの高騰を招くことが回避される。
以上のように、本実施の形態によれば、回転電機10の発熱を抑制しながらトルクを向上させることができ、しかも、発電機としたときには発電量の向上を図ることができる。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、線材をティース部24に巻回することに代替し、特開2020-39207号公報の図1に示されるような略U字形状をなす金属導体の脚部をスロット30に挿入して電磁コイル22を構成するようにしてもよい。
また、回転電機10をモータとして機能させるようにしてもよい。この場合、電磁コイル22に対して外部電源から交流電流を付与すればよい。
(1) 主磁石の中心角α、副磁石の中心角β
主磁石によって形成される中心角αが互いに相違する8極48スロットの回転電機につき、シミュレーションにて平均トルクを求めた。比較のため、8個の主磁石が周方向に沿って並べられるのみで副磁石を具備しない(すなわち、ハルバッハ配列が形成されていない)48スロットの回転電機についても平均トルクを求めた。結果を、横軸を主磁石の中心角α、縦軸を、α=45°を基準(0%)としたトルク向上率とするグラフとして図4に示す。なお、α=45°は、8個の主磁石のみを具備する回転電機であることを表す。すなわち、この場合、360°を8で除した45°を主磁石の中心角αとしている。
この図4から、主磁石の中心角αが22.5°~37.5°である回転電機が、ハルバッハ配列が形成されていない回転電機(中心角αが45°であるもの)に比してトルクが大きくなることが明らかである。この場合、副磁石の中心角βを算出すると、22.5°~7.5°の範囲内である。
また、1個の主磁石の中心角αが22.5°~37.5°、且つ1個の副磁石の中心角βが22.5°~7.5°である8極の回転電機を平面視したとき、8個の主磁石の表面積の合計S14と、8個の副磁石の表面積の合計S23との比は、S14:S23=1:1~1:0.2となる。
なお、極数が増減すると主磁石、副磁石の個数(ないし組数)が増減するので、中心角α、βの好適な範囲は極数によって相違する。この場合においても、全ての主磁石の表面積の合計S14と、全ての副磁石の表面積の合計S23との比がS14:S23=1:1~1:0.2の範囲内となるようにすればよい。以上に基づき、式(1)、(2)が導き出される。
(360/極数)×1/2≦α≦(360/極数)×5/6 …(1)
(360/極数)×1/6≦β≦(360/極数)×1/2 …(2)
(2) 主磁石、副磁石に対向する棹部の平均個数
スロット30の個数は、上記したように3の倍数に設定される。一方、極数は2の倍数であり、典型的には2極~12極の間の偶数である。このような条件下において中心角α、βを様々に変化させたときの、1個の主磁石、副磁石に対向する棹部32の個数を示した図表を図5~図7に併せて示す。なお、太枠で囲繞された部分は、S14:S23が上記の式(A)を満足する範囲を表す。
図5~図7から、S14:S23が1:1~1:0.2の範囲内であるとき、1個の主磁石、副磁石に対向する棹部32の最小個数が、それぞれ、1.5個、0.5個であることが分かる。また、1個の主磁石、副磁石に対向する棹部32のそれぞれの最大個数は、20個、12個である。以上のような理由から、1個の主磁石、副磁石に対向する棹部32の個数を、それぞれ、1.5~20個、0.5~12個の範囲内に設定することが好ましい。
図5~図7からは、1個の主磁石、副磁石に対向する棹部32の好適な個数が極数に応じて異なることが認められる。すなわち、好適な個数は、極数が10極又は12極であるときには1.5~2.5個、0.5~1.5個であり、4極、6極又は8極であるときには1.5~5個、0.5~3個である。さらに、2極であるときには1.5~20個、0.5~12個である。
(3) 第1平行辺40aと第1傾斜辺42a(第2平行辺40bと第2傾斜辺42b)との交差角度θ
8極48スロットの回転電機において、図2に示される交差角度θを様々に変更したときの比鉄損及び比銅損をシミュレーションにて求めた。それぞれの結果をグラフとして図8、図9に示す。ここで、比鉄損及び比銅損は、交差角度θが105°であるときを基準とし、それからの上昇又は下降した割合として示している。割合が正であるときは上昇、負であるときは下降していることを表す。
これら図8、図9から、交差角度θが大きくなるほど鉄損が大きくなる一方で、銅損が小さくなることが分かる。なお、図8及び図9中の「◆」、「■」、「▲」の各プロットは、ティース部24の全長LOに対するオフセット量OF(図2参照)の割合が約5.5%、約8%、約10.3%であることを示す。ここで、棹部32の内周側端部と電磁コイル22の内周側端部との具体的な距離は、それぞれ、1mm、2mm、3mmである。
図10は、交差角度θと、比鉄損と比銅損の合計割合との関係を示したグラフである。ここで、合計割合は、交差角度θが105°であるときの鉄損と銅損の合計シミュレーション値を基準としたときの、交差角度θがそれ以外の値であるときの鉄損と銅損の合計シミュレーション値の割合を表す。
この図10を参照し、交差角度θが108°~130°である場合、オフセット量OFの割合が5.5%、約8%、約10.3%のいずれの場合においても、鉄損と銅損の合計値の割合(合計割合)が比較的小さいことが分かる。以上のような理由から、交差角度θを108°~130°の範囲内とすることが好ましい。なお、交差角度θの一層好ましい範囲は120°~125°である。この範囲内では、銅損を可及的に小さくし得る一方で、鉄損が十分に小さい値となるからである。
(4) 鍔部34の厚みT1
8極48スロットの回転電機において、オフセット量OFを2mmに設定するとともに、鍔部34の厚みT1(図2参照)を種々変更したときの比鉄損、比銅損、及びこれらの合計割合をシミュレーションにて求めた。結果を、グラフとして図11に示す。なお、T1=0は、第1傾斜辺42a、第2傾斜辺42bの各々に連なる第1径方向辺44a、第2径方向辺44bが存在しないこと、換言すれば、鍔部34が存在しないことを意味する。比鉄損、比銅損及び合計割合は、このときの鉄損、銅損、及び両者の合計シミュレーション値を基準としている。
すなわち、図11における縦軸は、比鉄損及び比銅損の場合、T1=0であるときの鉄損及び銅損を基準とし、それから如何なる程度上昇又は下降したかを割合として示している。割合が正であるときは上昇、負であるときは下降していることを表す。また、合計割合の場合、T1=0であるときの鉄損と銅損の合計シミュレーション値と、T1がそれ以外の値であるときの鉄損と銅損の合計シミュレーション値との割合を表す。
図11から認められるように、鍔部34の厚みT1が大きくなるほど鉄損が上昇する。これを回避するためには、厚みT1を可及的に小さくすることが好ましい。しかしながら、厚みT1を過度に小さくすると、第1磁石50a~第4磁石50bからの磁束を受ける部分である鍔部34の体積が小となる。換言すれば、ティース部24が第1磁石50a~第4磁石50b(主には第1磁石50a及び第4磁石50b)からの磁束を受けることが容易でなくなり、その結果として漏れ磁束が増加する。このため、厚みT1を0.2mm~2.0mmの範囲内に設定することが好ましい。厚みT1の一層好ましい範囲は、0.3mm~1.1mmである。
(5) オフセット量OF
8極48スロットの回転電機において、電磁コイル22のオフセット量OFを種々変更したときの鉄損、銅損、及びこれらの合計割合をシミュレーションにて求めた。図12は、オフセット量OFが0%であるときの鉄損、銅損、及びこれらの合計シミュレーション値と、オフセット量OFがそれ以外の値であるときの鉄損、銅損、及びこれらの合計シミュレーション値との割合を示すグラフである。すなわち、この場合、オフセット量OF=0%を基準としている。なお、図12の横軸は、ティース部24の全長LOに対するオフセット量OFを割合で示している。従って、「オフセット量OF=0%」は、電磁コイル22の内周側端部が棹部32の内周側端部(第1仮想直線LN1)に位置していることを表す。
この図12から、オフセット量OFの割合が大きくなるほど銅損が減少する一方で鉄損が上昇すること、また、オフセット量OFの割合が11%を超えると、銅損と鉄損の合計が大きく上昇することが認められる。この結果から、ティース部24の全長LOに対するオフセット量OFの好適な割合が5~11%であるといえる。また、銅損及び鉄損の合計が小さくなることから、5.6~10.3%であることが一層好ましく、7~8%が特に好ましいことが分かる。
10…回転電機 12…ステータ
14…ロータ 20…ステータコア
22…電磁コイル 24…ティース部
26…ヨーク部 30…スロット
32…棹部 34…鍔部
36…拡開部 40a…第1平行辺
40b…第2平行辺 42a…第1傾斜辺
42b…第2傾斜辺 44a…第1径方向辺
44b…第2径方向辺 50a…第1磁石
50b…第4磁石 52a…第2磁石
52b…第3磁石 54a…第1半径
54b…第2半径 56a…第3半径
56b…第4半径 58…回転軸
前記の目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、円環形状をなすヨーク部と、前記ヨーク部の周縁部から該ヨーク部の径方向に沿って突出した複数個のティース部とを有し、且つ隣接する前記ティース部同士の間に形成されたスロットに電磁コイルが設けられるステータと、
前記ティース部に対向する複数個の永久磁石を保持したロータと、
を備える回転電機であって、
前記複数個の永久磁石は、磁界の向きが前記ヨーク部の径方向外方に沿った第1磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の時計回り方向に沿った第2磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の反時計回り方向に沿った第3磁石と、前記第3磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の径方向方に沿った第4磁石とを同数個含んで構成され、
前記ティース部は、前記ヨーク部の内周縁部から該ヨーク部の径方向内方に突出する棹部と、前記棹部の内周側先端に設けられて該棹部に比して幅広の鍔部とを有し、
前記電磁コイルの、前記スロット内での前記ティース部の内周側先端位置が、前記棹部の内周側端部から前記ヨーク部側にオフセットされ、
前記電磁コイルの前記オフセットの量が、前記鍔部の内周側端部から前記ティース部の全長の5%~11%の長さである回転電機が提供される。

Claims (9)

  1. 円環形状をなすヨーク部と、前記ヨーク部の周縁部から該ヨーク部の径方向に沿って突出した複数個のティース部とを有し、且つ隣接する前記ティース部同士の間に形成されたスロットに電磁コイルが設けられるステータと、
    前記ティース部に対向する複数個の永久磁石を保持したロータと、
    を備える回転電機であって、
    前記複数個の永久磁石は、磁界の向きが前記ヨーク部の径方向外方に沿った第1磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の時計回り方向に沿った第2磁石と、前記第1磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の反時計回り方向に沿った第3磁石と、前記第3磁石に隣接して磁界の向きが前記ヨーク部の径方向外方に沿った第4磁石とを同数個含んで構成され、
    前記ティース部は、前記ヨーク部の内周縁部から該ヨーク部の径方向内方に突出する棹部と、前記棹部の内周側先端に設けられて該棹部に比して幅広の鍔部とを有し、
    前記電磁コイルの、前記スロット内での前記ティース部の内周側先端位置が、前記棹部の内周側端部から前記ヨーク部側にオフセットされ、
    前記電磁コイルの前記オフセットの量が、前記鍔部の内周側端部から前記ティース部の全長の5%~11%の長さである回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、前記ティース部の全長を100%とするとき、前記棹部の長さが96%以上である回転電機。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機において、前記鍔部の内周側端部から外周側端部に至るまでの距離が0.2mm~2.0mmである回転電機。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の回転電機において、前記第1磁石~前記第4磁石を1個ずつ含む群を1組とし、前記群の個数を組数、組数の2倍を極数とするとき、前記複数個の永久磁石の極数が2極~12極であり、且つ前記ティース部の個数が12個~48個である回転電機。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の回転電機において、前記複数個の永久磁石を上方又は下方から平面視したときの前記第1磁石と前記第4磁石の各表面積の合計と、前記第2磁石と前記第3磁石の各表面積の合計との比が1:0.2~1:1である回転電機。
  6. 請求項5記載の回転電機において、前記ロータの回転中心から1個の前記第1磁石及び前記第4磁石の周方向一端に引いた第1半径と、周方向他端に引いた第2半径とのなす角度αが下記の式(1)で表され、且つ、前記ロータの回転中心から1個の前記第2磁石及び前記第3磁石の周方向一端に引いた第3半径と、周方向他端に引いた第4半径とのなす角度βが下記の式(2)で表される回転電機。
    (360/極数)×1/2≦α≦(360/極数)×5/6 …(1)
    (360/極数)×1/6≦β≦(360/極数)×1/2 …(2)
  7. 請求項5又は6記載の回転電機において、1個の前記第1磁石又は前記第4磁石に対向する前記棹部の平均個数が1.5~20個であり、且つ1個の前記第2磁石又は前記第3磁石に対向する前記棹部の平均個数が0.5~12個である回転電機。
  8. 請求項7記載の回転電機において、1個の前記第1磁石又は前記第4磁石に対向する前記棹部の平均個数と、1個の前記第2磁石又は前記第3磁石に対向する前記棹部の平均個数が、極数が10極又は12極であるときには1.5~2.5個、0.5~1.5個であり、
    4極、6極又は8極であるときには1.5~5個、0.5~3個であり、
    2極であるときには1.5~20個、0.5~12個である回転電機。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の回転電機において、隣接する前記永久磁石同士が互いに当接している回転電機。
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