JP2022055518A - 機器管理システム、遠隔管理装置、遠隔管理方法及びプログラム - Google Patents

機器管理システム、遠隔管理装置、遠隔管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のメーカの装置(機器)を取り扱う機器情報管理装置が特定のメーカの装置を遠隔管理する遠隔管理装置からさまざまな情報を取得する場合、仲介装置による煩雑な設定を行わなくてはならないという課題があった。【解決手段】遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7が送信した装置登録要求を受信し(S16)、その応答として、情報提供装置5に対して情報取得先としてのURLを送信する(S33)。その後、送受信部31は、情報取得先としてのURLを受信した機器情報管理装置7の送受信部71が送信した、登録済みの各装置に係る装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信し(S39)、その応答として、機器情報管理装置7に対して、取得した情報提供装置5の装置状態情報を送信する(S40)。【選択図】図1

Description

本発明は、機器管理システム、遠隔管理装置、遠隔管理方法及びプログラムに関する。
LAN(Local Area Network)等のローカルネットワーク内に存在する機器をローカルネットワーク外から遠隔管理するシステムが知られている。このようなシステムは、例えば、ローカルネットワーク内に存在する機器とローカルネットワーク外に存在する機器管理システムとの間で通信を行うことで、機器の遠隔管理を実現している。
このような機器の遠隔管理を利用して管理装置による各種機器の管理を実施するためには、カスタマーエンジニアと呼ばれる専門の作業員が各種機器の設置場所に出向いて各種機器をネットワークに接続し、管理装置に各種機器の機器情報を登録する登録作業を行う必要がある。このような状況を鑑みて、管理者やサービスパーソンの作業負荷を低くしつつ、ネットワークに接続された複数の画像形成装置を監視する画像形成システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の方法では、複数のメーカの装置(機器)を取り扱う機器情報管理装置が特定のメーカの装置を遠隔管理する遠隔管理装置からさまざまな情報を取得する場合、複数のメーカの装置との間を仲介し、遠隔管理装置に対して各メーカの装置の登録及び各種設定等を個別に行うための仲介装置による煩雑な設定を行わなくてはならないという課題があった。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、自装置の情報を提供する複数の情報提供装置を遠隔管理する遠隔管理装置と、前記情報提供装置の情報を取得するための情報取得先を示す情報取得先情報及び前記情報提供装置の状態を示す装置状態情報を関連付けて管理する機器情報管理装置と、を有する機器管理システムであって、前記遠隔管理装置は、前記機器情報管理装置が送信した、前記複数の情報提供装置のうちの特定の情報提供装置を登録するための装置登録要求を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記装置登録要求に対する応答として前記特定の情報提供装置の特定の情報取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する送信手段と、を有し、前記受信手段は、前記機器情報管理装置が送信した、前記特定の情報取得先情報に関連付けられている前記特定の情報提供装置の状態を示す特定の装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信し、前記送信手段は、前記装置状態情報取得要求に対する応答として前記特定の装置状態情報を前記機器情報管理装置に送信する、ことを特徴とする機器管理システムを提供する。
以上説明したように本発明によれば、遠隔管理装置に対して各メーカの装置の登録及び各種設定等を個別に行うための仲介装置による煩雑な設定を低減できるという効果を奏する。
本実施形態に係る通信システムの一例を示す全体構成図である。 本実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報提供装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信システムの機能構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る装置登録管理テーブルの一例を示す概念図である。 (A)は本実施形態に係る情報取得先管理テーブルの一例を示す概念図、(B)は本実施形態に係る装置状態情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 本実施形態に係るメーカ保守管理テーブルの一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る装置登録処理の一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る装置状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る装置登録処理の一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る装置状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。なお、図面の説明において重複する部分があれば、その説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
まず、図1乃至図9を用いて、第1の実施形態について説明する。
〔通信システムの全体構成〕
図1は、第1の実施形態に係る通信システムの一例を示す全体構成図である。図1に示す通信システム1において、情報提供装置5を提供するメーカによって運用される遠隔管理装置3は、通信ネットワーク100に接続されている。遠隔管理装置3は、通信ネットワーク100及びファイアウォール13を介して構築される顧客LAN11Aに接続される情報提供装置5に係るデータを管理する。ここで、通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)又はLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。また、情報提供装置5には、ファイアウォール13を介して構築される顧客LAN11Aの他に、顧客LAN11B、顧客LAN11C等の他のLANに構築された装置が含まれてもよい。なお、顧客LAN11A,11B,11C等は、以下区別する必要のないときは、顧客LAN11とよぶ。
さらに、通信システム1において、通信ネットワーク100に接続される機器情報管理装置7は、情報提供装置5を販売、管理する販社又はディーラである。機器情報管理装置7は、情報提供装置5からステータスデータ等の各種データを収集、検索する仲介装置9とファイアウォール13を介して接続し、仲介装置9で収集、検索した各種データを管理する。
また、通信システム1は、遠隔管理装置3及び情報提供装置5を含む遠隔管理システム2、機器情報管理装置7及び仲介装置9を含む機器情報管理システム6、並びに、遠隔管理装置3及び機器情報管理装置7を含む機器管理システム10を有している。さらに機器情報管理システム6は、例えば、ディーラ向けの管理印刷サービスに係るソリューションを提供する。なお、遠隔管理システム2に含まれる情報提供装置5は、図1に示されているように顧客LAN11Aのほかに、顧客LAN11B,顧客LAN11C等のそれぞれの顧客LANに構築された情報提供装置5が含まれてもよい。
このように、本実施形態に係る通信システム1は、メーカによって運用される遠隔管理装置3とディーラ向けの管理印刷サービスに係るソリューションを提供する機器情報管理装置7とが連携し、情報提供装置5に係る状態情報等のデータを機器情報管理装置7が効率的に活用できるようにするシステムである。
<遠隔管理装置>
遠隔管理装置3は、情報提供装置5のメーカが自社の情報提供装置5を遠隔管理するための遠隔管理装置である。遠隔管理装置3は、例えば、情報提供装置5のステータスをモニタリングしたり、設定値を変更したり(コンフィギュレーションとも呼ばれる)、客先の利用状況を集計してレポートする機能を持つ。さらに、遠隔管理装置3は、遠隔診断保守サービス、カウンタ自動検針サービス、使用状況報告書サービス及びトナー自動配送サービス等の各種サービスを提供する。
<情報提供装置>
情報提供装置5は、メーカから提供される電子写真方式を利用した画像形成装置(MFP:Multi-Function Peripheral)、及びインクジェット方式を利用した画像形成装置、産業用印刷機、商用印刷機、等が含まれる。さらに、情報提供装置5は、パーソナルコンピュータ(PC)と接続して通信を行うインタラクティブホワイトボード(IWB:Interactive White Board)、テレビ会議システム(UCS:Unified Communication System)、プロジェクタ等の各種通信機器(装置)等が含まれる。
<機器情報管理装置>
機器情報管理装置7は、複数のメーカを同一の画面で管理可能なUI(User Interface)を有し、コンソール画面を提供する。機器情報管理装置7は、複数の顧客が任意のメーカの情報提供装置5を使用している状況において、所定の情報提供装置5の装置識別情報(装置シリアルNo。以下、単に「装置識別情報」という)を取得して、装置識別情報に関連付けられた情報取得先を示す情報取得先情報及び情報提供装置5の状態を示す装置状態情報を管理する。
<仲介装置>
仲介装置9は、情報提供装置5と同じ顧客LAN11内に設置され、複数のメーカの複数の情報提供装置5を一括で管理する装置又は装置にインストールされるソフトウエア(ツール)である。仲介装置9は、例えば、機器管理の標準プロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用して情報提供装置5に情報取得要求を定期的に行い、取得した情報を機器情報管理装置7に通知する。また、仲介装置9は、例えば、機器情報管理装置7からの要求を受けて、情報提供装置5に対して設定変更等の要求を送信する。さらに、仲介装置9は、例えば、情報提供装置5からエラー通知等の情報を受信し、受信した情報を機器情報管理装置7に転送する。
〔ハードウエア構成〕
<遠隔管理装置、機器情報管理及び仲介装置のハードウエア構成>
図2は、本実施形態に係る遠隔管理装置、機器情報管理装置及び仲介装置のハードウエア構成の一例を示す図である。遠隔管理装置3は、コンピュータによって構築されており、図2に示されているようにCPU301、ROM302、RAM303、HD(Hard Disk)304、HDDコントローラ305、ディスプレイ306、外部機器接続I/F308、ネットワークI/F309、バスライン310、キーボード311、ポインティングデバイス312、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ314、メディアI/F316、音入出力I/F317、マイク318、スピーカ319及び近距離通信回路320を備えている。
これらのうち、CPU301は、配信端末30全体の動作を制御する。ROM302は、IPL等のCPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HD304は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ305は、CPU301の制御にしたがってHD304に対する各種データの読出し又は書込みを制御する。ディスプレイ306は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。ディスプレイ306は、表示部の一例である。なお、ディスプレイ306は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F308は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USBメモリ又はプリンタ等である。ネットワークI/F309は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン310は、図12に示されているCPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス又はデータバス等である。
また、キーボード311は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス312は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、又はカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード311およびポインティングデバイス312のみならず、タッチパネル又は音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ314は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW313に対する各種データの読み出し又は書込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R又はBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F316は、フラッシュメモリ等の記録メディア315に対するデータの読み出し又は書込み(記憶)を制御する。マイク318は、音声を入力する内蔵型の集音手段の一種である。音入出力I/F317は、CPU301の制御に従ってマイク318およびスピーカ319との間で音信号の入出力を処理する回路である。近距離通信回路320は、NFC、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi等の近距離無線通信技術によって、外部端末(装置)と通信を行うための通信回路である。
また、機器情報管理装置7は、コンピュータによって構築されており、図3に示されているように、遠隔管理装置3と同様の構成であるため、各ハードウエア構成の説明を省略する。
また、仲介装置9は、コンピュータによって構築されており、図3に示されているように、遠隔管理装置3と同様の構成であるため、各ハードウエア構成の説明を省略する。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。例えば、遠隔管理装置3は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る遠隔管理方法を実現する。
<情報提供装置のハードウエア構成>
図3は、本実施形態に係る情報提供装置のハードウエア構成の一例を示す図である。情報提供装置5は、図3に示されているようにコントローラ510、近距離通信回路520、エンジン制御部530、操作パネル540、ネットワークI/F550を備えている。
これらのうち、コントローラ510は、コンピュータの主要部であるCPU501、システムメモリ(MEM-P)502、ノースブリッジ(NB)503、サウスブリッジ(SB)504、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)506、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)507、HDDコントローラ508及び記憶部であるHD509を有し、NB503とASIC506との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス521で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU501は、情報提供装置5の全体制御を行う制御部である。NB503は、CPU501と、MEM-P502、SB504及びAGPバス521とを接続するためのブリッジであり、MEM-P502に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P502は、コントローラ510の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM502a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM502bとからなる。なお、RAM502bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読取り可能な記録媒体に記録して提供されるようにしてもよい。
SB504は、NB503とPCIデバイス及び周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC506は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス521、PCIバス522、HDD508およびMEM-C507をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC506は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC506において所定の優先順位に従って各信号の駆動タイミングの調停を行うアービタ(Arbiter)、MEM-C507を制御するメモリコントローラ、ハードウエアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部531及びプリンタ部532との間でPCIバス522を介したデータ転送を行うPCIユニットを含む。なお、ASIC506には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースが接続されるようにしてもよい。
MEM-C507は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD509は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD509は、CPU501の制御にしたがってHD509に対するデータの読出し又は書込みを制御する。AGPバス521は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P502に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路520には、近距離通信回路520aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
更に、エンジン制御部530は、スキャナ部531及びプリンタ部532によって構成されている。また、操作パネル540は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部540a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に係る条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等を含む操作パネル540bを備えている。コントローラ510は、情報提供装置5全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル540からの入力等を制御する。スキャナ部531又はプリンタ部532には、誤差拡散やガンマ(γ)変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、情報提供装置5は、操作パネル540のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F550は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路520及びネットワークI/F550は、PCIバス522を介して、ASIC506に電気的に接続されている。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカード、USBメモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。例えば、情報提供装置5は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る情報提供方法を実現する。
〔通信システムの機能構成〕
次に、図4乃至図7を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る通信システムの機能構成の一例を示す図である。
<遠隔管理装置の機能構成>
図4に示されているように、遠隔管理装置3は、送受信部31、登録受付部32、登録要求部33、認証部36、生成部37及び記憶・読出処理部39を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM302及びHD304うち少なくとも一方からRAM303に展開された遠隔管理装置3用のプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、遠隔管理装置3は、図2に示されているROM302又はHD304により構築される記憶部3000を有している。
(装置登録管理テーブル)
図5は、本実施形態に係る装置登録管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部3000には、図5に示されているような装置登録管理テーブルによって構成された装置登録管理DB3001が構築されている。この装置登録管理テーブルでは、装置識別情報ごとに装置登録受付コード及び登録状態が関連付けられて記憶、管理されている。本実施形態において、装置登録管理DB3001は、装置登録管理手段の一例としての機能又は機能する手段を有する。
これらのうち装置識別情報は、一定の規律のある番号であり、情報提供装置5の製造時等に割り振られる所定の桁数を有する番号、記号又はコードである。
装置登録受付コードは、遠隔管理装置3の内部で生成された複数の英文字、符号、記号、数字等を含む情報である。装置登録受付コードは、比較的桁数が多く規律性がない安易に真似のできない情報として与えられ(CD-Keyのようなもの)、例えば、「23kjhkjhd124lkd」、「kk10cnn17bhxjc」のようなコードで与えられる。このようにすることで遠隔管理装置3は、生成済みの装置登録受付コード以外のコードによる登録要求を拒否することを可能にしている。
登録状態は、情報提供装置5の登録状態を示し、初期値は「null」又は「空」である。その後、登録状態は、生成された装置登録受付コードを情報提供装置5に渡したタイミングでacceptedに変更され、情報提供装置5の登録が完了したタイミングでregisteredに変更される。
<<遠隔管理装置の各機能構成>>
次に、遠隔管理装置3の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている遠隔管理装置3の送受信部31は、主に、図2に示されている外部機器接続I/F307及びネットワークI/F309に対するCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して、機器情報管理装置7との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。さらに、送受信部31は、通信ネットワーク100及びファイアウォール13を介して情報提供装置5との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。本実施形態において、送受信部31は、送信手段及び受信手段の一例としての機能及び手段を有する。
登録受付部32は、主に、図2に示されているCPU301の処理によって実現され、機器情報管理装置7から送信された装置識別情報を受信して登録を受け付ける。
登録要求部33は、主に、図2に示されているCPU301の処理によって実現され、機器登録要求があったか否かを確認するためのAPI(Application Programming Interface)を提供する。
認証部36は、主に、図2に示されているCPU301の処理によって実現され、装置のなりすまし等が無いかをチェックために遠隔管理装置3に対する認証を行う。この認証には、周知のTLSセキュリティ証明書やAPIキー等の方法が利用される。
生成部37は、主に、図2に示されているCPU301の処理によって実現され、装置登録受付コードを生成し、生成した装置登録受付コードを、記憶・読出処理部39を制御して装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)に書き込ませる制御を行う。
記憶・読出処理部39は、主に、図2に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<情報提供装置の機能構成>
図4に示されているように、情報提供装置5は、送受信部51、登録検知部52、登録要求部53及び記憶・読出処理部59を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM502a及びHD509うち少なくとも一方からRAM502bに展開された情報提供装置5用のプログラムに従ったCPU501からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
<<情報提供装置の各機能構成>>
次に、情報提供装置5の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている情報提供装置5の送受信部51は、主に、図3に示されている近距離通信回路520及びネットワークI/F550に対するCPU501の処理によって実現され、ファイアウォール13及び通信ネットワーク100を介して遠隔管理装置3との間で各種データ(又は情報)の送受信も行う。さらに、送受信部51は、ファイアウォール13を介して仲介装置9との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。
登録検知部52は、主に、図3に示されているCPU501の処理によって実現され、一定周期ごとに登録検知部52に機器登録要求があったか否かを確認する。
登録要求部53は、主に、図3に示されているCPU501の処理によって実現され、登録検知部52からの指示で遠隔管理装置3に機器登録の要求を行う。
記憶・読出処理部59は、主に、図3に示されているCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<機器情報管理装置の機能構成>
図4に示されているように、機器情報管理装置7は、送受信部71、登録要求部73及び記憶・読出処理部79を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM702及びHD704うち少なくとも一方からRAM703に展開された機器情報管理装置7用のプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、機器情報管理装置7は、図2に示されているROM702又はHD704により構築される記憶部7000を有している。
(情報取得先管理テーブル)
図6(A)は、本実施形態に係る情報取得先管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図6(A)に示されているような情報取得先管理テーブルによって構成された情報取得先管理DB7001が構築されている。この情報取得先管理テーブルでは、装置識別情報に対応した情報取得先が関連付けられて記憶、管理されている。情報取得先は、装置識別情報に対応する情報提供装置の情報を取得するための情報取得先、すなわち情報提供装置の情報が取得される場所、宛先等を示すもので、例えば、「https://システムA/」、「https://システムB/」等で与えられる。
(装置状態情報管理テーブル)
図6(B)は、本実施形態に係る装置状態情報管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部7000には、図6(B)に示されているような装置状態情報管理テーブルによって構成された装置状態情報管理DB7002が構築されている。この装置状態情報管理テーブルでは、装置識別情報ごとに装置状態情報A(Parts Usage)、装置状態情報B(Parts Serial Number)を含む各情報が関連付けられて記憶、管理されている。
これらのうち装置状態情報A(Parts Usage)は、例えば、情報提供装置5における消耗品情報を示すトナー残量レベル(10から0のいずれかの数字)、トナー交換日(年月日)、部品情報を示す所定のパーツの使用回数等の項目が管理される。また、装置状態情報B(Parts Serial Number)は、例えば、情報提供装置で使用される部品、消耗品等の消耗品識別番号(シリアル番号)が管理される。つまり、装置状態情報管理テーブルでは、ディーラ向けの管理印刷サービスに係るソリューションを提供するための各種情報(ディーラや顧客情報、機器情報(パーツやファームウエア、カウンタ、エラー状態等のステータス、設定値等))が蓄積、管理される。
<機器情報管理装置の各機能構成>>
次に、機器情報管理装置7の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている機器情報管理装置7の送受信部71は、主に、図2に示されている外部機器接続I/F707及びネットワークI/F709に対するCPU701の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して遠隔管理装置3との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。さらに、送受信部71は、通信ネットワーク100及びファイアウォール13を介して仲介装置9との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。
登録要求部73は、主に、図2に示されているCPU701の処理によって実現され、仲介装置9から機器登録する装置識別情報を受信し、遠隔管理装置3の登録受付部32(API)を介して、遠隔管理装置3に機器登録を要求する。
記憶・読出処理部79は、主に、図2に示されているCPU701の処理によって実現され、記憶部7000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部7000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
<仲介装置の機能構成>
図4に示されているように、仲介装置9は、送受信部91、データ取得部(収集部)92、装置検索部(登録部)93及び記憶・読出処理部79を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM902及びHD904うち少なくとも一方からRAM903に展開された仲介装置9用のプログラムに従ったCPU901からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。また、仲介装置9は、図2に示されているROM902又はHD904により構築される記憶部9000を有している。
(メーカ保守管理テーブル)
図7は、本実施形態に係るメーカ保守管理テーブルの一例を示す概念図である。記憶部9000には、図6に示されているようなメーカ保守管理テーブルによって構成されたメーカ保守管理DB9001が構築されている。このメーカ保守管理テーブルでは、装置識別情報ごとにIPアドレス、最終収集日時、キャッシュデータを含む管理項目が関連付けられて記憶、管理されている。
これらのうちIPアドレスは、装置識別情報が付与された情報提供装置の装置識別情報に対応するIPアドレスである。最終収集日時は、装置識別情報が付与された情報提供装置に係る状態情報等が最後に収集された日時である。
さらに、キャッシュデータは、情報提供装置の情報(後述する装置状態情報A、装置状態情報Bの情報)である。例えば、情報提供装置5が電源ダウンで、これらのリアルタイムの情報を取得できない場合は、情報提供装置5から取得した情報、つまり、このキャッシュデータを使うことができる。そのため、リアルタイムの情報の代替情報としてこのテーブルで管理される。また、管理される形式は、JSON形式、XML形式等が可能である。例えば、この項目の項目値として、{”装置状態情報A”:”xxx”,”装置状態情報B”:”yyy”,・・・}のようなJSON形式のキーとバリューのセットで格納することができる。
<<仲介装置の各機能構成>>
次に、仲介装置9の各機能構成について詳細に説明する。図4に示されている仲介装置9の送受信部91は、主に、図2に示されている外部機器接続I/F907及びネットワークI/F909に対するCPU901の処理によって実現され、ファイアウォール13を介して情報提供装置5との間で各種データ(又は情報)の送受信を行う。さらに、送受信部91は、ファイアウォール13及び通信ネットワーク100を介して機器情報管理装置7との間で各種データ(又は情報の送受信を行う。
データ取得部(収集部)92は、主に、図2に示されているCPU901の処理によって実現され、顧客LAN11に設置後の情報提供装置5からのデータ収集を行う。また、データ取得部(収集部)92は、情報提供装置5から情報提供装置5の状態通知を受信して機器情報管理装置7に転送したり、設定値の変更やファームウエアの更新等の処理も行う。
装置検索部(登録部)93は、主に、図2に示されているCPU901の処理によって実現され、顧客LAN11への設置時に顧客LAN11内にある情報提供装置を検索する。装置検索部(登録部)93は、装置識別情報を取得できたことをもって、装置の検索に成功したとする。
記憶・読出処理部99は、主に、図2に示されているCPU901の処理によって実現され、記憶部9000に各種データ(又は情報)を記憶したり、記憶部9000から各種データ(又は情報)を読み出したりする。
〔実施形態の処理又は動作〕
次に、図8及び図9を用いて、第1の実施形態に係る通信システム1における各処理又は動作を説明する。以下は、第1の実施形態における主な処理の一例である。
1.情報提供装置5は、遠隔管理装置3に対してポーリング通信を行い装置登録及び開通処理を行う。
2.機器情報管理システム6は、オンサイトの顧客が利用する情報提供装置5の装置識別情報を取得する。
3.機器情報管理システム6は、装置識別情報とディーラコードを指定して遠隔管理装置3に対して装置登録を要求する。
4.情報提供装置5は、定期的に遠隔管理装置3(RSI Data Hub)にポーリング通信を行い、装置登録要求を検知する。
5.情報提供装置5は、遠隔管理装置3に対して装置登録及び開通処理を行う。
<装置登録処理>
図8は、第1の実施形態に係る装置登録処理の一例を示すシーケンス図である。図8に示されているように、まず、カスタマーエンジニア等のサービス担当者が顧客先に訪問し、サーバに一括管理ツールをインストールする。これにより、仲介装置9のデータ取得部(収集部)92は、一括管理ツールを起動する(ステップS11)。
続いて、装置検索部(登録部)93は、顧客LAN11内に設置されている情報提供装置5を検索する。このとき、装置検索部(登録部)93は、検索通信時に機器登録を検索するためのポーリング通信を開始してもよい。また、装置検索部(登録部)93は、顧客のネットワークポリシーに合わせてポーリング通信の周期を調整できるようにしてもよい。
さらに、データ取得部(収集部)92は、例えば、顧客LAN11に設置後の情報提供装置5からのデータ収集を、送受信部91を介して行う。具体的には、データ取得部(収集部)92は、送受信部91を制御して情報提供装置5に対して、情報提供装置5の装置識別情報の取得要求及び装置登録受付コードの取得指示を送信する(ステップS12)。これにより、情報提供装置5の送受信部51は、仲介装置9から送信された情報提供装置5の装置識別情報の取得要求及び装置登録受付コードの取得指示を受信する。
続いて、情報提供装置5は、自身の装置識別情報を取得して取得した装置識別情報を記憶部5000に保存する(ステップS13)。
次に、送受信部51は、取得した装置識別情報を仲介装置9に対して送信する(ステップS14)。これにより、仲介装置9の送受信部91は、情報提供装置5から送信された装置識別情報を受信する。
装置識別情報を受信した仲介装置9の送受信部91は、機器情報管理装置7に対して装置登録要求を送信する(ステップS15)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9から送信された装置登録要求を受信する。このとき、装置登録要求には、情報提供装置5の装置識別情報が含まれる。
続いて、機器情報管理装置7の登録要求部73は、装置登録受付コードを取得するため、登録要求部73(API)を介して送受信部71を制御し、遠隔管理装置3に対して装置登録要求を送信する(ステップS16)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7から送信された装置登録要求を受信する。このとき、装置登録要求には、情報提供装置5の装置識別情報が含まれる。さらにこのとき、登録要求部33は、装置登録要求があったか否かを確認するためのAPI(Application Programming Interface)を提供する。
なお、上述したステップS14‐ステップS16までの処理が行われる理由は、以下のとおりである。まず、情報提供装置5と遠隔管理装置3との間のやり取りによって装置登録を行うには、情報提供装置5に対して、ステップS16で実行される機能と同等の機能を実装する必要がある。しかし、情報提供装置5が古い機種などの場合には、ステップS16で実行されるような機能が実装されていない場合が多く、機能を追加するのに莫大な工数がかかるか、あるいは機能を追加できないことがある。そこで、機器情報管理システム6が一元的に情報提供装置5の登録を行うようにしている。
続いて、装置登録要求を受信した遠隔管理装置3の生成部37は、受信した装置識別情報に対応する装置登録受付コードを生成し、生成した装置登録受付コードを、記憶・読出処理部39を制御して装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)に書き込ませる(ステップS17)。このとき、生成部37は、なりすまし等を防止するために、装置登録受付コードとして安易に真似されない「23kjhkjhd124lkd」、「kk10cnn17bhxjce」等の規律性のないコードを生成する。
なお、本実施形態において生成部37は、生成手段の一例としての機能又は機能する手段を有する。さらに、生成部37は、遠隔管理装置3が有する構成以外に、情報提供装置5、又は、遠隔管理装置3と情報提供装置5との間に設けられた別の装置が有するような構成であってもよい。
一方、情報提供装置5の登録検知部52は、一定周期ごとに装置登録受付の確認要求があったか否かを確認する。つまり、装置登録受付の確認要求のためのループ処理をしている状態で、送受信部51は、遠隔管理装置3に対して装置登録受付の確認要求を送信する(ステップS18)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、情報提供装置5から送信された装置登録受付の確認要求を受信する。このとき、装置登録受付の確認要求には、装置識別情報が含まれる。
情報提供装置5から送信された装置登録受付の確認要求を受信した遠隔管理装置3の記憶・読出処理部39は、受信した装置識別情報を検索キーとして装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)を検索して対応する装置登録受付コードを読み出す(ステップS19)。その後、送受信部31は、読み出した装置登録受付コードを装置登録受付の確認応答として情報提供装置5に送信する(ステップS20)。これにより、情報提供装置5の送受信部51は、遠隔管理装置3から送信された装置登録受付の確認応答を受信する。このとき、装置登録受付の確認応答には、装置登録受付コードが含まれる。なお、ステップS20が実行された後に、記憶・読出処理部39は、装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)の登録状態を「accepted」に変更する。
遠隔管理システム2によって実行される上述のステップS18‐ステップS20までの処理は、例えば、ステップS12において仲介装置9から送信された装置登録受付コードの取得指示を起点として、遠隔管理装置3と遠隔管理装置3に装置識別情報を提供した情報提供装置5との間で、所定の周期のループ処理(ポーリング処理)が行われる。
<装置状態情報取得処理>
引き続き、図9に示されたシーケンス図について説明する。図9は、第1の実施形態に係る装置状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。
情報提供装置5の登録要求部53は、登録検知部52からの指示で遠隔管理装置3に対して装置登録の要求を行う。具体的には、登録要求部53は、送受信部51を制御して、遠隔管理装置3に対して装置登録要求を送信する(ステップS31)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、情報提供装置5から送信された装置登録要求を受信する。このとき、装置登録要求には、ステップS20で受信された装置登録受付コードが含まれる。なお、装置登録要求の際に装置登録受付コードが使用される理由は、装置識別情報のような規律性のある情報を用いることで起こり得るなりすましを防止するためである。そこで、認証部36は、ステップS31の処理において、受信した装置登録要求に含まれる装置登録受付コードによるなりすましの有無をチェックする。なお、ステップS31の実行タイミングは、例えば、ステップS20の処理で装置登録受付コードを受信した後に、所定タイミングで行われる。さらに、ステップS31の実行タイミングは、ステップS20の実行直後に行われてもよいし、定期処理や夜間処理のタイミングで行われてもよい。
続いて、遠隔管理装置3の記憶・読出処理部39は、情報提供装置5から受信した装置登録受付コードに対応する情報提供装置5の登録状態を装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)に書き込む(ステップS32)。このときに書き込まれる登録状態(例えば、「accepted」、「registered」等)は、処理内容に応じて内容が変わる。なお、遠隔管理装置3は、登録状態を書き込むことで機器情報管理装置7からの要求に対する登録結果を応答できるようにしてもよい。
続いて、送受信部31は、情報提供装置5に対して装置登録が成功したか否かを示す装置登録成否情報を送信する(ステップS33)。これにより、情報提供装置5の送受信部51は、遠隔管理装置3から送信された装置登録成否情報を受信する。ステップS33の処理において、遠隔管理装置3における情報提供装置5の登録が成功した場合、遠隔管理装置3の送受信部31は、情報提供装置5に対して情報取得先としてのURLを送信する。これにより、情報提供装置5の送受信部51は、遠隔管理装置3から送信された情報取得先としてのURLを受信する。この場合における情報取得先としてのURLは、遠隔管理装置3自身のアドレスである。なお、情報取得先に関しては、通常は、遠隔管理装置3自身が情報取得先になる。その一方で、分散処理によって情報提供装置5の情報を収集して機器情報管理装置7に情報を提供する際に、複数のサーバによって構成される場合がある。その場合は情報提供装置5に対応するサーバが異なるため、遠隔管理装置3の送受信部31は、サーバのアドレスを情報提供装置5に通知し、情報提供装置5がそのアドレスを機器情報管理装置7に通知して保持させておくといった仕組みが考えられる。
なお、情報提供装置5の情報登録先は機器情報管理装置7であるが、情報取得先は機器情報管理装置7とは限らない。例えば、負荷分散のため、機器情報管理装置7にぶら下がるサブシステムがある場合、情報の登録は機器情報管理装置7が一括で行うが、情報提供装置5が装置状態情報を送信する送信先、及び、機器情報管理装置7が装置状態情報を取得する取得先は、サブシステムにするシステム構成もできる。この場合、情報提供装置5を遠隔管理装置3に登録する(ステップS32)際に、遠隔管理装置3は、サブシステムを決定して、そのサブシステムのアドレス(登録先のURL)を情報提供装置5に送信すする(ステップS33)ことも可能である。このようにすると、情報提供装置5は、機器情報管理装置7に対して、登録先のURLに基づいてサブシステムを特定して装置状態情報を送信し、機器情報管理装置7は、登録先のURLに基づいてサブシステムを特定して装置状態情報を取得する。
シーケンス図に戻り、記憶・読出処理部39は、装置登録管理テーブル(装置登録管理DB3001、図5参照)の登録状態を「registered」に変更する。
次に、情報提供装置5の送受信部51は、仲介装置9に対して、装置登録結果通知を送信する(ステップS34)。これにより、仲介装置9のデータ取得部(収集部)92は、送受信部71を制御して、情報提供装置5から送信された装置登録結果通知を受信する。このとき、装置登録結果通知には、登録先のシステムのURLが含まれる。なお、ステップS34の処理に関連して、送受信部51は、仲介装置9に対して、情報取得先(登録先のURL等)を上述のステップS18‐ステップS20までのポーリング処理の開始時にあわせて通知するようにしてもよい。
さらに、遠隔管理装置3(遠隔管理システム2)から仲介装置9(機器情報管理システム6)に対して通信が行われる場合、送受信部31は、装置検索の通信と別にしてもよいが、ポーリング処理と併せた通信とすることで通信回数を削減できる。また、通知の通信が1回で成功するとは限らないため、再送回数もあわせて設定できてもよい。
続いて、仲介装置9の記憶・読出処理部99は、装置登録処理としてメーカ保守管理テーブル(メーカ保守管理DB9001、図7参照)に、装置識別情報及びIPアドレスに対応する最終収集日時及びキャッシュデータ(”装置状態情報A”:”xxx”,”装置状態情報B”:”yyy”,等)を書き込む(ステップS35)。このステップS35では、通知された登録先のURLと装置識別情報とを対応付けてメーカ保守管理テーブル(メーカ保守管理DB9001、図7参照)に対する登録が行われる。また、何らかの原因で情報提供装置5の登録が失敗になった場合には、遠隔管理装置3から情報を取得できないため、情報取得先として装置本体が与えられる。
装置登録情報を書き込んだ後、送受信部91は、機器情報管理装置7に対して装置登録結果通知を送信する(ステップS36)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9から送信された装置登録結果通知を受信する。
続いて、記憶・読出処理部79は、受信した装置登録情報を情報取得先管理テーブル(情報取得先管理DB7001、図6(A)参照)の装置識別情報に対応する情報取得先を書き込む(ステップS37)。このときの情報取得先として、例えば、「https://システムA/」がある。なお、何らかの原因で情報提供装置5の登録が失敗になった場合に、機器情報管理装置7は遠隔管理装置3から情報を取得できないため、情報取得先として装置本体を格納する。
一方、情報提供装置5の送受信部51は、遠隔管理装置3に対して装置状態情報を送信する(ステップS38)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、情報提供装置5から送信された装置状態情報を受信する。このとき、装置状態情報には、自装置の装置状態情報(装置状態情報A,装置状態情報B、等)が含まれ、記憶・読出処理部39は、受信した装置状態情報を記憶部3000に記憶させてもよい。また、上述したステップS38の処理のように、情報提供装置5が自身の装置状態情報を定期的に送信する場合も、ステップS33の処理で説明したように登録先(情報取得先)のURLに基づいて送信先を特定する。なお、ステップS38の処理は、遠隔管理装置3が保有するアドレス情報に基づいて情報提供装置5から定期的に送信される。そのため、必ずしもステップS38のタイミングで実行されるものではない。
続いて、送受信部71は、遠隔管理装置3に対して、登録済みの各装置に係る装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を送信する(ステップS39)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7から送信された登録済みの各装置に係る装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信する。このとき、装置状態情報取得要求には、装置識別情報が含まれる。本実施形態では、ステップS33で遠隔管理装置3から送信された遠隔管理装置3のアドレス(URL)が情報取得先となっているため、送受信部71は、遠隔管理装置3に対して装置状態情報取得要求を送信する。
登録済みの各装置に係る装置状態情報の取得要求を受信した遠隔管理装置3の送受信部31は、装置状態情報の取得要求に対する応答として、機器情報管理装置7に対してステップS38で取得した情報提供装置5の装置状態情報を送信する(ステップS40)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、遠隔管理装置3から送信された装置状態情報を受信する。このとき、装置状態情報には、装置状態情報A,装置状態情報B、等が含まれる。
装置状態情報を受信した機器情報管理装置7の記憶・読出処理部79は、装置状態情報管理テーブル(装置状態情報管理DB7002、図6(B)参照)に、特定の情報提供装置5に付与された装置識別情報に対応する装置状態情報(装置状態情報A,装置状態情報B、等)を書き込む(ステップS41)。ここで書き込まれる装置状態情報には、特定の装置登録受付コードに対応する特定の情報提供装置5に搭載される部品の部品情報、情報提供装置5で使用される消耗品の残量、交換日時、識別番号を含む消耗品情報、及び所定の部品の使用状態、識別番号が含まれる。具体的には、装置状態情報A(Parts Usage)の場合は、例えば、情報提供装置5におけるトナー残量レベル(10から0のいずれかの数字)、トナー交換日時(年月日)、所定の部品の使用回数等の項目である。また、装置状態情報B(Parts Serial Number)の場合は、例えば、情報提供装置で使用される部品や消耗品の識別番号(シリアル番号)等である。なお、上述したステップS39‐ステップS41の処理において、記憶・読出処理部79は、遠隔管理装置3から装置状態情報を取得する際に、仲介装置9を介して情報提供装置5から装置状態情報を取得し、その後、装置状態情報管理テーブル(装置状態情報管理DB7002、図6(B)参照)に格納してもよい。
上述した装置登録受付コードについては、情報提供装置5が遠隔管理装置3から直接取得してもよいし、情報提供装置5が機器情報管理装置7を経由して、遠隔管理装置3から取得してもよい。
〔実施形態の主な効果〕
以上説明したように第1の実施形態によれば、遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7が送信した装置登録要求を受信し(ステップS16)、その応答として、情報提供装置5に対して情報取得先としてのURLを送信する(ステップS33)。情報取得先としてのURLを受信した機器情報管理装置7の送受信部71は、情報取得先としてのURLを登録する。その後、遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7が送信した登録済みの各装置に係る装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信し(ステップS39)、装置状態情報の取得要求に対する応答として、機器情報管理装置7に対してステップS38で取得した情報提供装置5の装置状態情報を送信する(ステップS40)。これにより、遠隔管理装置3は、遠隔管理装置3が管理する情報提供装置5の情報取得先情報及び装置状態情報を機器情報管理装置7に対して送信することで、機器情報管理装置7は、新たに管理したい情報提供装置5の情報取得先にアクセスして情報提供装置5の装置状態情報を登録、管理することが可能になる。したがって、遠隔管理装置に対して各メーカの装置の登録及び各種設定等を個別に行うための仲介装置による煩雑な設定を低減できるという効果を奏する。
さらに、情報提供装置5の設置導入の際の登録の簡単化に加えて、遠隔管理装置3と情報提供装置5の間のパスにおいて、機器情報管理装置7に提供している情報を他社のレベルに合わせて増やすことも可能となる。
〔第2の実施形態〕
次に、図10及び図11を用いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においても、第1の実施形態で用いたシステム構成、ハードウエア構成および機能構成は同一であるため、詳細の説明を省略する。なお、第1の実施形態との相違点は、後述するステップS52の処理、すなわち、遠隔管理装置3から装置登録受付コードを受信した機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9に対して、受信した装置登録受付コードを送信する点である。この情報を利用して、装置登録要求を仲介装置9から情報提供装置5に対して直接行う。このようにすることで、情報提供装置5から通信ネットワーク100への無駄な通信が発生しないため、顧客がファイアウォール13に対する設定変更等を行う必要がなくなる。また、ステップS52,S53のように機器情報管理装置7から仲介装置9に対して通信を行うことで、仲介装置9がサーバ機能を備える必要もなくなる。
以下は、第2の実施形態における主な処理の一例である。
1.管理印刷サービスに係るソリューションのオンサイトにあるソフトウエアから情報提供装置5のWebAPIをコールする。
2.機器情報管理システム8は、オンサイトの顧客が利用する情報提供装置5の装置識別情報(シリアルNo)を取得する。
3.機器情報管理システム6は、装置識別情報とディーラコードを指定して遠隔管理装置3に対して装置登録に必要な登録番号を取得する。
4.機器情報管理システム8は、情報提供装置5に対して、3.で取得した登録番号を指定してAPIをコールする。
5.情報提供装置5は、遠隔管理装置3に対して装置の登録及び通信の開通を行う。
<装置登録処理>
図10は、第2の実施形態に係る装置登録処理の一例を示すシーケンス図である。第2の実施形態において、ステップS11‐S17までの処理は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。なお、ステップS12の処理において、遠隔管理システム2でポーリング処理が行われない理由から、仲介装置9から情報提供装置5に対しては、装置登録受付コードの取得指示は送付されない。
<装置状態情報取得処理>
引き続き、図11に示されたシーケンス図について説明する。図11は、第2の実施形態に係る装置状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。
遠隔管理装置3の送受信部31は、ステップS16の装置登録要求に対する応答として、機器情報管理装置7に対して装置登録受付コードを含めた応答を送信する(ステップS51)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、遠隔管理装置3から送信された装置登録受付コードを含めた応答を受信する。
続いて、機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9に対して、装置登録受付コードを含めた応答を送信する(ステップS52)。これにより、仲介装置9の送受信部91は、機器情報管理装置7から送信された装置登録受付コードを含めた応答を受信する。
続いて、仲介装置9の送受信部91は、情報提供装置5に対して、装置登録要求を送信する(ステップS53)。これにより、情報提供装置5の送受信部51は、仲介装置9から送信された装置登録要求を受信する。このとき、装置登録要求には、装置登録受付コードが含まれる。
上述したステップS51‐ステップS53までの処理(特にステップS52の処理)は、第1の実施形態と異なる点である。つまり、機器情報管理装置7から遠隔管理装置3に対して送信された装置登録要求(ステップS16)に対する応答で、ステップS51において遠隔管理装置3は、機器情報管理装置7に対して装置登録受付コードを送信する。仲介装置9は、この装置登録受付コードを機器情報管理装置7から受信して、装置登録要求を情報提供装置5に対して直接行う。これにより、情報提供装置5から通信ネットワーク100への通信が不要となるため、情報提供装置5を使用する顧客先へファイアウォールの設定変更等を依頼する必要がなくなり、さまざまな顧客のネットワークを導入しやすくなるという効果が期待できる。
装置登録要求を受信後、送受信部51は、装置登録の成否を含む装置登録結果通知を仲介装置9に対して送信する(ステップS54)。これにより、仲介装置9の送受信部91は、情報提供装置5から送信された装置登録の成否を含む装置登録結果通知を受信する。
その後、仲介装置9の送受信部91は、機器情報管理装置7に対して、装置登録結果通知を送信する(ステップS55、ステップS36と同様)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9から送信された装置登録結果通知を受信する。
装置登録結果通知を受信後、記憶・読出処理部79は、情報取得先管理テーブル(情報取得先管理DB7001、図6(A)参照)に、装置登録情報を書き込む(ステップS56、ステップS37と同様)。このとき、装置登録情報には装置識別情報及び情報取得先の各情報が含まれる。
また、情報提供装置5の送受信部51は、遠隔管理装置3に対して、自装置の装置状態情報を送信する(ステップS57、ステップS38と同様)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、情報提供装置5から送信された情報提供装置5の装置状態情報を受信する。また、記憶・読出処理部39は、受信した装置状態情報を記憶部3000に記憶させてもよい。なお、ステップS57の処理は、ステップS38と同様に、遠隔管理装置3が保有するアドレス情報に基づいて情報提供装置5から定期的に送信される。そのため、必ずしもステップS57のタイミングで実行されるものではない。
一方、ステップS56の処理で装置登録情報を書き込んだ後、機器情報管理装置7の送受信部71は、遠隔管理装置3に対して、登録済みの各装置に係る装置状態情報の取得要求を送信する(ステップS58、ステップS39と同様)。これにより、遠隔管理装置3の送受信部31は、機器情報管理装置7から送信された登録済みの各装置に係る装置状態情報の取得要求を受信する。このとき、登録済みの各装置に係る装置状態情報の取得要求には、対応する情報提供装置5(情報提供装置)の装置識別情報が含まれる。
続いて、遠隔管理装置3の送受信部31は、登録済みの各装置に係る装置状態情報の取得要求に対する応答として、装置状態情報を送信する(ステップS59、ステップS40と同様)。これにより、機器情報管理装置7の送受信部71は、遠隔管理装置3から送信された装置状態情報を受信する。このとき、装置状態情報には、装置状態情報A,装置状態情報B等の各種情報が含まれる。
装置状態情報を受信後、機器情報管理装置7の記憶・読出処理部79は、受信した装置状態情報を装置状態情報管理テーブル(装置状態情報管理DB7002、図6(B)参照)に書き込む(ステップS60、ステップS41と同様)。
〔実施形態の主な効果〕
以上説明したように第2の実施形態によれば、機器情報管理装置7の送受信部71は、仲介装置9に対して、装置登録受付コードを含めた応答を送信し(ステップS52)、装置登録受付コードを含めた応答を受信した仲介装置9の送受信部91は、情報提供装置5に対して、装置登録要求を送信する(ステップS53)。これにより、情報提供装置5から通信ネットワーク100への通信が不要となるため、情報提供装置5を使用する顧客先へファイアウォールの設定変更等を依頼する必要がなくなり、さまざまな顧客のネットワークを導入しやすくなるというという効果が期待できる。
〔実施形態の補足〕
上述した各実施形態に係る機器管理システム10において、ステップS16,S39,S40,S58及びS59の各処理を実行するにあたり、機器情報管理装置7と遠隔管理装置3との間に別の装置等が含まれるような構成であってもよい。つまり、機器情報管理装置7の送受信部71が送信した、装置登録要求、装置状態情報取得要求、等を、別の装置等を介して遠隔管理装置3の送受信部31が受信するような構成であってもよい。
さらに、上述した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたデバイスを含むものとする。このデバイスとは、例えば、プロセッサ、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、及び従来の回路モジュール等をいう。
また、上記で説明した実施形態の各種テーブルは、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよく、関連づけられている各項目のデータを機械学習にて分類付けすることで、テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり、コンピュータが、データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを事前に取り込まれる学習データから自律的に生成、新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれかの方法でもよい、さらに、機械学習のための学習方法は、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
これまで本発明の一実施形態に係る機器管理システム、遠隔管理装置、遠隔管理方法及びプログラムについて説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更又は削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。さらに、機器情報管理システム6に含まれる機器情報管理装置7及び仲介装置9に対して、遠隔管理システム2で運用されるソフトウエアライブラリが組み込まれて運用されるようにしてもよい。
1 通信システム
2 遠隔管理システム
3 遠隔管理装置
5 情報提供装置
6 機器情報管理システム
7 仲介装置
9 機器情報管理装置
10 機器管理システム
11 顧客LAN
31 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
37 生成部(生成手段の一例)
3001 装置登録管理DB(装置登録管理手段の一例)
特開2011-76308号公報

Claims (10)

  1. 自装置の情報を提供する複数の情報提供装置を遠隔管理する遠隔管理装置と、前記情報提供装置の情報を取得するための情報取得先を示す情報取得先情報及び前記情報提供装置の状態を示す装置状態情報を関連付けて管理する機器情報管理装置と、を有する機器管理システムであって、
    前記遠隔管理装置は、
    前記機器情報管理装置が送信した、前記複数の情報提供装置のうちの特定の情報提供装置を登録するための装置登録要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記装置登録要求に対する応答として前記特定の情報提供装置の特定の情報取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する送信手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記機器情報管理装置が送信した、前記特定の情報取得先情報に関連付けられている前記特定の情報提供装置の状態を示す特定の装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信し、
    前記送信手段は、前記装置状態情報取得要求に対する応答として前記特定の装置状態情報を前記機器情報管理装置に送信する、
    ことを特徴とする機器管理システム。
  2. 前記情報取得先情報及び前記装置状態情報は、前記情報提供装置を識別するための装置識別情報に関連付けられていることを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記受信手段は、前記特定の情報提供装置の特定の装置識別情報を含む前記装置登録要求を受信し、
    前記送信手段は、前記特定の装置識別情報を含む前記装置登録要求に対する応答として前記特定の取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機器管理システム。
  4. 請求項3に記載の機器管理システムであって、更に、
    前記受信手段によって前記装置登録要求が受信されたとき、前記装置登録要求に含まれる前記特定の装置識別情報に対応付けられた特定の装置登録受付コードを生成する生成手段を有し、
    前記送信手段は、前記装置登録要求に対する応答として前記生成手段によって生成された前記特定の装置登録受付コードに関連付けられた前記特定の取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する、
    ことを特徴とする機器管理システム。
  5. 前記生成手段は、前記遠隔管理装置と当該遠隔管理装置に前記装置識別情報を提供した前記情報提供装置との間で行われる所定の周期のポーリング処理によって、前記特定の装置登録受付コードを生成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の機器管理システム。
  6. 請求項4又は5に記載の機器管理システムであって、更に、
    前記生成手段によって生成された前記装置登録受付コードに対応する前記特定の情報提供装置の登録状態を登録する装置登録管理手段、を有する、
    ことを特徴とする機器管理システム。
  7. 前記特定の装置状態情報には、前記特定の情報提供装置に搭載される部品の部品情報、前記情報提供装置で使用される消耗品の残量、交換日時、識別番号を含む消耗品情報、及び所定の部品の使用状態、識別番号が含まれる、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の機器管理システム。
  8. 自装置の情報を提供する複数の情報提供装置を遠隔管理する遠隔管理装置であって、
    前記情報提供装置の情報を取得するための情報取得先を示す情報取得先情報及び前記情報提供装置の状態を示す装置状態情報を関連付けて管理する機器情報管理装置が送信した、前記複数の情報提供装置のうちの特定の情報提供装置を登録するための装置登録要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記装置登録要求に対する応答として前記特定の情報提供装置の特定の情報取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する送信手段と、を有し、
    前記受信手段は、前記機器情報管理装置が送信した、前記特定の情報取得先情報に関連付けられている前記特定の情報提供装置の状態を示す特定の装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信し、
    前記送信手段は、前記装置状態情報取得要求に対する応答として前記特定の装置状態情報を前記機器情報管理装置に送信する、
    ことを特徴とする遠隔管理装置。
  9. 自装置の情報を提供する複数の情報提供装置を遠隔管理する遠隔管理装置が実行する遠隔管理方法であって、
    前記情報提供装置の情報を取得するための情報取得先を示す情報取得先情報及び前記情報提供装置の状態を示す装置状態情報を関連付けて管理する機器情報管理装置が送信した、前記複数の情報提供装置のうちの特定の情報提供装置を登録するための装置登録要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記装置登録要求に対する応答として前記特定の情報提供装置の特定の情報取得先情報を前記機器情報管理装置が受信可能となるように送信する送信ステップと、を有し、
    前記受信ステップは、前記機器情報管理装置が送信した、前記特定の情報取得先情報に関連付けられている前記特定の情報提供装置の状態を示す特定の装置状態情報を取得するための装置状態情報取得要求を受信する処理を含み、
    前記送信ステップは、前記装置状態情報取得要求に対する応答として前記特定の装置状態情報を前記機器情報管理装置に送信する処理を含む、
    ことを特徴とする遠隔管理方法。
  10. コンピュータを、請求項8に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
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