JP2017024236A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】グループ内の複数の画像形成装置がそれぞれ個別にヘルプ管理装置から取得したヘルプ情報を記憶して再利用する方式よりも、ヘルプ管理装置が画像形成装置からの要求を受ける頻度を低減する。【解決手段】画像形成装置100M(親機)は、同じヘルプグループ10に属する各画像形成装置100S(子機)がそれぞれどのヘルプ項目をキャッシュしているかを示すグループ情報を管理している。子機100Sは、ユーザから指示されたヘルプ項目が自機にない場合、親機100Mに要求する。親機100Mは、グループ情報から、そのヘルプ項目が当該ヘルプグループ10内にあれば、それを取得して要求元の子機100Sに提供する。そして、そのヘルプ項目が当該ヘルプグループ10内にない場合にのみ、インターネット300上の管理装置200からそのヘルプ項目を取得し、要求元の子機100Sに提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
複合機(複写機、プリンタ、スキャナ等の機能を兼ね備えた装置)等の画像形成装置において、操作マニュアルや障害対処マニュアル等のヘルプ情報を電子化して記憶し、付属の画面に表示することが行われている。また近年、画像形成装置の高機能化に伴うヘルプ情報の増大や、ソフトウエアバージョンアップによる機能追加等に伴うヘルプ情報の追加や更新に対応するために、インターネット上のサーバから画像形成装置にヘルプ情報を提供することも行われている。
ヘルプ情報をサーバからインターネット経由でダウンロードするのにはある程度の時間がかかり、その間ユーザを待たせることになる。このような待ち時間を軽減するために、一度ダウンロードしたヘルプ情報を画像形成装置内の記憶装置に記憶しておき、同じヘルプ情報が要求された場合にはその記憶装置内の情報を表示することも行われている。また、過去に記憶したヘルプ情報を削除して記憶装置の空き容量を拡げることで、新たなヘルプ情報をサーバからダウンロード可能とすることも行われている。
例えば、特許文献1に開示された画像形成装置ヘルプシステムは、画像形成装置の表示・入力装置部から情報種別を指定したヘルプ要求が行われると、当該指定された種別に対応するヘルプデータを画像形成装置内のキャッシュメモリから読み出してタッチパネル付きLCDに表示して提供し、キャッシュメモリに当該ヘルプデータが存在しないときには、ネットワークに接続されているヘルプサーバにヘルプデータの問合せを行って、ヘルプサーバから送信されてきたヘルプデータをキャッシュメモリに記憶するとともに、タッチパネル付きLCDに表示する。画像形成装置は、キャッシュメモリの空き容量が所定容量以下になると、キャッシュメモリに記憶されているヘルプデータを所定の規則に従って消去する。
特開2004−252510号公報
画像形成装置がネットワークを介してヘルプ管理装置から取得したヘルプ情報をキャッシュメモリに記憶して再利用する方式を用いれば、ヘルプ管理装置が画像形成装置からヘルプ情報の要求を受ける頻度が減り、ヘルプ管理装置の負荷を軽減できる。しかし、ヘルプ管理装置が例えばインターネットを介して膨大な数の画像形成装置に対してヘルプ情報を提供する場合を考えると、ヘルプ管理装置の更なる負荷軽減が望まれる。
本発明は、複数の画像形成装置がそれぞれ個別にヘルプ管理装置から取得したヘルプ情報を記憶して再利用する方式よりも、ヘルプ管理装置が画像形成装置からの要求を受ける頻度を低減することを目的とする。
請求項1に係る発明は、自装置と同一のグループ内の各画像形成装置がそれぞれいずれのヘルプ情報を記憶しているかを表す情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した情報に基づき、前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていないヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が外部のヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するようにし、前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されているヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が前記グループ内のそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するようにする、ための制御を実行するヘルプ制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記ヘルプ制御手段は、前記グループ内の画像形成装置からヘルプ情報の要求を受けた場合において、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていない場合には、前記ヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得して要求元の画像形成装置に提供し、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されている場合には、そのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得して要求元の画像形成装置に提供し、前記取得手段は、前記ヘルプ制御手段が前記要求元の画像形成装置にヘルプ情報を提供した場合に、当該要求元の画像形成装置が当該ヘルプ情報を記憶しているとの情報を得る、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記取得手段は、前記グループ内の各画像形成装置から、それぞれ当該画像形成装置が記憶しているヘルプ情報を表す情報を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記ヘルプ制御手段は、前記グループ内の画像形成装置からヘルプ情報の要求を受けた場合において、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていない場合には、要求元の画像形成装置に対して前記ヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するよう指示し、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されている場合には、前記要求元の画像形成装置に対してそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するよう指示する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、前記ヘルプ制御手段は、前記取得手段が取得した情報に基づき、各ヘルプ情報の見出しに対して当該ヘルプ情報が記憶されている場所を示す記憶場所情報が関連付けられた目次情報を生成し、生成した目次情報を前記グループ内の各画像形成装置に提供する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、コンピュータを、自装置と同一のグループ内の各画像形成装置がそれぞれいずれのヘルプ情報を記憶しているかを表す情報を取得する取得手段、前記取得手段が取得した情報に基づき、前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていないヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が外部のヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するようにし、前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されているヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が前記グループ内のそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するようにする、ための制御を実行するヘルプ制御手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1〜6に係る発明によれば、複数の画像形成装置がそれぞれ個別にヘルプ管理装置から取得したヘルプ情報を記憶して再利用する方式よりも、ヘルプ管理装置が画像形成装置からの要求を受ける頻度を低減することができる。
実施形態のシステム構成の一例を示す図である。 管理装置の構成の例を示す図である。 管理装置が持つグループ管理情報の例を示す図である。 ヘルプグループの親機である画像形成装置の構成の例を示す図である。 親機が持つグループ情報の例を示す図である。 画像形成装置が持つヘルプ管理情報の例を示す図である。 子機の画像形成装置の構成の例を示す図である。 子機が持つ親機情報の例を示す図である。 ユーザからヘルプ項目の表示指示を受けた親機が実行する処理手順の例を示す図である。 ユーザからヘルプ項目の表示指示を受けた子機が実行する処理手順の例を示す図である。 子機からヘルプ項目の要求を受けた親機が実行する処理手順の例を示す図である。 各画像形成装置が行う、定期モードでのヘルプ情報の取得処理手順の例を示す図である。 各画像形成装置が行う、エラー時モードでのヘルプ情報の取得処理手順の例を示す図である。 第1の変形例において、ユーザからヘルプ項目の表示指示を受けた親機が実行する処理手順の例を示す図である。 第2の変形例における親機の処理手順の例を示す図である。
図1を参照して、本発明の一実施形態のシステム構成を説明する。図示のように、本実施形態のシステムは、インターネット300に接続された1以上のヘルプグループ10と、管理装置200とを含む。
ヘルプグループ10は、同じヘルプ情報が利用可能な複数の画像形成装置100Mまたは100S(以下、区別の必要がない場合は画像形成装置100と総称)からなるグループである。ここで、ある画像形成装置100について「ヘルプ情報が利用可能」とは、そのヘルプ情報が、その画像形成装置100についてのヘルプ情報として適切であることである。画像形成装置100のヘルプ情報には、例えばその画像形成装置100が持つ個々の機能の使用方法の説明記事や、起こり得る様々なエラー(障害)それぞれについての対処方法の説明記事などのように、多数の記事(以下、個々のヘルプ記事のことを「ヘルプ項目」と呼ぶ)が含まれる。複数の画像形成装置100が「同じヘルプ情報が利用可能」とは、それら多数のヘルプ項目のすべてがそれら複数の画像形成装置100すべてに利用可能である場合(例えばそれら複数の画像形成装置100が同一の機種又は系統)が典型的であるが、これに限られるわけではない。例えば、ヘルプグループ10がA,B,Cの3つの画像形成装置100からなり、画像形成装置AとBがヘルプ項目aとbを利用可能であり、画像形成装置BとCがヘルプ項目bとcを利用可能である場合も、複数の画像形成装置100が「同じヘルプ情報が利用可能」であるという概念に含まれる。
1つのヘルプグループ10に属する複数の画像形成装置100は、ローカルエリアネットワークやイントラネット等の同一のローカルネットワーク12に接続されており、相互に通信可能となっている。ユーザは、PC(パーソナルコンピュータ)14からローカルネットワーク12を介して画像形成装置100に印刷指示を行う。ローカルネットワーク12は、ファイアウォール等のゲートウェイ16を介してインターネット300に接続されている。また、ローカルネットワーク12上に、ヘルプグループ10に属さない画像形成装置100が存在してもよい。
画像形成装置100は、例えば、プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ装置、またはこれらのうちの1以上を兼ね備える複合機である。図3又は図4に例示するように、画像形成装置100は、印刷のためのプリント機構130と、原稿の光学的読み取りのためのスキャン機構140とを備えており、これらの機構を用いることで印刷、スキャン、コピー等の処理を行う。ただしこれは一例に過ぎず、印刷のみ、スキャンのみといった単機能の画像形成装置にも本実施形態の手法は適用可能である。画像形成装置100は、ゲートウェイ16又は携帯電話網等を介してインターネット300に接続されている。
ヘルプグループ10内の画像形成装置100には、親機100Mと子機100Sがある。親機100Mは、ヘルプグループ10内に1台設けられ、ヘルプグループ10内の各画像形成装置100がそれぞれどのヘルプ項目をキャッシュしているのかを把握している。
子機100Sは、自分がキャッシュしているヘルプ項目群の中にユーザの求めるヘルプ項目がない場合、直ちには管理装置200からそのヘルプ項目を取得することはせず、まずは親機100Mにそのヘルプ項目を要求する。ユーザの求めるヘルプ項目がヘルプグループ内の親機100M又は他の子機100Sに存在する場合、そのヘルプ項目が要求元に提供されるので、管理装置200がそのヘルプ項目を提供する必要がない。
管理装置200は、画像形成装置100に対してヘルプ情報を提供する。ヘルプ情報の「提供」は、画像形成装置100からの要求がなくても管理装置200が能動的に提供するプッシュ(Push)方式の提供であってもよいし、HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエスト等の画像形成装置100からの要求に応じて提供するというプル(Pull)方式の提供であってもよい。画像形成装置100等が設置されたネットワーク等の環境に適した方式を用いればよい。管理装置200は、画像形成装置100の使用状態等を表す管理情報や、画像形成装置100で生じたエラーに関する情報等を画像形成装置100から取得する。そして、それら取得した情報に従い、その画像形成装置100にとって有益である可能性が高いヘルプ情報を特定し、特定したヘルプ情報をその画像形成装置100に提供する。なお、提供するヘルプ情報を特定するために管理装置200が用いる、画像形成装置100の管理情報やエラー情報等の情報は、遠隔保守のためにサーバが画像形成装置100から取得する情報と共通するものが多い。そこで、遠隔保守を行うサーバが、ヘルプ情報を提供する本実施形態の管理装置200の機能を併せ持つようにしてもよい。
以下、管理装置200及び画像形成装置100について更に詳しく説明する。
管理装置200は、ヘルプDB(データベース)210、定期通知処理部220、エラー通知処理部230、提供ヘルプ管理部240、ヘルプ提供部250、グループ管理情報記憶部260を有する。
ヘルプDB210は、ヘルプ情報を保持するデータベースである。ヘルプDB210には、多数のヘルプ項目が記憶されている。個々のヘルプ項目は、それぞれ、その項目を一意に識別するヘルプIDと、その項目についてのヘルプ情報の内容であるヘルプ内容とを含んでいる。ヘルプ内容は、当該ヘルプ項目の話題に対応するヘルプ記事の内容であり、例えば、画像形成装置100のある特定の操作についての操作方法の説明や、特定のエラーに対する対処方法の説明等である。
またヘルプDB210には、そのヘルプグループ10が利用可能なヘルプ項目群の目次を表す目次情報や、個々のヘルプ項目を検索するための検索インデックス情報等を含んでいてもよい。目次に含まれる個々の見出しには、その見出しに対応するヘルプ項目がリンクされており、見出しを選択することでヘルプ項目を呼び出すことができる。また、検索インデックス情報を用いることで、ユーザが入力したキーワードに該当するヘルプ項目を検索することもできる。管理装置200が複数の機種の画像形成装置100に対応する場合、ヘルプDB210には、機種毎に、その機種に対応するヘルプの目次情報やヘルプ項目群が格納される。
定期通知処理部220は、画像形成装置100の定期通知部112から定期的に通知されてくる画像形成装置100の管理情報を処理することで、その通知の時点でその画像形成装置100にとって利用される可能性が高いヘルプ項目群を特定する。
この処理では、定期通知処理部220は、通知された管理情報の各項目の値に従い、例えば画像形成装置100において近い将来に生じる可能性が高いエラー等のイベント(例えばトナー切れ、紙詰まり、感光体ドラム交換時期到来)を判定する。この判定は、画像形成装置におけるエラーの発生を予測したり、エラー発生の予兆を検知したりする従来技術を用いて行えばよい。この判定は、そのとき通知された管理情報だけでなく、過去に通知された管理情報を考慮に入れて行ってもよい。次に、定期通知処理部220は、画像形成装置100で近い将来に発生する可能性が高いと判定した各イベントに対応するヘルプ項目を、その時点でその画像形成装置100にとって有益である可能性が高いヘルプ項目として特定する。イベントとヘルプ項目との対応関係はあらかじめ管理装置200内のデータベースに登録されており、定期通知処理部220は、このデータベースを参照して、近い将来に発生する可能性が高いと判定した各イベントに対応するヘルプ項目を特定する。そして、定期通知処理部220は、特定したヘルプ項目群(例えばそれら各ヘルプ項目のヘルプID)を、その画像形成装置100の識別情報(装置IDと呼ぶ)に対応付けて、提供ヘルプ管理部240に登録する。
エラー通知処理部230は、画像形成装置100のエラー通知部114から通知されたエラー情報に基づき、そのエラー情報が示すエラーに対する対処方法を表すヘルプ項目を特定する。そして、特定したヘルプ項目を、その画像形成装置100の装置IDに対応付けて、提供ヘルプ管理部240に登録する。
提供ヘルプ管理部240は、各画像形成装置100に提供するヘルプ項目群を管理する機能モジュールである。提供ヘルプ管理部240は、定期通知処理部220やエラー通知処理部230が画像形成装置100について特定したヘルプ項目のヘルプIDを、その画像形成装置100の装置IDに対応付けて保持している。
ヘルプ提供部250は、画像形成装置100のヘルプ取得部116M又は116Sからヘルプ取得要求を受け取り、これに応じて画像形成装置100にヘルプ項目を送信する。まず1つの例として、ヘルプ提供部250は、取得したいヘルプIDを指定したヘルプ取得要求を受け取ると、そのヘルプIDに対応するヘルプ項目をヘルプDB210から読み出し、その画像形成装置100に返信する。また、ヘルプIDを指定しないヘルプ取得要求を画像形成装置100から受けた場合は、ヘルプ提供部250は、提供ヘルプ管理部240内にその画像形成装置100の装置IDに対応づけて保持されている各ヘルプIDに対応するヘルプ項目をヘルプDB210から読み出す。そして、読み出したヘルプ項目群を、ヘルプ取得要求に対する応答として画像形成装置100に送信する。ヘルプ提供部250は、画像形成装置100に送信したヘルプ項目については、提供ヘルプ管理部240からその画像形成装置100の装置IDとそのヘルプ項目のヘルプIDを削除する。
なお、図示は省略したが、管理装置200は、画像形成装置100のユーザからの電話やチャット等での問い合わせに応答するオペレータ(人間)のためのユーザインタフェース(UI)機能を有している。このUI機能は、管理装置200に付属する表示装置や管理装置200にアクセス可能なネットワーク上のコンピュータを介して、オペレータに提供される。オペレータは、ユーザからの問合せに答えると共に、そのUI機能を用いることで、その問合せに対して役立つヘルプ項目をその画像形成装置100の装置IDに対応付けて提供ヘルプ管理部240に登録する。登録されたヘルプ項目は、その画像形成装置100からヘルプ取得要求が到来した際に、ヘルプ提供部250により画像形成装置100に送信される。
また、画像形成装置100を制御するソフトウエアのバージョンアップ等により画像形成装置100に機能が追加されると、その機能についてのヘルプ項目がヘルプDB210に追加される。そして、これに伴って、その画像形成装置100に対応するヘルプの目次情報や検索インデックス情報が、追加されたヘルプ項目を反映したものへと更新されることになる。このような更新が行われた場合、更新後の目次情報や検索インデックス情報が、該当する機種の各画像形成装置100の装置IDに対応付けて提供ヘルプ管理部240に登録される。その後、画像形成装置100からヘルプ取得要求が到来した際、その画像形成装置100の装置IDに対応付けて目次情報等が登録されている場合は、その登録された目次情報等を画像形成装置100に送信する。
グループ管理情報記憶部260は、各ヘルプグループ10の管理情報を記憶する。グループ管理情報記憶部260に記憶される管理情報の例を図3に示す。この例では、この管理情報には、ヘルプグループ10ごとに、そのヘルプグループの一意な識別情報であるグループIDに対応付けて、ヘルプグループ10の名称(「グループ名」)と、そのヘルプグループ10に属する各画像形成装置100の装置名(「デバイス」)及びシリアル番号が含まれる。シリアル番号は、その画像形成装置100の製造元が付与した一意な通し番号であり、その画像形成装置100の識別情報として用いられる。図示は省略したが、親機100Mについては、親機であることを示す情報が管理情報に記録されている。
次に、画像形成装置100について詳しく説明する。まず、親機である画像形成装置100Mについて説明する。
画像形成装置100M(親機)は、制御部110、プリント機構130及びスキャン機構140を有する。
プリント機構130は、媒体に対してインクやトナーにより画像を印刷するための機械的な機構である。スキャン機構140は、原稿を光学的に読み取って電気的な画像信号を生成する機構である。
制御部110は、画像形成装置100Mの制御を行う情報処理装置である。制御部110は、プリント機構130やスキャン機構140の制御、タッチパネル等の入出力装置を用いたUI(ユーザインタフェース)処理等のための各種の機能を備えているが、図には特にヘルプ情報の管理に関連する機能(定期通知部112〜ヘルプ管理情報保持部128)を示している。
定期通知部112は、画像形成装置100の管理情報を、1日に1回や1週間に1回等のように定期的に、管理装置200に通知する。通知される管理情報は、画像形成装置100の管理に用いられる、画像形成装置100の使用状態等を表す情報である。管理情報は、画像形成装置100又はこれに装着された消耗品(トナーカートリッジ等)や交換部品(感光体ドラム等)のこれまでの使用履歴や現在の状態等を表す1以上の情報項目の集まりである。管理情報には、例えば、課金メーター情報(例えば白黒やカラー等の項目毎の印刷枚数を表すカウンタ値)、サービス毎の動作カウンタの情報、消耗品情報(トナーの残量等)、定期交換部品の利用頻度情報(例えば感光体ドラムの使用量等)、故障履歴情報、プリント機構130の動作情報、等の項目が含まれる。これらの情報項目は、遠隔保守のために画像形成装置100が保守センターに定期的に通知する情報と同様の項目でよい。
エラー通知部114は、画像形成装置100で発生したエラーに関する情報(エラー情報)を管理装置200に通知する。このエラー情報には、例えば、発生したエラーの種類を一意に識別するエラーコードが含まれる。また、エラー情報には、そのエラーの内容についての更に詳しい情報が含まれていてもよい。エラー通知部114が管理装置200に送るエラー情報は、遠隔保守のために画像形成装置100が保守センターに通知するエラー情報と同様のものでよい。エラー通知部114から管理装置200へのエラー情報の通知は、エラーが発生した場合に自動的に実行してもよいし、発生したエラーに対するヘルプ情報の取得指示をユーザから受けたことをトリガとして実行してもよい。
ヘルプ取得部116Mは、管理装置200等からヘルプ情報を取得する。ヘルプ取得部116Mの動作モードには、ユーザから明示的に指定されたヘルプ項目を取得する個別取得モードと、画像形成装置100にエラーが発生していない場合の定期的にヘルプを取得する際のモードである定期モードと、エラーが発生している場合のモードであるエラー時モードがある。
個別取得モードでは、例えばヘルプの目次や検索結果からユーザが選択したヘルプ項目を管理装置200から取得する。ただし、自分のヘルプキャッシュ120や、同じヘルプグループ10内の子機100Sのヘルプキャッシュ120に記憶されているヘルプ項目については、管理装置200からは取得せず、それらヘルプキャッシュ120内のヘルプ項目を用いる。
定期モードでは、ヘルプ取得部116Mは、定期通知部112の定期的な通知に応じて管理装置200が求めたヘルプ項目、を取得する。定期モードでのヘルプ取得処理は、例えば定期通知部112の通知と同じ頻度で行う。一つの例では、定期通知部112が定期的な通知を行うタイミングからあらかじめ定められた時間だけ後のタイミングで、ヘルプ取得部116Mが管理装置200からヘルプ項目を取得する。具体的な例では、定期通知部112は平日毎日午前9時に管理装置200に通知を行うようスケジュール設定され、ヘルプ取得部116Mはその15分後、すなわち平日毎日午前9時15分に管理装置200にポーリングを行ってヘルプ項目群を取得するようスケジュール設定されている、などである。定期通知部112の通知とこれに応じたヘルプ取得部116Mのヘルプ取得との時間差は、定期的に通知される情報に基づき管理装置200がその画像形成装置100にとって適切なヘルプ項目を特定するのに必要な時間を考慮して定めればよい。
エラー時モードでは、ヘルプ取得部116Mは、エラー通知部114からのエラー情報の通知に応じて管理装置200が求めたヘルプ項目を取得する。画像形成装置100でエラーが発生し、これに応じてエラー通知部114が管理装置200に対してエラー情報を通知すると、ヘルプ取得部116Mは定期モードからエラー時モードに切り替わる。そして、エラー時モードにおいてエラーに対応するヘルプ項目を管理装置200から取得すると、エラー時モードは解除される。
ヘルプ情報のポーリング間隔は、定期モードでは定期通知部112の通知の間隔に対応した長い間隔(例えば1日)であるのに対し、エラー時モードでは、そのエラー情報に対応するヘルプ項目をなるべく早く取得するために、例えば1分ごと等のように短い間隔に設定されている。
ヘルプ取得部116Mが取得したヘルプ項目は、キャッシュ管理部118に渡される。また、取得されたヘルプ項目がヘルプUI部122からの指示に応じたものである場合、そのヘルプ項目はヘルプUI部122にも渡される。
キャッシュ管理部118は、ヘルプキャッシュ120を管理する。より詳しくは、キャッシュ管理部118は、ヘルプ取得部116Mが取得したヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に格納する処理や、空き容量を拡げるためにヘルプキャッシュ120からヘルプ項目を削除する処理を行う。
ヘルプキャッシュ120は、ヘルプ項目を記憶する記憶手段である。ヘルプキャッシュ120には、管理装置200等から取得したヘルプ項目群、目次情報、検索インデックス情報等が記憶される。
ヘルプUI部122は、ユーザにヘルプ情報を表示又は印刷するためのUI処理を行う。例えばヘルプUI部122は、ヘルプの目次情報を画像形成装置100の画面に表示する。表示された目次の中からユーザが詳細情報を見たい項目の見出しを選択すると、ヘルプUI部122は、選択された見出しに対応するヘルプ項目をヘルプキャッシュ120から探す。目的のヘルプ項目がヘルプキャッシュ120内から見つかった場合は、そのヘルプ項目のヘルプ内容を画面に表示等する。見つからなかった場合は、そのヘルプ項目がヘルプグループ10内のいずれかの子機100Sに保持されているかどうかを判定する。この判定は、グループ情報保持部126に保持されたグループ情報に基づいて行う。このグループ情報保持部126の内容については、後で図5を参照して説明する。この判定の結果、保持されていれば、該当する子機100Sからそのヘルプ項目を取得し、画面表示を行い、取得したヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に保存する。そのヘルプ項目が当該ヘルプグループ10内にもないと判定した場合は、そのヘルプ項目を管理装置200に要求し、その要求に応じて提供されたヘルプ項目を画面に表示すると共に、ヘルプキャッシュ120に保存する。ヘルプUI部122は、ユーザの指示に応じて、ヘルプ内容を画面表示する代わりに、又はこれに加えて、ヘルプ内容を印刷出力してもよい。
またヘルプUI部122は、画像形成装置100にてエラーが生じた場合に、そのエラーに関するヘルプ項目を画面表示する。ヘルプUI部122は、生じたエラーのエラーコードに対応するヘルプ項目がヘルプキャッシュ120内にあれば、そのヘルプ項目を表示する。そのヘルプコードがヘルプキャッシュ120内になければ、上述のユーザから指示されたヘルプ項目を表示する場合と同様、まずヘルプグループ10内のいずれかの子機100Sに該当のヘルプ項目があればその子機100Sからそのヘルプ項目を取得して表示する。なければ管理装置200からそのエラーコードに対応するヘルプ項目を取得して表示する。この表示は、ユーザの確認を経ずに自動的に行ってもよいし、ユーザに表示の要否を問い合わせ、表示が必要との回答があった場合に表示するようにしてもよい。
子機応答部124は、ヘルプグループ10内の子機100Sからのヘルプ項目の要求に対する応答を行う。この応答では、要求されたヘルプ項目が自分(親機100M)のヘルプキャッシュ120内にあれば、そのヘルプ項目を提供する。ない場合には、上述したユーザから指示されたヘルプ項目を表示する場合と同様、ヘルプグループ10内のいずれかの子機100Sに該当のヘルプ項目があればそれを要求元の子機100Sに提供する。なければ管理装置200からそのヘルプ項目を取得して、要求元の子機100Sに提供する。
グループ情報保持部126は、ヘルプグループ10の管理に用いるグループ情報を保持している。図5にグループ情報の一例を示す。図5の例では、グループ情報には、当該ヘルプグループ10に属する画像形成装置100毎に、その画像形成装置100の装置名(「デバイス」)、IPアドレス、シリアル番号、及びキャッシュしているヘルプ項目のリスト、が含まれる。このうち装置名及びシリアル番号は、図3を参照して説明したものと同様のものである。IPアドレスは、ローカルネットワーク12を介した通信の際に用いられるアドレスであり、プライベートアドレスでもよい。キャッシュしているヘルプ項目のリストには、ヘルプグループ10内の自機(親機100M)と各子機100Sがそれぞれヘルプキャッシュ120内に持っているヘルプ項目のヘルプIDが列挙されている。
各子機100Sは、新たなヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に格納したり、ヘルプキャッシュ120の容量不足解消等のためにヘルプキャッシュ120内のヘルプ項目を削除したりした場合には、該当するヘルプ項目のヘルプIDを親機100Mに通知する。親機100Mは、その通知に従い、グループ情報保持部126内の当該子機100Sの「キャッシュしているヘルプ項目」のリストを更新する。
ヘルプ取得部116M及び子機応答部124は、このグループ情報保持部126を参照することで、要求されたヘルプ項目がヘルプグループ10内にあるか否かを判定する。
ヘルプ管理情報保持部128は、ヘルプキャッシュ120に記憶されている各ヘルプ項目の管理情報を保持する。ヘルプ管理情報保持部128が持つ管理情報の例を図6に示す。この例の管理情報は、ヘルプキャッシュ120に記憶されているヘルプ項目ごとに、そのヘルプ項目のヘルプID、取得日、及び参照回数の情報を含んでいる。取得日は、当該画像形成装置100Mがそのヘルプ項目を取得してキャッシュした日である。参照回数は、そのヘルプ項目がユーザから参照された回数である。参照回数として計数するのは、当該画像形成装置100Mでの参照に限定してもよいし、子機100Sからの要求に応じてそのヘルプ項目を提供した場合も計数に加えてもよい。取得日及び参照回数は、ヘルプキャッシュ120の空き容量が十分でなくなった場合に、ヘルプキャッシュ120から削除するヘルプ項目を決定するために用いられる。削除するヘルプ項目は、例えばLRU(Least Recently Used)のような公知のキャッシュアルゴリズムを用いて選択すればよい。
次に、図7を参照して、子機である画像形成装置100Sの構成の一例を説明する。親機100Mが持つ要素と同様の要素については、同一符号を付して説明を省略する。
ヘルプ取得部116Sは、ヘルプ情報を取得する。ヘルプ取得部116Sは、親機100Mのヘルプ取得部116Mと同様、動作モードとして、個別取得モードと、定期モードと、エラー時モードを持つ。このうち定期モードとエラー時モードの動作はヘルプ取得部116Mの場合と同様であり、個別モードの動作はヘルプ取得部116Mのそれと少し異なる。
個別取得モードでは、例えばヘルプの目次や検索結果からユーザが参照したいヘルプ項目を選択すると、ヘルプ取得部116Sは、まず自分のヘルプキャッシュ120にそのヘルプ項目があるか調べ、あればそれを表示する。そして、ない場合には、親機100Mにそのヘルプ項目を要求し、これに応じて親機100Mから提供されるヘルプ項目を表示する。
親機情報保持部129は、親機100Mと通信するために必要な情報を保持している。図8にその一例を示す。この例では、親機情報保持部129には、親機100Mのシリアル番号とIP(Internet Protocol)アドレスとが保持されている。画像形成装置100Sは、親機情報保持部129に保持されたIPアドレスを用いて親機100Mと通信し、例えば上述の個別取得モードにおけるヘルプ項目の要求を送信する。
なお、子機100Sのヘルプ管理情報保持部128には、親機100Mのそれと同様、当該子機100Sのヘルプキャッシュ120に記憶されている各ヘルプ項目のヘルプID、取得日、参照回数が保持されている。
次に、図9を参照して、親機100MのヘルプUI部122及びヘルプ取得部116Mが行う、個別取得モードにおける処理手順を例示する。
この処理手順は、ユーザが親機100Mの操作部(例えばタッチパネルに表示されたUI画面)内のヘルプボタンを押下すると、開始される。この場合、まずヘルプUI部122が、ヘルプ目次を画面に表示する(S12)。ヘルプ目次は、例えばヘルプ項目毎の見出しがあらかじめ定められた順序で配列されたものであり、個々の見出しに対してヘルプIDの情報が埋め込まれている。表示するヘルプ目次は、例えば、ヘルプグループ10内の親機100M又は子機100Sにキャッシュされているヘルプ項目群の見出しを「よく参照されるヘルプ」等と題して冒頭に配置したものであってもよい。親機100Mは、グループ情報保持部126内の情報に基づき、このようなヘルプ目次を作成することができる。
またヘルプUI部122は、上述したヘルプ目次の他に、検索キーの入力欄を画面表示してもよい。そして、その入力欄にユーザが入力した検索キーに該当するヘルプ項目を、検索インデックス情報を用いて検索し、検索結果として得られた1つ乃至複数のヘルプ項目の見出しを画面表示する(S12)。
ユーザは、画面表示されたヘルプ目次又は検索結果の中から、自分が参照したいヘルプ項目(見出し)を選択する。ヘルプUI部122は、選択されたヘルプ項目(すなわち選択された見出しに対応付けられたヘルプIDに対応するヘルプ項目)が自機100Mのヘルプキャッシュ120にあるかどうかを調べ(S16)、あればそのヘルプ項目を読み出して画面表示する(S22)。
ユーザが選択したヘルプ項目が自機100Mのヘルプキャッシュ120内にない場合、ヘルプUI部122は、ヘルプグループ10内にそのヘルプ項目をキャッシュしている子機100Sがあるか否か、グループ情報保持部126が保持するグループ情報(図5参照)から求める(S18)。あると判定された場合、ヘルプ取得部116Mが、そのヘルプ項目をキャッシュしている子機100Sからそのヘルプ項目を取得する(S19)。例えばそのヘルプ項目のヘルプIDを含んだ取得要求を該当する子機100Sに送信し、この要求に応じて応答されたヘルプ項目を取得する。そしてヘルプ取得部116Mは、取得したヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に格納すると共に(S20)、ヘルプUI部122に渡す。ヘルプUI部122は、受け取ったヘルプ項目を画面に表示する(S22)。
ヘルプグループ10内にそのヘルプ項目をキャッシュしている子機100SがないとS18で判定された場合、ヘルプ取得部116Mが、そのヘルプ項目を管理装置200から取得し(S18M)、ヘルプキャッシュ120に格納し(S20)、ヘルプUI部122に渡す。ヘルプUI部122は、受け取ったヘルプ項目を画面に表示する(S22)。
この例では、ヘルプ項目をヘルプグループ10内の子機100Sから取得した場合(S19)にも、管理装置200から取得した場合(S18M)にも、そのヘルプ項目を自機100M内にキャッシュ(S20)した。しかし、ヘルプ項目を子機100Sから取得した場合(S19)については、ヘルプ項目は既にヘルプグループ10内にキャッシュされているので、S20で自機100M内へキャッシュすることは行わないようにしてもよい。これにより、ヘルプグループ10内で同じヘルプ項目が複数の画像形成装置100にキャッシュされることが低減され、ヘルプグループ10全体としてのキャッシュ容量が有効利用される。あるいは、ヘルプ項目をヘルプグループ10内の子機100Sから取得して(S19)、自機100M内にキャッシュ(S20)した場合、親機100Mのヘルプキャッシュ120からそのヘルプ項目が削除されるようにしてもよい。この場合には、ヘルプ項目が親機100Mから子機100Sに移動するので、親機100Mは、グループ情報保持部126内のグループ情報(図5)に、その移動を反映させる。
次に図10を参照して、子機100SのヘルプUI部122及びヘルプ取得部116Sが行う、個別取得モードにおける処理手順を例示する。この処理手順のうち、図9に示した親機100Mの手順におけるステップと同様のステップについては、同一符号を付して説明を省略する。
この手順において、子機100Sは、ヘルプボタンが押下されると、まず親機100Sからヘルプ目次を取得してもよい(S10)。ヘルプ目次を親機100Mから取得するのは、ヘルプグループ10内の各画像形成装置100のなるべく新しいキャッシュ状況を反映したヘルプ目次(特に「よく参照されるヘルプ」の目次)を表示するためである。S12〜S16は、親機100Mの手順(図9)と同じである。
S16で、ユーザから選択されたヘルプ項目が自機100S内にないと判定された場合、ヘルプ取得部116Sは、親機情報保持部129(図8参照)内の親機100MのIPアドレス等の情報を用いて、親機100Mにアクセスしてそのヘルプ項目を要求し、取得する(S18S)。そして、親機100Mから取得したヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に格納し(S20)、ヘルプUI部122に渡す。ヘルプUI部122は、受け取ったヘルプ項目を画面に表示する(S22)。
この例では、ヘルプグループ10内の親機100Mから取得したヘルプ項目を要求元の子機100Sにキャッシュする(S18S)が、そのヘルプ項目が親機100M又は他の子機100Sにキャッシュされているのであれば、S18Sでの要求元の子機100Sへのキャッシュは行わないようにしてもよい。一方、親機100Mがそのヘルプ項目を子機100Sからの要求に応じて管理装置200から取得し、その子機100Sに渡した場合には、そのヘルプ項目は親機100Mにはキャッシュせず、その子機100Sにキャッシュするようにしてもよい。
次に図11を参照して、親機100Mが子機100Sからヘルプ項目の要求(図10のS18S)を受けた時に子機応答部124が実行する処理手順の例を説明する。
この手順では、子機100Sからの要求に含まれるヘルプID(及びそれに対応するヘルプ項目)が、ヘルプグループ10内にキャッシュされているかどうかを、グループ情報保持部126内のグループ情報(図5参照)から判定する(S30)。この判定の結果がYesの場合、子機応答部124は、グループ情報(図5)にそのヘルプ項目をキャッシュしていると記録されている子機100Sからそのヘルプ項目を取得する(S32)。また要求されたヘルプ項目がヘルプグループ10内にないとS30で判定した場合、子機応答部124は、管理装置200にそのヘルプ項目を要求し、これに応じて管理装置200から返されてくるヘルプ項目を取得する(S34)。S32又はS34の後、子機応答部124は、取得したヘルプ項目を要求元の子機100Sに送信し(S36)、グループ情報(図5)内の、その要求元の子機100Sの「キャッシュしているヘルプ項目」の欄に、送信したヘルプ項目のIDを追加する(S38)。なお、ヘルプグループ10内の他の子機100Sから取得(S32)したヘルプ項目を要求元の子機100Sに対して提供(S36)した場合において、そのヘルプ項目を要求元の子機100Sに重複してキャッシュしない方式を採用している場合には、S38でのグループ情報の更新は不要である。
次に、図12を参照して、子機100Sの定期通知部112及びヘルプ取得部116Sが行う、定期モードにおける処理手順の例を説明する。
この手順は、設定された条件(例えば「平日の朝9時と夕方6時」など)に応じて決まる更新タイミングが到来すると、定期通知部112が、自機100Sの管理情報(課金メーター情報、サービス毎の動作カウンタの情報、消耗品の残量情報等)を管理装置200に通知する(S40)。管理装置200は、子機100Sから取得した管理情報に基づき、上述した従来の予兆検知技術等を用いてその子機100Sに近い将来発生する可能性が高いエラー等のイベントを求め、そのイベントに役立つ可能性が高いヘルプ項目群を求める。S40の通知の後、例えばある一定時間が経過すると、ヘルプ取得部116Sが、管理装置200にアクセスし、定期通知に対応するヘルプ項目があるかどうかを問合せ、あればそれらヘルプ項目を取得する(S42)。そして、取得したヘルプ項目を自機100S内のヘルプキャッシュ120に格納すると共に、それらヘルプ項目のヘルプIDを親機100Mに通知する(S44)。この通知を受けた親機100Mは、グループ情報保持部126のその子機100Sのエントリの「キャッシュしているヘルプ項目」の欄に、通知されたヘルプIDを追加する。なお、S44にて、取得したヘルプ項目をキャッシュする際に、ヘルプキャッシュ120からヘルプ項目を削除した場合、削除したヘルプ項目のヘルプIDも併せて親機100Mに通知してもよい。この場合、親機100Mは、その子機100Sの「キャッシュしているヘルプ項目」の欄から、通知されたヘルプ項目のIDを削除する。
なお、子機100Sから管理装置200に定期的に通知する管理情報に、当該子機100Sにおける、最近の各機能の使用頻度の情報(これは子機100Sが記録しておく)を含めてもよい。管理装置200は、受け取った各機能の使用頻度の情報に従い、使用頻度が多い(例えばあらかじめ定めた閾値より多い)機能があれば、その機能に関連するヘルプ項目を、その通知に応じてその子機100Sに提供するヘルプ項目の1つに加えてもよい。
図12は子機100Sの処理手順であったが、親機100Mの定期モードにおける処理手順は図12の手順とほぼ同様でよい。違う点は、親機100Mの場合、S44において、グループ情報保持部126における自身の「キャッシュしているヘルプ項目」の欄を更新するという点である。
図12の例では、各子機100Sがそれぞれ管理装置200から定期通知に対応するヘルプ項目の情報を取得したが、これはあくまで一例に過ぎない。この代わりに、親機100Mが、ヘルプグループ10内のそれら子機100Sの代わりに、それら各子機100Sについての定期通知に対応するヘルプ項目を取得し、取得したヘルプ項目をそれぞれ対応する子機100Sに転送するようにしてもよい。
次に図13を参照して、子機100Sのヘルプ取得部116S及びヘルプUI部122が行う、エラー時モードにおける処理手順の例を説明する。
この手順は、子機100Sにエラー(例えばどこかの部分の故障)が発生し、その旨を示すエラー表示画面が画面表示され、そのエラー表示画面に含まれるヘルプボタンが押下されたときに実行される。この場合、ヘルプUI部122は、そのエラー表示画面のエラーコードに対応するヘルプ項目が自機のヘルプキャッシュ120内にあるかどうかを調べ(S50)、あればそのヘルプ項目を表示する(S56)。ない場合は、ヘルプ取得部116Sが、管理装置200にそのエラーコードに対応するヘルプ項目を要求し、その要求に対して返されてくるヘルプ項目を取得する(S52)。そして、取得したヘルプ項目を自機100S内のヘルプキャッシュ120に格納すると共に、それらヘルプ項目のヘルプIDを親機100Mに通知する(S54)と共に、そのヘルプ項目をヘルプUI部122に渡して画面に表示させる(S56)。
この例では、緊急性を要するエラーについてのヘルプなので、子機100Sが(親機100Mを経由せずに)直接管理装置200からヘルプ項目を取得することとした。ただし、エラーの場合も、個別取得モードの場合と同様、子機100Sは親機に100Mに必要なヘルプ項目を要求するようにしてもよい。
図13は子機100Sの処理手順であったが、親機100Mのエラー時モードにおける処理手順は図13の手順とほぼ同様でよい。違う点は、親機100Mの場合、S54において、グループ情報保持部126における自身の「キャッシュしているヘルプ項目」の欄を更新するという点である。
以上、一実施形態を説明した。この実施形態では、画像形成装置100に対してユーザが参照を指示したヘルプ項目がヘルプグループ10内にあれば、管理装置200に対してそのヘルプ項目が要求されることはない。
<変形例1>
上述の実施形態では、子機100Sが要求したヘルプ項目を親機100Mがその子機100Sに代わって、他の子機100Sや管理装置200から取得した。これに対し、この変形例では、要求元の子機100S自身がその取得処理を行う。この変形例における個別取得モードでの子機100SのヘルプUI部122及びヘルプ取得部116Sの処理手順を、図14を参照して説明する。
図14の手順は、S10からS16までは図10の手順と同様である。
S16で、ユーザから選択されたヘルプ項目が自機100S内にないと判定された場合、ヘルプ取得部116Sは、親機100Mに対してそのヘルプ項目を要求する(S60)。そして、その要求に対する親機100Mからの指示が、取得先の子機を示す指示であるか、管理装置200から取得する旨の指示であるかを判定する(S62)。
ここで、「取得先の子機を示す指示」は、例えば、その取得先の子機にあるそのヘルプ項目のデータのURL(例えば「http://192.160.0.11/help_file/003.html」)を含んだものであってもよい。例示したURLは、そのヘルプ項目をキャッシュしている子機のIPアドレス、ヘルプキャッシュ120を表すフォルダ名「help_file」、そのフォルダ内のそのヘルプ項目のファイル名「003.html」(このうち「003」はそのヘルプ項目のヘルプID)を順に並べたものである。同様に、「管理装置200から取得する旨の指示」は、管理装置200内のそのヘルプ項目のURLを含んだものであってもよい。
親機100Mからの指示が「取得先の子機を示す指示」である場合、ヘルプ取得部116Sは、指示された取得先の子機からそのヘルプ項目を取得する(S64)。ここで例えばその指示がそのヘルプ項目のURLを含む場合、ヘルプ取得部116SはそのURLを用いて、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)によりそのヘルプ項目を取得することができる。親機100Mからの指示が「管理装置200から取得する旨の指示」である場合、管理装置200からそのヘルプ項目を取得する(S66)。この場合、その指示がそのヘルプ項目のURLを含む場合、ヘルプ取得部116SはそのURLを用いて取得を行えばよい。
S64又はS66の後、ヘルプ取得部116Sは、取得したヘルプ項目を自機100S内のヘルプキャッシュ120に格納すると共に、それらヘルプ項目のヘルプIDを親機100Mに通知する(S68)。この通知を受けた親機100Mは、グループ情報保持部126のその子機100Sのエントリの「キャッシュしているヘルプ項目」の欄に、通知されたヘルプIDを追加する。取得されたヘルプ項目は、ヘルプUI部122により画面表示される(S69)。
なお、この変形例における親機100Mの個別取得モードの処理手順は、図9に示したものと同じでよい。
また、この変形例における親機100Mの子機応答部124は、子機100Sからヘルプ項目を要求された場合は以下のようになる。すなわち、グループ情報保持部126内のグループ情報(図5)から、そのヘルプ項目が親機100M又はいずれかの子機100Sにあることがわかった場合、子機応答部124は、そのヘルプ項目を持つ画像形成装置100M又は100Sを取得先として含んだ指示を要求元の子機100Sに返す。例えば、そのヘルプ項目を保持している親機100M又は子機100SのIPアドレスと、あらかじめ取り決められているヘルプキャッシュ120のフォルダ名と、そのヘルプ項目のヘルプIDとを組み合わせることで、そのヘルプ項目のURLを生成し、生成したURLを要求元の子機100Sに提供する。また、要求されたヘルプ項目がヘルプグループ10内にないと分かった場合は、管理装置200から取得することを示す指示を要求元の子機100Sに返す。例えば、管理装置200に保持されるそのヘルプ項目のURL(これは例えば管理装置200から提供されるヘルプ目次に含まれていてもよい)を要求元の子機100Sに提供する。
<変形例2>
図15を参照して、第2の変形例を説明する。上記の実施形態及び変形例1では、子機100Sは、ユーザが所望したヘルプ項目が自機内にない場合、親機100Mにそのヘルプ項目を要求し、親機100Mがその要求に応じて、その子機100Sがそのヘルプ項目を取得できるよう制御を行った。これに対して、本実施形態では、そのような子機100Sから親機100Mへの要求は行わない。その代わりに、本実施形態は、親機100Mが管理しているグループ情報(グループ情報保持部126。データ内容は図5参照)を、例えば親機100Mから子機100Sに提供(図10のS10)するヘルプ目次に反映させる。例えば、ヘルプ目次内の各見出しに、その見出しに対応するヘルプ項目のURLをリンク情報として設定しておけば、ユーザが見出しを選択すると、HTTPによりそのURLが示すそのヘルプ項目が取得される。ここで、ヘルプグループ10内の親機100M及び子機100Sのいずれにもキャッシュされていないヘルプ項目については、ヘルプ目次内の、対応する見出しに、管理装置200内のそのヘルプ項目のURLを設定する。一方、ヘルプグループ10内の親機100M及び子機100Sのいずれかにキャッシュされているヘルプ項目については、そのヘルプ項目をキャッシュしている親機100M又は子機100S内のそのヘルプ項目のURLを、対応する見出しに設定する。このように構成したヘルプ目次を用いれば、ヘルプグループ10内の画像形成装置100から管理装置200に対してヘルプ項目が要求されるのは、ユーザが選んだヘルプ項目がヘルプグループ10内にキャッシュされていない場合のみとなる。
図15に示すように、この変形例では、親機100Mは、自分のヘルプキャッシュ120に対するヘルプ項目の追加や削除を行うか、同じヘルプグループ10内の各子機100Sから、ヘルプキャッシュ120にヘルプ項目の追加や削除を行った旨の通知を受けるのを待つ(S70)。そして、そのような事象が生じた場合(S70の判定結果がYes)、グループ情報(図5)をその追加又は削除に応じて更新する(S72)と共に、ヘルプ目次にその追加又は削除を反映させる(S74)。
例えば、親機100Mは、管理装置200からヘルプ目次のオリジナルの提供を受けている。このオリジナルには、各見出しに対して、リンク情報としてそれぞれその見出しに対応するヘルプ項目のURL(ヘルプDB210内の当該ヘルプ項目を指している)が設定されている。親機100Mは、それらヘルプ項目のうちの1つがいずれかの子機100Sにキャッシュされたことを知ると、ヘルプ目次におけるそのヘルプ項目に対応する見出しに設定されたURLを、その子機100Sに保持されたヘルプ項目を指すURLに書き換える。例えば、オリジナルにおけるそのヘルプ項目の見出しに設定されたURLが「http://www.helpmanager.example.co.jp/help_DB/003.html」であり、そのヘルプ項目が図5の例におけるデバイスBにキャッシュされた場合を考える。この場合、親機100M(図5のデバイスA)は、ヘルプ目次のその見出しに設定された上記URLのうちのドメイン名等をデバイスBに対応するものに変換する。すなわち、例えば「http://192.160.0.11/help_file/003.html」というURLに書き換える。
このような保守処理を継続的に行うことで、親機100Mは、ヘルプグループ10内のヘルプキャッシュの最新状況を反映したヘルプ目次を持つことになる。子機100Sは、ユーザがヘルプボタンを押下すると、親機100Mから最新のヘルプ目次を取得し、画面表示すればよい。
<変形例3>
上述の実施形態では、子機100Sが要求したヘルプ項目を取得する方法として、親機100Mがその子機100Sに対し親機100Mが記憶したヘルプ項目を送信する方法や他の子機100Sから取得するよう指示して要求元の子機100Sが他の子機100Sからヘルプ項目を取得させる方法、管理装置200からヘルプ項目を取得させる方法により、子機100Sがヘルプ項目を取得して表示するとともに、子機100Sが取得したヘルプ項目をヘルプキャッシュ120に格納する構成を示した。これに対し、この変形例では、子機100Sは、管理装置200からヘルプ項目を取得した場合にのみ、ヘルプキャッシュ120に格納し、格納したヘルプ項目に関する情報を親機100Mに通知するように構成してもよい。子機100Sは、親機100Mや他の子機100S等、同じヘルプグループ内の機器からヘルプ項目を取得した場合は、ヘルプキャッシュ120に格納せず破棄するように構成してもよい。
<変形例4>
上述の実施形態では、親機100Mまたは子機100Sが管理装置に対し定期通報を行った際に、予兆検知技術等を用いてその親機100Mまたは子機100Sに近い将来発生する可能性が高いエラー等のイベントを求め、そのイベントに役立つ可能性が高いヘルプ項目を親機100Mまたは子機100Sに取得させる構成を説明した。この変形例では、さらに、管理装置が提供するエラー予兆に基づいて提供するヘルプ項目には、ヘルプキャッシュ120からの削除(キャッシュアウト)処理の適用除外とする旨の情報を付加して親機100Mまたは子機100Sを提供するようにしてもよい。ヘルプ管理情報保持部128は、ヘルプキャッシュ120の空き容量が十分でなくなった場合に、ヘルプキャッシュ120から削除するヘルプ項目を決定する際に、この削除を適用除外する旨の情報が付加されたヘルプ項目を削除対象から除外するように構成してもよい。
<その他>
以上の実施形態及び変形例は、いずれも単一のヘルプグループ10のみを考慮していた。これに対して、例えば多くの部署を有する1つの事業所内には、複数のヘルプグループ10が存在することが考えられる。このような場合、管理装置200が、例えばヘルプの定期更新(図12参照)の際にあるヘルプグループ10に提供するヘルプ項目を、そのヘルプグループに関連する(例えば同一事業所に所属)他のヘルプグループ10の情報を考慮に入れて決定してもよい。
例えば、各画像形成装置100から管理装置200に通知する管理情報に、その画像形成装置100における各ヘルプ項目の参照回数(図6)の情報を含める。そして、あるヘルプグループ10の親機100Mに対し、ヘルプの定期更新の際に提供するヘルプ項目群を求めるに際し、ヘルプ項目ごとに、そのヘルプグループ10、及びこれに関連すると管理装置200にあらかじめ登録されている各ヘルプグループ10での当該ヘルプ項目の参照回数を総和する。そして、その総和が多い(例えばあらかじめ定めた閾値を超える)ヘルプ項目が、もし提供先のヘルプグループ10内にキャッシュされていなければ、そのヘルプ項目をそのヘルプグループ10に提供する。関連する他のヘルプグループ10でよく参照されているヘルプ項目は、当該ヘルプグループ10でも必要となる可能性が高いと考えられるので、この仕組みよりあらかじめそのようなヘルプ情報を提供しておくのである。
以上に例示した画像形成装置100の制御部110、及び管理装置200は、汎用のコンピュータに当該装置の各機能モジュールの処理を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)を制御するHDDコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
10 ヘルプグループ、12 ローカルネットワーク、14 PC、16 ゲートウェイ、100M 画像形成装置(親機)、100S 画像形成装置(子機)、110 制御部、112 定期通知部、114 エラー通知部、116M,116S ヘルプ取得部、118 キャッシュ管理部、120 ヘルプキャッシュ、122 ヘルプUI部、124 子機応答部、126 グループ情報保持部、128 ヘルプ管理情報保持部、129 親機情報保持部、130 プリント機構、140 スキャン機構、200 管理装置、210 ヘルプDB、220 定期通知処理部、230 エラー通知処理部、240 提供ヘルプ管理部、250 ヘルプ提供部、260 グループ管理情報記憶部、300 インターネット。

Claims (6)

  1. 自装置と同一のグループ内の各画像形成装置がそれぞれいずれのヘルプ情報を記憶しているかを表す情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した情報に基づき、前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていないヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が外部のヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するようにし、前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されているヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が前記グループ内のそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するようにする、ための制御を実行するヘルプ制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記ヘルプ制御手段は、前記グループ内の画像形成装置からヘルプ情報の要求を受けた場合において、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていない場合には、前記ヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得して要求元の画像形成装置に提供し、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されている場合には、そのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得して要求元の画像形成装置に提供し、
    前記取得手段は、前記ヘルプ制御手段が前記要求元の画像形成装置にヘルプ情報を提供した場合に、当該要求元の画像形成装置が当該ヘルプ情報を記憶しているとの情報を得る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取得手段は、前記グループ内の各画像形成装置から、それぞれ当該画像形成装置が記憶しているヘルプ情報を表す情報を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ヘルプ制御手段は、前記グループ内の画像形成装置からヘルプ情報の要求を受けた場合において、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていない場合には、要求元の画像形成装置に対して前記ヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するよう指示し、そのヘルプ情報が前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されている場合には、前記要求元の画像形成装置に対してそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するよう指示する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ヘルプ制御手段は、前記取得手段が取得した情報に基づき、各ヘルプ情報の見出しに対して当該ヘルプ情報が記憶されている場所を示す記憶場所情報が関連付けられた目次情報を生成し、生成した目次情報を前記グループ内の各画像形成装置に提供する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. コンピュータを、
    自装置と同一のグループ内の各画像形成装置がそれぞれいずれのヘルプ情報を記憶しているかを表す情報を取得する取得手段、
    前記取得手段が取得した情報に基づき、前記グループ内のいずれの画像形成装置にも記憶されていないヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が外部のヘルプ管理装置からそのヘルプ情報を取得するようにし、前記グループ内のいずれかの画像形成装置に記憶されているヘルプ情報については、前記グループ内の画像形成装置が前記グループ内のそのヘルプ情報を記憶している画像形成装置からそのヘルプ情報を取得するようにする、ための制御を実行するヘルプ制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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