JP2011044035A - 電子機器、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

電子機器、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器情報の更新を効率的に検知すること。
【解決手段】電子機器であって、当該電子機器の機器情報を当該電子機器より取得する機器情報取得手段と、前記機器情報のハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、算出されたハッシュ値と、ハッシュ値記憶手段に記憶されているハッシュ値とを比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手段と、前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新する更新手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、ネットワーク上の機器において提供されているWebサービスを利用するための標準仕様(WS−Discovery、WS−Transfer等)が定められている。当該仕様によれば、クライアント側は、機器のベンダや機種等に依存した仕様を意識することなく、各機器において提供されているWebサービスを利用することができる。したがって、クライアント側においては、開発工数の削減が期待でき、ユーザにおいては、利用する機器の選択肢が広がるといったメリットがある。
例えば、WS−Discoveryでは、ネットワーク上の機器を動的に検索するための仕様である。WS−Discoveryでは、ネットワーク上においてサービスを提供可能となった機器は、自らの存在を通知するためのHelloメッセージを広告することが規定されている。
Helloメッセージに含まれるパラメータとして、MetadataVersionが有る。MetadataVersionは、その名の通り、Metadata(機器情報)のバージョンであり、機器情報を構成するいずれかのパラメータの値が変更された場合に変更される数値である。
したがって、Helloメッセージを受信したクライアント装置(PC(Personal Computer)等)は、MetadataVersionを参照することで、機器情報の更新の有無を判定することができ、機器情報の取得の要否等を判定することができる。
一方、機器側において、MetadataVersionを更新するためには、前回の広告時(Helloメッセージ送信時)における機器情報と、今回の広告時における機器情報との相違の有無を判定する必要がある。そのための方法として、前回の広告時における機器情報を記憶装置内に保存しておくことが考えられる。しかし、記憶装置の容量の増加が機器全体のコストに大きく影響する組み込み機器においては、このような方法は採用しがたい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、機器情報の更新を効率的に検知することのできる電子機器、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、電子機器であって、当該電子機器の機器情報を当該電子機器より取得する機器情報取得手段と、前記機器情報のハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、算出されたハッシュ値と、ハッシュ値記憶手段に記憶されているハッシュ値とを比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手段と、前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新する更新手段とを有する。
本発明によれば、機器情報の更新を効率的に検知することができる。
本発明の実施の形態におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における複合機のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における複合機の機能構成例を示す図である。 ネットワークシステムにおける処理手順を説明するためのシーケンス図である。 Helloメッセージの例を示す図である。 Getメッセージの例を示す図である。 GetResponseメッセージの例を示す図である。 機器情報のクライアントPCにおける表示例を示す図である。 広告送信時に複合機において実行される処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 パラメータ分類情報記憶部の構成例を示す図である。 本実施の形態の効果を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。図1においてネットワークシステム1は、複合機10a、10b、10c、及び10d等の一台以上の複合機(以下、総称する場合「複合機10」という。)と、一台以上のクライアントPC20等より構成される。複合機10とクライアントPC20とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク30(有線又は無線の別は問わない)を介して接続されている。
複合機10は、電子機器の具体例であり、コピー、ファクス、スキャナ、及びプリンタ等の複数の機能を一台の筐体において実現する画像形成装置である。複合機10には、各種のソフトウェアが実装されており、当該ソフトウェアによって実現されるWebサービスを、Webサービスに関する標準仕様に従ったインタフェースによってネットワーク30上(クライアントPC20)に提供する。
クライアントPC20は、一般的なPC(Personal Computer)等のコンピュータであり、複合機10のWebサービスを利用可能なソフトウェアが実装されている。
図2は、本発明の実施の形態における複合機のハードウェア構成例を示す図である。同図において、複合機10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD(Hard Disk Drive)114、及びNVRAM(Non-volatile RAM)115等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記録されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記録される不揮発性の記録媒体である。NVRAM115には、プログラムが利用する各種のデータの中でも、より高い安全性が必要とされるデータ等が記録される不揮発性の記録媒体である。
スキャナ12は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェアである。プリンタは13、印刷データを印刷用紙に印刷するためのハードウェアである。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。操作パネル15は、ユーザからの入力の受け付けを行うめのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段を備えたハードウェアである。ネットワークインタフェース16は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。SDカードスロット17は、SDカード80に記録されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、複合機10では、ROM113に記録されたプログラムだけでなく、SDカード80に記録されたプログラムもRAM112にロードされ、実行されうる。
図3は、本発明の実施の形態における複合機の機能構成例を示す図である。同図において、複合機10は、機器情報取得部121、ハッシュ値生成部122、更新検知部123、保持情報更新部124、広告部125、機器情報提供部126、パラメータ分類情報記憶部131、ハッシュ値記憶部132、特定パラメータ記憶部133、及び更新有無判別情報記憶部134等を有する。これら各部は、複合機10にインストールされたプログラムが、CPU111に実行させる処理により実現される。
機器情報取得部121は、複合機10の属性情報(以下、「機器情報」という。)を複合機10より取得する。機器情報には、複合機10を識別するための情報(IPアドレス等)、複合機10の能力を示す情報(複合機10が備えるソフト的又はハード的な機能を示す情報)、及び複合機10に対する設定情報等を構成するパラメータ(データ項目)が含まれうる。機器情報の取得先は、パラメータに応じて異なる。例えば、ROM113、HDD114、又はNVRAM115における所定の記憶領域や、複合機10において動作中のプログラムよりパラメータの値は取得される。なお、機器情報に含まれるパラメータのうち、少なくとも一部のパラメータの値は、ユーザによる指示に応じて、又は自動的に更新されうる。
ハッシュ値生成部122は、機器情報取得部121によって取得された機器情報(複数のパラメータ値の集合)に対して所定のハッシュ関数を適用し、当該機器情報のハッシュ値を生成する。なお、ハッシュ値生成部122は、一部のパラメータ(以下、「特定パラメータ」という。)については、ハッシュ値に含めない。特定パラメータであるか否かは、パラメータ分類情報記憶部131に基づいて判定される。パラメータ分類情報記憶部131は、例えば、NVRAM115又はHDD114において、機器情報を構成するパラメータを重要度によって分類する情報(パラメータ分類情報)を記憶する記憶領域である。
更新検知部123は、機器情報取得部121によって取得された機器情報に含まれる特定パラメータの値と、特定パラメータ記憶部133に記録されている特定パラメータとの値の比較、又はハッシュ値生成部122によって生成されたハッシュ値とハッシュ値記憶部132に記憶されているハッシュ値との比較に基づいて機器情報の更新を検知する。特定パラメータ記憶部133は、NVRAM115又はHDD114において、過去に取得された機器情報に含まれていた特定パラメータの値を記憶する記憶領域である。ハッシュ値記憶部132は、NVRAM115又はHDD114において、過去にハッシュ値生成部122によって生成されたハッシュ値を記憶する記憶領域である。
保持情報更新部124は、更新検知部123によって機器情報の更新が検知された場合に、特定パラメータ記憶部133の記憶内容又はハッシュ値記憶部132の記憶内容を更新する。保持情報更新部124は、また、更新検知部123によって機器情報の更新が検知された場合、更新有無判別情報記憶部134の記憶内容をも更新する。更新有無判別情報記憶部134は、NVRAM115又はHDD114において、機器情報の更新の有無を判別させるための情報(更新有無判別情報)を記憶した記憶領域である。
広告部125は、複合機10の存在を通知するための広告をネットワーク30上に送出する。当該広告には、更新有無判別情報が含まれる。
機器情報提供部126は、広告を受信したクライアントPC20から送信される、機器情報の取得要求に応じ、機器情報を提供(返信)する。
以下、ネットワークシステム1の処理手順について説明する。図4は、ネットワークシステムにおける処理手順を説明するためのシーケンス図である。
例えば、複合機10は、起動に応じ(電源の供給に応じ)、ネットワーク30上に広告をマルチキャストする(S11)。本実施の形態において、広告は、WS−Discovery(Web Services Dynamic Discovery)の仕様に準拠した形式によって送出される。WS−Discoveryにおいて、広告に対応するメッセージはHelloメッセージである。したがって、ステップS11では、Helloメッセージがマルチキャストされる。なお、WS−Discoveryは、主としてマルチキャストによって所望のWebサービスの検索するためのプロトコルを定義する仕様であり、その内容は、「http://specs.xmlsoap.org/ws/2005/04/discovery/ws-discovery.pdf」に詳しい。
図5は、Helloメッセージの例を示す図である。図5のHelloメッセージ510において、記述511における「Hello」により、Helloメッセージ510がHelloメッセージであることであることが識別される。
Type要素512の値における「Device」は、複合機10の存在を示す記述であり、「wprt:PrintDeviceType」は、複合機10が提供可能なWebサービスの識別名を示す。XAddrs要素513の値は、複合機10のアドレス情報(URL(Uniform Resource Locator))を示す。MetadataVersion要素514の値(「435」)は、本実施の形態において更新有無判別情報に相当する。後述されるように、MetadataVersion要素514の値(以下、単に「MetadataVersionの値」という。)は、機器情報の更新に応じて更新される。したがって、クライアントPC20は、複合機10が前回の起動時に発行したHelloメッセージ510に含まれていたMetadataVersionの値と、今回の起動時に発行したHelloメッセージ510に含まれているMetadataVersionの値とを比較することにより、複合機10の機器情報の更新の有無を判別することができる。なお、MetadataVersionの値は、複合機10ごとに異なる。したがって、例えば、クライアントPC20は、XAddrs要素513の値(以下、単に「アドレス情報」という。)とMetadataVersionの値とを関連付けて管理しておけばよい。そうすることにより、クライアントPC20は、各複合機10のMetadataVersionの値を区別することができる。
例えば、クライアントPC20は、MetadataVersionの値が前回と異なっている場合、更新後の機器情報を取得すべく、機器情報の取得要求を複合機10に対して送信する(S12)。機器情報の取得要求の送信先の複合機10は、Helloメッセージ510に含まれているアドレス情報に基づいて判定される。本実施の形態において、機器情報の取得要求は、WS−Transfer(Web Service Transfer)の仕様に準拠する。WS−Transferにおいて、機器情報の取得要求に対応するメッセージはGetメッセージ(Getリクエスト)である。したがって、ステップS12では、Getメッセージが送信される。なお、WS−Transferは、WebサービスベースのリソースのXML表現にアクセスするためのプロトコルを定義する仕様であり、その内容は、「http://www.w3.org/Submission/WS-Transfer/」に詳しい。
図6は、Getメッセージの例を示す図である。図6のGetメッセージ520において、記述521の「Get」によって、Getメッセージ520がGetメッセージであることが識別される。また、Address要素522の値は、Getメッセージ520に対する応答の送信先(すなわち、クライアントPC20)のURL(Uniform Resource Locator)を示す。
Getメッセージ510の受信に応じ、複合機10の機器情報提供部126は、Getメッセージ510に対する応答(すなわち、機器情報)をクライアントPC20に返信する(S13)。WS−Transferにおいて、Getメッセージに対する応答は、GetResponseメッセージである。したがって、ステップS13では、GetResponseメッセージが返信される。
図7は、GetResponseメッセージの例を示す図である。図7のメッセージ530において、記述531の「GetResponse」によって、GetResponseメッセージ530がGetResponseメッセージであることが識別される。
GetResponseメッセージ530において複合機10の各種情報は、<MetadataSection>タグによって囲まれたMetadataSection要素ごとに記述されている。例えば、MetadataSection要素532には、機器(複合機10)に関する情報が記述されている。例えば、FriendlyName要素5321の値は、機器の名前(機器名)を示す。FirmwareVersion要素5322の値は、ファームウェアのバージョンを示す。SerialNumber要素5323の値は、機器のシリアル番号を示す。
また、MetadataSection要素533には、モデル(機種)に関する情報が記述されている。例えば、Manufacturer要素5331の値は、製造元の名前を示す。ManufacturerUrl要素5332の値は、製造元のURLを示す。ModelName要素の値は、モデル名を示す。ModelNumber要素の値は、モデル番号を示す。ModelUrl5334の値は、モデルのWebサイトのURLを示す。また、PresentationUrl5335の値は、機器のWebサイトのURLを示す。
また、MetadataSection要素534には、サービスに関する情報が記述されている。例えば、Address要素5341の値は、サービスの場所を示すURL又はIPアドレスを示す。Types要素5342の値は、サービスの識別名を示す。
GetResponseメッセージ530を受信したクライアントPC20は、GetResponseメッセージに含まれている機器情報(メタ情報)を、例えば、ユーザによる指示入力に応じて表示させる。
図8は、機器情報のクライアントPCにおける表示例を示す図である。同図では、製造元の名前、製造元のURL、モデルの名前、モデルのWebサイトのURL、モデル番号、機器のWebサイトのURL等が表示された例が示されている。
続いて、ステップS11の詳細について説明する。図9は、広告送信時に複合機において実行される処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS1101において、機器情報取得部121は、複合機10より機器情報を取得する。機器情報として取得されるパラメータは、GetResponseメッセージ530において送信対象とされるものであればよい。続いて、更新検知部123は、特定パラメータについて、現在値(ステップS1101において取得された値)と、過去の値(特定パラメータ記憶部133に記録されている値)とを比較することにより、特定パラメータの更新の有無を判定する(S1102)。機器情報に含まれるパラメータの中で、いずれが特定パラメータであるかについては、パラメータ分類情報記憶部131を用いて判定される。
図10は、パラメータ分類情報記憶部の構成例を示す図である。同図二示されるように、パラメータ分類情報記憶部131には、機器情報のパラメータ名(項目名)ごとに重要度が記録(設定)されている。すなわち、パラメータ分類情報記憶部131では、パラメータが重要度によって分類されている。同図におけるパラメータ名は、GetResponseメッセージ530(図7)における各パラメータのタグ名と一致する。図10では、便宜上、一部のパラメータについては省略されている。重要度は、高いものか順に「高」、「中」、「低」の3段階に分類されている。FirmwareVersionの重要度を「高」としたのは、複合機10におけるファームウェアバージョンの変更は、他のパラメータの変更に比べてユーザに対する影響が最も大きいと考えるからである。また、FriendlyName(機器名)及びAddress(IPアドレス)の重要度を「中」としたのは、ユーザによって変更可能な値であるからである。他のパラメータの重要度を「低」としたのは、これらのパラメータは基本的にユーザによって変更されるものではないからである。
本実施の形態では、重要度が「高」であるパラメータが特定パラメータとして判定される。図10の例に基づけば、FirmwareVersion(ファームウェアバージョン)が特定パラメータであると判定される。したがって、ステップS1102では、取得された機器情報に含まれるFirmwareVersionの値と、特定パラメータ記憶部133に記録されているFirmwareVersionの値とが比較される。
比較された値が異なる場合(S1103でYes)、更新検知部123は、特定パラメータの更新を検知する。そこで、保持情報更新部124は、更新有無判別情報記憶部134に記録されている更新有無判別情報(すなわち、MetadataVersion)の値を更新する(S1104)。具体的には、MetadataVersionの値に所定値が加算される。当該所定値は、例えば、パラメータ分類情報記憶部131において、特定パラメータに関連付けられて記録されていてもよいし、他の記憶領域において管理されていてもよい。当該所定値は、少なくともハッシュ値に基づいて更新が検知された場合に比べて大きな値である。すなわち、本実施の形態では、重要度が高いパラメータの値の変更が検知された場合、MetadataVersionの変更量は大きくされる。
続いて、広告部125は、更新後のMetadataVersionの値を含むHelloメッセージ510をマルチキャストする(S1105)。続いて、保持情報更新部124は、特定パラメータ記憶部133に記録されている値を、現在値(ステップS1101において取得された値)によって更新する(置換する)(S1106)。
ステップS1103でNoの場合、又はステップS1106に続いて、ハッシュ値生成部122は、機器情報のハッシュ値を生成する(S1107)。ここでは、特定パラメータを除く全てのパラメータに基づいて、一つのハッシュ値が生成される。続いて、更新検知部123は、機器情報の現在値に基づくハッシュ値(ステップS1107において生成されたハッシュ値)と、機器情報の過去の値に基づくハッシュ値(ハッシュ値記憶部132に記録されているハッシュ値とを比較することにより機器情報の更新の有無を判定する(S1108)。
比較された値が異なる場合(S1108でYes)、更新検知部123は、機器情報の更新を検知する。そこで、特定パラメータの更新の検知に応じてHelloメッセージ510が送信済みでない場合(S1109でNo)、保持情報更新部124は、更新有無判別情報記憶部134に記録されている更新有無判別情報(すなわち、MetadataVersion)の値を更新する(S1110)。ここでは、例えば、MetadataVersionの値に1が加算される。但し、加算値は1に限定されない。続いて、広告部125は、更新後のMetadataVersionの値を含むHelloメッセージ510をマルチキャストする(S1111)。続いて、保持情報更新部124は、ハッシュ値記憶部132に記録されているハッシュ値を、現在値(ステップS1107において生成されたハッシュ値)によって更新する(置換する)(S1112)。なお、ハッシュ値の更新は、特定パラメータの更新の検知に応じてHelloメッセージ510が送信された場合(S1109でYes)にも行われる。
一方、比較されたハッシュ値が一致する場合(S1108でNo)、更新検知部123は、機器情報は更新されていないと判定する。但し、ネットワーク30上に複合機10の存在を通知する必要は有る。そこで、特定パラメータの更新の検知に応じてHelloメッセージ510が送信済みでない場合(S1113でNo)、広告部125は、更新有無判別情報記憶部134に記録されているMetadataVersionの値を含むHelloメッセージ510をマルチキャストする(S1114)。
上述したように、本実施の形態の複合機10によれば、機器情報のハッシュ値を利用して機器情報の更新の有無を効率的に判定することができる。この点について、図11を用いて説明する。
図11は、本実施の形態の効果を説明するための図である。同図において、(A)は、ハッシュ値を用いない場合の、更新の有無の検知方法を示した図である。この場合、過去の機器情報の全てのパラメータを記憶しておく必要がある。また、パラメータごとに値を比較する必要がある。
一方、(B)のように、ハッシュ値によって比較する場合、過去の機器情報についてはハッシュ値を記憶しておけばよい。したがって、過去の機器情報に関して必要な記憶容量を大幅に削減することができる。また、値の比較回数も大幅に削減することができる。
また、本実施の形態では、特定パラメータ(重要度の高いパラメータ)については、別個に(独立)して管理することができる。したがって、更新されたパラメータを特定することができないという、ハッシュ値の比較によって生じうる不都合を補完することができる。
また、特定パラメータの更新が検知された場合は、相対的にMetadataVersionの変更量は大きくされる。したがって、MetadataVersionの変更量によって、単なる機器情報が変更されたことだけでなく、重要なパラメータの変更の有無等も通知することができる。
また、特定パラメータの更新が検知された時点でHelloメッセージ510が送信される。換言すれば、特定パラメータの更新が検知された場合、ハッシュ値の生成やハッシュ値の比較等を待つことなく、Helloメッセージ510の送信が実行される。その結果、複合機10の存在をクライアント側に早期に通知することができる(ハッシュ値の生成のための演算による遅延を回避することができる)。なお、広告部125によるHelloメッセージ510の送信処理は、別スレッドにより、他の処理と並列的に実行するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、特定パラメータ以外のパラメータについては、一つのハッシュ値とする例を説明したが、例えば、重要度ごとにハッシュ値が生成されてもよい。本実施の形態の場合、重要度が「高」のパラメータについてはハッシュ値は生成されない。したがって、重要度が「中」のパラメータ群に基づくハッシュ値、重要度が「低」のパラメータ群に基づくハッシュ値の二つのハッシュ値が生成されることになる。この場合、図9において、ステップS1107〜S1114の処理が、ハッシュ値ごとに順番に実行される。重要度が「中」のハッシュ値に関する処理を先に実行するとよい。重要度が「中」のパラメータの方が少数であり、したがって、ハッシュ値の生成処理も高速である可能性が高いからである。その結果、早期にHelloメッセージ510を送信できる可能性が高まるからである。また、本実施の形態では、重要度が「中」のパラメータの方が更新される可能性が高いという点においても、重要度が「中」のハッシュ値に関する処理を先に実行する意義は有る。また、重要度が高いハッシュ値の比較に基づいて機器情報の更新が検知された場合は、MetadataVersionの値の変更量を相対的に大きくしてもよい。
一方で、特定パラメータは、存在しなくてもよい。換言すれば、機器情報に属する全てのパラメータに基づいて一つのハッシュ値が生成され、当該ハッシュ値のみに基づいて機器情報の更新が検知されてもよい。この場合であっても、機器情報の更新を検知するための記憶容量の削減は図ることができるからである。
なお、本実施の形態では、WS−DiscoveryやWS−Transferの仕様に準拠した例を説明した。しかし、本発明を適用可能な範囲は、これらの仕様に準拠したシステムに限られない。所定の更新有無判別識別情報をクライアント側に通知し、当該更新有無判別識別情報に基づいて、機器情報の取得の有無を判定するといった手順を有する各種システムに対して、本発明は有効に適用されうる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ネットワークシステム
10 複合機
20 クライアントPC
30 ネットワーク
11 コントローラ
12 スキャナ
13 プリンタ
14 モデム
15 操作パネル
16 ネットワークインタフェース
17 SDカードスロット
80 SDカード
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 HDD
115 NVRAM
121 機器情報取得部
122 ハッシュ値生成部
123 更新検知部
124 保持情報更新部
125 広告部
126 機器情報提供部
131 パラメータ分類情報記憶部
132 ハッシュ値記憶部
133 特定パラメータ記憶部
134 更新有無判別情報記憶部
特開2007−102802号公報 特開2007−148828号公報
"Web Service Dyanamic Discovery(WS−Discovery)"、 [online]、[平成21年8月3日検索]、< http://specs.xmlsoap.org/ws/2005/04/discovery/ws-discovery.pdf> "Web Service Transfer(WS−Transfer)"、 [online]、[平成21年8月3日検索]、<http://www.w3.org/Submission/WS-Transfer/>

Claims (7)

  1. 電子機器であって、
    当該電子機器の機器情報を当該電子機器より取得する機器情報取得手段と、
    前記機器情報のハッシュ値を生成するハッシュ値生成手段と、
    算出されたハッシュ値と、ハッシュ値記憶手段に記憶されているハッシュ値とを比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手段と、
    前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新する更新手段とを有する電子機器。
  2. 前記更新検知手段は、前記機器情報取得手段によって取得された前記一部のパラメータの値を、特定パラメータ記憶手段に記録されている値と比較することにより前記一部のパラメータの値の更新を検知し、
    前記更新手段は、前記一部のパラメータの値の更新が検知された場合に、前記特定パラメータ記憶手段に記録されている値を前記機器情報取得手段によって取得された値によって更新し、前記機器情報更新有無判別情報の値を更新する請求項1記載の電子機器。
  3. 前記更新手段は、前記一部のパラメータの値の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値に基づいて前記機器情報の更新が検知された場合に比べて大きな変更量によって前記機器情報更新有無判別情報としての数値を変更する請求項2記載の電子機器。
  4. 前記機器情報更新有無判別情報を含む情報をネットワークに送出する広告手段を有し、
    前記更新検知手段は、前記機器情報取得手段によって取得された前記一部のパラメータの値を、前記ハッシュ値生成手段によるハッシュ値の算出が行われる前に前記特定パラメータ記憶手段に記録されている値と比較し、
    前記広告手段は、前記更新検知手段によって前記一部のパラメータの値の更新が検知された場合は、前記ハッシュ値生成手段によるハッシュ値の算出が行われる前に前記機器情報更新有無判別情報を送出する請求項2又は3記載の電子機器。
  5. 前記機器情報更新有無判別情報を含む情報をネットワークに送出する広告手段と、
    前記機器情報に含まれるパラメータを複数に分類する分類情報を記憶する分類情報記憶手段とを有し、
    前記ハッシュ値生成手段は、前記分類ごとにハッシュ値を生成し、
    前記更新検知手段は、分類ごとに算出されたハッシュ値を、ハッシュ値記憶手段に記憶されている同一分類に対応するハッシュ値と順番に比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手段と、
    前記更新手段は、前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新し、
    前記広告手段は、前記更新検知手段によって前記機器情報の更新が検知された場合に、全ての前記ハッシュ値に関する比較が完了していなくても前記機器情報更新有無判別情報を送出する請求項1乃至4いずれか一項記載の電子機器。
  6. 電子機器が実行する情報処理方法であって、
    当該電子機器の機器情報を当該電子機器より取得する機器情報取得手順と、
    前記機器情報のハッシュ値を生成するハッシュ値生成手順と、
    算出されたハッシュ値と、ハッシュ値記憶手段に記憶されているハッシュ値とを比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手順と、
    前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新する更新手順とを有する情報処理方法。
  7. 電子機器に、
    当該電子機器の機器情報を当該電子機器より取得する機器情報取得手順と、
    前記機器情報のハッシュ値を生成するハッシュ値生成手順と、
    算出されたハッシュ値と、ハッシュ値記憶手段に記憶されているハッシュ値とを比較することにより前記機器情報の更新を検知する更新検知手順と、
    前記機器情報の更新が検知された場合に、前記ハッシュ値記憶手段に記録されているハッシュ値を生成されたハッシュ値によって更新し、機器情報更新有無判別情報記憶手段に記録されている機器情報更新有無判別情報の値を更新する更新手順とを実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014191514A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Fujitsu Fsas Inc 部品管理装置、部品管理方法および部品管理プログラム
US9692927B2 (en) 2012-11-29 2017-06-27 Ricoh Company, Ltd. Device, information processing system, and information processing method

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