JP2022055211A - W/o型乳化組成物 - Google Patents

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【課題】界面活性剤として植物由来の界面活性剤のみを使用しながらも、微細な乳化粒子を形成し、かつ、低粘度なW/O型乳化組成物を提供することである。【解決手段】HLB値が9以下のポリグリセリン脂肪酸エステル及び縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを混合し、乳化剤として用いる。【選択図】 図1

Description

本発明は、W/O型乳化組成物に関するものである。
W/O型乳化組成物は、化粧料としての使用に際し、皮膚表面上に水分透過性の低い油膜を形成し、長時間に渡って肌を乾燥から保護するという、皮膚に対して好ましい作用を有している。しかも、この油膜は水と接触しても再乳化を起こすことが少ないといった優れた機能を有している。W/O型乳化組成物において、形成する乳化粒子が微細であるほどクリーミング等が生じず、乳化安定性が高いとされる。一方、W/O型乳化組成物の粘度が低いものの方がのびが軽く、なじみ感が良好となる。これより、乳化粒子が微細かつ低粘度であれば、乳化安定性と使用感に優れるW/O型乳化組成物となる。しかし、一般的に乳化粒子が微細になるほどW/O型乳化組成物の粘度が上昇する傾向があることから、現状、乳化粒子が微細かつ低粘度のW/O型乳化組成物を調製するのは難しいとされていた。
上記課題を解決する手段として、W/O型乳化組成物を用いた化粧料では、界面活性剤として石油由来のポリオキシアルキレン誘導体やシリコーン系界面活性剤を用いるのが主流である(特許文献1、2)。しかし、最近は、より高い安全性や環境への配慮が求められることから、皮膚刺激が懸念されるポリオキシアルキレン誘導体や難分解性のシリコーン系界面活性剤を使用しない処方系が望まれている。
また、植物由来の界面活性剤のみを使用する方法として、HLB5.0以下のジグリセリン脂肪酸エステルとHLB13.0以上のデカグリセリン脂肪酸エステルを配合する油中水型化粧料が提案されているが、乳化安定性はよいものの粘度が高くなる傾向がある(特許文献3)。
特開2007-153824号公報 特開2014-111584号公報 特開2006-321769号公報
本発明が解決しようとする課題は、植物由来の界面活性剤のみを使用しながらも、微細な乳化粒子を形成し、かつ、低粘度なW/O型乳化組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、HLB値が9以下のポリグリセリン脂肪酸エステル及び縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを混合し、界面活性剤として用いることで低粘度かつ微細な乳化粒子のW/O型乳化組成物が得られ、上記課題を解決し得る事を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、界面活性剤として特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを混合することで低粘度かつ微細な乳化粒子のW/O型乳化組成物の調製を可能とするものである。
実施例2~4、比較例1~3の顕微鏡写真を示す。
以下に本発明を実施するための形態をより詳細に説明するが、本発明の範囲は、この実施形態に限定するものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で変更等が加えられた形態も本発明に属する。なお、範囲を表す表記の「~」は、上限と下限を含むものである。
(A)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLB値が9以下であり、好ましくはHLB値が5.5以下、3以上である。また、HLB値が9を超えるポリグリセリン脂肪酸エステルと、HLB値が9以下のポリグリセリン脂肪酸エステルとを、HLB値が9以下となる割合で併用することも出来る。
(A)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルに用いるポリグリセリンは、水酸基価から算出した平均重合度が好ましくは2~10、さらに好ましくは2~4のポリグリセリンである。
(A)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸は、好ましくは炭素数8~22の飽和又は不飽和の脂肪酸より選ばれた1種又は2種以上である。直鎖及び分岐の脂肪酸のいずれであっても良い。
このようなポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ジカプリン酸ジグリセリル、ジ(カプリル・カプリン酸)ジグリセリル、ジラウリン酸ジグリセリル、ヘキサミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸ジグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、モノベヘニン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸テトラグリセリル等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用する。なかでも炭素数8~22の分岐又は不飽和の脂肪酸のポリグリセリン脂肪酸エステルがより好ましい。商品名としては、IS-201P、O-201P、IS-401P(いずれも阪本薬品工業株式会社製)が挙げられる。
(B)成分の縮合リシノレイン酸ポリグリセリルとは、縮合リシノレイン酸と好ましくは水酸基価から算出した平均重合度2~10、より好ましくは4~6のポリグリセリンとのエステルである。また、IOB値が、好ましくは0.2~0.4である。商品名としては、CR-350H、CR-310、CR-500、CRS-75(阪本薬品工業株式会社製)が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステル及び縮合リシノレイン酸ポリグリセリルの原料であるポリグリセリンの製造方法は特に限定はないが、常法のポリグリセリンの製造方法であるグリセリンをアルカリ触媒下に常圧又は減圧下で加熱して得る方法などが挙げられる。
ポリグリセリンの平均重合度は、水酸基価から算出したものであり、以下の(i)式により算出する。また、(i)式中の水酸基価は「基準油脂分析試験法2013年度版」(日本油化学会制定)に準拠し測定する。
(数1)
平均重合度=(112220-18×水酸基価)/(74×水酸基価-56110)(i)
(A)成分のHLBは以下の(ii)式により求める。
(数2)
HLB値=20×(1-S/A)[S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の酸価](ii)
ここで、(B)成分のIOB値とは以下の概念によって求められる。無機性値(inorganic)と有機性(organic)のバランスを示す指標であり、無機性値(IV)/有機性値(OV)で与えられる。この値が大きい化合物ほどより親水性の化合物と言える。
本発明のW/O型乳化組成物では、(A)成分の濃度は特に限定されないが、好ましくは0.5~3重量%含有され、また、(A)/(B)が19/1~1/3の比率で含有されるのが好ましく、特に(A)/(B)が19/1~1/1の比率で使用されるのが好ましい。(A)/(B)を19/1~1/3の比率で含有すると、低粘度でかつ微細な乳化粒子のW/O型乳化組成物が得られる。
本発明のW/O型乳化組成物は、常法に従って製造することができ、例えば、(A)成分、(B)成分に油性成分を添加し、加熱することで均一混合する。その混合物に水及び水溶性成分を徐々に添加しながら乳化し、その後冷却することにより得ることができる。このとき、油性成分は室温で液状を呈するものがより好ましい。
本発明のW/O型乳化組成物に用いられる油性成分は、好ましくは10~90重量%含有される。油性成分としては、特に限定されないが、例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、パラフィン、プリスタン、α-オレフィンオリゴマー、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレン等の炭化水素類、アボガド油、アマニ油、アルモンド油、オリブ油、カカオ脂、カロット油、キューカンバー油、ククイナッツ油、グレープシード油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シア脂、ダイズ油、茶油、月見草油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ハトムギ油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、綿実油、ヤシ油、ラッカセイ油、ローズヒップ油、サザンカ油、ホホバ油、水添ホホバ油、ヤシ硬化油、チョウジ油、ラベンダー油、ローズマリー油、テレビン油、ユーカリ油等の植物油脂類、オレンジラフィー油、牛脂、馬油、タートル油、ミンク油、卵黄油、ラノリン等の動物油類、ミツロウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、モンタンロウ、ライスワックス、ラノリンワックス、セラック等が挙げられる。また、炭化水素系のワックス類としては、例えば、固形パラフィン、セレシン、オゾケライト、エチレン・プロピレンコポリマー、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、イボタロウ、モクロウ等のロウ類、アラキドン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、エルカ酸、オレイン酸、ステアリン酸、セバシン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ラノリン脂肪酸、リノール酸、リノレン酸、カプリン酸、カプリル酸、ヒドロキシステアリン酸、サフラワー油脂肪酸、コメヌカ脂肪酸、トール油脂肪酸、ヤシ脂肪酸等の脂肪酸類、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、オクチルアルコール、デシルアルコール、アラキルアルコール、ヘキシルデカノール、キミルアルコール、β-グルカン、コレステロール、シトステロール、ジヒドロコレステロール、ステアリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、フィトステロール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、ラウリルアルコール、ラノリンアルコール、ミリスチルアルコール等の高級アルコール類、アボカド油脂肪酸エチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2-ヘキシルデシル、アジピン酸ジヘプチルウンデシル、酢酸ラノリン、安息香酸アルキル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸バチル、イソステアリン酸フィトステリル、オクタン酸アルキル、エチレングリコール脂肪酸エステル、エルカ酸オクチルドデシル、オクタン酸ペンタエリスリット、オクタン酸セチル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸セテアリル、オクタン酸ステアリル、オクタン酸イソステアリル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリオレイン酸グリセリル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、カプリン酸セチル、カプリル酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、エチルヘキサン酸セチル、エルカ酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸セトステアリル、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジグリセリンイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物、ジステアリン酸グリコール、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリルリチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ステアリン酸ヘキシルデシル、ステアリン酸コレステリル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸バチル、ステアリン酸ブチル、セチルイソオクタネート、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、ダイマー酸ジイソプロピル、炭酸ジアルキル、ヒドロキシ脂肪酸コレステリル、イソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリオクタノイン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸トリデシル、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ペラルゴン酸オクチル、イソペラルゴン酸オクチル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソセチル、イソパルミチン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソステアリル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リノール酸トコフェロール、リシノール酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ポリプロピレングリコールオリゴエステル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、ヘプタン酸ステアリル、親油性のポリグリセリン脂肪酸エステルであるジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ノナイソステアリン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、マカダミアナッツ油ヘキサグリセリルエステルズベヘネート、(イソステアリン酸/ベヘン酸)(グリセリル/ヘキサグリセリル)エステルズ、デカ2-エチルヘキサン酸デカグリセリル等のエステル油類、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン等のシリコン被膜形成剤、アミノプロピルジメチコン、アルキルメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー、(ジメチルシロキサン/メチルセチルオキシシロキサン)コポリマー、シメチコン、ステアリルジメチコン、セチルジメチコンシリコン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレンアルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン等のシリコーンオイル類、ポリプロピレン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド等の多価アルコール類、フッ素変性オルガノポリシロキサン、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油、デキストリン脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12-ヒドロキシステアリン酸等を使用する事ができる。
本発明のW/O型乳化組成物には多価アルコールを用いることができ、好ましくは5~10重量%含有される。多価アルコールとしては、特に限定されないが、エリスリトール、グリセリン、キシリトール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ソルビット、トレハロース、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレングリセリン、ポリプロピレン、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリグリセリン、マルチトール、マンニトール等の多価アルコール類を配合する事ができる。
また、発明の効果を損なわない範囲で通常の化粧料及び外用剤に使用される成分を含有することができる。例えば、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸デキストリン、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル等の油性ゲル化剤、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ポリシリコーンー15、オクトクレリン、サリチル酸エチルヘキシル、ホモサレート、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤類、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、又それらに金属石鹸、シリカ、シリコン等で表面処理を施した紫外線散乱剤類、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N-アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、脂肪酸石鹸、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、N-アシルタウリン塩等のアニオン性界面活性剤類、酢酸ベタイン型両性活性剤、イミダゾリン型両性活性剤、アルキルアミドプロピルベタイン型両性活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン型両性活性剤、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン型両性活性剤、アルキルジメチルアミンオキサイド等の両性活性剤類、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレン水素添加ステロール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、アルキルポリグリコシド、アルキルアルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤、アルキルアンモニウム塩、アミドアミン等のカチオン性界面活性剤、水素添加大豆リン脂質、水酸化大豆リン脂質等のレシチン誘導体類、N-アシルリジン等の有機低分子性粉体、でんぷん、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸、硫酸バリウム等の体質顔料、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、ナイロンパウダー、ポリエチレン末等の合成高分子粉末、赤色201号、赤色202号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等の有機顔料粉体、モノラウリン酸グリセライド、モノウンデシレン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、(ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸)ポリグリセリル、(イソステアリン酸/コハク酸)デカグリセリル、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル等、ポリヒドロキシステアリン酸、ヒマシ油脂肪酸縮合物、1,2-ヒドロキシステアリン酸縮合物等の粉体分散剤、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エデト酸塩、ヒドロキシエタンジホフホン酸塩、ポリリン酸塩、グルコン酸等のキレート剤類、安息香酸塩、感光素、パラベン類、フェノキシエタノール、サリチル酸、ソルビン酸、イソプロピルメチルフェノール等の防腐剤類、アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、アスコルビン酸塩誘導体等の美白剤、ビタミン類、アミノ酸類、グリチルリチン酸誘導体類、植物エキス類、香料、精油、pH調整剤等を配合する事ができる。
また、本発明は、化粧料としてはクレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングリキッド、洗顔クリーム、洗顔フォーム、マッサージクリーム、コールドクリーム、スキンクリーム、スキンジェル、乳液、化粧水、パック、美容液、アフターシェービングローション等のスキンケア化粧料、日焼け止め料、ボディシャンプー、石鹸、ボディローション、ボディクリーム、浴用剤、ハンドクリーム等のボディケア化粧料、ファンデーション、化粧下地、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、ほほ紅、おしろい、眉墨等のメイク化粧料、ヘアシャンプー、ヘアリンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアローション、ヘアクリーム、染毛料、整髪料等の毛髪化粧料等、また外用剤としては各種軟膏や、育毛剤、歯磨き剤、消毒剤等の医薬品及び医薬部外品等に、製品の形態によらず適用できる。
以下に具体的な実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
<実施例1~13、比較例1~8>
表1、2に示した成分と配合割合にてW/O型乳化組成物を調製し、粘度、粒子の大きさ、感触を評価した。
[W/O型乳化組成物の調製]
まず、200mL容のビーカーに塩化ナトリウムとイオン交換水を量り取った。塩化ナトリウムをイオン交換水に溶解させ、これを水相とした。つぎに300mL容のビーカーに乳化剤と油剤を量り取った。乳化剤を油剤に相溶させ、これを油相とした。水相と油相を水浴にて60℃に調温した。まず、油相を水浴から取り出し、直ちにディスパーミキサー(ホモディスパー,Model2.5,プライミクス株式会社)を用いて2000rpmで撹拌した。その後、すぐに水浴から水相を取り出し、2分間かけて油相に添加した。水相を全量添加した後、直ちに撹拌速度を3000rpmまで上昇し、そのまま2分間撹拌した。ディスパーミキサーでの撹拌を停止した後、乳化組成物の入ったビーカーを約25℃の水浴に浸し、手で撹拌しながら30℃まで冷却することでW/O型乳化組成物を得た。
乳化剤の詳細は以下の通りである。
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル:CRS-75(阪本薬品工業株式会社製、IOB 0.33)
モノイソステアリン酸ジグリセリル:IS-201P(阪本薬品工業株式会社製、HLB 4.7)
モノオレイン酸ジグリセリル:O-201P(阪本薬品工業株式会社製、HLB 5.5)
モノイソステアリン酸テトラグリセリル:IS-401P(阪本薬品工業株式会社製、HLB 8.2)
油剤の詳細は以下の通りである。
イソノナン酸イソトリデシル:サラコス 913(日清オイリオグループ株式会社製)
ドデカン:試薬特級(富士フイルム和光純薬株式会社製)
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル:O.D.O(日清オイリオグループ株式会社製)
[粘度測定]
粘度は粘度計にて測定した。調製した50gのW/O型乳化組成物を50mL容のスクリュー管に量り取り、これを測定試料とした。粘度計としてB型粘度計(東京計器株式会社製)を用い、室温下、ローターNo.3、回転速度60rpmの条件にて測定した。判定基準は下記の通りとした。
判定基準
油剤:イソノナン酸イソトリデシル
〇:400mpPa・s未満
△:400mpPa・s以上800mpPa・s以下
×:800mpPa・s超過
油剤:ドデカン
〇:80mpPa・s未満
△:80mpPa・s以上120mpPa・s以下
×:120mpPa・s超過
油剤:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
〇:1050mpPa・s未満
△:1050mpPa・s以上1150mpPa・s以下
×:1150mpPa・s超過
[粒子観察]
粒子は顕微鏡にて観察した。調製した約1mgのW/O型乳化組成物をスライドガラス上にのせ、これにカバーガラスを被せることでプレパラートを作製した。顕微鏡としてオールインワン蛍光顕微鏡(BZ-X800,KEYENCE製)、40倍の対物レンズを用い、明視野にて乳化粒子を観察した。BZ-X800解析アプリケーションのハイブリットセルカウントを用い、得られた顕微鏡画像を解析した。解析方法を色相とし、透過率が最も高いと判断した乳化粒子を基準として選択した。基準との公差によって顕微鏡画像中の乳化粒子を識別した。解析の対象は顕微鏡画像の全領域とした。分離度を100に設定し、重なり合う乳化粒子同士を分割した。検出された乳化粒子について、面積、周囲長、長径、短径を自動計測にて算出した。このうちの面積を用い、粒子面積が0~7μm、8~20μm未満、20~50μm未満、50~80μm未満、80μm以上の5つの区画に乳化粒子を振り分けた。それぞれの大きさの乳化粒子が顕微鏡画像中で占有する面積の割合を算出した。判定基準は下記の通りとした。
判定基準
油剤:イソノナン酸イソトリデシル
〇:20μm以上の粒子が占める面積割合が20%未満
△:20μm以上の粒子が占める面積割合が20%以上40%以下
×:20μm以上の粒子が占める面積割合が40%超過
油剤:ドデカン
〇:80μm以上の粒子が占める面積割合が40%未満
△:80μm以上の粒子が占める面積割合が40%以上50%以下
×:80μm以上の粒子が占める面積割合が50%超過
油剤:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
〇:8μm以上の粒子が占める面積割合が25%未満
△:8μm以上の粒子が占める面積割合が25%以上50%以下
×:8μm以上の粒子が占める面積割合が50%超過
実施例2~4、比較例1、2について、使用感を官能にて評価した。
[官能評価]
ポリエチレン製のディスポーザブルピペットを用い、乳化組成物を左前腕部に塗布し、指で塗り広げて肌になじませた。このときののびの軽さ、浸透感、べたつきの3項目について評価した。
[のびの軽さ]
1~5段階で評価し、のびが軽いものについて評点が高くなるよう点数をつけた。評価員6名で評価し、平均点を判定に用いた。
[浸透感]
1~5段階で評価し、浸透し易いものについて評点が高くなるよう点数をつけた。評価員6名で評価し、平均点を判定に用いた。
[べたつき]
1~5段階で評価し、べたつきが少ないものについて評点が高くなるよう点数をつけた。評価員6名で評価し、平均点を判定に用いた。
判定基準
〇:3.5点以上
△:2.5点以上3.5点未満
×:2.5点未満
W/O型乳化組成物の粘度及び乳化粒子の大きさに関する評価結果を表1、表2に示した。























Figure 2022055211000002
Figure 2022055211000003
モノイソステアリン酸ジグリセリンのみを配合した比較例1に対し、縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを配合した実施例1~4では、乳化粒子は微細のまま粘度を大きく低下させることがわかる。縮合リシノレイン酸ポリグリセリルのみ配合した比較例2、4では、いずれも乳化粒子が大きいものであった。すなわち、HLB値が9以下のポリグリセリン脂肪酸エステル及び縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを併用することで、微細な乳化粒子を形成し、かつ、低粘度なW/O型乳化組成物となることが明らかである。また、油剤を替えても同様の結果が見られた。
実施例2~4、比較例1~3の顕微鏡写真を図1に示した。モノイソステアリン酸ジグリセリルのみを使った比較例2、縮合リシノレイン酸ポリグリセリルのみを使った比較例3では、乳化粒子が粗大であるのに対し、モノイソステアリン酸ジグリセリルと縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを配合した実施例2~4では乳化粒子が微細であることがわかる。比較例1では乳化粒子が微細であるものの、粘度が大幅に低下した(表2)。
官能評価の判定結果を表3に示した。
Figure 2022055211000004
比較例1、2では浸透感が得られず、べたつく感触であったのに対し、実施例3、4では浸透感が得られ、べたつきの少ないW/O型乳化物が調製できた。特に、実施例2では、のびの軽さ、浸透感が良好で、べたつきのないW/O型乳化物が得られた。
<調製実施例1>
以下に示す処方のスキンケアクリームを常法により調製した。
モノイソステアリン酸ジグリセリル 1.2%
マカデミアナッツ油ポリグリセリル-6エステルズベヘネート 1.0%
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2%
スクワラン 10.0%
ドデカン 9.6%
ホホバ油 4.0%
ジステアルジモニウムヘクトライト 1.0%
ジグリセリン 3.0%
BG 8.0%
塩化ナトリウム 0.5%
精製水 61.5%
防腐剤 q.s.
調製実施例1の処方で調製することでのびがよく、べたつきが少ない感触の良いスキンケアクリームを調製できた。
<調製実施例2>
以下に示す処方のクリーム状ファンデーションを常法により調製した。
モノイソステアリン酸ジグリセリル 1.2%
マカデミアナッツ油ポリグリセリル-6エステルズベヘネート 1.0%
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2%
シクロペンタシロキサン 10.9%
イソノナン酸イソトリデシル 6.0%
ジステアルジモニウムヘクトライト 1.0%
デカイソステアリン酸デカグリセリル 0.4%
イソノナン酸イソトリデシル 3.0%
顔料 8.3%
ジグリセリン 3.0%
BG 8.0%
塩化ナトリウム 0.5%
精製水 56.5%
防腐剤 q.s.
調製実施例2の処方で調製することで、べたつかず、さっぱりとした感触のクリーム状ファンデーションを調製できた。
<調製実施例3>
以下に示す処方の日焼け止めクリームを常法により調製した。
モノイソステアリン酸ジグリセリル 1.2%
縮合リシノレイン酸ポリグリセリル-6 0.2%
スクワラン 2.0%
メトキシケイヒ酸オクチル 5.0%
シクロペンタシロキサン 28.2%
ジステアルジモニウムヘクトライト 0.2%
ポリメチルシルセスオキサン 0.7%
BG 5.0%
エタノール 3.0%
塩化ナトリウム 0.5%
精製水 39.0%
(イソステアリン酸/コハク酸)デカグリセリル 0.3%
酸化亜鉛 10.5%
イソノナン酸イソトリデシル 4.2%
防腐剤 q.s.
調製実施例3の処方で調製することで、べたつかず、さっぱりとした感触の日焼け止めクリームを調製できた。
本発明のW/O型乳化組成物は、界面活性剤としてポリオキシアルキレン誘導体類やシリコーン系界面活性剤を使用せず、ポリグリセリン脂肪酸エステルのみを用いて、乳化粒子が微細かつ低粘度のW/O型乳化組成物であり、ファンデーション等のメークアップ化粧料、日焼け止め化粧料、スキンケアクリーム等幅広い用途に利用が可能なものである。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)及び(B)を含有するW/O型乳化組成物。
    (A)HLB値が9以下のポリグリセリン脂肪酸エステル
    (B)縮合リシノレイン酸ポリグリセリル
  2. (A)成分の含有量が0.5~3%であり、(A)/(B)が19/1~1/3の比率で含有される請求項1に記載のW/O型乳化組成物。
  3. (A)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンは重合度が2~10である請求項1~2いずれかに記載のW/O型乳化組成物。
  4. (A)成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸は炭素数が8~22の飽和または不飽和である請求項1~3いずれかに記載のW/O型乳化組成物。
  5. (B)成分の縮合リシノレイン酸ポリグリセリルを構成するポリグリセリンは重合度2~10である請求項1~4いずれかに記載のW/O型乳化組成物。
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