JP2022054588A - 双方向無線通信トランシーバ - Google Patents

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尚曄 李
Sang Yeop Lee
修平 天川
Shuhei Amakawa
紳介 原
Shinsuke Hara
恭弥 高野
Kyoya Takano
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Abstract

Figure 2022054588000001
【課題】共用アンテナで送受信を行う双方向無線通信トランシーバを提供する。
【解決手段】双方向無線通信トランシーバ10は、LO信号を生成するLO回路11と、ベースバンド信号およびLO信号が入力され、これら信号を混合して得られたIF信号にLO信号を重ね合わせた信号を出力する第1のミキサ12と、第1のミキサ12の出力信号を増幅する第1のアンプ13と、送信時には第1のアンプ13の出力信号を周波数逓倍して得られたRF信号を出力し、受信時には第1のアンプ13によって増幅されたLO信号を周波数逓倍して得られたLO逓倍信号とアンテナ100が受信したRF信号とを混合してダウンコンバートして得られたIF信号を出力する第2のミキサ14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、共用アンテナで送受信を行う双方向無線通信トランシーバ、特に、300GHz帯送受信に好適な双方向無線通信トランシーバに関する。
テラヘルツ帯、特に300GHz帯は数十GHz以上の広い周波数帯域が利用できることから、より大容量のデータの高速伝送ができる次世帯通信の一つとの候補として注目されている。ところが、CMOSプロセスでの最大周波数は高々200GHz台前半であることから、300GHz帯のトランシーバをCMOSプロセスで実現するのは困難である。そこで、CMOSトランシーバでは、送信機(以下、TXという。)は、ダブラやトリプラなどの周波数逓倍ミキサを最終段に配置し、ベースバンド信号をLO(Local Oscillation)信号でアップコンバートして得られたIF(Intermediate Frequency)信号を最終段のミキサで周波数逓倍してRF(Radio Frequency)信号にして出力するといったミキサラスト構成にされ、受信機(以下、RXという。)は、初段に配置したダウンコンバージョンミキサを配置し、受信したRF信号をLO信号でダウンコンバートして得られたIF信号を低雑音アンプで増幅するといったミキサファースト構成にされる。
これまでTXおよびRXはそれぞれ大きな回路面積を占有するため別々のチップに実装されていたが、本発明者は、TXとRXでLO回路を時分割共有してトランシーバ全体の回路面積および消費電力を削減することでTXとRXを単一チップに実装可能にした双方向無線通信トランシーバを開発している(例えば、下記特許文献1および非特許文献1を参照)。
国際公開2020/110814
S. Lee et al., "An 80-Gb/s 300-GHz-Band Single-Chip CMOS Transceiver," IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL.54, NO. 12, DECEMBER 2019
上記双方向無線通信トランシーバではRX側のLO回路は省略できるもののアンテナはTXおよびRXにそれぞれ必要である。しかし、アンテナは比較的大きな回路面積を占有するため、双方向時間分割トランシーバを小型化する上で狭いチップに送信用および受信用にそれぞれアンテナを配置するだけのスペースを確保することは困難である。また、狭い空間に配置されたTXアンテナおよびRXアンテナ間のアイソレーションを十分に確保することが難しく、送信時にRF信号がRXアンテナに回り込んでTXおよびRXの両アンテナからRF信号が放射されるおそれもある。したがって、TXとRXでアンテナを共用することが望ましい。
上記問題に鑑み、本発明は、共用アンテナで送受信を行う双方向無線通信トランシーバを提供することを目的とする。
本発明の一局面に従った双方向無線通信トランシーバは、LO信号を生成するLO回路と、ベースバンド信号および前記LO信号が入力され、これら信号を混合して得られたIF信号に前記LO信号を重ね合わせた信号を出力する第1のミキサと、前記第1のミキサの出力信号を増幅する第1のアンプと、送信時には前記第1のアンプの出力信号を周波数逓倍して得られたRF信号を出力し、受信時には前記第1のアンプによって増幅されたLO信号を周波数逓倍して得られたLO逓倍信号とアンテナが受信したRF信号とを混合してダウンコンバートして得られたIF信号を出力する第2のミキサとを備えたものである。
本発明によると、TXとRXでアンテナを共用して双方向無線通信トランシーバの小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る双方向無線通信トランシーバの構成図 一例に係るRFミキサの要部回路図 TXモードでの双方向無線通信トランシーバの回路状態の一例を示す図 RXモードでの双方向無線通信トランシーバの回路状態の一例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者は、当業者が本発明を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。また、図面に描かれた各部材の寸法、細部の詳細形状などは実際のものとは異なることがある。
≪双方向無線通信トランシーバの構成例≫
図1は本発明の一実施形態に係る双方向無線通信トランシーバ(以下、単に「トランシーバ」と称することがある。)10の構成図である。トランシーバ10は、CMOSプロセスによりシリコン基板上に実装されるオンチップトランシーバであり、概して、LO回路11、IFミキサ12、ドライブアンプ13、RFミキサ14、電力結合器15、および低雑音アンプ16を備え、送受信で共用されるアンテナ100が接続される。トランシーバ10は時間分割してTXまたはRXとして動作するようになっており、一例として、TXとして動作するTXモードではベースバンド信号(以下、BB信号と称する。)をアップコンバートしてアンテナ100からRF信号を送信し、RXとして動作するRXモードではアンテナ100が受信したRF信号をダウンコンバートしてIF信号を生成する。一例として、BB信号の周波数は5GHz以下、送受信されるRF信号の周波数は300GHz帯、受信したRF信号をダウンコンバートして得られるIF信号の周波数は18GHz帯以下である。
LO回路11はLO信号を生成する回路要素である。一例として、LO回路11は、後述のIFミキサ12pで使用されるLO信号を生成するLO回路11pと、IFミキサ12nで使用されるLO信号を生成するLO回路11nとからなる。LO回路11pおよび11nはいずれも、バラン111、プリアンプ112、トリプラ113、ドライブアンプ114、および二つの直交ハイブリッド回路(ブランチラインカプラ)115を備えている。バラン111は図略の発振器から入力される不平衡のLO原信号(便宜的にこの信号をLOINと参照する。)平衡信号に変換する。一例として、LOINの周波数は、TXモードでは45GHzに、RXモードでは42GHzに切り替えられる。プリアンプ112はバラン111から出力される平衡信号を増幅する。トリプラ113はプリアンプ112の出力信号の周波数を3逓倍してTXモードでは135GHz、RXモードでは126GHzのLO信号を出力する。ドライブアンプ114はトリプラ113の出力信号を増幅する。二つの直交ハイブリッド回路115の一方にはトリプラ113の出力信号の正相信号が接続され、他方にはトリプラ113の出力信号の逆相信号が接続される。直交ハイブリッド回路115から0度、90度、180度、270度の各位相のLO信号が出力される。
IFミキサ12は、BB信号およびLO信号が入力され、これら信号を混合して得られたIF信号にLO信号を重ね合わせた信号を出力する回路要素である。一例として、IFミキサ12は、BB信号の正相信号(便宜的にこの信号をBBTXと参照する。)が入力されるIFミキサ12pと、BB信号の逆相信号(便宜的にこの信号をバーBBTXと参照する。)が入力されるIFミキサ12nとからなる。より詳細には、BB信号はI信号およびQ信号からなる直交信号であり、IFミキサ12pにはBBTXIおよびBBTXQが入力され、IFミキサ12nにはバーBBTXIおよびバーBBTXQが入力される。IFミキサ12pは、BBTXIおよびBBTXQとLO回路11pから与えられる4相のLO信号とを混合して得られた信号にLO信号を重ね合わせた信号(便宜的にこの信号をLO+IFと参照する。)を出力する。IFミキサ12nは、バーBBTXIおよびバーBBTXQとLO回路11nから与えられる直交4相のLO信号とを混合して得られた信号にLO信号を重ね合わせた信号(便宜的にこの信号をLO-IFと参照する。)を出力する。LO+IFおよびLO-IFはいずれも平衡信号であり、LO+IFにおけるIF成分とLO-IFにおけるIF成分とは互いに逆相関係にある。なお、上記のような動作をするIFミキサ12pおよび12nとして、例えば、本発明者による特願2019-22518明細書に記載のSDBQM(Semi Double Balanced Quadrature Mixer)を利用することができる。
ドライブアンプ13は、IFミキサ12の出力信号を増幅する回路要素である。一例として、ドライブアンプ13は、IFミキサ12pに接続されたドライブアンプ13pと、IFミキサ12nに接続されたドライブアンプ13nとからなる。ドライブアンプ13pおよび13nはいずれも、前段回路131および二つの後段回路132を備えている。前段回路131がIFミキサ12の出力信号を増幅してその増幅信号が二つの後段回路132に入力され、二つの後段回路132において前段回路131の出力信号が増幅される。このようにドライブアンプ13の出力は二重化されている。
RFミキサ14は、TXモードではドライブアンプ13の出力信号を周波数逓倍して得られたRF信号を出力し、RXモードではドライブアンプ13によって増幅されたLO信号を周波数逓倍して得られたLO逓倍信号とアンテナ100が受信したRF信号とを混合してダウンコンバートして得られたIF信号を出力する回路要素である。一例として、RFミキサ14は、ドライブアンプ13pに接続されたRFミキサ14pと、ドライブアンプ13nに接続されたRFミキサ14nとからなる。RFミキサ14pおよび14nはいずれも二重化されており、ドライブアンプ13pおよび13nから二重化された出力信号を受け、二重化されたRF信号を出力する。
図2は一例に係るRFミキサ14の要部回路図である。RFミキサ14は、ドレインどうしが接続された二つのnMOSFET(以下、トランジスタと称する。)141、RF信号を通過させるRFバンドパスフィルタ(以下、RFBPFと称する。)142、IF信号を通過させる二つのIFバンドパスフィルタ(以下、IFBPFと称する。)143、および二つのRF共振器144を備えている。二つのトランジスタ141のゲートは電圧Vでバイアスされ、ドライブアンプ13から出力される平衡信号がキャパシタ145を介して入力される。キャパシタ145においてドライブアンプ13の信号入力側の一端は所定の電圧でバイアスされており、トランジスタ141のゲートに入力される信号の振幅中心がプラス側にシフトされる。RFBPF142の一端は二つのトランジスタ141の共通ドレインに接続され、他端にRF信号が入出力される。より詳細には、RFBPF142はインダクタやキャパシタなどの受動素子で構成される。IFBPF143の一端はトランジスタ141のソースに接続され、他端からIF信号が出力される。より詳細には、IPBPF143はインダクタやキャパシタなどの受動素子で構成される。RF共振器144は、一端が接地された抵抗素子(ショートスタブ)およびキャパシタが並列接続されてなるLC回路であり、RF信号に共振するように特性調整されている。このようにRF共振器144がトランジスタ141のソースに接続されていることで、ソースから漏れ出るRF信号に対してソースが接地されているように働き、RF信号がIF信号の出力側に回り込まないようにしている。このように構成されたRFミキサ14は、TXモードではドライブアンプ13の出力信号の周波数を2逓倍したRF信号を出力する最終段のスクエアミキサとして動作し、RXモードではアンテナ100が受信したRF信号をダウンコンバートしてIF信号を出力する初段のダウンコンバージョンミキサとして動作する。
図1へ戻り、電力結合器15は、全周長が7λ/2(ただし、λはRF信号波長である。)の環状伝送線路151で構成される回路要素であり、ラットレース回路とも呼ばれる。環状伝送線路151の半周上の2点にRFミキサ14pから出力されるRF信号(便宜的にこの信号を(LO+IF)と参照する。)がλ間隔で接続され、残りの半周上の2点にRFミキサ14nから出力されるRF信号(便宜的にこの信号を(LO-IF)と参照する。)がλ間隔で接続される。環状伝送線路151上で(LO+IF)の接続点からの距離と(LO-IF)の接続点から距離との差がλ/2である点にアンテナ100が接続され、隣接し合う(LO+IF)の接続点および(LO-IF)の接続点の間隔はλ/2である。より詳細には、アンテナ100は平衡アンテナであり、環状伝送線路151上で(LO+IF)の接続点からλ/4、かつ、(LO-IF)の接続点から3λ/4の位置と、(LO-IF)の接続点からλ/4、かつ、(LO+IF)の接続点から3λ/4の位置の2点(以下、これら点をΔポートと称する。)にアンテナ100が接続される。このように電力結合器15を構成する環状伝送線路151に同相のRF信号をλ間隔で接続することで、これらRF信号を電力結合した大きなパワーのRF信号をアンテナ100から放射することができ、また、RF信号に含まれる基本周波数の半分の不要な周波数成分、すなわち、RFミキサ14pから出力されるRF信号に含まれるLO+IF成分、およびRFミキサ14nから出力されるRF信号に含まれるLO-IF成分をキャンセルすることができる。
低雑音アンプ(以下、LNAを称する。)16は、RXモードでRFミキサ14から出力されるIF信号を増幅する回路要素である。一例として、LNA16は、RFミキサ14pから出力されるIF信号の正相信号(便宜的にこの信号をIFRXと参照する。)を増幅するLNA16pと、RFミキサ14nから出力されるIF信号の逆相信号(便宜的にこの信号をバーIFRXと参照する。)を増幅するLNA16nとからなる。LNA16はRF信号の送信および受信の切り替えに連動して動作のオン/オフが切り替えられるようになっており、RXモードで動作し、TXモードで動作を停止する。
≪双方向無線通信トランシーバの動作例≫
次に、トランシーバ10のTXモードおよびRXモードの一例を説明する。図3はTXモードでのトランシーバ10の回路状態の一例を示す図である。TXモードでは、LO回路11に45GHzのLOINが入力され、IFミキサ12pおよび12nにBB信号の正相信号および逆相信号がそれぞれ入力され、LNA16は動作を停止する。IFミキサ12pから135GHz帯のLO+IFが出力され、RFミキサ14pにおいて2逓倍されて二重化された270GHz帯の(LO+IF)が出力され、IFミキサ12nから135GHz帯のLO-IFが出力され、RFミキサ14nにおいて2逓倍されて二重化された270GHz帯の(LO-IF)が出力され、電力結合器15においてこれらRF信号が電力結合される。電力結合器15のΔポートにおいて、RFミキサ14pから出力されるRF信号およびRFミキサ14nから出力されるRF信号の同相成分は打ち消しあってキャンセルされ、逆相成分が足され合って残る。すなわち、電力結合器15のΔポートにおいて、(LO+IF)および(LO-IF)に含まれる同相成分LOおよびIFはキャンセルされ、逆相成分LO・IFは足され合って残り、アンテナ100から270GHz帯のLO・IFが放射される。
図4はRXモードでのトランシーバ10の回路状態の一例を示す図である。RXモードでは、LO回路11に42GHzのLOINが入力され、BB信号が無信号(GND)にされ、LNA16が動作する。BB信号が無信号であることから、IFミキサ12pおよび12nから126GHzのLO信号が出力され、RFミキサ14pおよび14nにおいて2逓倍されて二重化された252GHzのLO逓倍信号(便宜的にこの信号をLOと参照する。)が出力される。RFミキサ14pおよび14nから出力されるLOは同相であるため電力結合器15のΔポートにおいてキャンセルされ、アンテナ100からLOは放射されない。逆に、アンテナ100が受信し、電力結合器15に入力された270GHz帯のRF信号がRFミキサ14pおよび14nに分配される。より詳細には、電力結合器15からRFミキサ14pにRF信号の正相信号が入力され、RFミキサ14nにRF信号の逆相信号が入力される。RFミキサ14pは、LOとアンテナ100が受信した270GHz帯のRF信号の正相信号とを混合してダウンコンバートして得られたIFRXを出力する。RFミキサ4nは、LOとアンテナ100が受信した270GHz帯のRF信号の逆相信号とを混合してダウンコンバートして得られたバーIFRXを出力する。RFミキサ14pおよび14nから出力されたIFRXおよびバーIFRXはLNA16で増幅される。
≪効果≫
本実施形態に係るトランシーバ10ではアンテナ100をTXおよびRXで共用することができる。これにより、オンチップトランシーバをより小型化することができる。また、送信されるRF信号がRXアンテナに回り込んで放射されることがなく、TXモードにおいて不必要な電波強度のRF信号が放射されるのを防ぐことができる。
≪変形例≫
トランシーバ10は下記のようにさまざまに変形することができる。例えば、BB信号は直交信号でなくてもよく、IFミキサ12もIQミキサで構成しなくてもよい。すなわち、IFミキサ12pにBBTXが入力され、IFミキサ12nにバーBBTXが入力されるようにしてもよい。その場合、IFミキサ12pおよび12nとして、例えば、本発明者による特願2019-22518明細書に記載のSDBM(Semi Double Balanced Mixer)を利用することができる。
電力結合器15においてΔポートは一つでもよい。この場合、Δポートにバランを接続してΔポートのシングルエンド信号を平衡信号に変換すればよい。
RFミキサ14pおよび14nから出力されるRF信号は二重化されていなくてもよい。すなわち、環状伝送線路151の全周長を3λ/2にして、RFミキサ14pおよび14nから出力されるRF信号を互いにλ/2の間隔を空けて環状伝送線路151に接続してもよい。逆に、RFミキサ14pおよび14nから出力されるRF信号を三重化以上にしてもよい。RFミキサ14pおよび14nから出力されるRF信号をn重化(ただし、nは2以上の整数である。)する場合、環状伝送線路151の全周長を(4n-1)/2にして、環状伝送線路151の半周上のn点にλ間隔でRFミキサ14pから出力されるn重化されたRF信号を接続し、環状伝送線路151の残りの半周上のn点にλ間隔でRFミキサ14nから出力されるn重化されたRF信号を接続し、隣接し合うRFミキサ14pのRF信号の接続点およびRFミキサ14nのRF信号の接続点の間隔をλ/2空けるようにすればよい。
RFミキサ14は入力されたIF信号の周波数を2逓倍するダブラに限られず、3逓倍するトリプラで構成してもよい。
以上のように、本発明における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。また、上述の実施の形態は、本発明における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
10 双方向無線通信トランシーバ
11 LO回路
12 IFミキサ(第1のミキサ)
13 ドライブアンプ(第1のアンプ)
14 RFミキサ(第2のミキサ)
141 トランジスタ
142 RFバンドパスフィルタ
143 IFバンドパスフィルタ
144 RF共振器
15 電力結合器
151 環状伝送線路
16 低雑音アンプ(第2のアンプ)
100 アンテナ

Claims (8)

  1. LO信号を生成するLO回路と、
    ベースバンド信号および前記LO信号が入力され、これら信号を混合して得られたIF信号に前記LO信号を重ね合わせた信号を出力する第1のミキサと、
    前記第1のミキサの出力信号を増幅する第1のアンプと、
    送信時には前記第1のアンプの出力信号を周波数逓倍して得られたRF信号を出力し、受信時には前記第1のアンプによって増幅されたLO信号を周波数逓倍して得られたLO逓倍信号とアンテナが受信したRF信号とを混合してダウンコンバートして得られたIF信号を出力する第2のミキサとを備えた
    ことを特徴とする双方向無線通信トランシーバ。
  2. 前記第2のミキサが、
    ドレインどうしが接続された二つのトランジスタと、
    RF信号を通過させるRFバンドパスフィルタと、
    IF信号を通過させる二つのIFバンドパスフィルタとを有し、
    前記RFバンドパスフィルタが前記二つのトランジスタの共通ドレインに接続されており、
    前記二つのIFバンドパスフィルタが前記二つのトランジスタのソースにそれぞれ接続されており、
    前記二つのトランジスタのゲートに前記第1のアンプの出力信号が入力される、請求項1に記載の双方向無線通信トランシーバ。
  3. 前記第2のミキサがRF信号に共振する二つのRF共振器を有し、
    前記二つのRF共振器が前記二つのトランジスタのソースにそれぞれ接続されている、請求項2に記載の双方向無線通信トランシーバ。
  4. 環状伝送線路を有する電力結合器を備え、
    前記第1のミキサが、前記ベースバンド信号の正相信号と前記LO信号とを混合して得られた信号に前記LO信号を重ね合わせた信号、および前記ベースバンド信号の逆相信号と前記LO信号とを混合して得られた信号に前記LO信号を重ね合わせた信号を出力するものであり、
    前記第1のアンプが、前記第1のミキサの二つの出力信号を増幅するものであり、
    前記第2のミキサが、送信時には前記第1のアンプの二つの出力信号を周波数逓倍して得られた第1のRF信号および第2のRF信号を出力し、受信時には前記LO逓倍信号と前記アンテナが受信したRF信号の正相信号および逆相信号とをそれぞれ混合してダウンコンバートして得られたIF信号の正相信号および逆相信号を出力するものであり、
    前記環状伝送線路に前記第1のRF信号および前記第2のRF信号がλ/2(ただし、λはRF信号波長である。)の間隔で接続され、
    前記環状伝送線路上で前記第1のRF信号の接続点からの距離と前記第2のRF信号の接続点から距離との差がλ/2である点に前記アンテナが接続される、請求項1ないし3のいずれかに記載の双方向無線通信トランシーバ。
  5. 前記第1のRF信号および前記第2のRF信号がいずれもn重化(ただし、nは2以上の整数である。)されており、
    前記環状伝送線路の全周長が(4n-1)λ/2であり、
    前記環状伝送線路の半周上のn点にλ間隔で前記第1のRF信号が接続され、
    前記環状伝送線路の残りの半周上のn点にλ間隔で前記第2のRF信号が接続され、
    前記環状伝送線路上で隣接し合う前記第1のRF信号の接続点および前記第2のRF信号の接続点の間隔がλ/2である、請求項4に記載の双方向無線通信トランシーバ。
  6. 前記LO回路がLO原信号を周波数逓倍して前記LO信号を生成するものであり、
    RF信号の送信および受信の切り替えに連動して前記LO原信号の周波数が切り替えられる、請求項1ないし5のいずれかに記載の双方向無線通信トランシーバ。
  7. 前記第2のミキサから出力されるIF信号を増幅する第2のアンプを備え、
    前記第2のアンプのオン/オフがRF信号の送信および受信の切り替えに連動して切り替えられる、請求項1ないし6のいずれかに記載の双方向無線通信トランシーバ。
  8. 前記ベースバンド信号がI信号およびQ信号からなる直交信号であり、
    前記第1のミキサがIQミキサである、請求項1ないし7のいずれかに記載の双方向無線通信トランシーバ。
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