JP2004159342A - 平衡分数調波ミクサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 局部発振器の漏れを低減する広帯域ミクサを提供する。
【解決手段】 LO信号は、互いに180°位相がずれている、第1中間LO信号および第2中間LO信号を供給する180°スプリッタに供給される。第1および第2中間LO信号は共に180°位相がずれているため、基本LO漏れは、180°位相がずれたLOトーンを同相結合して互いに相殺して、強力なLO/RF排除を行うことによって、RFポートで低減される。RFまたはマイクロ波入力信号は、第1中間RF信号および第2中間RF信号を供給するパワースプリッタに供給される。第1中間LO信号は第1中間RF信号とミキシングされ、第2中間LO信号は第2中間RF信号とミキシングされて、ミクサの出力で中間周波数信号を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、概括的には電子回路に関し、より詳細には異なる周波数で信号をミキシングする回路に関する。
ほとんどの無線周波数受信機は、ミクサを使用して、受信された無線周波数(RF)信号をより低い周波数(たとえば、ベースバンドまたは中間周波数)に変換する。RF信号を処理する時に行われるフィルタリングおよび増幅において、より低い周波数は、RF周波数での処理に比べて費用がからず、より正確である。通常、変調されたRF信号は、ミクサにおいて局部発振器(LO)信号と結合されて、中間周波数(IF)信号が生成され、IF信号は、次に、増幅され、検出されて、RF搬送波上に変調された情報が再生される。プロセス(処理)はまた、LO周波数信号をIF信号とミキシングして、変調信号として増幅し、送信することができる変調RF搬送波を生成することによって逆転することができる。
ミクサは、ダイオードまたはトランジスタのいずれかを含む非線形デバイスであり、ミクサの機能は、2つの異なる周波数の信号を合成して、他の周波数のエネルギーを生成するようにすることである。帯域幅およびポート間アイソレーションなどの種々のミクサ・パラメータは、最新のRFシステムで動作することができるデバイスを作成するために最適化されねばならない。近年、サブミリ波受信機用途が増加しており、非常に高い周波数における、容易に生産可能で、改善された性能のミクサ技術が必要とされている。入力RF信号をLO信号とミキシングすることによって、RFおよびLO周波数より下および上の周波数生成物が生ずる。各周波数生成物は入力RF周波数とLO周波数の和に対応するが、より低い周波数生成物は、入力RF周波数とLO周波数の差に対応する。
ミクサタイプには、シングルエンド型、シングルバランス型、ダブルバランス型、およびダブルダブルバランス型(トリプルバランス型とも呼ばれる)を含むものもある。これらのミクサ・タイプの全ては、3ポートデバイスであり、入力ポート(RFポート)、局部発振器入力ポート(LOポート)、および出力ポート(IFポート)を備える。シングルエンドミクサは、最も簡単なタイプであり、単一ダイオードのみを用いて実現される。LOポート、RFポート、およびIFポートは、ある程度のポート間アイソレーションを可能にするためにフィルタによってのみ分離される。しかし、シングルエンドミクサは、帯域幅が狭く、ダイナミックレンジが制限され、またポート間アイソレーションが不十分である。シングルエンドミクサを用いて、より広帯域およびより良好なアイソレーションを得ることは可能である。シングルバランスミクサは、2つのシングルエンドミクサからなる。ミクサダイオードは、LO信号およひRF信号によって給電される。高調波ミクサが利用されてきており、高調波ミクサでは、主要な出力がLO周波数の特定の高調波である。より最近のタイプの偶数サブハーモニック(分数調波)ポンピング(pumped)ミクサは、「アンチパラレル(逆並列)」ダイオードと呼ばれる、並列に接続され、極性を反対にした2つのダイオードを使用する。分数調波周波数は、局部発振器周波数の偶数高調波のみの合成として出力周波数を提供する。
従来技術のミクサは、当技術分野でよく知られているいくつかの欠点を有する。これらの欠点の中には、ポート間アイソレーション、制限された帯域幅、特に、中間周波数帯域幅、モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)への組み込みに適した小型形態での実装についてのかなりの複雑さおよび困難さがある。MMICは、通常、半導体集積回路(IC)ウェハの基本的な処理技術を用いて、こうしたウェハ上に、かつ/またはウェハ内に構成される。通常、広帯域ミクサは、集中素子またはIC作製技法およびIC形状に適合した他の構造を用いて作られる。特に、広帯域ミクサは、信号をミキシングする半導体ダイオード、トランジスタなどに比較して、あるいは、増幅器またはMMICに含むことができる他の信号処理素子に比較して、不釣合いに大きな基板面積を占めないようにかなり小さなサイズであることが重要である。こうした問題は、分布回路素子のサイズが実用的でなくなる1ギガヘルツ(GHz)を超える周波数範囲において重要である。特に、広帯域用途については、モノリシック用途で大幅なダイ面積を必要とする、多くの集中素子または分布素子が使用される。したがって、従来のマイクロ波ミクサは帯域幅の範囲が制限されており、その結果、特定の帯域幅で動作するようにデザインされた無線機器(radios)用の特別に作成されたミクサをもたらした。したがって、可変帯域幅の無線機器の無線機器製造業者は、可変帯域幅の複数のミクサを用意して、異なる無線機器の特定の帯域幅要件を満たすようにする必要があるであろう。
ミクサに関する別の問題は、その強力なオンボードLO信号を用いたダイレクトコンバージョン受信機の導入によって、干渉(混信)の問題が生じることである。より具体的には、受信機からアンテナへのスプリアスLO漏れは、同じチャネルに同調した他の近くの受信機について帯域内干渉を引き起こす可能性がある。したがって、こうした受信機は、近くにある任意の無線機器の受信機のスワンピング(swamping)または飽和を回避するために、局部発振器とアンテナ間に非常に高いレベルのアイソレーションを必要とするであろう。こうした高いレベルのアイソレーションは、局部発振器エネルギーをアンテナに直接結合させる浮遊容量があるために、達成するのが非常に難しい。LO漏れの問題に対処する既知の方法は、アンテナへのRF経路にアイソレーションを設けること、ミクサ上に、フィルタなどのアイソレータを挿入すること、局部発振器駆動電力を非常に低いレベルに減らすことを含む。しかし、これらの方法は短所を有しており、その理由は、これらの方法が、ダイナミックレンジに対して有害であり、感度を低下させ、ならびに、実装するのに費用がかかり、ダイ空間を増加させることがわかったからである。
したがって、少数の構成部品を利用し、MMIC内で、および/またはMMIC上で、容易に集積化できる素子を構成し、および/または使用するのが容易な、信号をミキシングする改良された広帯域ミクサおよび方法が必要とされ続けている。
以下は、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を可能にするために、本発明の簡単な概要を示す。この概要は本発明の広範囲にわたる全体像ではない。本発明の要所となるまたは重要な要素を特定することも、本発明の範囲を記述することも意図していない。唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の前置きとして、単純化した形で、本発明のいくつかの概念を提示することである。
異なる周波数を有する信号をミキシングするための、広帯域ミクサおよび方法が提供される。ミクサおよび方法は、互いに180°位相がずれている、第1中間LO信号および第2中間LO信号を供給する位相スプリッタ(位相分割器)(たとえば、180°ハイブリッド)に、局部発振器(LO)信号を供給することを含む。第1および第2中間LO信号は、共に180°位相がずれているため、180°位相がずれたLOトーンを同相結合して互いに相殺することによって、基本LO漏れがRFポートで低減される。RF入力信号またはマイクロ波入力信号(たとえば、約1GHzから約100GHz)は、パワースプリッタ即ち電力分割器(たとえば、3dBパワーコンバイナ/スプリッタ)に供給されて、第1中間RF信号および第2中間RF信号を供給するようにする。第1中間RF信号および第2中間RF信号は、共にRF入力信号と同相であり、RF入力信号の電力レベルの約半分の電力レベルを有する。第1中間LO信号は第1中間RF信号とミキシングされ、第2中間LO信号は第2中間RF信号とミキシングされる。ミキシングされた信号を合成して、ミクサの出力で中間周波数(IF)信号を供給するようにする。
パワースプリッタおよび位相スプリッタを広帯域になるように選択して、マイクロ波周波数範囲(たとえば、約1GHzから約100GHz)の比較的高い周波数を扱うことができる広帯域ミクサを得ることができる。さらに、パワースプリッタおよび位相スプリッタは、以前はフィルタおよび他の部品によって得られた必要なアイソレーションを提供し、したがって、ミクサを比較的小さな集積回路上で使用することを可能にする。ミクサは、第1中間LO信号を第1中間RF信号とミキシングする第1の逆並列ダイオード対および第2中間LO信号を第2中間RF信号とミキシングする第2の逆並列ダイオード対を使用する平衡分数調波ミクサである。平衡分数調波ミクサは、出力周波数をLO周波数の偶数高調波のみの合成として供給する。LO中間信号の偶数高調波周波数はRF信号と同相である。
上記の目的および関連する目的を達成するために、本発明の所定の例示的態様が、以下の説明および添付図面に関連付けて本明細書に記載される。しかし、これらの態様は、本発明の原理を使用することができる、種々の方法のうちのいくつかを示すに過ぎず、本発明は、全てのこうした態様およびそれらの等価物を包含することを意図する。本発明の他の利点および新規の特徴は、図面と共に考慮するとき、以下の発明を実施するための最良の形態から明らかになるであろう。
本発明は、局部発振器(LO)の漏れを緩和する広帯域ミクサ形態(topology)に関する。LO信号は、180°スプリッタ(たとえば、180°ハイブリッド)に供給され、スプリッタは互いに180°ずれている第1中間LO信号および第2中間LO信号を供給する。第1および第2中間LO信号は共に、180°位相がずれているため、180°位相がずれたLOトーンを同相結合して互いに相殺して、強力なLO/RF排除を行うことによって、基本LO漏れがRFポートで緩和される。RFまたはマイクロ波入力信号(たとえば、約1GHzから約100GHz)は、パワースプリッタ(たとえば、3dBパワーコンバイナ/スプリッタ)に供給されて、第1中間RF信号および第2中間RF信号を供給するようにする。第1中間RF信号および第2中間RF信号は共に、RF入力信号と同相であり、RF入力信号の電力レベルの約半分の電力レベルを有する。第1中間LO信号は第1中間RF信号とミキシングされ、第2中間LO信号は第2中間RF信号とミキシングされる。ミキシングされた信号を合成して、ミクサの出力で中間周波数(IF)信号を供給するようにする。
さらに、3dBパワーコンバイナ/スプリッタなどのパワースプリッタおよび180°ハイブリッドなどの180°スプリッタを使用することによって、集中素子によるソリューション(方法)を使用することなく、1GHzを超えるマイクロ波周波数範囲(たとえば、約1GHzから約100GHz)の比較的高い周波数を扱うことができる広帯域ミクサが提供される。その理由は、パワースプリッタおよび180°スプリッタが本来広帯域であるからである。さらに、3dBパワーコンバイナ/スプリッタおよび180°スプリッタは、以前はフィルタおよび他の部品によって得られた必要なアイソレーションを提供し、したがって、ミクサを比較的小さな集積回路上で使用することを可能にする。したがって、単一部品を使用して、複数の周波数帯域をカバーすることができる。
本発明の一態様において、ミクサは、第1中間LO信号を第1中間RF信号とミキシングする第1の逆並列ダイオード対および第2中間LO信号を第2中間RF信号とミキシングする第2の逆並列ダイオード対を使用する平衡分数調波ミクサである。平衡分数調波ミクサは、LO周波数の偶数高調波のみの合成として出力周波数を供給する。第1および第2の逆並列ダイオード対の出力は、共通点に結合されて、ミクサの出力でIF信号を供給する。共通点は、RFおよびLOグラウンドの役を果たす。LO信号は、180°位相をずらして逆並列ダイオードに供給される。LOの2次高調波は、位相変化が2倍となり、したがって、同相となる。たとえば、第1中間LO信号は0°にあり、0°の2次高調波は0°である。さらに、第2中間LO信号は−180°にあり、−180°の2次高調波は−360°即ち0°である。したがって、2次高調波の第1および第2中間LO信号は共に、RF信号と同相である。
図1は、本発明の態様によるミクサ12を使用した無線システム10を示す。無線システム10は無線フロントエンド部22に結合したアンテナ20を含む。RFまたはマイクロ波入力信号は、アンテナ20によって受信され、アンテナはRF入力信号を取得し、RF入力信号を無線フロントエンド部22に送信する。無線フロントエンド部22は、RF入力信号を増幅し、フィルタリングして、所望の周波数帯域以外にある信号(たとえば、雑音、干渉)を除去する。無線フロントエンド処理の多くの変形形態が存在することが認識されるはずである。RF入力信号は、次に、ミクサ12のRFポートに供給される。ミクサ12は、RFポート、LOポート、およびIFポートを含む。局部発振器24は、LOポートに結合され、無線フロントエンド部22はRFポートに結合される。ミクサ12は、RF入力信号とLO入力信号をミキシングし、IFポートからIF信号を供給する。ミクサ12は無線システム10の受信部の一部として示されているが、IFポートとLOポートを入力として、RFポートを出力として利用することによって、ミクサ12を無線システム10の送信機部において使用することができることが認識されるべきである。
LO入力信号は、180°位相スプリッタ18(たとえば、180°ハイブリッド)に供給され、位相スプリッタは、第1ノード32で第1中間LO信号を、第2ノード34で第2中間LO信号を供給する。第2中間LO信号は、第1中間LO信号およびLO入力信号から180°位相がずれている。第1および第2中間LO信号は共に、180°位相がずれているため、180°位相がずれたLOトーンを同相結合して互いに相殺して、強力なLO/RF排除を行うことによって、基本LO漏れがRFポートで低減される。RFまたはマイクロ波入力信号は、パワースプリッタ/コンバイナ14に供給されて、第1ノード32で第1中間RF信号を、第2ノード34で第2中間RF信号を供給するようにする。第1中間RF信号および第2中間RF信号は共に、RF入力信号と同相であり、RF入力信号の電力レベルの約半分の電力レベルを有する。ミキシング段16で、第1中間LO信号は第1中間RF信号とミキシングされ、第2中間LO信号は第2中間RF信号とミキシングされる。ミキシングされた信号を合成して、ミクサ12のIFポートで中間周波数(IF)信号を供給するようにする。IF信号は、次に、IFフィルタ26に供給され、IFフィルタは、IF信号から好ましくない信号を除去する。フィルタリングされたIF信号は、次に、アナログ/デジタル変換および復調などの他の処理のために、無線バックエンド部28に供給される。信号は、最終処理(たとえば、復号化、データ抽出)のために、信号処理プロセッサ30に供給される。
図2は、本発明の態様による広帯域平衡分数調波ミクサ40を示す。ミクサ40は、RFポートに結合した3dBパワーコンバイナ/スプリッタ42およびオプションのローパスフィルタ46を通ってLOポートに結合した180°ハイブリッド44を含む。180°ハイブリッド44は、1つの端子に入る信号が分かれて、2つの隣接端子から180°位相がずれて出るように構成された変成器または導波回路である。3dBパワーコンバイナ/スプリッタ42は、RFまたはマイクロ波入力信号を受信して、第1中間RF信号を第1ノード45へ、第2中間RF信号を第2ノード47へ供給する。第1中間RF信号および第2中間RF信号は共に、RF入力信号と同相であり、RF入力信号の電力レベルの約半分の電力レベルを有する。180°ハイブリッド44は、LO信号を受信して、第1中間LO信号を第1ノード45へ、第2中間LO信号を第2ノード47へ供給する。第2中間LO信号は第1中間LO信号およびLO入力信号から180°位相がずれている。
ミクサ40は、ダイオードD1とD2から成る第1逆並列ダイオード対およびダイオードD3とD4から成る第2逆並列ダイオード対を含む。ダイオードD1〜D4は、たとえばショットキーダイオードである。第1逆並列ダイオード対は、第1中間RF信号と第1中間LO信号とのミキシングを行い、第2逆並列ダイオード対は、第2中間RF信号と第2中間LO信号とのミキシングを行なう。第1および第2逆並列ダイオード対の出力は、共通ノード49に結合されて、ミクサ40のIFポートでIF信号を供給する。第1コンデンサC1は共通ノードをグラウンドに結合させ、第2コンデンサC2は、IFポートに設けられて、IFポートをグラウンドに結合する。共通ノード49は、RFグラウンドおよびLOグラウンドを提供する。
平衡分数調波ミクサ40は、LO周波数の偶数高調波のみの合成として出力周波数を供給する。第1中間LO信号は、第1逆並列ダイオード対に0°の同相で供給されており、LOの2次高調波は、位相変化が2倍なるため、第1中間LO信号の2次高調波は、0°でかつ同相である。第2中間LO信号は、第2逆並列ダイオード対に−180°位相がずれて供給されており、LOの2次高調波は、位相が2重にシフトしているため、第2中間LO信号の2次高調波は、−360°または0°で同相である。したがって、2次高調波の第1および第2中間LO信号は共に、RF入力信号の基本周波数ならびに第1および第2中間RF信号と同相である。共通ノード49は、IFポートに結合されて、所望のIF周波数信号を供給する。IF信号の周波数は、RF入力信号の周波数からLO信号の周波数の2倍を引いたものに等しいであろう。
3dBパワーコンバイナ/スプリッタ42および180°ハイブリッド44のデザインは、1GHzを超える高周波数(たとえば、約1GHzから約100GHz)を扱うことができるのに加えて、本質的に広帯域幅を有する。さらに、3dBパワーコンバイナ/スプリッタ42および180°ハイブリッド44は、RF信号とLO信号との必要なアイソレーションを提供するため、RF信号とLO信号をミキシングしてIF信号を供給するのに必要とされる構成部品の数を減らすことができる。したがって、ミクサ40は、サイズが比較的小さな集積回路上に容易に集積化することができる。
図3は、本発明の態様に従って集積回路上に設けられたミクサ50を示す。ミクサ50は、らせん(スパイラル)バランパワーコンバイナ/スプリッタ58を使用しており、比較的広帯域のマイクロ波レンジ(たとえば、約20GHzから約30GHz、約37GHzから約44GHz)で動作することができる。したがって、ミクサ50を、広帯域マイクロ波周波数範囲内の異なる帯域で動作する無線機器で使用することができる。たとえば、約20GHzから約30GHzの広帯域マイクロ波レンジで動作するミクサを、24〜27GHzの帯域で動作する無線機器で、また、27〜30GHzの帯域で動作する無線機器で使用することができる。約37GHzから約44GHzの広帯域マイクロ波レンジで動作するミクサを、37〜40GHzの帯域で動作する無線機器で、また、40〜44GHzの帯域で動作する無線機器で使用することができる。したがって、異なる動作帯域の無線機器ついて単一部品を使用することができる。
本発明のある態様によれば、バラン構造を使用して、所望の電力分割および位相分割を行うようにする。バランは、平衡/不平衡変成器デバイスである。バランは不平衡入力から平衡出力を供給する。ワイヤレス用途のための平衡出力は、互いに180°位相がずれている2つの出力端子の各々で入力信号振幅の半分を必要とする。原理上、従来の変成器デザインはこの結果をもたらすことは可能である。しかし、従来の変成器デザイン(通常、ワイヤを巻いたデバイス)は、磁束漏れおよび巻き線間の容量性結合によって、数百メガヘルツの周波数上限を有する。現行のワイヤレス用途は、低い電力で非常に高い周波数動作を必要とする。パッシブ(受動)バランは、アクティブ(能動)バランの大きなDC電力消費なしで、高周波数動作が可能である。知られているパッシブバランのデザインは、優れた平衡を提供し、小さくて、容易に集積化される形状で作成することができる、スパイラルコイルバランを含む。スパイラルバランは、GaAsMMIC技術および2本を並べたスパイラルマイクロストリップ線を用いて実装することができる。
ミクサ50は、パワーコンバイナ/スプリッタ58として動作するように構成された第1スパイラルバラン構造に結合したRFポート52を含む。パワーコンバイナ/スプリッタ58は、アイソレーションコンデンサ64に加えて、複数のアイソレーション抵抗器62を含む。パワーコンバイナ/スプリッタ58の2つのポートはグラウンドパッド80に結合する。各抵抗器68を通して、第1RF中間出力ポートは、第1逆並列ダイオード対70に結合し、第2RF中間出力ポートは、第2逆並列ダイオード対72に結合する。第1逆並列ダイオード対70および第2逆並列ダイオード対72は共通ノードに結合する。共通ノードは、コンデンサ74を介してグラウンドパッド80に結合する。共通ノードはまた、IFポート56に結合する。コンデンサ78はIFポート56をグラウンドパッド80に結合させる。LOポートは、180°ハイブリッド60として構成された第2スパイラルバラン構造の入力に結合する。180°ハイブリッドの1つのポートは、オープンのままにされるが、別のポートはグラウンドパッド80に結合する。第1LO中間出力ポートは、第1逆並列ダイオード対70に結合し、第2LO中間出力ポートは、第2逆並列ダイオード対72に結合する。集積化されたミクサ回路50は、従来の集積回路の作製と同様に、複数の結合コンデンサ84、グラウンドパッド80、およびボンドパッド82を含む。
本発明の一態様において、ミクサ50は、パワーコンバイナ/スプリッタ58および180°ハイブリッド60の選択されたデザインパラメータに基づいて約20GHzから約30GHzの範囲のRFまたはマイクロ波周波数信号を受信するように動作する。LO信号はLOポートに供給され、LOポートは、LO信号の偶数高調波をRF基本周波数とミキシングする。次に、中間周波数信号がIFポートで供給される。中間周波数信号は、次に、望ましくない偶数高調波信号を除去するためにフィルタリングすることができる。所望の中間周波数信号は、次に、RFキャリア(搬送波)上で変調された情報を再生するために、さらに復調し、処理することができる。本発明の別の態様において、ミクサ50は、パワーコンバイナ/スプリッタ58および180°ハイブリッド60の選択されたデザインパラメータに基づいて約37GHzから約44GHzの範囲のRFまたはマイクロ波周波数信号を受信するように動作する。巻かれたバラン構造パワーコンバイナ/スプリッタの選択されたパラメータは、約1GHzから約50GHz以内に入る範囲内の周波数について広帯域のレンジを提供するように修正することができることが認識されるはずである。上述した、選択されたパラメータは、ミクサデザイン分野の当業者には明らかであろう。
図4は、本発明の別の態様による、集積回路上に設けられたミクサ90を示す。ミクサ90は、ウィルキンソン同相パワーコンバイナ/スプリッタ104を使用し、比較的広帯域のマイクロ波レンジ(たとえば、約50GHzから約70GHz、約70GHzから約80GHz)で動作することができる。したがって、ミクサ90は、広帯域マイクロ波周波数範囲内の異なる帯域で動作する無線機器で使用することができる。たとえば、約50GHzから約70GHzの広帯域マイクロ波レンジで動作するミクサは、57〜60GHzの帯域で動作する無線機器で、また、60〜65GHzの帯域で動作する無線機器で使用することができる。約70GHzから約80GHzの広帯域マイクロ波レンジで動作するミクサは、70〜74GHzの帯域で動作する無線機器で、また、75〜80GHzの帯域で動作する無線機器でも使用することができる。したがって、異なる動作帯域の無線機器について、単一部品を使用することができる。
ミクサ90は、ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ104に結合したRFポート98を含む。パワーコンバイナ/スプリッタ104は、アイソレーション抵抗器(たとえば、100オーム)を含む。各抵抗器110を通して、第1RF中間出力ポートは、第1逆並列ダイオード対112に結合し、第2RF中間出力ポートは、第2逆並列ダイオード対114に結合する。第1逆並列ダイオード対112および第2逆並列ダイオード対114は共通ノードに結合する。共通ノードは、コンデンサ92を介してグラウンドパッド118に結合する。共通ノードはまた、IFポート102にも結合する。コンデンサ94はIFポート102をグラウンドパッド118に結合させる。LOポート100は、180°ハイブリッド106として構成されたスパイラルバラン構造の入力に結合する。180°ハイブリッドの1つのポートは、オープンのままにされるが、別のポートはグラウンドパッド118に結合する。第1LO中間出力ポートは、第1逆並列ダイオード対112に結合し、第2LO中間出力ポートは、第2逆並列ダイオード対114に結合する。集積化されたミクサ回路90は、集積回路の作製において従来そうであるが、複数の結合コンデンサ116、グラウンドパッド118、およびボンドパッド120を含む。
本発明の一態様において、ミクサ90は、ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ104および180°ハイブリッド106の選択されたデザインパラメータに基づいて約50GHzから約70GHzの範囲のRFまたはマイクロ波周波数信号を受信するように動作する。LO信号はLOポート100に供給され、LOポートは、LO信号の偶数高調波をRF基本周波数とミキシングする。次に、中間周波数信号がIFポート102に供給される。中間周波数信号は、次に、好ましくない偶数高調波信号を除去するためにフィルタリングすることができる。所望の中間周波数信号は、次に、RF搬送波上で変調された情報を再生するために、さらに復調し、処理することができる。本発明の別の態様において、ミクサ90は、ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ104および180°ハイブリッド106の選択されたデザインパラメータに基づいて約70GHzから約80GHzの範囲のRFまたはマイクロ波周波数信号を受信するように動作する。ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ104の選択されたパラメータは、約50GHzから約1000GHz以内に入る範囲内の周波数について広帯域のレンジを提供するように修正することができることが認識されるはずである。これらの選択されたパラメータは、ミクサデザイン分野の当業者には明らかであろう。
図5は、本発明の態様による、3dBパワーコンバイナ/スプリッタとして動作するように構成されたらせん巻き(スパイラル)バラン構造150を示す。スパイラルバラン構造150は、RFIN信号源に結合した第1ポート(1)を形成するセンタタップを含む。第4ポートおよび第5ポートはグラウンドに結合される。アイソレーション抵抗器R1は、バラン構造150の中間に結合して、バラン構造150に対する適切なアイソレーションを提供する。第2ポート(2)は第1中間RF信号を供給し、第3ポート(3)は第2中間RF信号を供給し、それらのRF信号は、共に、RF入力信号RFINについて、電力は半分であり、同相である。直列コンデンサ/抵抗器構成R2、C2およびR3は、第2ポート(2)と第3ポート(3)の間で結合して、バラン構造150の性能を調節し、第2ポートと第3ポートの間にアイソレーションを提供するのに加えて、全ポートでの良好なリターンロス(反射減衰量)を有する広帯域性能を提供する。バラン構造150は、3dBパワーコンバイナ/スプリッタとして構成され、スパイラルバラン構造150の選択されたパラメータ(たとえば、スパイラルマイクロストリップ線寸法)に基づいて約1GHzから約50GHzの範囲内に入る周波数の広帯域レンジ内で動作することができる。
図6は、本発明の態様による、ウィルキンソン3dBパワーコンバイナ/スプリッタ160を示す。入力ポートはRFIN信号源に結合する。入力ポートは、概して楕円形状の構成の中心領域に結合される。第1の半円アームは、中心領域から第1方向に延在し、第1出力ポートを提供する端部を含む。また、第2の半円アームは、中心領域から第2方向に延在し、第2出力ポートを提供する端部を含む。アイソレーション抵抗器R4は、第1出力ポートと第2出力ポートの間に結合される。ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ160の入力インピーダンスは、ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ160の入力インピーダンスと選択された抵抗器R4の値に基づく。ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ160は、入力ポートでRFまたはマイクロ波入力信号を受信するように作用し、第1出力ポートで第1中間RF信号を、第2出力ポートで第2中間RF信号を生成し、それらのRF信号は、共に、RFIN入力信号の電力の半分であり、RFIN入力信号と同相である。ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ160は、ウィルキンソンパワーコンバイナ/スプリッタ160の選択されたパラメータ(たとえば、アームの長さ、アームの厚さ)に基づいて約50GHzから約100GHzの範囲内に入る大幅に高周波の広帯域レンジ内で動作することができる。
図7は、本発明の態様による、180°ハイブリッドとして動作するように構成されたスパイラルバラン構造170を示す。第5ポート(5)は、LO信号源LOINに結合されるが、センタタップは、グラウンドに結合した第3ポート(3)を提供し、第4ポートはオープンのままにされる。アイソレーション抵抗器R5は、スパイラルバラン構造170の中間に結合して、スパイラルバラン構造170に対して適切なアイソレーションを提供する。第1ポート(1)は、抵抗器R6を通して、LO入力信号LOINと同相の第1中間LO出力信号LOOUT1を供給する。第2出力ポート(2)は、抵抗器R7を通して、LO入力信号LOINおよび第1中間LO出力信号LOOUT1と180°位相がずれた第2中間LO出力信号LOOUT2を供給する。スパイラルバラン構造170は、180°ハイブリッドを提供するように動作し、スパイラルバラン構造170の選択されたパラメータ(たとえば、スパイラルマイクロストリップ線寸法)に基づいて約1GHzから約100GHzの範囲内に入る周波数の広帯域レンジ内で動作することができる。
上述した構造的、機能的特徴からみて、本発明の種々の態様による方法論は、図8を参照してよりよく認識されるであろう。説明を簡単にするために、図8に方法論が示され、順次実行されるように説明しているが、本明細書で示し、説明したものから、本発明によれば、いくつかの態様が、異なる順序で、および/または他の態様と同時に行われることが考えられることから、本発明は、示した順序によって制限されないことが理解され、認識されるはずである。さらに、本発明の態様による方法論を実施するのに、示した全ての特徴を必要とするわけではない。
図8は、本発明の態様に従って、RF入力信号をLO信号とミキシングすることによって、中間周波数信号を供給する方法論を示す。方法論は、200で始まり、LO入力信号がミクサによって、たとえば、ミクサのLOポートで受信される。210で、LO入力信号は、第1中間LO信号および第2中間LO信号に分割される。第1中間LO信号はLO入力信号と同相である。第2中間LO信号は、LO入力信号および第1中間LO信号と180°位相がずれている。第1中間LO信号および第2中間LO信号は、180°ハイブリッドなどの180°位相スプリッタを使用して、供給することができる。方法論は次に220に進む。220で、RFまたはマイクロ波信号は、たとえば、ミクサのRFポートで受信される。RFまたはマイクロ波信号は、約1GHzから約100GHz内の範囲などの高周波数帯域レンジにある。230で、RFまたはマイクロ波信号は、第1中間RF信号および第2中間RF信号に分割される。第1中間RF信号および第2中間RF信号は、共にRF入力信号に対して、電力が半分であり、同相である。第1中間RF信号および第2中間RF信号は、3dBパワーコンバイナ/スプリッタを使用することによって供給される。方法論は次に240に進む。
240で、第1中間RF信号および第1中間LO信号は、たとえば、第1逆並列ダイオード対などのミキシング構成部品を使用してミキシングされる。第2中間RF信号および第2中間LO信号は、たとえば、第2逆並列ダイオード対などのミキシング構成部品を使用してミキシングされる。ミキシング構成部品が逆並列ダイオード対である場合、中間LO信号の偶数高調波周波数は、中間RF信号とミキシングされる。さらに、第1および第2中間LO信号は共に180°位相がずれているため、基本LO漏れは、180°位相がずれたLOトーンを同相結合して互いに相殺して、強力なLO/RF排除を行うことによって、RFポートで低減される。250で、ミキシングされた第1および第2中間信号は合成されて、中間周波数信号を供給する。中間周波数信号は、ミクサのIFポートで供給することができる。
以上、本発明の例示的な実施態様について述べた。もちろん、本発明を記載する目的のために、構成部品または方法論の全ての考えられる組み合わせを記載することはできないが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることがわかるであろう。したがって、本発明は、特許請求の範囲の精神および範囲に入る、全てのこうした変更形態、修正形態および変形形態を含むことを意図している。
本発明の態様によるミクサを使用した無線システムのブロック図である。 本発明の態様による広帯域平衡分数調波ミクサのブロック図である。 本発明の態様による、集積回路上に設けられたミクサの拡大正面図である。 本発明の別の態様による、集積回路上に設けられたミクサの拡大正面図である。 本発明の態様による、3dBパワーコンバイナ/スプリッタとして動作するように構成されたスパイラルバラン構造の略図である。 本発明の態様による、ウィルキンソン3dBパワーコンバイナ/スプリッタの略図である。 本発明の態様による、180°ハイブリッドとして動作するように構成されたスパイラルバラン構造の略図である。 本発明の態様による、RF入力信号をLO信号とミキシングすることにより、中間周波数信号を供給する方法論を示す図である。

Claims (9)

  1. 異なる周波数を有する信号をミキシングする広帯域ミクサであって、
    無線周波数(RF)入力信号を受信し、前記RF入力信号と同相で、前記RF入力信号の電力レベルの約半分の電力レベルを有する第1中間RF信号および第2中間RF信号を生成するパワースプリッタと、
    局部発振器(LO)入力信号を受信し、第1中間LO信号および第2中間LO信号を生成する位相スプリッタであって、前記第2中間信号は、前記第1中間LO信号および前記LO入力信号と180°位相がずれている、位相スプリッタと、
    前記第1中間RF信号を前記第1中間LO信号とミキシングし、前記第2中間RF信号を前記第2中間LO信号とミキシングし、前記ミキシングされた中間信号を合成して、中間周波数(IF)信号を供給するミキシング段と、
    を備えたミクサ。
  2. 請求項1に記載のミクサにおいて、ミクサは、前記LO信号の偶数高調波周波数が前記RF信号の基本周波数とミキシングされる分数調波ミクサである、ミクサ。
  3. 請求項1に記載のミクサにおいて、前記ミキシング段は、前記第1中間RF信号を前記第1中間LO信号とミキシングする第1逆並列ダイオード対、および前記第2中間RF信号を前記第2中間LO信号とミキシングする第2逆並列ダイオード対である、ミクサ。
  4. 請求項3に記載のミクサにおいて、前記ミキシング段は、前記第1中間RF信号を前記第1中間LO信号とミキシングする第1逆並列ダイオード対、および前記第2中間RF信号を前記第2中間LO信号とミキシングする第2逆並列ダイオード対であり、前記第1および第2逆並列ダイオード対は共通ノードに結合され、前記IF信号は前記共通ノードに供給される、ミクサ。
  5. 請求項1に記載のミクサにおいて、前記パワースプリッタは、3dBパワーコンバイナ/スプリッタとして構成されるスパイラルバラン構造およびウィルキンソン3dBパワーコンバイナ/スプリッタのうちの1つである、ミクサ。
  6. 請求項1に記載のミクサにおいて、約20GHz〜約30GHz、約37GHz〜約44GHz、約50GHz〜約70GHz、および約70GHz〜約80GHzのうちの1つの周波数範囲の帯域幅を有する、ミクサ。
  7. 請求項1に記載のミクサにおいて、前記位相スプリッタは180°ハイブリッドとして構成された、スパイラルバラン構造のうちの1つである、ミクサ。
  8. 請求項1に記載のミクサを備えた集積回路。
  9. 請求項1に記載のミクサを備えた無線システム。
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