JP2022053946A - 保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】近々のコロナ禍に有効に対応できる構造、即ち、保護具の折畳みと把持(素材、磁石を備えることで掴み/掴み外し)の確保が可能であること、物との接触箇所、例えば、樹脂板の他面を容易に折畳み、かつこの折畳みを確保し、菌、及び/又は、汚れの外部飛散を略皆無とすること、更には携帯の利便性確保が図れる保護具を提供する。【解決手段】可動性の樹脂板1の一面に差渡し設けた手挿入用のベルト2と、前記樹脂板の他面両端に対で設けた止め具と、前記ベルトの長手方向に、直交するように前記止め具を設け、前記樹脂板を、前記他面に折曲げた際に、前記止め具を利用して、この折曲げ形状を保護可能とした保護具。【選択図】図4
Description
本発明は、保護具であって、近々のコロナ禍におけるウイルス等の菌が付着するノブ、開閉栓、又はスイッチ等の操作器具を把持する際には、感染回避とか、拡散回避を意図
し、手袋着用、徹底殺菌が行われる。これは、厄介であり、実行が伴わないことが多い。
この改良点として感染等の保護具に関する。
し、手袋着用、徹底殺菌が行われる。これは、厄介であり、実行が伴わないことが多い。
この改良点として感染等の保護具に関する。
その他として、例えば、潔癖症の人においても、この種の保護具が必要であり、目的を同じくすることで、この種の保護具に関しても説明する。
保護具として、一般的には、人の手に容易に取付け、取外しができ、しかも携帯が容易な構造が必要とされる。これに鑑み、従来の文献から開示する。文献によれば、手の平カバーとか、手のひらタオルとの名称で開示されている。
例えば、特開平8-209411号公報では、卵形の布地をベースに、その一面に差渡したバンドと、単独の指通しを備え、折畳み形態で、かつ折畳み形態を確保できる留め具を備えた構造であり、折畳み状態で、物、又は機材を抱持できることを特徴とする。即ち、名称の如く、カバーであり、感染防止を目的とする。しかしながら、ベースの素材に関しての説明がなく、物によっては、掴み外れとか、掴み動作に困ることが考えられる。従って、一考を要すると考えられる。
また、同様な構造として、実用新案登録第3202342号公報では、卵形のタオル生地(タオル)に、指差し用のリングを有する構造であり、文献1と、略同じ構造と使用である。従って、同様に一考を要すると考えられる。また、折畳みの際に、タオル生地より、指先が外れる虞があって、殺菌対策としては改良の余地が考えられる。
上記に鑑み、本発明の目的は、近々のコロナ禍に有効に対応できる構造、即ち、保護具の折畳みと把持(素材、磁石を備えることで掴み/掴み外し)の確保が可能であること、物との接触箇所、例えば、樹脂板の他面を容易に折畳み、かつこの折畳みを確保し、菌、及び/又は、汚れの外部飛散を略皆無とすること、更には携帯の利便性確保が図れること、等にある。
この目的達成を意図し、請求項1~6を開示する。
請求項1の発明では、
可動性の樹脂板の一面に差渡し設けた手挿入用のベルトと、
樹脂板の他面両端に対で設けた止め具と、
ベルトの長手方向に、直交するように止め具を設け、
樹脂板を、他面に折曲げた際に、止め具を利用して、この折曲げ形状を保護可能とした防護具である。
可動性の樹脂板の一面に差渡し設けた手挿入用のベルトと、
樹脂板の他面両端に対で設けた止め具と、
ベルトの長手方向に、直交するように止め具を設け、
樹脂板を、他面に折曲げた際に、止め具を利用して、この折曲げ形状を保護可能とした防護具である。
従って、近々のコロナ禍に有効に対応できる構造とする。即ち、保護具の折畳みと把持(素材、磁石を備えることで、掴み対象物の物を掴み/掴み外し)の確保が可能である。また、物との接触箇所、例えば、樹脂板の他面を容易に折畳み、かつこの折畳みを確保し、菌、及び/又は、汚れの外部飛散を略皆無とできる。更に、携帯の利便性確保が図れる特徴が考えられる。
請求項2では、
対で設けた止め具は、対の磁石であって、
この対の磁石は、直交する線を基準に、偏倚する構成とした保護具である。
対で設けた止め具は、対の磁石であって、
この対の磁石は、直交する線を基準に、偏倚する構成とした保護具である。
従って、請求項1の目的達成が図れることと、目的達成に適する止め具の提供ができる。
請求項3では、
ベルトの両端は、一面に差渡し設けられ、かつ一端を嵩高とし、
他端を一面に近接して設け、
前記嵩高に手の人差し指側を添接し、かつこの手の親指を除いて差し入れ可能とする構成とした保護具である。
ベルトの両端は、一面に差渡し設けられ、かつ一端を嵩高とし、
他端を一面に近接して設け、
前記嵩高に手の人差し指側を添接し、かつこの手の親指を除いて差し入れ可能とする構成とした保護具である。
従って、請求項1の目的達成が図れることと、目的達成に適するベルトの提供ができる。
請求項4では、
樹脂板は、平面視して、卵形形状とする構成とした保護具である。
樹脂板は、平面視して、卵形形状とする構成とした保護具である。
従って、請求項1の目的達成が図れることと、目的達成に適する樹脂板の形態の構造を提供できる。
請求項5では、
樹脂板の一面に、手の内側を添接し、この一面の一方側には、親指を添接し、一面の他方側には、他の指を添接する構成とした保護具である。
樹脂板の一面に、手の内側を添接し、この一面の一方側には、親指を添接し、一面の他方側には、他の指を添接する構成とした保護具である。
従って、請求項1の目的達成が図れることと、目的達成に適する樹脂板の一面の構造を提供できる。
請求項6では
止め具の磁石は、偏倚関係を利用し、初期形態の磁着を得て、完成形態の磁着を図る構成とした保護具である。
止め具の磁石は、偏倚関係を利用し、初期形態の磁着を得て、完成形態の磁着を図る構成とした保護具である。
従って、請求項2の目的達成が図れることと、目的達成に適する磁石位置の構造を提供できる。
以下、本発明の各実施例を説明する。各実施例は、好ましい一例であり、各実施例の説明、及び/又は、図面に限定されない。従って、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
図中1は、可動性の樹脂板(樹脂シート)で、布地、紙、ゴム、その他の板材、等からなり、樹脂は難燃性で、透明系とし、その一面1-1から他面1-2が視認できる構造が望ましい。理由は、物Aを把持した(折畳みし、掴んだり、又は平坦状態)際に、物Aを特定することと、把持の方法を選択、かつ特定するため等にある。
また、樹脂板1の形状は、図示のように卵形とか、近似する楕円形を始めとして、卵形が望ましいが、丸形、方形等の例も有り得る。要は、折畳み可能、及び/又は、復帰可能等であれば限定されない。樹脂板1の素材は、全ての、例えば、透明な樹脂素材が採用できるが、例えば、塩化ビニル樹脂とか、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリエチレン、フッ素樹脂、スチレン樹脂、ポリアリサルホン等とする。尚、樹脂板1は、可撓性を備えており、抗菌効果が期待できるものが適する。図1・図2(イ)、(ロ)、その他の図を参照。
尚、樹脂素材は、透明が望ましいが、他の色も可能であり、適宜採用される。そして、この種の樹脂素材は、使用後において、何度も洗浄(洗い、抗菌等)できる利点と、毛羽立ち等の発生もなく、長期の使用が可能である。また樹脂板1は折畳み収容ができ、携帯、収容の簡易性とか、菌の拡散防止と安心感が確保できる。さらに誰でも使用できて重宝する。
そして、この樹脂板1の一面1-1の略中央には(一例であるが、半分に折り畳む(折曲げ)際に有効である。また、折畳んだ際に、他面1-2をカバーするに有益であり汚染を回避できる)、差渡し設けた手挿入用のベルト2(樹脂シート)があり、このベルト2は、一方端部が、高く、他方端部に向かって下がる構造とし、原則として、高い方に人差し指側を添設することが望ましく、例えば、手を差し込み易くできる特徴がある。図4を参照。尚、ベルト2は、単純な山形でも可能である。樹脂板1の両端は熱圧着されるが一例である。また、樹脂板1は多層構造も有り得る(一部分も可能である)。
他面1-2には、磁石3、3を対で配備する。本発明では、樹脂板1を手の動きで、例えば、二つに折曲げる際に(二つに折曲は限定されない)、図5~図9の如く、折り畳むことを考慮し、ベルト2を中心として、対峙する端部100、101に配備する。この一例では、磁石3、3の離脱を容易にすることを考慮し、偏倚する構造である。即ち、ベルト2の中心位置において、その交差する線5を基準として、上下6、6´に配備する。このように、磁石3、3を偏倚して配備することで、磁石3、3の離脱が容易になり、かつ簡易に折畳みを解除できる。即ち、手を重ね、かつ樹脂板1を折畳み(図3~図5参照)、物Aの把持(掴む)動作(図6~図7参照)から、物Aより、樹脂板1と手を外し、例えば、手、及び/又は、樹脂板1を外す動作において、樹脂板1のワンタッチでの折畳みと、樹脂板1の展開(図1参照)が、親指と他の指との、一方又は双方のずらし操作で、片手で、かつ容易にできる。このベルト2は、その形態、大きさ、又は山形形態の中心等により、図示しない手段で手に固定、及び/又は、挾持することも有り得る。また、樹脂板1とベルト2を同じ素材で形成したが、別々の素材もある。ベルト2は布地、紙、ゴム、その他の板材、等も有り得る。図1・図2(イ)、(ロ)を参照。
前述した、二つに折曲の仕方・折曲げ数は限定されない。例えば、卵形の短手方向であるが、交差する長手方向も有り得る。また折曲げ数は二つ折り、三つ折り等もあり得る。何れにしても、人の手の動作、及び/又は、所作に合わせて、例えば、二つに折曲げる際に(二つに折曲は限定されない)、ベルト2を中心として折り畳むことも、原則として、自由である。
そして、樹脂板1とベルト2を取付ける方法としては、熱圧着が望ましいが一例である。その他としては、接着、止め具、縫合等が考えられる。
尚、ベルト2は、一方端部の高い取付け部位と、他方端部に向かって下がる取付けは一例であって、図示しないが、環状形態、間隔を備えたフラットの形態、二重形態、或いはハの字形態、紐形態等の各態様が採用できる。
さらに図示しないが、樹脂板1は二重構造とか、樹脂板1に孔を備えた構造、または他面1-2にスリットを備えた構造等も採用できる。
以下、図6~図10に示した使用の態様に関して説明する。
図6は、つり革A1を把持する図であって、保護具Pを手の内側に設け、折畳み状態で、把持する。従って、止め具に付着した細菌は、人の手に移らず、樹脂板1の他面1-2にあって、手に感染することなく、細菌の拡散及び感染防止に有効である。また、使用後は、二つ折りにすることで、細菌を閉じ込めることができ、有益である。
図7は、ドア等のノブA2を把持する図であって、保護具Pを手の内側に設け、折畳み状態で、把持する。従って、ノブA2等に付着した細菌は、人の手に移らず、樹脂板1の他面1-2にあって、手に感染することなく、細菌の拡散、感染防止に有効である。また、使用後は、二つ折りにすることで、細菌を閉じ込めることができ、有益である。
図8は、エレベータ、又は図示しないが携帯電話等のスイッチA3を操作する図であって、保護具Pを手の内側に設け、そのままの状態で、操作する。従って、スイッチA3に付着した細菌は、人の手に移らず、樹脂板1の他面1-2にあって、手に感染することなく、細菌の拡散及び感染防止に有効である。また、使用後は、二つ折りにすることで、細菌を閉じ込めるか、又はそのまま外す等して使用し、感染をなくすので、有益である。勿論、二つ折りでの使用も可能である
図9は、水道の蛇口A4を把持する図であって、前記図6、図7に準ずる。
図10は、最も感染が危惧されているトイレにおいて、例えば、ペーパーホルダA5を接触する際において、保護具Pを、手の内側に設け、そのままの状態で、操作する。その他は、前記図8等に準ずる。
以上は、保護具Pの使用の各例を示したが、あくまで、一例であって、限定されるものでなく、多くの物の、把持とか、接触等に基づく使用に採用できることは、勿論である。その他としては、パソコン、マウスパッド、扉、車輌、自転車、建物等の壁、家具、装飾品、陳列物、容器、家庭用品、おもちゃ、ブランコ、滑り台、トランポリン等の遊具、日用品、家具、鍵、ハンドル等、全ての物Aを含む。
前述した、各実施例は、好ましい一例である。この各実施例の趣旨の範囲において、構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
P 保護具
A 物
A1 つり革
A2 ノブ
A3 スイッチ
A4 蛇口
A5 ペーパーホルダ
1 樹脂板
1-1 一面
1-2 他面
2 ベルト
3 磁石
5 線
6 上
6’ 下
100 端部
101 端部
A 物
A1 つり革
A2 ノブ
A3 スイッチ
A4 蛇口
A5 ペーパーホルダ
1 樹脂板
1-1 一面
1-2 他面
2 ベルト
3 磁石
5 線
6 上
6’ 下
100 端部
101 端部
Claims (6)
- 可動性の樹脂板の一面に差渡し設けた手挿入用のベルトと、
前記樹脂板の他面両端に対で設けた止め具と、
前記ベルトの長手方向に、直交するように前記止め具を設け、
前記樹脂板を、前記他面に折曲げた際に、前記止め具を利用して、この折曲げ形状を保護可能とした防護具。 - 前記対で設けた止め具は、対の磁石であって、
この対の磁石は、前記直交する線を基準に、偏倚する構成とした請求項1に記載の保護具。 - 前記ベルトの両端は、前記一面に差渡し設けられ、かつ一端を嵩高とし、
他端を前記一面に近接して設け、
前記嵩高に手の人差し指側を添接し、かつこの手の親指を除いて差し入れ可能とする構成とした請求項1に記載の保護具。 - 前記樹脂板は、平面視して、卵形形状とする構成とした請求項1に記載の保護具。
- 前記樹脂板の一面に、前記手の内側を添接し、この一面の一方側には、前記親指を添接し、前記一面の他方側には、他の指を添接する構成とした請求項1に記載の保護具。
- 前記止め具の磁石は、前記偏倚関係を利用し、初期形態の磁着を得て、完成形態の磁着を図る構成とした請求項2に記載の保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020160853A JP2022053946A (ja) | 2020-09-25 | 2020-09-25 | 保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020160853A JP2022053946A (ja) | 2020-09-25 | 2020-09-25 | 保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022053946A true JP2022053946A (ja) | 2022-04-06 |
Family
ID=80994802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020160853A Pending JP2022053946A (ja) | 2020-09-25 | 2020-09-25 | 保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022053946A (ja) |
-
2020
- 2020-09-25 JP JP2020160853A patent/JP2022053946A/ja active Pending
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