JP2022053739A - 洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】製剤安定性に優れる洗浄組成物を提供する。【解決手段】pH7.0~12.0の洗浄組成物において、下記(A)、(B)及び(C)成分を含有する洗浄組成物、又は、下記(A)、(B)、(D)及び(E)成分を含有する洗浄組成物。(A)高級脂肪酸又はその塩(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩(C)炭素数5以上の多価アルコール(D)非イオン性界面活性剤(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄組成物に関する。より詳細には、製剤安定性に優れる洗浄組成物に関する。
高級脂肪酸塩は、洗浄性、起泡性、洗い流し後のさっぱり感等に優れる観点から、石鹸系洗浄組成物を構成する主要な成分として多用されている。
また、洗浄性や起泡性等の各種機能を向上させる観点から、各種界面活性剤を選択ないし併用する処方設計が広く知られており、例えば、α-オレフィンスルホン酸塩を配合することにより、洗浄組成物の起泡性等を向上させる処方設計が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2000-086465号公報
本発明者は、高級脂肪酸塩を含有する石鹸系洗浄組成物の処方設計を鋭意検討する過程で、皮膚への刺激や毛髪のキシミ等を抑制する観点等から、pHを中性から弱塩基性の特定範囲に調整した場合、高級脂肪酸塩が析出する傾向があり、製剤安定性が損なわれる課題に直面した。
また、本発明者は、上記処方設計を鋭意検討する過程で、pHを中性から塩基性の特定範囲に調整すると共に、起泡性を改善ないし向上させる観点等から、α-オレフィンスルホン酸塩を配合した場合、同成分が析出する傾向があり、製剤安定性が損なわれる課題に直面した。
本発明者は、上記課題を解決するべく、更に鋭意研究を重ねた結果、意外にも、特定の多価アルコールを配合することによって、又は、非イオン性界面活性剤及び特定のアミノ酸系界面活性剤を配合することによって、上記析出を抑制できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明者は、炭素数5以上の多価アルコールを配合することによって、高級脂肪酸又はその塩、及びα-オレフィンスルホン酸又はその塩の析出を抑制し、製剤安定性を良好に維持できることを見出し、本発明に到達した。
また、本発明者は、非イオン性界面活性剤、並びに、N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を併用することによって、高級脂肪酸又はその塩、及びα-オレフィンスルホン酸又はその塩の析出を抑制し、製剤安定性を良好に維持できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、以下の[1]~[8]を提供する。
[1](A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、及び(C)炭素数5以上の多価アルコールを含有し、pHが7.0~12.0である、洗浄組成物。
[2](A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、(D)非イオン性界面活性剤、並びに(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、pHが7.0~12.0である、洗浄組成物。
[3](A)成分が、ラウリン酸、ミリスチン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の洗浄組成物。
[4]さらに、(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、[1]に記載の洗浄組成物。
[5]さらに、(F)pH調整剤を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の洗浄組成物。
[6](C)成分の含有量が、洗浄組成物全量に対して、1~30質量%である、[1]に記載の洗浄組成物。
[7](E)成分の含有量が、洗浄組成物全量に対して、0.5~10質量%である、[2]又は[4]に記載の洗浄組成物。
[8]身体用及び/又は毛髪用である、[1]~[7]のいずれかに記載の洗浄組成物。
本発明によれば、製剤安定性に優れる洗浄組成物を提供できる。
本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<洗浄組成物>
本発明の一実施形態に係る洗浄組成物は、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、及び(C)炭素数5以上の多価アルコールを含有し、pHが7.0~12.0の洗浄組成物である。
本発明の他の実施形態に係る洗浄組成物は、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、(D)非イオン性界面活性剤、並びに(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、pHが7.0~12.0の洗浄組成物である。
〔(A)高級脂肪酸又はその塩〕
本発明の実施形態に用いられる(A)成分は、通常、外用組成物又は化粧料に用いられる高級脂肪酸又はその塩であれば、特に制限なく用いることができる。
(A)成分の具体例としては、炭素数10以上の脂肪酸又はその塩であり、以下に限定されないが、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸等の直鎖状飽和脂肪酸;ウンデレシン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、パクセン酸、エライジン酸、リシノール酸、ペトロセリン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等の不飽和脂肪酸;イソパルミチン酸、イソステアリン酸等の分岐状脂肪酸;ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム核油脂肪酸等の混合脂肪酸;12-ヒドロキシステアリン酸、及びこれらの塩等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
高級脂肪酸の塩としては、以下に限定されないが、例えば、カリウム塩、カルシウム塩、リチウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム塩等の金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩、トロメタミン塩等のアミン塩等が挙げられる。
上記(A)成分のなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、炭素数10~18の高級脂肪酸又はその塩が好ましく、炭素数12~16の高級脂肪酸又はその塩がより好ましく、炭素数12~14の高級脂肪酸又はその塩が更により好ましい。本発明の効果をより顕著に奏する観点からは、ラウリン酸、ミリスチン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。とりわけ、ラウリン酸、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ラウリン酸トロメタミン、ミリスチン酸、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸トロメタミン、及びミリスチン酸トリエタノールアミンからなる群より選択される少なくとも1種を含有することがより好ましい。
尚、高級脂肪酸塩は、高級脂肪酸塩として洗浄組成物に配合してもよく、また、高級脂肪酸と塩基とをそれぞれ独立して配合し、当該組成物中で高級脂肪酸塩を形成させてもよい。
(A)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、洗浄組成物全量に対して、1~30質量%が好ましく、1~20質量%がより好ましく、1.5~15質量%が更により好ましく、1.8~10質量%が特に好ましい。
〔(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩〕
本発明の実施形態に用いられる(B)成分は、α-オレフィンをスルホン化して得られる構造を有する化合物又はその塩付加物、及びそれらの混合物であり、通常、外用組成物又は化粧料に用いられるものであれば特に制限なく用いることができる。
(B)成分の具体例としては、以下に限定されないが、例えば、デセンスルホン酸、ドデセンスルホン酸、テトラデセンスルホン酸、ヘキサデセンスルホン酸、オクタデセンスルホン酸、エイコセンスルホン酸、ヒドロキシデカンスルホン酸、ヒドロキシドデカンスルホン酸、ヒドロキシテトラデカンスルホン酸、ヒドロキシヘキサデカンスルホン酸、ヒドロキシオクタデカンスルホン酸、ヒドロキシエイコサンスルホン酸、及びこれらの塩等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
α-オレフィンスルホン酸の塩としては、以下に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩、トロメタミン塩等のアミン塩等が挙げられる。
上記(B)成分のなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、炭素数8~22のα-オレフィンスルホン酸又はその塩が好ましく、炭素数12~22のα-オレフィンスルホン酸又はその塩がより好ましく、炭素数14~20のα-オレフィンスルホン酸又はその塩が更により好ましく、炭素数14~16のα-オレフィンスルホン酸又はその塩が特に好ましい。本発明の効果をより顕著に奏する観点からは、デセンスルホン酸又はその塩が好ましく、デセンスルホン酸ナトリウムが特に好ましい。
尚、α-オレフィンスルホン酸塩は、α-オレフィンスルホン酸塩として洗浄組成物に配合してもよく、また、α-オレフィンスルホン酸と塩基とをそれぞれ独立して配合し、当該組成物中でα-オレフィンスルホン酸塩を形成させてもよい。
(B)成分の市販品としては、「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na〔INCI名:SODIUM C14-16 OLEFINSULFONATE〕」として市販されているものが好ましく、具体的には、「リポラン LB-440」、「リポラン LJ-441」、「Kリポラン PJ-400CJ」(以上、ライオンスペシャリティケミカルズ社製)等を好適に用いることができる。
(B)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、洗浄組成物全量に対して、例えば、0.5~20質量%が好ましく、1~15質量%がより好ましく、1.5~10質量%が更に好ましく、2~8質量%が特に好ましい。
〔(C)炭素数5以上の多価アルコール〕
本発明の実施形態に用いられる(C)成分は、通常、外用組成物又は化粧料に用いられる炭素数5以上の多価アルコールであれば、特に制限なく用いることができる。
(C)成分の具体例としては、以下に制限されないが、例えば、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ジグリセリン、トリグリセリン、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
上記(C)成分のなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、炭素数5~40の多価アルコールが好ましく、炭素数5~24の多価アルコールがより好ましく、炭素数5~10の多価アルコールが更により好ましく、炭素数5~8の多価アルコールが特に好ましく、炭素数5~6の多価アルコールが最も好ましい。本発明の効果をより顕著に奏する観点からは、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール200~600が好ましく、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ペンタンジオールがより好ましい。
(C)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、洗浄組成物全量に対して、例えば、1~30質量%が好ましく、1.5~20質量%がより好ましく、2~15質量%が更に好ましく、2.5~10質量%が特に好ましい。
〔(D)非イオン性界面活性剤〕
本発明の実施形態に用いられる(D)成分としては、通常、外用組成物又は化粧料に用いられる非イオン性界面活性剤であれば、特に制限なく用いることができる。
(D)成分の具体例としては、以下に制限されないが、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸ポリグリセリル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、モノラウリン酸ポリグリセリル、モノオレイン酸ポリグリセリル、モノミリスチン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO-40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO-50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO-60)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;カプリル酸N-メチルエタノールアミド、カプリン酸N-メチルエタノールアミド、ラウリン酸N-メチルエタノールアミド、ラウリン酸N-エチルエタノールアミド、ラウリン酸N-メチルプロパノールアミド、ラウリン酸N-エチルプロパノールアミド、ラウリン酸N-メチルイソプロパノールアミド、ラウリン酸N-エチルイソプロパノールアミド、ミリスチン酸N-メチルエタノールアミド、パルミチン酸N-メチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-エチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-エチルプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-エチルイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、パーム核油脂肪酸N-エチルエタノールアミド、ステアリン酸N-メチルエタノールアミド、ステアリン酸N-エチルエタノールアミド、オレイン酸N-メチルエタノールアミド、オレイン酸N-エチルエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド;ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル;グリセリンアルキルエーテル;ヘキシルグルコシド、カプリルグルコシド、ノニルグルコシド、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ミリスチルグルコシド、セトステアリルグルコシド、ヘキサデシルグルコシド、オクタデシルグルコシド、ヤシ油アルキルグルコシド等のアルキルグルコシド;ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等のシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
上記(D)成分のなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、脂肪族アルカノールアミド、アルキルグルコシドが好ましく、炭素数8~18のアシル基を有する脂肪族アルカノールアミド、炭素数8~18のアルキル基を有するアルキルグルコシドがより好ましい。本発明の効果をより顕著に奏する観点からは、ヤシ油脂肪酸N-エチルエタノールアミド、デシルグルコシド〔アルキル(8~16)グルコシド〕が好ましい。
また、上記(D)成分のHLB値(Hydrophile-Lipophile Balance値)は、特に限定されないが、例えば、8~19であり、本発明の効果を顕著に奏する観点から、9~18が好ましく、9.5~17がより好ましい。
上記HLB値は、親水性-親油性のバランスを示す指標であり、例えば、小田・寺村らによる下記(式1)で計算されるものである。
HLB=(Σ無機性値/Σ有機性値)×10・・・(式1)
Σ無機性値/Σ有機性値は、IOB(Inorganic-OrganicBalance)と呼ばれ、各種原子及び官能基毎に設定された「無機性値」、「有機性値」に基づいて、界面活性剤等の有機化合物を構成する原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することにより算出することができる(甲田善生著、「有機概念図-基礎と応用-」、11~17頁、三共出版、1984年発行参照)。
(D)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、洗浄組成物全量に対して、例えば、1~20質量%が好ましく、1.5~15質量%がより好ましく、2~10質量%が更に好ましい。
〔(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩〕
本発明の実施形態に用いられる(E)成分としては、通常、外用組成物又は化粧料に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。
N-アシルグリシン又はその塩の具体例としては、炭素数8~22のアシル基を有するものが好ましく、例えば、N-ラウロイルグリシン、N-ステアロイルグリシン、N-パルミトイルグリシン、N-ミリストイルグリシン、N-オレイルグリシン、N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、N-牛脂脂肪酸アシルグリシン、及びこれらの塩等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
N-アシルアスパラギン酸又はその塩の具体例としては、炭素数が8~22のアシル基を有するものが好ましく、例えば、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ステアロイルアスパラギン酸、N-パルミトイルアスパラギン酸、N-ミリストイルイルアスパラギン酸、N-オレイルアスパラギン酸、N-ヤシ油脂肪酸アシルアスパラギン酸、N-牛脂脂肪酸アシルアスパラギン酸、及びこれらの塩等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
N-アシルグリシン又はN-アシルアスパラギン酸の塩としては、以下に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩、トロメタミン塩等のアミン塩等が挙げられる。
上記(E)成分のなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシン、N-ラウロイルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含むものが好ましい。本発明の効果をより顕著に奏する観点からは、N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N-ラウロイル-L-アスパラギン酸ナトリウムが好ましい。
尚、N-アシルグリシン塩は、N-アシルグリシン塩として洗浄組成物に配合してもよく、また、N-アシルグリシンと塩基とをそれぞれ独立して配合し、当該組成物中でN-アシルグリシン塩を形成させてもよい。N-アシルアスパラギン酸塩も同様である。
(E)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、本発明の効果を顕著に奏する観点から、洗浄組成物全量に対して、例えば、0.5~10質量%が好ましく、1~9質量%がより好ましく、1.5~8質量%が更に好ましい。
〔(F)pH調整剤〕
本発明の実施形態においては、上記各成分に加えて、pH調整剤を用いるのが好適である。pH調整剤としては、特に制限されないが、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン等の有機塩基、塩酸、硫酸等の無機酸、乳酸、乳酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸ナトリウム等の有機酸が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。これらのなかでも、本発明の効果を顕著に奏する観点から、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンが好ましい。
(F)成分の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、洗浄組成物全量に対して、例えば、0.1~8質量%が好ましく、0.3~6質量%がより好ましく、0.5~4質量%が更に好ましい。
[洗浄組成物のpH]
本発明の実施形態に係る洗浄組成物のpHは、本発明の効果を奏する観点から、7.0~12.0の特定範囲に制御される。本発明の効果をより顕著に奏する観点及び皮膚への刺激や毛髪の洗浄後のキシミを抑制する観点からは、7.5~11.0が好ましく、7.5~10.0がより好ましく、8.0~9.0が更により好ましい。
〔その他の成分〕
本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記(A)~(F)成分以外の成分を配合することができる。以下に限定されないが、例えば、基剤又は担体、各種界面活性剤、増粘剤、防腐剤・保存剤、酸化防止剤、キレート剤、着色剤、香料等を配合することができる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
基剤又は担体としては、水等の水系基剤;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等のグリコールエーテル;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の炭素数5未満の多価アルコール;流動パラフィン、スクワラン、ゲル化炭化水素(プラスチベース等)、オゾケライト、軽質流動パラフィン等の炭化水素;メチルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン、架橋型アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン、ポリエーテル変性分岐シリコーン、ポリグリセリン変性分岐シリコーン、アクリルシリコン、フェニル変性シリコーン、シリコーンレジン等のシリコーン油;ジオキサン;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリット等のエステル類等が挙げられる。基剤又は担体の含有量は、他の成分の種類や量、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、洗浄組成物全量に対して、例えば、50質量%以上であり、60~80質量%、70~80質量%である。
界面活性剤としては、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、天然由来の界面活性剤等が挙げられる。
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等のN-アシルメチルタウリン塩;スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸アルキル塩;スルホコハク酸ポリオキシエチレンラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸ポリオキシエチレンアルキル塩;ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ナトリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン等のモノアルキルリン酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ミリストイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム等のN-アシルサルコシン塩;ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム等のN-アシル-N-メチル-β-アラニン塩;ラウリルグリコール酢酸ナトリウム(ドデカン-1,2-ジオール酢酸ナトリウム)、ラウリルグリコール酢酸カリウム、ミリスチルグリコール酢酸ナトリウム、ミリスチルグリコール酢酸カリウム、パルミチルグリコール酢酸ナトリウム、パルミチルグリコール酢酸カリウム、ステアリルグリコール酢酸ナトリウム、ステアリルグリコール酢酸カリウム、ベヘニルグリコール酢酸ナトリウム、ベヘニルグリコール酢酸カリウム等のアルキルエーテルグリコール酢酸塩等が挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルメチルアンモニウム、セチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒドロキシアルキル(C12-14)ヒドロキシエチルサルコシン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
天然由来の界面活性剤としては、例えば、レシチン、水素添加レシチン、サポニン、サーファクチンナトリウム、胆汁酸等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ベントナイト、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー等が挙げられる。
防腐剤・保存剤としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、カプリン酸グリセリル等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール、ソルビン酸、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、エリソルビン酸、L-システイン塩酸塩等が挙げられる。
キレート剤としては、例えば、EDTA・2ナトリウム塩、EDTA・カルシウム・2ナトリウム塩等が挙げられる。
着色剤としては、例えば、無機顔料、天然色素等が挙げられる。
香料としては、例えば、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、シネオール、アネトール、リモネン、オイゲノール等のテルペノイド類が挙げられる。
本発明の実施形態に係る外用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の有効成分を含むことができる。有効成分の具体例としては、以下に限定されないが、例えば、保湿成分、スクラブ剤、コンディショニング剤、血行促進剤、収斂成分、紫外線吸収成分、育毛成分、抗菌成分、抗炎症剤、抗フケ剤、ビタミン類、ペプチド又はその誘導体、アミノ酸又はその誘導体、細胞賦活化成分等が挙げられる。これらは、単独で、若しくは2種以上併せて用いることができる。
保湿成分としては、例えば、ヘパリン類似物質、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、キチン、キトサン等の高分子化合物、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン等のアミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の天然保湿因子、カミツレエキス、ハマメリスエキス、チャエキス、シソエキス、ヨクイニン(ハトムギ)エキス等の植物抽出エキス等が挙げられる。
スクラブ剤としては、例えば、アプリコット核粉末、アーモンド殻粉末、アンズ核粉末、塩化ナトリウム粒、オリーブ核粉末、海水乾燥物粒、キャンデリラワックス、くるみ殻粉末、さくらんぼ核粉末、サンゴ粉末、炭粉末(桐炭、備長炭、竹炭、ヒノキ木炭、ヤシ殻炭及びこれらの活性炭、並びにこれらの薬用炭)、はしばみ殻粉末、ポリエチレン末、無水ケイ酸等が挙げられる。
コンディショニング剤としては、例えば、カチオン化セルロース(塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース等)、カチオン化澱粉、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化キサンタンガム、ジアリル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ポリクオタニウム、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体等が挙げられる。
血行促進剤としては、例えば、アセチルコリン、イクタモール、カフェイン、カプサイシン、カンタリスチンキ、γ-オリザノール、ショオウキョウチンキ、ジンゲロン、セファランチン、センブリエキス、タンニン酸、トウガラシチンキ、トラゾリン、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸ベンジルエステル等が挙げられる。
収斂成分としては、例えば、硫酸亜鉛、ヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛及びタンニン酸等が挙げられる。
紫外線吸収成分としては、例えば、オクチルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、メトキシケイヒ酸オクチル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等が挙げられる。
育毛成分としては、プロシアニジン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化カプロニウム、ヒノキチオール、L-ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン、フコイダン、スエルチアニン、シンホングギニシン、フラボノステロイド、FGF-10、エンメイソウ抽出物(エキス)、センブリ抽出物(エキス)、ミツイシコンブ抽出物(エキス)、アマチャズル抽出物(エキス)、オトギリソウ抽出物(エキス)、ゲンチアナ抽出物(エキス)、セージ抽出物(エキス)、ペパーミント抽出物(エキス)、ホップ抽出物(エキス)、柿葉抽出物(エキス)、ジオウ抽出物(エキス)、ニンジン抽出物(エキス)、ボダイジュ抽出物(エキス)、ボタンピ抽出物(エキス)等が挙げられる。
抗菌成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、塩化ベンゼトニウム、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノグリシン、ピロクトオラミン、ミコナゾール等が挙げられる。
抗炎症剤としては、例えば、非ステロイド系抗炎症剤、又はステロイド系抗炎症剤等が挙げられる。具体的には、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、アラントイン、イプシロンアミノカプロン酸、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、フェルビナク、イブプロフェン、イブプロフェンピコノール、ケトプロフェン、ブフェキサマク、フルフェナム酸ブチル、ベンダザック、ピロキシカム、スプロフェン、アズレン、グアイアズレン、吉草酸酢酸デキサメタゾン、デキサメタゾン、吉草酸酢酸プロドニゾロン(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)、酢酸プロドニゾロン、プロドニゾロン、酢酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン、ウフェナマート、ブフェキサマク、及びこれらの塩等が挙げられる。
抗フケ剤としては、例えば、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、dl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロールカルシウム等のビタミンE類、リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5'-リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチン酸β-ブトキシエチル、ニコチン酸1-(4-メチルフェニル)エチル等のニコチン酸類、アスコルビゲン-A、L-アスコルビン酸2-グルコシド、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、ジパルミチン酸L-アスコルビル等のビタミンC類、メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類、γ-オリザノール、ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類、塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5'-リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類、葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D-パンテサイン、D-パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、ビオチン、ビオチシン等のビオチン類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸誘導体であるビタミンC類、カルニチン、フェルラ酸、α-リポ酸、オロット酸等のビタミン様作用因子等が挙げられる。
ペプチド又はその誘導体としては、例えば、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、エラスチン分解ペプチド、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、加水分解大豆蛋白、小麦蛋白、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド(パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等)等が挙げられる。
アミノ酸又はその誘導体としては、例えば、ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、β-アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、ヒスチジン、タウリン、γ-アミノ酪酸、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、カルニチン、カルノシン、クレアチン等が挙げられる。
細胞賦活化成分としては、例えば、γ-アミノ酪酸、ε-アミノカプロン酸等のアミノ酸類、レチノール、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類等のビタミン類、グリコール酸、乳酸等のα-ヒドロキシ酸類、タンニン、フラボノイド、サポニン、感光素301号等が挙げられる。
[粘度]
本発明の実施形態に係る外用組成物の粘度(25℃)は、剤形等に応じて適宜設定でき、限定はされないが、例えば、100~10,000mPa・sが好ましく、300~8,000mPa・sがより好ましく、500~6,000mPa・sが更により好ましい。
上記粘度(25℃)は、第17改正日本薬局方の一般試験法に記載の粘度測定法に準拠し、単一円筒形回転粘度計(ブルックフィールド型粘度計)にて測定した粘度をいう。具体的には、TV-10M(東機産業社製)を使用して測定される値をいい、ロータや回転速度等の条件の選定は、本機の取扱説明書に準拠し、25℃における粘度を測定する。
単一円筒形回転粘度計に関する説明を以下に記載する。単一円筒形回転粘度計は、液体中の円筒を一定角速度で回転させたときのトルクを測定する粘度計である。あらかじめ粘度計校正用標準液を用いて実験的に装置定数KBを定めることにより、液体の粘度ηを次式によって算出する。
η=KB×T/ω
η:液体の粘度(mPa・s)
KB:装置定数(rad/cm3
ω:角速度(rad/s)
T:円筒面に作用するトルク(10-7N・m)
<本発明の有用性>
本発明は、特定のpH領域に調整された洗浄組成物において、高級脂肪酸又はその塩、及びα-オレフィンスルホン酸又はその塩の析出を抑制し得る処方設計を研究する過程で、各種原料のなかでも多価アルコールに着目し、特定の多価アルコールを配合することによって析出を抑制できることを新たに見出したものであり、かかる新たな知見に基づく処方設計により、製剤安定性を良好に維持できる点で有用性が高い。
具体的には、本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩を含有し、更に、(C)炭素数5以上の多価アルコールを含有し、pHを7.0~12.0に設定することにより、製剤安定性に優れる洗浄組成物を提供し得る点で有用である。
本発明は、特定のpH領域に調整された洗浄組成物において、高級脂肪酸又はその塩、及びα-オレフィンスルホン酸又はその塩の析出を抑制し得る処方設計を研究する過程で、各種原料のなかでも特定の界面活性剤の組み合わせに着目し、非イオン性界面活性剤と特定のアミノ酸系界面活性剤を併用することによって析出を抑制できることを新たに見出したものであり、かかる新たな知見に基づく処方設計により、製剤安定性を良好に維持できる点で有用性が高い。
具体的には、本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩を含有し、更に、(D)非イオン性界面活性剤、及び、(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を併用し、pHを7.0~12.0に設定することにより、製剤安定性に優れる洗浄組成物を提供し得る点で有用である。
更に、本発明の好ましい実施形態に係る洗浄組成物によれば、析出の抑制ないし製剤安定性の維持が困難な傾向があるpH領域(例えば、pH7.0~9.0)においても、析出を抑制し、製剤安定性に優れる洗浄組成物を提供し得る点で極めて有用性が高い。
また更に、本発明の好ましい実施形態に係る洗浄組成物によれば、製剤安定性に優れるのみならず、皮膚への刺激や毛髪のキシミ等を効果的に抑制できる点で極めて有用性が高い。
また、本発明の好ましい実施形態に係る洗浄組成物によれば、製剤安定性に優れ、皮膚への刺激や毛髪のキシミ等を効果的に抑制できるのみならず、良好な洗浄力及び起泡性を兼ね備える洗浄組成物を提供し得る点でも極めて有用性が高い。
[製剤形態]
本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、上記各成分を配合し、また必要に応じて更なる成分を配合して、常法に従い、種々の形態に調製され得る。製剤形態は特に限定されず、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、シャンプー等の任意の剤型であり得る。更に、リンスインシャンプー、コンディショナー等の形態であってもよい。また、本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、液状、ゲル状、ペースト状等の任意の形状であり得る。
[用途]
本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、身体用及び/又は毛髪用(身体用及び毛髪用の少なくとも一方)として好適に用いることができる。とりわけ、本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、洗浄性に優れる高級脂肪酸又はその塩、及び、起泡性に優れるα-オレフィンスルホン酸及びその塩を含有し、更に、pHを7.0~12.0の特定範囲に設定することによって皮膚への刺激や毛髪のキシミ等を抑制できる点から、身体用及び毛髪用(全身用)として好適に用いることができ、更には、顔用、身体用及び毛髪用として好適に用いることができる。身体用及び毛髪用洗浄組成物、又は、顔用、身体用及び毛髪用洗浄組成物は、洗浄部位に対応した複数の洗浄料(洗顔洗浄料、全身洗浄料、毛髪洗浄料等)を個別に用いる必要がなく、一つの洗浄組成物を用いて前記部位の全てを洗浄できる点で利便性が高い。
[容器]
本発明の実施形態に係る洗浄組成物は、使用目的及び用途に応じ、適宜選択した形状、材質の容器に収容し、使用することができる。容器形状としては、例えば、ボトルタイプ、チューブタイプ、ジャータイプ、スポイドタイプ、ディスペンサータイプ、スティックタイプ、パウチ袋、及びチアパック等が挙げられる。また、材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン(HDPE、LDPE、LLDPE等)、ABS樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、ポリスチレン、ガラス、及び金属(アルミ等)等が挙げられる。また、これらの材料は、強度、柔軟性、耐候性、又は成分の安定性等を考慮し、各種コーティング処理を行ったり、これらの材料を例えば混合する等して組み合わせたり、積層したりして、容器材料として用いることができる。また、当業者であれば、容器からの吐出量を制限、容器への付着性を軽減するために、容器のノズル及び製剤の溶出部の口径、材質を選択することができる。
<安定化方法>
本発明の一実施形態としては、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、及び(C)炭素数5以上の多価アルコールを配合して混合し、pHを7.0~12.0に調整する工程を含む、洗浄組成物の安定化方法としても好適に提供される。
また、本発明の他の実施形態としては、(A)高級脂肪酸又はその塩、(B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、(D)非イオン性界面活性剤、並びに(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を配合して混合し、pHを7.0~12.0に調整する工程を含む、洗浄組成物の安定化方法としても好適に提供される。
以下、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、実施例等を示す表1、2及び製剤例中の含有量を示す単位は質量%であり、全て純分換算した値である。また、各組成物の合計量は100質量%である。
下記表1に示す処方の組成物(実施例1~7及び比較例1~12)を常法により調製した。各実施例及び比較例のpHは、表1に示すとおり、7.0~12.0の範囲であった。
Figure 2022053739000001
<<試験例1:製剤安定性試験1>>
上記各組成物の製剤安定性を評価するため、次の試験を行った。
上記各組成物をバイアル容器に充填し、-0.5℃にて7日間保存した。保存後の各組成物の外観を目視で観察した。その結果、比較例1は白濁状態であり、析出が発生することが確認された。当該比較例1を基準(CT)として、他の組成物の製剤安定性を評価した。その結果を表1に示す。
(評価基準)
○:比較例1よりも改善
△:比較例1と同等
×:比較例1よりも悪化
表1に示すとおり、(A)成分及び(B)成分を含有する比較例1に対し、pHを中性領域側にシフトした比較例2では、製剤安定性が悪化することが確認された。したがって、(A)成分及び(B)成分を含有する洗浄組成物のpHを弱塩基性領域側から中性領域側へシフトするに従い、析出量が増加する傾向があり、製剤安定性を維持することが困難な傾向があることが確認された。
表1に示すとおり、(A)成分及び(B)成分に加えて、更に(C)成分〔炭素数5以上の多価アルコール〕を配合した実施例1~4では、比較例1よりも製剤安定性が改善することが確認された。
また、(A)成分及び(B)成分に加えて、更に(C’)成分〔炭素数5未満の多価アルコール〕を配合した比較例3~6の製剤安定性は、比較例1と同等又は悪化することが確認された。
以上により、pH7.0~12.0の領域で生じる(A)成分及び(B)成分の析出を、(C)成分〔炭素数5以上の多価アルコール〕を配合することによって抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
特に、本発明によれば、製剤安定性を維持することが困難な傾向があるpH領域(例えば、pH7.0~9.0)においても、析出を抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
表1に示すとおり、(A)成分及び(B)成分に加えて、更に(D)成分〔非イオン性界面活性剤〕及び(E)成分〔N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩〕の両者を含有する実施例5~7によれば、比較例1よりも製剤安定性が改善することが確認された。
また、(A)成分及び(B)成分に加えて、(D)成分及び(E)成分のうち、(D)成分のみを含有する比較例7~8、(E)成分のみを含有する比較例9の製剤安定性は、比較例1と同等又は悪化することが確認された。
更に、(A)成分及び(B)成分に加えて、更に(D)成分及び(E’)成分〔(E)成分とは異なる他のアミノ酸系界面活性剤〕を含有する比較例10~12の製剤安定性は、比較例1と同等又は悪化することが確認された。
以上により、pH7.0~12.0の範囲で生じる(A)成分及び(B)成分の析出を、(D)成分〔非イオン性界面活性剤〕及び(E)成分〔N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩〕を併用することによって抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
特に、本発明によれば、製剤安定性を維持することが困難な傾向があるpH領域(例えば、pH7.0~9.0)においても、析出を抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
下記表2に示す処方の組成物(実施例8~9及び比較例13)を常法により調製した。各実施例及び比較例のpHは、表2に示すとおり、7.0~12.0の範囲であった。
Figure 2022053739000002
<<試験例2:製剤安定性試験2>>
上記各組成物の安定性を評価するため、次の試験を行った。
上記各組成物をバイアル容器に充填し、-0.5℃にて7日間保存した。保存後の各組成物の外観を目視で観察した。その結果、比較例13は白濁状態であり、析出が発生することが確認された。当該比較例13を基準(CT)として、他の組成物の製剤安定性を評価した。その結果を表2に示す。
(評価基準)
○:比較例13よりも改善
△:比較例13と同等
×:比較例13よりも悪化
表2に示すとおり、(A)成分及び(B)成分を含有する比較例13に対して、(A)成分及び(B)成分に加えて、更に(D)成分〔非イオン性界面活性剤〕及び(E)成分〔N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩〕の両者を含有する実施例8~9によれば、析出が抑制されることが確認された。
以上により、pH7.0~12.0の範囲で生じる(A)成分及び(B)成分の析出を、(D)成分〔非イオン性界面活性剤〕及び(E)成分〔N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩〕を併用することによって抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
特に、本発明によれば、製剤安定性を維持することが困難な傾向があるpH領域(例えば、pH7.0~9.0)においても、析出を抑制することができ、製剤安定性を良好に維持できることが確認された。
以下に、本発明の製剤例を示す。
〔製剤例1〕 ボディソープ
イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
ラウリン酸 5質量%
ミリスチン酸 5質量%
テトラデセンスルホン酸ナトリウム 5質量%
水酸化カリウム 2.8質量%
トリエタノールアミン 1質量%
1,2-ペンタンジオール 3質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5質量%
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5質量%
塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.2質量%
フェノキシエタノール 0.4質量%
水 残量
〔製剤例2〕 シャンプー
ラウリン酸 2質量%
ミリスチン酸 2質量%
テトラデセンスルホン酸ナトリウム 6質量%
水酸化カリウム 1.1質量%
トリエタノールアミン 1質量%
N-ラウロイル-L-アスパラギン酸ナトリウム 8質量%
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5質量%
ポリクオタニウム-53 0.2質量%
ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド 4質量%
フェノキシエタノール 0.4質量%
水 残量

Claims (8)

  1. (A)高級脂肪酸又はその塩、
    (B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、及び
    (C)炭素数5以上の多価アルコール、
    を含有し、pHが7.0~12.0である、洗浄組成物。
  2. (A)高級脂肪酸又はその塩、
    (B)α-オレフィンスルホン酸又はその塩、
    (D)非イオン性界面活性剤、並びに
    (E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種、
    を含有し、pHが7.0~12.0である、洗浄組成物。
  3. (A)成分が、ラウリン酸、ミリスチン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の洗浄組成物。
  4. さらに、(E)N-アシルグリシン、N-アシルアスパラギン酸、及びそれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1に記載の洗浄組成物。
  5. さらに、(F)pH調整剤を含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  6. (C)成分の含有量が、洗浄組成物全量に対して、1~30質量%である、請求項1に記載の洗浄組成物。
  7. (E)成分の含有量が、洗浄組成物全量に対して、0.5~10質量%である、請求項2又は4に記載の洗浄組成物。
  8. 身体用及び/又は毛髪用である、請求項1~7のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
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