JP2022053708A - モータ装置 - Google Patents

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Naoki Ogata
正士 須藤
Masashi Sudo
有一 高村
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Figure 2022053708000001
【課題】コンミテータの回転により発生する電流リップルの波形を正弦波に近付けることができ、ひいては構造の簡素化および小型軽量化を図ることが可能なモータ装置を提供する。
【解決手段】一対のブラシ50がコンミテータ26を中心とした180°間隔の対向配置からコンミテータ26の周方向に互いにずれて設けられ、コンミテータ26の回転により最小値R1,中間値R2および最大値R3の電流リップルを出力する。これにより、電流リップルの波形を正弦波に近付けることができる。したがって、従前のようなセンサマグネットや回転センサを省略することができ、ひいては構造の簡素化および小型軽量化を図ることが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、回転軸を有するアーマチュアと、回転軸に固定されたコンミテータと、コンミテータを中心に対向配置された一対のブラシと、を備えたモータ装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンドウ装置等の駆動源には、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付きのモータ装置が用いられている。そして、車室内の操作スイッチ等を操作することでモータ装置が正方向または逆方向に駆動され、これによりウィンドウガラス等の開閉体が開閉される。
このようなモータ装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたモータ装置は、環状のセンサマグネットが固定されたアーマチュア軸と、アーマチュア軸の近傍に配置され、回転センサが実装されたセンサ基板と、を備えている。そして、アーマチュア軸の回転状態を示す正弦波の検出信号が、回転センサからコントローラに出力されて、ひいてはコントローラはアーマチュア軸の回転状態を制御する。
特開2014-155425号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたモータ装置では、アーマチュア軸(回転軸)の回転状態を、センサマグネットおよび回転センサを用いて制御するようにしている。したがって、センサマグネットおよび回転センサ(センサ基板)を有する分、モータ装置の小型軽量化には限界があった。
そこで、モータ装置の駆動時に発生する電流リップル(脈流)を利用して、コントローラに回転軸の回転状態を把握させて、これにより回転軸の回転状態を制御することが考えられる。すなわち、電流リップルを上手く利用することができれば、センサマグネットおよび回転センサを省略することが可能となる。
具体的には、ブラシ付きのモータ装置では、コンミテータを形成する複数のセグメントをブラシが跨ぐたびに有効導体数が変化する。この有効導体数の変化がモータ装置に流れる電流(モータ電流)を変動させる。
例えば、図7(a),(b)に示されるように、合計8つのセグメントSGを備え、かつ180°間隔で対向配置された2つのブラシBRを有するモータ装置の場合には、コンミテータCMの回転に伴って、有効導体数が8(跨がない)→6(跨ぐ)→8→6…と変化する。そして、コンミテータCMが1回転(360°)する間に8回の電流リップル(最小値R1および最大値R3)が発生する。なお、図7(a),(b)においては、コンミテータCMが半回転(180°回転)する間に4回の電流リップル(最小値R1および最大値R3)が発生することを示している。
しかしながら、図7(b)に示されるように、電流リップルの波形は矩形波となっており、従前のような回転センサの出力のように正弦波にはなっていない。仮に、矩形波の電流リップルを、従前のような回転センサのように正弦波に近付けることができれば、コントローラは、従前と同様に回転軸の回転状態を把握し、かつ回転軸を精度良く制御することが可能となる。
本発明の目的は、コンミテータの回転により発生する電流リップルの波形を正弦波に近付けることができ、ひいては構造の簡素化および小型軽量化を図ることが可能なモータ装置を提供することにある。
本発明のモータ装置では、回転軸を有するアーマチュアと、前記回転軸に固定されたコンミテータと、前記コンミテータに摺接される一対のブラシと、を備えたモータ装置であって、前記一対のブラシが前記コンミテータを中心とした180°間隔の対向配置から前記コンミテータの周方向に互いにずれて設けられ、前記コンミテータの回転により最小値,中間値および最大値の電流リップルを出力することを特徴とする。
本発明のモータ装置によれば、最小値,中間値および最大値からなる電流リップルを出力するため、電流リップルの波形を正弦波に近付けることができる。したがって、従前のようなセンサマグネットや回転センサを省略することができ、ひいては構造の簡素化および小型軽量化を図ることが可能となる。
本発明のモータ装置の概要を示す斜視図である。 回転軸の軸方向に沿うモータ部の断面図である。 図2のA-A線に沿う断面図である。 図2のB-B線に沿う断面図である。 (a),(b)は、実施の形態1(両方ずらし)の電流リップルを説明する説明図である。 (a),(b),(c)は、コンミテータの回転に伴う有効導体数の変化を説明する説明図である。 (a),(b)は、比較例(ずらし無し)を説明する図5に対応した図である。 (a),(b)は、電流リップルを形成する中間値の設定ロジックを説明する説明図である。 (a),(b)は、実施の形態2(片方ずらし)を説明する図5に対応した図である。 ブラシのずれ角の適正値(正弦波への近さ)を検討した比較グラフである。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のモータ装置の概要を示す斜視図を、図2は回転軸の軸方向に沿うモータ部の断面図を、図3は図2のA-A線に沿う断面図を、図4は図2のB-B線に沿う断面図を、図5(a),(b)は実施の形態1(両方ずらし)の電流リップルを説明する説明図を、図6(a),(b),(c)はコンミテータの回転に伴う有効導体数の変化を説明する説明図を、図7(a),(b)は比較例(ずらし無し)を説明する図5に対応した図を、図8(a),(b)は電流リップルを形成する中間値の設定ロジックを説明する説明図をそれぞれ示している。
図1に示されるモータ装置10は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンドウ装置の駆動源に用いられ、ウィンドウガラスを昇降させるウィンドウレギュレータを駆動するものである。モータ装置10は、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付きのモータ装置であり、車両のドア内に形成された幅狭のスペースに設置される。モータ装置10は、モータ部20とギヤ部30とを備えており、これらは互いに複数の締結ねじ(図示せず)によって連結され、ユニット化されている。
図1ないし図3に示されるように、モータ部20は、磁性体からなる鋼板を深絞り加工等することで有底筒状に形成されたヨーク21を備えている。ヨーク21は、その軸方向と交差する方向の断面形状が略小判形状に形成されており、これによりヨーク21は扁平形状とされ、車両への搭載性を向上させている。
また、ヨーク21の内壁には、当該ヨーク21の軸方向と交差する方向の断面形状が略円弧形状に形成された一対のマグネット22が固定されている。具体的には、これら2つのマグネット22は互いに180°間隔で対向配置されており、接着剤等(図示せず)によりヨーク21の内壁に強固に固定されている。
2つのマグネット22の径方向内側には、所定の隙間(エアギャップ)Sを介して、アーマチュア23が回転自在に設けられている。アーマチュア23は、合計8つのスロットSLを備えており、これらのスロットSLには、インシュレータ(絶縁体)ISを介してコイル24が重ね巻き等の巻き方で巻装されている。
アーマチュア23の回転中心には、アーマチュア軸(回転軸)25が固定されている。アーマチュア軸25の軸方向一側(図2中右側)は、ヨーク21の段付底部21aに装着された第1軸受部材B1により回転自在に支持されている。また、アーマチュア軸25の軸方向他側(図2中左側)は、ギヤハウジング31の内部に装着された第2軸受部材B2(図1参照)により回転自在に支持されている。
図2および図4に示されるように、アーマチュア軸25の軸方向中央寄りの部分で、かつアーマチュア23の近傍には、略筒状に形成されたコンミテータ(整流子)26が固定されている。コンミテータ26の径方向外側には、合計8つのセグメント(整流子片)27が設けられている。そして、それぞれのセグメント27には、コイル24が電気的に接続されている。
このように、本実施の形態のモータ装置10は、2つのマグネット22と、8つのスロットSLと、8つのセグメント27と、を有する2極8スロット8セグメント型のモータ装置となっている。これにより、モータ装置10は、小型軽量化かつ高トルク化に優れており、車両に搭載されるアクチュエータとして有効に利用可能となっている。
また、アーマチュア軸25の軸方向他側(図2中左側)には、減速機構SDを形成するウォーム28が、圧入等により強固に固定されている。そして、ウォーム28は、減速機構SDを形成するウォームホイール32の歯部32a(図1参照)に噛み合わされている。これにより、アーマチュア軸25の回転が減速され、減速されて高トルク化された回転力が、ウォームホイール32の出力部33(図1参照)から、モータ装置10の駆動対象物であるウィンドウレギュレータに出力される。
図1に示されるように、ギヤ部30は、プラスチック等の樹脂材料により所定形状に形成されたギヤハウジング31を備えている。当該ギヤハウジング31においても、ヨーク21と同様に扁平形状となっている。なお、ギヤハウジング31の内部構造を分かり易くするために、ギヤハウジング31の詳細は図示せず、ギヤハウジング31の外形のみを想像線(二点鎖線)で示している。
ギヤハウジング31の内部には、ウォーム減速機からなる減速機構SDが回転自在に収容されている。減速機構SDは、アーマチュア軸25に固定されたウォーム28と、ウォーム28に噛み合わされる歯部32aを備えたウォームホイール32とから構成されている。
ウォームホイール32の回転中心には、セレーション部33aを備えた出力部33が一体に設けられている。そして、出力部33は、ウィンドウレギュレータの入力部(図示せず)に動力伝達可能に接続されるようになっている。なお、出力部33の軸方向およびアーマチュア軸25の軸方向は、互いに直交している。
また、図2に示されるように、ヨーク21の軸方向において段付底部21a側とは反対側には、開口部21bが設けられている。当該開口部21bには、プラスチック等の樹脂材料よりなるブラシホルダ40が装着されている。すなわち、ヨーク21の開口部21bは、ブラシホルダ40により閉塞されている。
図1,図2および図4に示されるように、ブラシホルダ40は、ヨーク21の断面形状と同様に略小判形状に形成されたホルダ本体41を備えている。ホルダ本体41には、アーマチュア軸25の軸方向と交差する方向に広がる底壁部42と、当該底壁部42の周囲を囲うようにして配置された側壁部43と、が設けられている。ここで、側壁部43は、アーマチュア軸25の軸方向に延在されており、側壁部43の延在方向における略中間部分の内側に、底壁部42が一体に設けられている。
そして、側壁部43の延在方向一側(図2中右側)が、ヨーク21の開口部21bに差し込まれて固定されている。一方、側壁部43の延在方向他側(図2中左側)が、ギヤハウジング31のホルダ固定部(図示せず)に差し込まれて固定されている。すなわち、ブラシホルダ40は、モータ装置10を組み立てた状態において、ヨーク21およびギヤハウジング31の双方に支持される。
また、図2および図4に示されるように、底壁部42の略中央部分には、アーマチュア軸25が挿通される挿通孔42aが設けられている。挿通孔42aの部分には、アーマチュア軸25に固定されたコンミテータ26が、微小隙間を介して配置されており、コンミテータ26は、底壁部42に接触すること無く、スムーズに回転可能となっている。
図1,図2および図4に示されるように、底壁部42のギヤハウジング31側の面には、アーマチュア軸25の軸方向に延びる筒状部45が一体に設けられている。筒状部45は、その軸方向と交差する方向の断面形状が、ホルダ本体41の断面形状と同様に略小判形状に形成されており、筒状部45の基端側が、底壁部42の略中央部分に固定されている。すなわち、筒状部45の径方向内側は、挿通孔42aに連通されている。
また、筒状部45の先端側で、かつ筒状部45の径方向内側には、第3軸受部材B3が装着されている。第3軸受部材B3は、図2に示されるように、アーマチュア軸25の軸方向における略中間部分を回転自在に支持している。具体的には、第3軸受部材B3は、アーマチュア軸25の軸方向におけるコンミテータ26とウォーム28との間に配置されている。
このように、アーマチュア軸25は、第1軸受部材B1,第2軸受部材B2および第3軸受部材B3の合計3箇所で支持されている。これにより、ウォーム28とウォームホイール32の歯部32aとの噛み合い状態を、モータ装置10に掛かる負荷の大きさに関わらず適正に保持することができる。
さらに、図4に示されるように、底壁部42のギヤハウジング31側には、略箱形状に形成された一対のブラシガイド46と、一対のチョークコイルCCと、一対の駆動用導電部材47と、1つのコンデンサKDと、がそれぞれ配置されている。そして、筒状部45(コンミテータ26)を中心に、一対のブラシガイド46が互いに対向配置され、一対のチョークコイルCCが互いに対向配置され、さらには一対の駆動用導電部材47と1つのコンデンサKDとが互いに対向配置されている。
そして、一対のブラシガイド46は、略直方体形状に形成されたブラシ(カーボンブラシ)50を、それぞれ移動自在に支持(保持)している。なお、一対のブラシ50は、それぞれブラシスプリング48のばね力により、所定の押圧力でコンミテータ26に向けて押圧されている。これにより、高速回転されるコンミテータ26に対してブラシ50が確実に摺接されて、コンミテータ26に確実に駆動電流が供給される。
また、図1および図2に示されるように、ブラシホルダ40には、コネクタ接続部44が一体に設けられている。コネクタ接続部44は、略箱形状に形成されており、当該コネクタ接続部44には、外部コネクタ(図示せず)を介して車載コントローラ(コントローラ)CUが接続されている。ここで、車載コントローラCUは、モータ装置10の回転状態、つまりアーマチュア軸25の回転を制御するものであって、CPUやその他の電子部品(図示せず)を備えている。
コネクタ接続部44は、橋渡し部44aを介してブラシホルダ40に一体化されており、当該橋渡し部44aの内部には、一対の導電部材44bがインサート成形により埋設されている。そして、これら一対の導電部材44bの基端部(ブラシホルダ40側)は、一対の駆動用導電部材47(図4参照)にそれぞれ電気的に接続されている。これに対し、一対の導電部材44bの先端部(コネクタ接続部44側)は、コネクタ接続部44の内部に露出されている。
これにより、コネクタ接続部44に外部コネクタを接続するだけで、モータ装置10と車載コントローラCUとが互いに確実に電気的に接続される。よって、ブラシホルダ40に保持された一対のブラシ50(図4参照)に対して駆動電流が供給され、ひいてはモータ装置10が駆動される。
ここで、車載コントローラCUは、モータ装置10への駆動電流の供給に加えて、モータ装置10に流れる電流の変動を監視するようになっている。つまり、車載コントローラCUに実装されたCPUは、一対のブラシ50,コンミテータ26およびコイル24に流れている実電流値を検出するようになっている。具体的には、車載コントローラCUのCPUは、図5(b)に示されるように、コンミテータ26(アーマチュア軸25)の回転に伴い発生する電流リップル(脈流)の最小値R1,中間値R2,最大値R3の出現タイミングや出現回数等を監視(検出)している。
そして、車載コントローラCUは、コンミテータ26の回転に伴い発生した電流リップルの3つの値(最小値R1,中間値R2,最大値R3)に基づいて、アーマチュア軸25の回転状態を制御するようになっている。すなわち、車載コントローラCUは、最小値および最大値のみの矩形波ではなく、最小値R1,中間値R2,最大値R3からなる正弦波に近付けられた波形(検出電流)に基づいて、アーマチュア軸25の回転状態を把握しつつ、アーマチュア軸25の回転状態を精度良く制御可能となっている。
図4に示されるように、一対のブラシガイド46に保持された一対のブラシ50は、コンミテータ26を中心にそれぞれ互いに対向配置されている。より具体的には、駆動用導電部材47の近くの一方のブラシ50(図中上側)は、コンミテータ26を軸方向から見たときに、当該コンミテータ26の中心を通る基準線BLに対して、コンミテータ26の周方向であるCCW(反時計回り)矢印の方向に、γ°(約4°)だけずれて配置されている。これに対し、コンデンサKDの近くの他方のブラシ50(図中下側)は、コンミテータ26を軸方向から見たときに、当該コンミテータ26の中心を通る基準線BLに対して、コンミテータ26の周方向であるCW(時計回り)矢印の方向に、γ°(約4°)だけずれて配置されている。
すなわち、基準線BLに対して、一対のブラシ50のうちの一方(図中上側)はコンミテータ26の周方向一側(CCW方向)に、一対のブラシ50のうちの他方(図中下側)はコンミテータ26の周方向他側(CW方向)に、それぞれずれ角γ°でずれている。
これにより、図中上側の一方のブラシ50は、駆動用導電部材47と一方のチョークコイルCC(図中右側)との間において、駆動用導電部材47寄りに配置されている。これに対し、図中下側の他方のブラシ50は、他方のチョークコイルCC(図中左側)とコンデンサKDとの間において、他方のチョークコイルCC寄りに配置されている。また、駆動用導電部材47側におけるそれぞれのブラシ50の離間角度は、約172°(180°-(約4°×2))となっている。これに対し、コンデンサKD側におけるそれぞれのブラシ50の離間角度は、約188°(180°+(約4°×2))となっている。
ここで、図5(a)は、図4に示されるコンミテータ26および一対のブラシ50のみを図示して簡素化したものであり、一対のブラシ50は、それぞれ基準線BL上に無く、当該基準線BL上を真っ直ぐに移動しない。つまり、一対のブラシ50は、それぞれ180°間隔の対向配置ではなく、コンミテータ26を中心とした180°間隔の対向配置からコンミテータ26の周方向に互いにずれて設けられている。このように、両方のブラシ50をそれぞれ基準線BLからコンミテータ26の異なる周方向にγ°(約4°)ずらすことで、コンミテータ26(アーマチュア軸25)の矢印R方向への回転に伴い、モータ装置10は、図5(b)に示されるような電流リップルを出力する。よって、車載コントローラCU(図1および図2参照)は、図5(b)に示されるような電流リップルを検出する。
図5(b)は、コンミテータ26が半回転(180°回転)したときの電流リップルを示しており、電流リップルの最小値R1および最大値R3が、それぞれ4回ずつ出現していることが判る。よって、コンミテータ26が1回転(360°回転)したときには、電流リップルの最小値R1および最大値R3は、それぞれ8回ずつ出現することになる。これは、本実施の形態に係るモータ装置10が、合計8つのセグメント27を有しており、かつこれらのセグメント27に対して、コンミテータ26を中心にそれぞれ互いに対向配置された一対のブラシ50が摺接するためである。
さらに、図5(b)に示されるように、本実施の形態に係るモータ装置10では、電流リップルの最小値R1と最大値R3との間に中間値R2が出現している。これは、図5(a)に示されるように、両方のブラシ50を基準線BLからそれぞれ矢印方向にγ°(約4°)ずらしたことに起因している。
具体的には、図6(a)に示されるように、コンミテータ26の矢印R方向への回転に伴い、一対のブラシ50がいずれもセグメント27の上にある場合には、有効導体数は8となり、かつ抵抗値大(=最小値R1)となる。
また、図6(b)に示されるように、コンミテータ26の矢印R方向への回転に伴い、一方のブラシ50がセグメント27の上にあり、他方のブラシ50が隣り合うセグメント27を跨いでいる場合には、一対のセグメント27が短絡(short circuit)して、その結果、有効導体数は7となり、かつ抵抗値中(=中間値R2)となる。
さらに、図6(c)に示されるように、コンミテータ26の矢印R方向への回転に伴い、一対のブラシ50がそれぞれ隣り合うセグメント27を跨いでいる場合には、二対のセグメント27が短絡して、その結果、有効導体数は6となり、かつ抵抗値小(=最大値R3)となる。
そして、上述のような有効導体数の変化は、図5(a),(b)に示されるように、コンミテータ26の矢印R方向への回転に伴い、…8→7→6→7→8→7→6→7→8…のようになる。また、コンミテータ26の回転により発生する電流リップルの最小値R1および最大値R3の出現時間の比率は、1:1となっている。つまり、図5(b)に示されるように、最小値R1の幅寸法Waと最大値R3の幅寸法Wbとは、それぞれ同じ幅寸法となっている(Wa=Wb)。
なお、最小値R1の幅寸法Waと最大値R3の幅寸法Wbとの大小関係は、コンミテータ26の回転方向に沿うセグメント27の幅寸法や、コンミテータ26の回転方向に沿うブラシ50の幅寸法を、それぞれ適宜調整することで決定される。
ここで、電流リップルを正弦波に近付けるには、図5(b)に示されるように、電流リップルの中間値R2の出現時間(幅寸法W1)の長短を調整すれば良い。ただし、中間値R2の出現時間(幅寸法W1)を長くし過ぎると、最小値R1および最大値R3の出現時間が短くなって、三角波に近くなり正弦波から遠ざかることになる。これに対し、中間値R2の出現時間(幅寸法W1)を短くし過ぎると、最小値R1および最大値R3からなる矩形波(図7(b)参照)に近くなり、正弦波から遠ざかることになる。
そこで、本実施の形態では、以下の設定ロジックに基づいて、中間値R2の出現時間(幅寸法W1)を決定している。まず、図7(a),(b)に示されるように、一対のブラシBRがコンミテータCMを中心に180°間隔で対向配置された「ずらし無し(ずれ角0°)の比較例」を基準に考える。
図7(a)に示されるように、一対のブラシBRを、それぞれ基準線BL上に配置し、当該基準線BL上を真っ直ぐに移動させるようにした場合には、それぞれのブラシBRは隣り合うセグメントSGを同時に跨ぐことになる。そのため、有効導体数は、コンミテータCMの矢印R方向への回転に伴い、…8→6→8→6→8→6…のように変化する。その結果、最小値R1の幅寸法Waおよび最大値R3の幅寸法Wbをそれぞれ同じ幅寸法にすることはできるが、図5(b)に示されるような中間値R2が出現しない。
このときの電流リップル1周期分に着目すると、図8(a)のようになる。すなわち、電流リップル1周期を(A)から(L)で12等分した場合に、網掛けの(C)および(I)の部分において、電流リップルの最小値R1と最大値R3とが切り替わっている。この切替部分(C)および(I)は、当該矩形波と同じ周期の正弦波の最小値と最大値との間の中間値に相当する。
そこで、本実施の形態では、図8(b)に示されるように、(C)および(I)の部分の両側の網掛けの(B),(D),(H)および(J)の部分において、有効導体数が7となり電流リップルが中間値R2となる部分を形成している。これにより、段差状となった中間値R2の出現時間(幅寸法W1)をある程度確保しつつ、電流リップルを程よく正弦波に近付くようにしている。
具体的には、下記式(1)ないし(3)に基づいて、コンミテータ26の周方向一側および周方向他側へのそれぞれのブラシ50(図4および図5(a)参照)の基準線BLからのずれ角γ°を算出している。
360°(コンミテータ1回転)÷n(電流リップル出現数)=α°(電流リップル1周期)…(1)
α°÷12(分割数)=β°(ずれ角基準値)…(2)
β°±(β°×0.1(公差))=γ°…(3)
そして、上記式(1)に対して、モータ装置10(2極8スロット8セグメント型)の仕様から得られる定数を代入する。すなわち、モータ装置10は、電流リップル出現数が8であるため、nに8を代入する。これにより、それぞれの計算を進めていくと、α°=45°,β°=3.75°,γ°=3.375°および4.125°となる。ここで、本実施の形態においては、γ°=4.125°を採用し、かつ設計値として容易に管理可能なようにγ°=約4°としている。
これにより、図8(b)に示されるように、電流リップル1周期を12等分した網掛けの(B),(D),(H)および(J)の部分において、有効導体数が7となり電流リップルが中間値R2となる部分が形成される。よって、段差状に形成された中間値R2の幅寸法をW1としつつ、最小値R1および最大値R3を含む電流リップル全体を、程よく正弦波に近付けることが可能となる。ここで、本実施の形態においては、特に2極8スロット8セグメント型のモータ装置10に対応させて、程よい分割数12に設定したが、必要に応じて他の分割数に設定することもできる。
以上詳述したように、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、最小値R1,中間値R2および最大値R3からなる電流リップルを出力するため、電流リップルの波形を正弦波に近付けることができる。したがって、従前のようなセンサマグネットや回転センサを省略することができ、ひいては構造の簡素化および小型軽量化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、コンミテータ26の回転により発生する電流リップルの最小値R1および最大値R3の出現時間の比率が、1:1となっているので、これらに中間値R2が加えられて、電流リップルをより綺麗な正弦波に近付けることが可能となり、より精度良くアーマチュア軸25を制御することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、コンミテータ26を軸方向から見たときに、コンミテータ26の中心を通る基準線BLに対して、一対のブラシ50のうちの一方がコンミテータ26の周方向一側に、一対のブラシ50のうちの他方がコンミテータ26の周方向他側に、それぞれ下記式(1)ないし(3)から得られるずれ角γ°でずれている。
360°(コンミテータ1回転)÷n(電流リップル出現数)=α°(電流リップル1周期)…(1)
α°÷12(分割数)=β°(ずれ角基準値)…(2)
β°±(β°×0.1(公差))=γ°…(3)
したがって、正弦波に近い電流リップルを発生するモータ装置を、例えば、セグメントの数等の仕様に応じて容易に設計することが可能となる。
また、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、モータ装置10は、2つのマグネット22と、8つのスロットSLと、8つのセグメント27と、を有するので、小型軽量化かつ高トルク化に優れたモータ装置10を実現することができ、車両に搭載されるアクチュエータとして有効に利用することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、モータ装置10に車載コントローラCUが接続されており、車載コントローラCUは正弦波に近付けられた電流リップルを検出してアーマチュア軸25の回転を制御するので、車載コントローラCUのプログラムを殆ど改変することなく、センサマグネットや回転センサを備えないモータ装置10に容易に変更することができる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9(a),(b)は実施の形態2(片方ずらし)を説明する図5に対応した図を、図10はブラシのずれ角の適正値(正弦波への近さ)を検討した比較グラフをそれぞれ示している。
図9(a),(b)に示されるように、実施の形態2では、上述した実施の形態1に比して、一対のブラシ50のうちの一方(図中上側)が基準線BL上にあり、一対のブラシ50のうちの他方(図中下側)がコンミテータ26の周方向(CW方向)にγ°(約4°)だけずらした点が異なっている。つまり、実施の形態2では、片方のブラシ50のみを基準線BLからコンミテータ26の周方向(CW方向)にずらしている(片方ずらし)。なお、ずれ角γ°の求め方は、上述した実施の形態1と同じである。
これにより、実施の形態2の電流リップルは、図9(b)のようになる。具体的には、最小値R1の幅寸法Waと最大値R3の幅寸法Wbとは、それぞれ同じ幅寸法となり(Wa=Wb)、中間値R2の出現時間(幅寸法W2)が、実施の形態1(図5(b)参照)に比して短くなる(W2<W1)。
したがって、実施の形態1に比して多少は劣るものの、中間値R2の電流リップルが出現しないもの(図7(a),(b)参照)に比して、当該電流リップルを正弦波に近付けることができる。よって、実施の形態2においても、上述した実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。
ここで、2極8スロット8セグメント型のモータ装置10において、基準線BLに対する2つのブラシ50のずれ角を種々変更して、どの形態がどのアーマチュア回転数(rpm)においてどれだけ正弦波に近付くのかを検討した(パワースペクトル解析)。
その結果、図10に示されるように、電流リップルが矩形波である、ずらし無し(0°,0°)の太い一点鎖線グラフを基準として、実施の形態1である、両方ずらし(+4°,-4°)の太い実線グラフ、および実施の形態2である、片方ずらし(+4°,0°)の太い破線グラフは、アーマチュア回転数の略全域においてそれぞれ正弦波に近付いていることが判った。なお、実施の形態1(両方ずらし)の電流リップルの方が、実施の形態2(片方ずらし)の電流リップルよりも正弦波に近付いていることが判る。
また、その他の形態として、両方ずらし(+2°,-2°)の細い二点鎖線グラフ、および両方ずらし(+6°,-6°)の細い破線グラフについても検討した。両方ずらし(+2°,-2°)の電流リップルは、ブラシの配置関係が実質的に実施の形態2(片方ずらし)と同じになるため、当該実施の形態2の電流リップルと略同様に、アーマチュア回転数の略全域において正弦波に近付いていることが判った。その一方で、両方ずらし(+6°,-6°)の電流リップルは、特に、アーマチュア回転数の低速領域(図中左側)において、正弦波から遠ざかって矩形波に近付くことが判った。
したがって、これらの結果を踏まえると、2極8スロット8セグメント型のモータ装置10においては、実施の形態1である、両方ずらし(+4°,-4°)を採用するのが望ましいことが確認できた。なお、特に、モータ装置10をパワーウィンドウ装置の駆動源に用いる場合には、その使用状態におけるアーマチュア23の回転数が、中速領域から高速領域の間のN1からN2となる。そのため、モータ装置10をパワーウィンドウ装置の駆動源に用いる場合には、例えば、両方ずらし(+6°,-6°)を採用することもできる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、モータ装置10が2極8スロット8セグメント型(2-8-8型)であるものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、2-10-10型,4-10-10型,4-6-6型,4-6-12型等、他の型式のモータ装置にも適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、ブラシホルダ40の底壁部42に、一対のチョークコイルCCや1つのコンデンサKD等の電子部品を設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、これらのチョークコイルCCやコンデンサKD等の電子部品を備えないモータ装置(所謂単純な一般モータ)にも適用することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、モータ装置10を、パワーウィンドウ装置の駆動源に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、他の車載装置、例えばパワースライドドア装置,シートスライド装置,ワイパ装置等の駆動源にも適用することができる。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。
10:モータ装置,20:モータ部,21:ヨーク,21a:段付底部,21b:開口部,22:マグネット,23:アーマチュア,24:コイル,25:アーマチュア軸(回転軸),26:コンミテータ,27:セグメント,28:ウォーム,30:ギヤ部,31:ギヤハウジング,32:ウォームホイール,32a:歯部,33:出力部,33a:セレーション部,40:ブラシホルダ,41:ホルダ本体,42:底壁部,42a:挿通孔,43:側壁部,44:コネクタ接続部,44a:橋渡し部,44b:導電部材,45:筒状部,46:ブラシガイド,47:駆動用導電部材,48:ブラシスプリング,50:ブラシ,B1:第1軸受部材,B2:第2軸受部材,B3:第3軸受部材,BL:基準線,BR:ブラシ,CC:チョークコイル,CM:コンミテータ,CU:車載コントローラ(コントローラ),KD:コンデンサ,R1:最小値,R2:中間値,R3:最大値,SD:減速機構,SG:セグメント,SL:スロット

Claims (6)

  1. 回転軸を有するアーマチュアと、
    前記回転軸に固定されたコンミテータと、
    前記コンミテータに摺接される一対のブラシと、
    を備えたモータ装置であって、
    前記一対のブラシが前記コンミテータを中心とした180°間隔の対向配置から前記コンミテータの周方向に互いにずれて設けられ、前記コンミテータの回転により最小値,中間値および最大値の電流リップルを出力することを特徴とする、
    モータ装置。
  2. 前記コンミテータの回転により発生する前記電流リップルの最小値および最大値の出現時間の比率が、1:1であることを特徴とする、
    請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記コンミテータを軸方向から見たときに、前記コンミテータの中心を通る基準線に対して、前記一対のブラシのうちの一方が前記コンミテータの周方向一側に、前記一対のブラシのうちの他方が前記コンミテータの周方向他側に、それぞれ下記式(1)ないし(3)から得られるずれ角γ°でずれていることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
    360°(コンミテータ1回転)÷n(電流リップル出現数)=α°(電流リップル1周期)…(1)
    α°÷12(分割数)=β°(ずれ角基準値)…(2)
    β°±(β°×0.1(公差))=γ°…(3)
  4. 前記コンミテータを軸方向から見たときに、前記コンミテータの中心を通る基準線に対して、前記一対のブラシのうちの一方が前記基準線上にあり、前記一対のブラシのうちの他方が前記コンミテータの周方向に下記式(1)ないし(3)から得られるずれ角γ°でずれていることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
    360°(コンミテータ1回転)÷n(電流リップル出現数)=α°(電流リップル1周期)…(1)
    α°÷12(分割数)=β°(ずれ角基準値)…(2)
    β°±(β°×0.1(公差))=γ°…(3)
  5. 前記モータ装置は、2つのマグネットと、8つのスロットと、8つのセグメントと、を有することを特徴とする、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のモータ装置。
  6. 前記モータ装置にコントローラが接続されており、前記コントローラは前記電流リップルを検出して前記回転軸の回転を制御することを特徴とする、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ装置。
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