JP6663280B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、4つのマグネットの内側にアーマチュアが回転自在に設けられ、小型軽量化が図られたモータ装置の改良に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置等の駆動源には、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付きのモータ装置が用いられている。そして、車室内の操作スイッチ等を操作することでモータ装置が正方向または逆方向に回転駆動され、これによりウィンドガラス等の開閉体が開閉される。
このようなモータ装置には、例えば、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載されたモータ装置はモータヨークを備えており、その内部にはアーマチュア軸が回転自在に設けられている。そして、アーマチュア軸にはリングマグネットが固定されており、当該リングマグネットの回転状態をホールセンサで検出することで、制御装置がアーマチュア軸の回転状態を制御するようにしている。
また、特許文献2に記載された技術では、リングマグネットやホールセンサに依らず、アーマチュアに巻装されたコイルに流れる駆動電流の大きさを制御装置等で検出することで、アーマチュア軸の回転状態を制御するようにしている。よって、特許文献2に記載された技術では、特許文献1に記載された技術に比して、モータ装置の小型軽量化を図ることができ、かつ制御ロジックを簡素化して制御装置等への負荷を軽減できるといったメリットを備えている。
特開2009−011077号公報 特開2014−193080号公報
上述の特許文献2に記載されたモータ装置は、図11に示すように、一対の円弧部aおよび一対の平坦部bを有する断面が小判形状のヨークcを備えている。円弧部aと平坦部bとの接続部(合計4箇所)には、マグネットdがそれぞれ近接配置されている。4つのマグネットdは、ヨークcの周方向に沿って90度間隔で配置され、これによりヨークcの周方向で隣り合うマグネットdの間には、それぞれ同じ間隔寸法eの隙間p1,p2,p3,p4が形成されている。
4つのマグネットdの径方向内側には、アーマチュアfが回転自在に設けられ、アーマチュアfには、コイルgが巻装された10個のスロットhが設けられている。すなわち、特許文献2に記載されたモータ装置は、4極10スロット型のモータ装置となっている。これにより、モータ装置を扁平形状にしつつ、大きな出力が可能となり、車両への搭載性を向上させている。
しかしながら、隙間p1および隙間p3に対応する部分(図中破線楕円)では、円弧部aとマグネットdとの間のギャップが大きく、隙間p2および隙間p4に対応する部分(図中実線楕円)では、平坦部bとマグネットdとの間のギャップが小さくなっている。したがって、円弧部aに対応した隙間p1および隙間p3の部分(ギャップ大)では、界磁が弱くなる(磁気抵抗が高くなる)。これに対し、平坦部bに対応した隙間p2および隙間p4の部分(ギャップ小)では、界磁が強くなる(磁気抵抗が低くなる)。よって、上述の特許文献2に記載されたモータ装置では、アーマチュアfの回転に伴う界磁の変化(界磁のムラ)が大きかった。
この界磁の変化に起因して、アーマチュアfが1回転する間に10回の電流リプル(脈流)が発生する。つまり、上述の特許文献2に記載されたモータ装置では、10次成分の電流リプルが大きかった。なお、4極10スロット型のモータ装置では、通常、電流リプルの基本成分は20次であり、この20次成分の電流リプルの大きさと、10次成分の電流リプルの大きさとが近いと、10次成分の電流リプルがノイズとして作用してS/N比を悪化させてしまう。よって、上述の特許文献2に記載されたモータ装置では、制御装置により駆動電流の大きさを検出させて、アーマチュアfの回転状態を精密に制御するのが難しかった。
本発明の目的は、10次成分の電流リプルを積極的に増加させてS/N比を良好にし、ひいてはアーマチュアの回転状態を精密に制御可能にしたモータ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、一対の円弧部および一対の平坦部を備え、断面が小判形状とされたヨークと、前記ヨークの内側に互いに間隔を開けて設けられた4つのマグネットと、前記4つのマグネットの内側に隙間を介して回転自在に設けられたアーマチュアと、を有するモータ装置であって、前記アーマチュアに巻装されたコイルと、前記アーマチュアの回転中心に設けられたアーマチュア軸と、前記アーマチュア軸に設けられ、前記コイルが接続された10個のセグメントを備えたコンミテータと、前記コンミテータに摺接し、前記コイルに駆動電流を供給する一対のブラシと、を有し、前記一対のブラシが、前記コンミテータの回転中心を中心に、互いに72度の離間角度または108度の離間角度で配置され、かつ前記コンミテータの回転中心から前記一対のブラシに向けて延ばしたそれぞれの線分が、前記円弧部と交差している。
本発明の他の態様では、前記コンミテータの回転中心から前記一対のブラシに向けて延ばしたそれぞれの線分が、前記一対の円弧部のうちのいずれか一方と交差している。
本発明の他の態様では、前記10個のセグメントのうち、前記コンミテータの回転中心を中心に対向配置された一対のセグメントが、互いに均圧線により電気的に接続されている。
本発明の他の態様では、前記アーマチュアの回転状態を制御する制御装置が設けられ、前記制御装置は、前記アーマチュアの回転により発生する電流リプルの値に基づいて、前記アーマチュアの回転状態を制御する。
本発明によれば、ヨークの内側に互いに間隔を開けて設けられた4つのマグネットと、10個のセグメントを備えたコンミテータと、コンミテータに摺接する一対のブラシと、を有し、一対のブラシが、コンミテータの回転中心を中心に、互いに72度の離間角度または108度の離間角度で配置されている。
これにより、コンミテータの回転に伴い、一対のブラシが互いに隣り合うセグメントを同時に跨ぐようになり、その結果、有効導体数の変化を大きくすることができる。この有効導体数の変化は、10個のセグメントを有するので、コンミテータが1回転する間に10回となる。したがって、有効導体数の変化に起因した10次成分の電流リプルを増加させてS/N比を良好にすることができ、ひいてはアーマチュアの回転状態を精密に制御できるようになる。
本発明のモータ装置を示す平面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 10次成分(本発明)の電流リプルの発生を説明する図である。 20次成分(比較例)の電流リプルの発生を説明する図である。 (a),(b)は、S/N比が向上したことを示すグラフである。 実施の形態2のモータ装置の図4に対応した概要図である。 実施の形態3のモータ装置の図4に対応した概要図である。 実施の形態4のモータ装置の図4に対応した概要図である。 従来技術のモータ装置を説明する図3に対応した断面図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のモータ装置を示す平面図を、図2は図1のA矢視図を、図3は図1のB−B線に沿う断面図を、図4は図1のC−C線に沿う断面図を、図5は10次成分(本発明)の電流リプルの発生を説明する図を、図6は20次成分(比較例)の電流リプルの発生を説明する図を、図7(a),(b)はS/N比が向上したことを示すグラフをそれぞれ示している。
図1および図2に示すモータ装置10は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置(図示せず)の駆動源として用いられ、ウィンドガラスを昇降させるウィンドレギュレータ(図示せず)を駆動するものである。モータ装置10は、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付きのモータ装置であり、車両のドア内に形成された幅狭のスペース(図示せず)に設置される。モータ装置10は、モータ部20とギヤ部40とを備え、これらは互いに3つの締結ネジ11(図2参照)により連結され、ユニット化されている。
図1ないし図4に示すように、モータ部20は、一対の第1,第2円弧部21a,21bと、一対の第1,第2平坦部22a,22bとを有し、断面が小判形状に形成されたヨーク23を備えている。具体的には、図3に示すように、時計回り方向に、第1円弧部21a,第1平坦部22a,第2円弧部21b,第2平坦部22bをこの順番で接続することで、ヨーク23の断面は小判形状となっている。これにより、ヨーク23は、断面が円形形状のヨーク(図示せず)に比して扁平形状とされ、車両への搭載性が向上している。
ヨーク23は、導電性を有する金属板を深絞り加工(プレス加工)等することで、有底筒状に形成されている。そして、図1に示すように、ヨーク23の開口部分に近接する部位には、ブラシホルダ組付部24が形成され、当該ブラシホルダ組付部24とヨーク23の底面部分との間には、マグネット組付部25が形成されている。
ヨーク23のマグネット組付部25の径方向内側には、図3および図4に示すように、断面が略円弧形状に形成された第1マグネット26a,第2マグネット26b,第3マグネット26c,第4マグネット26d(合計4つ)が、互いに間隔を開けて設けられている。第1〜第4マグネット26a〜26dは、ヨーク23における第1円弧部21aと第1平坦部22aとの間,第1平坦部22aと第2円弧部21bとの間,第2円弧部21bと第2平坦部22bとの間,第2平坦部22bと第1円弧部21aとの間の接続部CNに、それぞれ近接配置されている。
ここで、第1〜第4マグネット26a〜26dが発生する磁束(図示せず)は、ヨーク23の4箇所に分散されるため、例えば、2極のモータ装置に比してヨーク23には磁束が集中しない。これにより、ヨーク23を薄肉化して、モータ装置10の小型軽量化を図ることができる。
第1〜第4マグネット26a〜26dは、何れも同じ形状に形成され、ヨーク23の周方向に沿って互いに90度(deg)間隔(等間隔)で配置されている。より具体的には、4つあるうちの第1マグネット26aおよび第2マグネット26bは、アーマチュア27の回転方向に沿う第1円弧部21aの両側に配置され、これらの第1,第2マグネット26a,26bの背面側は、接着剤等(図示せず)により、第1円弧部21aの径方向内側に強固に固定されている。また、4つあるうちの第3マグネット26cおよび第4マグネット26dは、アーマチュア27の回転方向に沿う第2円弧部21bの両側に配置され、これらの第3,第4マグネット26c,26dの背面側は、接着剤等により、第2円弧部21bの径方向内側に強固に固定されている。
さらに、4つあるうちの第2マグネット26bおよび第3マグネット26cは、アーマチュア27の回転方向に沿う第1平坦部22aの両側に配置され、4つあるうちの第4マグネット26dおよび第1マグネット26aは、アーマチュア27の回転方向に沿う第2平坦部22bの両側に配置されている。
アーマチュア27の回転方向に沿う第1マグネット26aと第2マグネット26bとの間には、間隔寸法Gの隙間P1が形成されている。なお、アーマチュア27を挟んで第1,第2マグネット26a,26bと対向する第3,第4マグネット26c,26d間の隙間P3についても、間隔寸法Gとなっている。また、アーマチュア27の回転方向に沿う第2マグネット26bと第3マグネット26cとの間にも、間隔寸法Gの隙間P2が形成されている。なお、アーマチュア27を挟んで第2,第3マグネット26b,26cと対向する第4,第1マグネット26d,26a間の隙間P4についても、間隔寸法Gとなっている。
これにより、隙間P1および隙間P3に対応する部分(図中破線楕円)において、第1,第2円弧部21a,21bと、第1〜第4マグネット26a〜26dとの間のギャップ(エアギャップ)は、従前と同じ「界磁弱」の大きさとなっている。また、隙間P2および隙間P4に対応する部分(図中実線楕円)において、第1,第2平坦部22a,22bと、第1〜第4マグネット26a〜26dとの間のギャップは、従前と同じ「界磁強」の大きさとなっている。
したがって、アーマチュア27の回転に伴う界磁の変化(界磁のムラ)は、従前と同様に比較的大きなものとなっており、この界磁の変化に起因して、アーマチュア27が1回転する間に、従前と同様に10回の電流リプル(脈流)が発生する。
図1,図3および図4に示すように、第1〜第4マグネット26a〜26dの径方向内側には、所定の隙間Sを介してアーマチュア27が回転自在に設けられている。アーマチュア27は、合計10個のスロット27aを備えており、これらのスロット27aには、コイル28が重ね巻き等の巻き方で巻装されている。つまり、本実施の形態に係るモータ装置10は、4極10スロット型のモータ装置であり、小型軽量化に優れた構造を採用している。
アーマチュア27の回転中心には、アーマチュア軸29が貫通して固定されている。アーマチュア軸29の軸方向一側(図1中左側)は、ヨーク23の底部に設けられた軸受部材(図示せず)により回転自在に支持されている。また、アーマチュア軸29の軸方向他側(図1中右側)は、ギヤケース41の内部に設けられた軸受部材(図示せず)により回転自在に支持されている。
図1に示すように、アーマチュア軸29の長手方向に沿う中央寄りの部分で、かつアーマチュア27に近接する部位には、コンミテータ(整流子)30が一体に設けられている。コンミテータ30は、図4に示すように、合計10個の整流子片(セグメント)31(No.1〜No.10)をモールド成形することで、略円柱形状に形成されている。これらの整流子片31は、10個のスロット27a(図3参照)に対応して設けられ、各整流子片31には、コイル28が電気的に接続されている。
また、10個の整流子片31のうち、コンミテータ30(アーマチュア軸29)を中心に対向配置された一対の整流子片31同士は、互いに同電位となるべき整流子片31であり、コイル28と同じ導線よりなる均圧線(接続線)34(図中二点鎖線)により互いに電気的に接続されている。具体的には、No.1とNo.6,No.2とNo.7,No.3とNo.8,No.4とNo.9,No.5とNo.10の整流子片31同士が、均圧線34により互いに電気的に接続されている。これにより、4極10スロット型のモータ装置10を、2個のブラシ32で回転可能となっており、ひいてはモータ騒音を低減することができる。
ここで、図示においては、2個のブラシ32が接触している整流子片31に対応する均圧線34のみを記載して明確化を図っている。具体的には、図4においては、整流子片31のNo.2とNo.7およびNo.5とNo.10をそれぞれ結ぶ均圧線34(合計2本)のみを記載している。そして、2個のブラシ32からコンミテータ30を介してコイル28に駆動電流を供給することで、アーマチュア27には電磁力が発生する。これにより、アーマチュア軸29が正方向または逆方向に回転するようになっている。
ヨーク23の開口側に形成されたブラシホルダ組付部24には、プラスチック等の樹脂材料よりなるブラシホルダ(図示せず)が装着されている。ここで、ブラシホルダ組付部24においても、一対の円弧部24aおよび一対の平坦部24bを備えており、図4に示すように断面が小判形状に形成されている。これによっても、図2に示すように、モータ装置10を扁平形状として、車両への搭載性が向上している。
ブラシホルダには、図4に示すように、それぞれ同じ形状に形成された一対のブラシ32が、コンミテータ30の径方向に移動自在に設けられている。そして、各ブラシ32は一対のスプリング33の弾性力によりそれぞれコンミテータ30に向けて押圧されている。これにより、各ブラシ32は確実にコンミテータ30上を摺接して、ひいてはコイル28に安定した駆動電流を供給できるようになっている。
図4に示すように、各ブラシ32をアーマチュア27(アーマチュア軸29)の軸方向から見たときに、一方のブラシ(第1ブラシ)32は第1マグネット26aに対応する箇所に配置され、他方のブラシ(第2ブラシ)32は第2マグネット26bに対応する箇所に配置されている。そして、各ブラシ32は、コンミテータ30(アーマチュア27)の回転中心を中心に、互いに「72度(deg)」の離間角度で配置されている。
このように、各ブラシ32の離間角度を「72度」とすることで、コンミテータ30の回転に伴って、各ブラシ32が同時に隣り合う整流子片31を跨ぐようにしている。具体的には、図4を参照しつつ、コンミテータ30が時計回り方向に回転した場合において、一方のブラシ32がNo.10の整流子片31とNo.9の整流子片31とを跨ぐと、これと同時に、他方のブラシ32がNo.2の整流子片31とNo.1の整流子片31とを跨ぐようになっている。
このように、本実施の形態においては、第1〜第4マグネット26a〜26dのアーマチュア27を中心とした互いの離間角度を「90度」とする一方で、アーマチュア27を中心とした各ブラシ32の離間角度を「72度」として、互いに「18度(deg)」のズレを設けている。
図1に示すように、ギヤ部40は、プラスチック等の樹脂材料により所定形状に形成されたギヤケース41を備えている。ギヤケース41の内部には、ウォーム減速機よりなる減速機構SDが回転自在に収容されている。減速機構SDは、アーマチュア軸29の軸方向他側(図中右側)に一体に設けられたウォーム29a(詳細図示せず)と、当該ウォーム29aに噛み合わされる歯部(図示せず)を備えたウォームホイール42とから形成されている。
また、ウォームホイール42の回転中心には、セレーション部42aを備えた出力部42bが一体に設けられている。この出力部42bは、ウィンドレギュレータの入力部(図示せず)に動力伝達可能に接続される。そして、減速機構SDは、アーマチュア軸29の回転を所定の速度にまで減速して高トルク化し、この高トルク化した回転力を、ギヤケース41の外部に設けられたウィンドレギュレータに出力するようになっている。
さらに、ギヤケース41には、車両側の外部コネクタ(図示せず)に接続されるコネクタ接続部43が設けられている。コネクタ接続部43には、図2に示すように、第1端子43aと第2端子43bとが埋設されている。そして、各端子43a,43bの一端部は、各ブラシ32(図4参照)にそれぞれ電気的に接続され、各端子43a,43bの他端部は、外部コネクタを介して車載コントローラ(制御装置)CTに電気的に接続される。
ここで、車載コントローラCTは、モータ装置10に所定の大きさの駆動電流を供給するとともに、モータ装置10のアーマチュア27の回転により周期的に発生する電流リプル(脈流)を検出し、この検出された電流リプルの値に基づいて、アーマチュア27(アーマチュア軸29)の回転状態を制御するようになっている。なお、車載コントローラCTにより極性(プラス/マイナス)を切り替えることで、アーマチュア27の回転方向が切り替えられる。
次に、以上のように形成したモータ装置10の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図5に示すように、各ブラシ32を介してコイル28(図3参照)に駆動電流を供給すると、各ブラシ32に対してコンミテータ30が時計方向に回転する。すると、駆動電流が有効に流れる有効導体数が、図中左側から10→6→10→6・・・のように差「4」を持って大きく変化する。これは、各ブラシ32が隣り合う整流子片31を同時に跨ぐ時に、有効導体数が一時的に「6」となり、各ブラシ32が隣り合う整流子片31を何れも跨がない時に、全ての整流子片31が有効となって有効導体数が「10」になることに起因する。
具体的には、図5に示すように、有効導体数が「6」の場合には、各ブラシ32が同時にそれぞれ跨いで隣り合う整流子片31が同電位となり、実質的にそれらが一つずつの整流子片となる(淡色網掛け部/濃色網掛け部)。したがって、均圧線34があることから、コンミテータ30を中心に対向した網掛け部の4箇所と、その他の白抜き部の2箇所とで、有効導体数は合計「6」となる。これにより、各ブラシ32に対してコンミテータ30が回転すると、図5の下段に示すように、大きな電流リプルが周期的に発生することになる。
ここで、有効導体数の変化に起因する電流リプルの発生周期は、コンミテータ30が10個の整流子片31を備え、かつ2個のブラシ32を72度間隔で配置して隣り合う整流子片31を同時に跨ぐように構成した関係から、「36[deg]周期」となる。したがって、有効導体数の変化に起因する電流リプルの発生回数は、アーマチュア27が1回転する毎に「10回」となり、これが「10次成分の電流リプル」として車載コントローラCTに送出される。これにより、車載コントローラCTは、アーマチュア27の回転状態(回転数や回転位置等)を検出することができ、かつ検出された電流リプルの値に基づいて、アーマチュア27の回転状態を制御することができる。
ここで、図6に示すように、各ブラシBRを、コンミテータCMの回転中心を中心に、互いに「90度(deg)」の離間角度で配置した比較例(上述の特許文献1に記載されたような通常のブラシ配置)においては、各ブラシBRを介してコイルに駆動電流を供給すると、各ブラシBRに対してコンミテータCMが時計方向に回転する。すると、駆動電流が有効に流れる有効導体数が、図中左側から8→10→8→10・・・のように、導体数差「2」を持って変化する。これは、各ブラシBRが隣り合う整流子片CPをそれぞれ交互に跨いで、跨いでいる間には有効導体数が一時的に「8」となり、各ブラシBRが隣り合う整流子片CPを跨がない場合には、全ての整流子片CPが有効となり有効導体数が「10」になることに起因する。
具体的には、図6に示すように、有効導体数が「8」の場合には、ブラシBRが跨いだ隣り合う整流子片CPが同電位となり実質的に一つの整流子片となる(図中網掛け部)。したがって、均圧線PLがあることから、コンミテータCMを中心に対向した網掛け部の2箇所と、その他の白抜き部の6箇所とで、有効導体数は合計「8」となる。これにより、各ブラシBRに対してコンミテータCMが回転すると、図6の下段に示すように、上述した本実施の形態(図5参照)よりも小さな電流リプルが周期的に発生することになる。
ここで、比較例における電流リプルの発生周期は、コンミテータCMが10個の整流子片CPを備え、かつ2個のブラシBRを90度間隔で配置して隣り合う整流子片CPを交互に跨ぐように構成した関係から、「18[deg]周期」となる。したがって、比較例における電流リプルの発生回数は、アーマチュア27が1回転する毎に「20回」となり、これが「20次成分の電流リプル」として車載コントローラCTに送出されることになる。
すなわち、本実施の形態では、「20次成分の電流リプル」の発生を抑制しつつ、図5に示すように「10次成分の電流リプル」の発生を増加させている。したがって、本実施の形態では、断面が小判形状のヨーク23に90度間隔で第1〜第4マグネット26a〜26dを配置したことに起因する「10次成分の電流リプル」(図3参照)と、コンミテータ30が10個の整流子片31を備え、かつ2個のブラシ32を72度間隔で配置して隣り合う整流子片31を同時に跨ぐように構成したことに起因する「10次成分の電流リプル」(図5参照)とを、それぞれ重畳させることができる。
よって、本実施の形態では、比較例に比して、「20次成分の電流リプル」の発生を抑えつつ、大きな値の「10次成分の電流リプル」を発生させることが可能となっている。これを電流パワースペクトル[Arms2]としてグラフで示すと、図7(a)のようになる。すなわち、図7(a)に示すように、本実施の形態(本発明)では、10次成分の電流パワースペクトル[Arms2]を、20次成分の電流パワースペクトル[Arms2]よりも大きくして、両者の間隔を広くすることができた。特に、モータ装置10を通常の状態で駆動する場合(障害物が無くウィンドガラスをスムーズに昇降させる場合)の駆動電流ポイントAPにおいて、両者の間隔は十分に広くなっており、S/N比が良好であることが判る。これにより、車載コントローラCTは、「10次成分の電流リプル」のみを精度良くピックアップすることができ、制御精度を大幅に向上させることが可能となる。
これに対し、比較例においては、図7(b)に示すように、20次成分の電流パワースペクトル[Arms2]が大きく、かつ本実施の形態に比して、10次成分の電流パワースペクトル[Arms2]が20次成分の電流パワースペクトル[Arms2]に近い値を呈している。そのため、S/N比が悪化して、車載コントローラの制御精度の低下を招いていた。特に、モータ装置10を通常の状態で駆動する場合の駆動電流ポイントAPにおいて、両者の間隔はより狭く、S/N比の悪化が顕著であった。
以上詳述したように、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、ヨーク23の内側に互いに間隔を開けて設けられた第1〜第4マグネット26a〜26dと、10個の整流子片31を備えたコンミテータ30と、コンミテータ30に摺接する一対のブラシ32と、を有し、各ブラシ32を、コンミテータ30の回転中心を中心に、互いに「72度」の離間角度で配置した。
これにより、コンミテータ30の回転に伴い、一対のブラシ32が互いに隣り合う整流子片31を同時に跨ぐようになり、その結果、有効導体数の変化を大きくすることができる(導体数差「4」)。この有効導体数の変化は、10個の整流子片31を有するので、コンミテータ30が1回転する間に10回となる。したがって、有効導体数の変化に起因した「10次成分の電流リプル」を増加させてS/N比を良好にすることができ、ひいてはアーマチュア27の回転状態を精密に制御できるようになる。
また、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、10個の整流子片31のうち、コンミテータ30の回転中心を中心に対向配置された一対の整流子片31を、互いに均圧線34により電気的に接続したので、2個のブラシ32で4極10スロット型のモータ装置10を回転させることができる。よって、さらなる小型軽量化とモータ騒音の低減を実現できる。
さらに、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、ヨーク23は第1,第2円弧部21a,21bおよび第1,第2平坦部22a,22bを備え、その断面が小判形状となっている。これにより、モータ装置10に「10次成分の電流リプル」を発生させつつ、車両への搭載性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るモータ装置10によれば、アーマチュア27の回転状態を制御する車載コントローラCTが設けられ、車載コントローラCTは、アーマチュア27の回転により発生する「10次成分の電流リプル」の値に基づいて、アーマチュア27の回転状態を制御する。よって、アーマチュア27の回転状態を検出するためにホールセンサ等を別途設ける必要が無く、モータ装置10の小型軽量化を図ることができ、かつ制御ロジックを簡素化して車載コントローラCTへの負荷を軽減することができる。
次に、本発明の実施の形態2ないし実施の形態4について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は実施の形態2のモータ装置の図4に対応した概要図を、図9は実施の形態3のモータ装置の図4に対応した概要図を、図10は実施の形態4のモータ装置の図4に対応した概要図をそれぞれ示している。
図8に示すように、実施の形態2に係るモータ装置50では、実施の形態1のモータ装置10(図4参照)に比して、一対のブラシ32の配置箇所がそれぞれ異なっている。具体的には、各ブラシ32をアーマチュア軸29の軸方向から見たときに、一方のブラシ(第1ブラシ)32は第3マグネット26cに対応する箇所に配置され、他方のブラシ(第2ブラシ)32は第4マグネット26dに対応する箇所に配置されている。そして、実施の形態2のモータ装置50においても、各ブラシ32は、コンミテータ30の回転中心を中心に、互いに「72度」の離間角度で配置されている。
すなわち、コンミテータ30の回転に伴い、各ブラシ32は同時に隣り合う整流子片31を跨ぐようになっている。具体的には、図8を参照しつつ、コンミテータ30が時計回り方向に回転した場合において、一方のブラシ32がNo.5の整流子片31とNo.4の整流子片31とを跨ぐと、これと同時に、他方のブラシ32がNo.7の整流子片31とNo.6の整流子片31とを跨ぐようになっている。
図9に示すように、実施の形態3に係るモータ装置60では、実施の形態1のモータ装置10(図4参照)に比して、他方のブラシ(第2ブラシ)32の配置箇所が異なっている。具体的には、各ブラシ32をアーマチュア軸29の軸方向から見たときに、一方のブラシ(第1ブラシ)32は第1マグネット26aに対応する箇所に配置され、他方のブラシ32は第4マグネット26dに対応する箇所に配置されている。そして、実施の形態3のモータ装置60においては、各ブラシ32は、コンミテータ30の回転中心を中心に、互いに「108度」の離間角度で配置されている。
ここで、各ブラシ32の離間角度を「108度」としても、コンミテータ30の回転に伴い、各ブラシ32は同時に隣り合う整流子片31を跨ぐようになっている。具体的には、図9を参照しつつ、コンミテータ30が時計回り方向に回転した場合において、一方のブラシ32がNo.10の整流子片31とNo.9の整流子片31とを跨ぐと、これと同時に、他方のブラシ32がNo.7の整流子片31とNo.6の整流子片31とを跨ぐようになっている。
図10に示すように、実施の形態4に係るモータ装置70では、実施の形態1のモータ装置10(図4参照)に比して、一方のブラシ(第1ブラシ)32の配置箇所が異なっている。具体的には、各ブラシ32をアーマチュア軸29の軸方向から見たときに、一方のブラシ32は第2マグネット26cに対応する箇所に配置され、他方のブラシ(第2ブラシ)32は第2マグネット26bに対応する箇所に配置されている。そして、実施の形態4のモータ装置70においても、実施の形態3のモータ装置60と同様に、各ブラシ32は、コンミテータ30の回転中心を中心に、互いに「108度」の離間角度で配置されている。
ここで、実施の形態4のモータ装置70においても、実施の形態3のモータ装置60と同様に、コンミテータ30の回転に伴い、各ブラシ32は同時に隣り合う整流子片31を跨ぐようになっている。具体的には、図10を参照しつつ、コンミテータ30が時計回り方向に回転した場合において、一方のブラシ32がNo.5の整流子片31とNo.4の整流子片31とを跨ぐと、これと同時に、他方のブラシ32がNo.2の整流子片31とNo.1の整流子片31とを跨ぐようになっている。
以上のように構成した実施の形態2ないし実施の形態4においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、モータ装置10,50,60,70を、パワーウィンド装置の駆動源に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、小型軽量化が望まれる他の車載装置、例えばパワースライドドア装置,シートスライド装置,ワイパ装置等の駆動源にも適用することができる。
その他、上記実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記実施の形態に限定されない。
10 モータ装置
11 締結ネジ
20 モータ部
21a 第1円弧部(円弧部)
21b 第2円弧部(円弧部)
22a 第1平坦部(平坦部)
22b 第2平坦部(平坦部)
23 ヨーク
24 ブラシホルダ組付部
24a 円弧部
24b 平坦部
25 マグネット組付部
26a 第1マグネット(マグネット)
26b 第2マグネット(マグネット)
26c 第3マグネット(マグネット)
26d 第4マグネット(マグネット)
27 アーマチュア
27a スロット
28 コイル
29 アーマチュア軸
29a ウォーム
30 コンミテータ
31 整流子片(セグメント)
32 ブラシ
33 スプリング
34 均圧線(接続線)
40 ギヤ部
41 ギヤケース
42 ウォームホイール
42a セレーション部
42b 出力部
43 コネクタ接続部
43a 第1端子
43b 第2端子
50,60,70 モータ装置
BR ブラシ
CM コンミテータ
CN 接続部
CP 整流子片
CT 車載コントローラ(制御装置)
P1〜P4 隙間
PL 均圧線
S 隙間
SD 減速機構
a 円弧部
b 平坦部
c ヨーク
d マグネット
e 間隔寸法
f アーマチュア
g コイル
h スロット
p1〜p4 隙間

Claims (4)

  1. 一対の円弧部および一対の平坦部を備え、断面が小判形状とされたヨークと、
    前記ヨークの内側に互いに間隔を開けて設けられた4つのマグネットと、
    前記4つのマグネットの内側に隙間を介して回転自在に設けられたアーマチュアと、
    を有するモータ装置であって、
    前記アーマチュアに巻装されたコイルと、
    前記アーマチュアの回転中心に設けられたアーマチュア軸と、
    前記アーマチュア軸に設けられ、前記コイルが接続された10個のセグメントを備えたコンミテータと、
    前記コンミテータに摺接し、前記コイルに駆動電流を供給する一対のブラシと、
    を有し、
    前記一対のブラシが、前記コンミテータの回転中心を中心に、互いに72度の離間角度または108度の離間角度で配置され、かつ前記コンミテータの回転中心から前記一対のブラシに向けて延ばしたそれぞれの線分が、前記円弧部と交差している、
    モータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、
    前記コンミテータの回転中心から前記一対のブラシに向けて延ばしたそれぞれの線分が、前記一対の円弧部のうちのいずれか一方と交差している、
    モータ装置。
  3. 請求項1または請求項記載のモータ装置において、
    前記10個のセグメントのうち、前記コンミテータの回転中心を中心に対向配置された一対のセグメントが、互いに均圧線により電気的に接続されている、
    モータ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記アーマチュアの回転状態を制御する制御装置が設けられ、前記制御装置は、前記アーマチュアの回転により発生する電流リプルの値に基づいて、前記アーマチュアの回転状態を制御する、
    モータ装置。
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