JP2022052119A - システム、制御装置、処理装置、およびプログラム - Google Patents

システム、制御装置、処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車載器と携帯機との間で送受信される信号に基づいて携帯機の認証を行い、当該認証の結果に基づく被制御装置の制御を行うシステムにおいてセキュリティ性を向上させるとともに応答性を担保する。【解決手段】システムは、同一の移動体(車両)に搭載される第1の処理装置10、少なくとも1つ以上の第2の処理装置20a、20b、および制御装置30を備え、前記第1の処理装置10、および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々20a、20bは、規定の処理を複数回実行し、前記制御装置30は、前記第1の処理装置10および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々20a、20bにより複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は、システム、制御装置、処理装置、およびプログラムに関する。
近年、装置間で信号を送受信した結果に従って認証を行う技術が開発されている。例えば、下記特許文献1では、車載器と携帯機との間で送受信される信号に基づいて携帯機の認証を行い、当該認証の結果に基づく被制御装置の制御を行うシステムが開示されている。
特開平11-208419号公報
上記のようなシステムにおいて、セキュリティ性をさらに高めようとする場合、例えば、被制御装置の制御を実行するための条件を複雑化させることも想定される。しかし、当該条件の複雑化は、応答性の低下を招く可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、セキュリティ性を向上させるとともに応答性を担保することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の処理装置、少なくとも1つ以上の第2の処理装置、および制御装置を備え、前記第1の処理装置、および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々は、規定の処理を複数回実行し、前記制御装置は、前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する、システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の処理装置の各々により複数回実行される規定の処理の結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する制御部、を備え、前記制御部は、複数の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記後続処理の実行を制御する、制御装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、規定の処理を実行する処理部、を備え、前記処理部は、当該処理部により複数回実行される前記規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の他の処理装置により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果を、当該結果に基づいて前記規定の処理に後続する後続処理を実行する制御装置に送信する、処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、複数の処理装置の各々により複数回実行される規定の処理の結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する制御機能、を実現させ、前記制御機能に、複数の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記後続処理の実行を制御させる、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、規定の処理を複数回実行する処理機能、を実現させ、前記処理機能に、当該処理機能により複数回実行される前記規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の他の処理装置により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果を、当該結果に基づいて前記規定の処理に後続する後続処理を実行する制御装置に対して送信させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、セキュリティ性を向上させるとともに応答性を担保することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る制御装置30の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る携帯機50の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るシステム1における情報通信の流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係るシステム1における情報通信の流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る測距結果に基づく後続処理の制御例を示す図である。 同実施形態に係る測距値に基づく後続処理の制御例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.実施形態>
<<1.1.システム構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成例について述べる。
図1は、本実施形態に係るシステム1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、同一の移動体40に搭載される第1の処理装置、少なくとも1つ以上の第2の処理装置20、および制御装置30を備える。移動体40の一例としては、車両が挙げられる。
また、本実施形態に係るシステム1は、移動体40に搭載される上記の各装置と無線通信を行う携帯機50を備える。
(第1の処理装置10)
本実施形態に係る第1の処理装置10は、規定の処理を複数回実行する。
本実施形態に係る規定の処理は、例えば、第1の処理装置10と第2の処理装置20とで共通して実行される同一の処理であってもよい。
一例として、本実施形態に係る規定の処理は、無線通信の結果に基づく処理であってもよい。
無線通信の結果に基づく処理として、例えば、携帯機50との間で送受信される無線信号に基づいて、第1の処理装置10または第2の処理装置20と携帯機50との位置関係を推定する処理が挙げられる。
上記位置関係には、例えば、第1の処理装置10または第2の処理装置20と携帯機50との間における距離が含まれてもよい。
この場合、本実施形態に係る規定の処理は、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々と携帯機50との間の距離を推定する測距であってもよい。
また、上記位置関係には、例えば、第1の処理装置10または第2の処理装置20を起点とした場合における携帯機50の角度が含まれてもよい。
この場合、本実施形態に係る規定の処理は、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々を起点とした場合において携帯機50から送信される無線信号の到来角を推定する処理であってもよい。
一方、本実施形態に係る規定の処理は、上記に挙げた例に限定されない。本実施形態に係る規定の処理は、例えば、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々が撮影した画像に基づいて認証を行う処理であってもよい。
上記処理には、例えば、ユーザの顔を撮影した画像に基づく顔認証や、ユーザの歩容を撮影した画像に基づく歩容認証が挙げられる。
本実施形態に係る規定の処理は、システム1が適用される対象等に応じて適宜設計される。
また、本実施形態に係る第1の処理装置10は、スレーブとして動作する少なくとも1つ以上の第2の処理装置20を制御するマスターとして動作してもよい。
この場合、本実施形態に係る第1の処理装置10は、少なくとも1つ以上の第2の処理装置20から規定の処理の結果、または当該規定の処理の結果が規定の条件を満たしているか否かを示す判定結果を受信してもよい。
(第2の処理装置20)
本実施形態に係る第2の処理装置20は、規定の処理を複数回実行する。
本実施形態に係るシステム1は、少なくとも1つ以上の第2の処理装置20を備える。
なお、図1では、システム1が、第2の処理装置20aおよび第2の処理装置20bを備える場合を例示しているが、本実施形態に係る第2の処理装置20の数は、係る例に限定されない。
本実施形態に係るシステム1は、3つ以上の第2の処理装置20を備えてもよい。
また、本実施形態に係る第2の処理装置20は、マスターとして動作する第1の処理装置10による制御に従って処理を実行するスレーブとして動作してもよい。
(制御装置30)
本実施形態に係る制御装置30は、第1の処理装置10および少なくとも1つ以上の第2の処理装置20の各々により複数回実行される規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する。
また、本実施形態に係る制御装置30は、携帯機50との間において送受信する無線信号に基づく認証を実行し、当該認証の結果にさらに基づいて、後続処理の実行を制御してもよい。
なお、本実施形態に係る後続処理には、例えば、制御装置30が搭載される移動体40が備える被制御装置による各種の処理が含まれる。
上記被制御装置としては、例えば、移動体40が備えるドア、エンジン、照明などが挙げられる。
例えば、本実施形態に係る後続処理は、移動体40が備えるドアの解錠処理であってもよい。
また、例えば、本実施形態に係る後続処理は、移動体40が備えるエンジンの始動処理であってもよい。
また、例えば、本実施形態に係る後続処理は、移動体40が備える照明の点灯処理であってもよい。
(携帯機50)
本実施形態に係る携帯機50は、移動体40のユーザ(移動体40の所有者、移動体40の利用を許諾された借用者など)に携帯される端末である。
本実施形態に係る携帯機50は、移動体40に搭載される第1の処理装置10、第2の処理装置20、制御装置30の各々との間において無線通信を行う。
以上、本実施形態に係るシステム1の構成例について述べた。なお、図1を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係るシステム1の構成は係る例に限定されない。
例えば、本実施形態に係る第2の処理装置20は、必ずしも第1の処理装置10と接続される必要はない。本実施形態に係る第2の処理装置20は、制御装置30と直接的に接続されてもよい。
本実施形態に係るシステム1の構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.2.第1の処理装置10の機能構成例>>
続いて、本実施形態に係るシステム1が備える各構成の機能構成例について述べる。
まず、本実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成例について説明する。
図2は、本実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る第1の処理装置10は、処理部110および無線通信部120を備える。
(処理部110)
本実施形態に係る処理部110は、規定の処理を実行する。
上記規定の処理は、無線通信部120による無線通信の結果に基づくものであってもよい。
また、本実施形態に係る処理部110は、自身が複数回実行した規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の第2の処理装置20により複数回実行される規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果を制御装置30に送信する。
本実施形態に係る処理部110は、例えば、LIN(Local Interconnect Network)通信やCAN(Controller
Area Network)通信などを介して、上記結果の送信を行ってもよい。
なお、本実施形態に係る処理部110は、自身が実行した規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の第2の処理装置20が実行した規定の処理の結果の各々が、規定の条件を満たしているか否かの判定を行ってもよい。
この場合、本実施形態に係る処理部110は、LIN通信やCAN通信を介して、少なくとも1つ以上の第2の処理装置20から規定の処理の結果を受信する。
一方、本実施形態に係る処理部110は、第2の処理装置20が実行した規定の処理の結果が規定の条件を示しているか否かを示す判定結果をLIN通信やCAN通信を介して第2の処理装置20から受信してもよい。
なお、本実施形態に係る処理部110が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(無線通信部120)
本実施形態に係る無線通信部120は、携帯機50との間において第1の通信規格に準拠した無線通信を行う。
このために、本実施形態に係る無線通信部120は、第1の通信規格に準拠した無線信号を送受信するためのアンテナを備える。
なお、本実施形態に第1の通信規格は、第1の処理装置10および第2の処理装置20により実行される規定の処理に応じて決定されてよい。
例えば、本実施形態に係る規定の処理が、第1の処理装置10または第2の処理装置20と携帯機50との位置関係を推定する処理である場合、上記第1の通信規格としては、超広帯域(UWB:Ultra Wide Band)無線通信が採用されてもよい。
この場合、無線通信部120は超広帯域の信号(以下、UWB信号、とも称する)を携帯機50との間において送受する。また、処理部110は、送受信されたUWB信号に基づいて測距や到来角の推定を行ってもよい。
一方、本実施形態に係る規定の処理、が顔認証や歩容認証など、無線信号の送受信に基づく処理でない場合にあっては、第1の処理装置10は、必ずしも無線通信部120を備えなくてもよい。
以上、本実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成例について述べた。なお、図2を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る第1の処理装置10の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.3.第2の処理装置20の機能構成例>>
次に、本実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成例について説明する。
図3は、本実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る第2の処理装置20は、処理部210および無線通信部220を備える。
(処理部210)
本実施形態に係る処理部210は、規定の処理を実行する。
上記規定の処理は、無線通信部220による無線通信の結果に基づくものであってもよい。
また、本実施形態に係る処理部210は、自身が実行した規定の処理の結果をLIN通信やCAN通信を介して第1の処理装置10に送信してもよい。
一方、本実施形態に係る処理部210は、自身が実行した規定の処理が規定の条件を満たしているか否かを判定し、当該判定の結果をLIN通信やCAN通信を介して第1の処理装置10に送信してもよい。
本実施形態に係る処理部210が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(無線通信部220)
本実施形態に係る無線通信部220は、携帯機50との間において第1の通信規格に準拠した無線通信を行う。
このために、本実施形態に係る無線通信部220は、第1の通信規格に準拠した無線信号を送受信するためのアンテナを備える。
以上、本実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成例について述べた。なお、図3を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る第2の処理装置20の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.4.制御装置30の機能構成>>
次に、本実施形態に係る制御装置30の機能構成例について説明する。
図4は、本実施形態に係る制御装置30の機能構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る制御装置30は、制御部310および無線通信部320を備える。
(制御部310)
本実施形態に係る制御部310は、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々により複数回実行される規定の処理の結果に基づいて、当該規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する。
この際、本実施形態に係る制御部310は、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々により複数回実行される規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、後続処理の実行を制御することを特徴の一つとする。
例えば、本実施形態に係る制御部310は、規定の条件を満たしていると初めに判定された規定の処理の結果を第1の処理装置10から受信し、当該結果に基づいて、後続処理の実行を制御してもよい。
一方、本実施形態に係る制御部310は、第1の処理装置10または第2の処理装置20から都度規定の処理の結果を受信し、当該結果が規定の条件を満たしているか否かの判定を都度行ってもよい。
この場合、本実施形態に係る制御部310は、規定の条件を満たしていると初めに判定した結果に基づいて、後続処理を実行してもよい。
また、本実施形態に係る制御部310は、無線通信部320と携帯機50との間において送受信される無線信号に基づく認証を実行し、当該認証の結果にさらに基づいて、後続処理の実行を制御してもよい。
本実施形態に係る制御部310が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(無線通信部320)
本実施形態に係る無線通信部320は、携帯機50との間において第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に準拠した無線通信を行う。
このために、本実施形態に係る無線通信部320は、第2の通信規格に準拠した無線信号を送受信するためのアンテナを備える。
本実施形態に係る第2の通信規格の一例としては、例えば、LF(Low Frequency)帯やUHF(Ultra High Frequency)帯の信号を用いる無線通信が挙げられる。
以上、本実施形態に係る制御装置30の機能構成例について述べた。なお、図4を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る制御装置30の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る制御装置30の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.5.携帯機50の機能構成例>>
次に、本実施形態に係る携帯機50の機能構成例について説明する。
図5は、本実施形態に係る携帯機50の機能構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る携帯機50は、制御部510、第1の無線通信部520、および第2の無線通信部530を備える。
(制御部510)
本実施形態に係る制御部510は、携帯機50が備える各構成を制御する。
本実施形態に係る制御部510が有する機能は、CPUなどのプロセッサにより実現される。
(第1の無線通信部520)
本実施形態に係る第1の無線通信部520は、第1の処理装置10および第2の処理装置20の各々との間において第1の通信規格に準拠した無線通信を行う。
このために、本実施形態に係る第1の無線通信部520は、第1の通信規格に準拠した無線信号を送受信するためのアンテナを備える。
(第2の無線通信部530)
本実施形態に係る第2の無線通信部530は、制御装置30との間において第2の通信規格に準拠した無線通信を行う。
このために、本実施形態に係る第2の無線通信部530は、第2の通信規格に準拠した無線信号を送受信するためのアンテナを備える。
以上、本実施形態に係る携帯機50の機能構成例について述べた。なお、図5を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る携帯機50の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る携帯機50の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.6.動作の詳細>>
次に、本実施形態に係るシステム1による動作について詳細に説明する。
上述したように、近年では、移動体に搭載される車載器と携帯機との間において送受信した無線信号に基づいて携帯機の認証を行う技術が開発されている。
上記のような技術によれば、例えば、認証により携帯機の真正性が認められた場合に、移動体に備えられるドアの解錠やエンジンの始動を許可するなど、シリンダーキーを用いない制御が可能となり、利便性を向上させることができる。
一方、上記のような技術を用いたうえで、さらにセキュリティ性の向上を図ろうとする場合、ドアの解錠やエンジンの始動を許可する条件を複雑化することも想定される。
以下においては、セキュリティ性の向上のために、携帯機の認証に加え、移動体と携帯機との間における距離に基づく判定を行う場合を例示する。
移動体と携帯機との間における距離は、例えば、UWB信号の送受信に基づく測距により推定可能である。
しかし、UWB信号は人体等の物体の影響を受けやすいことから、測距が一度では成立しない場合がある。
このため、測距に基づく判定を行う場合には、測距を複数回実施し、取得された複数の測距値の代表値(例えば、最も短い距離を示す測距値、平均値など)を用いて判定を行うことも想定される。
しかし、ここで、複数回実行される測距の結果をすべて考慮した判定を行う場合、測距の回数が増加するほど判定結果を得るまでの時間が増大し、応答性が低下してしまう。
本発明の技術思想は上記の点に着目して発想されたものであり、セキュリティ性を向上させるとともに応答性を担保することを可能とする。
以下、上記を実現する本実施形態に係るシステム1による動作について詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係るシステム1における情報通信の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図6では、本実施形態に係る規定の処理が測距である場合を例示している。
また、図6では、本実施形態に係るシステム1が第2の処理装置20aと第2の処理装置20bを備える場合を例示している。
図6に示す一例の場合、まず、制御装置30と携帯機50との間において認証用信号の送受信が行われる(S102)。
上記認証信号は、例えば、第2の通信規格に準拠した第1の認証用信号と第2の認証用信号とを含んでもよい。
一例として、制御装置30の無線通信部320は、LF帯の信号であり、携帯機50の認証に用いられる情報を要求する第1の認証用信号を送信してもよい。
また、携帯機50の第2の無線通信部530は、第1の認証用信号への応答として、UHF帯の信号であり、制御装置30による携帯機50の認証に用いられる情報が含まれる第2の認証用信号を送信してもよい。
なお、上記の携帯機50の認証に用いられる情報には、例えば、携帯機50の識別子、パスワード、第1の認証用信号に含まれる乱数と予め共有された鍵情報とを用いて計算された計算結果(例えば、ハッシュ関数を用いて算出されたハッシュ値)などが挙げられる。
制御装置30の制御部310は、ステップS102において送受信される上記のような認証用信号に基づいて、携帯機50の認証を行う(S104)。
次に、第1の処理装置10、第2の処理装置20a、および第2の処理装置20bが、定められた順に携帯機50との間における測距用信号の送受信を行い、当該測距用信号に基づく測距を行う。
図6に示す一例の場合、まず、第1の処理装置10と携帯機50との間において測距用信号が送受信される(S106)。
上記の測距用信号は、第1の通信規格に準拠した第1の測距用信号と第2の測距用信号とを含んでもよい。
一例として、第1の処理装置10の無線通信部120が、第1の測距用信号を送信し、携帯機50の第1の無線通信部520が、第1の測距用信号への応答として第2の測距用信号を送信してもよい。
この場合、第1の処理装置10の処理部110は、無線通信部120が送信する第1の測距用信号と、携帯機50の第1の無線通信部520が送信し無線通信部120が受信する第2の測距用信号に基づいて測距を行う(S108)。
この際、第1の処理装置10の処理部110は、無線通信部120が第1の測距用信号を送信した時刻から第2の測距用信号を受信する時刻までの時間ΔT1と、携帯機50の第1の無線通信部520が第1の測距用信号を受信した時刻から第2の測距用信号を送信するまでの時間ΔT2とに基づいて、移動体40と携帯機50との間(より正確には、第1の処理装置10に備えられる無線通信部120と携帯機50に備えられる第1の無線通信部520との間)における距離の推定値である測距値を算出することが可能である。
より具体的には、第1の処理装置10の処理部110は、時間ΔT1から時間ΔT2を差し引くことにより第1の測距用信号および第2の測距用信号の伝搬に要した時間(すなわち往復の通信に要した時間)を算出することができ、また当該時間を2で割ることにより、第1の測距用信号または第2の測距用信号のいずれかの伝搬に要した時間(すなわち片道の通信に要した時間)を算出することができる。
さらには、第1の処理装置10の処理部110は、(時間ΔT1-時間ΔT2)/2の値に信号の速度を掛けることで、移動体40と携帯機50との間における距離の推定値、すなわち測距値を算出することが可能である。
なお、第1の処理装置10の処理部110が上記の方法により測距値を算出するためには、時間ΔT2の値を把握することが求められる。このために、携帯機50の第1の無線通信部520は、時間ΔT2に関する情報を無線通信部120に対して送信してもよい。
一方、時間ΔT2を予め設定した固定値として第1の処理装置10と携帯機50との間で共有することで、上記のような時間ΔT2に関する情報の送受信を省略することも可能である。
また、本実施形態に係る第1の測距用信号は、携帯機50の第1の無線通信部520により送信され、第2の測距用信号は、第1の測距用信号を受信した第1の処理装置10の無線通信部120により送信されてもよい。
この場合、第1の処理装置10の処理部110は、携帯機50から時間ΔT1に関する情報を取得することにより、測距を実行することが可能である。
このように、本実施形態に係る測距用信号の送受信、および当該測距用信号に基づく測距は柔軟に変形が可能である。
一例として、第1の処理装置10の処理部110は、ステップS108における測距の結果(例えば、測距値)を制御装置30に送信する(S110)。
同様に、第2の処理装置20aの無線通信部220aと携帯機50の第1の無線通信部520との間において測距用信号が送受信され(S112)、第2の処理装置20aの処理部210aがステップS112において送受信された測距用信号に基づく測距を実行する(S114)。
一例として、第2の処理装置20aの処理部210aは、ステップS114における測距の結果を第1の処理装置10に送信し(S116)、第1の処理装置10は、ステップS116において受信した測距の結果を制御装置30に送信する(S118)。
同様に、第2の処理装置20bの無線通信部220bと携帯機50の第1の無線通信部520との間において測距用信号が送受信され(S120)、第2の処理装置20bの処理部210bがステップS120において送受信された測距用信号に基づく測距を実行する(S122)。
一例として、第2の処理装置20bの処理部210bは、ステップS122における測距の結果を第1の処理装置10に送信し(S124)、第1の処理装置10は、ステップS124において受信した測距の結果を制御装置30に送信する(S126)。
また、本実施形態に係るシステム1は、第1の処理装置10および第2の処理装置による測距が複数回実行されることを特徴の一つとする。
例えば、図6に示す一例の場合、ステップS106~S126に係る一連の処理P200は、複数回繰り返し行われる。
すなわち、図6に示す一例の場合、携帯機50と第1の処理装置10と間における測距用信号の送受信および当該測距用信号に基づく測距、携帯機50と第2の処理装置20aと間における測距用信号の送受信および当該測距用信号に基づく測距、携帯機50と第2の処理装置20bと間における測距用信号の送受信および当該測距用信号に基づく測距のセットが複数回繰り返し実行されてよい。
上記のような制御によれば、各処理装置により複数回実行される測距のうち、いずれかで測距値が取得される可能性を大きく向上させることができ、測距値が取得できないことにより被制御装置の制御が困難となる事態を回避することが可能となる。
なお、図6に示した動作の流れはあくまで一例であり、本実施形態に係るシステム1の動作の流れは係る例に限定されない。
例えば、図7に示す一例の場合、ステップS106~S110に係る一連の処理P300が複数回実行された後、ステップS112~S118に係る一連の処理P400が複数回実行される。
また、図面のサイズの事情から図示を省略しているが、一連の処理P400が複数回実行された後、図6に示すステップS120~S126に係る一連の処理P500が複数回実行される。
すなわち、本実施形態に係る測距用信号の送受信および当該測距用信号に基づく測距は、装置の組み合わせごとに順に複数回実行されてもよい。
この場合でも同様に、各処理装置により複数回実行される測距のうち、いずれかで測距値が取得される可能性を大きく向上させることができ、測距値が取得できないことにより被制御装置の制御が困難となる事態を回避することが可能となる。
以上、本実施形態に係るシステム1における情報通信の流れについて一例を挙げて説明した。本実施形態に係るシステム1では、図6および図7に示したように、携帯機50と各処理装置の間とにおいて測距用信号の送受信が順に行われ、また当該測距用信号に基づく測距が複数回行われてもよい。
この場合、本実施形態に係る制御装置30の制御部310は、取得された複数の測距結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された測距結果に基づいて、後続処理の実行を制御してよい。
図8は、本実施形態に係る測距結果に基づく後続処理の制御例を示す図である。
図8に示す一例の場合、上記規定の条件は、例えば、測距が正常に完了し、測距値が取得されたことであってもよい。図8においては、測距値が取得された場合を「正常」、測距値が取得できなかった場合を「エラー」として示している。
また、図8では、図6に示したように、一連の処理P200が複数回繰り返し実行される場合における制御例が示されている。
例えば、制御装置30の制御部310が図6のステップS110において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果が「正常」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第2の処理装置20aおよび第2の処理装置20bによる1回目の測距結果、および各処理装置による2回目以降の測距結果を待たずに、第1の処理装置10による1回目の測距結果を用いて後続処理の制御を行ってよい。
また、例えば、制御装置30の制御部310が図6のステップS110において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果が「エラー」であり、かつステップS118において受信した第2の処理装置20aによる1回目の測距結果が「正常」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第2の処理装置20bによる1回目の測距結果、および各処理装置による2回目以降の測距結果を待たずに、第2の処理装置20aによる1回目の測距結果を用いて後続処理の制御を行ってよい。
また、例えば、制御装置30の制御部310が図6のステップS110において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果およびステップS118において受信した第2の処理装置20aによる1回目の測距結果が「エラー」であり、かつステップS126において受信した第2の処理装置20bによる1回目の測距結果が「正常」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、各処理装置による2回目以降の測距結果を待たずに、第2の処理装置20bによる1回目の測距結果を用いて後続処理の制御を行ってよい。
上記のような制御によれば、有効な測距結果が得られたタイミングで、他の測距結果を待つことなく後続処理の制御を行うことができ、セキュリティ性を向上させるとともに応答性を担保することが可能となる。
なお、図8においては、規定の条件が、測距値が取得されたことである場合を例示したが、本実施形態に係る規定の条件は係る例に限定されない。
本実施形態に係る規定の条件は、例えば、取得された測距値が規定の範囲内であること、であってもよい。
この場合、本実施形態に係る制御装置30の制御部310は、第1の処理装置10および少なくとも1つ以上の第2の処理装置20の各々が複数回実行する測距により取得される測距値のうち、規定の範囲内にあると初めに判定された測距値に基づいて、後続処理の実行を制御してもよい。
図9は、本実施形態に係る測距値に基づく後続処理の制御例を示す図である。
なお、図9では、図7に示したように、一連の処理P300が複数回繰り返し実行された後に、一連の処理P400が複数回実行される場合における制御例が示されている。また、図9においては、一連の処理P300およびP400の繰り返し回数は2回とする。また、以下においては、繰り返し実行される一連の処理P300およびP400における各ステップは、末尾に実行回数を付与することで、区別する。
例えば、制御装置30の制御部310が図7のステップS110-1において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲内」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第1の処理装置10による2回目の測距結果、第2の処理装置20aによる1回目以降の測距結果、および第2の処理装置20bによる1回目以降の測距結果を待たずに、第1の処理装置10による1回目の測距により算出された測距値を用いて後続処理の制御を行ってよい。
また、例えば、制御装置30の制御部310が図7のステップS110-1において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲外」であり、かつステップS110-2において受信した第1の処理装置10による2回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲内」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第2の処理装置20aによる1回目以降の測距結果、および第2の処理装置20bによる1回目以降の測距結果を待たずに、第1の処理装置10による2回目の測距により算出された測距値を用いて後続処理の制御を行ってよい。
また、例えば、制御装置30の制御部310が図7のステップS110-1において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果に含まれる測距値およびステップS110-2において受信した第1の処理装置10による2回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲外」であり、かつステップS118-1において受信した第2の処理装置20aによる1回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲内」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第2の処理装置20aによる2回目の測距結果、および第2の処理装置20bによる1回目以降の測距結果を待たずに、第2の処理装置20aによる1回目の測距により算出された測距値を用いて後続処理の制御を行ってよい。
また、例えば、制御装置30の制御部310が図7のステップS110-1において受信した第1の処理装置10による1回目の測距結果に含まれる測距値、ステップS110-2において受信した第1の処理装置10による2回目の測距結果に含まれる測距値、およびステップS118-1において受信した第2の処理装置20aによる1回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲外」であり、かつステップS118-2において受信した第2の処理装置20aによる2回目の測距結果に含まれる測距値が「規定の範囲内」である場合を想定する。
この場合、制御部310は、第2の処理装置20bによる1回目以降の測距結果を待たずに、第2の処理装置20aによる2回目の測距により算出された測距値を用いて後続処理の制御を行ってよい。
上記のような制御によれば、有効な測距値が得られたタイミングで、他の測距結果を待つことなく後続処理の制御を行うことで応答性を確保するとともに、測距値に基づくより厳密な判定を行うことで、セキュリティ性をより向上させることが可能となる。
なお、本実施形態に係る制御部310は、図6または図7のステップS104における認証において携帯機50の真正性が認められ、かつ規定の条件を満たすと判定された規定の処理の結果が得られた時点で、後続処理が実行されるよう制御を行ってよい。
また、本実施形態に係る規定の処理の結果が規定の条件を満たすか否かの判定は、制御装置30の制御部310により行われてもよいし、第1の処理装置10の処理部110によりお行われてもよい。
例えば、制御装置30の制御部310は、図6および図7に示すように、第1の処理装置10から規定の処理の結果を受信することで上記の判定を行うことができる。
また、例えば、第1の処理装置10の処理部110は、自身による規定の処理の結果が規定の条件を満たしているか否かの判定、および第2の処理装置20から受信した規定の処理の結果が規定の条件を満たしているか否かの判定を行い、各判定の結果を各規定の処理の結果とともに制御装置30に送信してもよい。
なお、この場合、第1の処理装置10の処理部110は、規定の条件を満たす規定の処理の結果が得られた場合にのみ、当該規定の処理の結果を制御装置30に送信してもよい。
さらには、第1の処理装置10の処理部110は、規定の条件を満たす規定の処理の結果が得られた場合、以降に予定される測距が中止されるよう制御を行ってもよい。
また、本実施形態に係る第2の処理装置20の処理部210は、自身による規定の処理の結果が規定の条件を満たしているか否かの判定を行い、当該判定の結果を規定の処理の結果とともに第1の処理装置10に送信してもよい。
本実施形態に係るシステム1による動作の流れは、柔軟に変形が可能である。
<2.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
1:システム、10:第1の処理装置、110:処理部、120:無線通信部、20:第2の処理装置、210:処理部、220:無線通信部、30:制御装置、310:制御部、320:無線通信部、40:移動体、50:携帯機、510:制御部、520:第1の無線通信部、530:第2の無線通信部

Claims (13)

  1. 第1の処理装置、少なくとも1つ以上の第2の処理装置、および制御装置を備え、
    前記第1の処理装置、および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々は、規定の処理を複数回実行し、
    前記制御装置は、前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する、
    システム。
  2. 前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置が実行する前記規定の処理は、同一の処理である、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記規定の処理は、無線通信の結果に基づく処理である、
    請求項1または請求項2のうちいずれか一項に記載のシステム。
  4. 前記規定の処理は、前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々とユーザにより携帯される携帯機との位置関係を推定する処理である、
    請求項3に記載のシステム。
  5. 前記規定の処理は、前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々とユーザにより携帯される携帯機との間の距離を推定する測距を含む、
    請求項4に記載のシステム。
  6. 前記制御装置は、前記第1の処理装置および少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置の各々が複数回実行する測距により取得される測距値のうち、規定の範囲内にあると初めに判定された測距値に基づいて、前記後続処理の実行を制御する、
    請求項5に記載のシステム。
  7. 前記制御装置は、前記携帯機との間において送受信する無線信号に基づく認証を実行し、前記認証の結果にさらに基づいて、前記後続処理の実行を制御する、
    請求項4から請求項6までのうちいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記第1の処理装置、少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置、および前記制御装置は、同一の移動体に搭載される、
    請求項1から請求項7までのうちいずれか一項に記載のシステム。
  9. 前記第1の処理装置は、スレーブとして動作する少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置を制御するマスターとして動作し、
    少なくとも1つ以上の前記第2の処理装置から前記規定の処理の結果、または前記規定の処理の結果が前記規定の条件を満たしているか否かを示す判定結果を受信する、
    請求項1から請求項8までのうちいずれか一項に記載のシステム。
  10. 複数の処理装置の各々により複数回実行される規定の処理の結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する制御部、
    を備え、
    前記制御部は、複数の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記後続処理の実行を制御する、
    制御装置。
  11. 規定の処理を複数回実行する処理部、
    を備え、
    前記処理部は、当該処理部により複数回実行される前記規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の他の処理装置により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果を、当該結果に基づいて前記規定の処理に後続する後続処理を実行する制御装置に送信する、
    処理装置。
  12. コンピュータに、
    複数の処理装置の各々により複数回実行される規定の処理の結果に基づいて、前記規定の処理に後続する後続処理の実行を制御する制御機能、
    を実現させ、
    前記制御機能に、複数の処理装置の各々により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果に基づいて、前記後続処理の実行を制御させる、
    プログラム。
  13. コンピュータに、
    規定の処理を複数回実行する処理機能、
    を実現させ、
    前記処理機能に、当該処理機能により複数回実行される前記規定の処理の結果、および少なくとも1つ以上の他の処理装置により複数回実行される前記規定の処理の結果のうち、規定の条件を満たしていると初めに判定された結果を、当該結果に基づいて前記規定の処理に後続する後続処理を実行する制御装置に対して送信させる、
    プログラム。
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