JP2022051212A - 遠心ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、羽根部材とシュラウドとの溶着を目視で確認できる遠心ファンを提供する。【解決手段】本開示における遠心ファンは主板と、シュラウドと、複数の羽根部材とを備えた遠心ファンにおいて、羽根部材には、シュラウドに接合される接合部が設けられ、接合部には、リブが設けられ、接合部は、リブがシュラウドに溶着されることでシュラウドに接合され、シュラウドには、リブの高さ方向から見て、リブに重なる位置に貫通孔が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、遠心ファンに関する。
特許文献1は、空気調和機の室内ユニット等に搭載され、主板と、シュラウドと、複数の羽根部材とを備えるターボファンである遠心ファンを開示する。この遠心ファンは、シュラウドと複数の羽根部材とが熱可塑性樹脂で別々に成形され、当該シュラウドが複数の羽根部材との係合部を有し、シュラウドの複数の係合部のそれぞれに複数の羽根部材が係合され、超音波溶着で一体化されることで形成されている。
特開2014-206084号公報
本発明は、羽根部材とシュラウドとの溶着を破壊試験しなくても目視で良品判定できる遠心ファンを提供する。
本開示における遠心ファンは、主板と、シュラウドと、複数の羽根部材とを備えた遠心ファンにおいて、羽根部材には、シュラウドに接合される接合部が設けられ、接合部には、リブが設けられ、接合部は、リブがシュラウドに溶着されることでシュラウドに接合され、シュラウドには、リブの高さ方向から見て、リブに重なる位置に貫通孔が設けられている。
本開示によれば、作業者は、貫通孔を介してリブを視認することができる。そのため、作業者は、羽根部材とシュラウドとの溶着を破壊試験しなくても目視で良品判定できる。
実施の形態における遠心ファンを適用した空気調和装置の室内ユニットの斜視図 室内ユニットの縦断面図 遠心ファンの分解斜視図 遠心ファンをドレンパン側から見た平面図 羽根部材をドレンパン側から見た斜視図 シュラウドを主板側から見た平面図 図4のVII―VII断面図 図4のVIII―VIII断面図 接合部が挿通された溶着用係合部をドレンパン側から見た平面図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、空気調和機の室内ユニット等に搭載され、主板と、シュラウドと、複数の翼とを備えたターボファンである遠心ファンが知られている。
この遠心ファンは、シュラウドと複数の羽根部材とが熱可塑性樹脂で別々に成形されている。シュラウドは、複数の羽根部材との係合部を有し、羽根部材がシュラウドの係合部に係合される接合部を有している。そして、遠心ファンは、シュラウドの複数の係合部に複数の羽根部材の接合部が係合され、超音波溶着で一体に接合されることで形成されている。
しかしながら、従来のターボファンでは、各羽根部材の接合部がシュラウドの係合部に覆われているため、超音波溶着によって、羽根部材とシュラウドとが一体に接合されたか否かを確認できないと言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、羽根部材とシュラウドとの溶着を目視で確認できる遠心ファンを提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態)
以下、図1~図9を用いて、実施の形態を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.室内ユニットの構成]
図1は、本実施の形態における遠心ファン23を適用した空気調和装置1の室内ユニット10の斜視図である。図2は、室内ユニット10の縦断面図である。
空気調和装置1は、室内ユニット10に収められた室内熱交換器30と、室外機に収められた圧縮機や減圧装置、室外熱交換器等と、膨張弁や切換え弁等とで形成された冷凍サイクルを備え、この冷凍サイクルに冷媒を流通させることで、室内ユニット10が設けられた室内空間の空調を行うものである。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置1が備える室内ユニット10は、4方向に送風可能な所謂天井埋込型の室内ユニットである。この室内ユニット10は、図2に示すように、建屋の天井11と、この天井11の下方に設置された天井板12との間の天井空間13に設置されるものである。以下、説明の便宜上、上、下の方向は、室内ユニット10が設置された状態における上、下を意味するものとし、各図面においては、上方向をUP、下方向をDNで示す。
室内ユニット10は、下面が開放された箱型に形成された室内機本体14を備えており、室内機本体14の外側角部には、吊り用金具18が取り付けられている。室内機本体14は、吊り用金具18に連結された吊りボルト15で天井11から吊り下げられた状態で設置される。この室内機本体14の内側には、発泡スチロール製の断熱部材16が設けられている。この断熱部材16は、室内機本体14の側板17の内面に接した状態で配置され、側板17における結露を防止している。
室内機本体14の上板の下面には、ファンモータ21が取り付けられており、このファンモータ21には、ファンモータ21の駆動により回転駆動される回転シャフト22が下方に延在するように設けられている。この回転シャフト22の下端部分には、遠心ファン23が取り付けられており、このファンモータ21と遠心ファン23とで送風機20が構成されている。
遠心ファン23は、環状の板状に形成された主板24を備えている。主板24の中心部分には、下方に延出する逆円錐台形状のモータ収容部25が形成されている。
モータ収容部25には、ファンモータ21が収容されており、ファンモータ21の回転シャフト22は、下方に延在しモータ収容部25の底面に連結されている。そして、ファンモータ21が回転駆動することで、回転シャフト22を介して遠心ファン23が回転動作する。
モータ収容部25の外周には、外方に延びることで主板24の外周縁を形成する平板状の主板延在部29が設けられている。
主板24の下方には、シュラウド26が設けられており、シュラウド26は、周面が弧状に形成された環状に形成されている。主板24とシュラウド26の内周面との間には、周方向に所定間隔をもって配置される複数の羽根部材27が一体に形成されている。
シュラウド26の下方には、オリフィス28が配置されており、オリフィス28は、周面が弧状に形成された環状に形成されている。
この送風機20と断熱部材16との間には、送風機20の側方を取り囲むように、平面視でほぼ四角形状に曲折形成された室内熱交換器30が配置されている。
室内熱交換器30は、冷房運転時には、冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時、冷媒の凝縮器として機能する室内熱交換器30である。室内熱交換器30は、室内機本体14の内部に吸い込まれる室内の空気と冷媒との熱交換を行って、冷房運転時には、空調室内の空気を冷却し、暖房運転時には、室内の空気を加熱することができるように構成されている。
室内熱交換器30の下側には、室内熱交換器30の下面に対応するようにドレンパン31が配置されている。このドレンパン31は、室内熱交換器30で発生するドレン水を受けるためのものである。また、ドレンパン31の中央部分には、送風機20の吸い込み口32が形成されている。
室内機本体14の下面には、室内機本体14の下側開口を覆うように、ほぼ四角形状の化粧パネル33が取り付けられている。
化粧パネル33の中央部分には、ドレンパン31の吸い込み口32に連通する吸い込み口34が形成されており、化粧パネル33の吸い込み口34部分には、吸い込み口34を覆う吸い込みグリル35が着脱可能に取り付けられている。吸い込みグリル35の室内機本体14側には、空気中の塵などを除去するためのフィルタ36が設けられている。
化粧パネル33の吸い込み口34の外側であって、化粧パネル33の各辺に沿った位置には、空調後の空気を室内に送る吹き出し口37がそれぞれ形成されている。各吹き出し口37には、各吹き出し口37の開閉、及び各吹き出し口37からの風向を変更するフラップ38がそれぞれ設けられている。
本実施形態の室内ユニット10では、送風機20が駆動されることで、室内空間内の空気が吸い込み口34から吸い込まれる。吸い込まれた空気は、フィルタ36を通過した後に室内熱交換器30を通過して熱交換され、空調後の空気が風として吹き出し口37から室内空間内に送られる。
[1-1-2.遠心ファンの構成]
次に、遠心ファン23について、詳細に説明する。
図3は、遠心ファン23の分解斜視図である。図4は、遠心ファン23をドレンパン31側(下方)から見た平面図である。
図3、図4に示すように、遠心ファン23は、所謂ターボファンであり、当該遠心ファン23は、主板24と、シュラウド26と、複数の羽根部材27とから形成されている。遠心ファン23は、これらがそれぞれ別個に製造された後に、組み立てられることで形成される。本実施の形態では、主板24と、シュラウド26と、複数の羽根部材27とは、いずれも熱可塑性樹脂で形成されている。
主板24と、シュラウド26と、複数の羽根部材27とは、いずれも熱可塑性を有した樹脂材で形成されている。シュラウド26と、複数の羽根部材27とは、互いに異なる色を有した材料が用いられている。
図5は、羽根部材27をドレンパン31側(下方)から見た斜視図である。
図5に示すように、各羽根部材27は、平板状に形成された部材である。各羽根部材27は、主板24に一体に形成されている。各羽根部材27は、モータ収容部25に対抗して配置され、遠心ファン23の正圧側に位置する正圧面40と、室内熱交換器30に対向して配置され、遠心ファン23の負圧側に位置する負圧面41とを備えている。各羽根部材27は、遠心ファン23の回転方向において、前方側に位置する前縁48と、後方側に位置する後縁49とを備えている。
各羽根部材27の上端43には、平坦面が形成されており、当該上端43には、全周に亘って外方に延在するフランジ部45が設けられている。フランジ部45の上面は、各羽根部材27の上端の平坦面と連続した平面を形成している。このフランジ部45は、組み立てられた遠心ファン23において、主板延在部29の一部を形成する。
各羽根部材27の下端44には、下方に向かって突出する接合部46が設けられている。接合部46は、平面視で前縁48側から後縁49側に亘って延びて形成されている。接合部46は、前縁48側から後縁49側に沿って、異なる高さを有した段状に形成されている。本実施の形態では、接合部46は、前縁48側に上段部52が設けられ、後縁49側に上段部52よりも下方に突出した下段部54が設けられている。
上段部52と下段部54との上面は、いずれも平坦面に形成されている。上段部52と下段部54との上面は、傾斜面42によって連結されている。
上段部52と下段部54との上面には、いずれも接合ピン47が設けられている。接合ピン47は、接合部46の幅寸法と略同一の径寸法を有した円筒形状に形成され、上段部52と下段部54との各上面から下方に向かって突出している。
上段部52と下段部54との上面には、いずれも複数の溶着リブ56が設けられている。各溶着リブ56は、横断面視で三角形状(図7)に形成されている。各溶着リブ56は、上段部52と下段部54のそれぞれの上面の周縁の内、接合部46の長手方向に直行する方向に位置する各縁部に沿って延びるように配置されている。すなわち、各溶着リブ56は、上段部52と下段部54のそれぞれの上面において、正圧面40側、及び負圧面41側のそれぞれに位置する縁部に近接した位置に接合部46の長手方向に沿って延びるように配置されている。このため、上段部52と下段部54との上面には、接合部46の長手方向に直行する方向、すなわち接合部46の幅方向に沿って、溶着リブ56が2つずつ設けられている。
また、各溶着リブ56は、上段部52と下段部54のそれぞれの上面において、各接合ピン47を避けた位置に配置されている。
なお、本実施の形態では、上段部52の前縁48側の正圧面40側では、溶着リブ56が省略されている。
図6は、シュラウド26を主板24側(上方)から見た平面図である。
図6に示すように、シュラウド26には、各羽根部材27の接合部46がそれぞれ係合される複数の溶着用係合部70が設けられている。各溶着用係合部70は、シュラウド26の内側面側から見て凹状に形成されており、各溶着用係合部70は、シュラウド26の内側面側から外側面側に膨出するように形成されている。
図7は、図4のVII―VII断面図である。図8は、図4のVIII―VIII断面図である。
図7、図8に示すように、各溶着用係合部70の内周面形状は、接合部46の外形と略同一となるように形成されている。溶着用係合部70に羽根部材27の接合部46が挿通されて係合されると、羽根部材27とシュラウド26とは、互いに安定して支持される。
溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、溶着用係合部70の所定箇所には、接合部46の上段部52の上面に対向して配置される上段当接面72と、下段部54の上面に対向して配置される下段当接面74とが設けられている。上段当接面72と下段当接面74とのそれぞれには、シュラウド26の内側面側と外側面側とを連通させる貫通孔である挿通孔71が設けられている。溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合されるときにおいて、各挿通孔71には、各接合ピン47がそれぞれ挿通される。
上段当接面72と下段当接面74との略中央には、いずれも溶着用係合部70の長手方向に沿って延びる複数の溶着リブ76が設けられている。溶着リブ76は、上段当接面72と下段当接面74とのそれぞれにおいて、各挿通孔71を避けた位置に配置されている。
溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合されると、図7に示すように、溶着リブ76は、接合部46の長手方向に直行する方向において、一対の溶着リブ56の間に配置される。
溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、各溶着リブ76の上端は、接合部46の上段部52の上面、または下段部54の上面に当接する。また、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、各溶着リブ56の上端は、上段当接面72、または下段当接面74に当接する。
上段当接面72と下段当接面74とには、いずれも確認用孔78が設けられている。確認用孔78は、シュラウド26の内側面側と外側面側とを連通させる貫通孔である。
これらの確認用孔78は、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、溶着リブ56の高さ方向から見て、当該溶着リブ56の少なくともいずれか一つに重なる位置に設けられている。すなわち、これらの確認用孔78は、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、溶着リブ56の高さ方向から見て、当該溶着リブ56の少なくともいずれか一つの投影面内に設けられている。
本実施の形態では、確認用孔78は、上段当接面72に2つ、下段当接面74に1つ設けられている。すなわち、確認用孔78は、接合部46の長手方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。
この内、上段当接面72に設けられた2つの確認用孔78は、接合部46の長手方向に直行する方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。このため、上段当接面72に設けられた2つの確認用孔78は、正圧面40側の縁部に近接した位置に設けられた溶着リブ56と、負圧面41側の縁部に近接した位置に設けられた溶着リブ56とに重なる位置にそれぞれが設けられている。本実施の形態では、上段当接面72に設けられた2つの確認用孔78の間に位置する箇所には、溶着リブ76が配置されている。
また、各確認用孔78は、挿通孔71の近傍に配置されている。
なお、確認用孔78は、接合部46、及び溶着用係合部70の形状や大きさに応じて任意の配置位置に任意の数が設けられていてもよい。
図9は、接合部46が挿通された溶着用係合部70をドレンパン31側から見た平面図である。
各確認用孔78の径寸法は、溶着リブ56の幅寸法よりも大きく形成されている。これによって、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、ドレンパン31側から各確認用孔78を介して、当該確認用孔78に重なる位置に設けられた溶着リブ56の幅方向における全体を視認することができる。
さらに、上述の通り、各羽根部材27とシュラウド26とは、互いに異なる色を有する部材で形成されている。このため、溶着リブ56と溶着用係合部70とは、互いに異なる色を有する部材で形成されている。これによって、各確認用孔78を介して、対応する各溶着リブ56をより確実に視認することができる。
[1-2.組み立て手順]
次に、遠心ファン23の組み立て手順について説明する。
本実施の形態では、主板24と各羽根部材27とを所定の金型内に収めて固定したうえで、インサート成型することによって、当該主板24と各羽根部材27とを一体に形成する。これによって、主板24の主板延在部29の上面に各羽根部材27が設けられる。
次いで、各羽根部材27とシュラウド26とは、超音波溶着によって一体に固定される。
具体的には、各羽根部材27の接合部46が着用係合部70に挿通されて係合される。このとき、各接合部46の各接合ピン47は、溶着用係合部70の挿通孔71に挿通され、シュラウド26の外側面側に突出する。
このとき、作業者は、各確認用孔78を介して、対応する各溶着リブ56を視認することができるか否かを確認することが可能である。これによって、各溶着リブ56がリブ形状を有していることを確認すると共に、接合部46を溶着用係合部70とが確実に係合しているか否かを確認することが可能である。
上述の通り、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合されることで、当該溶着用係合部70と接合部46とを互いに支持することが可能である。
また、この状態において、各溶着リブ76の上端は、接合部46の上段部52の上面、または下段部54の上面に当接している。また、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、各溶着リブ56の上端は、上段当接面72、または下段当接面74に当接している。
上述の状態において、超音波溶着機のホーンを所定の圧力で溶着用係合部70の所定箇所に押し当て、当該ホーンを超音波振動させると、溶着用係合部70と接合部46とに超音波振動が付与される。
上述の通り、溶着用係合部70と接合部46とは、各溶着リブ56と各溶着リブ76を介して接触している。また、各溶着リブ56と各溶着リブ76とは、横断面が三角形状に形成されている。このため、溶着用係合部70と接合部46とに超音波振動が付与されると、各溶着リブ56と各溶着リブ76とは、集中的な伸縮運動が生じる所謂エネルギーダイレクタとして機能する。これによって、各溶着リブ56と各溶着リブ76とは、振動による摩擦熱により、短時間で発熱して所定の樹脂溶融温度に達し、溶融する。
これによって、上段部52の上面と上段当接面72とが溶着し、下段部54の上面と下段当接面74とが溶着し、溶着用係合部70と接合部46とが接合される。このため、各羽根部材27の下端にシュラウド26が固定される。
上述の通り、各確認用孔78は、溶着リブ56の高さ方向から見て、当該確認用孔78に重なる位置に配置された溶着リブ56の上端に接して開口している。このため、超音波溶着によって、各溶着リブ56が溶解すると、溶解した当該溶着リブ56が確認用孔78の内部に入り込み、当該確認用孔78のシュラウド26の外側面側に位置する開口に向かって隆起する。
作業者は、これらの確認用孔78を介して、当該確認用孔78から視認可能な溶着リブ56の状態を視認することで、各溶着リブ56が溶融したか否かを確認することができる。
これによって、作業者は、羽根部材27とシュラウド26とが溶着して接合されたか否かを容易に確認することができる。
このため、例えば、溶着用係合部70と接合部46との接合箇所を試験的に破壊して確認することが抑制される。具体的には、作業者は、羽根部材とシュラウドとの溶着を破壊試験しなくても目視で良品判定できる。すなわち、本実施の形態では、遠心ファン23の製造コストを低減することができる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、遠心ファン23は、主板24と、シュラウド26と、複数の羽根部材27とを備える。各羽根部材27には、シュラウド26の溶着用係合部70に接合される接合部46が設けられ、当該接合部46には、複数の溶着リブ56が設けられている。各接合部46は、溶着リブ56がシュラウド26に溶着されることでシュラウド26に接合される。そして、シュラウド26には、溶着リブ56の高さ方向から見て、当該溶着リブ56に重なる位置に確認用孔78が設けられている。
これにより、作業者は、超音波溶着を用いて羽根部材27とシュラウド26とを接合するときに、これらの確認用孔78を介して、当該確認用孔78から視認可能な溶着リブ56の状態を視認することで、各溶着リブ56が溶融したか否かを確認することができる。そのため、作業者は、羽根部材27とシュラウド26とが溶着して接合されたか否かを容易に確認することができ、破壊試験をすることなく目視で良品判定できる。
本実施の形態のように、確認用孔78は、接合部46の長手方向に沿って少なくとも2つが設けられていてもよい。
これにより、作業者は、接合部46の長手方向に沿った少なくとも2か所において、確認用孔78を介して溶着リブ76を視認できる。そのため、作業者は、羽根部材27とシュラウド26とを接合するときに、接合部46の長手方向における当該接合部46と溶着用係合部70との位置ずれや、超音波溶着機のホーンによる押圧の偏りの有無を確認することができる。
本実施の形態のように、確認用孔78は、接合部46の長手方向に直行する方向に沿って、少なくとも2つが設けられていてもよい。
これにより、作業者は、接合部46の長手方向に直行する方向に沿った少なくとも2か所において、確認用孔78を介して溶着リブ76を視認できる。そのため、作業者は、羽根部材27とシュラウド26とを接合するときに、接合部46の長手方向に直行する方向における当該接合部46と溶着用係合部70との位置ずれや、超音波溶着機のホーンによる押圧の偏りの有無を確認することができる。
本実施の形態のように、確認用孔78の径寸法は、溶着リブ56の幅寸法よりも大きく形成されていてもよい。
これにより、溶着用係合部70に接合部46が挿通されて係合された状態において、ドレンパン31側から各確認用孔78を介して、当該確認用孔78に重なる位置に設けられた溶着リブ56の幅方向における全体を視認することができる。そのため、溶着用係合部70と接合部46とが溶着されていないときには、作業者は、各確認用孔78を介して溶着リブ56の幅方向における外縁を視認することができる。このため、作業者は、溶着用係合部70と接合部46とが溶着されているか否かを確認することができる。
本実施の形態のように、溶着リブ56は、シュラウド26を形成する部材とは異なる色を有する部材で形成されていてもよい。
これにより、作業者は、各確認用孔78を介した溶着リブ56の視認性を向上させることができる。そのため、溶着用係合部70と接合部46とが適切に係合されているか否か、あるいは溶着用係合部70と接合部46とが溶着されているか否かをより確実に確認することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態では、各確認用孔78は、いずれも各挿通孔71の近傍に設けられているとした。しかしながらこれに限らず、各確認用孔78は、接合部46の長手方向の両端のそれぞれに接近した位置に設けられていてもよい。
これにより、作業者は、接合部46の長手方向における両端の近傍において、確認用孔78を介して溶着リブ76を視認できる。そのため、作業者は、羽根部材27とシュラウド26とを接合するときに、接合部46の長手方向に直行する方向における当該接合部46と溶着用係合部70との位置ずれや、超音波溶着機のホーンによる押圧の偏りの有無をより確実に確認することができる。
上述した実施の形態では、各羽根部材27とシュラウド26との溶着の手段として、超音波溶着を用いた。しかしながらこれに限らず、インパルス溶着(ヒータ溶着)や、赤外線ヒータ溶着等の他の溶着手段を用いてもよい。
上述した実施の形態では、溶着リブ56、76は、いずれも横断面が三角形状となるように形成されているとした。しかしながらこれに限らず、溶着リブ56、76は、上端が平坦面や、切妻状、アーチ状等といった他の形状に形成されていてもよい。
本開示は、羽根部材とシュラウドとの溶着を作業者が目視で確認可能な遠心ファンに適用可能である。具体的には、空気調和装置の室内ユニット等に、本開示は適用可能である。
1 空気調和装置
10 室内ユニット
20 送風機
21 ファンモータ
22 回転シャフト
23 遠心ファン
24 主板
25 モータ収容部
26 シュラウド
27 羽根部材
30 室内熱交換器
31 ドレンパン
46 接合部
56、76 溶着リブ
70 溶着用係合部
78 確認用孔(貫通孔)

Claims (6)

  1. 主板と、シュラウドと、複数の羽根部材とを備えた遠心ファンにおいて、
    前記羽根部材には、前記シュラウドに接合される接合部が設けられ、
    前記接合部には、リブが設けられ、
    前記接合部は、前記リブが前記シュラウドに溶着されることで前記シュラウドに接合され、
    前記シュラウドには、前記リブの高さ方向から見て、前記リブに重なる位置に貫通孔が設けられている
    ことを特徴とする遠心ファン。
  2. 前記貫通孔は、前記接合部の長手方向に沿って少なくとも2つが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記貫通孔は、前記接合部の長手方向の両端のそれぞれに接近した位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の遠心ファン。
  4. 前記貫通孔は、前記接合部の長手方向に直行する方向に沿って、少なくとも2つが設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遠心ファン。
  5. 前記貫通孔の径寸法は、前記リブの幅寸法よりも大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遠心ファン。
  6. 前記リブは、前記シュラウドを形成する部材とは異なる色を有する部材で形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遠心ファン。
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