JP2022047248A - 集積回路、半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な構成を用いることなくスイッチの故障を検出できる集積回路を提供する。【解決手段】電源電圧が印加される第1端子にソース電極が接続された第1MOSトランジスタのドレイン電極と、負荷が接続される第2端子にソース電極が接続された第2MOSトランジスタのドレイン電極と、に接続される第1ラインと、前記電源電圧より低い第1電圧が印加される第2ラインと、前記第1ラインがフローティング状態とならないよう、前記第1ラインと、前記第2ラインとを接続する第1素子と、前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する検出回路と、を備える集積回路。【選択図】図2

Description

本発明は、集積回路、及び半導体装置に関する。
自動車のバッテリーと、モータ等の負荷との間に設けられるECU(Electronic Control Unit)には、一般に、負荷にバッテリーからの電力を供給するためのスイッチが設けられる。また、負荷に電力を供給するスイッチとしては、例えば、直列接続された2つのMOSトランジスタが用いられることがある(例えば、特許文献1)。
特開2019-54384号公報
ところで、2つのMOSトランジスタのスイッチングが繰り返されると、2つのMOSトランジスタが故障してしまうことがある。特許文献1では、2つのMOSトランジスタが接続された所定のノードに印加する電圧を変化させ、2つのMOSトランジスタの故障を検出している。しかしながら、このような技術を用いる場合、所定のノードの電圧の変化を検出する必要があるため、検出回路が複雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複雑な構成を用いることなくスイッチの故障を検出できる集積回路を提供することにある。
前述した課題を解決する主たる本発明の集積回路は、電源電圧が印加される第1端子にソース電極が接続された第1MOSトランジスタのドレイン電極と、負荷が接続される第2端子にソース電極が接続された第2MOSトランジスタのドレイン電極と、に接続される第1ラインと、前記電源電圧より低い第1電圧が印加される第2ラインと、前記第1ラインがフローティング状態とならないよう、前記第1ラインと、前記第2ラインとを接続する第1素子と、前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する検出回路と、を備える。
前述した課題を解決する主たる本発明の半導体装置は、電源電圧が印加される第1端子と負荷が接続される第2端子との間で互いのドレイン電極が接続された第1及び第2MOSトランジスタと、前記互いのドレイン電極に接続される第1ラインと、前記電源電圧より低い第1電圧が印加される第2ラインと、前記第1ラインがフローティング状態とならないよう、前記第1ラインと、前記第2ラインとを接続する第1素子と、前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する検出回路と、を備える。
本発明によれば、複雑な構成を用いることなくスイッチの故障を検出できる集積回路を提供することができる。
モータ制御装置10の一例を示す図である。 IPS21の一例を示す図である。 電圧生成回路70の一例を示す図である。 電圧生成回路71の一例を示す図である。 放電回路77の一例を示す図である。 検出回路78の動作を説明するための図である。 NMOSトランジスタM1に電源電圧Vccの供給が停止された状態を示す図である。 OUT端子からコイル12が外れた場合の状態を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
=====本実施形態=====
図1は、本発明の一実施形態であるモータ制御装置10の構成を示す図である。モータ制御装置10は、バッテリー11からの電力を用いて、自動車に設けられたモータのコイル12を制御するための装置であり、ECU13を含んで構成される。なお、バッテリー11は、例えば、自動車用のリチウムイオン電池であり、12Vの電源電圧Vccを出力する。
ECU13は、コイル12を制御する装置であり、マイコン20、IPS(Intelligent Power Switch)21、及びスイッチ22を含んで構成される。
マイコン20は、外部から入力される指示(不図示)に基づいてIPS21やスイッチ22を制御する。また、マイコン20は、IPS21から、IPS21の内部の回路等に異常であることを示す信号が出力されると、例えば、IPS21の動作を停止するとともに、スイッチ22をオフする。
IPS21は、マイコン20から出力される信号Sinに基づいて、バッテリー11の電源電圧Vccを、コイル12に供給するか否かを切り替える「半導体装置」である。また、IPS21は、内部の回路等に異常があるか否かを示す信号Soを出力する。IPS21は、端子VCC,GND,IN,ST,OUTを含み、端子VCCには、バッテリー11の電源電圧Vccが印加され、端子GNDは接地される。また、端子INには、マイコン30からの信号Sinが入力され、端子STからは、内部の回路等に異常があるか否かを示す信号Soが出力される。さらに、端子OUTは、スイッチ22を介して負荷であるコイル12が接続される端子である。そして、端子OUTからは、IPS21内部のスイッチ(後述)がオンの際に、電圧Vccが出力される。なお、本実施形態では、端子GNDの電圧を、接地電圧Vgnd(0V)とする。
また、詳細は後述するが、IPS21は、バッテリー11が逆接続された際に、コイル12やECU13を適切保護する。なお、以下、本実施形態では、便宜上、マイコン20は、スイッチ22をオンしていることとして説明する。また、本実施形態では、「接続」とは、2つのノード間を、配線や電気素子を介し、電気的に接続することを意味する。
<<<IPS21の構成>>>
図2は、IPS21の構成の一例を示す図である。IPS21は、スイッチ(後述)が形成されたIC(Integrated Circuit)50と、スイッチをオン、オフするための回路を有するIC51と、を含んで構成される。
===IC50===
IC50は、電源電圧Vccを、端子OUTから出力させるか否かを切り替えるためのスイッチ(以下、“スイッチX”と称する。)を構成する2つのMOSトランジスタを含む。とりわけ、本実施形態では、2つのトランジスタはNMOSトランジスタM1,M2である。
NMOSトランジスタM1において、ソース電極S1は、電源電圧Vccが印加される端子VCCに接続されている。また、NMOSトランジスタM1のソース電極S1と、ドレイン電極D1との間には、ボディダイオードとして、ダイオード60が形成される。
NMOSトランジスタM2において、ソース電極S2は、端子OUTに接続され、ドレイン電極D2は、NMOSトランジスタM1のドレイン電極D1に接続されている。また、NMOSトランジスタM2のソース電極S2と、ドレイン電極D2との間には、ボディダイオードとして、ダイオード61が形成される。
ここで、NMOSトランジスタM1,M2は、互いのドレイン電極D1,D2が直列に接続されている。このため、NMOSトランジスタM1,M2がともにオンとなると、端子VCCの電源電圧Vccは、端子OUTから出力され、コイル12は駆動される。一方、NMOSトランジスタM1,M2がともにオフの場合、端子OUTに接続されたコイル12への電流の供給は停止されるため、コイル12の駆動も停止される。
また、ダイオード60のアノードは、端子VCCに接続され、ダイオード60のカソードは、ダイオード61のカソードに接続されている。そして、ダイオード61のアノードは、端子OUTに接続されている。このため、端子VCCと、端子OUTとの間に設けられたダイオード60,61は、それぞれのカソードが向かい合って接続されることになる。
したがって、NMOSトランジスタM1,M2がともにオフの場合、例えば、端子VCCに印加される電源電圧Vccは、ダイオード61で遮断される。一方、例えば、バッテリー11が逆接続され、端子OUTに電源電圧Vccが印加された場合、端子OUTの電源電圧Vccは、ダイオード60で遮断される。
なお、ここで、「逆接続」とは、バッテリー11の正極が、接地側の端子(例えば、端子GND)に接続され、バッテリー11の負極が、電源側の端子(例えば、端子VCC)に接続される状態をいう。このため、IPS21は、バッテリー11が逆接続された際に、コイル12やECU13を適切保護することができる。
また、本実施形態において、NMOSトランジスタM1は、「第1MOSトランジスタ」に相当し、NMOSトランジスタM2は、「第2MOSトランジスタ」に相当する。また、端子VCCは、「第1端子」に相当し、端子VCCは、「第2端子」に相当する。
===IC51===
図2のIC51は、信号Sinに基づいて、“スイッチX”をオン、オフする回路であり、電圧生成回路70,71、制御回路72、チャージポンプ回路73、抵抗74,75、NMOSトランジスタ76、及び放電回路77を含んで構成される。
<<電圧生成回路70>>
電圧生成回路70は、バッテリー11からの電源電圧Vccに基づいて、例えば、検出回路78内の所定の論理回路(不図示)の基準となる電圧V1を生成し、ラインLaに印加する回路である。図3は、電圧生成回路70の一例を示す図である。電圧生成回路70は、ツェナーダイオード100、ダイオード101,102、抵抗103、及びPMOSトランジスタ104を含んで構成される。なお、電圧生成回路70は、「第1電圧生成回路」に相当し、電圧V1は、「第1電圧」に相当する。
ツェナーダイオード100、ダイオード101,102、及び抵抗103は、夫々の素子が直列に接続されている。このため、ダイオード102及び抵抗103が接続されたノードには、電源電圧Vccより、ツェナーダイオード100の降伏電圧Vz、及びダイオード101,102順方向電圧Vfだけ低下した電圧が生じる。
ここで、ツェナーダイオード100の降伏電圧Vzを、例えば、5.6Vとし、ダイオード101,102の順方向電圧Vfを0.7Vとすると、電圧Vb1は、例えば、Vcc-7V(=5.6V+1.4V)となる。
また、PMOSトランジスタ104のドレイン電極は接地されているため、PMOSトランジスタ104は、ゲート電極に印加された電圧Vb1に応じた電圧V1を、ソース電極から出力するソースフォロワとして動作する。なお、本実施形態では、例えばPMOSトランジスタ104の閾値電圧は、例えば1.5Vであるため、電圧V1は、電源電圧Vccを基準とした電圧(Vcc-5.5V)となる。
また、このような電圧V1を基準として、図2の検出回路78(後述)に含まれる所定の論理回路(不図示)は動作する。このため、例えば、検出回路78に供給される電源電圧Vccのレベルが高くなった場合であっても、所定の論理回路は、電圧V1を基準とし、5.5Vの電圧に基づいて動作することができる。
なお、本実施形態において「ライン」とは、例えば、アルミニウムや銅で半導体チップに形成され、所定の2つのノード間を電気的に接続する配線である。また、「ライン」は、所定の2つのノード間を電気的に接続すれば良いため、「ライン」の途中に抵抗等の素子が設けられていても良い。
<<電圧生成回路71>>
電圧生成回路71は、電源電圧Vccと、信号Sb(後述)と、に基づいて、例えば、チャージポンプ回路73及び放電回路77の基準となる電圧V2を生成し、ラインLbに印加する。具体的には、電圧生成回路71は、チャージポンプ回路73がスイッチXをオンする際、電圧V2を低下させ、チャージポンプ回路73がスイッチXをオフする際、電圧V2を上昇させる。詳細は後述するが、これにより、チャージポンプ回路73は、スイッチXをより短時間でオンすることができる。
図4は、電圧生成回路71の一例を示す図である。電圧生成回路71は、ツェナーダイオード110,111,115、ダイオード112,116,117、抵抗113、スイッチ114、及びPMOSトランジスタ118を含んで構成される。なお、電圧生成回路71は、「第2電圧生成回路」に相当し、電圧V2は、「第2電圧」に相当する。
ツェナーダイオード110,111、ダイオード112、及び抵抗113は、夫々の素子が直列に接続されている。このため、スイッチ114(後述)がオフの際には、ダイオード112及び抵抗113が接続されたノードには、電源電圧Vccより、ツェナーダイオード110,111の降伏電圧Vx、及びダイオード112の順方向電圧Vfだけ低下した電圧Vb2が生じる。ここで、ツェナーダイオード110,111の降伏電圧Vzを、例えば、5.6Vとし、ダイオード112の順方向電圧Vfを0.7Vとすると、電圧Vb2は、ほぼVcc-12V(≒11.2V+0.7V)となる。
ツェナーダイオード115、ダイオード116,117は、電圧生成回路70の、ツェナーダイオード100、ダイオード101,102と同様であり、スイッチ114と、抵抗113との間に設けられている。したがって、ツェナーダイオード115、ダイオード116,117で生じる電圧は、7Vとなる。このため、スイッチ114がオンの際、電圧Vb2は、例えば、Vcc-7Vとなる。
スイッチ114は、入力される信号Sbがハイレベル(以下、“H”とする。)となると、オフし、信号Sbがローレベル(以下、“L”とする。)となると、オンする。したがって、ソースフォロワとして動作するPMOSトランジスタ118からの電圧V2は、信号Sbが“H”の際、Vcc-10.5Vとなり、信号Sbが“L”の際、Vcc-5.5Vとなる。なお、ここでは、PMOSトランジスタ118の閾値電圧を1.5Vとしている。
<<制御回路72>>
制御回路72は、“スイッチX”のオンオフを指示する信号Sinに基づいて、“スイッチX”をオンオフするための信号Saと、信号Saと同様に変化する信号Sbと、を生成する論理回路である。ここで、信号Sa,Sbは、“スイッチX”をオンする際に、“H”となり、“スイッチX”をオフする際に、“L”となる。
<<チャージポンプ回路73>>
チャージポンプ回路73は、“H”の信号Saに基づいて、“スイッチX”を構成するNMOSトランジスタM1,M2をオンするための所定の電圧Vdr1,2を生成する回路である。具体的には、チャージポンプ回路73は、信号Saが“H”となると、NMOSトランジスタM1をオンするための電圧Vdr1を、ラインLcに印加し、NMOSトランジスタM2をオンするための電圧Vdr2を、ラインLdに印加する。一方、チャージポンプ回路73は、信号Saが“L”となると、電圧Vdr1,Vdr2の生成を停止する。
なお、ラインLcは、NMOSトランジスタM1のゲート電極と、チャージポンプ回路73の出力とを、抵抗74を介して接続する配線である。また、ラインLdは、NMOSトランジスタM2のゲート電極と、チャージポンプ回路73の出力とを、抵抗75を介して接続する配線である。また、抵抗74,75は、NMOSトランジスタM1,M2が急激にオンすることを防ぐためのいわゆるゲート抵抗である。なお、詳細は後述するが、本実施形態のラインLdには、抵抗75以外の抵抗等も接続されている。また、例えばラインLcには、1つの抵抗74のみが設けられているが、複数の抵抗が設けられていても良い。
また、チャージポンプ回路73は、電圧V2を基準として、電源電圧Vccが供給される。そして、上述したように、電圧V2は、“スイッチX”がオンされる際に、例えばVcc-10.5Vとなり、“スイッチX”がオフされる際に、例えばVcc-5.5Vとなる。つまり、チャージポンプ回路73は、“スイッチX”をオンする際、5.5Vより大きい10.5Vに基づいて、電圧Vdr1,Vdr2を生成することができる。したがって、チャージポンプ回路73は、より短時間で電圧Vdr1,Vdr2を上昇させ、“スイッチX”をオンすることができる。
<<NMOSトランジスタ76>>
NMOSトランジスタ76は、デプレッション型のトランジスタであり、ドレイン電極は、ラインLeに接続されている。ここで、ラインLeは、NMOSトランジスタM1,M2の互いのドレイン電極が接続された「ノードFD」と、検出回路78と、の間を接続する配線である。また、NMOSトランジスタ76のゲート電極及びソース電極は、ラインLaに接続されている。このため、NMOSトランジスタ76は、常にオンし、所定の電流(例えば、数μAの小さい電流)を流すことになる。
さらに、NMOSトランジスタ76は、常にオンしているため、例えば、電源端子VCCから、ノードFDへの電流の供給が停止されると、ラインLeがフローティング状態とならないよう、ラインLeと、ラインLaとを接続する素子として動作する。具体的には、NMOSトランジスタ76は、ラインLeを、電圧V1が印加されたラインLaへプルアップするプルアップ素子として動作する。なお、NMOSトランジスタ76は、「第1素子(第3MOSトランジスタ)」に相当し、ラインLeは、「第1ライン」に相当し、ラインLaは、「第2ライン」に相当する。
<<放電回路77>>
放電回路77は、“スイッチX”を構成するNMOSトランジスタM1,M2をオフするための回路である。具体的には、放電回路77は、NMOSトランジスタM1のゲート容量を、ラインLc,Lf、及び端子OUTを介して、コイル12へと放電する。また、放電回路77は、NMOSトランジスタM2のゲート容量を、ラインLd,Lbを介する“経路A”と、ラインLd,Lfを介する“経路B”と、の2つの経路を介して放電する。ここで、“経路A”とは、ラインLd,Lb、及び電圧生成回路71を介して、端子GNDへと電流が流れる経路であり、“経路B”とは、ラインLd,Lf及び端子OUTを介して、接地されたコイル12へと電流が流れる経路である。
図5は、放電回路77の構成の一例を示す図である。放電回路77は、NMOSトランジスタ130、第1回路131、及び第2回路132を含んで構成される。
==NMOSトランジスタ130==
NMOSトランジスタ130は、電源側のNMOSトランジスタM1のゲート容量を端子OUTへと放電するデプレッション型のトランジスタである。NMOSトランジスタ130のドレイン電極は、NMOSトランジスタM1のゲート電極からのラインLcに接続されている。また、NMOSトランジスタ130のゲート電極及びソース電極は、端子OUTからのラインLfに接続されている。このため、NMOSトランジスタ130は常にオンし、非常に小さい所定の電流(例えば、数μA)で、NMOSトランジスタM1のゲート容量をラインLfに放電する。なお、ラインLfは、「第3ライン」に相当し、ラインLcは、「第6ライン」に相当し、NMOSトランジスタ130は、「放電素子(第5MOSトランジスタ)」に相当する。
なお、上述したよう、NMOSトランジスタ130に流れる電流は非常に小さい。このため、チャージポンプ回路73が、電圧Vdr1をラインLcに印加し、NMOSトランジスタM1をオンする際、NMOSトランジスタ130の影響は無視できる。
また、詳細は後述するが、本実施形態の放電回路77は、“スイッチX”のうち、接地側のNMOSトランジスタM2を確実にオフするよう、設計されている。このため、“スイッチX”をオフする際に、仮に電源側のNMOSトランジスタM1がオフされなかったとしても、放電回路77は、スイッチXをオフすることができる。
==第1回路131==
第1回路131は、“スイッチX”がオフされる際に信号Sbが“L”となると、端子OUTを介して、接地側のNMOSトランジスタM2のゲート容量を放電する。また、詳細は後述するが、第1回路131は、例えば、端子OUTに接続されたコイル12が外れると、ラインLfがフローティング状態とならないよう、ラインLfと、ラインLdとを接続する。ただし、端子OUT、及びラインLfがフローティング状態となるのは、異常時であるため、ここでは、まず、端子OUTにコイル12が接続された通常の状態について説明する。
また、図2において、ラインLdに設けられた抵抗75以外の素子を省略したが、ラインLdには、抵抗80~82、ダイオード83が更に設けられている。なお、抵抗80~82は、抵抗75と同様のゲート抵抗であり、ダイオード83は、NMOSトランジスタM2のゲート容量を放電する素子である。また、便宜上、ここでは、例えばラインLeを省略している。
第1回路131は、NMOSトランジスタ200~202,M10、PMOSトランジスタ203、及び抵抗204を含んで構成される。
NMOSトランジスタ200は、NMOSトランジスタM2のゲート容量を放電するデプレッション型のトランジスタである。NMOSトランジスタ200は、NMOSトランジスタ130と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、NMOSトランジスタ200は、「第4MOSトランジスタ」に相当する。
NMOSトランジスタ201,202は、ともにゲート電極が、ソース電極に接続されたデプレッション型のトランジスタであるため、常にオンする。そして、NMOSトランジスタ201,202と、PMOSトランジスタ203とは、直列に接続されている。
このため、“スイッチX”をオフする際に信号Sbが“L”となると、NMOSトランジスタ201と、NMOSトランジスタ202とが接続されたノードX1には、NMOSトランジスタ201,202のサイズ比等に応じた電圧が発生する。なお、本実施形態では、PMOSトランジスタ203がオンした際には、ノードX1の電圧が、NMOSトランジスタM10の閾値電圧より大きくなるよう、NMOSトランジスタ201,202のサイズ比が定められている。
一方、“スイッチX”をオンする際に信号Sbが“H”となると、PMOSトランジスタ203はオフする。この結果、ノードX1は、NMOSトランジスタ201を介し、端子OUTにプルダウンされるため、NMOSトランジスタM10はオフする。
このように、NMOSトランジスタ201,202は、NMOSトランジスタM10をオンするための電圧を発生させる素子であるため、NMOSトランジスタ201,202の夫々の代わりに抵抗を用いても良い。
NMOSトランジスタM10は、“スイッチX”をオンする際にはオフし、“スイッチX”をオフする際にはオンする。そして、NMOSトランジスタM10がオンすると、NMOSトランジスタM2のゲート容量は、ラインLd、抵抗204、NMOSトランジスタM10、ラインLf、及び端子OUTを介し、コイル12へと放電されることになる。なお、NMOSトランジスタM10は、「第1スイッチ」に相当する。
==第2回路132==
第2回路132は、“スイッチX”をオフする際に信号S2が“L”となると、ラインLbを介して、NMOSトランジスタM2のゲート容量を放電する。また、詳細は後述するが、第2回路132は、例えば、端子OUTに接続されたコイル12が外れた際、端子OUTに接続されたラインLfがフローティング状態とならないよう、ラインLdと、電圧V2が印加されたラインLbと、を接続する。
第2回路132は、NMOSトランジスタ210,211,M11、PMOSトランジスタ212、及び抵抗213を含んで構成される。ここで、第2回路132のNMOSトランジスタ210,211、及びPMOSトランジスタ212の夫々は、第1回路131のNMOSトランジスタ201,202、及びPMOSトランジスタ203に対応する。さらに、第2回路132のNMOSトランジスタM11、及び抵抗213の夫々は、第1回路131のNMOSM10、及び抵抗204に対応する。
したがって、第2回路132は、NMOSトランジスタ200を除く第1回路131と同様に動作することになる。なお、ラインLdは、「第4ライン」に相当し、ラインLbは、「第5ライン」に相当する。また、NMOSトランジスタM11は、「第2スイッチ」に相当する。
<<検出回路78>>
図2の検出回路78は、信号Sb、ラインLeの電圧、及びラインLfの電圧に基づいて、スイッチX等に異常があるか否かを検出する回路である。図6は、IPS21の各種状態と、検出回路78から出力される信号Soと、の関係を示す図である。ここで、「状態1(正常時)」は、IPS21が正常な状態であることを示し、状態2~状態7は、IPS21に含まれる回路等が異常な状態であることを示す。
具体的には、「状態2(M1オンしない)」は、“スイッチX”の電源側のNMOSトランジスタM1がオンしない状態であることを示し、「状態3(電源オープン)」は、例えば、図2の端子VCCから、NMOSトランジスタM1のソース電極までの配線が断線した状態を示す。「状態4(M1ショート)」は、NMOSトランジスタM1がシュートしている状態、つまり、ショート故障をしている状態を示す。
また、「状態5(M2オンしない)」は、“スイッチX”の接地側のNMOSトランジスタM2がオンしない状態であることを示し、「状態6(出力オープン)」は、例えば、端子OUTと、コイル12とを接続する配線が断線した状態、または外れた状態を示す。「状態7(M2ショート)」は、NMOSトランジスタM2がショート故障をしている状態を示す。
詳細は後述するが、本実施形態において、IC51のラインLe,Lfの電圧レベルは、信号Sbの論理レベルと、状態1~状態7と、に応じて変化する。このため、ラインLe,Lfの電圧レベルと、信号Sbの論理レベルと、を参照することにより、IPS21の状態を判別することが可能となる。以下、“スイッチX”がオフ、オンの夫々の場合において、状態1~状態7ついて説明する。
<<<“スイッチX”がオフ>>>
まず、“スイッチX”をオフされた際に、状態1~状態7の夫々のラインLe,Lfの電圧について説明する。
==状態1(正常時)==
IPS21が正常な状態である状態1において、“スイッチX”がオフ、つまり、図2のNMOSトランジスタM1,M2がオフしている場合、端子VCCからの電源電圧Vccは、ダイオード60を介して、ノードFDに印加される。このため、ラインLeの電圧は、電源電圧Vccを“H”とし、ダイオード60の順方向電圧Vfを“0.7V”とすると、“H-0.7V”となる。
一方、電源電圧Vccは、NMOSトランジスタM2、及びダイオード61はともにオフしているため、端子OUTへは伝わることなない。そして、端子OUTには、図1に示したよう、一端が接地されたコイル12の他端が接続されているため、端子OUTも接地される。このため、端子OUTに接続されたラインLfの電圧は、0V(接地電圧)、つまり“L”となる。
==状態2(M1オンしない)==
状態2は、チャージポンプ回路73が動作し、NMOSトランジスタM1を駆動したにも関わらず、NMOSトランジスタM1がオンしない状態である。状態2については、“スイッチX”をオンする際に生じる異常であるため詳細は後述する。また、“スイッチX”がオフされている場合、状態2は、状態1と実質的には同じである。このため、ラインLeは、“H-0.7V”となり、ラインLfは、“L”となる。
==状態3(電源オープン)==
図7は、端子VCCから、NMOSトランジスタM1のソース電極までの配線が断線した状態を示す図である。このような状態では、ノードFDへは、電源電圧Vccが印加されることはない。このため、仮に、NMOSトランジスタ76が無い場合、ノードFDは、フローティング状態となる。
しかしながら、ノードFDに接続されたラインLeは、常にオンしているNMOSトランジスタ76が接続されている。このため、ラインLeは、NMOSトランジスタ76を介して電圧V1が印加されたラインLaに接続される。したがって、ラインLeの電圧レベルは、図6に示すように“H-5.5V”となる。一方、端子OUTに接続されたラインLfは、コイル12を介して接地される。したがって、ラインLfの電圧レベルは、“L”となる。
==状態4(M1ショート)==
図2において、例えば、NMOSトランジスタM1がショート状態となると、ノードFDの電圧は、電源電圧Vccとなる。この結果、ラインLeの電圧は、“H”となる。一方、端子OUTに接続されたラインLfは、コイル12を介して接地される。したがって、ラインLfの電圧レベルは、“L”となる。
==状態5(M2オンしない)==
状態5は、チャージポンプ回路73が動作し、NMOSトランジスタM2を駆動したにも関わらず、NMOSトランジスタM2がオンしない状態である。状態5については、“スイッチX”をオンした際に発生する異常であるため詳細は後述する。また、“スイッチX”がオフされている場合、状態5は、状態1と実質的には同じである。このため、ラインLeは、“H-0.7V”となり、ラインLfは、“L”となる。
==状態6(出力オープン)==
“スイッチX”がオフの際、端子OUTと、コイル12との間の配線が断線または外れた状態であっても、例えば、NMOSトランジスタM1のソース電極には、電源電圧Vccは印加される。このため、ノードFDの電圧、つまり、ラインLeの電圧は、“Vcc-0.7V”となる。
図8は、端子OUTと、コイル12との間の配線が断線または外れた状態を説明するための図である。ここでは、“スイッチX”はオフされているため、端子OUTに電源電圧Vccが印加されることはないため、第1回路131等がない場合、ラインLfはフローティング状態となる。しかしながら、電源電圧Vccは放電回路77に供給されているため、一点鎖線で示すよう、電源電圧Vccから、ラインLfに向かって電流が流れる。
まず、PMOSトランジスタ203、及びNMOSトランジスタ201,202を介して電流が流れると、ノードX1の電圧は上昇し、NMOSトランジスタM10はオンする。この結果、ラインLfと、ラインLdとは、NMOSトランジスタM10及び抵抗204を介して接続されることになる。そして、この際、電源電圧Vccからの電流は、ラインLfから、NMOSトランジスタM10及び抵抗204を介し、ラインLdへ流れる。
また、NMOSトランジスタM10と同様に、第2回路132のNMOSトランジスタM11もオンしている。このため、ラインLdと、ラインLbとは、電気的に接続され、ラインLdから、抵抗213、NMOSトランジスタM11を介して、ラインLbへ電流が流れる。なお、ラインLbに流れ込む電流は、図4に示す、ソースフォロワとして動作するPMOSトランジスタ118を介して接地へと出力される。
このように、本実施形態では、端子OUTと、接地との間がオープン状態となった場合、端子OUTのラインLfは、NMOSトランジスタM10及び抵抗204を介して、ラインLdに接続される。また、ラインLdは、NMOSトランジスタM11及び抵抗213を介して、ラインLbに接続される。この結果、ラインLfは、電圧V2(“H-5.5V”)が印加されたラインLbにプルアップされることになる。
==状態7(M2ショート)==
図2において、例えば、NMOSトランジスタM2がショート状態となると、端子OUTの電圧は、ノードFDの電圧となる。そして、“スイッチX”がオフの際、ノードFDの電圧は、“Vcc-0.7V”となる。この結果、ノードFDに接続されたラインLeの電圧と、端子OUTに接続されたラインLfの電圧は、ともに“Vcc-0.7V”となる。
<<<“スイッチX”がオン>>>
つぎに、“スイッチX”をオンされた際に、状態1~状態7の夫々のラインLe,Lfの電圧について説明する。
==状態1(正常時)==
IPS21が正常な状態である“状態1”において、“スイッチX”がオン、つまり、図2のNMOSトランジスタM1,M2がオンしている場合、端子VCCからの電源電圧Vccは、ノードFD、及び端子OUTに印加される。このため、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“H”となる。
==状態2(M1オンしない)==
状態2は、チャージポンプ回路73が動作し、NMOSトランジスタM1を駆動したにも関わらず、NMOSトランジスタM1がオンしない状態である。この場合であっても、NMOSトランジスタM2はオンしているため、端子VCCからの電源電圧Vccは、ダイオード60を介して、ノードFD及び端子OUTに印加される。このため、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“H-0.7V”となる。
==状態3(電源オープン)==
図7は、端子VCCから、NMOSトランジスタM1のソース電極までの配線が断線した状態を示す図である。このような状態において、“スイッチX”がオンされた場合、ノードFD及び端子OUTは、コイル12を介して接地にプルダウンされる。したがって、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“L”となる。
==状態4(M1ショート)==
状態4は、“スイッチX”のうち、NMOSトランジスタM1がショートしている状態である。このような状態は、“状態1”と実質的に同じであるため、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“H”となる。
==状態5(M2オンしない)==
状態5は、チャージポンプ回路73が動作し、NMOSトランジスタM2を駆動したにも関わらず、NMOSトランジスタM2がオンしない状態である。この場合であっても、NMOSトランジスタM1はオンしているため、端子VCCからの電源電圧Vccは、ノードFDに印加される。このため、ラインLeの電圧は、“H”となり、ラインLfの電圧は、“L”となる。
==状態6(出力オープン)==
端子OUTと、コイル12との間の配線が断線または外れた状態であっても、“スイッチX”がオンの際、ノードFD及び端子OUTには、電源電圧Vccが印加される。このため、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“H”となる。
==状態7(M2ショート)==
状態7は、“スイッチX”のうち、NMOSトランジスタM2がショートしている状態である。このような状態は、状態1と実質的に同じであるため、ラインLe,Lfの電圧は、ともに“H”となる。
<<<検出回路78の出力>>>
検出回路78は、信号Sbの論理レベルと、ラインLeの電圧レベルと、ラインLfの電圧レベルと、に基づいて、図6に示す論理レベルの信号Soを出力する。なお、ここでは、例えば、“スイッチX”がオフの際(信号Sbが“L”の際)、ラインLeの電圧レベルとしては、“H-0.7V”、“H-5.5V”、“H”の3つのレベルを取り得る。さらに、本実施形態では、信号Sbが“L”の際のラインLfと、信号Sbが“H”の際のラインLeと、信号Sbが“H”の際のラインLfと、それぞれも3つのレベルを取り得る。
したがって、検出回路78は、まず、信号Sbの2つの論理レベル毎に、ラインLe,Lfのそれぞれから入力される3つのレベルの電圧を、例えば、2ビットのデータに変換する。そして、検出回路78は、変換後のデータを論理合成することにより、図6に示す論理レベルの信号Soを出力する。なお、検出回路78は、例えば、入力される3つのレベルの電圧を2ビットのデータに変換する変換回路(不図示)と、変換回路の出力を論理合成する論理回路(不図示)とを含んで構成される。
このような検出回路78は、信号Soが“L”において、状態1,2,5の何れかとなると、“H”の信号Soを出力し、状態3,4,6,7の何れかとなると、“L”の信号Soを出力する。また、検出回路78は、信号Soが“H”において、状態1,4,6,7の何れかとなると、“L”の信号Soを出力し、状態2,3,5の何れかとなると、“H”の信号Soを出力する。なお、本実施形態では、信号Sbが“L”の際、“L”の信号Soが“スイッチX”等に異常をあることを示し、信号Sbが“H”の際、“H”の信号Soが“スイッチX”等に異常をあることを示す。
また、図1に示すマイコン20は、IPS21から出力される信号の論理レベルに基づいて、“スイッチX”等に異常があることを検出すると、例えば、“スイッチX”をオフする信号Sinを出力するとともに、スイッチ22をオフする。この結果、モータ制御装置10は、例えば、モータのコイル12を安全に駆動することができる。なお、「“スイッチX”等の異常」とは、例えば、電源側の端子VCCから“スイッチX”までの経路までの異常と、“スイッチX”の異常と、端子OUTの異常と、を含む。
===まとめ===
以上、本実施形態のモータ制御装置10について説明した。検出回路78は、例えば、端子OUTにコイル12が接続され、“スイッチX”がオフされている際、ラインLeの電圧が“H”となると、少なくともNMOSトランジスタM1がショートしたことを検出できる(図6の「オフ」の状態4)。このように、本実施形態では、ラインLeの電圧レベルに基づいて、NMOSトランジスタM1の故障を検出できるため、例えば、ノードFDに印加する電圧を変動させる等、複雑な構成を用いる必要がない。
また、検出回路78は、例えば、端子OUTにコイル12が接続され、“スイッチX”がオンされている際、ラインLeの電圧が“H-0.7V”となると、NMOSトランジスタM1がオンしないことを検出できる(図6の「オン」の状態2)。
また、検出回路78は、例えば、端子OUTにコイル12が接続されている際、ラインLeの電圧に基づいて、電源電圧Vccが、NMOSトランジスタM1に供給されているか否かを検出できる(図6の「オフ」の状態3、及び「オン」の状態3)。
また、ラインLeがフローティング状態とならないよう、例えば、ラインLeと、ラインLaとの間に抵抗を接続しても良い。しかしながら、このような場合、抵抗の抵抗値を大きくしない限り、ラインLeから、ラインLaへ流れる電流値が大きくなり、消費電力が増加する。本実施形態では、NMOSトランジスタ76を用いているため、面積が小さくしつつ、消費電力を抑制できる。
また、例えば、“スイッチX”のうち、NMOSトランジスタM2がショートすると、“スイッチX”をオフしているにも関わらず、ラインLfのレベルが“H-0.7V”となる。検出回路78は、このような場合、ラインLfの電圧レベルに基づいて、NMOSトランジスタM2が故障していることを検出することができる(図6の「オフ」の状態7)。
また、“スイッチX”をオンしたにも関わらず、例えば、NMOSトランジスタM2がオンしない場合、ラインLfのレベルは“L”となる。したがって、検出回路78は、NMOSトランジスタM2が故障していることを検出できる(図6の「オン」の状態5)。
また、例えば、コイル12が端子OUTから外れた場合、端子OUTに接続されたラインLfは、第1回路131、及び第2回路132を介して、電圧V2が印加されたラインLbに接続される。この結果、ラインLfには、電圧V2が印加されることになるため、検出回路78は、ラインLfの電圧レベルに基づいて、端子OUTにコイル12が接続されていなことを検出できる(図6の「オフ」の状態6)。
また、ラインLfがフローティング状態にならないよう、例えば、第1回路131のNMOSトランジスタM10及び抵抗204の代わりに、抵抗のみを用いても良い。しかしながら、このような場合、NMOSトランジスタM2をオンする際に、抵抗を介して大きな電流が端子OUTへ流れることを防ぐため、抵抗値を大きくする必要がある。本実施形態では、“スイッチX”と相補的にオンオフするNMOSトランジスタM10を用いているため、例えば、電流を制限する抵抗204の抵抗値を小さくすることができる。
また、第1回路131には、NMOSトランジスタM2のゲート容量を、ラインLdを介して放電するNMOSトランジスタ200が設けられている。このため、第1回路131は、より短時間でNMOSトランジスタM2をオフすることができる。
また、ラインLdがフローティング状態にならないよう、例えば、第2回路132のNMOSトランジスタM11及び抵抗213の代わりに、抵抗のみを用いても良い。しかしながら、このような場合、NMOSトランジスタM2をオンする際に、抵抗を介して大きな電流がラインLbへ流れることを防ぐため、抵抗値を大きくする必要がある。本実施形態では、“スイッチX”と相補的にオンオフするNMOSトランジスタM11を用いているため、例えば、電流を制限する抵抗213の抵抗値を小さくすることができる。
また、本実施形態では、NMOSトランジスタM1のゲート容量を放電するNMOSトランジスタ130が設けられているため、チャージポンプ回路73の動作が停止した際、誤ってNMOSトランジスタM1がオンすることを防ぐことができる。
また、NMOSトランジスタM1のゲート容量を放電する素子として、抵抗ではなく、NMOSトランジスタ130を用いることにより、小さな面積で放電電流を小さくすることができる。
また、電圧生成回路71は、チャージポンプ回路73が“スイッチX”をオンする際に、チャージポンプ回路73の基準となる電圧V2のレベルを、“Vcc-5.5V”から、低い“Vcc-10.5V”へと変化させている。これにより、チャージポンプ回路73は、NMOSトランジスタM1,M2をオンする電圧を短時間で生成することができる。なお、“Vcc-5.5V”は、「第1レベル」であり、“Vcc-10.5V”は、「第2レベル」に相当する。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、ECU13のスイッチ22を介して、IPS21の出力電圧が、負荷であるコイル12に印加されることとしたが、これに限られない。例えば、IPS21の出力電圧が、コイル12に直接印加されることとしても良い。
10 モータ制御装置
11 バッテリー
12 コイル
13 ECU
20 マイコン
21 IPS
50,51 IC
60,61,83,101,102,112,116,117 ダイオード
70,71 電圧生成回路
72 制御回路
73 チャージポンプ回路
74,75,80~82,103,113,204,213 抵抗
76,130,201,202,210,211,M1,M2、M10,M11 NMOSトランジスタ
77 放電回路
100,110,111,115 ツェナーダイオード
104,118,203,212 PMOSトランジスタ
114 スイッチ
131 第1回路
132 第2回路
La~Lf ライン
IN,ST,VCC,OUT,GND 端子

Claims (14)

  1. 電源電圧が印加される第1端子にソース電極が接続された第1MOSトランジスタのドレイン電極と、負荷が接続される第2端子にソース電極が接続された第2MOSトランジスタのドレイン電極と、に接続される第1ラインと、
    前記電源電圧より低い第1電圧が印加される第2ラインと、
    前記第1ラインがフローティング状態とならないよう、前記第1ラインと、前記第2ラインとを接続する第1素子と、
    前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する検出回路と、
    を備える集積回路。
  2. 請求項1に記載の集積回路であって、
    前記検出回路は、
    前記第1及び第2MOSトランジスタがオンされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する、
    集積回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載の集積回路であって、
    前記検出回路は、
    前記第1MOSトランジスタに前記電源電圧が供給されているか否かを検出する、
    集積回路。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載の集積回路であって、
    前記第1素子は、ゲート電極及びソース電極が接続されたデプレッション型の第3MOSトランジスタである、
    集積回路。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載の集積回路であって、
    前記第2端子に接続される第3ラインと、
    前記第2MOSトランジスタのゲート電極に接続される第4ラインと、
    前記電源電圧より低い第2電圧が印加される第5ラインと、
    前記第3ラインがフローティング状態とならないよう、前記第3ラインと、前記第4ラインとを接続する第1回路と、
    前記第4ラインがフローティング状態とならないよう、前記第4ラインと、前記第5ラインとを接続する第2回路と、
    を含み、
    前記検出回路は、
    前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第3ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第2MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する、
    集積回路。
  6. 請求項5に記載の集積回路であって、
    前記検出回路は、
    前記第1及び第2MOSトランジスタがオンされている際、前記第3ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第2MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する、
    集積回路。
  7. 請求項5または請求項6に記載の集積回路であって、
    前記検出回路は、
    前記第3ラインに前記第2端子を介して前記負荷が接続されているか否かを検出する、
    集積回路。
  8. 請求項5~7の何れか一項に記載の集積回路であって、
    前記第1回路は、
    前記第1及び第2MOSトランジスタと相補的にオンオフする第1スイッチを含む、
    集積回路。
  9. 請求項8に記載の集積回路であって、
    前記第1回路は、
    ゲート電極及びソース電極が接続されたデプレッション型の第4MOSトランジスタを更に含む、
    集積回路。
  10. 請求項8または請求項9に記載の集積回路であって、
    前記第2回路は、
    前記第1及び第2MOSトランジスタと相補的にオンオフする第2スイッチを含む、
    集積回路。
  11. 請求項5~10の何れか一項に記載の集積回路であって、
    前記第1MOSトランジスタのゲート電極に接続される第6ラインと、
    前記第6ラインと、前記第3ラインとを接続する放電素子と、
    を備える集積回路。
  12. 請求項11に記載の集積回路であって、
    前記放電素子は、ゲート電極及びソース電極が接続されたデプレッション型の第5MOSトランジスタである、
    集積回路。
  13. 請求項5~12の何れか一項に記載の集積回路であって、
    前記電源電圧が供給され、前記第2電圧を基準として前記第1及び第2MOSトランジスタをオンするチャージポンプ回路と、
    前記第1電圧を前記第2ラインに印加する第1電圧生成回路と、
    前記チャージポンプ回路が前記第1及び第2MOSトランジスタをオフする際に、第1レベルの前記第2電圧を前記第5ラインに印加し、前記チャージポンプ回路が前記第1及び第2MOSトランジスタをオンする際に、前記第1レベルより低い第2レベルの前記第2電圧を前記第5ラインに印加する第2電圧生成回路と、
    を備える、
    集積回路。
  14. 電源電圧が印加される第1端子と負荷が接続される第2端子との間で互いのドレイン電極が接続された第1及び第2MOSトランジスタと、
    前記互いのドレイン電極に接続される第1ラインと、
    前記電源電圧より低い第1電圧が印加される第2ラインと、
    前記第1ラインがフローティング状態とならないよう、前記第1ラインと、前記第2ラインとを接続する第1素子と、
    前記第1及び第2MOSトランジスタがオフされている際、前記第1ラインの電圧レベルに基づいて、少なくとも前記第1MOSトランジスタに異常があるか否かを検出する検出回路と、
    を備える半導体装置。
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