JP2022047168A - ヒータ - Google Patents

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紘文 岡田
Hirofumi Okada
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Abstract

【課題】部品を削減できるヒータを提供する。【解決手段】ヒータは、中軸と、中軸の先端を収容するチューブと、中軸とチューブとの間に介在し閉じた空間を形成する内シール材と、空間内に配置され中軸とチューブとを電気的に接続する発熱体と、空間に充填される絶縁粉末と、を備え、ヒータ取付部を介して取付対象体に取り付けられる。ヒータ取付部は、チューブの軸線方向の中間位置に設けられると共に内シール材の先端よりも先端側に位置し、チューブのうちヒータ取付部より後端側に設けられた第1のフランジと、第1のフランジの先端向き面よりも先端側で、かつ、ヒータ取付部よりも後端側に配置されると共にチューブの外周に接する外シール材と、を備え、先端向き面は、内シール材が配置された位置よりも先端側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は発熱体がチューブで覆われたヒータに関するものである。
発熱体と絶縁粉末がチューブに封入されたヒータにおいて、特許文献1の技術では、筒状の主体金具がチューブに接合されている。ヒータは、容器などの取付対象体に、主体金具を介して取り付けられる。
特開2019-184086号公報
先行技術において部品削減の要求がある。
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、部品を削減できるヒータを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のヒータは、軸線に沿って延びる中軸と、中軸の先端を少なくとも収容すると共に自身の先端が閉じたチューブと、中軸とチューブとの間に介在し、中軸およびチューブと閉じた空間を形成するように設けられる内シール材と、空間内に配置されると共に中軸とチューブとを電気的に接続する発熱体と、空間に充填される絶縁粉末と、を備え、ヒータ取付部を介して取付対象体に取り付けられる。ヒータ取付部は、チューブの軸線方向の中間位置に設けられると共に内シール材の先端よりも先端側に位置し、チューブのうちヒータ取付部より後端側に設けられた第1のフランジと、第1のフランジの先端向き面よりも先端側で、かつ、ヒータ取付部よりも後端側に配置されると共にチューブの外周に接する外シール材と、を備え、先端向き面は、内シール材が配置された位置よりも先端側に位置する。
第1の態様によれば、ヒータは、中軸の先端を収容するチューブの軸線方向の中間位置に設けられたヒータ取付部を介して取付対象体に取り付けられる。ヒータ取付部は、チューブに閉じた空間を形成する内シール材の先端よりも先端側に位置する。チューブのうちヒータ取付部より後端側に第1のフランジが設けられる。第1のフランジの先端向き面は、内シール材が配置された位置よりも先端側に位置する。外シール材は、第1のフランジの先端向き面よりも先端側で、かつ、ヒータ取付部よりも後端側に配置される。チューブのうち絶縁粉末が充填された部分は変形し難い。この部分に第1のフランジの先端向き面、外シール材およびヒータ取付部が設けられるので、ヒータ取付部を介して取付対象体にヒータを取り付けたときの外シール材の接触応力を確保できる。特許文献1の主体金具が無くても、チューブの外周に接する外シール材の密封性を確保できるので、主体金具(部品)を削減できる。
第2の態様によれば、第1のフランジの先端向き面は、発熱体が配置された位置よりも後端側に位置する。取付対象体は第1のフランジの先端向き面よりも先端側に設けられるので、第1の態様の効果に加え、発熱体は取付対象体の内部を効率良く加熱できる。
第3の態様によれば、外シール材よりも先端側に位置する第2のフランジが、チューブに設けられる。よって第2の態様の効果に加え、第2のフランジによって外シール材の抜けを防止できる。
第4の態様によれば、第2のフランジの後端向き面は、発熱体が配置された位置よりも後端側に位置する。よって第3の態様の効果に加え、発熱体から外シール材が受ける熱を低減できる。
第5の態様によれば、外シール材は第2のフランジの後端向き面と第1のフランジの先端向き面とに接する。外シール材の複数の部分に接触応力が作用するので、第4の態様の効果に加え、外シール材の密封性を向上できる。
第1実施の形態におけるヒータの断面図である。 取付対象体に取り付けられたヒータの断面図である。 第2実施の形態におけるヒータの断面図である。 第3実施の形態におけるヒータの断面図である。 取付対象体に取り付けられたヒータの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1を参照して第1実施の形態におけるヒータ10について説明する。図1はヒータ10の軸線Oを含む断面図である。図1では、紙面下側をヒータ10の先端側、紙面上側をヒータ10の後端側という(図2から図5においても同じ)。
図1に示すようにヒータ10は、軸線Oに沿って延びる棒状の中軸11と、中軸11の先端側を収容するチューブ14と、中軸11とチューブ14とを電気的に接続する発熱体18と、中軸11とチューブ14との間に介在しチューブ14の内側に閉じた空間を作る内シール材19と、チューブ14に充填された絶縁粉末21と、を備えている。
中軸11は、軸線Oに沿って配置される金属製(例えばステンレス鋼)の導体である。中軸11は、一部が、チューブ14から後端側に突出した状態で配置されている。中軸11には、中軸11の先端側の部分よりも太い拡径部12が設けられている。中軸11の後端部には接続部13が設けられている。接続部13の外周にはおねじが設けられている。接続部13は、電力を供給する配線(図示せず)が接続される部位である。
チューブ14は先端15が閉じ、後端が開放した円筒形である。チューブ14の外周16は円筒面である。チューブ14は金属製である。チューブ14の材料はヒータ10の用途に応じて適宜設定される。チューブ14の材料は鋼、銅合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金、ニッケル合金が例示される。チューブ14の先端15には、金属が溶けて固まった溶融部17が設けられている。
発熱体18は導体を螺旋状に巻いたコイルであり、軸線Oに沿って配置されている。発熱体18の先端部は、チューブ14の溶融部17に接続されている。発熱体18の後端部は中軸11に接続されている。発熱体18の材料はヒータ10の用途に応じて適宜設定される。発熱体18の材料はFe,Cr,Al,Ni,Mo,W及びCo等の金属、並びにこれらの元素のいずれかを主成分とする合金が例示される。
内シール材19は、中軸11の拡径部12とチューブ14との間に挟まれた円筒形の絶縁部材である。内シール材19は中軸11及びチューブ14から径方向の圧縮荷重を受けている。内シール材19は、中軸11とチューブ14との間隔を維持し、中軸11とチューブ14との間を密閉する。内シール材19の材料は、シリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴムや合成樹脂(エラストマ)が例示される。中軸11及び内シール材19によって密閉されたチューブ14には絶縁粉末21が充填されている。
絶縁粉末21は熱伝導性を有し、且つ、高温下で電気絶縁性を有する粉末である。絶縁粉末21には、発熱体18からチューブ14へ熱を移動させる機能、発熱体18とチューブ14との短絡を防ぐ機能、発熱体18を振動し難くして断線を防ぐ機能、チューブ14の外周16の変形を防ぐ機能がある。絶縁粉末21の材質に制限はないが、例えばMgO,Al,CaO,ZrO及びSiO等の酸化物粉末やSi等の粉末が挙げられる。
チューブ14の後端部には、第1のフランジ22が設けられている。第1のフランジ22には、円錐面からなる先端向き面23が設けられている。先端向き面23は、内シール材19の先端20よりも先端側に位置する。先端向き面23は、発熱体18が配置された位置よりも後端側に位置する。本実施形態では、第1のフランジ22はチューブ14の一部からなる。
内シール材19の後端側に、内シール材19に隣接して絶縁体24が配置されている。絶縁体24は、多角形の外形をもつ環状の部材である。絶縁体24の外形は六角形や四角形が例示される。絶縁体24の材料は電気絶縁性を有する合成樹脂が例示される。絶縁体24の後端側、且つ、接続部13の先端側に、絶縁体24に隣接して金属製のリング25が配置されている。リング25は、絶縁体24に接した状態で中軸11に加締められている。これにより絶縁体24及びリング25の軸線方向の位置が、中軸11に固定される。絶縁体24によってリング25とチューブ14との間の絶縁距離が確保される。
第1のフランジ22の先端向き面23よりも先端側に、チューブ14の外周16に接する外シール材26が配置されている。外シール材26は環状であれば形状に制限はない。外シール材26は、断面形状が異なるOリング、角リング、Dリング、Xリングが例示される。外シール材26は、Xリングのようにリップが設けられていても良い。外シール材26の材料は、シリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴムや合成樹脂(エラストマ)が例示される。
ヒータ10は、チューブ14の軸線方向の中間位置に、ヒータ取付部27が設けられている。ヒータ取付部27は、取付対象体30(後述する)に取り付けられる部位である。ヒータ取付部27は、内シール材19の先端20及び第1のフランジ22よりも先端側に設けられている。外シール材26は、ヒータ取付部27よりも後端側に配置されている。
ヒータ10は、例えば次のようにして製造される。所定の組成を有する抵抗発熱線をコイル状に加工し、発熱体18を得た後、溶接により発熱体18を中軸11に接合する。一方、チューブ14の外周16の直径よりも外径が大きな、所定の組成を有する金属管を準備し、金属管を加工して、先端が開口し先が窄んだ筒状体を得る。
中軸11と一体となった発熱体18を筒状体に挿入し、先が窄んだ筒状体の開口に発熱体18の先端部を配置する。筒状体の先端部を溶融して形成した溶融部17に発熱体18の先端部を接合し、溶融部17で筒状体を閉塞する。これによりチューブ14の溶融部17に発熱体18が接続された仕掛品が得られる。
仕掛品のチューブ14に絶縁粉末21を充填した後、チューブ14と中軸11との間に内シール材19を挿入して、チューブ14を封止する。次いで、チューブ14の外周16が所定の直径になるまで仕掛品にスウェージング加工を施す。スウェージング加工において絞りの小さな部分が第1のフランジ22となり、絞りの大きな部分がヒータ取付部27を含むチューブ14となる。スウェージング加工後の仕掛品の中軸11の後端部に絶縁体24及びリング25を配置し、リング25で中軸11を加締め、チューブ14に外シール材26を配置してヒータ10を得る。
図2は取付対象体30に取り付けられたヒータ10の断面図である。本実施形態では、取付対象体30は、内部38に流体(液体や気体)が収容された容器の壁31を含む。図2では壁31の一部の図示が省略されている。ヒータ10は容器の内部38に収容された流体を加熱する。
壁31を貫通する穴32にチューブ14のヒータ取付部27が圧入され、チューブ14は壁31の内側に突き出している。ヒータ10の発熱体18は壁31の内側に配置されている。チューブ14のうち壁31の内側に突き出した部分には、壁31に接する留め具37が固定されている。留め具37は、溶接などによってチューブ14に取り付けられている。留め具37は、チューブ14のうち壁31の内側に突き出した部分に設けたおねじに結合するナットでも良い。留め具37は、チューブ14を押えてチューブ14に固定される締め具でも良い。留め具37は穴32よりも大きいので、ヒータ10の抜けを防ぐことができる。留め具37は省略できる。
ハウジング33は、電気絶縁性を有する合成樹脂製の部材である。ハウジング33を貫通する穴34を壁31の穴32の位置に一致させて、壁31にハウジング33が固定されている。ハウジング33の穴34の大きさは、壁31の穴32の大きさよりも大きい。
ヒータ10の接続部13には回路基板35が配置されている。接続部13に取り付けられたナット36は、回路基板35を接続部13に固定する。回路基板35は、チューブ14の温度を検出する熱電対(図示せず)が接続されている。ヒータ10は、回路基板35に接続された配線(図示せず)により、リング25とチューブ14との間に電圧が印加される。電流が流れた発熱体18が発熱し、絶縁粉末21及びチューブ14を介して容器の内部38を加熱する。
第1のフランジ22の先端向き面23は、発熱体18が配置された位置よりも後端側に位置する。取付対象体30(壁31)は第1のフランジ22の先端向き面23よりも先端側に設けられるので、発熱体18は壁31の内側を効率良く加熱できる。
外シール材26は、壁31と第1のフランジ22の先端向き面23(図1参照)との間に挟まれ、圧縮され、チューブ14に押し付けられて接触応力が生じる。絶縁粉末21が充填されたチューブ14は変形し難いので、外シール材26の密封性を確保できる。よって外シール材26は、壁31の穴32から容器の内部38の流体の漏洩を防ぐ。
ヒータ10は、特許文献1の主体金具が無くても、チューブ14の外周16に接する外シール材26の密封性を確保できるので、主体金具(部品)を削減できる。チューブ14は一体成形品なので、主体金具を設ける場合に必要な重ね合わせ継手の溶接を不要にできる。
外シール材26は、ハウジング33の穴34に押されて径方向に圧縮されている。ハウジング33を設けると、外シール材26の接触応力が生じる部分を増やすことができる。よって容器の内部38の圧力が高くても外シール材26の密封性を確保できる。ハウジング33は省略できる。
図3を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、スウェージングによってチューブ14の外周16を成形するときに、第1のフランジ22を一緒に成形する場合について説明した。これに対し第2実施の形態では、第1のフランジ43をチューブ14に取り付けたヒータ40について説明する。第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図3は第2実施の形態におけるヒータ40の軸線Oを含む断面図である。
ヒータ40は、中軸11の拡径部12とチューブ14との間に内シール材41が挟まれている。内シール材41は円筒形の絶縁部材である。ヒータ取付部27は、内シール材41の先端42よりも先端側に位置する。
チューブ14のうちヒータ取付部27よりも後端側に第1のフランジ43が取り付けられている。第1のフランジ43は円環状の部材である。チューブ14への第1のフランジ43の取り付けは、チューブ14と第1のフランジ43とのはめ合い、チューブ14と第1のフランジ43との溶接やろう接、接着が例示される。チューブ14と第1のフランジ43とのはめ合いは、すきまばめ、しまりばめ、又は、とまりばめを採り得る。すきまばめにより、チューブ14と第1のフランジ43との間に隙間があっても、第1のフランジ43の後端側に配置された絶縁体24が第1のフランジ43に接するので、第1のフランジ43の後端側への移動が制限される。
第1のフランジ43には先端向き面44が設けられている。本実施形態では、先端向き面44は軸線Oに垂直な面であるが、これに限られるものではない。先端向き面44は、内シール材41の先端42よりも先端側に位置する。先端向き面44は、発熱体18が配置された位置よりも後端側に位置する。外シール材26は、先端向き面44よりも先端側で、かつ、ヒータ取付部27よりも後端側に配置されている。これによりヒータ40は、第1実施形態におけるヒータ10と同様の作用効果が得られる。
図4及び図5を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、外シール材26が、第1のフランジ22,43と取付対象体30(壁31)との間で軸線方向に圧縮される場合について説明した。これに対し第3実施形態では、外シール材26が、第1のフランジ43と第2のフランジ51との間で軸線方向に圧縮される場合について説明する。第1実施形態または第2実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図4は第3実施の形態におけるヒータ50の軸線Oを含む断面図である。
図4に示すようにヒータ50は、外シール材26よりも先端側のチューブ14に第2のフランジ51が配置されている。第2のフランジ51は、チューブ14のヒータ取付部27に取り付けられている。第2のフランジ51は円筒状の部材である。チューブ14への第2のフランジ51の取り付けは、チューブ14と第2のフランジ51とのはめ合い、チューブ14と第2のフランジ51との溶接やろう接、接着が例示される。チューブ14と第2のフランジ51とのはめ合いは、しまりばめが例示される。
第2のフランジ51には後端向き面52が設けられている。本実施形態では、後端向き面52は軸線Oに垂直な面であるが、これに限られるものではない。外シール材26は、第2のフランジ51の後端向き面52と第1のフランジ43の先端向き面44との間に位置する。外シール材26はチューブ14の外周16に接している。第2のフランジ51によって外シール材26の抜けを防止できる。
第2のフランジ51の後端向き面52は、発熱体18が配置された位置よりも後端側に位置する。よって発熱体18から外シール材26が受ける熱を低減できる。
本実施形態では、外シール材26は後端向き面52と先端向き面44とに接している。これにより外シール材26に軸線方向の接触応力が生じる。
第2のフランジ51の外周には、第2のフランジ51の先端から後端側に向かっておねじ53が設けられている。おねじ53の後端は、後端向き面52と離間している。第2のフランジ51の外径(おねじ53の外径)は、外シール材26の外径よりも小さい。
図5は取付対象体54に取り付けられたヒータ50の軸線Oを含む断面図である。取付対象体54は、流体(液体や気体)が収容された場所57を区画する壁である。図5では取付対象体54の一部の図示が省略されている。取付対象体54を貫通する穴55の一部に、めねじ56が設けられている。
取付対象体54の穴55に、ヒータ50の第2のフランジ51が配置されている。絶縁体24の外形にレンチ(図示せず)を取り付け、軸線Oの周りにヒータ50を回転し、穴55に設けられためねじ56に、第2のフランジ51のおねじ53をねじ込む。取付対象体54に第1のフランジ43が押し付けられると、ねじの締め付け軸力が生じるので、ヒータ50は、ヒータ取付部27及び第2のフランジ51を介して取付対象体54に固定される。取付対象体54の穴55は外シール材26に接している。これにより外シール材26に径方向の接触応力が生じる。
外シール材26は、取付対象体54の穴55、第1のフランジ43の先端向き面44及び第2のフランジ51の後端向き面52に圧縮され、接触応力が生じる。外シール材26の複数の部分に接触応力が作用するので、取付対象体54の内側の圧力が高くても外シール材26の密封性を確保できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明はこの実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
第1実施形態では、取付対象体30の穴32にヒータ10のチューブ14を圧入する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。別の手段によって取付対象体30にヒータ10を固定することは当然可能である。例えば、チューブ14の外周16にねじを設け、取付対象体30の穴32に設けためねじに、チューブ14のねじを結合するものが挙げられる。
取付対象体30の穴32とヒータ10のチューブ14とをはめ合わせる場合に、穴32とチューブ14との間に締め代が無く、穴32とチューブ14との間に隙間があっても構わない。壁31に留め具37が接するようにチューブ14に留め具37を取り付ければ、ヒータ10の抜けを防止できるからである。
第3実施形態では、第2のフランジ51に設けたおねじ53を取付対象体54の穴55に設けためねじ56に結合する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第2のフランジ51のおねじ53及び取付対象体54のめねじ56を省略することは当然可能である。この場合には、第2のフランジ51を穴55に圧入してヒータ50を取付対象体54に固定できる。
取付対象体54の穴55とヒータ50の第2のフランジ51とをはめ合わせる場合に、穴55と第2のフランジ51との間に締め代が無く、穴55と第2のフランジ51との間に隙間があっても構わない。第1実施形態で説明した留め具37(穴55より大きなもの)を、壁54に接するようにチューブ14に取り付ければ、ヒータ50の抜けを防止できるからである。
10,40,50 ヒータ
11 中軸
14 チューブ
15 チューブの先端
16 チューブの外周
18 発熱体
19,41 内シール材
20,42 内シール材の先端
21 絶縁粉末
22,43 第1のフランジ
23,44 先端向き面
26 外シール材
27 ヒータ取付部
30,54 取付対象体
51 第2のフランジ
52 後端向き面
O 軸線

Claims (5)

  1. 軸線に沿って延びる中軸と、
    前記中軸の先端を少なくとも収容すると共に自身の先端が閉じたチューブと、
    前記中軸と前記チューブとの間に介在し、前記中軸および前記チューブと閉じた空間を形成するように設けられる内シール材と、
    前記空間内に配置されると共に前記中軸と前記チューブとを電気的に接続する発熱体と、
    前記空間に充填される絶縁粉末と、を備え、ヒータ取付部を介して取付対象体に取り付けられるヒータであって、
    前記ヒータ取付部は、前記チューブの前記軸線方向の中間位置に設けられると共に前記内シール材の先端よりも先端側に位置し、
    前記チューブのうち前記ヒータ取付部より後端側に設けられた第1のフランジと、
    前記第1のフランジの先端向き面よりも先端側で、かつ、前記ヒータ取付部よりも後端側に配置されると共に前記チューブの外周に接する外シール材と、を備え、
    前記先端向き面は、前記内シール材が配置された位置よりも先端側に位置するヒータ。
  2. 前記先端向き面は、前記発熱体が配置された位置よりも後端側に位置する請求項1記載のヒータ。
  3. 前記チューブに設けられた第2のフランジを備え、
    前記第2のフランジは、前記外シール材よりも先端側に位置する請求項2記載のヒータ。
  4. 前記第2のフランジの後端向き面は、前記発熱体が配置された位置よりも後端側に位置する請求項3記載のヒータ。
  5. 前記外シール材は、前記後端向き面と前記先端向き面とに接する請求項4記載のヒータ。
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