JP2022045108A - 熱交換器、及び冷凍装置 - Google Patents

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Yuma Tsurumoto
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【課題】フィンの開口に多穴管を挿入する際の抵抗を低減することができる熱交換器を提供する。【解決手段】複数の冷媒流路30が並べて形成された多穴管26と、多穴管26が挿入される開口28を有する板状のフィン27とを備えている熱交換器であって、フィン27は、開口28の周縁を起点として延びるスリット31,32を有している。【選択図】図3

Description

本開示は、熱交換器、及び冷凍装置に関する。
従来、空気調和機の熱交換器として、熱交換効率が高く、小形化・軽量化が可能なマイクロチャネル式の熱交換器が知られている。このマイクロチャネル式の熱交換器は、内部に複数の流路が並べて形成された多穴管と、多穴管が取り付けられたフィンとを備え、各流路を流れる冷媒と、フィンと接触しながら流れる空気との間で熱交換が行われる。例えば、特許文献1に開示された熱交換器は、フィンに形成された開口に多穴管を挿入し、フィンと多穴管とをろう付けすることによって製造される。
特開平10-78296号公報
上記のような熱交換器においては、熱交換性能の向上のため、フィンと多穴管との接触面積を大きくすることが望まれるが、接触面積が大きくなるほどフィンの開口に多穴管を挿入する際の抵抗が大きくなってしまう。
本開示は、フィンの開口に多穴管を挿入する際の抵抗を低減することができる熱交換器、及び冷凍装置を提供することを目的とする。
(1)本開示は、複数の冷媒流路が並べて形成された多穴管と、前記多穴管が挿入される開口を有する板状のフィンと、を備えている熱交換器であって、
前記フィンは、前記開口の周縁を起点として延びるスリットを有している。
上記構成の熱交換器によれば、フィンの開口に多穴管を挿入するとき、スリットの近傍でフィンが弾性変形しやすくなり、多穴管の挿入抵抗を低減することができる。
(2)好ましくは、前記開口が、前記多穴管の前記複数の冷媒流路が並ぶ方向である第1方向に長手に形成され、
前記スリットは、前記開口の前記第1方向の端部に設けられた第1スリットを含む。
この構成によれば、フィンの開口に多穴管を挿入するとき、多穴管の第1方向の端部が開口の周縁に引っ掛かることによる挿入抵抗を低減することができる。
(3)好ましくは、前記フィンは、前記開口の周縁から前記フィンの板面に交差する方向へ屈曲された第1屈曲片及び第2屈曲片を有しており、
前記第1屈曲片と前記第2屈曲片とが、前記第1スリットを挟んで配置されている。
この構成によれば、屈曲片が形成されている部分であってもフィンを弾性変形しやすくすることができる。
(4)好ましくは、前記第1スリットは、前記開口の前記第1方向の両端部に設けられている。
(5)好ましくは、前記スリットは、前記第1スリットとは異なる方向に延びる第2スリットを含む。
この構成によれば、第1スリット及び第2スリットによって、フィンの開口に多穴管を挿入する際の抵抗をより低減することができる。
(6)好ましくは、前記開口の周縁が、前記開口の前記第1方向の端部において半円形状に形成された湾曲部を有しており、
前記冷媒流路が延びる方向を第2方向、前記第1方向及び前記第2方向に直交する方向を第3方向としたとき、
前記第1スリットが、前記第3方向における前記湾曲部の中央から延び、
前記第2スリットが、前記第3方向における前記湾曲部の端から延びる。
この構成によれば、第1スリットと第2スリットとの間においてフィンがより弾性変形しやすくなり、フィンの開口に多穴管を挿入する際の挿入抵抗をより低減することができる。
(7)本開示の冷凍装置は、上記(1)~(6)のいずれか1つに記載の熱交換器を備えている。
第1の実施形態に係る熱交換器を備えた冷凍装置の内部を上方から見た概略的な平面図である。 熱交換器の概略的な正面図である。 図2のA-A矢視断面図である。 図3のB-B矢視図である。 フィンの一部を拡大して示す斜視図である。 フィンの一部を拡大して示す側面図である。 図6のC-C矢視断面図である。 第2の実施形態におけるフィンの一部を拡大して示す側面図である。 図8のD-D矢視断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本開示の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る熱交換器を備えた冷凍装置の内部を上方から見た概略的な平面図である。
本実施形態の冷凍装置は、空気調和機10である。この空気調和機10は、室外機と室内機とに分離されたセパレートタイプであり、図1には室外機11が示されている。室外機11は、筐体12を備えている。筐体12は、直方体形状に形成され、平面視で矩形状に形成されている。筐体12の内部は、区画壁13によって機械室S1と、熱交換室S2とに区画されている。
筐体12の機械室S1には、圧縮機14等が収容されている。筐体12の熱交換室S2には、熱交換器15及びファン16等が収容されている。
熱交換室S2側に配置された筐体12の2つの隣接する側壁12a,12bには、空気取入口12a1,12b1が形成されている。ファン16は、空気取入口12b1が形成された一方の側壁12bに隣接した他の側壁12cに対向して配置されている。この側壁12cには、空気吹出口12c1が形成されている。ファン16が作動すると、空気取入口12a1,12b1から筐体12内に空気が取り入れられ、空気吹出口12c1から空気が排出される。なお、図1には、筐体12に取り入れられる空気の流れの方向を符号「a」で示している。
本実施形態の熱交換器15は、平面視でL字形状に形成されている。熱交換器15は、空気取入口12a1,12b1が形成された2つの側壁12a,12bの間の角部12eの付近で屈曲し、2つの側壁12a,12bに沿って配置されている。ただし、熱交換器15は、室内機の形式や構造に応じて適宜変更することができ、平面視でU字形状に形成されたものや一直線状に形成されたものであってもよい。
図2は、熱交換器15の概略的な正面図である。
熱交換器15は、マイクロチャネル型の熱交換器である。熱交換器15は、一対のヘッダ21,22、伝熱管26、及びフィン群24を有している。これらはアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されている。
ヘッダ21,22は、その長手方向を上下方向に向けた状態で配置されている。一対のヘッダ21,22は、ガス側ヘッダ21及び液側ヘッダ22からなる。ガス側ヘッダ21には、ガス状の冷媒が流入する。液側ヘッダ22には液状の冷媒が流入する。
伝熱管26は、上下方向に並べて多数設けられている。伝熱管26の一端はガス側ヘッダ21に接続され、伝熱管26の他端は液側ヘッダ22に接続されている。フィン群24は、伝熱管26の長手方向に並べられた多数の板状のフィン27(図3参照)からなる。
図3は、図2のA-A矢視断面図である。図4は、図3のB-B矢視図である。
図3に示すように、伝熱管26は、内部に複数の冷媒流路30を有する多穴管により構成されている。以下、伝熱管26のことを多穴管ともいう。複数の冷媒流路30は、空気流方向aに沿って一列に並べて形成されている。伝熱管26の断面形状は、複数の冷媒流路30が並ぶ方向である空気流方向aに長手に形成されている。したがって、伝熱管26は、上下方向の長さ(厚さ)L1よりも空気流方向aの長さL2が大きい扁平管である。
以下の説明では、複数の冷媒流路30が並ぶ方向を第1方向Xといい、冷媒流路30が延びる方向を第2方向Y(図2参照)といい、第1方向X及び第2方向Yに直交する方向を第3方向Zという。本実施形態では、第3方向Zが上下方向に向けられている。
図3に示すように、第3方向Zにおける多穴管26の端面26b,26c、言い換えると、多穴管26の上面26b及び下面26cは、第1方向X及び第2方向Yに沿った平坦面である。第1方向Xにおける多穴管26の両端面26aは、断面が半円形状に湾曲した湾曲面である。
フィン27は、多穴管26よりも第1方向Xに長く形成され、上下方向に間隔をあけて配置された多数の開口28を有している。各開口28には多穴管26が挿入されている。フィン27と多穴管26とはろう付けによって接合されている。なお、図4には、1枚のフィン27のみが示されているが、実際には、図4に示すフィン27が第2方向Yに多数並べられる。
(フィン27の具体的構造)
図5は、フィン27の一部を拡大して示す斜視図である。図6は、フィン27の一部を拡大して示す側面図である。図7は、図6のC-C矢視断面図である。
フィン27に形成された開口28は、第1方向Xに長手に形成されている。開口28は、図6に示すように、第1方向Xに沿った基準線C1を中心として第3方向Zに対称形状に形成されている。開口28は、第3方向Zに沿った基準線C2を中心として、第1方向Xに対象形状に形成されている。したがって、基準線C1は、開口28の第3方向Zにおける中心C1を示し、基準線C2は、開口28の第1方向Xにおける中心C2を示す。
図3~図6に示すように、開口28の周縁には、一対の湾曲部33と、一対の直線部36とが設けられている。一対の湾曲部33は、開口28の第1方向Xの両端に設けられている。一対の湾曲部33は、多穴管26の第1方向Xの両端面26aに対応して半円形状に形成されている。一対の湾曲部33の曲率半径は、多穴管26の両端面26aの曲率半径と同一又は当該両端面26aの曲率半径より僅かに大きい。また、開口28の第1方向Xの長さは、多穴管26の第1方向Xの長さL2と同一又は当該長さL2よりも僅かに大きい。
図5~図7に示すように、一対の直線部36は、開口28の第1方向Xの中間部であって第3方向Zの両側に設けられている。一対の直線部36は、第1方向Xに沿って配置され、多穴管26の第3方向Zにおける両端面(上面26b及び下面26c)に接触する(図4参照)。この直線部36の詳細については後述する。
フィン27には、開口28の周縁を起点として延びる複数のスリット31,32が形成されている。具体的にスリット31,32は、互いに異なる方向に延びる第1スリット31及び第2スリット32を含む。
第1スリット31は、開口28の第1方向Xの両端部に設けられている。具体的に、第1スリット31は、図6に示すように、開口28の中心C1上において湾曲部33を起点として第1方向Xに延びている。言い換えると、第1スリット31は、第3方向Zにおける湾曲部33の中央P1から第1方向Xに延びている。
第2スリット32は、第3方向Zにおける湾曲部33の両端P2から第3方向Zに延びている。したがって、第2スリット32は、開口28の周縁の4箇所に設けられている。第1スリット31が延びる方向と第2スリット32が延びる方向とは、互いに直交している。
直線部36は、第1方向Xに並ぶ2つの第2スリット32の間に形成されている。直線部36は、フィン27における2つの第2スリット32の間の部分を、2つの第2スリット32の終端P3を結ぶ線分36bにおいて折り曲げることによって構成されている。以下、線分36bを、「折曲部」ともいう。
図7に示すように、直線部36は、フィン27の板面に対して90°未満の角度で立ち上がっている。直線部36の先端部36aは、円弧状に湾曲されている。この先端部36aの湾曲された面が多穴管26の上面26b及び下面26cに接触する。
図6及び図7に示すように、開口28に多穴管26が挿入されていない状態では、第3方向Zにおける両側の直線部36の間隔L3は、多穴管26の第3方向Zの厚さL1よりも小さい。そのため、開口28に多穴管26が挿入されると、各直線部36が折曲部36bにおいて弾性変形し、第3方向Zの両側の直線部36の間隔L3が多穴管26の厚さL1にまで拡大する。これにより、直線部36を多穴管26に密着させながら、容易に開口28に多穴管26を挿入することができる。
開口28の湾曲部33には、フィン27の板面に垂直な第2方向Yに折り曲げられた第1屈曲片34及び第2屈曲片35が設けられている。第1屈曲片34及び第2屈曲片35は、第1スリット31を挟んで第3方向Zの両側に設けられている。言い換えると、第1屈曲片34と第2屈曲片35とは、第1スリット31によって第3方向Zに分断されている。第1屈曲片34と第2屈曲片35とは、第2方向Yにおいて同じ方向に同じ高さで屈曲している。第1屈曲片34及び第2屈曲片35は、第2方向Yにおいてフィン27の板面から直線部36と同じ方向に突出している。第2方向Yにおいてフィン27の板面からの第1屈曲片34及び第2屈曲片35の突出量は、フィン27の板面からの直線部36の突出量よりも小さい。第1屈曲片34及び第2屈曲片35は、開口28に多穴管26を挿入するときに、多穴管26をガイドする機能を有する。
なお、図3に示すように、多穴管26は、例えば、第1方向Xの長さL1を約14.2mm、第3方向Zの長さを約2mmとすることができる。フィン27は、第1方向Xにおける開口28の端部からフィン27の端部までの長さL3を約2.3mm、第1スリット31の長さL4を約1.0mmとすることができる。長さL3と長さL4との関係は、例えば、L4≦L3/2とすることができる。
[本実施形態の作用効果]
(1)上記実施形態の熱交換器15は、複数の冷媒流路30が並べて形成された多穴管26と、多穴管26が挿入される開口28を有する板状のフィン27とを備えている。フィン27は、開口28の周縁を起点として延びるスリット31,32を有している。そのため、フィン27の開口28に多穴管26を挿入するとき、多穴管26が開口28の周縁に接触することでフィン27がスリット31,32の近傍(湾曲部33)で弾性変形しやすくなる。そのため、多穴管26の挿入抵抗を低減することができる。なお、開口28の周縁に多穴管26が接触することによるフィン27の弾性変形は一時的であり、多穴管26を挿入した後は、フィン27は弾性復帰することによって元の形状に戻るようになっている。
(2)上記実施形態において、開口28は、多穴管26の複数の冷媒流路30が並ぶ方向である第1方向Xに長手に形成され、スリットは、開口28の第1方向Xの端部に設けられた第1スリット31を含む。そのため、フィン27の開口28に多穴管26を挿入するとき、多穴管26の第1方向Xの端部における挿入抵抗を低減することができる。
なお、フィン27の開口28に多穴管26を挿入する作業は、第1方向Xを上下方向に向けて行われることがあり、この場合、下側に位置する開口28の端部(湾曲部)33に多穴管26が強く接触し、多穴管26の挿入抵抗がより大きくなる。したがって、開口28の第1方向Xの端部に第1スリット31を設けることによって当該端部においてフィン27を弾性変形しやすくし、多穴管26の挿入抵抗を適切に低減することができる。
(3)上記実施形態において、フィン27は、開口28の周縁からフィン27の板面に交差する方向へ屈曲された第1屈曲片34及び第2屈曲片35を有しており、第1屈曲片34と第2屈曲片35とは、第1スリット31を挟んで配置されている。フィン27に屈曲片が設けられる場合、当該屈曲片の近傍においてはフィン27の強度が高くなり、多穴管26を挿入するときのフィン27の弾性変形が困難になる。上記実施形態においては、第1屈曲片34と第2屈曲片35との間に第1スリット31が配置され、当該第1スリット31によって第1屈曲片34と第2屈曲片35とが分断された状態となるので、フィン27に屈曲片34,35が形成されていたとしてもフィン27を弾性変形しやすくすることができる。
(4)上記実施形態において、第1スリット31は、開口28の第1方向Xの両端部に設けられている。そのため、フィン27の開口28に多穴管26を挿入するとき、多穴管26の第1方向Xのどちらの端部が開口28に接触したとしても、フィン27を弾性変形しやすくすることができる。
なお、上述したように、フィン27の開口28に多穴管26を挿入する作業は、第1方向Xを上下方向に向けて行われることがあり、この場合、下側に位置する開口28の端部(湾曲部)33で多穴管26が強く接触する。そのため、第1方向Xにおける開口28の一方側の端部のみに第1スリット31を形成し、当該スリット31が形成された開口28の一方側の端部を下側にした状態で多穴管26を挿入することで、多穴管26の挿入抵抗を効果的に低減することができる。
(5)上記実施形態において、スリットは、第1スリット31とは異なる方向に延びる第2スリット32を含む。そのため、第1スリット31及び第2スリット32の双方によって、フィン27の開口28に多穴管26を挿入する際の挿入抵抗をより低減することができる。
(6)上記実施形態において、開口28の周縁は、開口28の第1方向Xの端部において半円形状に形成された湾曲部33を有し、第1スリット31が、第3方向Zにおける湾曲部33の中央P1から延び、第2スリット32が、第3方向Zにおける湾曲部33の端P2から延びている。そのため、湾曲部33の第1スリット31と第2スリット32とに挟まれた部分でフィン27がより弾性変形しやすくなり、フィン27の開口28に多穴管26を挿入するときの挿入抵抗をより低減することができる。
[第2の実施形態]
図8は、第2の実施形態におけるフィン27の一部を拡大して示す側面図である。図9は、図8のD-D矢視断面図である。
本実施形態のフィン27は、直線部36の構成が第1の実施形態とは異なる。本実施形態の直線部36は、第1方向Xに並ぶ2つの第2スリット32の終端を結ぶ線分で折り曲げられていない。直線部36には、フィン27の板面に対して垂直に屈曲された第3屈曲片38が設けられている。この第3屈曲片38は、湾曲部33に形成された第1屈曲片34及び第2屈曲片35と同じ方向に同じ高さで屈曲している。第3屈曲片38は、湾曲部33に形成された第1屈曲片34及び第2屈曲片35と同様に、開口28に多穴管26を挿入するときのガイドとして機能する。本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、フィン27の開口28の周縁には、屈曲片34,35,38が形成されていなくてもよい。フィン27には、第1スリット31、第2スリット32の一方のみが形成されていてもよい。フィン27には、開口28の第1方向Xの一方の端部のみに第1スリット31または第2スリット32を形成してもよい。フィン27には、第1スリット31及び第2スリット32以外のスリットが形成されていてもよい。
10 :空気調和機(冷凍装置)
15 :熱交換器
26 :多穴管
27 :フィン
28 :開口
30 :冷媒流路
31 :第1スリット
32 :第2スリット
33 :湾曲部
34 :第1屈曲片
35 :第2屈曲片
38 :第3屈曲片
P1 :湾曲部の中央
P2 :湾曲部の端
X :第1方向
Y :第2方向
Z :第3方向

Claims (7)

  1. 複数の冷媒流路(30)が並べて形成された多穴管(26)と、前記多穴管(26)が挿入される開口(28)を有する板状のフィン(27)と、を備えている熱交換器であって、
    前記フィン(27)は、前記開口(28)の周縁を起点として延びるスリット(31,32)を有している、熱交換器。
  2. 前記開口(28)が、前記多穴管(26)の前記複数の冷媒流路(30)が並ぶ方向である第1方向(X)に長手に形成され、
    前記スリット(31,32)は、前記開口(28)の前記第1方向(X)の端部に設けられた第1スリット(31)を含む、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記フィン(27)は、前記開口(28)の周縁から前記フィン(27)の板面に交差する方向へ屈曲された第1屈曲片(34)及び第2屈曲片(35)を有しており、
    前記第1屈曲片(34)と前記第2屈曲片(35)とが、前記第1スリット(31)を挟んで配置されている、請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1スリット(31)は、前記開口(28)の前記第1方向(X)の両端部に設けられている、請求項2又は3に記載の熱交換器。
  5. 前記スリット(31,32)は、前記第1スリット(31)とは異なる方向に延びる第2スリット(32)を含む、請求項2~4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 前記開口(28)の周縁が、前記開口(28)の前記第1方向(X)の端部において半円形状に形成された湾曲部(33)を有しており、
    前記冷媒流路(30)が延びる方向を第2方向(Y)、前記第1方向(X)及び前記第2方向(Y)に直交する方向を第3方向(Z)としたとき、
    前記第1スリット(31)が、前記第3方向(Z)における前記湾曲部(33)の中央(P1)から延び、
    前記第2スリット(32)が、前記第3方向(Z)における前記湾曲部(33)の端(P2)から延びる、請求項5に記載の熱交換器。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の熱交換器(15)を備えている冷凍装置。
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