JP2022044025A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄い厚さで生体認識機能を行う電子装置を提供する。【解決手段】本発明の電子装置は、発光体を含む表示パネルと、表示パネルに積層されて表示パネルから放出された光が認識ターゲットにより反射された光を検出する生体認識センサーと、を備え、生体認識センサーは、シリコン基板と、シリコン基板上に位置して波長選択性を有する光電変換層を含む光電変換素子と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、電子装置に関する。
近年、金融、ヘルスケア、モバイルなどを中心に人間の特定の生体情報や行動特徴情報を自動化された装置で抽出して本人を認証する生体認識技術を具現した電子装置に対する需要が増大している。
特開2020-021044号公報
本発明は、従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、薄い厚さで生体認識機能を行う電子装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子装置は、発光体を含む表示パネルと、前記表示パネルに積層されて前記表示パネルから放出された光が認識ターゲットにより反射された光を検出する生体認識センサーと、を備え、前記生体認識センサーは、シリコン基板と、前記シリコン基板上に位置して波長選択性を有する光電変換層を含む光電変換素子と、を含む。
前記生体認識センサーは、CMOSセンサーであり得る。
前記光電変換層は、可視光線波長スペクトル又は赤外線波長スペクトルのうちのいずれか一つを選択的に吸収し得る。
前記表示パネルは、可視光線波長スペクトルの光を放出し、前記光電変換層は、可視光線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収し、赤外線波長スペクトルの光を吸収しなくてもよい。
前記光電変換層は、約400nm~700nmの全体波長スペクトルの光を吸収し、約800nm~20μmの全体波長スペクトルの光を吸収しなくてもよい。
前記光電変換層は、青色波長スペクトル、緑色波長スペクトル、及び赤色波長スペクトルから選択されるいずれか一つの波長スペクトルの光を選択的に吸収し得る。
前記電子装置は、赤外線波長スペクトルの光を放出する赤外線光源を更に含み、前記光電変換層は、前記赤外線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の光を吸収し得る。
前記光電変換素子は、互いに向き合う第1電極及び第2電極を更に含み、前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一つは、透光電極であり得る。
前記生体認識センサーは、赤外線遮断フィルターを含まなくてもよい。
前記生体認識センサーは、色フィルターを含まなくてもよい。
前記表示パネルは、前記発光体を含んで色を表示する表示領域と、前記表示領域を除いた非表示領域と、を含み、前記生体認識センサーは、前記非表示領域に重なるように配置され得る。
前記表示領域は、青色を表示する複数の第1サブ画素、緑色を表示する複数の第2サブ画素、及び赤色を表示する複数の第3サブ画素を含むサブ画素アレイを含み、前記生体認識センサーは、前記第1サブ画素、前記第2サブ画素、及び前記第3サブ画素から選択されるサブ画素のうちの少なくとも二つの間に位置し得る。
前記発光体は、有機発光体、量子ドット、ペロブスカイト、又はこれらの組み合わせを含み得る。
前記生体認識センサーの厚さは、約0.5mm以下であり得る。
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による電子装置は、CMOS駆動のためのシリコン基板上に位置して、第1電極、可視光線波長スペクトルの光を吸収して赤外線波長スペクトルの光を吸収しない光電変換層、及び第2電極を含む複数の光電変換素子が配列された生体認識センサーと、薄膜トランジスター基板上に位置して、第3電極、発光体を含む発光層、及び第4電極を含む複数の発光素子が配列された表示パネルと、を備える。
前記生体認識センサーは、前記表示パネルから放出された光を光源として認識ターゲットにより反射された光を検出し得る。
前記表示パネルは、前記生体認識センサーよりも前記認識ターゲットに近く位置し得る。
前記電子装置は、バッテリーを更に含み、前記生体認識センサーは、前記表示パネルと前記バッテリーとの間に位置し得る。
前記発光体は、有機発光体、量子ドット、ペロブスカイト、又はこれらの組み合わせから選択され得る。
前記光電変換素子は、前記複数の発光素子の間の領域に重なるように位置し得る。
本発明の電子装置によれば、薄い厚さで効果的な生体認識機能を行うことができる。
一実施形態による電子装置の一例を示す概略図である。 図1の電子装置の一例を示す断面図である。 図1及び図2の電子装置の表示パネルの一例を示す平面図である。 図1及び図2の電子装置の一例を示す断面図である。 図4の電子装置の光電変換素子の一例を示す断面図である。 図4の電子装置の光電変換素子の他の例を示す断面図である。 図1及び図2の電子装置の他の例を示す断面図である。 図7の電子装置の光電変換素子の一例を示す断面図である。 図7の電子装置の光電変換素子の他の例を示す断面図である。 一実施形態による電子装置の他の例を示す概略図である。 実施例1及び参考例1によるセンサーの効率を示すグラフである。 センサーの厚さによる光学クロストークを示すグラフである。
以下、本発明を実施するための具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、実際に適用される構造は多様な異なる形態に具現することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。
図面において、複数の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して示した。層、膜、領域、板などの部分が他の部分の「上」にあるという場合、これは他の部分の「直上」にある場合だけでなく、その中間にまた他の部分がある場合も含む。反対に、ある部分が他の部分の「直上」にあるという場合には、中間にまた他の部分がないことを意味する。
図面において、本発明の実施形態を明確に説明するために、説明上不要な部分は省略し、明細書全体に亘って同一又は類似の構成要素については同一の図面符号を使用した。
下記で「下部」及び「上部」の用語は、説明の便宜のためのものに過ぎず、位置関係を限定するものではない。
以下、本発明の実施形態による電子装置を説明する。
本発明の実施形態による電子装置は、表示機能及び生体認識機能を必要とする電子装置であれば特に制限されず、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレットPC、ラップトップPC、デスクトップPC、電子書籍、ナビゲーション装置、TV、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、EDA(enterprise digital assistant)、ウェアラブルコンピュータ、モノのインターネット装置(IoT)、全てのインターネット装置(IoE)、ドローン(drone)、デジタルカメラ、ドアロック、金庫、現金自動預け払い機(ATM)、セキュリティー装置、医療装置、又は自動車電装部品であるが、これに限定されるものではない。
一実施形態による電子装置について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態による電子装置の一例を示す概略図であり、図2は、図1の電子装置の一例を示す断面図であり、図3は、図1及び図2の電子装置の表示パネルの一例を示す平面図であり、図4は、図1及び図2の電子装置の一例を示す断面図であり、図5は、図4の電子装置の光電変換素子の一例を示す断面図である。
図1及び図2を参照すると、本実施形態による電子装置1000は、画像を表示する表示パネル100、表示パネル100のうちの少なくとも一部に重なるように配置された生体認識センサー200、及び選択的にバッテリー300を含む。
表示パネル100と生体認識センサー200とは積層され、例えば表示パネル100は、生体認識センサー200よりも生体又はツールのような認識ターゲット(recognition target)40に近く位置する。生体は、例えば指、指紋、手のひら、紅彩、顔、及び/又は手首などであるが、これに限定されるものではない。即ち、電子装置1000は、認識ターゲット40を基準として、認識ターゲット40に接触する表示パネル100と、表示パネル100の下に位置する生体認識センサー200、及び選択的にバッテリー300を含む。生体認識センサー200は、表示パネル100から放出された光が認識ターゲット40により反射された光を検出する。
図3を参照すると、表示パネル100は、それぞれ異なる色を表示する複数のサブ画素PXを含む。複数のサブ画素PXは、少なくとも三原色(primary color)を表示し、例えば青色を表示する青色サブ画素PX(B)、緑色を表示する緑色サブ画素PX(G)、及び赤色を表示する赤色サブ画素PX(R)を含む。しかし、これに限定されず、白色サブ画素のような補助サブ画素(図示せず)を更に含むことができる。青色サブ画素PX(B)、緑色サブ画素PX(G)、及び赤色サブ画素PX(R)を含む複数のサブ画素PXは、一つの単位画素を構成して行及び/又は列に沿って反復的に配列される。図面では、一例としてペンタイル(Pentile)タイプの配列を図示したが、これに限定されず、サブ画素PXの配列は多様になり得る。複数のサブ画素PXが占めて複数のサブ画素PXにより色を表示する領域は、画像を表示する表示領域(display area)である。
一例として、青色サブ画素PX(B)、緑色サブ画素PX(G)、及び赤色サブ画素PX(R)は、それぞれ発光体を含み、例えば青色サブ画素PX(B)は青色波長スペクトルの光(以下、「青色光」という)を放出する青色発光体を含み、緑色サブ画素PX(G)は緑色波長スペクトルの光(以下、「緑色光」という)を放出する緑色発光体を含み、赤色サブ画素PX(R)は赤色波長スペクトルの光(以下、「赤色光」という)を放出する赤色発光体を含む。ここで、青色波長スペクトルは約380nm以上500nm未満であり、緑色波長スペクトルは約500nm~600nmであり、赤色波長スペクトルは約600nm超700nm以下である。青色発光体の発光スペクトルは、例えば約380nm以上500nm未満で最大発光波長(λmax、e)を有し、緑色発光体の発光スペクトルは、例えば約500nm~600nmで最大発光波長(λmax、e)を有し、赤色発光体の発光スペクトルは、例えば約600nm超過700nm下で最大発光波長(λmax、e)を有する。
従って、青色サブ画素PX(B)は青色発光体から放出される光により青色を表示し、緑色サブ画素PX(G)は緑色発光体から放出される光により緑色を表示し、赤色サブ画素PX(R)は赤色発光体から放出される光により赤色を表示する。発光体は、後述するように有機発光体、量子ドット、ペロブスカイト、又はこれらの組み合わせを含む。
表示パネル100は、複数のサブ画素PXが占める領域、即ち表示領域以外に非表示領域800を更に含む。非表示領域800は、表示領域を除いた領域であり、例えば青色サブ画素PX(B)、緑色サブ画素PX(G)、及び赤色サブ画素PX(R)から選択されるサブ画素のうちの少なくとも二つの間の領域である。
図4を参照すると、表示パネル100は、基板110、基板110上に形成された薄膜トランジスター120、発光素子130、絶縁層140、及び画素定義層150を含む。
基板110は、透光基板であり、例えばガラス基板又は高分子基板である。高分子基板は、例えばポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルスルホン、ポリオルガノシロキサン、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン、ポリウレタン、ポリアクリール、ポリオレフィン、又はこれらの組み合わせを含むが、これに限定されるものではない。
基板110上に複数の薄膜トランジスター120が形成される。薄膜トランジスター120は、サブ画素PX毎に一つ又は二つ以上含まれ、例えば少なくとも一つのスイッチング薄膜トランジスター及び/又は少なくとも一つの駆動薄膜トランジスターを含む。薄膜トランジスター120が形成された基板110は、薄膜トランジスター基板(TFT substrate)又は薄膜トランジスターバックプレーン(TFT backplane)と呼ばれる。
発光素子130は、サブ画素PX毎に配置されてサブ画素PX毎に独立的に駆動される。発光素子130は、例えば発光ダイオードであり、有機発光体を含む有機発光ダイオード、無機発光体を含む無機発光ダイオード、有機-無機発光体を含む有機-無機発光ダイオード、又はマイクロ単位の発光体が配列されたマイクロ発光ダイオードである。
発光素子130は、青色サブ画素PX(B)に位置する青色発光素子130B、緑色サブ画素PX(G)に位置する緑色発光素子130G、及び赤色サブ画素PX(R)に位置する赤色発光素子130Rを含む。
青色発光素子130Bは、下部電極131B、上部電極132B、及び青色発光層133Bを含み、緑色発光素子130Gは、下部電極131G、上部電極132G、及び緑色発光層133Gを含み、赤色発光素子130Rは、下部電極131R、上部電極132R、及び赤色発光層133Rを含む。
下部電極(131B、131G、131R)及び上部電極(132B、132G、132R)のうちのいずれか一つはアノードであり、他の一つはカソードである。下部電極(131B、131G、131R)及び上部電極(132B、132G、132R)のうちのいずれか一つは画素電極であり、他の一つは共通電極であり、例えば下部電極(131B、131G、131R)は画素電極であり、上部電極(132B、132G、132R)は共通電極である。下部電極(131B、131G、131R)及び上部電極(132B、132G、132R)は、それぞれ独立して透光電極又は反射電極であり、下部電極(131B、131G、131R)及び上部電極(132B、132G、132R)のうちの少なくとも一つは透光電極であり、例えば上部電極(132B、132G、132R)は透光電極である。透光電極は、約80%以上、約85%以上、約90%以上、又は約95%以上の透光率を有し、例えば酸化物導電体、炭素導電体、及び金属薄膜のうちの少なくとも一つを含む。酸化物導電体は、例えばインジウムスズ酸化物(indium tin oxide:ITO)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide:IZO)、亜鉛スズ酸化物(zinc tin oxide:ZTO)、アルミニウムスズ酸化物(Aluminum tin oxide:ATO)、及びアルミニウム亜鉛酸化物(Aluminum zinc oxide:AZO)から選択される一つ以上であり、炭素導電体はグラフェン及び炭素ナノ体から選択される一つ以上であり、金属薄膜は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、銀(Ag)、金(Au)、これらの合金、又はこれらの組み合わせを含む非常に薄い薄膜である。反射電極は、例えばアルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、又はこれらの合金のような反射導電体を含む。
青色発光層133Bは青色光を放出し、緑色発光層133Gは緑色光を放出し、赤色発光層133Rは赤色光を放出する。例えば青色発光層133B、緑色発光層133G、及び赤色発光層133Rは、それぞれ青色光、緑色光、及び赤色光を放出する有機発光物質を含み、例えばそれぞれ少なくとも一つのホスト物質と蛍光又は燐光ドーパントとを含む。
下部電極131Bと青色発光層133Bとの間及び/又は上部電極132Bと青色発光層133Bとの間には、少なくとも一つの電荷補助層(図示せず)を更に含む。下部電極131Gと緑色発光層133Gとの間及び/又は上部電極132Gと緑色発光層133Gとの間には、少なくとも一つの電荷補助層(図示せず)を更に含む。下部電極131Rと赤色発光層133Rとの間及び/又は上部電極132Rと赤色発光層133Rとの間には、少なくとも一つの電荷補助層(図示せず)を更に含む。
複数の青色発光素子130B、複数の緑色発光素子130G、及び複数の赤色発光素子130Rは、基板110の面方向(例えばxy方向)に沿って交互に配列される
絶縁層140は、基板110の全面に形成されて、基板110と発光素子130との間に位置する。絶縁層140は、発光素子130の下部電極(131B、131G、131R)と薄膜トランジスター120とを電気的に連結するための接触孔(コンタクトホール)141を有する。
画素定義層150も基板110の全面に形成されて、隣接するサブ画素PXの間に位置して各サブ画素PXを区画する。画素定義層150は、各サブ画素PXに位置する複数の開口部151を有し、開口部151には発光素子130が位置する。
表示パネル100は、発光素子130を覆う封止層(encapsulation layer)又は封止板(encapsulation plate)(図示せず)を更に含む。封止層又は封止板は、ガラス基板、高分子基板、金属薄膜、及び/又は絶縁薄膜を含むが、これに限定されるものではない。封止層又は封止板は、発光素子130上に追加的に形成されるか又は接着剤(図示せず)を使用して付着される。封止層又は封止板は、発光素子130を保護して電子装置1000の表面を形成する。
表示パネル100は、タッチスクリーンパネル(touch screen panel:TSP、図示せず)を更に含む。タッチスクリーンパネルは、発光素子130と封止層又は封止板との間に位置するか、或いは封止層又は封止板の上に位置する。タッチスクリーンパネルは、表示パネル100の所定のサブ画素PXに接触する認識ターゲット40に基づいて一つ以上の信号を発生する。従って、認識ターゲット40に接触する所定のサブ画素PXは、タッチスクリーンパネルにより発生した一つ以上の信号処理に基づいて判断される。
表示パネル100は、例えば上部電極(132B、132G、132R)側に光が放出される前面発光(top emission)タイプである。
生体認識センサー200は、表示パネル100に積層されて、例えば表示パネル100の下部に位置する。
生体認識センサー200は、例えば指紋、血管模様、紅彩、又は顔のような生体イメージを認識するセンサーであるか、或いは血管の血流変化のような生体信号を認識するセンサーである。生体認識センサー200は、例えば光学タイプのセンサーである。生体認識センサー200は、例えば指紋認識センサーであり、例えば光学タイプの指紋認識センサーである。
生体認識センサー200は、表示パネル100から放出された光が生体(例えば指)又はツールのような認識ターゲット40により反射された光を検出する。具体的に、表示パネル100の発光素子130から放出された光は生体又はツールで反射され、反射された光は生体認識センサー200で検出される。
生体認識センサー200は、例えばCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサーである。
生体認識センサー200は、基板210及び光電変換領域215を含む。
図5を参照すると、基板210は、CMOS駆動のための基板であり、例えばシリコンウエハーのようなシリコン基板である。基板210は、後述する光電変換素子220に電気的に連結される電荷貯蔵所211、光電変換素子220と電荷貯蔵所211とを連結するトレンチ212、及び伝送トランジスターのようなトランジスター(図示せず)を含む。ここで、基板210内に位置するトランジスターは、上述した表示パネル100内の薄膜トランジスター(TFT)とは異なり、薄膜トランジスター(TFT)を除外する。
基板210は、シリコンフォトダイオード(Si photodiode)のような光感知素子を含まない。これにより、基板210内に光感知素子を形成する工程を省略することができるため、工程を大幅に単純化できると共に、光感知素子を形成する工程により発生し得るノイズ(noise)を減少させて生体認識センサー200の性能を改善させることができる。また基板210内に光感知素子が占める厚さ及び幅だけ空間を節約することができるため、回路設計の空間を十分に確保できると共に、生体認識センサー200の厚さを大幅に減少させることができ、スリム型生体認識センサーを具現することができる。例えば、一般にシリコン基板内に光感知素子を形成するためには、少なくとも約3μm厚さを確保しなければならない反面、光感知素子が不要な基板210は光感知素子の厚さだけ基板の厚さを減少させることができる。
基板210の下部又は上部には配線層213が形成される。図面では、配線層213が基板210の上部に位置するFSI(front side illumination)構造を示したが、これに限定されず、配線層213が基板210の下部に位置するBSI(back side illumication)構造であり得る。配線層213は、一つ又は二つ以上の層間絶縁層213-1、複数の金属配線213-2、及び複数のコンタクトホール213-3を含む。金属配線213-2は、例えばアルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、及びこれらの合金のような低い比抵抗を有する金属を含むが、これに限定されるものではない。複数のコンタクトホール213-3は、充填材で満たされる。
基板210は、一つ以上含み、例えば複数のシリコン基板と複数の配線層とが積層された積層型CMOS基板である。
基板210上には光電変換領域215が位置する。光電変換領域215は、例えば基板210の面方向(例えばxy方向)に沿って配列され、例えば上述した隣接する発光素子130の間の領域に重なり、例えば上述した発光素子130に一部重なるように位置する。各光電変換領域215は、複数の光電変換素子220を含む。複数の光電変換素子220は、行及び/又は列に沿って配列される。
一例として、光電変換領域215は、表示パネル100の非表示領域800に少なくとも一部重なるように位置し、これにより、発光素子130から放出された光が認識ターゲット40で反射されて光電変換領域215に効果的に入射する。
光電変換素子220は、所定の波長スペクトルの光を吸収して光電変換し、光電変換により生成された電荷(正孔及び電子)から電気的信号を得ることができる。
光電変換素子220は、互いに向き合う下部電極221及び上部電極222、並びに下部電極221と上部電極222との間に位置する光電変換層223を含み、選択的に封止層230及び集光レンズ240を含む。
下部電極221及び上部電極222のうちのいずれか一つはアノードであり、他の一つはカソードである。下部電極221及び上部電極222は、それぞれ独立して透光電極又は反射電極であり、例えば下部電極221及び上部電極222のうちの少なくとも一つは透光電極であり、例えば上部電極222は透光電極である。透光電極は、例えば酸化物導電体、炭素導電体、及び金属薄膜のうちの少なくとも一つを含み、酸化物導電体は、例えばITO、IZO、ZTO、ATO、及びAZOから選択される一つ以上であり、炭素導電体はグラフェン及び炭素ナノ体から選択される一つ以上であり、金属薄膜は、Al、Mg、Ag、Au、これらの合金、又はこれらの組み合わせを含む非常に薄い薄膜である。反射電極は、例えばAl、Ag、Au、又はこれらの合金のような反射導電体を含む。
光電変換層223は、所定波長領域の光を選択的に吸収する波長選択性を有し、例えば可視光線波長スペクトルの光を選択的に吸収する。
一例として、光電変換層223は、可視光線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収し、赤外線波長スペクトルの光を吸収しない。ここで可視光線波長スペクトルは、例えば約380nm以上750nm未満、約400nm~700nm、又は約420nm~700nmであり、赤外線波長スペクトルは、約750nm以上、約750nm~20μm、約780nm~20μm、約800nm~20μm、約750nm~15μm、約780nm~15μm、約800nm~15μm、約750nm~10μm、約780nm~10μm、約800nm~10μm、約750nm~5μm、約780nm~5μm、約800nm~5μm、約750nm~3μm、約780nm~3μm、約800nm~3μm、約750nm~2μm、約780nm~2μm、約800nm~2μm、約750nm~1.5μm、約780nm~1.5μm、又は約800nm~1.5μmである。例えば、光電変換層223は、約380nm以上750nm未満、約400nm~700nm、又は約420nm~700nmの全体波長スペクトルの光を吸収し、例えば約400nm以上500nm未満、約500nm~600nm、及び約600nm超700nmでの吸光度がそれぞれ約0.1以上、約0.2以上、約0.3以上、約0.4以上、又は約0.5以上を満足する。例えば、光電変換層223は、約750nm以上、約750nm~20μm、約780nm~20μm、約800nm~20μm、約750nm~15μm、約780nm~15μm、約800nm~15μm、約750nm~10μm、約780nm~10μm、約800nm~10μm、約750nm~5μm、約780nm~5μm、約800nm~5μm、約750nm~3μm、約780nm~3μm、約800nm~3μm、約750nm~2μm、約780nm~2μm、約800nm~2μm、約750nm~1.5μm、約780nm~1.5μm、又は約800nm~1.5μmの波長スペクトルの光を吸収せず、例えば約750nm以上、約750nm~20μm、約780nm~20μm、800nm~20μm、約750nm~15μm、約780nm~15μm、約800nm~15μm、約750nm~10μm、約780nm~10μm、約800nm~10μm、約750nm~5μm、約780nm~5μm、約800nm~5μm、約750nm~3μm、約780nm~3μm、約800nm~3μm、約750nm~2μm、約780nm~2μm、約800nm~2μm、約750nm~1.5μm、約780nm~1.5μm、又は約800nm~1.5μmでの光電変換層223の吸光度は、約0.1未満、約0.05未満、約0.03未満、約0.02未満、約0.01未満、又は0である。
一例として、上述した表示パネル100は、青色光、緑色光、及び赤色光を含む可視光線波長スペクトルの光を放出し、光電変換層223は、表示パネル100から放出された可視光線波長スペクトルの光が認識ターゲット40で反射された光である可視光線波長スペクトルの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収して光電変換する。
一例として、光電変換層223は、pn接合(pn junction)を形成するp型半導体及びn型半導体を含み、p型半導体及びn型半導体は、外部で光を受けてエキシトン(exciton)を生成した後、生成されたエキシトンを正孔及び電子に分離する。p型半導体及びn型半導体は、それぞれ1種又は2種以上であり、それぞれ可視光線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収する吸光物質である。例えば、p型半導体及び/又はn型半導体は、可視光線波長スペクトルの全体の光を吸収する吸光物質である。例えば、p型半導体及び/又はn型半導体は、青色光、緑色光、及び赤色光のうちのいずれか一つ又は二つを選択的に吸収する吸光物質であり、それぞれ異なる波長スペクトルの光を吸収する複数の物質を組み合わせて可視光線波長スペクトルの全体の光を吸収する。p型半導体及びn型半導体のうちの少なくとも一つは、有機吸光物質である。
光電変換層223は、p型半導体とn型半導体とがバルクヘテロ接合(bulk heterojunction)形態に混合された真性層(intrinsic layer、I層)である。この場合、p型半導体とn型半導体とは、約1:9~9:1の体積比(厚さ比)で混合され、上記範囲内で、例えば約2:8~8:2の体積比(厚さ比)で混合され、上記範囲内で、例えば約3:7~7:3の体積比(厚さ比)で混合され、上記範囲内で、例えば約4:6~6:4の体積比(厚さ比)で混合され、上記範囲内で、例えば約5:5の体積比(厚さ比)で混合される。
光電変換層223は、p型半導体を含むp型層とn型半導体を含むn型層とを含む二重層を含む。この場合、p型層とn型層との厚さ比は、約1:9~9:1であり、上記範囲内で、例えば約2:8~8:2、約3:7~7:3、約4:6~6:4、又は約5:5である。
光電変換層223は、真性層(I層)以外にp型層及び/又はn型層を更に含む。p型層はp型半導体を含み、n型層はn型半導体を含む。例えば、p型層/I層、I層/n型層、p型層/I層/n型層などの多様な組み合わせで含まれる。
一例として、上部電極222を通じて認識ターゲット40で反射された光が入射して光電変換層223で可視光線波長スペクトルの光を吸収すると内部でエキシトンが生成され、エキシトンは光電変換層223内で正孔と電子とに分離され、分離された正孔は下部電極221及び上部電極222のうちのいずれか一つであるアノード側に移動し、分離された電子は下部電極221及び上部電極222のうちの他の一つであるカソード側に移動して電流が流れる。分離された電子及び/又は正孔は電荷貯蔵所211に集められる。
一例として、光電変換層223はp型半導体又はn型半導体を含み、p型半導体又はn型半導体は下部電極221又は上部電極222とショットキー接合(schottky junction)を形成する。ショットキー接合は光電変換層223内に形成された電荷トラップサイト(charge carrier trap sites)により形成され、電荷トラップサイトは、有機物の整列(arrangement)、配向(alignment)、及び/又はスタッキング(stacking)のような分子自体の構造(conformation)により光電変換層223内に意図的又は非意図的に存在する。
ショットキー接合は、電極とp型半導体との間又は電極とn型半導体との間に形成されるため、pn接合とは異なり、p型半導体及びn型半導体を共に含まない。p型半導体又はn型半導体は、1種又は2種以上含む。例えば、p型半導体又はn型半導体は、可視光線波長スペクトルの全体の光を吸収する吸光物質である。例えば、p型半導体又はn型半導体は、青色光、緑色光、及び赤色光のうちのいずれか一つ又は二つを選択的に吸収する吸光物質であり、それぞれ異なる波長スペクトルの光を吸収する複数の物質を組み合わせて可視光線波長スペクトルの全体の光を吸収する。p型半導体又はn型半導体は、有機吸光物質である。
例えば、光電変換層223に認識ターゲット40で反射された光が入射すると、p型半導体又はn型半導体の光吸収により光生成電荷(photo-generated charges)が生成され、このような光生成電荷は、光電変換層223内の電荷トラップサイトに捕獲されながら下部電極221と光電変換層223との間又は上部電極222と光電変換層223との間にショットキー接合の界面バンド曲げ(interfacial band bending)を誘導して下部電極221と光電変換層223との間又は上部電極222と光電変換層223との間のエネルギー障壁(energy barrier)を低めるか又は除去する。これにより、逆バイアス(reverse bias)のように下部電極221又は上部電極222の間に印加された外部電圧により下部電極221又は上部電極222から光電変換層223に電荷が効果的に注入される。即ち、認識ターゲット40により光電変換層223に生成された光生成電荷は、ショットキー接合の界面バンド曲げを誘導するスイッチング(switching)の役割を果たし、外部電圧の印加により下部電極221又は上部電極222から光電変換層223に電荷が効果的に注入され、注入された電荷は、上部電極222又は下部電極221に伝達されて生体認識センサー200の電気的信号で読み取ることができる。この時、印加された電圧の強さにより電荷の量(電流量)を調節することができ、印加された電圧の強さが大きいほど電流量を高めることができるため、pn接合とは異なり、弱い反射光も外部バイアスの調節により十分な電流量を得ることができるため、生体認識センサー200を効果的に具現することができる。
光電変換層223は、光電変換領域215の全面(whole surface)に形成される。これにより、可視光線波長スペクトルの光を選択的に吸収し、光面積を増やして高い吸光効率を有することができる。
光電変換層223は、約5nm~1000nmの厚さを有し、上記範囲内で約5nm~800nm又は約5nm~500nmの厚さを有する。上記範囲の厚さを有することによって光を効果的に吸収し、正孔と電子とを効果的に分離及び伝達することによって光電変換効率を効果的に改善することができる。
光電変換素子220は、下部電極221と光電変換層223との間及び/又は上部電極222と光電変換層223との間に位置するバッファー層(図示せず)を更に含む。バッファー層は、それぞれ独立して、正孔伝達層、正孔注入層、正孔抽出層、電子遮断層、電子伝達層、電子注入層、電子抽出層、正孔遮断層、光学補助層、又はこれらの組み合わせである。バッファー層は、光電変換層223で分離された電荷(正孔及び電子)をそれぞれ下部電極221及び上部電極222に効果的に伝達又は抽出させると共に、外部で電圧印加時、下部電極221から光電変換層223に電荷が逆に注入又は伝達されるか、或いは上部電極222から光電変換層223に電荷が逆に注入又は伝達されることを遮断する。従って、光電変換素子220の光電変換効率を上げると共に、暗電流(dark current)及び残留電子(remaining charge carriers)を効果的に減らして光電変換素子220の効率及び感度を改善させることができる。例えば、バッファー層のうちの少なくとも一つは、有機バッファー層である。例えば、バッファー層のうちの少なくとも一つは、無機バッファー層であり、例えばイッテルビウム(Yb)のようなランタン族元素、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、アルミニウム(Al)、又はこれらの合金を含む。
光電変換素子220は、上部電極222の上部に位置する反射防止層(図示せず)を更に含む。反射防止層は、光が入射する側に配置されて入射光の反射度を低めることによって光吸収度を更に改善する。反射防止層は、例えば約1.6~2.5の屈折率を有する物質を含み、例えば上記範囲の屈折率を有する金属酸化物、金属硫化物、及び有機物のうちの少なくとも一つを含む。反射防止層は、例えばアルミニウム含有酸化物、モリブデン含有酸化物、タングステン含有酸化物、バナジウム含有酸化物、レニウム含有酸化物、ニオビウム含有酸化物、タンタル含有酸化物、チタン含有酸化物、ニッケル含有酸化物、銅含有酸化物、コバルト含有酸化物、マンガン含有酸化物、クロム含有酸化物、テルル含有酸化物、又はこれらの組み合わせのような金属酸化物;亜鉛スルフィドのような金属硫化物;又はアミン誘導体のような有機物を含むが、これに限定されるものではない。
封止層230は、光電変換素子220の上部に位置して光電変換素子220の全面を覆う。封止層230は、ガラス基板、高分子基板、金属薄膜、及び/又は絶縁薄膜を含むが、これに限定されるものではない。
集光レンズ240は、封止層230の上部に位置し、認識ターゲット40で反射された光の方向を制御して反射光を一つの地点に集める。集光レンズ240は、例えばシリンダー模様又は半球模様であるが、これに限定されるものではない。
表示パネル100の下部面と生体認識センサー200の上部面とは、直接当接し、例えば接着剤又は固定部材(図示せず)により付着される。
生体認識センサー200の下部にはバッテリー300が位置する。上述のように、生体認識センサー200は、基板210内にシリコンフォトダイオードのような別途の光感知素子を含まず、これにより、生体認識センサー200の厚さを大幅に減らしてスリム型生体認識センサーを具現することができるため、相対的にバッテリー300の十分な厚さを確保することができ、高容量バッテリーを採用することができる。
本実施形態による電子装置1000は、積層された表示パネル100及び生体認識センサー200を含み、表示パネル100から放出された光を光源として使用することによって別途の光源なしに光学型生体認識センサー200を具現することができる。従って、電子装置1000の体積を減らすことができ、別途の光源が占める面積による表示パネル100の開口率の低下を防止できると共に、別途の光源で消費する電力を節約することによって電子装置1000の消費電力を改善することができる。
また、本実施形態による電子装置1000は、可視光線波長スペクトルの光を放出する表示パネル100と、可視光線波長スペクトルの光の反射光を感知する生体認識センサー200とを含むことによって、生体認識センサー200に入射する光量を効果的に高めることができるため、生体認識センサー200の感度を改善することができ、これにより、電子装置1000は改善した生体認識正確度を示すことができる。
また、本実施形態による電子装置1000は、表示パネル100と生体認識センサー200とをそれぞれ製造した後、結合又は付着して製造することができるため、製造工程を単純化することができる。
また、本実施形態による電子装置1000で、生体認識センサー200は、上述のように波長選択性を有する光電変換素子220を含むことによって、赤外線波長スペクトルを遮断するための別途の赤外線遮断フィルター(IR cut-filter)を含まなくてもよい。仮に、生体認識センサー200がシリコンフォトダイオードのような光感知素子を含む場合、シリコンフォトダイオードの広範囲な吸収波長スペクトル(可視光領域~赤外線領域)により赤外線遮断フィルターが必須的に要求され、赤外線遮断フィルターなしではノイズが大幅に増加して所望する生体認識機能を行うことになる。本実施形態による電子装置1000は、生体認識センサー200で可視光線波長スペクトルの光を選択的に吸収することによって赤外線遮断フィルターなしでも赤外光によるノイズ発生を根本的に遮断することができ、これにより、費用節減及び薄型電子装置を具現することができる。
また、本実施形態による電子装置1000で、生体認識センサー200は、上述のようにシリコンフォトダイオードのような基板210内の光感知素子の代わりに光電変換素子220を含むことによって光感知素子を形成する工程を省略することができるため、工程を大幅に単純化できると共に、光感知素子を形成する工程により発生するノイズを減少させて、生体認識センサー200の性能を改善させることができる。また、基板210内に光感知素子が占める厚さ及び幅だけ空間を節約することができるため、回路設計の空間を確保できると共に、生体認識センサー200の厚さを大幅に減らすことができるため、スリム型生体認識センサー及び薄型電子装置を具現することができる。例えば、光電変換素子220の厚さは、約1μm以下、約0.8μm以下、約0.7μm以下、約0.5μm以下、約0.4μm以下、約50nm~1μm、約50nm~約0.8μm、約50nm~約0.7μm、約50nm~約0.5μm、又は約50nm~約0.4μmである。これにより、生体認識センサー200の厚さは、約0.5mm以下であり、上記範囲内で約0.4mm以下、約0.3mm以下、又は約0.2mm以下である。
また、本実施形態による電子装置1000で、光電変換層223を含む光電変換素子220は、シリコンフォトダイオードと比較して2倍以上高い光吸収度を有するため、より薄い厚さで同一の効率の生体認識センサー200を具現することができる。これにより、スリム型高性能生体認識センサー200を具現することができる。
本実施形態による電子装置1000で認識ターゲット40を認識する方法は、例えば表示パネル100の発光素子130及び生体認識センサー200を駆動して発光素子130から放出された光のうち、認識ターゲット40で反射された光を生体認識センサー200で検出する段階と、予め保存された認識ターゲット40のイメージと生体認識センサー200で検出された認識ターゲット40のイメージとを比較する段階と、比較されたイメージの一致性を判断し、一致する場合に認識ターゲット40の認識が完了したという判断に基づき生体認識センサー200をターンオフし、電子装置1000に対するユーザーアクセスを許可して画像を表示するように表示パネル100を駆動する段階と、を有する。
一実施形態による電子装置の他の例について図6を図1~図4と共に参照して説明する。
図6は、図4の電子装置の光電変換素子の他の例を示す断面図である。
本実施形態による電子装置1000は、上述した実施形態と同様に、積層された表示パネル100及び生体認識センサー200を含み、表示パネル100は、基板110、基板110上に形成された薄膜トランジスター120、発光素子130、絶縁層140、及び画素定義層150を含み、生体認識センサー200は、基板210及び基板210上に位置する光電変換領域215を含む。
しかし、図6を参照すると、本実施形態による電子装置1000は、上述した実施形態とは異なり、光電変換領域215が可視光線波長スペクトルのうちの一部の波長スペクトルの光を選択的に吸収及び感知する青色光電変換素子220B、緑色光電変換素子220G、及び赤色光電変換素子220Rを含む。各光電変換領域215は、青色光電変換素子220B、緑色光電変換素子220G、及び赤色光電変換素子220Rを複数個含む。
青色光電変換素子220Bは青色光を選択的に吸収して感知し、緑色光電変換素子220Gは緑色光を選択的に吸収して感知し、赤色光電変換素子220Rは赤色光を選択的に吸収して感知する。ここで、青色光、緑色光、又は赤色光を選択的に吸収するということは、吸光スペクトルの最大吸収波長(λmax、A)が約380nm以上500nm未満、約500nm~600nm、又は約600nm超700nm以下で存在し、当該波長領域内の吸光スペクトルがその他の波長領域の吸光スペクトルよりも顕著に高いことを意味し、ここで顕著に高いということは、吸光スペクトルの総面積に対して、例えば約70%~100%、約75%~100%、約80%~100%、約85%~100%、約90%~100%、又は約95%~100%が当該波長領域に属することである。ここで、青色光、緑色光、又は赤色光を選択的に感知するということは、外部量子効率(EQE)スペクトルの最大ピーク波長(λmax、EQE)が約380nm以上500nm未満、約500nm~600nm、又は約600nm超700nm以下で存在し、当該波長領域内のEQEスペクトルがその他の波長領域のEQEスペクトルよりも顕著に高いことを意味し、ここで顕著に高いということは、EQEスペクトルの総面積に対して、例えば約70%~100%、約75%~100%、約80%~100%、約85%~100%、約90%~100%、又は約95%~100%が当該波長領域に属することである。
青色光電変換素子220Bは、下部電極221、上部電極222、及び青色光を選択的に吸収する青色光電変換層223Bを含む。青色光電変換層223Bは、pn接合を形成するp型半導体及びn型半導体を含むか、或いは下部電極221又は上部電極222とショットキー接合を形成するp型半導体又はn型半導体を含む。p型半導体及び/又はn型半導体のうちの少なくとも一つは、青色光を選択的に吸収する吸光物質を含む。一例として、上部電極222を通じて認識ターゲット40で反射された光が入射して青色光電変換層223Bで青色光を吸収すると内部でエキシトンが生成され、エキシトンは青色光電変換層223B内で正孔と電子とに分離され、分離された正孔は下部電極221及び上部電極222のうちのいずれか一つであるアノード側に移動し、分離された電子は下部電極221及び上部電極222のうちの他の一つであるカソード側に移動して電流が流れる。分離された電子及び/又は正孔は、電荷貯蔵所211Bに集められる。
緑色光電変換素子220Gは、下部電極221、上部電極222、及び緑色光を選択的に吸収する緑色光電変換層223Gを含む。緑色光電変換層223Gは、pn接合を形成するp型半導体及びn型半導体を含むか、或いは下部電極221又は上部電極222とショットキー接合を形成するp型半導体又はn型半導体を含む。p型半導体及び/又はn型半導体のうちの少なくとも一つは、緑色光を選択的に吸収する吸光物質を含む。一例として、上部電極222を通じて認識ターゲット40で反射された光が入射して緑色光電変換層223Gで緑色光を吸収すると内部でエキシトンが生成され、エキシトンは緑色光電変換層223G内で正孔と電子とに分離され、分離された正孔は下部電極221及び上部電極222のうちのいずれか一つであるアノード側に移動し、分離された電子は下部電極221及び上部電極222のうちの他の一つであるカソード側に移動して電流が流れる。分離された電子及び/又は正孔は、電荷貯蔵所211Gに集められる。
赤色光電変換素子220Rは、下部電極221、上部電極222、及び赤色光を選択的に吸収する赤色光電変換層223Rを含む。赤色光電変換層223Rは、pn接合を形成するp型半導体及びn型半導体を含むか、或いは下部電極221又は上部電極222とショットキー接合を形成するp型半導体又はn型半導体を含む。p型半導体及び/又はn型半導体のうちの少なくとも一つは、赤色光を選択的に吸収する吸光物質を含む。一例として、上部電極222を通じて認識ターゲット40で反射された光が入射して赤色光電変換層223Rで赤色光を吸収すると内部でエキシトンが生成され、エキシトンは赤色光電変換層223R内で正孔と電子とに分離され、分離された正孔は下部電極221及び上部電極222のうちのいずれか一つであるアノード側に移動し、分離された電子は下部電極221及び上部電極222のうちの他の一つであるカソード側に移動して電流が流れる。分離された電子及び/又は正孔は、電荷貯蔵所211Rに集められる。
青色光電変換素子220B、緑色光電変換素子220G、及び赤色光電変換素子220Rは、光電変換領域215内で基板210の面方向(例えばxy方向)に沿って交互に配列され、青色光電変換素子220B、緑色光電変換素子220G、及び赤色光電変換素子220Rは、例えば行及び/又は列に沿って反復的に配列される。
生体認識センサー200は、可視光線波長領域内でそれぞれ異なる波長選択性を有する複数の光電変換素子(220B、220G、220R)を含むことによって、色分離のための別途の色フィルター(color filter)を含まなくてもよい。これにより、色フィルターにより発生し得る光損失、工程増加、及び厚さ増加を防止することができる。
本実施形態による電子装置1000は、可視光線波長領域内で波長選択性を有する複数の光電変換素子(220B、220G、220R)を含む生体認識センサー200を含むことによって青色光、緑色光、及び赤色光の感度(sensitivity)を高め、波長スペクトルの混用なしに色分離特性を改善することができる。これにより、本実施形態による電子装置1000は、上述した効果以外に、アンチ-スプーフィング(anti-spoofing)効果を追加的に具現することができる。例えば、本実施形態による電子装置1000は、認識ターゲット40で反射された光の色分離特性を高めて認識ターゲット40の形状の細密性を一層高めることができ、選択的に反射光の色(例えば皮膚色)も認識することができるため、認証の正確性を一層高めることができる。
一実施形態による電子装置の更に他の例について図7を図1~4と共に参照して説明する。
図7は、図1及び図2の電子装置の他の例を示す断面図であり、図8は、図7の電子装置の光電変換素子の一例を示す断面図であり、図9は、図7の電子装置の光電変換素子の他の例を示す断面図である。
図7を参照すると、本実施形態による電子装置1000は、上述した実施形態と同様に、積層された表示パネル100、生体認識センサー200、及び選択的にバッテリー300を含み、表示パネル100は、基板110、基板110上に形成された薄膜トランジスター120、発光素子130、絶縁層140、及び画素定義層150を含み、生体認識センサー200は、基板210及び基板210上に位置する光電変換領域215を含む。
しかし、本実施形態による電子装置1000は、上述した実施形態とは異なり、発光素子130に青色発光素子130B、緑色発光素子130G、及び赤色発光素子130R以外に、赤外線波長スペクトルの光(以下、「赤外光」という)を放出する赤外線発光素子130IRを更に含む。赤外線波長スペクトルは、上述した可視光線波長スペクトルよりも長波長スペクトルであり、例えば約750nm以上、約750nm~20μm、約780nm~20μm、約800nm~20μm、約750nm~15μm、約780nm~15μm、約800nm~15μm、約750nm~10μm、約780nm~10μm、約800nm~10μm、約750nm~5μm、約780nm~5μm、約800nm~5μm、約750nm~3μm、約780nm~3μm、約800nm~3μm、約750nm~2μm、約780nm~2μm、約800nm~2μm、約750nm~1.5μm、約780nm~1.5μm、又は約800nm~1.5μmである。赤外線発光素子130IRは、別途の赤外線サブ画素(図示せず)に位置し、青色サブ画素PX(B)、緑色サブ画素PX(G)、及び/又は赤色サブ画素PX(R)内に位置する。
赤外線発光素子130IRは、下部電極131IR、上部電極132IR、及び赤外線発光層133IRを含む。下部電極131IR及び上部電極132IRは、上述した下部電極(131B、131G、131R)及び上部電極(132B、132G、132R)と同一である。赤外線発光層133IRは、赤外光を放出し、例えば赤外光を放出する有機発光物質を含み、例えば少なくとも一つのホスト物質と蛍光又は燐光ドーパントとを含む。
また、図8又は図9を図7と共に参照すると、本実施形態による電子装置1000は、上述した実施形態とは異なり、生体認識センサー200に可視光線波長スペクトルの光を吸収して感知する光電変換領域215以外に、赤外線光を選択的に吸収して感知する赤外線光電変換領域215IRを更に含む。
赤外線光電変換領域215IRは、赤外線光電変換素子220IRを含み、赤外線光電変換素子220IRは、図5又は図6に示した光電変換素子220で可視光線波長スペクトルの光を吸収する光電変換層223の代わりに赤外線波長スペクトルの光を選択的に吸収及び感知する赤外線光電変換層223IRを含む。赤外線光電変換層223IRは、赤外線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収し、例えば有機赤外線吸収物質、無機赤外線吸収物質、及び/又は有機-無機赤外線吸収物質を含む。具体的な内容は上述の通りである。
図7及び図8は、図4及び図5に示した電子装置1000に赤外線発光素子130IR及び赤外線光電変換領域215IRを追加的に含む構成を示し、図7及び図9は、図4及び図6に示した電子装置1000に赤外線発光素子130IR及び赤外線光電変換領域215IRを追加的に含む構成を示している。
本実施形態による電子装置1000は、赤外線発光素子130IR及び赤外線光電変換領域215IRを追加的に含むことによって赤外線発光素子130IRから放出された赤外光が認識ターゲット40で反射された光を赤外線光電変換領域215IRで検出する。赤外線光電変換領域215IRで光電変換により生成された電荷は電荷貯蔵所に集められ、イメージプロセスを経て認識ターゲット40のターゲットイメージを獲得し、ターゲットイメージを予め保存された認識ターゲット40のイメージと比較して認証を行う。特に、赤外光は長波長特性により生体の浸透深さがより深くなり、それぞれ異なる距離に位置する情報も効果的に得ることができるため、指紋以外に静脈のような血管のイメージ又は変化、紅彩、及び/又は顔面などを効果的に感知することができるため、活用範囲をより広げることができる。
図10は、一実施形態による電子装置1000の他の例を示す概略図である。
図10を参照すると、電子装置1000は、上述した構成要素以外に、バス1310、プロセッサー1320、メモリ1330、及び少なくとも一つの付加装置1340を更に含む。上述した表示パネル100、生体認識センサー200、プロセッサー1320、メモリ1330、及び少なくとも一つの付加装置1340の情報は、バス1310を通じて互いに伝達される。
プロセッサー1320は、論理回路を含むハードウェア;プロセッサー遂行ソフトウェアのようなハードウェア/ソフトウェアの組み合わせ;又はこれらの組み合わせのような一つ以上の処理回路(processing circuitry)を含む。例えば、処理回路は、中央処理回路(central processing unit:CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit:ALU)、デジタル信号プロセッサー(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)、システム-オン-チップ(System-on-Chip:SoC)、プログラム可能な論理単位(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー(microprocessor)、注文型半導体(application-specific integrated circuit:ASIC)などである。一例として、処理回路は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶装置(non-transitory computer readable storage device)を含む。プロセッサー1320は、例えば表示パネル100のディスプレイ動作を制御するか、又は生体認識センサー200のセンサー動作を制御する。
メモリ1330は指示プログラムを保存し、プロセッサー1320は保存された指示プログラムを実行して表示パネル100及び生体認識センサー200に関連する機能を行う。
一つ以上の付加装置1340は、一つ以上の通信インターフェース(例えば、無線通信インターフェース、有線インターフェース)、ユーザーインターフェース(例えば、キーボード、マウス、ボタンなど)、電源供給装置、及び/又は電源供給インターフェース、又はこれらの組み合わせである。
本明細書で説明したユニット及び/又はモジュールは、ハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素を使用して具現される。例えば、ハードウェア構成要素は、マイクロフォン、増幅器、帯域通過フィルター、オーディオ-デジタル変換器、及び処理装置を含む。処理装置は、算術、論理、及び入出力動作を行うことによってプログラムコードを遂行及び/又は実行するように構成された一つ以上のハードウェア装置を使用して具現される。処理装置は、プロセッサー、制御器、及び算術論理ユニット、デジタル信号プロセッサー、マイクロコンピュータ、フィールドプログラム可能アレイ、プログラム可能論理ユニット、マイクロプロセッサー、又は命令に応答して命令を実行する任意の他の装置を含む。処理装置は、運営体制(OS)及び運営体制で実行される一つ以上のソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、保存、作動、処理、及び生成する。
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はこれらの組み合わせを含み、処理装置を所望の通り動作するように独立的に又は集合的に指示及び/又は構成することによって処理装置を特殊目的に変換する。ソフトウェア及びデータは、機械、部品、物理的、又は仮想的装備、コンピュータ保存媒体又は装置、或いは処理装置に命令又はデータを提供するか、或いは解釈する信号波として永久的に又は一時的に具現される。ソフトウェアは、またネットワークで連結されたコンピュ-タシステムを通じて分散されてソフトウェアが分散方式で保存されて実行される。ソフトウェア及びデータは、一つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶装置に保存される。
上述の実施形態による方法は、上述の実施形態の多様な動作を具現するためのプログラム命令を含む非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶装置に記録される。記憶装置は、またプログラム命令、データファイル、データ構造などを単独で又は組み合わせて含む。記憶装置に記録されるプログラム命令は、本実施形態のために特別に設計されたものであるか、又はコンピュータソフトウェア当業者に公知となって使用されるものである。非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶装置の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD-ROMディスク、DVD及び/又はブルーレイディスクのような光学媒体;光ディスクのような光磁気媒体;及びROM、RAM、フラッシュメモリのようなプログラム命令を保存して遂行するように構成されたハードウェア装置などを含む。上述した装置は、上述した実施形態の動作を実行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成される。
以下、実施例を通じて、上述した実施形態をより詳細に説明する。但し、下記の実施例は単に説明の目的のためのものであり、権利範囲を制限するものではない。
≪センサーの作製≫
<実施例1>
ITO電極(150nm)/有機光電変換層(400nm)/ITO電極(28nm)構造の光電変換素子を形成してセンサー(1.8μm pixel pitch)を作製する。有機光電変換層は、約400nm~700nm波長領域の光を吸収する有機吸光物質を含む。
<参考例1>
シリコン基板(シリコンウエハー)の内部に約3μm厚さのフォトダイオードが集積されたBSI構造のセンサー(pixel pitch:1.8μm)を作製する。
≪評価I≫
実施例及び参考例によるセンサーの400nm~1100nm波長領域での効率を評価する。
図11は、実施例1及び参考例1によるセンサーの効率を示すグラフである。
図11を参照すると、実施例1によるセンサーは、参考例1によるセンサーと比較して約400nm~700nmの可視光線波長領域でより高い効率を示す反面、約750nm超の赤外線波長領域でより低い効率を示すことを確認することができる。これによって、実施例1によるセンサーは、参考例1によるセンサーと比較して可視光線波長領域の光に対する感度を改善することができ、赤外線波長領域の光によるノイズを減らすことができることを確認することができる。
≪評価II≫
実施例及び参考例によるセンサーのYSNR10を評価する。
センサーのYSNR10は、信号とノイズとの比率(signal/noise)が10になる最小光量(単位:lux)であり、ここで信号はFDTD(finite difference time domain method)方法で計算されたRGB原信号(RGB raw signal)を色補正マトリックス(color correction matrix:CCM)を通じた色補正段階を経て得られた信号の感度であり、ノイズはセンサーで信号を測定する時に発生するノイズである。色補正段階は、センサーから得られたRGB原信号を、イメージプロセシングを行って実際色との差を減らす過程である。YSNR10値が小さいほど、少ない光量で感度が良好であることを意味する。
その結果は表1の通りである。
Figure 2022044025000002
表1を参照すると、実施例によるセンサーは、参考例によるセンサーと比較してYSNR10が低くなることを確認することができ、これによって、センサーの感度が改善されることを確認することができる。
≪光学シミュレーションI≫
約500nm厚さの有機光電変換層を含むセンサー(実施例2)及び約3μm厚さのシリコンフォトダイオードを含むセンサー(参考例2)を設計し、実施例及び参考例によるセンサー(pixel pitch:3μm)の光の入射角度による出力電圧(output voltage)を比較する。
光の入射角度による出力電圧は、光源から照射された光の入射角度によるセンサーの光電子生成を電圧信号で読み取る方法で評価する。
その結果は表2の通りである。
Figure 2022044025000003
表2を参照すると、実施例によるセンサーは、参考例によるセンサーと比較して光の入射角度により出力電圧の変化が小さいことを確認することができる。
≪光学シミュレーションII≫
センサーの厚さによる光学クロストーク(optical crosstalk)を比較する。
光学クロストークは、finite difference time domain(FDTD)方法で評価する。
その結果は図12の通りである。
図12は、センサーの厚さによる光学クロストークを示すグラフである。
図12を参照すると、センサーの厚さが薄いほど光学クロストークが小さいことを確認することができる。これによって、約1μm以下の薄い光電変換素子を含むセンサーが約3μm以上の厚いシリコンフォトダイオードを含むセンサーと比較して光学クロストークが改善されることを予想することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
40 認識ターゲット
100 表示パネル
110、210 基板
120 薄膜トランジスター
130 発光素子
130B、130G、130R 青、緑、赤色発光素子
130IR 赤外線発光素子
131、131B、131G、131R、221 下部電極
132、132B、132G、132R、132IR、222 上部電極
133 発光層
133B、133G、133R 青、緑、赤色発光層
133IR 赤外線発光層
140 絶縁層
141 接触孔(コンタクトホール)
150 画素定義層
151 開口部
200 生体認識センサー
211、211B、211R、211G 電荷貯蔵所
212 トレンチ
213 配線層
213-1 層間絶縁層
213-2 金属配線
213-3 コンタクトホール
215 光電変換領域
215IR 赤外線光電変換領域
220 光電変換素子
220B、220G、220R 青、緑、赤色光電変換素子
220IR 赤外線光電変換素子
223 光電変換層
223B、223R、223G 青、緑、赤色光電変換層
223IR 赤外線光電変換層
230 封止膜
240 集光レンズ
300 バッテリー
800 非表示領域
1000 電子装置
1310 バス
1320 プロセッサー
1330 メモリ
1340 付加装置
PX サブ画素
PX(B)、PX(G)、PX(R) 青、緑、赤色サブ画素

Claims (20)

  1. 発光体を含む表示パネルと、
    前記表示パネルに積層されて前記表示パネルから放出された光が認識ターゲットにより反射された光を検出する生体認識センサーと、を備え、
    前記生体認識センサーは、
    シリコン基板と、
    前記シリコン基板上に位置して波長選択性を有する光電変換層を含む光電変換素子と、を含むことを特徴とする電子装置。
  2. 前記生体認識センサーは、CMOSセンサーであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記光電変換層は、可視光線波長スペクトル又は赤外線波長スペクトルのうちのいずれか一つを選択的に吸収することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記表示パネルは、可視光線波長スペクトルの光を放出し、
    前記光電変換層は、可視光線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の波長スペクトルの光を吸収し、赤外線波長スペクトルの光を吸収しないことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記光電変換層は、400nm~700nmの全体波長スペクトルの光を吸収し、800nm~20μmの全体波長スペクトルの光を吸収しないことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記光電変換層は、青色波長スペクトル、緑色波長スペクトル、及び赤色波長スペクトルから選択されるいずれか一つの波長スペクトルの光を選択的に吸収することを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  7. 赤外線波長スペクトルの光を放出する赤外線光源を更に含み、
    前記光電変換層は、前記赤外線波長スペクトルのうちの少なくとも一部の光を吸収することを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
  8. 前記光電変換素子は、互いに向き合う第1電極及び第2電極を更に含み、
    前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一つは、透光電極であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  9. 前記生体認識センサーは、赤外線遮断フィルターを含まないことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  10. 前記生体認識センサーは、色フィルターを含まないことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  11. 前記表示パネルは、
    前記発光体を含んで色を表示する表示領域と、
    前記表示領域を除いた非表示領域と、を含み、
    前記生体認識センサーは、前記非表示領域に重なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  12. 前記表示領域は、青色を表示する複数の第1サブ画素、緑色を表示する複数の第2サブ画素、及び赤色を表示する複数の第3サブ画素を含むサブ画素アレイを含み、
    前記生体認識センサーは、前記第1サブ画素、前記第2サブ画素、及び前記第3サブ画素から選択されるサブ画素のうちの少なくとも二つの間に位置することを特徴とする請求項11に記載の電子装置。
  13. 前記発光体は、有機発光体、量子ドット、ペロブスカイト、又はこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  14. 前記生体認識センサーの厚さは、0.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  15. CMOS駆動のためのシリコン基板上に位置して、第1電極、可視光線波長スペクトルの光を吸収して赤外線波長スペクトルの光を吸収しない光電変換層、及び第2電極を含む複数の光電変換素子が配列された生体認識センサーと、
    薄膜トランジスター基板上に位置して、第3電極、発光体を含む発光層、及び第4電極を含む複数の発光素子が配列された表示パネルと、を備えることを特徴とする電子装置。
  16. 前記生体認識センサーは、前記表示パネルから放出された光を光源として認識ターゲットにより反射された光を検出することを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
  17. 前記表示パネルは、前記生体認識センサーよりも前記認識ターゲットに近く位置することを特徴とする請求項16に記載の電子装置。
  18. バッテリーを更に含み、
    前記生体認識センサーは、前記表示パネルと前記バッテリーとの間に位置することを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
  19. 前記発光体は、有機発光体、量子ドット、ペロブスカイト、又はこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
  20. 前記光電変換素子は、前記複数の発光素子の間の領域に重なるように位置することを特徴とする請求項15に記載の電子装置。

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