JP2022043800A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022043800000001
【課題】中間転写ベルトと、複数の像担持体である感光体ドラムと、複数の感光体ドラム上の残留トナーを除去するように設けられた複数のクリーニングブレードと、中間転写ベルト上の残留トナーおよび異物を除去する中間転写クリーニング部材と、を有する画像形成装置において、像担持体のクリーニング不良を回避することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、フルカラー画像モードとモノクロ画像モードとを有する。画像形成装置の制御装置は、モノクロ画像モード時には、画像形成しない感光体ドラムにトナー帯を形成する。この際、複数の感光体ドラムにおいて、中間転写ベルトの回転方向下流側の感光体ドラムほどトナー供給量を少なくするように、トナー載り量を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した画像形成装に関する。
従来、電子写真プロセスを用いて像担持体(感光体又は中間転写体)にトナー像を形成し、トナー像を紙等の記録媒体に転写/定着する画像形成装置が広く知られている。
また、トナー像が転写された後の像担持体には、現像剤に起因する物質として転写残トナーや現像剤の外添剤、さらには記録媒体から発生する紙粉、填料が付着している。そこで、像担持体から転写残トナーや外添剤および紙粉をクリーニングする装置として、クリーニングブレードを像担持体に摺擦するブレードクリーニング装置が広く用いられている。
一方、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(BK)の複数の作像ユニットを中間転写ベルトに沿って配置したタンデム型のカラー画像形成装置においては、各色トナー像を作像ユニットから順次中間転写ベルトに転写して、中間転写ベルト上にカラートナー像を形成した後、このカラートナー像を記録用紙に転写している。
この種のカラー画像形成装置において、単色の画像形成を連続的に行う場合には、他の色について画像形成が行われない結果、クリーニングブレード部のトナーが枯渇状態になりやすい。そのため中間転写ベルトに付着した紙粉等が非画像形成中の作像ユニットの像担持体(感光体ドラム)に転移し、クリーニングブレードの当接部に挟まることで、トナーがすり抜けるといった画像不良が発生することがあった。
このため、特許文献1では画像形成後から感光ドラムの停止途中に、現像手段により感光ドラム上にトナーを供給させて、ブレード当接部のトナー枯渇を防止し、紙粉が挟まることを抑制しているものも記載されている。
特開平10-161426号公報
しかしながら、特許文献1では、各像担持体(感光体ドラム)上にトナーを供給する方法が記載されておらず、過剰にトナーが供給される場合があった。過剰にトナーが供給されてしまうと、トナー消費量が多くなりランニングコストが増大することや、場合によっては供給しすぎたトナーによりクリーニング不良を起こしてしまう課題もあった。
本発明は、像担持体のクリーニング不良を回避することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、所定方向に回転する中間転写ベルト8と、前記中間転写ベルトの回転方向に沿って配置される複数の感光体ドラム1と、前記複数の感光体ドラム上の残留トナーを除去するようにそれぞれ設けられた複数のクリーニングブレード7と、前記中間転写ベルト上の残留トナーおよび異物を除去する中間転写クリーニング部材100と、フルカラー画像形成モードとモノクロ画像形成モードを有し、前記モノクロ画像形成モード時には、画像形成しない感光体ドラム1にトナー帯を形成する制御部をもち、前記トナー形成制御は複数の感光体ドラムにおいて、中間転写ベルトの回転方向下流にいくほどトナー供給量を少なくする制御を有する、ことを特徴とする。
本発明によると、白黒モードばかりで画像のコピーを取り続けられた場合等、他色画像形成装置内の像担持体に接するクリーニングブレードにトナーが枯渇しやすい状況に置かれた場合にも、各像担持体に過不足なくトナーをクリーニングブレードに供給することにより、過剰にトナーを消費することなく、紙粉挟まりによる画像不良を防止することができる。
本発明における画像形成装置の概略構成図である。 本発明における制御フローチャート図である。 実施例の効果を示す図である。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
本実施例では、トナー像の形成、および、感光体ドラム上のクリーニング制御に係る主要部のみ説明するが、本発明に必要な機器、装備、筐体構造、等を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機、等の用途で実施可能である。また、本実施例で取り上げる数値は参考値であり、本発明を限定するものではない。
<画像形成装置概要>
まず、図1により本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。なお、本実施形態の画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(k)の各色の画像形成ステーションを有するタンデム型である。該画像形成装置は外部ホスト装置から制御回路部(制御手段:CPU)に入力する電気的な画像情報に対応したフルカラー画像或いはモノクロ画像を記録材に形成して出力することができる。各画像形成ステーションの基本的構成及び作用は同様であるため、以下の説明では、代表してイエローの画像形成ステーションの構成を説明する。
像担持体として、例えば表層がOPC(有機光半導体)からなる円筒型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」と称する。)1Yは、矢印A方向へ回転駆動される。2Yは、感光ドラム1Yの表面を一様均一に帯電する帯電装置である。所定のバイアスが印加された帯電装置2Yは、感光ドラム1Y表面を所定の電位に帯電する。帯電された感光ドラム1Yは、露光装置3Yによる露光光(レーザ光等)による露光が行われて、不図示のイメージスキャナー、コンピュータ等の外部機器から入力される画像情報に対応した静電潜像が形成される。現像装置4Yは、装置を構成する容器内にトナーを充填してあり、現像ローラで帯電したトナーを用いて静電潜像の現像を行い、静電潜像に対応したトナー像を、感光ドラム1Y表面に形成する。本実施例の画像形成装置は、各画像形成部においてドラム1を一次帯電器2によりマイナス極性の所定電位に一様に帯電し、現像剤としてのトナーとしてマイナス帯電特性のネガトナーを用いて静電潜像を反転現像する方式をとっている。
次に、感光ドラム1Y上のトナー像は、感光ドラム1Yと一次転写手段である一次転写ローラ5Yとの一次転写部T1Yにおいて、一次転写ローラ5Yにより、感光ドラム1Yの周速とほぼ同速度で回転している中間転写体である中間転写ベルト8上に一次転写される。各画像形成部のドラム1からベルト8へのトナー像の一次転写は一次転写ローラ5Yに対してトナーの帯電極性(マイナス極性)とは逆極性(プラス極性)の所定電位の一次転写バイアスが印加されることでなされる。なお、各感光ドラム1Y・1M・1C・1kは接地されている。
一次転写後の感光ドラム1Y上の一次転写残トナーは、感光体ドラムクリーニング装置により回収される。感光ドラムクリーニング装置は、ブレード7Yを接触させて感光ドラム1Y上の一次転写残トナーを除去する接触クリーニング装置である。そして、一次転写残トナーが除去された感光ドラム1Yは、再び帯電装置2Yにより一様均一に帯電されて繰り返し作像に供される。
中間転写ベルト8は、駆動ローラ22、テンションローラ20、二次転写用のバックアップローラ21に張架される。そして、4個の画像形成ステーションY・M・C・kの感光ドラム1Y・1M・1C・1kに接触しながら、駆動ローラ20の回転により矢印方向に回転駆動される。
フルカラーモード(フルカラー画像形成)が選択されている場合は、以上のような作像動作が4個の画像形成ステーションY・M・C・Bkにて実行される。そして、感光ドラム1Y・1M・1C・1Bk上にそれぞれ形成されたイエロートナー像・マゼンタトナー像・シアントナー像・ブラックトナー像が中間転写ベルト8上に順次多重転写される。
そして、中間転写ベルト6上に多重転写された4色のトナー像は、二次転写手段であるバックアップローラ21と二次転写ローラ9との二次転写部で、記録材Pへ一括して二次転写される。バックアップローラ21にはトナーの帯電極性(マイナス極性)とは逆極性(プラス極性)の所定電位の二次転写バイアスが所定の制御タイミングにて印加される。これにより、二次転写部を挟持搬送されていく記録材Pの面にベルト8面の未定着のフルカラートナー像が順次に一括して二次転写される。
二次転写後の中間転写ベルト8の二次転写残トナーは、静電クリーニング装置100により静電的に回収除去される。このように、二次転写残トナー及び付着物が除去された中間転写ベルト8は、繰り返し画像形成の一次転写に供される。
また、記録材Pは、給紙カセット(不図示)内から一枚分離給送され、二次転写部に中間転写ベルト8上の多重転写トナー画像に合わせた所定の制御タイミングで供給される。
本実施形態では、記録材上に画像を形成する画像形成部を上述のように構成している。そして、このような画像形成部により記録材上に形成された画像(トナー像)は、不図示の定着装置により記録材に定着される。即ち、トナー像が転写された記録材Pは、定着装置に導入され、記録材P上のトナー像が加圧・加熱されて記録材P上にフルカラートナー像が定着される。
モノクロ画像形成モードの場合は、ブラック画像用である第4の画像形成部Bkだけが画像形成動作する。一方、第1から第3の画像形成部Y・M・Cは現像手段を停止しながら、感光体ドラムの回転駆動だけがなされる。
<現像剤>
現像装置4Yは、キャリアとトナーを重量比91:9(トナー濃度:9%)になるように混合した現像剤を用いた。現像装置7Yに収容される初期の現像剤の総重量は350gとした。
キャリアは、フェライト粒子をシリコン樹脂でコートしたものを用いており、240[kA/m]の印加磁場に対する飽和磁化が24[Am2/kg]である。また、3000[V/cm]の電界強度における比抵抗が1×107[Ω・cm]~1×108[Ω・cm]、重量平均粒径50μmである。
トナーは、少なくともバインダ、着色剤、荷電制御剤から構成される。ここでは、バインダ樹脂としてスチレンアクリル系樹脂を使用している。しかし、スチレン系、ポリエステル系、ポリエチレンなどの樹脂を使用することもできる。着色剤としては、種々の顔料や各種染料など、着色剤を1種単独で使用してもよいし、複数種類を併せて使用してもよい。荷電制御剤としては、必要に応じて補強のための帯電制御剤を含有してもよい。補強のための帯電制御剤としては、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料等を利用できる。トナーの重量平均粒径は5.7μmである。
トナーは、ワックスを含む。ワックスは、定着時の定着部材からの離型性、定着性の向上のために含有される。ワックスは、パラフィンワックス、カルナバワックス、ポリオレフィンなどが使用でき、バインダ樹脂中に混錬分散させて使用する。ここでは、バインダ、着色剤、荷電制御剤、ワックスを混錬分散させた樹脂を、機械式粉砕機により粉砕したものを用いた。
トナーは、外添剤を含む。外添剤は、アモルファスシリカに疎水性処理を施したものや、あるいは、酸化チタンや、チタン化合物等の無機酸化物微粒子が挙げられる。これらの微粒子をトナーに添加して、トナーの紛体流動性や帯電量を調整している。外添剤粒子の粒径は、1nm以上100nm以下が好ましい。ここでは、平均粒径50nmの酸化チタンを重量比で0.5wt%添加し、平均粒径2nmと100nmのアモルファスシリカをそれぞれ0.5wt%、1.0wt%ずつ添加した。
<中間転写ベルト>
中間転写ベルト8は、ステアリングローラ20、駆動ローラ22、及び二次転写対向ローラ21に支持され、駆動モータ22Mに駆動されて矢印A方向に回転する。
中間転写ベルト8の材料はポリイミド、ポリカーボネートなどの単体樹脂、またはこれらの混合物を使用し、導電材料を添加し抵抗調整をした単層の中間転写ベルト2が使用可能である。また、これらの樹脂材料を基材に使用し、複数の層を積層したコートベルトの使用も可能である。表層の材料としてはメラミン樹脂、ウレタン樹脂の単体、及びこれらの混合物又は、これらの複合材料等が使用可能である。
<ドラムクリーニング装置>
クリーニング手段はファーブラシ(トナー掻き取り手段、かつ像担持体研磨手段)である回転部材6を具備している。さらにファーブラシ6の回転方向下流には感光体ドラム1表面に当接するクリーニングブレード7が配置されている。トナー像転写後に感光体ドラム1表面に残留した転写残トナー等の残留物はファーブラシ6によってかき乱されることによって感光体ドラム1との付着力を弱められた後にクリーニングブレード7によって感光体ドラム1表面から除去される。
本発明で用いるクリーニングブレード7はウレタンゴム製であり、軸方向の長さは340mmであり、所定の当接圧で感光体に当接されている。
また、回転部材であるファーブラシ6はその回転軸に繊維が植毛されたものであり、直径12mmの金属製の回転軸に繊維を植毛した布材を巻き付けて製作され、ファ-ブラシ6の繊維は6デニ-ルのナイロン製の単繊維を束ねた繊維を、植毛密度50kF/inch2 ( 単繊維当たり植毛密度)で基材に植毛したものである。なお繊維の長さは4.5mmである。また、感光体ドラム1とファ-ブラシ6は両者の当接ニップ部で同じ方向に回転するように設定されている。
<ベルト静電クリーニング手段>
記録材Pにトナー像を二次転写した後(二次転写後)に中間転写ベルト8上(中間転写体上)に残存したトナーは、静電クリーニング装置100により静電的に除去する。本実施形態の場合、高画質を目的として、中間転写ベルト8として弾性層を有するものを使用しており、このような中間転写ベルト8は表層が軟らかい。中間転写ベルト8上に残存したトナーを除去するクリーニング部材としてクリーニングブレードもあるが、表層が軟らかい中間転写ベルト8の場合、静電的にトナーの除去を行う静電クリーニング装置が好ましい。
このような静電クリーニング装置100は、中間転写ベルト8の回転方向に並べて2対配置され、それぞれファーブラシ10a、10bと金属ローラ11a、11bとを有する。金属ローラ11a、11bには、それぞれ直流電源14a、14bが接続されている。また、本実施形態の場合、静電クリーニング装置100と中間転写ベルト8を挟んで対向する位置には、それぞれ対向ローラ13a、13bが中間転写ベルト8と当接するように配置されている。これら対向ローラ13a、13bは接地されている。
また、ファーブラシ10a、10bは、中間転写ベルト8に対しカウンターで例えば70rpmで回転する。また、ファーブラシ10a、10bは、例えば、毛長5mm、芯金径11mmで、全体としての外径21mm、抵抗値が23℃、50%RH測定の300V印加で1E+7~5E+8Ωのものを使用する。このようなファーブラシ10a、10bは、中間転写ベルト8がファーブラシ10a、10bに所定量(例えば1.5~2mm)侵入するように配置する。
また、金属ローラ11a、11bもファーブラシ10a、10bに所定量進入するように配置される。このような金属ローラ11a、11bは、例えば外径20mmである。そして、中間転写ベルト8の回転方向上流に配置される静電クリーニング装置100aの直流電源14aには、マイナス極性の直流電圧が印加されるようになっている。ここで、流れるクリーニング電流が所望値になるように制御された高圧(クリーニングバイアス)が印加される。また、同じく下流に配置される静電クリーニング装置の電源14bには、プラス極性の直流電圧が印加されるようになっている。同様に、ここでも、流れるクリーニング電流が所望値になるように制御された高圧(クリーニングバイアス)が印加される。即ち、上流に配置される静電クリーニング装置12aと下流に配置される静電クリーニング装置12bとで逆の電圧を印加している。転写残トナーは転写条件により、プラスとマイナスの両極性の電荷をもったトナーが混在するため、複数のファーブラシで、それぞれ異なる極性の電圧を印加することで、良好なクリーニング性能を維持することが可能である。
このように静電クリーニング装置100にそれぞれ異なる極性のクリーニングバイアスを印加して、中間転写ベルト8の表面に付着した2次転写残存トナーを静電力によりファーブラシ10a、10bに吸着して回収除去する。ファーブラシ10a、10bに回収されたトナーは、金属ローラ11a、11bに回収され、ブレード12a、12bにより除去される。
<モノクロモード時の作像制御>
モノクロモード時においては、作像ユニットBkの感光体ドラム1K上にトナー像が形成され、前述したように記録用紙Pに転写されて、定着された後排出される。この際、作像ユニットY、M、Cにおいて、感光体ドラム1Y、1M、1Cは回転制御を行い、現像手段4Y、4M、4Cは回転制御を行わない。
一方、2次転写部9において記録用紙Pが通紙される際において、紙と中間転写体の摺擦により、記録用紙Pから紙粉、および填料が一部剥がれてしまい、中間転写体に付着する。中間転写体に付着した紙粉は摺擦の際に発生する静電気により帯電されているケースが多い。そこで2次転写下流にある中間転写体クリーニングファーブラシ10a、10bに静電的に回収される。
しかしながら、ファーブラシ10a、10bに回収しきれない場合には、1次転写バイアスによって感光体ドラム5Y、5M、5Cに一部逆転写されることがある。特にクリーニングファーブラシ10bはバイアス極性が正バイアスであり、除去しきれなかった紙粉は正バイアス特性のものが多い。そこで、感光体ドラムは負極性に帯電しているため、上流である感光体ドラム1Yが最も紙粉が回収され、下流につれ感光体ドラムに回収される紙粉量は少なくなる。ここで付着した紙粉が、クリーニングブレード7で除去しきれない場合には、すり抜けとして画像不良が生じてしまう。ところで、クリーニングブレード当接部のトナーおよび外添剤の凝集層が十分にあることで、紙粉がブレードに挟まれることが抑制されることが分かっている。なので、フルカラー時よりも、モノクロモード時の作像ユニットY、M、Cではクリーニングブレードへのトナーが枯渇しやすく紙粉が挟まりやすくなる。
<モノクロモード時のトナー帯供給制御>
なので、本実施例では、上記課題を防止するために、モノクロモード時において、図2に示すフローチャートに則って、非画像形成時に作像ユニットY、M、Cにトナーを供給することを提案している。
ここで図2のフローチャートを詳細に説明する。はじめに画像JOBがスタートする(S201)。次に制御装置はフルカラー画像モードおよびモノクロ画像モードを判断する(S202)。フルカラーモードの場合には、前述したようにカラー画像を形成し(S203)、画像形成終了を判断し(S204)、終了を判断した場合には、JOB処理を終了する。一方、モノクロ画像モードにおいては(S205)、前述した作像制御のもとモノクロ画像を形成する(S206)。ここで制御装置は、モノクロ画像形成がスタートしてから、感光体ドラム5Y、5M、5Cドラムの走行距離Lをカウントし続け、ある所望距離aを超えているか常に判断する(S207)。
ここで上記ドラム走行距離Lが所望距離aを超えた場合には、現像手段4Y、4M、4Cの駆動を開始し、感光体ドラム1Y、1M、1Cにトナー帯を供給する。その際、下流のドラムに行くにつれ、トナー帯供給量を少なくしている。具体的にはトナー帯供給量をトナー載り量にて調整している。ここでトナー載り量とは単位面積当たりのトナー重量で算出される値であり、感光体ドラム1Yにはトナー載り量0.50mg/cm2、ドラム1Mでは0.20mg/cm2、ドラム1Cには0.05mg/cm2、かつ各副走査方向に100mm幅のトナー帯を供給している。
前述したように作像ユニット下流なほど付着する紙粉量は減少していくため、本特許では、上述のように紙粉量に応じてトナー帯を供給することで、過剰なトナー消費を防止し、かつ紙粉挟まりを抑制することができる。
<本実施例1の効果>
次に、本実施例において、モノクロモード時において、感光体ドラムの紙粉挟まりによるすり抜け起因の紙上汚れに対する効果を確認した。
本体はキヤノン機種を使用し、プロセススピード:400mm/s、画像濃度:約1%(Bk)、画像形成モード:モノクロモード 両面連続プリント 100k枚、本体周辺環境:20℃/5%の条件にて検証した。そこで、紙上にトナー帯パッチによる画像汚れが目視上汚れと判別されるかを評価した。
ここで、下記表1に示すように各作像ユニットに供給するトナー載り量を変更しながら同様の試験を実施し、本実施例効果を比較した。トナー帯の副走査方向の長さは100mmである。
Figure 2022043800000002
ここで評価した結果を図3に示している。図3から分かるように、従来例1では、紙粉挟まりによるトナーすり抜け起因の画像汚れは発生しなかった。一方、比較例1、2では、感光体に付着する紙粉量に対して、ブレードに必要なトナー量が足りないため、ブレードに紙粉が挟まり画像不良が生じるケースがあった。しかしながら、本実施例1によると、トナー供給量を上流から下流につれ段階的に少なくしながらトナー消費量を抑えながらも、画像上汚れは発生しなかった。
1 感光体ドラム
7 クリーニングブレード
8 中間転写ベルト
100 中間転写ベルトクリーニング部材

Claims (3)

  1. 所定方向に回転する中間転写ベルト8と、前記中間転写ベルトの回転方向に沿って配置される複数の感光体ドラム1と、前記複数の感光体ドラム上の残留トナーを除去するようにそれぞれ設けられた複数のクリーニングブレード7と、前記中間転写ベルト上の残留トナーおよび異物を除去する中間転写クリーニング部材100と、フルカラー画像形成モードとモノクロ画像形成モードを有し、前記モノクロ画像形成モード時には、画像形成しない感光体ドラム1にトナー帯を形成する制御部をもち、前記トナー形成制御は複数の感光体ドラムにおいて、中間転写ベルトの回転方向下流にいくほどトナー供給量を少なくする制御を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー供給量を制御手段として、中間転写ベルトの回転方向下流にいくほどトナーの載り量(単位面積当たりの重量)を少なくする制御を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中間転写体クリーニング部材は静電ファーブラシであり、少なくとも2対以上のファーブラシを有し、中間転写体の回転方向下流側に当接するファーブラシの印加極性はトナー帯電極性と逆である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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