特許法第30条第2項適用申請有り 1.開催日 :2019年11月6日~8日 展示会名、開催場所 :オカムラグランドフェア2019 オカムラガーデンコートショールーム 2.開催日 :2019年12月5日~6日 展示会名、開催場所 :オカムラフェアin大阪2019 オカムラKIZUKI LABO 3.ウェブサイトの掲載日 :2019年12月27日 ウェブサイトのアドレス :SECURITY SHOW https://messe.nikkei.co.jp/exhibitor/info/SS/ja/13693/ 4.開催日 :2020年07月29日~31日 展示会名、開催場所 :第12回 関西ホテル・レストラン・ショー インテックス大阪6号館A 5.ウェブサイトの掲載日 :2020年06月26日 ウェブサイトのアドレス :第12回 関西ホテル・レストラン・ショー https://jmacv.herokuapp.com/khr2020/webguidenavi/product/search https://jmacv.herokuapp.com/khr2020/webguidenavi/product/details?product_id=6248 https://jmacv.herokuapp.com/khr2020/webguidenavi/exhibitor/details?exhibitor_id=129731 6.発送日 :2020年06月24日 発送物 :第12回 関西ホテル・レストラン・ショー案内状 7.納品日 :2020年07月20日 納品場所 :H.I.S.ホテルホールディングス株式会社 変なホテル奈良 8.発行日 :2020年07月10日 刊行物 :季刊情報誌「観光施設」銀河 通刊332号 P2-3 9.ウェブサイトの掲載日 :2019年10月25日 ウェブサイトのアドレス :ニュースリリース https://www.okamura.co.jp/company/topics/product/2019/baggage_keeper.html 10.ウェブサイトの掲載日 :2020年07月21日 ウェブサイトのアドレス :製品情報 https://www.okamura.co.jp/ https://www.okamura.co.jp/product/?c1=security&c1-2=&c2
以下、図面を参照して、本発明に係る荷物保管装置の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本実施形態の荷物保管装置1の概略構成を示す斜視図である。図1は、本実施形態の荷物保管装置1を前方から見た斜視図である。図2は、本実施形態の荷物保管装置1を後方から見た斜視図である。本実施形態の荷物保管装置1は、駅、空港、店舗及び宿泊施設等に設置され、ユーザの荷物Nを一時的に保管する装置である。本実施形態の荷物保管装置1は、図1及び図2に示すように、基台2と、保管棚3と、保管箱4(搭載部)と、移動装置5と、外殻体6と、搬入出部7とを備えている。
本実施形態において、荷物保管装置1は、平面視が略長方形状とされている。以下の説明においては、平面視における荷物保管装置1の長軸に沿った方向(長手方向)を幅方向と称し、平面視における荷物保管装置1の短軸に沿った方向(短手方向)を奥行方向と称する。また、図1及び図2に示すように、荷物保管装置1を利用しようとするユーザから見て幅方向における右手側を右側と称し、荷物保管装置1を利用しようとするユーザから見て幅方向における左手側を左側と称する。また、荷物保管装置1から見て奥行方向におけるユーザ側を前側と称し、荷物保管装置1から見て奥行方向におけるユーザと反対側を後側と称する。
基台2は、保管棚3、移動装置5及び搬入出部7を下方から支持する平板状の台部であり、床面Xに対して設置されている。また、基台2は、保管箱4も間接的に支持する。なお、本実施形態において外殻体6は、床面Xに対して立設されているが、基台2で支持されるようにしても良い。平面視において、幅方向を長手方向とし、奥行方向を短手方向とする矩形状とされている。
保管棚3は、奥行方向にて移動装置5を間に挟むようにして2台設置されている。これらの保管棚3は、棒材が格子状に接続された構造を有しており、棒材によって囲まれた空間に、各々が保管箱4を載置可能とされた保管部3aを有している。つまり、各々の保管部3aには、保管箱4を出し入れ可能とされている。保管箱4に荷物Nが収納されている場合には、保管箱4が保管部3aに保管されることで、荷物Nが保管部3aに保管される。
図3は、本実施形態の荷物保管装置1の後述する天井壁部6eを省略した平面図である。図3に示すように、各々の保管棚3は、幅方向に直線状に配列された複数の保管部3aを有している。本実施形態においては、各々の保管部3aの幅方向の寸法は一致されている。
図4は、図3のA-A断面図である。図4に示すように、上下方向には、3つの保管部3aが配列されている。本実施形態では、上下に配列された3つの保管部3aのうち、中間位置及び最も上方に位置する保管部3aの高さ寸法が同一とされ、最も下方に位置する保管部3aの高さ寸法が他の2つの保管部3aよりも小さくされている。なお、以下の説明において、最も下方に位置する保管部3aを小型保管部3cと称し、その他の保管部3aを大型保管部3bと称する。
また、図3に示すように、移動装置5の前側に配置された保管棚3には、1つの保管部3aの幅寸法分の保管部3aが設けられていない部位が設けられている。この保管部3aが設けられていない部位は、搬入出部7にて搬入出される荷物Nを搬入出部7と移動装置5との間で受け渡すための受渡通路3dとされている。
図5は、図3のB-B断面図である。この図に示すように、移動装置5の前側に配置された保管棚3にて、受渡通路3dは、幅方向の中央部に設けられている。本実施形態においては、この受渡通路3dは、上下方向にて保管棚3を貫通するように設けられている。つまり、受渡通路3dの上下には保管部3aが設けられていない。しかしながら、受渡通路3dの上方に保管部3aを設けることも可能である。
図3及び図4に示すように、受渡通路3dの下部には、搬入出部7が配置されている。このような搬入出部7は、図3に示すように、平面視における保管部3aの配列方向にて、保管部3aと保管部3aとの間に配置されている。つまり、本実施形態において、荷物保管装置1は、水平に配列された複数の保管部3aを備えている。さらに平面視にて保管部3aの配列方向(すなわち幅方向)にて、搬入出部7は保管部3aに隣接して配置されている。
保管箱4は、各々の保管部3aに対して収容されており、搬入出部7にて荷物Nが出し入れされる箱体である。図6(a)は、大型保管部3bに収容される保管箱4である大型保管箱4aの斜視図である。図6(b)は、小型保管部3cに収容される保管箱4である小型保管箱4bの斜視図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、保管箱4は、箱本体部4cと、2つの脚部4dとを備えている。なお、図6(a)及び図6(b)においては、箱本体部4cは仮想線で示している。箱本体部4cは、前壁4c1が上方に向けて移動可能とされた箱体であり、内部に荷物Nを収納可能とされている。前壁4c1の上端には、前方に向けて突出する前壁突起部4c2が設けられている。前壁突起部4c2は、搬入出部7の後述する扉体7bに設けられた挿入部7b1に挿入される部位である。前壁突起部4c2が挿入部7b1に挿入された状態で扉体7bが上昇されることによって、前壁4c1が持ち上げられ、箱本体部4cが前方に向けて開放される。
図6(a)と図6(b)とを比較して分かるように、大型保管箱4aの箱本体部4cの高さ寸法は、小型保管箱4bの箱本体部4cの高さ寸法よりも高い。大型保管箱4aは、保管棚3の大型保管部3bに出し入れ可能に収容可能な寸法とされている。また、小型保管箱4bは、保管棚3の小型保管部3cに出し入れ可能に収容可能な寸法とされている。
脚部4dは、箱本体部4cの幅方向における両端部にて箱本体部4cの底部に固定されている。各々の脚部4dは、奥行方向に沿って直線状に延伸して設けられている。また、各々の脚部4dは、他方の脚部4dに向けて水平方向に突出する移動規制突部4d1を備えている。これらの移動規制突部4d1は、搬入出部7の後述する載置台7dに設けられたストッパ7d1に対して前方から当接される部位である。これらの移動規制突部4d1が載置台7dに設けられたストッパ7d1に前方から当接されることで、搬入出部7における保管箱4の後方への移動が規制される。
これらの脚部4dは、箱本体部4cを下方から支持することによって、箱本体部4cを載置面に対して僅かに持ち上げた状態で支持する。移動装置5は、後述する移載装置を脚部4dによって形成された箱本体部4cの下側の隙間に差し込み、箱本体部4cを載置台7dに設けられたストッパ7d1を乗り越えられる程度に持ち上げた状態で保管箱4を奥行方向に移動させる。
移動装置5は、奥行方向に離間して配置された保管棚3同士の間に設けられた移動通路Tに配置されている。例えば、移動装置5は、移動通路Tに沿って走行可能な台車5aと、台車5aに立設された一対のマスト5bと、マスト5bに沿って昇降される昇降台5cとを備えている。また、移動装置5は、昇降台5cには保管箱4を受渡先と昇降台5cとの間で移載する不図示の移載装置を備えている。なお、移動装置5の構成は、特に限定されない。例えば、移載装置を幅方向に移動させるリニアガイドと、このリニアガイドを上下方向に移動可能なリニアガイドとを備える構成を採用することも可能である。
このような移動装置5は、台車5aによって幅方向に移動し、昇降台5cを昇降させることによって、移載装置を任意の保管部3aあるいは搬入出部7に対峙させ、移載装置によって保管箱4を保管部3aあるいは搬入出部7と昇降台5cとの間で移動させる。また、移動装置5は、台車5aによって幅方向に移動し、昇降台5cを昇降させることによって、昇降台5cに移載された保管箱4を保管部3aあるいは搬入出部7に対峙させ、移載装置によって保管部3aあるいは搬入出部7に受け渡す。
外殻体6は、保管棚3や移動装置5を囲む壁部であり、図1及び図2に示すように、前壁部6aと、後壁部6bと、右側壁部6cと、左側壁部6dと、天井壁部6eとを備えている。前壁部6aは、保管棚3の前方に立設された壁部である。この前壁部6aの外壁面6a1は、搬入出部7を介して荷物Nの出し入れを行うユーザが対峙する面となっており、本実施形態においては模様や文字等が描かれた意匠面とされている。
また、前壁部6aの幅方向の中央部の下部には、搬入出部7の開口7a1が設けられている。この開口7a1が設けられた前壁部6aの一部分は、搬入出部7の外壁部7aとして機能する部位となっている。つまり、本実施形態においては、搬入出部7の外壁部7aが外殻体6の前壁部6aと一体化されている。
後壁部6bは、保管棚3の後方に立設された壁部である。右側壁部6cは、保管棚3の右側に立設された壁部である。左側壁部6dは、保管棚3の左側に立設された壁部である。天井壁部6eは、保管棚3の上方に水平に配置された壁部であり、前壁部6a、後壁部6b、右側壁部6c、及び左側壁部6dによって下方から支持されている。なお、例えば荷物保管装置1に隣接して建屋の壁部が配置されているような場合には、後壁部6b、右側壁部6c、左側壁部6d及び天井壁部6eのいずれかあるいは全てを備えない構成とすることも可能である。
搬入出部7は、本実施形態の荷物保管装置1を利用するユーザが荷物Nの出し入れを行う箇所であり、ユーザによって搬入出が行われる荷物が配置される。図7は、搬入出部7に大型保管箱4aが設置された状態を模式的に示す断面図である。なお、図7(a)は、扉体7bが閉じられた状態を示す図であり、図7(b)は、扉体7bが上昇された状態を示す図である。図8は、搬入出部7に小型保管箱4bが設置された状態を模式的に示す断面図である。なお、図8(a)は、扉体7bが閉じられた状態を示す図であり、図8(b)は、扉体7bが上昇された状態を示す図である。図7及び図8に示すように、搬入出部7は、外壁部7aと、扉体7bと、扉駆動部7cと、載置台7dと、重量測定部7eと、ユーザインタフェース部7fとを備えている。
外壁部7aは、上述のように前壁部6aと一体的に設けられた壁部であり、載置台7dと外部とを隔離する壁部である。この外壁部7aには、奥行方向に貫通する開口7a1が設けられている。開口7a1は、荷物Nを通過させるための開口であり、大型保管箱4aの前壁4c1が開放された場合の開口面積と略同一の開口面積とされている。
扉体7bは、開口7a1を開閉するための扉であり、扉駆動部7cによって昇降可能とされている。この扉体7bは、図7(a)及び図8(a)に示すように下降されることで開口7a1を閉鎖し、図7(b)及び図8(b)に示すように上昇されることで開口7a1を開放する。
なお、扉体7bには、大型保管箱4aの前壁突起部4c2の高さに合わせた位置と、小型保管箱4bの前壁突起部4c2の高さに合わせた位置とに、溝部を有する挿入部7b1を有している。図7(a)及び図7(b)に示すように、大型保管箱4aの前壁突起部4c2は大型保管箱4aが載置台7dに載置されることで上方の挿入部7b1に挿入される。このような状態で、扉体7bを昇降することによって、図7(a)及び図7(b)に示すように、扉体7bに合わせて大型保管箱4aの前壁4c1が昇降される。また、図8(a)及び図8(b)に示すように、小型保管箱4bの前壁突起部4c2は小型保管箱4bが載置台7dに載置されることで下方の挿入部7b1に挿入される。このような状態で、扉体7bを昇降することによって、図8(a)及び図8(b)に示すように、扉体7bに合わせて小型保管箱4bの前壁4c1が昇降される。
扉駆動部7cは、外殻体6の内部に配置されて扉体7bと接続されている。図9は、本実施形態の荷物保管装置1の電気的な接続を示すブロック図である。図9に示すように、扉駆動部7cは、本実施形態の荷物保管装置1の全体を制御する制御部8と接続されている。このような扉駆動部7cは、制御部8の制御の下に、扉体7bを昇降する。
載置台7dは、外殻体6の内側にて、保管棚3の受渡通路3dの下部に配置されている。この載置台7dは、保管箱4が載置される台である。この載置台7dは、図7及び図8に示すように、保管箱4の載置面から上方に突出する2つのストッパ7d1を備えている。ストッパ7d1は、載置台7dの規定に載置された保管箱4の脚部4dに設けられた移動規制突部4d1に対して後方から当接あるいは近接する位置に設けられている。これらのストッパ7d1は、保管箱4に開口7a1から荷物Nが搬入された場合に、保管箱4が荷物Nの慣性力によって後方に変位することを防止する。
重量測定部7eは、載置台7dの下方に配置された重量センサであり、載置台7dに載置された保管箱4に収納された荷物Nの重量を測定する。このような重量測定部7eは、例えば保管箱4を含んで荷物Nの重量の測定を行う。重量測定部7eは、制御部8と接続されており、荷物Nの重量情報を含む信号を制御部8に向けて出力する。制御部8は、重量測定部7eから入力される信号が示す値から、保管箱4の重量を差し引いた値を荷物Nの重量として算出する。つまり、制御部8は、大型保管箱4aの重量と小型保管箱4bの重量を予め記憶しており、載置台7dに載置された保管箱4が大型保管箱4aである場合には、重量測定部7eから入力される信号が示す値から、大型保管箱4aの重量を差し引いた値を荷物Nの重量として算出する。また、制御部8は、載置台7dに載置された保管箱4が小型保管箱4bである場合には、重量測定部7eから入力される信号が示す値から、小型保管箱4bの重量を差し引いた値を荷物Nの重量として算出する。
ユーザインタフェース部7fは、図1に示すように外壁部7aに設けられており、外側面に露出されている。このユーザインタフェース部7fは、ユーザが情報入力したりユーザに対して情報を表示したりするタッチパネル、荷物Nに関する情報を印刷した荷物保管票を作成する印刷部、保管費用の清算を行う清算部等を備えている。
制御部8は、本実施形態の荷物保管装置1の全体の制御を行う。制御部8は、図9に示すように、移動装置5と、搬入出部7とに接続されている。例えば、制御部8は、ユーザインタフェース部7fのタッチパネルにユーザから入力された荷物Nの情報に基づいて、大型保管箱4aあるいは小型保管箱4bを選択し、移動装置5に選択した保管箱4を搬入出部7に移動させる。また、制御部8は、空の保管箱4が搬入出部7に載置されると、扉駆動部7cに扉体7bを上昇させ、開口7a1を開放させる。さらに、保管箱4に荷物Nが搬入されると、重量測定部7eから入力された信号に基づいて荷物Nの重量を算出する。なお、算出された荷物Nの重量情報は、単にユーザインタフェース部7fを通じてユーザに情報提供するのみであっても良いし、荷物Nの受け入れ可否判定や、荷物Nを保管位置の判定に用いても良い。
また、制御部8は、ユーザインタフェース部7fのタッチパネルにユーザから入力された搬出指示に基づいて、ユーザの荷物Nが保管されている保管箱4を選択し、移動装置5に選択した保管箱4を搬入出部7に移動させる。また、制御部8は、空の保管箱4が搬入出部7に載置されると、扉駆動部7cに扉体7bを上昇させ、開口7a1を開放させる。
以上のような本実施形態の荷物保管装置1において、荷物Nをユーザが預ける場合には、例えばユーザがユーザインタフェース部7fを操作することによって、荷物Nの大きさを選択する。荷物Nの大きさが選択されると、制御部8は、選択された荷物Nが収納可能な保管箱4の空き状態を判定し、空いている保管箱4を移動装置5に搬入出部7の載置台7dまで移動させる。
保管箱4が載置台7dまで移動されると制御部8は、扉駆動部7cに扉体7bを上昇させる。このとき、保管箱4が大型保管箱4aである場合には、制御部8は、扉体7bを最も上昇させて開口7a1を全開放させる。一方で、保管箱4が小型保管箱4bである場合には、制御部8は、扉体7bを半分程度上昇させて開口7a1を半開放させる。このようにして、扉体7bが上昇されると、扉体7bと共に保管箱4の前壁4c1が上昇され、保管箱4が前方に向けて開放される。
保管箱4が前方に向けて開放された状態で、ユーザは荷物Nを保管箱4の内部に入れる。その後、制御部8は、荷物Nが保管箱4に収納されたことをユーザのユーザインタフェース部7fの操作等によって検知すると、扉駆動部7cに扉体7bを下降させ、扉体7b及び前壁4c1を閉じさせる。そして、制御部8は、移動装置5に保管箱4を、この保管箱4が予め収容されていた保管部3aに戻させる。また、制御部8は、必要に応じて荷物保管票を印刷部に出力させる。
一方、本実施形態の荷物保管装置1において、荷物Nをユーザが取り出す場合には、例えば荷物保管票に印刷された情報をユーザインタフェース部7fに入力する。制御部8は、入力された情報に基づいて、取り出し対象の荷物Nを特定し、特定した荷物Nが収納された保管箱4を移動装置5に搬入出部7の載置台7dまで移動させる。
保管箱4が載置台7dまで移動されると制御部8は、扉駆動部7cに扉体7bを上昇させる。このとき、保管箱4が大型保管箱4aである場合には、制御部8は、扉体7bを最も上昇させて開口7a1を全開放させる。一方で、保管箱4が小型保管箱4bである場合には、制御部8は、扉体7bを半分程度上昇させて開口7a1を半開放させる。このようにして、扉体7bが上昇されると、扉体7bと共に保管箱4の前壁4c1が上昇され、保管箱4が前方に向けて開放される。
保管箱4が前方に向けて開放された状態で、ユーザは荷物Nを保管箱4の内部から取り出す。その後、制御部8は、荷物Nが保管箱4から取り出されたことをユーザのユーザインタフェース部7fの操作等によって検知すると、扉駆動部7cに扉体7bを下降させ、扉体7b及び前壁4c1を閉じさせる。そして、制御部8は、移動装置5に保管箱4を、この保管箱4が予め収容されていた保管部3aに戻させる。
以上のような本実施形態の荷物保管装置1は、ユーザによって搬入出が行われる荷物Nが配置される搬入出部7と、荷物Nが保管される保管部3aと、搬入出部7と保管部3aとの間で荷物Nを移動させる移動装置5とを備えている。また、本実施形態の荷物保管装置1においては、搬入出部7が、ユーザが水平方向から荷物Nを出し入れ可能な開口7a1が設けられている。
本実施形態の荷物保管装置1によれば、搬入出部7に対して、ユーザが水平方向に荷物Nを出し入れ可能な開口7a1が設けられている。このため、ユーザは、荷物Nを開口7a1の上方まで持ち上げることなく、開口7a1を通じて保管箱4に対して荷物Nの出し入れを行うことが可能となる。したがって、本実施形態の荷物保管装置1によれば、共通の開口7a1によって保管する荷物Nの出し入れを行う荷物保管装置において、荷物Nの出し入れ作業の負担を軽減することが可能となる。
また、本実施形態の荷物保管装置1においては、荷物Nが搭載可能とされると共に、保管部3aで保管可能かつ移動装置5によって搬入出部7と保管部3aとの間で移動可能とされた保管箱4を備えている。このような本実施形態の荷物保管装置1によれば、保管箱4に搭載された状態で移動装置5によって荷物Nの移動が可能となる。このため、移動装置5が保管箱4に接触して荷物Nを移動させることが可能となり、荷物Nに直接接触することなく荷物Nを移動させることが可能となる。したがって、荷物Nの形状等を考慮することなく荷物Nの移動を行うことが可能となる。また、本実施形態の荷物保管装置1においては、保管箱4が、荷物Nを収納可能な箱体とされている。本実施形態の荷物保管装置1によれば、荷物Nが箱体状の保管箱4に収納された状態で移動される。このため、保管箱4上での荷物Nの移動を保管箱4の側壁によって規制することができる。したがって、本実施形態の荷物保管装置1によれば、移動中に荷物Nが保管箱4に対して意図せずに変位することを防止できる。また、本実施形態の荷物保管装置1によれば、荷物Nを保管箱4で囲った状態で保管することができ、荷物Nに埃等の異物が付着することを抑制できる。
また、本実施形態の荷物保管装置1は、水平に配列された複数の保管部3aを備え、保管部3aの配列方向にて、搬入出部7は保管部3aに隣接して配置されている。このため、本実施形態の荷物保管装置1によれば、搬入出部7が保管部3aと並んで配置されることとなり、搬入出部7と複数の保管部3aとを直線状に配列することができる。したがって、保管部3aの配列方向と直交する水平方向に搬入出部7が大きく突出して配置されることで通行等の邪魔になること、保管部3aの配列方向と直交する水平方向に搬入出部7が大きく窪んで配置されることで搬入出部7がユーザの視線から隠れることを防止することができる。
また、本実施形態の荷物保管装置1においては、搬入出部7が、搬入出部7に配置された保管箱4の移動を規制するストッパ7d1を備えている。本実施形態の荷物保管装置1によれば、荷物Nを保管箱4に対して移動させる場合に、荷物Nの移動の反動によって保管箱4が搬入出部7にて意図せずに移動されることを防止することができる。例えば、保管箱4に荷物Nを載置しようとする場合には、荷物Nを保管箱4に載置した瞬間に移動中の荷物Nの慣性力が保管箱4に伝わり、保管箱4が移動されやすい。これに対して、本実施形態の荷物保管装置1によれば、保管箱4の移動を規制するストッパ7d1を備えているため、保管箱4に荷物Nを載置しようとする場合に、荷物Nの移動の反動によって保管箱4が搬入出部7にて意図せずに移動されることを防止することができる。
また、本実施形態の荷物保管装置1においては、搬入出部7が、荷物Nの重量を測定する重量測定部7eを備えている。本実施形態の荷物保管装置1によれば、搬入出部7によって荷物Nの重量を測定することができる。このため、搬入出部7が取得された荷物Nの重量情報をユーザに対して提供したり、荷物Nの保管位置を判断する情報として用いたりすることが可能となる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図10は、本実施形態の荷物保管装置が備える搬入出部7を模式的に示す断面図である。なお、図10(a)はスロープ10が収納姿勢とされた状態を示し、図10(b)はスロープ10が受入姿勢とされた状態と示している。
これらの図に示すように、本実施形態の荷物保管装置は、開口7a1の下方に設置されたスロープ10を備えている。このスロープ10は、軸部10aを中心として回動可能とされており、回動されることによって収納姿勢と受入姿勢とに姿勢変更可能とされている。
スロープ10の受入姿勢は、荷物Nを案内する傾斜案内面10bが床面Xと開口7a1の下端とを接続する姿勢である。つまり、スロープ10は、受入姿勢にて、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置に配置される。また、スロープ10の収納姿勢は、受入姿勢において最も前方に配置される先端10cが上方に向けられた姿勢であり、軸部10aから前方への突出量が受入姿勢よりも小さい姿勢である。つまり、スロープ10は、収納姿勢となることで、開口7a1から前方への突出量が接続位置よりも小さくなる退避位置へ退避される。
また、図10に示すように、本実施形態において搬入出部7は、スロープ10を回動させるスロープ駆動機構11(スロープ移動機構)を備えている。このスロープ駆動機構11は、例えば、動力を生成するモータと、モータの動力を軸部10aに伝達する伝達機構とを備えている。このようなスロープ駆動機構11は、制御部8の制御の下に、図10(a)に示すように、開口7a1が閉じられている状態で、スロープ10を収納姿勢とし、図10(b)に示すように、開口7a1が開放されている状態でスロープ10を受入姿勢とする。つまり、スロープ駆動機構11は、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ10を接続位置(受入姿勢)とする。
このような本実施形態の荷物保管装置においては、開口7a1の下端が開口7a1の前方の床面Xよりも高い位置に配置され、床面Xと開口7a1の下端とを接続するスロープ10を有している。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、開口7a1が前方の床面Xよりも高い位置に配置されている場合であっても、スロープ10を介して、荷物Nを床面と開口7a1との間で容易に移動させることが可能となる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ10が、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置(受入姿勢)と、接続位置から退避された退避位置(収納姿勢)とに移動可能とされている。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スロープ10を開口7a1の前方の位置から退避させることができる。このため、本実施形態の荷物保管装置によれば、荷物Nの出し入れを行わない場合等に、スロープ10が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ10を接続位置と退避位置とに移動させるスロープ駆動機構11を備え、スロープ駆動機構11が、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ10を接続位置に配置する。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スロープ駆動機構11によって、スロープ10を必要な場合のみに接続位置に配置することができる。このため、荷物Nの出し入れを行わない期間において、スロープ10が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図11は、本実施形態の荷物保管装置が備える搬入出部7を模式的に示す断面図である。なお、図11(a)はスロープ20が収納位置とされた状態を示し、図11(b)はスロープ20が受入位置とされた状態と示している。
これらの図に示すように、本実施形態の荷物保管装置は、開口7a1の下方に設置されたスロープ20を備えている。このスロープ20は、受入位置と収納位置とにスライド可能とされている。受入位置は、荷物Nを案内する傾斜案内面20aが床面Xと開口7a1の下端とを接続する位置である。つまり、スロープ20は、受入位置にて、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置に配置される。また、収納位置は、受入位置よりも後方の位置であり、開口7a1から前方への突出量が受入位置よりも小さい位置である。つまり、スロープ20は、収納位置となることで、開口7a1から前方への突出量が接続位置よりも小さくなる退避位置へ退避される。
また、図11に示すように、本実施形態において搬入出部7は、スロープ20を移動させるスロープ駆動機構21(スロープ移動機構)を備えている。このスロープ駆動機構21は、例えば、動力を生成するモータと、モータの動力をスロープ20に伝達する伝達機構とを備えている。このようなスロープ駆動機構21は、制御部8の制御の下に、図11(a)に示すように、開口7a1が閉じられている状態で、スロープ20を収納位置とし、図11(b)に示すように、開口7a1が開放されている状態でスロープ20を受入位置とする。つまり、スロープ駆動機構21は、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ20を接続位置(受入位置)とする。
このような本実施形態の荷物保管装置においては、開口7a1の下端が開口7a1の前方の床面Xよりも高い位置に配置され、床面Xと開口7a1の下端とを接続するスロープ20を有している。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、開口7a1が前方の床面Xよりも高い位置に配置されている場合であっても、スロープ20を介して、荷物Nを床面と開口7a1との間で容易に移動させることが可能となる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ20が、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置(受入位置)と、接続位置から退避された退避位置(収納位置)とに移動可能とされている。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スロープ20を開口7a1の前方の位置から退避させることができる。このため、本実施形態の荷物保管装置によれば、荷物Nの出し入れを行わない場合等に、スロープ20が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ20を接続位置と退避位置とに移動させるスロープ駆動機構21を備え、スロープ駆動機構21が、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ20を接続位置に配置する。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スロープ駆動機構21によって、スロープ20を必要な場合のみに接続位置に配置することができる。このため、荷物Nの出し入れを行わない期間において、スロープ20が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図12は、本実施形態の荷物保管装置が備える搬入出部7を模式的に示す断面図である。なお、図12(a)はスロープ30が収納姿勢とされた状態を示し、図12(b)はスロープ30が受入姿勢とされた状態と示している。
これらの図に示すように、本実施形態の荷物保管装置は、開口7a1の下方に設置されたスロープ30を備えている。このスロープ30は、軸部30aを中心として回動可能とされており、回動されることによって収納姿勢と受入姿勢とに姿勢変更可能とされている。また、スロープ30は、伸縮可能とされており、収納姿勢で短く、受入姿勢で長くされる。
スロープ30の受入姿勢は、荷物Nを案内する傾斜案内面30bが床面Xと開口7a1の下端とを接続する姿勢である。つまり、スロープ30は、受入姿勢にて、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置に配置される。また、スロープ30の収納姿勢は、受入姿勢において最も前方に配置される先端30cが下方に向けられた姿勢であり、開口7a1から前方への突出量が受入姿勢よりも小さい姿勢である。つまり、スロープ30は、収納姿勢となることで、開口7a1から前方への突出量が接続位置よりも小さくなる退避位置へ退避される。
また、図12に示すように、本実施形態において搬入出部7は、スロープ30の先端30cを奥行方向にスライドさせるスライド機構31(スロープ移動機構)を備えている。このスライド機構31は、例えば、動力を生成するリニアモータと、リニアモータの動力をスロープ30に伝達する伝達機構とを備えている。このようなスライド機構31は、制御部8の制御の下に、図12(a)に示すように、開口7a1が閉じられている状態で、スロープ30を収納姿勢とし、図12(b)に示すように、開口7a1が開放されている状態でスロープ30を受入姿勢とする。つまり、スライド機構31は、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ30を接続位置(受入姿勢)とする。
このような本実施形態の荷物保管装置においては、開口7a1の下端が開口7a1の前方の床面Xよりも高い位置に配置され、床面Xと開口7a1の下端とを接続するスロープ30を有している。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、開口7a1が前方の床面Xよりも高い位置に配置されている場合であっても、スロープ30を介して、荷物Nを床面と開口7a1との間で容易に移動させることが可能となる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ30が、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置(受入姿勢)と、接続位置から退避された退避位置(収納姿勢)とに移動可能とされている。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スロープ30を開口7a1の前方の位置から退避させることができる。このため、本実施形態の荷物保管装置によれば、荷物Nの出し入れを行わない場合等に、スロープ30が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、スロープ30を接続位置と退避位置とに移動させるスライド機構31を備え、スライド機構31が、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時にスロープ30を接続位置に配置する。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、スライド機構31によって、スロープ30を必要な場合のみに接続位置に配置することができる。このため、荷物Nの出し入れを行わない期間において、スロープ30が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
(第5実施形態)
続いて、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図13は、本実施形態の荷物保管装置が備える搬入出部7を模式的に示す断面図である。なお、図13(a)は扉体40が収納姿勢とされた状態を示し、図13(b)は扉体40が受入姿勢とされた状態と示している。
これらの図に示すように、本実施形態の荷物保管装置は、収納姿勢と受入姿勢とに姿勢変更可能とされた扉体40を備えている。この扉体40は、軸部40aを中心として回動可能とされており、回動されることによって収納姿勢と受入姿勢とに姿勢変更可能とされている。
扉体40の受入姿勢は、裏面40bが床面Xと開口7a1の下端とを接続する姿勢である。つまり、扉体40は、受入姿勢にて、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置に配置される。また、扉体40の収納姿勢は、裏面40bが後方に向けられた姿勢であり、開口7a1から前方への突出量が受入姿勢よりも小さい姿勢である。つまり、扉体40は、収納姿勢となることで、開口7a1から前方への突出量が接続位置よりも小さくなる退避位置へ退避される。
また、図13に示すように、本実施形態において搬入出部7は、扉体40を回動させる不図示の扉体駆動機構を備えている。この扉体駆動機構は、例えば、動力を生成するモータと、モータの動力を軸部40aに伝達する伝達機構とを備えている。このような扉体駆動機構は、制御部8の制御の下に、図13(a)に示すように、開口7a1が閉じられている状態で、扉体40を収納姿勢とし、図13(b)に示すように、開口7a1が開放されている状態で扉体40を受入姿勢とする。つまり、扉体駆動機構は、搬入出部7への荷物Nの出し入れ時に扉体40を接続位置(受入姿勢)とする。
このような本実施形態の荷物保管装置においては、開口7a1の下端が開口7a1の前方の床面Xよりも高い位置に配置され、床面Xと開口7a1の下端とを接続するスロープが扉体40によって形成される。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、開口7a1が前方の床面Xよりも高い位置に配置されている場合であっても、受入姿勢とされた扉体40を介して、荷物Nを床面と開口7a1との間で容易に移動させることが可能となる。
また、本実施形態の荷物保管装置においては、扉体40が、床面Xと開口7a1の下端とを接続する接続位置(受入姿勢)と、接続位置から退避された退避位置(収納姿勢)とに移動可能とされている。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、扉体40を開口7a1の前方の位置から退避させることができる。このため、本実施形態の荷物保管装置によれば、荷物Nの出し入れを行わない場合等に、扉体40が開口7a1の前方にて歩行者等の邪魔となることを防止することができる。
(第6実施形態)
続いて、本発明の第6実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図14は、本実施形態の荷物保管装置が備える搬入出部7の概略構成を示す模式図である。図14(a)は搬入出部7の正面図であり、図14(b)は断面図である。なお、図14(a)においては、外殻体6の前壁部6a、搬入出部7の扉体7b及び保管箱4の前壁4c1を省略して図示している。これらの図に示すように、本実施形態の搬入出部7は、上記第1実施形態における載置台7dと重量測定部7eとを備えておらず、開口7a1の下端が床面Xと同じ高さに配置されている。
さらに、本実施形態において保管箱4の上部には係止具4eが設けられており、搬入出部7は、係止具4eが係止されることによって保管箱4及び荷物Nの重量を測定する吊下式重量測定部50を備えている。この吊下式重量測定部50は、係止具4eを係止する一対のアーム51と、アーム51に上方から接続されたセンサ部52とを備えている。このような吊下式重量測定部50は、外壁部7aの内側で開口7a1の上方に配置されており、一対のアーム51の間に奥行方向にて保管箱4の係止具4eが差し込み可能とされている。
このような本実施形態の荷物保管装置においては、開口7a1の下端が開口7a1の前方の床面Xと同じ高さとされている。このような本実施形態の荷物保管装置によれば、開口7a1の下端を超える場合に、荷物Nを持ち上げる必要がなくなる。このため、例えばキャスタを備える荷物Nである場合には、床面上に載置された荷物Nを持ち上げることなく搬入出部7に対して出し入れすることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、上記実施形態においては、保管箱4の内部に対してはユーザが荷物Nの出し入れを行う構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、荷物Nの開口7a1へ出し入れを行う受渡装置を別途設ける構成を採用することも可能である。