JP2022043303A - 端末及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SPS設定を効率的に切替えることを可能にする技術を提供すること。【解決手段】基地局と端末とを有する無線通信システムにおける端末であって、前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信する第一の受信部と、前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該端末が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信する第二の受信部と、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行う送信部と、を有する端末。【選択図】図3

Description

本発明は、端末及び通信方法に関する。
Long Term Evolution(LTE)及びLTEの後継システム(例えば、LTE Advanced(LTE-A)、4G、Future Radio Access(FRA)、5Gなどともいう)では、ユーザ装置同士が無線基地局を介さないで直接通信を行うDevice to Device(D2D)技術が検討されている(例えば、非特許文献1)。
D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラヒックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
D2Dは、通信可能な他のユーザ装置を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、ユーザ装置間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。また、D2Dで送受信される信号を、D2D信号と呼ぶ。
また、3rd Generation Partnership Project(3GPP)では、D2D機能を拡張することでV2Xを実現することが検討されている。ここで、V2Xとは、Intelligent Transport Systems(ITS)の一部であり、図1に示すように、自動車間で行われる通信形態を意味するVehicle to Vehicle(V2V)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するVehicle to Infrastructure(V2I)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するVehicle to Nomadic device(V2N)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するVehicle to Pedestrian(V2P)の総称である。
"Key drivers for LTE success:Services Evolution"、2011年9月、3GPP、インターネットURL:http://www.3gpp.org/ftp/Information/presentations/presentations_2011/2011_09_LTE_Asia/2011_LTE-Asia_3GPP_Service_evolution.pdf
V2Xの技術は、LTEで規定されているD2Dの技術をベースとしている。当該D2Dの技術において、ユーザ装置がD2D信号を送信するリソースを選択する方式として、大別して、基地局がリソースを割り当てる方式と、ユーザ装置が自律的にリソースを選択する方式がある。
また、V2X(特にV2V)では、ユーザ装置がデータを周期的(100ms~1秒程度)に送信するシナリオが検討されている。また、V2Xでは、ユーザ装置内でデータが生成されてから実際に送信されるまでの最大遅延として概ね100ms以下を目標にすることが検討されている。
このようなシナリオを実現するために、3GPPでは、基地局がリソースを割当てる方式において、基地局から予め複数の周期的なリソース割当てパターン(以下、「SPS設定(Semi Persistent Scheduling configuration)」と呼ぶ)をユーザ装置に通知しておき、SPS設定ごとに適用するのか否かをDownlink Control Information(DCI)を用いて基地局からユーザ装置に通知することで、SPS設定をダイナミックに切替え可能にすることが検討されている。
しかしながら、100ms~1秒程度の周期で、100ms以下の遅延を実現し、かつ、送信するデータのメッセージサイズの変動に対応するためには、予め多数(例えば数十パターン)のSPS設定を用意しておく必要がある。また、これらの多数のSPS設定の各々に対して適用するのか否かの指示を個別に行おうとすると、シグナリング量が膨大になる可能性がある。
V2Xでは、ユーザ装置間で直接信号を送受信する形態(PC5インタフェースでV2Xデータを直接送受信する形態)に加えて、基地局を介して信号を送受信する形態(UuインタフェースでV2Xデータを送受信する形態)も検討されている。そのため、上記課題は、ユーザ装置がD2Dで(PC5インタフェースで)周期的なデータを送信する場合のみならず、UL(Uplink)で周期的なデータを送信する場合でも発生し得る。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、SPS設定を効率的に切替えることを可能にする技術を提供する。
開示の技術の端末は、基地局と端末とを有する無線通信システムにおける端末であって、前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信する第一の受信部と、前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該端末が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信する第二の受信部と、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行う送信部と、を有する。
開示の技術によれば、SPS設定を効率的に切替えることを可能にする技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 SPS設定情報の一例を示す図である。 指示情報の具体例(その1)を説明するための図である。 指示情報の具体例(その1)を説明するための図である。 指示情報の具体例(その2)を説明するための図である。 指示情報の具体例(その3)を説明するための図である。 指示情報の具体例(その4)を説明するための図である。 指示情報の具体例(その4)を説明するための図である。 指示情報に含まれる情報が繰り返し格納される場合を示す図である。 SPS設定の変形例を説明するための図である。 受信ウィンドウの設定例を示す図である。 SPS設定で指定されるリソースとPUCCHリソースとの対応を示す図である。 SPS設定で指定されるリソースとPUCCHリソースとの対応を示す図である。 メッセージサイズが周期的に変化するデータの例を示す図である。 メッセージサイズが周期的に変化するデータの例を示す図である。 SPS設定の認識が不一致になる場合の具体例を示す図である。 指示情報の具体例(その5)を示す図である。 指示情報の具体例(その6)を示す図である。 指示情報の具体例(その7)を示す図である。 指示情報の具体例(その7)を示す図である。 指示情報の具体例(その8)を示す図である。 指示情報の具体例(その8)を示す図である。 SPS設定が適用される時間リソース位置の設定例を説明するための図である。 SPS設定が適用される時間リソース位置の設定例を説明するための図である。 実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置及び基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、本実施の形態は、ユーザ装置は主にV2Xのデータを送信することを想定しているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xデータに限られず、どのようなデータを送信する場合にも適用することができる。また、本実施の形態は、D2Dに限られず、ULにも適用可能である。
<システム構成>
図2は、実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図2に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局eNB、ユーザ装置UE1、及びユーザ装置UE2を有する。図2において、ユーザ装置UE1は送信側、ユーザ装置UE2は受信側を意図しているが、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2はいずれも送信機能と受信機能の両方を備える。以下、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2を特に区別しない場合、単に「ユーザ装置UE」と記述する。
図2に示すユーザ装置UE1及びユーザ装置UE2は、それぞれ、LTEにおけるユーザ装置UEとしてのセルラ通信の機能、及び/又は、D2D通信の機能を有している。
また、各ユーザ装置UEは、セルラ通信の機能及び/又はD2D通信の機能を有するいかなる装置であってもよいが、例えば、各ユーザ装置UEは、車両、歩行者が保持する端末、RSU(UEの機能を有するUEタイプRSU)等である。
また、基地局eNBについては、LTEにおける基地局eNBとしてのセルラ通信の機能、及び、本実施の形態におけるユーザ装置UEの通信を可能ならしめるための機能(設定情報通知機能等)を有している。また、基地局eNBはRSU(eNBの機能を有するeNBタイプRSU)を含む。
以下の説明において、「リソース」とは、特に断りがない限り、D2D信号の送信に用いられるリソース、又は、UL信号の送信に用いられるリソースを意味するものとして使用する。
以下の説明において、SPS設定を適用することは、SPS設定をアクティブ化(Activation)する、SPS設定を有効化する、SPS設定を起動(トリガ、Trigger)すると称してもよい。また、SPS設定を開放することは、SPS設定を非アクティブ化(de-Activation)する、SPS設定を無効化する、SPS設定をリリース(Release)すると称してもよい。
<処理手順>
(処理シーケンス)
図3は、実施の形態に係る無線通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。本実施の形態では、基地局eNBから予め1以上のSPS設定(SPS設定の候補)をユーザ装置UEに通知しておき、SPSプロセス単位でどのSPS設定を適用すべきなのかをDCIを用いてダイナミックに切替え可能にする。これにより、全てのSPS設定の候補ごとに適用するのか否かをユーザ装置UEに指示する方法と比較して、SPS設定を効率的に切替えることを可能にする。
ステップS11で、ユーザ装置UEは、周期的なリソースの割当てを要求するため、SPS設定要求情報を基地局eNBに送信する。SPS設定要求情報には、ユーザ装置UE自身が能力を有しているSPSプロセス数を特定するための情報、ユーザ装置UEが送信を予定しているデータに関する情報(例えば、データの送信周期及びデータサイズを示す情報でもよいし、データの種別又はベアラの種別、遅延又は信頼性などの要求条件など、送信周期及びデータサイズを把握可能な情報などでもよい)が含まれる。なお、ユーザ装置UE自身が能力を有しているSPSプロセス数を特定するための情報は、SPS設定要求情報ではなく、ユーザ装置UE自身の能力を基地局eNBに通知するRRCメッセージ(例えば、UE Capability Information)に含まれるようにしてもよい。
ここで、SPSプロセスとは、データを周期的に送信するための送信動作を行うためのプロセスであり、SPS設定で指定されるリソースを用いてデータを周期的に送信する動作を行う。ユーザ装置UEがサポートするSPSプロセスの数は、ユーザ装置UEの実装に依存する。
本実施の形態では、1つのSPSプロセスにいずれか1つのSPS設定のみが適用されるようにしてもよいし、複数のSPS設定が適用されるようにしてもよい。後者の場合、ユーザ装置UEは、例えば、100ms周期のSPS設定で指定されるリソース、及び、500ms周期のSPS設定で指定されるリソースを、1つのSPSプロセスで使い分けることが可能になる。
SPS設定要求情報は、RRCメッセージで送信されてもよいし、NASメッセージで送信されてもよい。RRCメッセージの場合、Sidelink UE Informationに含まれていてもよいし、RRC Connection Requestに含まれていてもよいし、RRC Connection Reestablishment Requestに含まれていてもよい。NASメッセージの場合、Attach Requestに含まれていてもよいし、Service Requestに含まれていてもよいし、PDN Connection Requestに含まれていてもよい。
ステップS12で、基地局eNBは、1以上のSPS設定(SPS設定の候補)を含むSPS設定情報をユーザ装置UEに送信する。なお、基地局eNBは、ステップS11で受信した、ユーザ装置UEが送信を予定しているデータに関する情報に基づいて、ユーザ装置UEが送信を予定しているデータの送信周期及びデータサイズの要求を満たす1以上のSPS設定(SPS設定の候補)を含むSPS設定情報をユーザ装置UEに送信するようにしてもよい。
図4に、SPS設定情報の一例を示す。SPS設定情報には、SPS設定ごとに、SPS設定を特定する情報(以下、「SPS設定ID」と呼ぶ)と、時間軸上のリソース位置と、周波数方向のリソース位置などを示す情報とが含まれる。図4の例では、SPS設定ID(#1~#6)が図示されているが、SPS設定情報に含まれるSPS設定の数に特に制限はない。図4の例では、SPS設定#1は、100ms周期でリソースが割当てられたSPS設定であり、SPS設定#1~6は、500ms周期でリソースが割当てられたSPS設定である。
SPS設定情報は、RRCメッセージで送信されてもよい。例えば、SPS設定情報は、RRC Connection Reconfigurationに含まれていてもよい。
ステップS13で、基地局eNBは、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定を指示する情報(以下、「指示情報」と呼ぶ)をユーザ装置UEに送信する。指示情報は、(E)PDCCHで送信されるDCIを用いてユーザ装置UEに送信される。指示情報の例については後述する。ユーザ装置UEは、受信した指示情報で指示された、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定に従ってセミパーシステントにデータ送信を行う。
ステップS14で、ユーザ装置UEは、必要に応じて、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定の変更を要求、またはSPS設定されたリソースの要・不要を報告する。例えば、ユーザ装置UEは、データの送信周期、データサイズ、及び/又は、送信タイミングを変更したい場合に、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定の変更を要求する。送信タイミングを変更したい場合とは、例えば、データを500ms周期で送信していたが、既に送信すべきデータが生じており、次の周期(例えば400ms)まで待機すると遅延要求(100ms以下)を満たせないという状態が生じた場合に、遅延要求を満たすことが可能なSPS設定への変更を基地局eNBに要求するという動作をユーザ装置UEが行う場合である。また、SPS設定で割り当てられたリソースが実際に送信に用いられるか否かをユーザ装置UEが報告することで、基地局eNBがユーザ装置UEのトラフィック特性を推定し、現在有効としているSPS設定に対する変更の必要性を判断することも可能である。そのためSPS設定されたリソースの要・不要を報告することも広義のSPS設定変更要求とみなすことができる。
ステップS15で、基地局eNBは、ユーザ装置UEから受けた変更要求に基づいて、変更後のSPS設定を指示する指示情報をユーザ装置UEに送信する。ユーザ装置UEは、受信した指示情報で指示された、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定に従ってセミパーシステントに(周期的に)データ送信を行う。
[処理シーケンスに関する補足事項]
以上説明した処理手順はあくまで一例であり、処理手順はこれに限られない。例えば、ステップS11及びステップS12の処理手順は逆でもよい。この場合、基地局eNBは、ユーザ装置UEがどのようなデータの送信を予定しているのか把握することができないため、ステップS12の処理手順において、ユーザ装置UEに設定可能な全てのSPS設定(SPS設定の候補)を含むSPS設定情報を送信するようにしてもよい。
ステップS12の処理手順で送信されるSPS設定情報に含まれる1以上のSPS設定(SPS設定の候補)は、更に、いずれかのSPSプロセスに予め対応づけられていてもよい。例えば、SPSプロセス#1に適用されるSPS設定がSPS設定#1~#3のいずれかに限定される場合、SPS設定情報は、SPS設定#1~#3がSPSプロセス#1に対応づけられるように設定されていてもよい。なお、この場合、同一のSPS設定が複数のSPSプロセスに対応づけられることが許容されてもよい。例えば、SPS設定#3が、SPSプロセス#1及びSPSプロセス#2に対応づけられていてもよい。この場合、基地局eNBは、同一のSPS設定を複数のSPSプロセスに同時に適用しないように制御する必要があるものの、上位レイヤシグナリングのオーバーヘッドを削減することが可能である。
(指示情報の具体例)
続いて、図3のステップS13及びステップS15の処理手順で送信される指示情報の具体例について説明する。
[指示情報の具体例(その1)]
指示情報の具体例(その1)では、SPSプロセスを特定するための識別子(SPSプロセスID)と、当該SPSプロセスIDに係るSPSプロセスに適用すべきSPS設定を示すSPS設定IDと、SPS設定を適用するのか又は開放するのかを示す指示子(Activation/de-activation)とがDCIに含まれる。
なお、SPS設定を適用するのか又は開放するのかを示す指示子は省略されていてもよい(以下の具体例も同様)。つまり、ユーザ装置UEは、指示情報に含まれているSPS設定については適用すべきと指示されていると認識し、指示情報に含まれていないSPS設定については開放すべきと指示されていると暗示的に認識するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、SPS設定情報に含まれるSPS設定のうち、指示情報で通知されないSPS設定は暗黙的に開放されたとみなしてもよい(以下の具体例も同様)。例えば、指示情報で通知可能なSPS設定数が実際のSPS設定数(SPS設定情報に含まれるSPS設定数)よりも少ない場合も想定されるためである。
図5及び図6に指示情報の具体例を示す。図5の例では、1つのSPSプロセスIDに関するSPS設定のみが1つのDCIに含まれる場合を示しており、図6の例では、複数のSPSプロセスIDに関するSPS設定が1つのDCIに含まれる場合を示している。
指示情報を含むDCIは、ユーザ装置UEに予め割当てられているRNTI(例えば、C-RNTI、SL-RNTI)でCRCマスクされていてもよいし、図3のステップS12の処理手順で送信されるSPS設定情報で新たなRNTIが割当てられ、当該新たなRNTIでCRCマスクされていてもよい。前者の場合、ユーザ装置UEがブラインド検出するDCIを抑制することができる。また、前者の場合、指示情報を含むDCIであることをユーザ装置UEに認識させるために、DCI内の余剰フラグ(例えば、DCIフォーマット5において64QAMに対応するMCSを示すフラグなど)に指示情報を含むDCIであることを示すフラグを付与するようにしてもよいし、所定のフィールド値の組み合わせにより、指示情報を含むDCIであることをユーザ装置UEが認識可能にしてもよい。また、上位レイヤシグナリング(RRCメッセージ)を用いて、従来のD2DにおいてSidelink用のダイナミックなリソース割当てを行うためのDCI(DCIフォーマット5)が、従来のD2Dと同様の用途で用いられるのか、又は、指示情報を含むDCIとして用いられるのかを、ユーザ装置UEに設定しておくようにしてもよい。また両方の用途として用いられるように設定しておき、それぞれのDCIが送信され得る時間・周波数リソースを上位レイヤシグナリング(RRCメッセージ)でユーザ装置UEに設定してもよい。後者の場合も、既存のDCI(ダイナミックリソース割り当てなど)の識別子の一部を流用しつつ、一部の識別子の解釈を変更することで指示情報を通知してもよい。この場合、時間周波数リソースの一部またはすべてをダイナミックに通知しつつSPS設定を行うことができる。例えばSidelink用V2Vではデータの周波数リソースサイズ・周波数位置双方がDCIで通知されるが、これを周波数位置のみの通知に変更し、リソースサイズを上位レイヤシグナリングで設定(例えばSPS configurationごとに設定)するようにしてもよい。余剰ビット(余剰情報)を用いて指示情報を通知することができる。同様にDCIで通知されるCIF(キャリア番号識別子)を上位レイヤシグナリングで設定(例えばSPS configurationごとやSPS processごとに設定)し、余剰ビット(余剰情報)を用いて指示情報を通知することもできる。
[指示情報の具体例(その2)]
指示情報の具体例(その2)は、1つのSPSプロセスに、複数のSPS設定が適用される場合に対応している。特に言及しない点は指示情報の具体例(その1)と同一でよい。図7に指示情報の具体例を示す。図7の例では、1つのSPSプロセス(SPSプロセス#1)に関するSPS設定のみが1つのDCIに含まれる場合を示しているが、前述の図6のように、複数のSPSプロセス(例えば、SPSプロセス#1及びSPSプロセス#2)に関するSPS設定が含まれていてもよい。
[指示情報の具体例(その3)]
指示情報の具体例(その3)では、指示情報にSPSプロセスIDを含めずに、RNTIを用いてSPSプロセスIDを識別可能にする。そのため、基地局eNBは、図3のステップS12の処理手順で送信されるSPS設定情報に、1以上のSPSプロセスの各々に対応するRNTIを含めてユーザ装置UEに送信する。
図8に指示情報の具体例を示す。図8の例では、SPS設定を示すSPS設定IDと、当該SPS設定を適用するのか又は開放するのかを示す指示子と、SPS設定を適用すべきSPSプロセスに対応するRNTIでマスクされたCRCビットとがDCIに含まれる。つまり、指示情報の具体例(その3)が用いられる場合、ユーザ装置UEは、SPS設定情報で予め通知されている1以上のRNTI(1以上のSPSプロセスの各々に対応するRNTI)を用いてDCIをブラインド検出し、DCIを検出できた場合、そのDCIに含まれる指示情報は、DCIを検出した際に用いたRNTIに対応づけられているSPSプロセスに対するSPS設定であると認識する。
なお、指示情報の具体例(その3)が用いられる場合において、ユーザ装置UEがサポート可能なSPSプロセスが1つである場合、CRCビットをマスクする際に用いられるRNTIは、ユーザ装置UEに予め割当てられているRNTI(例えば、C-RNTI、SL-RNTI)であってもよい。ユーザ装置UEがブラインド検出するDCIを抑制することができる。この場合、指示情報を含むDCIであることをユーザ装置UEに認識させるために、DCI内の余剰フラグ(例えば、DCIフォーマット5において64QAMに対応するMCSを示すフラグなど)に指示情報を含むDCIであることを示すフラグを付与するようにしてもよいし、所定のフィールド値の組み合わせにより、指示情報を含むDCIであることをユーザ装置UEが認識可能にしてもよい。また、上位レイヤシグナリング(RRCメッセージ)を用いて、従来のD2DにおいてSidelink用のダイナミックなリソース割当てを行うためのDCI(DCIフォーマット5)が、従来のD2Dと同様の用途で用いられるのか、又は、指示情報を含むDCIとして用いられるのかを、ユーザ装置UEに設定するようにしてもよい。また両方の用途として用いられるように設定しておき、それぞれのDCIが送信され得る時間・周波数リソースを上位レイヤシグナリング(RRCメッセージ)でユーザ装置UEに設定してもよい。
また、指示情報の具体例(その3)が用いられる場合において、指示情報の具体例(その2)と同様に、指示情報に複数のSPS設定が含まれていてもよい。
[指示情報の具体例(その4)]
指示情報の具体例(その4)では、指示情報を含むDCIが送信されるサブフレームの範囲により、どのSPSプロセスIDに関する指示情報なのかをユーザ装置UEが認識可能にする。そのため、基地局eNBは、図3のステップS12の処理手順で送信されるSPS設定情報に、各サブフレームの範囲(サブフレームセット)とSPSプロセスIDとの対応づけを示す情報を含めてユーザ装置UEに送信する。なお、指示情報の具体例(その4)では、指示情報を含むDCIのCRCビットは、同一のRNTIでマスクされる。このRNTIは、ユーザ装置UEに予め割当てられているRNTI(例えば、C-RNTI、SL-RNTI)でもよい。また、図3のステップS12の処理手順で送信されるSPS設定情報で新たなRNTIが割当てられてもよい。図9Aに、SPSプロセスIDごとに対応づけられるサブフレームの範囲の例を示す。また、図9Bに、指示情報の具体例を示す。
[指示情報の各具体例に関する補足事項]
ユーザ装置UEは、指示情報に含まれていないSPSプロセスのSPS設定については、以前に受信した指示情報で指示されたSPS設定が踏襲されると認識するようにしてもよい。つまり、基地局eNBは、図3のステップS15の処理手順において、変更すべきSPSプロセスのSPS設定のみを指示情報に含めてユーザ装置UEに送信するようにしてもよい。
指示情報が含まれるDCIのサイズは、DCIフォーマット0又は5と同一であってもよい。
指示情報が含まれるDCIの空き領域は、DCIの有効性を示す情報として利用されてもよい。例えば、図10に示すように、指示情報に含まれる情報は、DCI内の空き領域(空きビット)を利用して繰り返し格納されてもよい。空き領域は固定長であってもよいし、上位レイヤ(RRCメッセージなど)で予めユーザ装置UEに設定されてもよい。また、指示情報に含まれる情報が繰り返し格納される数は、上位レイヤ(RRCメッセージなど)で予めユーザ装置UEに設定されてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、指示情報をより正確に受信することが可能になる。
上位レイヤで設定した任意のSPS設定毎にSPS設定を適用するのか又は開放するのかを示すのではなく、1つのDCIで指示可能なSPS設定の組み合わせを限定し、SPS設定グループ単位で指示情報を通知してもよい。例えば、SPS設定情報で設定する複数のSPS設定をグループ化してそれぞれのグループに対してグループIDを付与し、DCIで指示情報を通知する際にグループIDと各グループに含まれるSPS設定に対するActivation/de-activationを通知してもよい。このようにグループ単位で指示情報の通知を行うことで、シグナリングオーバーヘッドが削減できる。
(SPS設定の変形例について)
これまでの説明では、SPS設定はSPS設定IDで特定されるようにしたが、以下の変形例を適用するようにしてもよい。例えば、SPS設定情報において、時間軸上のリソース位置に代えて、SPS設定IDごとにリソースの周期を示す情報を設定しておき、SPSプロセスに適用すべきSPS設定の具体的なサブフレーム位置については、指示情報で通知されるオフセット値で指示されるようにしてもよい。
図11は、SPS設定の変形例を説明するための図である。図11の上段は、SPS設定情報に設定されるSPS設定ID毎のSPS設定例を示しており、図11の下段は、SPS設定#2に対して、0msのオフセット及び、200msのオフセットを適用した後のSPS設定例を示している。
なお、指示情報に含まれるオフセット値は、指示情報が含まれるDCIの周波数リソースフィールドに対応するビット又はその一部のビットに格納されてもよい。また、表現できるオフセット値に余剰値が生じる場合、(例えば、0ms、100ms、200ms・・900msの10種類のオフセット値を4ビット(0~15)で表現する場合、10~15までの6つの余剰値が生じる)、余剰値についてはSPS設定を適用しないことを意味するようにしてもよい。一時的なSPS設定の開放(リソースの開放)を実現することができる。
(指示情報が含まれるDCIの検出誤り防止について)
指示情報が含まれるDCIをユーザ装置UEが正しく受信(デコード)できなかった場合、基地局eNBとユーザ装置UEとの間で、周期的に割当てられているリソースの認識が一致しなくなってしまう。これにより、例えば、基地局eNBが開放したと認識しているリソースで、D2D信号/UL信号が周期的に送信され続けるといった問題が発生してしまう可能性がある。このような問題を解決するために、本実施の形態では、以下の処理手順を適用するようにしてもよい。
[DCIの検出誤り防止法(その1)]
DCIの検出誤り防止法(その1)では、基地局eNBは、指示情報が含まれるDCIを予め定められた受信ウィンドウ内のサブフレームで送信するようにして、ユーザ装置UEは、受信ウィンドウ内に限定して、指示情報が含まれるDCIをモニタする。受信ウィンドウは、ユーザ装置UEに事前設定(Pre-configured)されていてもよいし、基地局eNBから報知情報又はRRCメッセージによりユーザ装置UEに設定されてもよいし、予め標準仕様等で固定的に規定されていてもよい。
図12に、受信ウィンドウの設定例を示す。図12の例では、受信ウィンドウの中で、指示情報が含まれるDCIが送信されるサブフレーム(ユーザ装置UEがモニタすべきサブフレーム)が限定されている例を示しているが、あくまで一例であり、受信ウィンドウの中で、指示情報が含まれるDCIが送信されるサブフレームは限定されていなくてもよい。
基地局eNBは、SPS設定の変更がある場合に限って、指示情報が含まれるDCIを予め定められた受信ウィンドウ内のサブフレームで送信し、ユーザ装置UEは、受信ウィンドウ内で指示情報が含まれるDCIを受信できなかった場合、SPS設定の変更は無いと判断し、前回受信した指示情報のSPS設定をそのまま適用するようにしてもよい。この場合、指示情報が含まれるDCIの送信頻度を削減することが可能になる一方で、ユーザ装置UEがDCIを正しく受信できなかった場合に、周期的に割当てられているリソースの認識が基地局eNBとユーザ装置UEとで一致しなくなってしまう可能性がある。そのため、ユーザ装置UEは、所定のカウンタ(非アクティブ化カウンタ)が満了した場合に、各SPSプロセスに適用されているSPS設定が非アクティブ化されたと判断して、V2Xデータの送信を中止するようにしてもよい。
また、基地局eNBは、SPS設定の変更有無に関わらず、指示情報が含まれるDCIを予め定められた受信ウィンドウ内のサブフレームで送信し、ユーザ装置UEは、受信ウィンドウ内で指示情報が含まれるDCIを受信できなかった場合、全てのSPS設定を開放すべきと判断するようにしてもよい。なお、SPS設定を開放すべきと認識したユーザ装置UEは、V2Xデータの送信を行うことができなくなることから、例えば、図3のステップS14の処理手順により、又は、トラフィック情報を基地局eNBに報告することにより、基地局eNBに対してSPS設定を要求するようにしてもよい。
また、基地局eNBは、SPS設定の変更有無に関わらず、指示情報が含まれるDCIを予め定められた受信ウィンドウ内のサブフレームで送信し、ユーザ装置UEは、受信ウィンドウ内で指示情報が含まれるDCIを受信できなかった場合、フォールバック用のSPS設定を適用してV2Xデータの送信を行うようにしてもよい。フォールバック用のSPS設定は、ユーザ装置UEに事前設定(Pre-configured)されていてもよいし、基地局eNBから報知情報又はRRCメッセージによりユーザ装置UEに設定されてもよいし、予め標準仕様等で固定的に規定されていてもよい。また、フォールバック用のSPS設定は、SPS設定情報に含まれる全てのSPS設定で共通のサブフレームが設定されたSPS設定であると定義されていてもよい。
ユーザ装置UEは、サブフレーム(n-m、m=1以上の整数)より前のサブフレームで最も新しい受信ウィンドウで検出した指示情報で指示されるSPS設定を、サブフレーム(n)から適用するように規定されていてもよい。つまり、m=1の場合、ユーザ装置UEは、1つ前のサブフレームで受信した指示情報で指示されるSPS設定を適用することができる。
[DCIの検出誤り防止法(その2)]
DCIの検出誤り防止法(その2)では、ユーザ装置UEは、指示情報を受信してから所定のカウンタ(非アクティブ化カウンタ)が満了した場合に、SPS設定を開放すべきと判断して、V2Xデータの送信を中止するようにしてもよい。所定のカウンタ(非アクティブ化カウンタ)は、ユーザ装置UEに事前設定(Pre-configured)されていてもよいし、基地局eNBから報知情報又はRRCメッセージによりユーザ装置UEに設定されてもよいし、予め標準仕様等で固定的に規定されていてもよい。これにより。ユーザ装置UEが指示情報を含むDCIを誤認識した場合であっても、所定のカウンタが経過することで、D2D信号が周期的に送信され続けるといった影響が解消されることになる。
[DCIの検出誤り防止法(その3)]
DCIの検出誤り防止法(その3)では、基地局eNBは、指示情報が含まれるDCIを予め定められた繰り返しウィンドウ内の一部又は全てのサブフレームで繰り返し送信するようにして、ユーザ装置UEは、繰り返しウィンドウ内で指示情報が含まれるDCIをモニタする。繰り返しウィンドウは、ユーザ装置UEに事前設定(Pre-configured)されていてもよいし、基地局eNBから報知情報又はRRCメッセージによりユーザ装置UEに設定されてもよいし、予め標準仕様等で固定的に規定されていてもよい。
これにより、ユーザ装置UEがDCIを正しく受信できなかった場合であっても、同一のDCIが基地局eNBから繰り返し送信されることで、DCIの受信に失敗する確率を低減することができる。
なお、繰り返しウィンドウ内では同一の指示情報が送信されるとし、指示情報が含まれるDCIを受信したユーザ装置UEは、同一の繰り返しウィンドウ内では、DCIのモニタを中止するようにしてもよい。ユーザ装置UEの電力消費を削減することができる。
(SPS設定又は周期的なリソースに関するフィードバックについて)
ユーザ装置UEは、SPS設定又は周期的なリソースに関するフィードバック情報を、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)を用いて基地局eNBに送信するようにしてもよい。フィードバック情報はどのようなものであってもよいが、例えば、基地局1から設定されたSPS設定で指定される周期的なリソース毎に、当該リソースを使用すること(又は使用しないこと)でもよい。また、基地局eNBから設定されたSPS設定が不要であることでもよいし、新たなSPS設定を必要としていることであってもよい。新たなSPS設定の要求は、リソース不足に関わる報告に限らず、他のユーザ装置UEとのリソース衝突を検知したことによるものであってもよい。
例えば、ユーザ装置UEは、SPS設定で指定される周期的なリソースを全て用いてデータを送信するとは限らず、一部のリソースを使用しないことも想定される。この場合、データを送信しないリソースを逐一基地局eNBにフィードバックすることができれば、基地局eNBは、そのリソースを他の用途に使用することが可能になり、限られた無線リソースを有効に活用することができる。
図13は、SPS設定で指定されるリソースと、PUCCHリソースとの対応を示す図である。ユーザ装置UEは、SPS設定で指定される周期的なリソースの各々(例えばSCI送信リソースの先頭リソースブロック、複数回SCIを繰り返し送信する場合は初回の送信リソースの先頭リソースブロック)に対応づけられるPUCCHリソースを用いてフィードバック情報を基地局eNBに送信する。
ここで、SPS設定で指定される各リソースとPUCCHリソースとを1対1に対応づけた場合、SPS設定間でPUCCHリソースが重複してしまい、基地局eNBは、どのSPS設定に関するフィードバック情報を受信したのか判断できなくなってしまう可能性がある。例えば、SPS設定#1で指定される周期的なリソースの一部と、SPS設定#2で指定される周期的なリソースの一部とが重複している場合、その重複しているリソースに対応するPUCCHリソースは同一になってしまうことから、基地局eNBは、SPS設定#1で指定される周期的なリソースに関するフィードバック情報を受信したのか、SPS設定#2で指定される周期的なリソースに関するフィードバック情報を受信したのかを判断することができなくなる。
そこで、SPS設定間でPUCCHリソースが重複しないようにするため、SPS設定間でPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に対して異なるオフセット値を規定することで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。2つのSPS設定間で重複したリソースが指定される場合に、2つのSPS設定にそれぞれ対応する2つのPUCCHリソースの間に周波数オフセットを設けた例を図13Aに示し、時間オフセットを設けた例を図13Bに示す。
同様に、同一のSPS設定が複数のユーザ装置UE間に適用された場合、ユーザ装置UE間でPUCCHリソースが重複してしまうことになる。そこで、複数のユーザ装置UEの間でPUCCHリソースが重複しないようにするため、複数のユーザ装置UEに対してPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。また、複数のSPS設定間及び複数のユーザ装置UEに対してPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。
同様に、ユーザ装置UEがセミパーシステントにデータ送信を行うキャリアが複数存在し、かつ、PUCCHリソースが1つまたは限定された数のキャリアに設定されるような無線ネットワークにおいて、各キャリア間で同一のSPS設定が適用された場合、キャリア間でPUCCHリソースが重複してしまうことになる。そこで、複数のキャリアに対して、PUCCHリソースが重複しないようにするため、キャリア間でPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。また、複数のSPS設定間及び複数のキャリアに対して、PUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。また、複数のユーザ装置UE及び複数のキャリアに対してPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。また、複数のSPS設定及び複数のユーザ装置UE及び複数のキャリアに対してPUCCHリソースの周波数リソース、時間リソース及び/又は系列に関する異なるオフセット値を割当てることで、PUCCHリソースが重複しないようにしてもよい。
例えば、PUCCHリソースの周波数リソースに対して異なるオフセット値を規定する場合、PUCCHリソースの周波数リソースを周波数インデックスで表現すると、周波数インデックス(nPUCCH)は、式「nPUCCH=n+N+N+N」で算出することができる。なお、PUCCHリソースの時間リソースは、SPS設定で指定される各リソースよりもNサブフレーム(Nは正の整数)前のサブフレームとすればよい。
ここで、「n」は、SPS設定で指定される各リソースのうち、例えば、SCIが送信される先頭のPhysical Resource Block(PBR)の周波数リソースを示すインデックスである。なお、「n」は、SPS設定で指定される各リソースを区別できるインデックスであればどのようなインデックスであってもよい。「N」は、SPS設定毎に予め規定されるオフセット値である。なお、「N」は、SPS設定IDであってもよい。「N」は、ユーザ装置UE毎に予め規定されるオフセット値であり、上位レイヤ(RRCメッセージ、MACシグナリング等)で各ユーザ装置UEに設定される。「N」は、キャリア毎に予め規定されるオフセット値であり、上位レイヤ(報知情報、RRCメッセージ、MACシグナリング等)でユーザ装置UEに設定される。
なお、同一のSPS設定が複数のユーザ装置UE間に適用されることが無い場合、上述の式において「N」は省略可能である。また、ユーザ装置UEがセミパーシステントにデータ送信を行うキャリアが複数存在しない場合など、キャリア間でのPUCCHリソースの重複を考慮する必要が無い場合、上述の式において「N」は省略可能である。また、SPS設定で指定されるリソースが少ない場合など、SPS設定間でPUCCHリソースの重複を考慮する必要がない場合、上述の式において「N」は省略可能である。
また、このようなSPS設定間・ユーザ装置UE間・キャリア間のPUCCHリソースの重複を解消するために、SPS設定毎にPUCCHの時間及び/又は周波数リソース、及び/又は系列を上位レイヤのシグナリングでユーザ装置UEに設定してもよい。この場合シグナリング量は増加するがより自由度の高いリソース割り当てが可能となる。
(ユーザ装置の自律リソース割り当てとの共存について)
以上のようにSPS設定に基づいた基地局リソース割当てを適用することで、基地局リソース割当てを適用しているユーザ装置UE間ではリソースの衝突は生じない。しかしながら、同一のリソースでユーザ装置UEに自律リソース割り当て(ユーザ装置UEが自律的にリソースを選択すること)が許可されている場合、リソースの衝突が生じる可能性がある。そのため、基地局eNBは、報知情報で、リソースプール内においてユーザ装置UEに自律リソース割り当てが許可されない時間・周波数リソースを通知してもよい。
あるいは、基地局eNBによりリソース割当てがなされたユーザ装置UEは、リソースを予約することを示す予約情報を他のユーザ装置UEに対して通知してもよい。このとき、ユーザ装置UEは、SPS設定が有効化されたすべてのリソースについて予約情報を送信するようにしてもよい。その場合、予約を確実に行うために、SPS設定が有効化されたすべてのSCIリソース(制御情報送信リソース)で予約情報の送信を行うようにユーザ装置UEを動作させてもよい。なお、この場合、ユーザ装置UEの報告による有効化されたリソースの開放は、データリソースにのみ適用され、SCIリソースは開放できない。そのため、SCIリソースのオーバーヘッドを削減するために、予約情報を送信するSCIのリソース及び送信する予約情報の内容を上位レイヤシグナリングでユーザ装置UEに設定してもよいし、予約情報を送信するSCIのリソース及び送信する予約情報の内容をユーザ装置UEの判断で決定するようにしてもよい。後者の場合、不要な予約情報の送信を制限するために、予約情報を含むSCIの送信は、SCI単独で送信することを禁じ、常に関連付けられたデータリソースとともに送信するとしてもよい。
(メッセージサイズが周期的に変化するデータの送信について)
Intelligent Transport Systems(ITS)では、図14Aに示すように、メッセージサイズが周期的に変化するデータ(以下、便宜上「周期変化データ」と呼ぶ)の送信が行われることが想定されている。ここで、周期変化データは、図14Bに示すように、周期の異なる2つのメッセージの組み合わせであると定義することができる。そこで、本実施の形態では、SPSプロセスに複数のSPS設定を適用することで、周期変化データの送信を可能にしてもよい。また、周期変化データの周期及び/又はメッセージサイズが変更される場合、SPSプロセスに適用される複数のSPS設定を変更することで、変更後の周期変化データの送信を可能にしてもよい。
また、前述したように、指示情報が含まれるDCIをユーザ装置UEが正しく受信(デコード)できなかった場合、基地局eNBとユーザ装置UEとの間で、周期的に割当てられているリソースの認識が一致しなくなってしまう。図15を用いて具体例を説明する。基地局eNBからユーザ装置UEに送信される指示情報は、同一のSPSプロセスに対する指示情報であることを前提とする。まず、基地局eNBは、予め受信したSPS設定要求情報に基づき、周期変化データの周期及び/又はメッセージサイズを認識し、所定のSPSプロセスに対してSPS設定#1をアクティブ化する指示情報と、SPS設定#2をアクティブ化する指示情報とを送信する(S101、S102)。続いて、ユーザ装置UEは、周期変化データの周期及び/又はメッセージサイズを変更することを示すSPS設定要求情報を基地局eNBに送信する(S103)。続いて、基地局eNBは、受信したSPS設定要求情報に基づき、変更後の周期及び/又はメッセージサイズを認識し、所定のSPSプロセスに対してSPS設定#2をアクティブ化する指示情報、SPS設定#7をアクティブ化する指示情報、SPS設定#1を非アクティブ化する指示情報、SPS設定#5を非アクティブ化する指示情報を送信する(S104、S105、S106、S108)。ここで、ユーザ装置UEは、ステップS108で送信されたSPS設定#5を非アクティブ化する指示情報を含むDCIのデコードに失敗したと仮定する。また、ステップS107で、周期変化データの周期及び/又はメッセージサイズが変更されたと仮定する。続いて、ユーザ装置UEは、周期変化データの周期及び/又はメッセージサイズを変更することを示すSPS設定要求情報を基地局eNBに送信する(S109)。
以上説明した具体例では、基地局eNBは、SPS設定#2及び#7がアクティブであると認識しているが、ユーザ装置UEは、SPS設定#1、#2及び#7がアクティブであると認識していることになる。つまり、基地局eNBとユーザ装置UEとの間で、アクティブなSPS設定の認識が不一致になる。このような問題は、同一のSPSプロセスに適用されるSPS設定が何回も変更される場合に発生する可能性が高まると想定される。
万が一不一致が発生した場合であっても、前述したように、SPS設定に対して所定のカウンタを設けておき、カウンタが満了した場合にSPS設定を自動的に非アクティブ化することで、不一致を解消することができる。しかしながら、カウンタが満了するまでの間は不一致を解消することができないことから、可能な限り早期に不一致を解消できることが望ましい。以下、周期変化データを送信するのに適した指示情報の具体例について説明する。
[指示情報の具体例(その5)]
図16は、指示情報の具体例(その5)を示す図である。指示情報の具体例(その5)では、SPSプロセスを特定するための識別子(SPSプロセスID)と、当該SPSプロセスに適用すべきSPS設定を追加することを示す識別子、又は、当該SPSプロセスに適用すべき上書きするのかを示す識別子と、適用すべきSPS設定を示すSPS設定IDとがDCIに含まれる。SPSプロセスに適用すべきSPS設定を追加することを示す識別子とは、SPSプロセスに対して新たなSPS設定を追加することを意味する。例えば、SPS設定#1が適用されているSPSプロセス#1に対し、更に、SPS設定#2を追加したい場合等に用いられる。当該SPSプロセスに適用すべき上書きするのかを示す識別子とは、SPSプロセスに対して、既に適用されているSPS設定を一旦非アクティブ化した上で、SPS設定を追加することを意味する。例えば、SPS設定#1が適用されているSPSプロセス#1に対し、SPS設定#2のみをアクティブ化したい場合等に用いられる。
指示情報の具体例(その5)を用いることで、SPSプロセスに適用される複数のSPS設定を柔軟に設定/変更することが可能になる。
[指示情報の具体例(その6)]
図17は、指示情報の具体例(その6)を示す図である。指示情報の具体例(その6)では、予め特別なSPS設定IDを規定しておき、指示情報に当該特別なSPS設定IDが指定されている場合、ユーザ装置UEは、SPSプロセスに設定されている全てのSPS設定を非アクティブ化する。特別なSPS設定IDは、例えば図17に示すように、"SPS設定#0"であってもよい。なお、特別なSPS設定IDは、本実施の形態で説明した複数の指示情報の具体例のいずれにも適用することができる。
例えば、基地局eNBは、特別なSPS設定IDを含む指示情報を定期的に送信するとともに、その時点で基地局eNB自身が認識しているアクティブ状態のSPS設定IDを含む指示情報を送信することで、SPS設定の不一致を早期に解消することが可能になる。
[指示情報の具体例(その7)]
図18は、指示情報の具体例(その7)を示す図である。指示情報の具体例(その7)では、SPSプロセスに適用可能なSPS設定数分のSPS設定IDを明示的に指示する。図18Aの例は、SPSプロセスに適用可能なSPS設定数が2つである場合の例を示している。例えば、SPSプロセス#1にSPS設定#1及び#2を適用したい場合、指示情報の具体例(その7)に示すフォーマットの指示情報には、「SPSプロセス#1」、「SPS設定#1」及び「SPS設定#2」が設定される。また、SPSプロセス#1に適用するSPS設定を、SPS設定#3及び#4に変更したい場合、指示情報の具体例(その7)に示すフォーマットの指示情報には、「SPSプロセス#1」、「SPS設定#3」及び「SPS設定#4」が設定される。つまり、指示情報の具体例(その7)では、指示情報で指定されるSPS設定は全てアクティブ化され、指定されないSPS設定は自動的に非アクティブ化されることになる。
なお、図18Aに示す"No update"は、前回受信された指示情報において、同一フィールドに設定されていたSPS設定をそのまま踏襲することを意味する。例えば、SPSプロセス#1に適用するSPS設定を、SPS設定#1及び#2から、SPS設定#3及び#2に変更したい場合、指示情報の具体例(その7)に示すフォーマットの指示情報には、「SPSプロセス#1」、「SPS設定#3」及び「No update」が設定される。なお、「No update」を利用すると、ユーザ装置UE側でDCIのデコードに失敗した場合に、基地局eNBとユーザ装置UEとの間で不一致が生じる可能性が高まるため、「No update」は使用されないようにしてもよい。
図18Bの例は、SPSプロセスに予めSPS設定の候補が設定されている場合に用いられ、各SPS設定の候補のうちどのSPS設定を適用するのかを個別に指定する場合の例を示している。例えば、SPSプロセス#1にSPS設定の候補としてSPS設定#1~#8が予め設定されている場合において、SPS設定#3及び#8を適用したい場合、図18Bに示すフォーマットの指示情報には、「SPSプロセス#1」、「De-active」、「De-active」、「active」、「De-active」、「De-active」、「De-active」、「De-active」、「active」が設定される。
指示情報の具体例(その7)を用いることで、SPSプロセスに適用される複数のSPS設定が明示的に指定されることになるため、万が一SPS設定の不一致が発生した場合であっても、次に指示情報を送信するタイミングでは、SPS設定の不一致が解消されることになる。また、SPS設定の非アクティブ化を明示的に行う必要がないため、シグナリングオーバーヘッドを削減することが可能になる。
[指示情報の具体例(その8)]
図19は、指示情報の具体例(その8)を示す図である。指示情報の具体例(その8)では、指示情報に含まれるSPS設定IDの数(コマンド数)を示す情報(SPS設定数)と、SPS設定IDとがDCIに含まれる。図19Aは、SPS設定数=1である場合の例であり、図19Bは、SPS設定数=2である場合の例である。
なお、指示情報の具体例(その8)についても、指示情報の具体例(その7)と同様、指示情報で指定されるSPS設定は全てアクティブ化され、指定されないSPS設定は自動的に非アクティブ化されることになる。指示情報の具体例(その9)を用いることで、指示情報に含まれるSPS設定IDの数を明示的に通知することができる。また、指示情報の具体例(その8)を用いることで、SPSプロセスに適用される複数のSPS設定が明示的に指定されることになるため、万が一SPS設定の不一致が発生した場合であっても、次に指示情報を送信するタイミングでは、SPS設定の不一致が解消されることになる。また、SPS設定の非アクティブ化を明示的に行う必要がないため、シグナリングオーバーヘッドを削減することが可能になる。
[指示情報の具体例(その5)~(その8)に関する補足事項]
以上説明した指示情報の具体例(その5)~(その8)では、指示情報にSPSプロセスIDが含まれているが、SPSプロセスIDは省略されてもよい。この場合、前述した指示情報の具体例(その3)で説明したように、RNTIを用いてSPSプロセスIDを特定可能にしてもよいし、指示情報の具体例(その4)で説明したように、指示情報を含むDCIが送信されるサブフレームの範囲により、どのSPSプロセスIDに関する指示情報なのかをユーザ装置UEが特定可能にしてもよい。また、DCIが送信される時間及び/又は周波数リソースに基づき、どのSPSプロセスIDに関する指示情報なのかをユーザ装置UEが特定可能にしてもよい。例えば、基地局eNBは、SPSプロセスごとにDCIが送信されるサブフレーム位置を示すサブフレームパターンを上位レイヤシグナリング(RRC又はSIB)を用いてユーザ装置UEに設定してもよい。また、当該サブフレームパターンは標準仕様で定められていてもよい。
SPSプロセスIDは、SPS設定IDごとに、予め上位レイヤ(RRC)でユーザ装置UEに設定されていてもよい。SPSプロセスIDのDCIでの通知が省略できるだけでなく、あるSPSプロセスに対してDCIで通知すべきSPS設定IDの数を削減することができ、ユーザ装置UEにSPS設定IDを通知する際のシグナリングオーバヘッドを削減することもできる。
指示情報において、SPSプロセスに適用されるSPS設定は、アクティブ化/非アクティブ化フラグ(フィールド)に加えて、SPS設定が適用される時間/周波数リソースを示す指示子を用いて示されてもよい。時間/周波数リソースを示す指示子は、上位レイヤシグナリング(RRC等)で設定されたリソース候補を示すインデックスであってもよい。以下、時間/周波数リソースを示す指示子を用いたSPS設定の例を、図を用いて具体的に説明する。
図20は、SPS設定が適用される時間リソース位置の設定例を説明するための図である。例えば、SPSプロセスに2つのSPS設定を適用する場合において、時間/周波数リソースを示す指示子として、サブフレームオフセット指示子をDCIに含める。サブフレームオフセット指示子とは、DCIに含まれる2つのSPS設定が適用される2つのサブフレーム間のオフセット(間隔)、又は、2つのSPS設定が適用されるサブフレームの位置を示す情報を意図している。図20において、サブフレームオフセット指示子は、具体的には正の整数「N」で示され、2つのSPS設定が適用される2つのサブフレーム間のオフセット、又は、2つのSPS設定が適用される2つのサブフレームの位置は、整数「N」を用いて以下のように算出される。
ALT1:DCIが受信されてから最初に1番目のSPS設定が適用されるサブフレームを基準とした場合、2番目のSPS設定が適用されるサブフレームは、1番目のSPS設定が適用されるサブフレームから「N×X」後のサブフレームとする。ここで、「X」は、1番目のSPS設定におけるサブフレーム間隔であり、上位レイヤシグナリング(RRC、SIBなど)でユーザ装置UEに設定される。なお、1番目のSPS設定は、サブフレーム間隔が短いSPS設定であり、2番目のSPS設定は、1番目のSPS設定よりもサブフレーム間隔が長いSPS設定である。図20Aは、基準となるサブフレームがサブフレームAである場合で、かつ、N=3である場合に、2番目のSPS設定#yが適用されるサブフレーム位置を示している。なお、基準となるサブフレームの位置は、例えば、DCIが受信されるサブフレームから所定のサブフレーム後(例えば4サブフレーム後)のサブフレームであると予め標準仕様等で規定されていてもよい。
ALT2:DCIが受信されるサブフレームを基準とした場合、各SPS設定が適用されるサブフレームは、「DCIが受信されるサブフレーム(n)+4+N×X」とする。なお、ALT2の場合、指示情報には、SPS設定ごとにサブフレームオフセット指示子が含まれることになる。図20Bは、1番目のSPS設定#xに対してN=0であり、2番目のSPS設定#yに対してN=3である場合における、SPS設定ごとのサブフレーム位置を示している。
以上説明したALT1及びALT2によれば、SPSプロセスに2つのSPS設定を適用する場合に、各SPS設定が適用されるサブフレームをユーザ装置UEに通知することが可能になる。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図21は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図21に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、管理部103とを有する。なお、図21は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図21に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。ただし、これまでに説明したユーザ装置UEの処理の一部(一部の具体例、変形例のみ等)を実行可能としてもよい。
信号送信部101は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部101は、D2D信号の送信機能とセルラ通信の送信機能を有する。また、信号送信部101は、ユーザ装置UEが備える1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定に従って、D2D信号/UL信号をセミパーシステントに(周期的に)送信する機能を有する。
また、信号送信部101は、第二の信号受信部1022において指示情報が予め定められた所定のサブフレーム(受信ウィンドウ内のサブフレーム)で受信されない場合、1以上のSPSプロセスに適用すべきSPS設定が開放されたと判断してデータ送信を中止するようにしてもよい。また、信号送信部101は、指示情報が第二の信号受信部1022で受信されてから所定の期間が経過した場合、1以上のSPSプロセスに適用すべきSPS設定が開放されたと判断してデータ送信を中止するようにしてもよい。
また、信号送信部101は、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定で指定されるリソース毎に、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定ごとに予め規定されるオフセット値、ユーザ装置UEごとに予め設定されるオフセット値、及び、データ送信を行うキャリアごとに予め規定されるオフセット値のうち少なくともいずれか1つのオフセット値に基づいて決定されるPUCCHリソースで、所定のフィードバック情報を基地局eNBに送信するようにしてもよい。
信号受信部102は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部102は、D2D信号の受信機能とセルラ通信の受信機能を有する。信号受信部102は、更に、第一の信号受信部1021と第二の信号受信部1022とを含む。
第一の信号受信部1021は、主にRRCレイヤの信号を送受信する機能を有する。また、第一の信号受信部1021は、基地局eNBから、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のSPS設定を含むSPS設定情報を受信する。
また、第一の信号受信部は、基地局eNBから、1以上のSPSプロセスの各々に対応するRNTIを含むSPS設定情報を受信するようにしてもよい。
第二の信号受信部1022は、主に物理レイヤの信号を送受信する機能を有する。また、第二の信号受信部1022は、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定を指示する指示情報を受信する。
また、第二の信号受信部1022は、1以上のSPSプロセスの各々に対応するRNTIを用いて指示情報(指示情報を含むDCI)を検出することで、指示情報に含まれるSPS設定が適用される特定のSPSプロセスを特定するようにしてもよい。なお、検出するとは、SPSプロセスごとのRNTIを用いて指示情報を含むDCIをブラインド検出することを意図している。この場合、指示情報には、1以上のSPSプロセスのうち特定のSPSプロセスに適用すべきSPS設定、及び、該特定のSPSプロセスに対応するRNTIに基づいて算出されるCRCが含まれていてもよい。
管理部103は、1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPSの設定を管理する機能を有する。管理部103は、第二の信号受信部1022に含まれていてもよい。
(基地局)
図22は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図22に示すように、基地局eNBは、信号送信部201と、信号受信部202と、スケジューリング部203と、通知部204と、設定部205とを有する。なお、図22は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図22に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。ただし、これまでに説明した基地局eNBの処理の一部(一部の具体例、変形例のみ等)を実行可能としてもよい。
信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の無線信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
スケジューリング部203は、周期的なUL信号送信用のリソース及び周期的なD2D信号送信用のリソースの割当てを行う機能を有する。
通知部204は、ユーザ装置UEに対して、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のSPS設定を含むSPS設定情報を通知する機能を有する。また、通知部204は、ユーザ装置UEに対して、1以上のSPSプロセスの各々に対応するRNTIと、1以上のSPSプロセスのSPSプロセスID及びRNTIの対応づけを示す情報とを更に含むSPS設定情報を通知するようにしてもよい。
また、通知部204は、ユーザ装置UEが備える1以上のSPSプロセスごとに適用すべきSPS設定を指示する指示情報をユーザ装置UEに通知する機能を有する。
設定部205は、ユーザ装置UEが本実施の形態に係る動作を行うために用いる各種情報を、報知情報(SIB)又はRRCシグナリングを用いてユーザ装置UEに設定する機能を有する。なお、当該各種情報は、例えば、受信ウィンドウ、フォールバック用のSPS設定、所定のカウンタ(非アクティブ化カウンタ)、又は、繰り返しウィンドウである。
<ハードウェア構成>
上記の実施の形態の説明に用いたブロック図(図21及び図22)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における基地局eNB、ユーザ装置UEは、本発明の通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図23は、実施の形態に係るユーザ装置UE及び基地局eNBのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局eNB及びユーザ装置UEは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局eNB及びユーザ装置UEのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局eNB及びユーザ装置UEにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101と、信号受信部102と、管理部103と、基地局eNBの信号送信部201と、信号受信部202と、スケジューリング部203と、通知部204と、設定部205とは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101と、信号受信部102と、管理部103と、基地局eNBの信号送信部201と、信号受信部202と、スケジューリング部203と、通知部204と、設定部205とは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置UEの信号送信部101、及び、信号受信部102、基地局eNBの信号送信部201、及び、信号受信部202は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局eNB及びユーザ装置UEは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<まとめ>
以上、実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信する第一の受信部と、前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該ユーザ装置が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信する第二の受信部と、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行う送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEによれば、SPS設定を効率的に切替えることを可能にする技術が提供される。
また、前記第一の受信部は、前記基地局から、前記1以上の送信プロセスの各々に対応するRNTIを受信し、前記指示情報は、前記1以上の送信プロセスのうち特定の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定、及び、該特定の送信プロセスに対応する前記RNTIに基づいて算出されるCRCビットを含み、前記第二の受信部は、前記1以上の送信プロセスの各々に対応するRNTIを用いて前記指示情報を検出することで、前記指示情報に含まれるセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される前記特定の送信プロセスを特定するようにしてもよい。これにより、DCIにSPSプロセスIDを含める必要がないため、DCIのデータサイズを削減することが可能になる。
また、前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定は、セミパーシステントに割当てられたリソースの周期を示す情報を含み、前記指示情報で指示される前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定は、前記セミパーシステントに割当てられたリソースの周期に適用される時間オフセットで指示されるようにしてもよい。これにより、SPS設定の候補をユーザ装置UEに通知するための上位レイヤ(RRC)のシグナリング量を削減することが可能になる。
また、前記送信部は、前記第二の受信部において前記指示情報が予め定められた所定のサブフレームで受信されない場合、前記1以上の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定が開放されたと判断してデータ送信を中止するようにしてもよい。これにより、指示情報を含むDCIが正しく受信できなかった場合に、ユーザ装置UEがD2D信号/UL信号が周期的に送信し続けてしまうといった問題を抑止することが可能になる。
また、前記送信部は、前記指示情報が前記第二の受信部で受信されてから所定の期間が経過した場合、前記1以上の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定が開放されたと判断してデータ送信を中止するようにしてもよい。これにより、指示情報を含むDCIが正しく受信できなかった場合に、ユーザ装置UEがD2D信号/UL信号が周期的に送信し続けてしまうといった問題を抑止することが可能になる。
また、前記送信部は、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定で指定されるリソース毎に、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定ごとに予め規定されるオフセット値、ユーザ装置ごとに予め設定されるオフセット値、及び、データ送信を行うキャリアごとに予め規定されるオフセット値のうち少なくともいずれか1つのオフセット値に基づいて決定されるPUCCHリソースで、所定のフィードバック情報を前記基地局に送信するようにしてもよい。これにより、基地局eNBは、例えば、SPS設定において使用されないリソースを他の用途に使用することが可能になり、限られた無線リソースを有効に活用することができる。
また、2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される場合、前記指示情報には、該2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される2つのサブフレームの間の間隔、又は、該2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される前記2つのサブフレーム位置を示す指示子が含まれるようにしてもよい。SPSプロセスに2つのSPS設定を適用する場合に、各SPS設定が適用されるサブフレームをユーザ装置UEに通知することが可能になる。
また、実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する通信方法であって、前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信するステップと、前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該ユーザ装置が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信するステップと、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行うステップと、を有する通信方法が提供される。この通信方法によれば、SPS設定を効率的に切替えることを可能にする技術が提供される。
<実施形態の補足>
以上、本発明の実施の形態で説明する各装置の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。処理説明の便宜上、基地局及び移動局は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って移動局が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
SCIは、Scheduling Assignment(SA)と呼ばれてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCメッセージは、RRCシグナリングと呼ばれてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MACシグナリング、ブロードキャスト情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCメッセージは、RRCシグナリングと呼ばれてもよい。また、RRCメッセージは、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、Future Radio Access(FRA)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定(判断)は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。
UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第一の」、「第二の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第一および第二の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第一の要素が第二の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本国際特許出願は2016年5月12日に出願した日本国特許出願第2016-096572号及び2016年9月29日に出願した日本国特許出願第2016-192352号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016-096572号及び日本国特許出願第2016-192352の全内容を本願に援用する。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101 信号送信部
102 信号受信部
1021 第一の信号受信部
1022 第二の信号受信部
103 管理部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 スケジューリング部
204 通知部
205 設定部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (7)

  1. 基地局と端末とを有する無線通信システムにおける端末であって、
    前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信する第一の受信部と、
    前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該端末が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信する第二の受信部と、
    前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行う送信部と、
    を有する端末。
  2. 前記第一の受信部は、前記基地局から、前記1以上の送信プロセスの各々に対応するRNTIを受信し、
    前記指示情報は、前記1以上の送信プロセスのうち特定の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定、及び、該特定の送信プロセスに対応する前記RNTIに基づいて算出されるCRCビットを含み、
    前記第二の受信部は、前記1以上の送信プロセスの各々に対応するRNTIを用いて前記指示情報を検出することで、前記指示情報に含まれるセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される前記特定の送信プロセスを特定する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記送信部は、前記第二の受信部において前記指示情報が予め定められた所定のサブフレームで受信されない場合、前記1以上の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定が開放されたと判断してデータ送信を中止する、
    請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記送信部は、前記指示情報が前記第二の受信部で受信されてから所定の期間が経過した場合、前記1以上の送信プロセスに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定が開放されたと判断してデータ送信を中止する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末。
  5. 前記送信部は、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定で指定されるリソース毎に、前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定ごとに予め規定されるオフセット値、端末ごとに予め設定されるオフセット値、及び、データ送信を行うキャリアごとに予め規定されるオフセット値のうち少なくともいずれか1つのオフセット値に基づいて決定されるPUCCHリソースで、所定のフィードバック情報を前記基地局に送信する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端末。
  6. 2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される場合、前記指示情報には、該2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される2つのサブフレームの間の間隔、又は、該2つのセミパーシステントスケジューリングの設定が適用される前記2つのサブフレームの位置を示す指示子が含まれる、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末。
  7. 基地局と端末とを有する無線通信システムにおける端末が実行する通信方法であって、
    前記基地局から、周期的に割当てられるリソースを示す1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定を受信するステップと、
    前記1以上のセミパーシステントスケジューリングの設定のうち、当該端末が備える1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定を指示する指示情報を受信するステップと、
    前記1以上の送信プロセスごとに適用すべきセミパーシステントスケジューリングの設定に従って、セミパーシステントにデータ送信を行うステップと、
    を有する通信方法。
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