JP2022039321A - 減圧弁装置 - Google Patents

減圧弁装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022039321A
JP2022039321A JP2020144284A JP2020144284A JP2022039321A JP 2022039321 A JP2022039321 A JP 2022039321A JP 2020144284 A JP2020144284 A JP 2020144284A JP 2020144284 A JP2020144284 A JP 2020144284A JP 2022039321 A JP2022039321 A JP 2022039321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pressure
air
air pressure
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020144284A
Other languages
English (en)
Inventor
一彦 吉田
Kazuhiko Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO DIES KK
Original Assignee
TOKYO DIES KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO DIES KK filed Critical TOKYO DIES KK
Priority to JP2020144284A priority Critical patent/JP2022039321A/ja
Publication of JP2022039321A publication Critical patent/JP2022039321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

【課題】粘性の高い流体の圧力を良好に減圧し、しかも小型化をはかることのできる減圧弁装置を提供する。【解決手段】流路を開閉する弁25の弁体25bを弁座25aから離間する方向に作動させる空気圧を供給する空気圧供給路30を備えた減圧弁装置21において、空気圧供給路30から供給される空気圧により移動されるエアピストン32に生じる荷重を増幅して弁25を開く方向に付勢する空気圧を増大する空気圧増大機構を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、流入した流体の圧力を減圧して吐出する減圧弁装置に係り、特に、粘度の高い材料を減圧するのに好適な減圧弁装置に関する。
まず、従来のこの種の減圧弁装置を図5により説明する。
図5において、従来の減圧弁装置1は、ハウジング2の下部に流体導入路3と流体吐出路4とを備えており、これらの流体導入路3と流体吐出路4は水平方向に間隔を隔てて配設されている。
前記流体導入路3は、前記ハウジング2内の奥方に位置する前端部3aが小径に形成されており、この前端部3aの先端の下方には、中央に開口6の形成された弁5の弁座5aが装着されている。前記弁座5aには、この弁座5aに当接して流体の前記前端部3aからの吐出を阻害する弁体5bが環状支持部材8に支持されて配設されている。
前記ハウジング2の上方には、減圧制御に使用される空気を下向きに供給する空気供給口10が上部中央に形成されている上部ハウジング9が、前記ハウジング2に嵌合支持されて配設されている。
前記上部ハウジング9内には、前記空気供給口10に連通するシリンダ11が形成されており、このシリンダ11内を昇降するエアピストン12が円環状のパッキン13によりシールされて配設されている。このエアピストン12の中央部下面には、前記エアピストン12を下方から支持するとともに、前記空気供給口10に供給された空気による空気圧を下方に伝達する荷重伝達部材14が突設されている。前記荷重伝達部材14には、受座15が形成されており、この受座15の中央部には、下向き円錐状の凹部16が形成されている。
前記凹部16には、上端部を前記凹部16に嵌合する円錐状に形成されたプランジャ17が上下動可能に配設されている。このプランジャ17は、前記環状支持部材8に接続されており、前記空気供給口10から空気が供給されることにより、エアピストン12ならびに荷重伝達部材14が下降して、弁5の弁座5aから弁体5bが離間し、前記流体導入路3からの流体が、流体導入路3の前端部3aからハウジング2内に導入されることになる。
前記ハウジング2内には、前記流体吐出路4に連通する連通路18が形成されており、前記流体導入路3からの流体が、前記連通路18を介して前記流体吐出路4から外部に吐出されるようになっている。
このような従来の減圧弁装置1においては、エアピストン12の上方の空気供給口10から供給された空気による空気圧は、エアピストン12の受圧面の面積により荷重に変換され、その荷重が大きい場合にはプランジャ17を押圧する前記流体導入路3からの流体圧に抗して弁体5bを弁座5aから離間させて弁5を開くことができる。それとは反対に、プランジャ17を下方から押圧するハウジング2内の流体圧により発生する荷重が空気供給口10から供給された空気圧により発生する荷重より大きければ、弁体5bが弁座5aに圧接して流体導入路3からの流体の流れを阻止することになる。
前述した減圧弁装置1の動作の詳細を図6により説明する。
:一次圧(供給圧)
:二次圧(吐出圧)
:圧力検出面積:弁座5aの面積(外径:d)
:シート面積:プランジャ17の底面積(外径:D)
:流体導入路3の荷重
:プランジャ17において発生する荷重
とすると、弁5が開いているときには、弁座5aには、その面積Aが受ける液圧のみが作用するが、弁5が閉じている状態においては、流体導入路3から供給される圧力Pが弁5を開く方向に作用するため、吐出側の液圧Pが一定圧以上にならないと弁5を閉じることができない。すなわち、弁5を閉じることができる条件は、W≦Wであり、最低P=A・P/A+Aとなる。
そして、一次圧Pの影響を小さくするためには、シート面積 Aと圧力検出面積Aとの比を可能な限り大きくする必要がある。
ところで、1MP以下の低圧の流体の減圧を行う減圧弁装置においては、シート面積 Aと圧力検出面積Aとの比を可能な限り大きくするために受圧部となるプランジャの受圧面積を大きくしても液圧が低いために大きな荷重とならないが、例えば10MP以上の高圧の液体の減圧を行う減圧弁装置においては、受圧部を大きくすると、発生する荷重に対応して制御に要する荷重も大きくする必要がある。このため、受圧部たるプランジャの外径を大きく必要があった。
前述したように、従来の減圧弁装置1においては、制御のための発生荷重を大きくするため、大径のエアピストン12ならびにプランジャ17を設ける必要があり、設置する空間を大きく占有するうえ重量も大きくなり、減圧弁装置1を支持する保持具の強度も必要になるという問題点があった。
これらの観点から、逆に弁5の弁座5aの面積を可能な限り小さくしてシート面積Aとの比を大きくすることにより発生荷重Wを抑え、可能な限りの小型化をはかっていた。
しかしながら、このような従来の減圧弁装置1においては1分当たり10リットル以上の大容量の流体を流したり、グリスやシーリング材などの粘度の高い流体を流すときの圧力損失を補償するために高圧で移送される材料の弁5における流路抵抗を軽減するため弁5における弁座5aの口径を大きくしようとすると、弁座5aに作用する供給側からの圧力が弁体5bを弁座5aから離間する方向に作用するため、この圧力に抗して精度よく弁5を閉じる荷重を発生させる必要があった。このため、圧力検知を行うプランジャ17の口径を大きくせざるを得ず、プランジャ17の受ける荷重が大きくなってしまっていた。
このプランジャ17の受ける荷重を、工場などで通常使用されている0.5~0.7MP程度の空気圧によって制御しようとすると、エアピストン12を大径化して面積を大きくし、空気圧による発生荷重を増大させなければならなかった。この結果、エアピストン12が大径化してしまい、前述したような大型化と支持構造の強化が必要とされていた。
このため、従来から小型軽量化をはかるようにした減圧弁装置が知られている。
その一例として、弁箱の内部に上下動自在に設けた弁体と、弁体に連動するシリンダ装置と、下端にシリンダ装置のピストン螺合する下段ボールねじ部を形成し、上端に下段ボールねじ部に較べてリードの大きい上段ボールねじ部を形成した伝動軸と、伝動軸の上段ボールねじ部に螺合して上下動自在に配置した重錘と、一端が弁箱の下流側流路に連通するとともに、他端がシリンダ装置シリンダ室に連通するパイロット管路とを有するものがある(例えば特許文献1参照)。
また、他例として、一次側通路に絞り装置を設け、パイロット弁内には、第1ダイアフラムに面する二次側圧力導入用のメイン圧力室と、第2ダイアフラムで仕切られた第1,第2のサブ圧力室を形成し、第2ダイアフラムの面積を第1ダイアフラムの面積より大きくし、弁の二次側圧力を増幅するようにしたものもある(例えば特許文献2参照)。
特開平5-119845号公報 特開2005-202736号公報
前述した特許文献1の減圧弁装置において、制御圧の増幅機構は、本体内に重錘と弁棒に接続するピストンとを設け、重錘とピストンを接続するボールねじを形成した伝動軸と、伝動軸に設けたボールねじのリードを異ならせることで行っており、さらに流路の二次側から本体に接続する流路を必要とする。
このため、高圧流体の制御のためには、大きいサイズの重錘とパイロット流路が必要となり、それ以外にもねじのリード差を大きくできるか不明である。
また、前述した特許文献2においては、制御圧の増幅機構を、本体とは別に設けた2つのダイアフラムを有するパイロット弁により行っている。このため、本体およびパイロット弁を接続する複数の流路を必要とする。したがって、高圧流体制御のためには、少なくとも一方のダイアフラムのサイズを大きくするとともに、複数の流路を形成する必要がある。
したがって、前述した両特許文献1、2の減圧弁装置は、いずれも大型であり、各減圧弁装置を支持する保持具の強度も必要になるという問題点があった。
本発明は、前述した従来の各減圧弁装置における問題点を克服し、粘性の高い流体の圧力を良好に減圧し、しかも小型化をはかることのできる減圧弁装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1に係る本発明の減圧弁装置は、粘度が高い流体を減圧して供給する減圧弁装置であって、流路を開閉する弁の弁体を弁座から離間する方向に作動させる空気圧を供給する空気圧供給路を備えた減圧弁装置において、前記空気圧供給路から供給される空気圧により移動されるエアピストンに生じる荷重を増幅して前記弁を開く方向に付勢する前記空気圧を増大する空気圧増大機構を設けたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、粘性の高い流体の圧力を簡単な構成により確実に下げることができる。
請求項2に係る本発明の減圧弁装置は、前記空気圧増大機構が、往復動されるピストンに、固定部材に枢支されたリンクの一端部を接触させるとともに、前記リンクの中間部を前記弁体へ荷重を伝達する荷重伝達部材に当接して梃子の原理により前記ピストンへの荷重を増大して前記弁体に伝達するようにしたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、梃子の原理の作用点となるリンクの中間部を荷重伝達部材に圧接して空気圧を増大するようにしている。
請求項3に係る本発明の減圧弁装置は、少なくとも1個の前記リンクを設けたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、梃子の原理を複数組のリンクで行えば、より安定的に空気圧を増大することができる。
請求項4に係る本発明の減圧弁装置は、前記空気圧増大機構が、往復動されるピストンに接続されて従動する前記ピストンより小径のピストンロッドと、このピストンロッドより大径とされ前記ピストンロッドと連動して密閉空間内に充填されている液体を押圧する液圧ピストンとを有し、パスカルの原理により前記ピストンへの荷重を増大して前記液圧ピストンを介して前記弁体に伝達するようにしたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、密閉空間内に充填されている液体を押圧するようにして、パスカルの原理により前記ピストンへの荷重を増大して前記弁体に伝達するようにし、空気圧を安定的に増大することができる。
本発明の減圧弁装置によれば、梃子の原理またはパスカルの原理により小型で簡単な構成にもかかわらず、粘度の高い流体の圧力を空気圧を利用して確実に低下することができる。
本発明に係る減圧弁装置の第1実施形態を示す縦断面正面図 図1の右側面図 図1の一部を省略した平面図 本発明に係る減圧弁装置の第2実施形態を示す縦断面正面図 従来の減圧弁装置の一例を示す縦断面正面図 図5の減圧弁装置における圧力の状態を示す説明図
図1ないし図3は、本発明の第1実施形態を示すものであり、本実施形態の減圧弁装置21は、ハウジング22の下部に流体導入路23と流体吐出路24とを備えており、これらの流体導入路23と流体吐出路24は水平方向に間隔を隔てて配設されている。
前記流体導入路23は、前記ハウジング22内の奥方に位置する前端部23aが小径に形成されており、この前端部23aの先端の下方には、中央に開口26の形成された弁25の弁座25aが装着されている。前記弁座25aには、この弁座25aに当接して流体の前記前端部23aからの吐出を阻害する弁体25bが環状支持部材28に支持されて配設されている。
前記ハウジング22の上方には、減圧制御に使用される空気を下向きに供給する空気供給口30が上部中央に形成されている上部ハウジング29が、前記ハウジング22に嵌合支持されて配設されている。
前記上部ハウジング29内には、前記空気供給口30に連通するシリンダ31が形成されており、このシリンダ31内を昇降するエアピストン32が円環状のパッキン33によりシールされて配設されている。このエアピストン32の中央部下面中心部には、小径のピストンロッド32aが垂設されており、このピストンロッド32aの下端部には、前記エアピストン32およびピストンロッド32aを下方から支持するとともに、前記空気供給口30に供給された空気による空気圧を下方に伝達する荷重伝達部材34が突設されている。前記荷重伝達部材34には、受座35が形成されており、この受座35の中央部には、下向き円錐状の凹部36が形成されている。
前記凹部36には、上端部を前記凹部36に嵌合する円錐状に形成されたプランジャ37が上下動可能に配設されている。このプランジャ37は、前記環状支持部材28に接続されており、前記空気供給口30から空気が供給されることにより、エアピストン32ならびに荷重伝達部材34が下降して、弁座25aから弁体25bが離間し、前記流体導入路23からの流体が、流体導入路23の前端部23aからハウジング22内に導入されることになる。
前記ハウジング22内には、前記流体吐出路24に連通する連通路38が形成されており、前記流体導入路23からの流体が、前記連通路38を介して前記流体吐出路24から外部に吐出されるようになっている。
本実施形態においては、前記上部ハウジング29の上部に揺動可能な2本のリンク39,39がそれぞれ基端部をピン40,40に相互に逆向きに枢着されて上方に突出するように配設されている。前記各ピン40は、梃子の原理における支点をなすものである。
前記各リンク39の他端部には、前記エアピストン32の下面に当接するローラ41が回転自在に支持されている。各ローラ41は、梃子の原理における力点をなすものである。
そして、各リンク39の長手方向における中間部位の下面には、梃子の原理における作用点をなすピン42があり押圧部42aが前記荷重伝達部材34の上面に当接するように突設されている。
したがって、前記空気供給口30から供給される空気の空気圧がエアピストン32の上面に作用すると、この空気圧によりエアピストン32が下降し、この結果、各リンク39がピン40を中心として、それぞれ水平方向に近づくように揺動される。すると、各リンク39のピン42が前記荷重伝達部材34を押圧することになる。このとき、前記エアピストン32が圧接している各ローラ41から支点をなすピン40までの距離より、前記荷重伝達部材34を押圧しているぴん42からピン40までの距離の方が小さいので、梃子の原理により前記空気供給口30から供給される空気の空気圧より各リンク39のピン42が前記荷重伝達部材34を押圧する圧力の方が大きくなる。例えば、距離が1/2であれば、荷重は2倍となる。すなわち、前記空気供給口30から供給される空気の空気圧を増大させることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、エアピストン32と荷重伝達部材34との間に梃子の原理をなすためのリンク39を介装するという簡単な構成にもかかわらず、空気圧を安定的に増大して、粘性のある流体を良好に減圧させることができる。
なお、梃子の原理を実行するためのリンクの数は、前述した実施形態の2本に限定されるものではなく、1本でも3本以上であってもよい。
図4は本発明に係る減圧弁装置の第2実施形態を示すものである。なお、前述した第1実施形態と同一あるいは相当する部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図4において、本実施形態の減圧弁装置21Aは、上部ハウジング29の空気供給口30に供給される空気の空気圧により下降されるエアピストン32を有しており、このエアピストン32の下面中心部にはピストンロッド32aが垂設されている。
前記上部ハウジング29の下部中央には、シリンダ44が形成されており、このシリンダ44内には、シリンダ44内を昇降可能な液体ピストン45が配設されている。
前記上部ハウジング29と液体ピストン45との間には、上部ハウジング29および液体ピストン45をそれぞれ切り欠くようにして、前記ピストンロッド32aの下方に位置する液体貯留凹部46が形成されている。この凹部46は、前記ピストンロッド32aに下方から対向しピストンロッド32aの外径とほぼ同径の円筒形上部46aを有している。この円筒形上部46aの下方には、円錐台状の中間部46bが前記円筒形上部46aに連通するように形成されている。なお、前記中間部46bの縁部には、下方に延在する垂下部46cが形成されており、この垂下部46cの下端は、液体ピストン45の外周に装着されたシール部材47により液密を保持されている。なお、前記ピストンロッド32aの外周に沿って液体が上昇しないようにするためのシール部材48が前記ピストンロッド32aに対向するように配設されている。
さらに、前記液体貯留凹部46の中間部46bの下方には、液体貯留凹部46の円筒形下部46dが連設されている。この円筒形下部46dの内径は、前記円筒形上部46aの内径より多少大径に形成されている。また、前記液体ピストン45の外径は、前記ピストンロッド32aの外径より約2.4倍の大径とされている。したがって、ピストンロッド32aに加えられた空気圧は、パスカルの原理により6倍弱の倍率で増幅されることになる。
前記液体ピストン45の下端の中心部には、上向きの凹部45aが形成されている。この凹部45aには、プランジャ37の上端に形成された円錐状頂部37aが嵌合されている。
前述した第2実施形態の構成によれば、上部ハウジング29の空気供給口30から供給された空気の空気圧が、ピストンロッド32aと液体ピストン45の横断面積の比によりパスカルの原理により増幅されて環状支持部材28に伝達されるので、空気圧を安定的に増大して、粘性のある流体を良好に減圧させることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
1、21、21A 減圧弁装置
2、22 ハウジング
3、23 流体導入路
4、24 流体吐出路
5、25 弁
5a、25a 弁座
5b、25b 弁体
8、28 環状支持部材
9、29 上部ハウジング
10、30 空気供給口
11、31 シリンダ
12、32 エアピストン
32a ピストンロッド
14、34 荷重伝達部材
17、37 プランジャ
18、38 連通路
32a ピストンロッド
39 リンク
40 ピン
41 ローラ
42 ピン
42a 押圧部
44 シリンダ
45 液圧ピストン
46 液体貯留凹部
ところで、1MP以下の低圧の流体の減圧を行う減圧弁装置においては、シート面積 Aと圧力検出面積Aとの比を可能な限り大きくするために受圧部となるプランジャの受圧面積を大きくしても液圧が低いために大きな荷重とならないが、例えば10MP以上の高圧の液体の減圧を行う減圧弁装置においては、受圧部を大きくすると、発生する荷重に対応して制御に要する荷重も大きくする必要がある。このため、受圧部たるプランジャの外径を大きくする必要があった。
前記の課題を解決するために、請求項1に係る本発明の減圧弁装置は、粘度が高い流体を減圧して供給する減圧弁装置であって、流路を開閉する弁の弁体を弁座から離間する方向に作動させる空気圧を供給する空気圧供給路を備えた減圧弁装置において、前記空気圧供給路から供給される空気圧により移動されるエアピストンに生じる荷重を増大して前記弁を開く方向に付勢する荷重増大機構を設け、前記荷重増大機構は、往復動される前記エアピストンに、固定部材に枢支されたリンクの一端部を接触させるとともに、前記リンクの中間部を前記弁体へ荷重を伝達する荷重伝達部材に当接して梃子の原理により前記エアピストンへの荷重を増大して前記弁体に伝達するようにされていることを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、粘性の高い流体の圧力を簡単な構成により確実に下げることができる。
請求項に係る本発明の減圧弁装置は、少なくとも1個の前記リンクを設けたことを特徴としている。そして、このような構成を有することにより、梃子の原理を複数組のリンクで行えば、より安定的に空気圧を増大することができる。
本発明の減圧弁装置によれば、梃子の原理により小型で簡単な構成にもかかわらず、粘性の高い流体の圧力を空気圧を利用して確実に低下することができる。
したがって、前記空気供給口30から供給される空気の空気圧がエアピストン32の上面に作用すると、この空気圧によりエアピストン32が下降し、この結果、各リンク39がピン40を中心として、それぞれ水平方向に近づくように揺動される。すると、各リンク39のピン42が前記荷重伝達部材34を押圧することになる。このとき、前記エアピストン32が圧接している各ローラ41から支点をなすピン40までの距離より、前記荷重伝達部材34を押圧しているピン42からピン40までの距離の方が小さいので、梃子の原理により前記空気供給口30から供給される空気の空気圧より各リンク39のピン42が前記荷重伝達部材34を押圧する荷重の方が大きくなる。例えば、距離が1/2であれば、荷重は2倍となる。すなわち、前記空気供給口30から供給される空気の空気圧により発生する荷重を増大させることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、エアピストン32と荷重伝達部材34との間に梃子の原理をなすためのリンク39を介装するという簡単な構成にもかかわらず、空気圧により発生する荷重を安定的に増大して、粘性のある流体を良好に減圧させることができる。

Claims (4)

  1. 粘度が高い流体を減圧して供給する減圧弁装置であって、流路を開閉する弁の弁体を弁座から離間する方向に作動させる空気圧を供給する空気圧供給路を備えた減圧弁装置において、
    前記空気圧供給路から供給される空気圧により移動されるエアピストンに生じる荷重を増幅して前記弁を開く方向に付勢する前記空気圧を増大する空気圧増大機構を設けたことを特徴とする減圧弁装置。
  2. 前記空気圧増大機構は、往復動されるピストンに、固定部材に枢支されたリンクの一端部を接触させるとともに、前記リンクの中間部を前記弁体へ荷重を伝達する荷重伝達部材に当接して梃子の原理により前記ピストンへの荷重を増大して前記弁体に伝達するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の減圧弁装置。
  3. 少なくとも1個の前記リンクを設けたことを特徴とする請求項2に記載の減圧弁装置。
  4. 前記空気圧増大機構は、往復動されるピストンに接続されて従動する前記ピストンより小径のピストンロッドと、このピストンロッドより大径とされ前記ピストンロッドと連動して密閉空間内に充填されている液体を押圧する液圧ピストンとを有し、パスカルの原理により前記ピストンへの荷重を増大して前記液圧ピストンを介して前記弁体に伝達するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の減圧弁装置。
JP2020144284A 2020-08-28 2020-08-28 減圧弁装置 Pending JP2022039321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144284A JP2022039321A (ja) 2020-08-28 2020-08-28 減圧弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020144284A JP2022039321A (ja) 2020-08-28 2020-08-28 減圧弁装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022001407U Continuation JP3238060U (ja) 2022-04-28 2022-04-28 減圧弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022039321A true JP2022039321A (ja) 2022-03-10

Family

ID=80499086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020144284A Pending JP2022039321A (ja) 2020-08-28 2020-08-28 減圧弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022039321A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382964A (en) * 1976-12-27 1978-07-21 Itt Mechanical powerrmultiplying device
JPH0755045A (ja) * 1993-08-11 1995-03-03 Com:Kk 弁アクチュエータ
JPH1038098A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Ihara Sci Kk 小型ダイヤフラム自動弁
JP2006127204A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Heishin Engineering & Equipment Co Ltd 高粘度液用圧力調整弁

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382964A (en) * 1976-12-27 1978-07-21 Itt Mechanical powerrmultiplying device
JPH0755045A (ja) * 1993-08-11 1995-03-03 Com:Kk 弁アクチュエータ
JPH1038098A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Ihara Sci Kk 小型ダイヤフラム自動弁
JP2006127204A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Heishin Engineering & Equipment Co Ltd 高粘度液用圧力調整弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0163207B1 (ko) 신속하게 해제되는 공기 스프링장치
AU2007346464B2 (en) Method and device for controlling a fire-extinguishing system of the high-pressure gas type
CA2812020C (en) Volume booster with stabilized trim
JP2009526315A (ja) ドームロード型圧力調整器
US8910659B2 (en) Hydraulic valve device
JP3238060U (ja) 減圧弁装置
US8689832B2 (en) Volume booster with reduced noise trim
JP2022039321A (ja) 減圧弁装置
US10591083B2 (en) Valve actuating device with opening reduced speed
NO832103L (no) Sluseventil og sete for samme
JP7158038B2 (ja) シーケンス弁付きシリンダ装置
EP2616723B1 (en) Volume booster with variable asymmetry
CN101498942A (zh) 气动的压力调节阀
US7841178B2 (en) Master cylinder
CN113738618B (zh) 隔膜压缩机油气压伴随控制系统及方法
US20220283598A1 (en) Pressure regulating valve and pressure regulator
JP4530745B2 (ja) 流体圧開閉弁
US11035493B2 (en) Controller
KR20200086048A (ko) 수소충전소용 안전밸브
CN213298680U (zh) 一种减震装置
CN218992551U (zh) 一种泄压阀
KR101546943B1 (ko) 철도차량용 응하중 밸브
JP2000271800A (ja) 機械プレスの過負荷防止装置
CN109404597A (zh) 用于使可移动管道朝向密封偏置的装置
JP4557283B2 (ja) 流体圧リリーフ弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220201