JP2022039009A - 多結晶シリコンの清浄化方法、清浄化多結晶シリコンの製造方法および多結晶シリコンの清浄化装置 - Google Patents
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Abstract
Description
・シラノール基同士の反応(-Si-OH + -Si-OH → -Si-O-Si- + H2O)、
・シラノール基と雰囲気ガス中の有機物との反応(-Si-OH + 雰囲気ガス中の有機物 → -Si-O-有機基(該有機物由来の基))、
・シラノール基と雰囲気ガス中の無機物との反応(-Si-OH + 雰囲気ガス中の無機物 → -Si-O-無機基(該無機物由来の基))
これらの反応は、温度が高いほど、および/またはシラノール基の濃度が高いほど進行が速くなるものと考えられる。これらの反応が進行すると、酸化膜の基本的な構造(-(Si-O)n-,nは繰り返し単位)とは異なる構造が形成され、そして、組成および/または膜厚が異なる酸化膜が形成されるものと考えられる。その結果、「ウォーターマーク」が生じるものと推定される。
図1は、本発明の一実施形態に係る多結晶シリコンの清浄化方法を示すフローチャートである。図1に示すように、本実施形態に係る多結晶シリコンの清浄化方法は、洗浄工程S1と、熱風乾燥工程S2と、冷風乾燥工程S3と、を含む。また、図1は、本発明の一実施形態に係る清浄化多結晶シリコンの製造方法を示すフローチャートであると考えることもできる。本実施形態に係る清浄化多結晶シリコンの製造方法は、洗浄工程S1と、熱風乾燥工程S2と、冷風乾燥工程S3と、を含む。
洗浄工程S1では、多結晶シリコンを洗浄する。多結晶シリコンは、任意の方法で洗浄することができる。例えば、多結晶シリコンに対して、フッ硝酸またはフッ酸を接触させることにより、多結晶シリコンを洗浄することができる。図1に示す例では、洗浄工程S1は、第一洗浄工程S11と、第二洗浄工程S12と、第三洗浄工程S13とを含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、洗浄工程S1は、第一洗浄工程S11と、第二洗浄工程S12と、を含み、第三洗浄工程S13を含まなくてもよい。
第一洗浄工程S11では、多結晶シリコンに対して、フッ硝酸を接触させる。本明細書において、フッ硝酸は硝酸と、フッ化水素と、を混合した水溶液を意図する。フッ硝酸は硝酸を40~70質量%、フッ化水素を0.1~3.0質量%含むことが好ましく、硝酸を50~70質量%、フッ化水素を0.2~2.5質量%含むことがより好ましい。
第二洗浄工程S12では、第一洗浄工程S11を経た多結晶シリコンに対して、フッ酸を含む非酸化性薬液を接触させる。本明細書において、フッ酸はフッ化水素の水溶液を意味する。また、非酸化性薬液とは、多結晶シリコンを酸化させない性質を示す薬液を意味する。すなわち、フッ酸を含む非酸化性薬液は、酸化膜を新たに形成させることなく、除去する性質を有する。フッ酸を含んでいても多結晶シリコンを酸化させる性質、すなわち、酸化膜を形成する薬液は、第二洗浄工程S12で用いられる非酸化性薬液には含まれない。非酸化性薬液は、フッ酸からなる非酸化性薬液であってもよく、フッ酸に非酸化性の酸である、塩酸および硫酸などを混合した薬液であってもよい。ここで、非酸化性の酸とは、水素イオン以外の電離生成物が酸化剤として働かない酸、つまり、水素イオンよりイオン化傾向の小さい金属と反応しない酸のことを示す。
第三洗浄工程S13では、第二洗浄工程S12を経た多結晶シリコンの表面に酸化膜を形成させる。第三洗浄工程S13では、多結晶シリコンの表面に酸化膜を形成させるために、多結晶シリコンに対して、フッ硝酸を接触させてもよい。
洗浄工程S1は、第一洗浄工程S11の前に、予備洗浄工程を更に含んでもよい。予備洗浄工程は、フッ酸を含む非酸化性薬液を用いた予備洗浄工程であることが好ましい。フッ酸を含む非酸化性薬液を用いて予備洗浄を施すことにより、多結晶シリコンの表面に取り込まれた汚染物質を除去できる。なかでも、第一洗浄工程S11を施す前に表面に形成された自然酸化膜に含有した汚染物質をあらかた除去できるため、より純度の高い多結晶シリコンを製造しやすくなる。また、予備洗浄工程にてフッ酸を含む非酸化性薬液を用いて洗浄する条件は、第二洗浄工程S12と同様である。
熱風乾燥工程S2では、洗浄工程S1後の多結晶シリコンに対して、100℃以上180℃以下の熱風をガス線速1m/s以上で吹き付ける。100℃未満の熱風を吹き付ける場合には、シラノール基の除去が十分ではなく、「ウォーターマーク」の発生を低減する効果が十分に発揮されない。一方、180℃を超える熱風を吹き付ける場合には、「ウォーターマーク」の発生を低減する効果に顕著性がなくなる。また、熱風ガスの線速が1m/s未満であると、シラノール基の除去が十分ではなく、「ウォーターマーク」の発生を低減する効果が十分に発揮されない。
熱風乾燥工程S2における熱風の温度は、110℃以上であることが好ましく、130℃以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンを短時間で効率的に乾燥させることができる。また、熱風乾燥工程S2における熱風の温度は、170℃以下であることが好ましく、160℃以下であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンの表面および内部の温度が過度に上昇することを防ぐことができる。そのため、熱風乾燥工程S2後の冷風乾燥工程S3において、多結晶シリコンの表面温度を速やかに低下させることができる。したがって、冷風乾燥工程S3後に得られる多結晶シリコンについて、ウォーターマークの発生を更に低減することができる。また、熱風乾燥工程S2および冷風乾燥工程S3に要する時間を短縮することができる。
熱風乾燥工程S2におけるガス線速は、5m/s以下であることが好ましく、3m/s以下であることがより好ましい。この場合、熱風乾燥工程S2で使用される装置の操作性を向上し、熱風乾燥工程S2の乾燥コストを削減することができる。また、熱風乾燥工程S2におけるガス線速は、1.5m/s以上であることが好ましく、2m/s以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンを短時間で効率的に乾燥させることができる。
多結晶シリコンに対して熱風が吹き付けられる時間は、特に制限されるものではないが、長軸が20mm以上90mm以下、且つ、短軸が10mm以上60mm以下の多結晶シリコン破砕片であれば、以下の範囲であることが好ましい。具体的には、10分以上であることが好ましく、20分以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンを確実に乾燥させることができる。また、多結晶シリコンに対して熱風が吹き付けられる時間は、60分以下であることが好ましく、50分以下であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンの表面および内部の温度が過度に上昇することを防ぐことができる。そのため、熱風乾燥工程S2後の冷風乾燥工程S3において、多結晶シリコンの表面温度を速やかに低下させることができる。したがって、冷風乾燥工程S3後に得られる多結晶シリコンについて、ウォーターマークの発生を更に低減することができる。また、熱風乾燥工程S2および冷風乾燥工程S3に要する時間を短縮することができる。
洗浄工程S1に供される多結晶シリコンが複数の多結晶シリコン破砕片を含む場合、熱風乾燥工程S2に供される多結晶シリコンも、複数の多結晶シリコン破砕片を含んでよい。熱風乾燥工程S2では、複数の多結晶シリコン破砕片が、コンベヤ上に広げられた状態で運搬されてもよい。この場合、例えば複数の多結晶シリコン破砕片が籠などの中で積み重ねられた状態と比較して、複数の多結晶シリコン破砕片と熱風とが直接接触し易くなる。これにより、複数の多結晶シリコン破砕片を短時間で効率的に乾燥させることができる。熱風乾燥工程S2で使用されるコンベヤは、例えばベルトコンベヤまたはチェーンコンベヤであってよい。
冷風乾燥工程S3では、熱風乾燥工程S2後の多結晶シリコンに対して、0℃以上40℃以下の冷風をガス線速1m/s以上で吹き付ける。冷風の温度が0℃未満である場合には、ウォーターマーク発生の低減効果の顕著性がなくなり、また、冷風を発生させる冷却装置の負荷が大きくなるため好ましくない。冷風の温度が40℃を超える場合には、多結晶シリコンの表面温度を短時間で低下させることが難しくなり、生産性が低下するだけでなく、ウォーターマーク発生の低減効果が低下するため好ましくない。また、冷風を吹き付けるガスの線速が1m/s未満となる場合には、冷却効果が十分でなくなり、ウォーターマーク発生の低減効果が低下するため好ましくない。
冷風乾燥工程S3における冷風の温度は、10℃以上であることが好ましく、20℃以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンが必要以上に冷却される可能性を低減し、多結晶シリコンの表面に空気中の水分が凝結して付着することを防ぐことができる。また、冷風乾燥工程S3に使用される冷却装置の負荷を低減するとともに、冷風乾燥工程S3に要する電力を削減することができる。また、冷風乾燥工程S3における冷風の温度は、35℃以下であることが好ましく、30℃以下であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンの表面温度を短時間で効率的に低下させ、多結晶シリコンのウォーターマークの発生をより確実に低減することができる。
冷風乾燥工程S3におけるガス線速は、5m/s以下であることが好ましく、3m/s以下であることがより好ましい。この場合、冷風乾燥工程S3で使用される装置の操作性を向上し、冷風乾燥工程S3に使用される冷却装置の負荷を低減することができる。また、冷風乾燥工程S3におけるガス線速は、1.5m/s以上であることが好ましく、2m/s以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンの表面温度を短時間で効率的に低下させ、多結晶シリコンのウォーターマークの発生をより確実に低減することができる。
多結晶シリコンに対して冷風が吹き付けられる時間は、特に制限されるものではないが、長軸が20mm以上90mm以下、且つ、短軸が10mm以上60mm以下の多結晶シリコン破砕片であれば、以下の範囲であることが好ましい。具体的には、5分以上であることが好ましく、10分以上であることがより好ましい。この場合、多結晶シリコンの表面温度をより確実に低下させ、多結晶シリコンの表面の反応活性をより確実に低減することができる。したがって、冷風乾燥工程S3後に得られる多結晶シリコンについて、ウォーターマークの発生をより確実に低減することができる。また、多結晶シリコンに対して冷風が吹き付けられる時間は、30分以下であることが好ましく、20分以下であることがより好ましい。この場合、冷風乾燥工程S3に要する時間を短縮することができる。
洗浄工程S1に供される多結晶シリコンが複数の多結晶シリコン破砕片を含む場合、冷風乾燥工程S3に供される多結晶シリコンも、複数の多結晶シリコン破砕片を含んでよい。冷風乾燥工程S3では、複数の多結晶シリコン破砕片が、コンベヤ上に広げられた状態で運搬されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る多結晶シリコンP1の清浄化装置1を示す概略図である。図2に示すように、清浄化装置1は、洗浄部10と、熱風乾燥部20と、冷風乾燥部30と、を備える。また、図2に示す例では、清浄化装置1の対象となる多結晶シリコンP1は、複数の多結晶シリコン破砕片を含む。ただし、本発明はこれに限定されず、清浄化装置1の対象となる多結晶シリコンP1は、多結晶シリコンロッドであってもよい。
洗浄部10は、多結晶シリコンを洗浄する。図2に示す例では、洗浄部10は、第一洗浄部11と、第二洗浄部12と、第三洗浄部13と、水洗部14と、を備える。第一洗浄部11では、多結晶シリコンP1に対して、フッ硝酸を接触させる。第一洗浄部11では、フッ硝酸が多結晶シリコンP1と均一に接触することが好ましい。第一洗浄部11は、多結晶シリコンP1を収容する籠およびフッ硝酸を収容する洗浄槽を備える。あるいは、第一洗浄部11は、フッ硝酸を散布するシャワー(図示せず)を備えていてもよい。第一洗浄部11を構成する部品は、フッ硝酸により腐食されず、且つ、多結晶シリコンP1を汚染しない素材であることが好ましい。例えば、第一洗浄部11を構成する部品は、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、またはポリフッ化ビニリデン等の樹脂製であることが好ましい。
熱風乾燥部20は、洗浄部10で洗浄後の多結晶シリコンP2に対して、100℃以上180℃以下の熱風をガス線速1m/s以上で吹き付ける。熱風乾燥部20は、熱風用コンベヤ21と、熱風供給機22と、を備える。熱風用コンベヤ21は、多結晶シリコンP2を広げた状態で運搬する。熱風用コンベヤ21は、例えばベルトコンベヤまたはチェーンコンベヤであってよい。熱風用コンベヤ21における多結晶シリコンが接触する箇所には、耐熱樹脂板211が取り付けられている。多結晶シリコンP2は、耐熱樹脂板211の上に配置される。
冷風乾燥部30は、熱風乾燥部20で熱風乾燥後の多結晶シリコンP3に対して、0℃以上40℃以下の冷風をガス線速1m/s以上で吹き付ける。冷風乾燥部30は、冷風用コンベヤ31と、冷風供給機32と、を備える。冷風用コンベヤ31は、多結晶シリコンP3を広げた状態で運搬する。冷風用コンベヤ31は、例えばベルトコンベヤまたはチェーンコンベヤであってよい。冷風用コンベヤ31における多結晶シリコンが接触する箇所には、耐熱樹脂板311が取り付けられている。なお、図2では省略されているが、冷風用コンベヤ31の下面にも、耐熱樹脂板311が取り付けられている。多結晶シリコンP3は、耐熱樹脂板311の上に配置される。
シーメンス法で製造した多結晶シリコンロッドを、ハンマーを用いて、長軸が20mm以上90mm以下、かつ短軸が10mm以上60mm以下の塊状に破砕した。この塊状物を、多結晶シリコンP1として、下記の洗浄工程に供した。以下の実施例・比較例では、同一の条件で製造した多結晶シリコンP1を用いた。
この洗浄工程は、WO2019/188912の方法を採用することができる。具体的な操作は以下の通りである。
<多結晶シリコンの供給>
各乾燥工程に、前記洗浄工程により洗浄した多結晶シリコンP2を、総重量約1000kg、供給速度500kg/hとなるように供給した。
熱風供給機22(図2に示す)から吹き付ける熱風は、以下のように準備した。先ず、ファンを用いて、空気を中性能フィルターに通し、加熱装置により該空気の温度を150℃に加熱した。そして、該空気をHEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)に通し、クラス100以下となる清浄度であって、温度150℃の熱風とした。
冷風供給機32から吹き付ける冷風は、以下のように準備した。先ず、ファンを用いて、空気を中性能フィルターに通し、冷却装置により該空気の温度を25℃に調整した。そして、該空気をHEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)に通し、クラス100以下となる清浄度であって、温度25℃の冷風とした。
上記方法で全量の多結晶シリコンを乾燥させた。乾燥直後の多結晶シリコンP4にはウォーターマークは観察されなかった。この多結晶シリコンP4を透明なポリエチレン製袋に約10kgずつ梱包した。
実施例1において、<熱風乾燥工程>での熱風の温度を110℃にしたこと、および熱風をガス線速3.0m/sで吹き付けたことを除き、実施例1と同様の操作を行い、同様の方法でウォーターマークを評価した。
実施例1において、<冷風乾燥工程>を行わず、<熱風乾燥工程>で得られた多結晶シリコンを自然冷却したことを除き、実施例1と同様の操作を行い、同様の方法でウォーターマークを評価した。熱風乾燥工程を経た多結晶シリコンは、その表面温度が25℃となるまでに自然冷却でかかった時間は50分間であった。
実施例1において、<熱風乾燥工程>を行わず、<冷風乾燥工程>のみを行い、冷風を上方から吹き付ける時間を60分間としたことを除き、実施例1と同様の操作を行い、同様の方法でウォーターマークを評価した。
10 洗浄部
11 第一洗浄部
12 第二洗浄部
13 第三洗浄部
14 水洗部
20 熱風乾燥部
21 熱風用コンベヤ
22 熱風供給機
30 冷風乾燥部
31 冷風用コンベヤ
32 冷風供給機
P1、P2、P3、P4 多結晶シリコン
S1 洗浄工程
S11 第一洗浄工程
S12 第二洗浄工程
S13 第三洗浄工程
S2 熱風乾燥工程
S3 冷風乾燥工程
Claims (9)
- 多結晶シリコンを洗浄する洗浄工程と、
前記洗浄工程後の前記多結晶シリコンに対して、100℃以上180℃以下の熱風をガス線速1m/s以上で吹き付ける熱風乾燥工程と、
前記熱風乾燥工程後の前記多結晶シリコンに対して、0℃以上40℃以下の冷風をガス線速1m/s以上で吹き付ける冷風乾燥工程と、を含む、多結晶シリコンの清浄化方法。 - 前記熱風乾燥工程に供される前記多結晶シリコンは、複数の多結晶シリコン破砕片を含み、
前記熱風乾燥工程および前記冷風乾燥工程のうちの少なくとも一方において、前記複数の多結晶シリコン破砕片は、コンベヤ上に広げられた状態で運搬される、請求項1に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。 - 前記コンベヤにおける前記複数の多結晶シリコン破砕片と接触する箇所は、融点が150℃以上である樹脂製である、請求項2に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。
- 前記熱風および前記冷風のうちの少なくとも一方は、前記多結晶シリコンの上方から吹き付けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。
- 前記熱風および前記冷風のうちの少なくとも一方は空気を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。
- 前記熱風および前記冷風のうちの少なくとも一方は不活性ガスを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。
- 前記洗浄工程は、
前記多結晶シリコンに対して、フッ硝酸を接触させる第一洗浄工程と、
前記第一洗浄工程を経た前記多結晶シリコンに対して、フッ酸を含む非酸化性薬液を接触させる第二洗浄工程と、を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の多結晶シリコンの清浄化方法。 - 多結晶シリコンを洗浄する洗浄工程と、
前記洗浄工程後の前記多結晶シリコンに対して、100℃以上180℃以下の熱風をガス線速1m/s以上で吹き付ける熱風乾燥工程と、
前記熱風乾燥工程後の前記多結晶シリコンに対して、0℃以上40℃以下の冷風をガス線速1m/s以上で吹き付ける冷風乾燥工程と、を含む、清浄化多結晶シリコンの製造方法。 - 多結晶シリコンを洗浄する洗浄部と、
前記洗浄部で洗浄後の前記多結晶シリコンに対して、100℃以上180℃以下の熱風をガス線速1m/s以上で吹き付ける熱風乾燥部と、
前記熱風乾燥部で熱風乾燥後の前記多結晶シリコンに対して、0℃以上40℃以下の冷風をガス線速1m/s以上で吹き付ける冷風乾燥部と、を含む、多結晶シリコンの清浄化装置。
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