JP2022038494A - 熱電対の熱抵抗測定方法及び熱電対の熱抵抗測定装置 - Google Patents

熱電対の熱抵抗測定方法及び熱電対の熱抵抗測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱電対の熱抵抗を実測可能とする熱電対の熱抵抗測定方法及び熱電対の熱抵抗測定装置を提供する。【解決手段】出力熱電対18の熱抵抗測定方法60は、温度差取得工程62と導出工程64とを備える。温度差取得工程62は、熱抵抗が既知である対象物14を周囲温度Taよりも高い温度に加熱する。温度差取得工程62は、この加熱状態において、対象物14の接続箇所16に熱電対18を接続した接続状態20及び接続箇所16から熱電対18を離した分離状態22で接続箇所16に生ずる温度差ΔTを取得する。導出工程64は、接続状態20で測定された接続箇所16の温度を示す接続時温度Tm、周囲温度Ta、対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTに基づいて熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導き出す。【選択図】図6

Description

本発明は、熱電対の熱抵抗測定方法及び熱電対の熱抵抗測定装置に関する。
特許文献1には、対象物の温度を熱電対で測定する方法が示されている。
特開2016-011880号公報
上述の測定方法において、小型電子部品の温度を測定する際には、熱電対を経由した放熱の影響で測定される温度が実際の値よりも低く測定される虞があり、測定される温度には、測定誤差が生ずる。
この測定誤差を解消するためには、熱電対の熱抵抗を知る必要があるが、熱電対の熱抵抗を実測する方法はなかった。
そこで本発明は、熱電対の熱抵抗を実測可能とする熱電対の熱抵抗測定方法及び熱電対の熱抵抗測定装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、出力熱抵抗が既知である対象物を周囲温度よりも高い温度に加熱した状態において、前記対象物の接続箇所に熱電対を接続した接続状態及び前記接続箇所から前記熱電対を離した分離状態で前記接続箇所に生ずる温度差を取得する温度差取得工程と、前記接続状態で測定された前記接続箇所の温度を示す接続時温度、前記周囲温度、前記対象物の熱抵抗、及び前記温度差に基づいて前記熱電対の熱抵抗を導き出す導出工程と、を備える。
本態様によれば、対象物に熱電対を接続した接続状態と対象物から熱電対を離した分離状態との温度差から対象物に熱電対を接続した際の温度低下を知ることができる。
この温度差は、熱電対から放出される熱量と対象物の熱抵抗との積で求められる。また、熱電対から放出される熱量は、接続状態での対象物の温度と周囲温度との差を熱電対の熱抵抗で除算することで求められる。
このため、接続状態で測定された接続箇所の接続時温度と、周囲温度と、対象物の熱抵抗と、温度差とを用いることによって、熱電対の熱抵抗を導き出すことが可能となる。
図1は、一実施形態に係る熱電対の熱抵抗測定方法を示す図であり、基本モデルを示す説明図である。 図2は、熱の移動を示す熱等価回路を示す図である。 図3は、対象物に生ずる熱の移動を表した熱等価回路を示す図である。 図4は、対象物に熱電対を接続した状態を示す熱等価回路を示す図である。 図5は、プリント基板に実装された対象物の接続箇所を示す説明図である。 図6は、熱電対の熱抵抗測定方法の各工程を示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら一実施形態について説明する。
(基本モデル)
図1は、本実施形態に係る熱電対の熱抵抗測定方法を示す図である。この図1には、基本モデル10が示されており、この基本モデル10を用いて、熱電対の熱抵抗測定方法の基本的な原理を説明する。
図1には、所定位置12に設置された対象物14の接続箇所16に物体である熱電対18を接続した接続状態20と、対象物14から熱電対18を離した分離状態22とにおいて、接続箇所16に温度差が生ずる様子が示されている。
対象物14に接続される物体としては、熱電対18を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。対象物14に接続する物体としては、熱電対18などを含む線材又は棒材であってよい。これらの物体を用いても、基本的な原理を説明することは可能である。
対象物14としては、例えば電子部品が挙げられ、電子部品としては、例えば、部品本体からリード線が延出する部品、又は部品本体に電極が設けられたチップ部品が挙げられる。チップ部品としては、例えば、チップ型のトランジスタ、チップ型のダイオード、チップ型のIC、チップ型のコンデンサ、又はチップ型の抵抗器が挙げられ、本実施形態では、一例としてチップ型の抵抗器であるチップ抵抗を対象物14として想定して説明する。
チップ抵抗で構成された対象物14は、通電時に発熱し、周囲温度Taよりも高くなる。なお、本実施形態では、対象物14が発熱して加熱される場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、外部から対象物14に熱を加えて対象物14を周囲温度Taよりも高い温度にしてもよい。
また、チップ抵抗で構成された対象物14において、熱電対18が接続される接続箇所16は、一例としてチップ抵抗の端部に設けられた端子部とする。
対象物14が設置される設置対象としては、一例として銅箔の配線が形成されたプリント配線基板24が挙げられる。対象物14は、プリント配線基板24の上面に密着的に配置され、対象物14の端子部がプリント配線基板24の配線に半田で固定される。
この対象物14は、通電時の電力供給によって高められた熱量が対象物14に接する空気中及びプリント配線基板24の双方から流出するとともに、端子部を介して配線に流出する。接続箇所16から何らかの方法で流出熱量Qを流出させた場合の接続箇所16の温度をTmとし、熱量を流出させなかった場合の接続箇所16の温度をTtとした場合に、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutを、Rthout=(Tt-Tm)/Qで定義する。熱電対熱抵抗を測定する場合には、このRthが既知である対象物を用意しなければならない。
ここで、出力熱抵抗Rthoutは、実測値、シミュレーションにより求めた値、複数の対象物14に対して得た代表値、又は複数の対象物14に対して得た平均値とすることができる。
この対象物14を通電して電力を加え周囲温度Taよりも高い温度に加熱するとともに、対象物14から熱電対18を離した分離状態22において、接続箇所16の温度を測定し、その測定温度を分離時温度Ttとする。
そして、この対象物14に加えた電力を維持し発熱量を保った状態において、対象物14と異なる温度の熱電対18を接続箇所16に接続する。具体的に説明すると、熱電対18の先端部に設けられた温接点18aを接続箇所16に接触させ、熱電対18を対象物14に接続する。
ここで、熱電対18は、接続箇所16から周囲温度Taへの熱移動を促す。
このとき、対象物14の接続箇所16からは、流出熱量Qの熱が熱電対18へ流出し、対象物14の接続箇所16の温度は低下する。このときの接続箇所16の温度を測定し、接続時温度Tmとする。
なお、本実施形態では、対象物14の温度が熱電対18の温度よりも高いので、対象物14の熱が熱電対18に流出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、対象物14の温度が熱電対18の温度よりも低い場合、熱電対18の熱が対象物14へ流入する。この場合、熱電対18から流出する熱の量を流出熱量Qとする。
ここで、対象物14の接続箇所16から見た出力熱抵抗Rthoutは、対象物14がプリント配線板上に実装された表面実装抵抗器であり、接続箇所16が表面実装抵抗器の端子部の場合には、抵抗器に印加した印加電力Pと、抵抗器の端子部の温度上昇ΔTから、Rthout=ΔT /Pの式を用いて容易に略算することができる。これに対して、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcは、水平に設置された細線の熱伝達率の実験式から理論値は得られるものの、実際に設置した際の実測値を求める方法はなかった。
そこで、本願発明者は、次に示す熱電対の熱抵抗測定方法により、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを、実測する方法を案出した。
(熱等価回路)
図2は、熱の移動を示す熱等価回路30を示す図であり、この熱等価回路30は、図1に示した基本モデル10に対応するように構成されている。
この熱等価回路30において、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗は、出力熱抵抗Rthoutで示されており、熱電対18の熱抵抗は、熱電対熱抵抗Rthtcで示されている。対象物14及び熱電対18の周囲の温度は、周囲温度Taで示されている。
対象物14に熱電対18を接続した接続状態20において、接続箇所16の温度は、接続時温度Tmで示されている。対象物14から熱電対18を離した分離状態22における接続箇所16の温度は、分離時温度Ttで示されている。対象物14から熱電対18を介して流出する熱量は、流出熱量Qで示されており、この熱は、対象物14、熱電対18の順に移動する。
この熱等価回路30において、対象物14の接続箇所16に熱電対18を接続した場合、分離状態22と接続状態20との互い異なる状態で生ずる対象物14の温度差ΔTは、次式1で示される。
ΔT=Q×Rthout ・・・ (式1)
ここで、熱電対18から周囲へ流出する流出熱量Qは、次式2で示される。
Q=(Tm-Ta)/Rthtc ・・・ (式2)
このため、上記の式1は、次式3で示される。
ΔT={(Tm-Ta)×Rthout}/Rthtc ・・・ (式3)
この式3から熱電対熱抵抗Rthtcを、次式4で求めることができる。
Rthtc={(Tm-Ta)×Rthout}/ΔT ・・・ (式4)
対象物14に生ずる熱の移動を表した熱等価回路32を図3に示し、熱等価回路32には、図1に示した基本モデル10の分離状態22が詳細に示されている。
この熱等価回路32において、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutは、二つの熱抵抗Rth_r/2とプリント配線板のパターンの2つの熱抵抗Rth_bの回路網で示されている。両熱抵抗Rth_r/2の中間14cには、対象物14に加えられた電力である印加電力Pにより生ずる熱が加えられている。
対象物14内部の熱抵抗を示す各熱抵抗Rth_r/2には、対象物14の熱がプリント配線基板24を経由して大気に流出する際の熱抵抗Rth_bが接続されている。対象物14に加えられた印加電力Pで生ずる熱の1/2が各端子部34、36から流出し、Rth_bを経由して大気温度である周囲温度Taに放熱されている。
そして、対象物14に熱電対18が接続されていない分離状態22において、一方の端子部34の温度は、分離時温度Ttで示されている。ここで、図3の等価回路より、Tt=Rth_b×P/2+Taである。
また、図4は、対象物14に熱電対18を接続した状態の熱等価回路40を示す図であり、図1に示した基本モデル10の接続状態20が詳細に示されている。この図4は、各部の熱抵抗を説明するものであり、熱の移動は考慮しない。このため、対象物14に加えられた印加電力Pは取り除かれるとともに、周囲温度Taは「0」とされている。この熱等価回路40について、図3と異なる部分についてのみ説明する。
すなわち、対象物14の一方の端子部34には、熱電対18が接続されており、熱電対18の熱抵抗は、熱電対熱抵抗Rthtcで示されている。
この熱等価回路40は、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutが、二つの熱抵抗Rth_r/2と二つのRth_bで示されており、その合成値は、Rthout=Rth_b×(Rth_b+Rth_r)/( 2Rth_b+Rth_r)である。Rthoutと熱電対の接続部が、対象物14の一方の端子部34であり、熱電対熱抵抗Rthtcが接続されている。なお、一般的にはRth_r<<Rth_bであるため、Rthout≒Rth_b/2と略しても良い。
図3で求めたTtならびに図4で求めたRthoutを用いて図1の系を簡略化すると図2に示した熱等価回路30となる。
Rthoutは、ここで例示したような単純な系であればシミュレーションなどを用いて求めておくことができるし、実測できる場合もある。そのようなRthoutが既知の物体を用意する。
したがって、前述した図2の熱等価回路30に基づいて求められた前述の式4より、熱電対18の熱電対熱抵抗Rthtcを求めることができる。
この式4を利用して熱電対18の熱電対熱抵抗Rthtcを求める具体的な方法を、図1及び図2を用いて説明する。
先ず、熱電対18の先端部の温接点18aを対象物14の接続箇所16に接続して接続状態20を形成する。熱電対18を接続箇所16に電気的な絶縁を行いつつ接続する方法としては、例えば、熱伝導率が高く絶縁性を有したシリコングリス、又はテープを用いて温接点18aを接続箇所16に固定する接続方法が挙げられる。
また、対象物14がチップ部品である場合であって、被測定点と熱電対の間に電気的な絶縁が必要でない場合は、例えば、チップ部品の端子部34、36を配線38に固定するための半田を用いて熱電対18の温接点18aを接続して固定する接続方法が挙げられる。本実施形態では、熱電対18の温接点18aを半田で固定する場合を例に挙げて説明する。
この接続状態20において、対象物14を加熱して、対象物14の接続箇所16の温度を測定し接続時温度Tmを取得する。
接続箇所16の測定には、温度センサが用いられる。この温度センサとしては、例えば、接触式のセンサ又は非接触式のセンサが挙げられる。接触式のセンサを用いる場合は、センサからの放熱量を抑制する工夫を要する。
一方、非接触式のセンサは、センサ自体を接続箇所16に接触することなく、温度測定が可能であり、センサからの放熱対策が不要である。非接触式のセンサの一例としては、赤外線サーモグラフィ(IRT)が挙げられる。
次に、対象物14の接続箇所16から熱電対18を離して分離状態22を形成する。対象物14から熱電対18を離す方法としては、熱電対18の温接点18aを固定した半田を溶解して熱電対18を接続箇所16から離す方法、又は接続箇所16に接続された熱電対18の先端部を切断して切り離す方法が挙げられる。
半田を溶解して熱電対18を接続箇所16から離す場合、半田表面の形状変化が想定され、溶解前後において接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗が変化する虞がある。このため、本実施形態では、熱電対18の先端部を切断して切り離す方法を採用する。
この分離状態22において、接続箇所16の温度を測定して分離時温度Ttを取得する。この測定では、接続状態20において温度測定の際に使用した赤外線サーモグラフィ(IRT)を用いることで、異なるセンサで測定を行った場合に生じ得る測定温度差に起因した熱抵抗の導出誤差を抑制する。
そして、取得した接続時温度Tmと分離時温度Ttとから温度差ΔTを算出し、算出した温度差ΔTを、前述した式4に当てはめることによって、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導出する。
<実施例>
前述した熱電対18の熱抵抗測定方法を図5及び図6を用いて具体的に説明する。なお、前述と同一又は同等分については、同符号を付して説明を割愛する。
図5は、プリント配線基板24に実装された対象物14の接続箇所16を示す説明図である。プリント配線基板24には、発熱する対象物14が実装されており、対象物14は、チップ抵抗で構成される。対象物14は、長方形状に形成されており、対象物14の端部には、プリント配線基板24に形成された銅箔の配線38に半田50で接続される端子部34、36が形成されている。
熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcの測定精度は、対象物14に熱電対18を接続した接続状態20と、対象物14から熱電対18を離した分離状態22と、において対象物14に生ずる温度差が大きくなるに従って向上する傾向がある。この傾向に基づいて、接続状態20と分離状態22とにおいて、対象物14に生ずる温度差が大きくなるような物体を対象物14として選択するとともに、プリント配線基板24を設計する。
(対象物)
接続箇所16から見た対象物14の出力熱抵抗Rthoutは大きくなるに従って測定の感度が向上する。発明者の経験上、出力熱抵抗Rthoutは、300[K/W]以上であることが望ましい。
出力熱抵抗Rthoutを、300[K/W]以上にするための具体例を説明する。一例として、対象物14を1220[mm]サイズのチップ抵抗器(ここで1220[mm]の表記は、縦1.2[mm]で幅2.0[mm]の抵抗器サイズを示す。以下同様にしてLLWW[mm]サイズはL.L[mm]でW.W[mm]のサイズを表す)として2.0[mm]の長さの長辺に端子部34、36が形成された抵抗器を用いる場合、対象物14を実装するプリント配線基板24の配線のパターン幅Hは、0.2[mm]以下とする。
また、他の例として、1632[mm]サイズのチップ抵抗器の長辺に端子部34、36が形成された抵抗器を用いる場合、対象物14を実装するプリント配線基板24の配線38のパターン幅Hは、0.1[mm]以下とする。
(プリント配線基板)
プリント配線基板24の熱伝導率は、一般的な基板のグレードを示すFR4を基準とし、垂直方向で0.3[W/(m・K)]以下、水平方向で0.6[W/(m・K)]以下とする。
(温度測定用のセンサ)
本実施例で、温度を測定する際には、非接触式のセンサである赤外線サーモグラフィ(IRT)を用いる。
対象物14を構成するチップ抵抗の端子部34、36は非常に小さい。使用する赤外線サーモグラフィ(IRT)は、ピーク出力を正確に検出するため、端子部34、36の短辺の長さ方向の範囲内に、6ピクセル以上の検出素子が入る拡大率を有するものが望ましい。
(熱電対の熱抵抗測定方法)
図6は、熱電対の熱抵抗測定方法60の各工程の一例を示す説明図であり、図6に従って、熱電対の熱抵抗測定方法60を説明する。
この熱電対の熱抵抗測定方法60は、温度差取得工程62と導出工程64とを備える。
温度差取得工程62は、図1に示したように、出力熱抵抗が既知の対象物14を周囲温度Taよりも高い温度に加熱する。
ここで、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗としては、一般的に放熱時と吸熱時では同一の値を示すので、対象物14を加熱しても冷却しても測定は可能である。本実施形態では、対象物14を加熱して熱電対の熱抵抗を測定する。
この加熱状態において、対象物14の接続箇所16に熱電対18を接続した接続状態20及び接続箇所16から熱電対18を離した分離状態22で接続箇所16に生ずる温度差ΔTを取得する。
導出工程64は、接続状態20で測定された接続箇所16の温度を示す接続時温度Tm、周囲温度Ta、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTに基づいて、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導き出す。
温度差取得工程62は、実装工程70と、接続工程72と、接続箇所塗布工程74と、接続時加熱工程76と、接続時測定工程78とを順に実施する。また、温度差取得工程62は、接続時測定工程78の後に、切断工程80と、切断箇所塗布工程82と、分離時加熱工程84と、分離時測定工程86と、算出工程88とを順に実施する。
また、導出工程64は、温度差取得工程62の算出工程88の後に、演算工程90を実施する。
実装工程70は、図5に示したように、前述したプリント配線基板24にチップ抵抗である対象物14を配置するとともに、対象物14の端子部34、36を、プリント配線基板24の配線38に形成されたランド100に半田50で固定する。
接続工程72は、図1及び図5に示したように、対象物14の一方の端子部34をランド100に固定する半田50によって熱電対18の先端部の温接点18aを対象物14に固定して接続する。本実施形態において、熱電対18の接続箇所16は、対象物14の一方の端子部34とする。
なお、半田50による熱電対18の固定は、対象物14の端子部34をランド100に半田50で固定する際に同時に行ってもよい。
接続箇所塗布工程74は、少なくとも熱電対18が接続された端子部34の半田50の表面を黒色の塗料で塗布して放射率を一様にする。黒色の塗料は、一例として黒体塗料が挙げられる。黒体塗料は、放射率が黒体に近い塗料であり、塗布箇所からの放射率を高める。
接続時加熱工程76は、周囲温度Taが、一例として25[℃]の環境下において、対象物14の端子部34、36の温度が、70[℃]以上100[℃]以下となるように、対象物14に電力を印加して対象物14を発熱させて加熱する。このときに対象物14に印加される電力を印加電力P[W]とする。
接続時測定工程78は、接続状態20で対象物14に印加電力Pを印加した状態において、前述した赤外線サーモグラフィ(IRT)で、接続箇所16の温度を非接触で測定し、接続時温度Tmを取得する。この温度測定では、端子部34に接続された熱電対18は用いない。
切断工程80は、対象物14への印加電力Pの印加を停止した後、対象物14に接続された熱電対18を半田50の表面に沿って切断し、対象物14と熱電対18とを分離する。これにより、熱電対18が接続箇所16から切り離された分離状態22を形成する。
ここで、端子部34を固定する半田50を溶融して対象物14から熱電対18を分離することも可能である。しかし、本実施形態では、次に示す理由から熱電対18の先端部を切断して対象物14から熱電対18を分離する。
第一に、半田50を溶融して対象物14から熱電対18を分離する場合、接続箇所16に塗布した黒体塗料が広範囲に剥離する虞がある。第二に、半田50を一旦溶融することで、半田50の溶融前後において半田50の表面状態が変化し、対象物14からの放熱性に関わる出力熱抵抗Rthoutが変化し得る。これらによって、測定誤差が大きくなる可能性がある。
切断箇所塗布工程82は、熱電対18の切断により金属面が露出した切断箇所を黒色の塗料で塗布して放射率を一様にする。黒色の塗料としては、例えば、前述した黒体塗料が用いられる。
分離時加熱工程84は、対象物14に、接続時加熱工程76と同様の印加電力P[W]を印加して対象物14を発熱させて加熱する。
なお、本実施例では、切断工程80において対象物14に印加する電力を停止する場合を前提として説明するが、これに限定されるものではない。対象物14への電力の印加を接続時加熱工程76から継続して行う場合には、この分離時加熱工程84を省略することができる。
分離時測定工程86は、接続時測定工程78と同様に、分離状態22において赤外線サーモグラフィ(IRT)を用いて熱電対18が切断された部位である接続箇所16の温度を非接触で測定し、分離時温度Ttを取得する。
このとき、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutは、次式5で略算される。略算できる条件は、前述したように「一般的にはRth_r<<Rth_bであるため、Rthout≒Rth_b/2と略しても良い。」が成立するときである。
Rthout=(Tt-Ta)/P ・・・ (式5)
算出工程88は、次式6を用いることで、対象物14に熱電対18が接続された接続状態20での接続箇所16の接続時温度Tmと対象物14から熱電対18を切断して分離した分離状態22での分離時温度Ttとの差を温度差ΔTとして算出する。
ΔT=Tm-Tt ・・・ (式6)
そして、式6で求めた温度差ΔTを、前述した式4に当てはめることによって、熱電対18の熱抵抗である熱電対熱抵抗Rthtcを演算することができる。
演算工程90は、各工程で取得した接続時温度Tm、周囲温度Ta、対象物の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTを、式4を用いて演算することで、熱電対18の熱抵抗である熱電対熱抵抗Rthtcを導出する。
なお、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcは、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutと比較して、小さいほど測定精度が高まることが分かっている。このため、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを、3000[℃/W]以下とすることで、測定精度をより高めることが可能となる。
(作用及び効果)
次に、本実施形態による作用効果について説明する。
本実施形態の熱電対の熱抵抗測定方法は、温度差取得工程62と導出工程64とを備えている。温度差取得工程62は、熱抵抗Rthoutが既知である対象物14を周囲温度Taよりも高い温度に加熱する。温度差取得工程62は、この加熱状態において、対象物14の接続箇所16に熱電対18を接続した接続状態20及び接続箇所16から熱電対18を離した分離状態22で接続箇所16に生ずる温度差ΔTを取得する。導出工程64は、接続状態20で測定された接続箇所16の温度を示す接続時温度Tm、周囲温度Ta、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTに基づいて熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導き出す。
この構成によれば、対象物14に熱電対18を接続した接続状態20と対象物14から熱電対18を離した分離状態22との温度差ΔTから対象物14に熱電対18を接続した際の接続箇所16の温度低下を知ることができる。
この温度差ΔTは、前述した式1に示したように、熱電対18から流出する流出熱量Qと接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutとの積で求められる。また、熱電対18から流出する流出熱量Qは、前述した式2に示したように、接続状態20での対象物14の接続時温度Tmと周囲温度Taとの差を熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcで除算することで求められる。
このため、接続状態20で測定された接続箇所16の接続時温度Tmと、周囲温度Taと、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthoutと、温度差ΔTとを用いることによって、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導き出すことが可能となる。
これにより、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを把握することができるので、この熱電対18を用いてチップ抵抗などの小型電子部品の温度を測定する場合において、熱電対18からの放熱が測定結果に与える影響を予測することができる。したがって、熱電対18を用いた温度測定で生じ得る測定誤差を抑制することが可能となる。
また、本実施形態において、温度差取得工程62は、接続状態20で接続箇所16の温度を接続時温度Tmとして測定する接続時測定工程78と、分離状態22で接続箇所16の温度を分離時温度Ttとして測定する分離時測定工程86とを備える。また、温度差取得工程62は、接続時温度Tm及び分離時温度Ttの差を温度差ΔTとして求める算出工程88を備える。
この構成によれば、接続時測定工程78で接続時温度Tmを取得し、分離時測定工程86で分離時温度Ttを取得するとともに、算出工程88で接続時温度Tm及び分離時温度Ttの差を算出することで、温度差ΔTとして求めることができる。
なお、本実施形態では、接続時測定工程78で測定した接続時温度Tmと分離時測定工程86で測定した分離時温度Ttとの差を算出工程88で求め場合について説明したが、これに限定されるものではない。接続状態20と分離状態22とで接続箇所16に生ずる温度差ΔTを取得できればよい。
さらに、本実施形態では、接続時測定工程78及び分離時測定工程86は、非接触式のセンサを用いて接続箇所16の温度を測定する。
この構成によれば、非接触式のセンサで温度を測定するため、プリント配線基板24に実装された対象物14の位置、実装された対象物14の向き、及び対象物14への熱電対18の取付け位置又は角度に関わらず、温度の測定が可能となる。そして、接続箇所16に自然対流が生じたり、風などが吹き付けられたりしても、測定結果への影響を抑制した測定が可能となる。
また、接続時測定工程78において対象物14に接続された熱電対18で温度を測定し、分離時測定工程86において非接触式のセンサで温度を測定する測定方法も考えられる。この測定方法では、同一箇所を測定した場合であっても、熱電対18による測定結果と非接触式のセンサによる測定結果との間で測定値に差が生じ得る。
しかし、本実施形態では、接続時測定工程78及び分離時測定工程86において、非接触式のセンサを用いて接続箇所16の温度を測定する。このため、接続時測定工程78と分離時測定工程86とで異なるセンサを用いて温度を測定する場合と比較して、センサ間に生ずる測定結果の違いによる測定誤差を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、接続時測定工程78での測定前に接続箇所16に黒色の塗料を塗布する接続箇所塗布工程74を備える。
この構成によれば、接続箇所16からの反射又は放射率変化による測定結果への影響を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態では、温度差取得工程62は、接続時測定工程78の後に分離時測定工程86を実施する。
この構成によれば、分離状態22での温度測定後に、対象物14に熱電対18を接続して温度測定を行う場合と比較して、接続状態20に起因した測定誤差の抑制が可能となる。
また、本実施形態では、分離時測定工程86での測定前に対象物14に接続された熱電対18を切断し、熱電対18が接続箇所16から切り離された分離状態22を形成する切断工程80を備える。
例えば、熱電対18が半田50などの接合剤で接合されている場合、接合剤を溶かして熱電対18を分離することが考えられる。この場合、接続箇所16の表面状態が変化することで、対象物14の放熱性に関わる熱抵抗が変化し、測定誤差の増大要因となり得る。
しかし、本実施形態では、対象物14に接続された熱電対18を切断して分離状態22を形成する。このため、前述した測定誤差の増大を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態では、分離時測定工程86での測定前に熱電対18が切断された切断箇所に黒色の塗料を塗布する切断箇所塗布工程82を備える。
この構成によれば、熱電対18の切断により露出した切断面を塗料で覆うことができる。これにより、接続箇所からの反射又は放射率による測定結果への影響を抑制することが可能となる。
そして、本実施形態では、接続時温度をTm、周囲温度をTa、対象物の熱抵抗をRthout、温度差をΔTとした場合、熱電対18の熱電対熱抵抗Rthtcを、次式で求める。
Rthtc={(Tm-Ta)×Rthout}/ΔT
この構成によれば、上式を用いることによって、熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを求めることができる。また、数式による演算が可能となるので、CPUなどのプロセッサを備える熱電対の熱抵抗測定装置によって熱電対熱抵抗Rthtcの計算が可能となる。
(熱電対の熱抵抗測定装置)
すなわち、熱電対の熱抵抗測定装置は、温度差取得工程62を実施する温度差取得手段である温度差取得部と、導出工程64を実施する導出手段である導出部とを備える。
温度差取得部は、対象物14を周囲温度Taよりも高い温度に加熱し、接続状態20及び分離状態22で接続箇所16に生ずる温度差ΔTを取得する。導出部は、接続状態20で測定された接続箇所16の温度を示す接続時温度Tm、周囲温度Ta、接続箇所16から見た対象物14の熱抵抗を示す出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTに基づいて熱電対18の熱抵抗を示す熱電対熱抵抗Rthtcを導き出す。熱電対熱抵抗Rthtcを導き出す方法としては、前述した式4を用いた演算が挙げられる。
この熱電対の熱抵抗測定装置においても、前述した作用及び効果を得ることができる。
なお、各実施形態では、式4を用いて熱電対18の熱電対熱抵抗Rthtcを求める場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、接続時温度Tm、周囲温度Ta、出力熱抵抗Rthout、及び温度差ΔTの関係と熱電対熱抵抗Rthtcとが関連付けられたデータテーブルを用いて、熱電対熱抵抗Rthtcを求めてもよい。
14 対象物
16 接続箇所
18 熱電対
20 接続状態
22 分離状態
24 プリント配線基板
30 熱等価回路
60 熱抵抗測定方法
62 温度差取得工程
64 導出工程
70 実装工程
72 接続工程
74 接続箇所塗布工程
76 接続時加熱工程
78 接続時測定工程
80 切断工程
82 切断箇所塗布工程
84 分離時加熱工程
86 分離時測定工程
88 算出工程
90 演算工程
a 周囲温度
m 接続時温度をTm
ΔT 温度差
Rthout 出力熱抵抗
Rthtc 熱電対熱抵抗

Claims (9)

  1. 出力熱抵抗が既知である対象物を周囲温度よりも高い温度に加熱した状態において、前記対象物の接続箇所に熱電対を接続した接続状態及び前記接続箇所から前記熱電対を離した分離状態で前記接続箇所に生ずる温度差を取得する温度差取得工程と、
    前記接続状態で測定された前記接続箇所の温度を示す接続時温度、前記周囲温度、前記対象物の熱抵抗、及び前記温度差に基づいて前記熱電対の熱抵抗を導き出す導出工程と、
    を備える熱電対の熱抵抗測定方法。
  2. 請求項1に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記温度差取得工程は、
    前記接続状態で前記接続箇所の温度を前記接続時温度として測定する接続時測定工程と、
    前記分離状態で前記接続箇所の温度を分離時温度として測定する分離時測定工程と、
    前記接続時温度及び前記分離時温度の差を前記温度差として求める算出工程と、
    を備える熱電対の熱抵抗測定方法。
  3. 請求項2に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記接続時測定工程及び前記分離時測定工程は、非接触式のセンサを用いて前記接続箇所の温度を測定する、
    熱電対の熱抵抗測定方法。
  4. 請求項3に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記接続時測定工程での測定前に前記接続箇所に黒色の塗料を塗布する接続箇所塗布工程を備える熱電対の熱抵抗測定方法。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記温度差取得工程は、前記接続時測定工程の後に前記分離時測定工程を実施する、
    熱電対の熱抵抗測定方法。
  6. 請求項5に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記分離時測定工程での測定前に前記対象物に接続された前記熱電対を切断し、前記熱電対が前記接続箇所から切り離された前記分離状態を形成する切断工程を備える熱電対の熱抵抗測定方法。
  7. 請求項6に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記分離時測定工程での測定前に前記熱電対が切断された切断箇所に黒色の塗料を塗布する切断箇所塗布工程を備える熱電対の熱抵抗測定方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の熱電対の熱抵抗測定方法であって、
    前記接続時温度をTm、前記周囲温度をTa、前記対象物の熱抵抗をRthout、前記温度差をΔTとした場合、前記熱電対の熱抵抗Rthtcを、次式で求める熱電対の熱抵抗測定方法。
    Rthtc={(Tm-Ta)×Rthout}/ΔT
  9. 出力熱抵抗が既知である対象物を周囲温度よりも高い温度に加熱した状態において、前記対象物の接続箇所に熱電対を接続した接続状態及び前記接続箇所から前記熱電対を離した分離状態で前記接続箇所に生ずる温度差を取得する温度差取得手段と、
    前記接続状態で測定された前記接続箇所の温度を示す接続時温度、前記周囲温度、前記対象物の熱抵抗、及び前記温度差に基づいて前記熱電対の熱抵抗を導き出す導出手段と、
    を備える熱電対の熱抵抗測定装置。
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