JP2022038222A - 光ファイバケーブル固定具及びクロージャ - Google Patents
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Abstract
【課題】光ファイバ心線の挿通の作業性を向上しつつ、スロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定する一つの光ファイバケーブル固定具を提供する。【解決手段】少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具100は、ロッド110と、一端121、131がロッド110を中心に回転可能に支持され、他端122、132が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム120及び第二アーム130と、を備える。【選択図】図4
Description
本開示は、光ファイバケーブル固定具及びクロージャに関する。
従来、光ファイバケーブルとして、中央に一つの抗張力体を備え、複数の光ファイバ心線をスロット内に収容するスロット型光ファイバケーブルが知られている。また、ケーブル外被に二つの抗張力体を備え、スロットを設けることなくケーブル外被内に複数の光ファイバ心線を高密度に実装したスロットレス型光ファイバケーブルも知られている。さらに、抗張力体を固定することで光ファイバケーブルを固定する固定具が知られている(例えば、特許文献1)。
スロット型光ファイバケーブルの抗張力体の配置位置と、スロットレス型光ファイバケーブルの抗張力体の配置位置とは互いに異なるため、一般的な光ファイバケーブルの固定には、抗張力体を固定する構造が互いに異なる二種類の固定具が用いられる。すなわち光ファイバケーブルの種類に応じて専用の固定具を用意する必要がある。しかしこの手法では製造コストが嵩む。共通する一つの固定具によってスロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定することが好ましい。
一方特許文献1は、光ファイバケーブルの中心線に沿って中心にテンションメンバ挿通孔を形成するとともに、左右対称位置に分散テンションメンバを保持する段差を形成したブロックを備えるテンションメンバ固定金具を開示する。特許文献1のテンションメンバ固定金具によれば、スロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定することができる。
しかしながら特許文献1では、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合、複数の光ファイバ心線は挿通孔内においてテンションメンバの固定部分を大きく迂回して挿通される。迂回するために複数の光ファイバ心線が曲げられるため、光ファイバ心線の伝送損失が増大し、あるいは光ファイバ心線が断線する可能性がある。また挿通孔は、中央テンションメンバを固定する機能を備えることを前提としているため、その大きさは小さい。スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、挿通孔のような小さい孔に複数の光ファイバ心線を挿通すると、複数の光ファイバ心線が曲げられて、光ファイバ心線の伝送損失が増大する可能性がある。さらに挿通孔のような小さい孔に複数の光ファイバ心線をまとめて挿通することは難しい。
本開示は、光ファイバ心線の伝送損失を抑制しつつ、スロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定する一つの光ファイバケーブル固定具及びクロージャを提供する。
上記課題を解決するために、本開示の光ファイバケーブル固定具は、
少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具であって、当該光ファイバケーブル固定具は、
ロッドと、
一端が前記ロッドを中心に回転可能に支持され、他端が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム及び第二アームと、を備える。
少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具であって、当該光ファイバケーブル固定具は、
ロッドと、
一端が前記ロッドを中心に回転可能に支持され、他端が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム及び第二アームと、を備える。
上記課題を解決するために、本開示のクロージャは、前記光ファイバケーブル固定具を備える。
本開示によれば、光ファイバ心線の伝送損失を抑制しつつ、スロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定する一つの光ファイバケーブル固定具及びクロージャを提供することができる。
(本開示の一形態の説明)
まず本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る光ファイバケーブル固定具は、
少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具であって、当該光ファイバケーブル固定具は、
ロッドと、
一端が前記ロッドを中心に回転可能に支持され、他端が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム及び第二アームと、を備える。
まず本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る光ファイバケーブル固定具は、
少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具であって、当該光ファイバケーブル固定具は、
ロッドと、
一端が前記ロッドを中心に回転可能に支持され、他端が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム及び第二アームと、を備える。
本開示によれば、光ファイバケーブル固定具は第一及び第二アームを備える。特に中央に一つの抗張力体を備えるスロット型光ファイバケーブルを固定する場合には、第一及び第二アームは互いに離間することなく、当該一つの抗張力体を第一及び第二アームの両方の他端で固定することができる。一方、ケーブル外被に二つの抗張力体を備えるスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合には、第一及び第二アームはロッドを中心にそれぞれの一端で回転して互いに離間される。第一及び第二アームが離間した状態で、一方の抗張力体を第一アームの他端により固定することができ、他方の抗張力体を第二アームの他端により固定することができる。このように、一つの光ファイバケーブル固定具でスロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定することができる。
本開示の光ファイバケーブル固定具によれば、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームは互いに離間しない状態で、ケーブル中央にある一つの抗張力体を固定することができるため、複数の光ファイバ心線を第一及び第二アームを避けて大きく迂回させる必要がない。複数の光ファイバ心線がほとんど曲げられずに済むので、光ファイバ心線の伝送損失の増大を抑制することができる。またスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームはそれぞれの他端が互いに離間した状態で、ケーブル外被にある二つの抗張力体を固定することができるため、複数の光ファイバ心線が第一及び第二アームに干渉しない。複数の光ファイバ心線は曲げられずに済むので、光ファイバ心線の伝送損失の増大を抑制することができる。
(2)前記第一アーム及び前記第二アームの前記一端それぞれは、前記ロッドを挿通する開口部を備えている。前記開口部の内周面はそれぞれ一つの平坦部を有し、前記ロッドの外周面は、前記平坦部に対応する平面を複数有していてもよい。
本開示によれば、第一及び第二アームの一端の開口部の内周面が一つの平坦部を有し、ロッドの外周面が当該平坦部に対応する平面を複数有するため、ロッドを第一及び第二アームの開口部に挿通する際に、平坦部に対応するように平面を案内させやすい。更にロッドに対して所定角度で第一及び第二アームを固定させやすいため、作業効率を向上することができる。
本開示によれば、第一及び第二アームの一端の開口部の内周面が一つの平坦部を有し、ロッドの外周面が当該平坦部に対応する平面を複数有するため、ロッドを第一及び第二アームの開口部に挿通する際に、平坦部に対応するように平面を案内させやすい。更にロッドに対して所定角度で第一及び第二アームを固定させやすいため、作業効率を向上することができる。
(3)前記ロッドの外周面は、それぞれ前記ロッドの中心軸方向に沿う、第一平面と、前記第一平面を挟む二つの第二平面を有してもよい。前記第一平面と各第二平面のなす角度は140度から160度であってもよい。
本開示によれば、ロッドの第一平面と各第二平面の角度が140度から160度であるので、ロッドを第一及び第二アームの開口部に挿通する際に、ロッドに対して定まった角度で第一及び第二アームを固定させやすい。したがって、スロットレス型光ファイバケーブルのようなケーブル外被に二つの抗張力体が互いに離間して配置されている場合であっても、第一アーム及び第二アームがロッドを中心に互いに40度から80度で離間するよう固定されているため、二つの抗張力体をより確実に固定することができる。
本開示によれば、ロッドの第一平面と各第二平面の角度が140度から160度であるので、ロッドを第一及び第二アームの開口部に挿通する際に、ロッドに対して定まった角度で第一及び第二アームを固定させやすい。したがって、スロットレス型光ファイバケーブルのようなケーブル外被に二つの抗張力体が互いに離間して配置されている場合であっても、第一アーム及び第二アームがロッドを中心に互いに40度から80度で離間するよう固定されているため、二つの抗張力体をより確実に固定することができる。
(4)前記ロッドは、前記第一アーム及び前記第二アームを回転可能に支持する一端部と、外部機器に固定される他端部とを備える。前記第一アーム及び前記第二アームのうち前記他端部に近いアームは、前記他端部に向かって突出する、少なくとも一つの突起を有してもよい。
スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、抗張力体は外被に埋設されているため、外被から取り出された複数の光ファイバ心線及びこれら光ファイバ心線を覆うチューブは変形しやすく、重力により下方に撓むことがある。しかしながら本開示によれば、第一及び第二アームのうち他端部に近いアームが突起を有するため、当該突起がスロットレス型光ファイバケーブルのチューブに当接することで、チューブの変形や撓みを抑制することができる。したがってスロットレス型光ファイバケーブルをより安定して固定することができる。
スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、抗張力体は外被に埋設されているため、外被から取り出された複数の光ファイバ心線及びこれら光ファイバ心線を覆うチューブは変形しやすく、重力により下方に撓むことがある。しかしながら本開示によれば、第一及び第二アームのうち他端部に近いアームが突起を有するため、当該突起がスロットレス型光ファイバケーブルのチューブに当接することで、チューブの変形や撓みを抑制することができる。したがってスロットレス型光ファイバケーブルをより安定して固定することができる。
(5)前記第一アーム及び前記第二アームのアーム長はそれぞれ可変であってもよい。
中央に抗張力体を備えるスロット型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームはケーブルの中心軸で抗張力体を固定するため、ロッドとケーブルの中心軸との距離を定めやすく、固定後の光ファイバ接続作業も行いやすい。一方、ケーブル外被に二つの抗張力体を備えるスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームはケーブル外被の抗張力体を固定するため、必ずしもロッドとケーブルの中心軸との距離は一定ではない。すなわち、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合とスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合とで、ロッドとケーブルの中心軸の距離は異なる。
しかしながら本開示によれば、第一及び第二アームのアーム長はそれぞれ可変であるため、ケーブルの種類に関わらず、ロッドとケーブルの中心軸との距離は一定にすることができる。たとえば、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合の各アーム長よりも、スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合の各アーム長を長くすることで、両ケーブルを固定する場合でロッドとケーブル中心軸の距離を一定にすることができる。よってケーブルの種類に関わらず、光ファイバ接続作業を良好に行うことができる。
中央に抗張力体を備えるスロット型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームはケーブルの中心軸で抗張力体を固定するため、ロッドとケーブルの中心軸との距離を定めやすく、固定後の光ファイバ接続作業も行いやすい。一方、ケーブル外被に二つの抗張力体を備えるスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合、第一及び第二アームはケーブル外被の抗張力体を固定するため、必ずしもロッドとケーブルの中心軸との距離は一定ではない。すなわち、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合とスロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合とで、ロッドとケーブルの中心軸の距離は異なる。
しかしながら本開示によれば、第一及び第二アームのアーム長はそれぞれ可変であるため、ケーブルの種類に関わらず、ロッドとケーブルの中心軸との距離は一定にすることができる。たとえば、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合の各アーム長よりも、スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合の各アーム長を長くすることで、両ケーブルを固定する場合でロッドとケーブル中心軸の距離を一定にすることができる。よってケーブルの種類に関わらず、光ファイバ接続作業を良好に行うことができる。
(6)本開示の他の態様に係るクロージャは、前記光ファイバケーブル固定具を備える。
本開示によれば、クロージャは光ファイバケーブル固定具を備えるので、クロージャは光ファイバ心線をほとんど曲げることなく、且つスロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定することができる。したがって、光ファイバ心線の伝送損失を抑制しつつ、1つのクロージャで2種類の光ファイバケーブルを固定することができる。
本開示によれば、クロージャは光ファイバケーブル固定具を備えるので、クロージャは光ファイバ心線をほとんど曲げることなく、且つスロット型光ファイバケーブル及びスロットレス型光ファイバケーブルの両方を固定することができる。したがって、光ファイバ心線の伝送損失を抑制しつつ、1つのクロージャで2種類の光ファイバケーブルを固定することができる。
(本開示の第一実施形態の詳細)
本開示の一形態に係る光ファイバケーブル固定具100及びクロージャ(外部機器)200を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の一形態に係る光ファイバケーブル固定具100及びクロージャ(外部機器)200を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本開示の一形態に係る光ファイバケーブル固定具100を備えるクロージャ200がスロット型光ファイバケーブルXを固定する状態を示す概要図である。図2は、本開示の一形態に係る光ファイバケーブル固定具100を備えるクロージャ200がスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する状態を示す概要図である。
図1に示すように、スロット型光ファイバケーブルXは、複数の光ファイバ心線を収容するよう構成されたスロットX1と、スロットX1を外側から覆う外被X2と、ケーブル中央であってスロットX1の中央に設けられる一つの抗張力体X3と、を備える。一方図2に示すように、スロットレス型光ファイバケーブルYは、複数の光ファイバ心線を収容するよう構成されたチューブY1と、チューブY1を外側から覆う外被Y2と、外被Y2に設けられる2つの抗張力体Y3及びY4と、を備える。このように、スロット型光ファイバケーブルXの抗張力体X3の配置位置と、スロットレス型光ファイバケーブルYの抗張力体Y3、Y4の配置位置とは、互いに異なる。
図1及び図2は、少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定するよう構成された光ファイバケーブル固定具100と、当該光ファイバケーブル固定具100が設けられたクロージャ200を示す。なお本例においての光ファイバケーブル固定具100はクロージャ200に設けられるが、例えば光モジュール、光パネルに設けられてもよい。
図1及び図2に示すようにクロージャ200は、光ファイバケーブル固定具100を備える。光ファイバケーブル固定具100は、ロッド110と、第一アーム120と、第二アーム130と、を備える。ロッド110は、スロット型光ファイバケーブルXあるいはスロットレス型光ファイバケーブルYの長手方向に対して平行に設けられている。ロッド110の一端部111は第一アーム120及び第二アーム130を回転可能に支持する。ロッド110の他端部112はクロージャ200の一部に固定される。本例においてロッド110の他端部112はクロージャ200の底面部に固定されているが、他端部112の固定位置は底面部に限定されない。他端部112の固定位置はクロージャ200の上面部でも側面部でもよく、クロージャ200が備える他の部材でもよい。
図1に示すように、光ファイバケーブル固定具100がスロット型光ファイバケーブルXを固定する場合、第一アーム120及び第二アーム130の両方がスロット型光ファイバケーブルXの抗張力体X3を固定するよう構成されている。一方図2に示すように、光ファイバケーブル固定具100がスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合、第一アーム120がスロットレス型光ファイバケーブルYの一方の抗張力体Y3を、第二アーム130が他方の抗張力体Y4を固定するよう構成されている。光ファイバケーブル固定具100の詳細は後述する。
図1及び図2に示すように外被クランプ300は、スロット型光ファイバケーブルXの外被X2あるいはスロットレス型光ファイバケーブルYの外被Y2を外側から締めて、クロージャ200とケーブル外被X2の隙間あるいはクロージャ200と外被Y2の隙間を封止するよう構成されている。一般的にクロージャ200の内部は気密状態に保たれている。このためケーブルをクロージャ200の外部から内部へ引き込む、あるいはクロージャ200の内部から外部へ引き出す場合には、クロージャ200の気密性がケーブルとの隙間を通じて低下することがあり得る。本例においては、外被クランプ300が、クロージャ200とスロット型光ファイバケーブルX(外被X2)あるいはスロットレス型光ファイバケーブルY(外被Y2)の隙間を封止するため、クロージャ200の気密性が確保される。
次に、光ファイバケーブル固定具100の詳細を説明する。
図3は、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合の光ファイバケーブル固定具100の斜視図である。図4は、スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合の光ファイバケーブル固定具100の斜視図である。
図3は、スロット型光ファイバケーブルを固定する場合の光ファイバケーブル固定具100の斜視図である。図4は、スロットレス型光ファイバケーブルを固定する場合の光ファイバケーブル固定具100の斜視図である。
図3及び図4に示すように、光ファイバケーブル固定具100のロッド110は、軸部113と、一端部111に設けられたアーム固定部114と、他端部に設けられたクロージャ固定部115と、を備える。
軸部113は、円柱形状であり、スロット型光ファイバケーブルXあるいはスロットレス型光ファイバケーブルYの長手方向に対して平行となるように設けられている。軸部113は、一端部111に、軸部113の太さよりも細い細径部116を有している。第一アーム120と第二アーム130は、細径部116に配置され、軸部113とアーム固定部114との間に挟まれることで固定される。
アーム固定部114は、円筒形状であり、ロッド110の一端部111において第一アーム120及び第二アーム130をロッド110に対して所定の角度で固定するよう構成されている。本例においては、ロッド110の細径部116の一部外周にネジ溝が設けられ、アーム固定部114の内周にも対応するネジ溝が設けられている。軸部113とアーム固定部114の間に第一アーム120及び第二アーム130を挟んだ状態で、アーム固定部114のネジ溝を軸部113のネジ溝に螺合させることにより、第一アーム120及び第二アーム130が固定される。なお第一アーム120及び第二アーム130の固定方法は、ネジ溝による螺合に限定されない。アーム固定部114が弾性部材を備えており、当該弾性部材の弾性力によって第一アーム120及び第二アーム130を固定してもよい。
クロージャ固定部115は、ロッド110の他端部112に設けられており、ネジ穴117を備える。図示しないネジをクロージャ固定部115のネジ穴117に挿通してロッド110がクロージャ200に固定されるよう構成されている。
図3及び図4に示すように、光ファイバケーブル固定具100の第一アーム120は、一端部121及び他端部122を備える。一端部121は、ロッド110の一端部111を中心に回転可能に支持される。他端部122は、少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成されている。
本例において一端部121は、ロッド110の細径部116を挿通させる開口部123を備える。他端部122は、環状部124と、他端部122の外周から環状部124の内周を貫通するビス孔125と、を備える。スロット型光ファイバケーブルXの抗張力体X3あるいはスロットレス型光ファイバケーブルYの抗張力体Y3は環状部124を挿通され、ビス孔125に挿通される図示しないビスによって固定される。
図3及び図4に示すように、光ファイバケーブル固定具100の第二アーム130は、一端部131及び他端部132を備える。一端部131は、ロッド110の一端部111を中心に回転可能に支持される。他端部132は、少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成されている。
本例において一端部131は、ロッド110の細径部116を挿通させる開口部133を備える。他端部132は、環状部134と、他端部132の外周から環状部134の内周を貫通するビス孔135と、を備える。スロット型光ファイバケーブルXの抗張力体X3あるいはスロットレス型光ファイバケーブルYの抗張力体Y4は環状部134を挿通され、ビス孔135に挿通される図示しないビスによって固定される。
第一アーム120及び第二アーム130のうち、ロッド110の他端部112に近い第二アーム130は、他端部112に向かって突出する、少なくとも一つの突起136を有する。光ファイバケーブル固定具100がスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する際、突起136はスロットレス型光ファイバケーブルYのチューブY1の外周に当接するよう配置されている(図2)。なお図示はしていないが、光ファイバケーブル固定具100がスロット型光ファイバケーブルXを固定する際に、突起136がスロット型光ファイバケーブルXのスロットX1に当接するように配置されてもよい。
次に、ロッド110の一端部111と第二アーム130の一端部131の詳細を説明する。
図5は、第二アーム130の一端部131の拡大図である。図6は、ロッド110の細径部116の拡大図である。
図5は、第二アーム130の一端部131の拡大図である。図6は、ロッド110の細径部116の拡大図である。
図5に示すように、第二アーム130の一端部131において、開口部133の内周面は円周面を基調とした形状であってその一部に一つの平坦部137を有している。本例において平坦部137は、一端部131の最端部138(長手方向における一端部131の端部)に近い位置に配置されているが、平坦部137の配置位置は開口部133の内周面であれば特に限定されない。また、平坦部137を除いた開口部133の円周の中心に開口部133の中心C3がある。
図6に示すように、ロッド110の一端部111である細径部116において、ロッド110の外周面は、円周面を基調とした形状であってその一部に平坦面137に対応する平面を複数有する。具体的にロッド110の外周面は、それぞれロッド110の軸方向に沿った、第一平面118と、二つの第二平面119R、119Lを有している。二つの第二平面119R、119Lは、第一平面118を挟むように存在しており、それぞれ第一平面118に接続している。第一平面118と各第二方面119R,Lの間の角度θ1はそれぞれ140度から160度である。
ロッド110の軸方向に沿った視点から見て、第一平面118及び二つの第二平面119R、119Lの長さはそれぞれ、平坦部137の長さと同じあるいは小さい。第一平面118の長さは、各第二平面119R,Lの長さと必ずしも同じである必要はない。また、第二平面119R、119Lはそれぞれ第一平面118に接続していなくてもよい。複数平面を除いた細径部116の円周の中心に、細径部116の中心C1がある。開口部133の中心C3の位置は、ロッド110の細径部116の中心C1の位置と一致する。
なお、第一アーム120の一端部121の構成は、第二アーム130の一端部131の構成と同じである。すなわち、第一アーム120の一端部121においても開口部123の内周面は一つの平坦部127を有している。第一アーム120の平坦部127の構成は、第二アーム130の平坦部137の構成と同一であるため、重複する説明は省略する。
図7Aは、光ファイバケーブル固定具100がスロット型光ファイバケーブルXを固定する場合において、ロッド110の長手方向に沿って一端部111から見た、ロッド110、第一アーム120、第二アーム130の係合関係を示す概要図である。ロッド110の長手方向に沿って一端部111から見た場合、第二アーム130は第一アーム120と位置が重なるため図示されないが、ロッド110との係合関係は第一アーム120と同様である。
図7Aに示すように、ロッド110の細径部116の第一平面118が第一アーム120の平坦部127と対応するように、ロッド110の細径部116は第一アームの開口部123に挿通される。このとき、第一平面118は平坦部127の平面上を案内されるように挿通されるため、第一アーム120がロッド110に対して所定の角度となるように第一アーム120を位置決めしやすい。同様に、ロッド110の細径部116の第一平面118が第二アーム130の平坦部137と対応するように、ロッド110の細径部116は第二アームの開口部133に挿通される。このとき、第一平面118は平坦部137の平面上を案内されるように挿通されるため、第二アーム130がロッド110に対して所定の角度となるように第二アーム130を位置決めしやすい。
第一アーム120の平坦部127と第二アーム130の平坦部137がともにロッド110の第一平面118上に案内されるため、第一アーム120と第二アーム130はロッド110に対して同じ位置に固定される。すなわち、第一アーム120と第二アーム130は互いに離間していない。また第一アーム120の環状部124と第二アーム130の環状部134の位置も一致する。したがって、スロット型光ファイバケーブルXの抗張力体X3を第一アーム120の環状部124と第二アーム130の環状部134の両方で固定しやすい。なお本例においては、第一アーム120と第二アーム130の長手方向は、ロッド110の長手方向に対して垂直であり、クロージャ固定部115のネジ穴117にネジが挿通される方向と平行である。
図7Bは、光ファイバケーブル固定具100がスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合において、ロッド110の長手方向に沿って一端部111から見た、ロッド110、第一アーム120、第二アーム130の係合関係を示す概要図である。
図7Bに示すように、ロッド110の細径部116の一方の第二平面119Rが第一アーム120の平坦部127と対応するように、ロッド110の細径部116は第一アームの開口部123に挿通される。このとき、第二平面119Rは平坦部127の平面上を案内されるように挿通されるため、第一アーム120がロッド110に対して所定の角度となるように第一アーム120を位置決めしやすい。同様に、ロッド110の細径部116の他方の第二平面119Lが第二アーム130の平坦部137と対応するように、ロッド110の細径部116は第二アームの開口部133に挿通される。このとき、第二平面119Lは平坦部137の平面上を案内されるように挿通されるため、第二アーム130がロッド110に対して所定の角度となるように第二アーム130を位置決めしやすい。
第一アーム120の平坦部127がロッド110の第二平面119R上に案内され、第二アーム130の平坦部137がロッド110の第二平面119L上に案内されるため、第一アーム120と第二アーム130はロッド110に対して異なる位置に固定される。すなわち、第一アーム120と第二アーム130は互いに離間する。本例においては、図6に示した角度θ1が140度から160度であることにより、第一アーム120及び第二アーム130の間の角度θ2は40度から80度離間する。これに伴い第一アーム120の環状部124と第二アーム130の環状部134の位置も離間する。したがって、スロットレス型光ファイバケーブルYの抗張力体Y3、Y4を第一アーム120の環状部124と第二アーム130の環状部134それぞれで固定しやすい。なお本例においては、第一アーム120と第二アーム130の長手方向は、ロッド110の長手方向に対して垂直であり、クロージャ固定部115のネジ穴117にネジが挿通される方向に対してそれぞれ50~70度傾斜している。
以上説明したように、光ファイバケーブル固定具100は第一アーム120及び第二アーム130を備える。中央に一つの抗張力体X3を備えるスロット型光ファイバケーブルXを固定する場合には、第一アーム120及び第二アーム130は互いに離間することなく、抗張力体X3を第一アーム120の他端部122及び第二アーム130の他端部132の両方で固定することができる(図1)。一方、ケーブル外被Y2に二つの抗張力体Y3,Y4を備えるスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合には、第一アーム120及び第二アーム130はロッド110を中心にそれぞれの一端部121、131で回転して互いに離間される。第一アーム120及び第二アーム130が離間した状態で、一方の抗張力体Y3を第一アーム120の他端部122により固定することができ、他方の抗張力体Y4を第二アーム130の他端部132により固定することができる(図2)。このように、一つの光ファイバケーブル固定具100でスロット型光ファイバケーブルX及びスロットレス型光ファイバケーブルYの両方を固定することができる。
本開示の光ファイバケーブル固定具100によれば、スロット型光ファイバケーブルXを固定する場合、第一アーム120及び第二アーム130は互いに離間しない状態で、ケーブル中央にある一つの抗張力体X3を固定することができるため、複数の光ファイバ心線を第一アーム120及び第二アーム130を避けて大きく迂回させる必要がない。複数の光ファイバ心線がほとんど曲げられずに済むので、光ファイバ心線の伝送損失の増大を抑制することができる。またスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合、第一アーム120の他端部122と第二アーム130の他端部132が互いに離間した状態で、ケーブル外被にある二つの抗張力体Y3,Y4を固定することができるため、複数の光ファイバ心線が第一アーム120及び第二アーム130に干渉しない。複数の光ファイバ心線は曲げられずに済むので、光ファイバ心線の伝送損失の増大を抑制することができる。
また、第一アーム120の一端部121の開口部123の内周面が平坦部127を有する。第二アーム130の一端部131の開口部133の内周面が平坦部137を有する。ロッド110の外周面が当該平坦部127,137に対応する平面(118、119R,119L)を複数有するため、ロッド110を第一アーム120の開口部123及び第二アーム130の開口部133に挿通する際に、平坦部127,137に対応するように平面を案内させやすい。更にロッド110に対して所定角度で第一アーム120及び第二アーム130を固定させやすいため、作業効率を向上することができる。
ロッド110の第一平面118と各第二平面119R,119Lのなす角度が140度から160度であるので、ロッド110を第一アーム120の開口部123及び第二アーム130の開口部133に挿通する際に、ロッド110に対して定まった角度で第一アーム120及び第二アーム130を固定させやすい。したがって、スロットレス型光ファイバケーブルYのようなケーブル外被Y2に二つの抗張力体Y3,Y4が互いに離間して配置されている場合であっても、第一アーム120及び第二アーム130がロッド110を中心に互いに40度から80度で離間するよう固定されているため、二つの抗張力体Y3,Y4をより確実に固定することができる。
スロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合、抗張力体Y3,Y4は外被Y2に埋設されているため、外被Y2から取り出された複数の光ファイバ心線及びこれら光ファイバ心線を覆うチューブY1は変形しやすく、重力により下方に撓むことがある。しかしながら本開示によれば、第一アーム120及び第二アーム130のうちロッド110の他端部112に近い第二アーム130が突起136を有するため、突起136がスロットレス型光ファイバケーブルYのチューブY1に当接することで、チューブY1の変形や撓みを抑制することができる。したがってスロットレス型光ファイバケーブルYをより安定して固定することができる。
また、クロージャ200は光ファイバケーブル固定具100を備えるので、クロージャ200は光ファイバ心線をほとんど曲げることなく、且つスロット型光ファイバケーブルX及びスロットレス型光ファイバケーブルYの両方を固定することができる。したがって、光ファイバ心線の伝送損失を抑制しつつ、1つのクロージャ200で2種類の光ファイバケーブルを固定することができる。
なお、スロットレス型光ファイバケーブルYの外被Y2において一箇所につき複数の抗張力体が設けられている場合でも、第一アーム120の他端部122あるいは第二アーム130の他端部132は、当該一箇所にある複数の抗張力体全てを固定するよう構成されている。この場合、一箇所にある複数の抗張力体全てが第一アーム120の他端部122の環状部124あるいは第二アーム130の他端部132の環状部134に挿通され、ビスで固定されてもよい。
本例においては、第一アーム120の開口部123に平坦部127が形成され、第二アーム130の開口部133に平坦部137が形成され、ロッド110の細径部116の外周に複数の平面(118、119R,119L)が形成されているが、平坦部127,137及び複数の平面(118、119R,119L)は設けられていなくてもよい。すなわち、第一アーム120の開口部123の断面、第二アーム130の開口部133及びロッド110の細径部116の断面は円形状であってもよい。それぞれの部材の断面が円形であることで、第一アーム120及び第二アーム130をロッド110に対して任意の角度で設置することができる。特にスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合に、平坦部あるいは平面に限定されることなく、抗張力体Y3,Y4に対応した位置に第一アーム120及び第二アーム130を固定することができる。
また、第一アーム120及び第二アーム130のアーム長はそれぞれ可変であってもよい。図8A及び図8Bは、第一アーム120の変形例である、第一アーム120Aの斜視図である。図8Aは第一アーム120Aのアーム長が最も短い場合の斜視図である。図8Bは第一アーム120Aのアーム長が最も長い場合の斜視図である。図3及び図4に係る第一アーム120と同一または対応する構成要素には同様の符号を付すとともに、説明は省略する。また第二アーム130の変形例である第二アーム130Aは、第一アーム120Aと同じ構造であるため、説明は省略する。
図8A及び図8Bに示すように、第一アーム120Aは、一端部121を含む第一部材121Aと、他端部122を含む第二部材122Aと、を含む。第一アーム120Aの長手方向に沿って形成された第一部材121Aの凸部が、第一アーム120Aの長手方向に沿って形成された第二部材122Aの凹部と係合することで、第一部材121A及び第二部材122Aは連結されている。第一部材121A及び第二部材122Aは、長孔128と、留めネジ129を介して位置決めされる。長孔128は、第二部材122Aに、第一アーム120Aの長手方向に沿って形成されている。留めネジ129は、第一部材121Aに固定され、長孔128に案内されるよう構成されている。
留めネジ129は第一部材122Aに固定されているため、第一部材121Aの長孔128に対して留めネジ129の位置を変えることで、一端部121と他端部122とを互いに近づけたり、遠ざけたりすることができる。アーム長の長さを短くする場合、留めネジ129を長孔128の他端部122に近い位置(図8Aにおいては長孔128の上端部)で位置決めすることで、一端部121と他端部122が互いに最も近くなる。逆にアーム長の長さを長くする場合には、留めネジ129を長孔128の一端部121に近い位置(図8Bにおいては長孔128の下端部)で位置決めすることで、一端部121と他端部122が互いに最も遠くなる。
中央に抗張力体X3を備えるスロット型光ファイバケーブルXを固定する場合、第一アーム120及び第二アーム130はスロット型光ファイバケーブルXの中心軸CXで抗張力体X3を固定するため、ロッド110の中心軸とスロット型光ファイバケーブルXの中心軸CXとの距離を定めやすく、固定後の光ファイバ接続作業も行いやすい(図1)。一方、ケーブル外被Y2に二つの抗張力体Y3、Y4を備えるスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合、第一アーム120及び第二アーム130はケーブル外被Y2の抗張力体Y3,Y4を固定するため、必ずしもロッドの中心軸とスロットレス型光ファイバケーブルYの中心軸とCYの距離は一定ではない(図2)。すなわち、スロット型光ファイバケーブルXを固定する場合とスロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合とで、ロッドの中心軸と各ケーブルの各中心軸CX,CYの距離は異なる。
しかしながら本開示によれば、第一アーム120及び第二アーム130のアーム長はそれぞれ可変であるため、ケーブルの種類に関わらず、ロッドの中心軸と各ケーブルの各中心軸CX,CYとの距離は一定にすることができる。たとえば、スロット型光ファイバケーブルXを固定する場合の各アーム長よりも、スロットレス型光ファイバケーブルYを固定する場合の各アーム長を長くすることで、両ケーブルを固定する場合とでロッドの中心軸と各ケーブルの各中心軸CX,CYの距離を一定にすることができる。よってケーブルの種類に関わらず、光ファイバ接続作業を良好に行うことができる。
以上、本開示を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本開示の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本開示を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
100:光ファイバケーブル固定具
110:ロッド
111:一端部
112:他端部
113:軸部
114:アーム固定部
115:クロージャ固定部
116:細径部
117:ネジ穴
118:第一平面
119:第二平面
120、120A:第一アーム
130.130A:第二アーム
121、131:一端部
122、132:他端部
123、133:開口部
124、134:環状部
125、135:ビス孔
126、136:突起
127,137:平坦部
128:長孔
129:留めネジ
200:クロージャ
300:外被クランプ
X:スロット型光ファイバケーブル
Y:スロットレス型光ファイバケーブル
X1:スロット
Y1:チューブ
X2,Y2:外被
X3,Y3,Y4:抗張力体
110:ロッド
111:一端部
112:他端部
113:軸部
114:アーム固定部
115:クロージャ固定部
116:細径部
117:ネジ穴
118:第一平面
119:第二平面
120、120A:第一アーム
130.130A:第二アーム
121、131:一端部
122、132:他端部
123、133:開口部
124、134:環状部
125、135:ビス孔
126、136:突起
127,137:平坦部
128:長孔
129:留めネジ
200:クロージャ
300:外被クランプ
X:スロット型光ファイバケーブル
Y:スロットレス型光ファイバケーブル
X1:スロット
Y1:チューブ
X2,Y2:外被
X3,Y3,Y4:抗張力体
Claims (6)
- 少なくとも一つの抗張力体を備える光ファイバケーブルを固定する光ファイバケーブル固定具は、
ロッドと、
一端が前記ロッドを中心に回転可能に支持され、他端が前記少なくとも一つの抗張力体を固定するよう構成された、第一アーム及び第二アームと、を備える、光ファイバケーブル固定具。 - 前記第一アーム及び前記第二アームの前記一端それぞれは、前記ロッドを挿通する開口部を備えており、
前記開口部の内周面はそれぞれ一つの平坦部を有し、
前記ロッドの外周面は、前記平坦部に対応する平面を複数有する、請求項1に記載の光ファイバケーブル固定具。 - 前記ロッドの外周面は、それぞれ前記ロッドの中心軸方向に沿う、第一平面と、前記第一平面を挟む二つの第二平面を有し、
前記第一平面と各第二平面のなす角度は140度から160度である、請求項2に記載の光ファイバケーブル固定具。 - 前記ロッドは、前記第一アーム及び前記第二アームを回転可能に支持する一端部と、外部機器に固定される他端部とを備え、
前記第一アーム及び前記第二アームのうち前記他端部に近いアームは、前記他端部に向かって突出する、少なくとも一つの突起を有する、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の光ファイバケーブル固定具。 - 前記第一アーム及び前記第二アームのアーム長はそれぞれ可変である、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光ファイバケーブル固定具。
- 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光ファイバケーブル固定具を備えるクロージャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020142602A JP2022038222A (ja) | 2020-08-26 | 2020-08-26 | 光ファイバケーブル固定具及びクロージャ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020142602A JP2022038222A (ja) | 2020-08-26 | 2020-08-26 | 光ファイバケーブル固定具及びクロージャ |
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Family Applications (1)
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JP2020142602A Pending JP2022038222A (ja) | 2020-08-26 | 2020-08-26 | 光ファイバケーブル固定具及びクロージャ |
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JP (1) | JP2022038222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110068902A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-07-30 | 国网冀北电力有限公司张家口供电公司 | Adss光缆防磨护套 |
-
2020
- 2020-08-26 JP JP2020142602A patent/JP2022038222A/ja active Pending
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