JP2022037685A - 車両前部構造 - Google Patents

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智浩 細川
Tomohiro Hosokawa
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Abstract

【課題】スモールオーバーラップ前面衝突が発生した場合におけるホイールの車室への侵入をより確実に抑制することができる車両前部構造を提供する。【解決手段】車両前部構造11は、ホイール16と、アーム18と、サイドシル21と、突起部22と、を具備する。更に、車両衝突による車両前方部の変形等により、アーム18が車体12に固定される固定部28を回転中心として、タイヤ15が円軌道24を描き後退する場合、突起部22の先端が、ホイール16のビード収容部25の近傍、または、ビード収容部25よりもホイール16内側に接触するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両前部構造に関し、特に、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際の安全性が考慮された車両前部構造に関する。
車両衝突として、スモールオーバーラップ前面衝突がある。スモールオーバーラップ前面衝突とは、オフセット率が小さい微小ラップ衝突である。よって、スモールオーバーラップ前面衝突が発生すると、ホイールの強度が高いディスク部がサイドシルに当たり、車室部の前方部分が大きく変形し、乗員の安全性が損なわれてしまう恐れがある。
そのため、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、ホイールを破壊することで、ホイールが車室に侵入することを抑制する発明が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された発明では、サイドシルの前端に、前方に向かって突出する破壊部材を設けている。このようにすることで、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際には、破壊部材に接触したホイールが破壊され、これにより車室にホイールが侵入することが抑制される。
特開2015-171879号公報
上記したホイールはアームやハブ等の様々な部材によって支持されている。よって、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際には、ホイールは必ずしも車両後方に向かってまっすぐ移動するとは限らず、ホイールは複雑な変位を示すことが考えられる。よって、特許文献1に記載された発明では、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、ホイールの所定箇所に破壊部材が接触せず、ホイールの車室への侵入を防止することが難しいことも考えられる。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した場合におけるホイールの車室への侵入をより確実に抑制することができる車両前部構造を提供することにある。
本発明の請求項1に記載された車両前部構造は、フロントタイヤが組み込まれたホイールと、前記ホイールを、ハブを介して車体に対して支持するアームと、前記フロントタイヤの後方側に配置され、車両前後方向に沿って延在するサイドシルと、前記サイドシルの前方側に配置された、車両前方側に向かって突出する突起部と、を具備し、車両衝突による車両前方部の変形等により、前記アームが前記車体に固定される固定部を回転中心として、前記フロントタイヤが円軌道を描き後退する場合、前記突起部の先端が、前記ホイールのビード収容部の近傍、または、前記ビード収容部よりも前記ホイールの内側部分に接触するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載された車両前部構造では、前記突起部は、上方から見て略楔形状を呈することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載された車両前部構造では、前記アームは、前方アームおよび後方アームを有し、前記前方アーム又は前記前方アームと前記車体を結合する結合部および前記後方アーム又は前記後方アームと前記車体を結合する結合部の何れか一方は、前記前方アーム又は前記前方アームと前記車体を結合する結合部および前記後方アーム又は前記後方アームと前記車体を結合する結合部の何れか他方よりも脆弱とされていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載された車両前部構造では、前記突起部の車両外側の側面の、車両前後方向に於ける長さは、前記ホイールの幅方向外側端部から前記ビード収容部までの長さよりも、長いことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載された車両前部構造では、車両衝突が発生して前記ホイールが前記突起部に接触する際、前記ホイールの端部から前記ビード収容部に至る側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する第1傾斜角度は、前記突起部の車両外側の側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する第2傾斜角度よりも、小さいことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る車両前部構造によれば、車両衝突時に、突起部の先端が、ホイールのビード収容部の近傍、または、ビード収容部よりもホイールの内側部分に接触するように構成されていることで、ホイールをビード収容部の近傍から分離させることができる。よって、車両衝突時にホイールが車室に侵入することを抑止することができる。
本発明の請求項2に係る車両前部構造によれば、突起部が略楔形状を呈していることで、車両衝突に突起部の先端を、ホイールのビード収容部の近傍に当接させることができ、ホイールを容易に分離させることができる。
本発明の請求項3に係る車両前部構造によれば、前方アームまたは結合部および後方アームまたは結合部の何れかが他方よりも脆弱とされていることで、車両衝突時に前方アームおよび後方アームのいずれか一方が破断し、破断していない他方のアームでホイールを回転させ、ホイールのビード収容部を突起部に当接させることができる。
本発明の請求項4に係る車両前部構造によれば、突起部の車両外側の側面の、車両前後方向に於ける長さを、ホイールの幅方向外側端部からビード収容部までの長さよりも、長くすることで、車両衝突時に、ホイールのビード収容部に突起部を確実に当接させることができる。
本発明の請求項5に係る車両前部構造によれば、ホイールの端部からビード収容部に至る側面が車両幅方向外側に向かって傾斜する第1傾斜角度を、突起部の車両外側の側面が車両幅方向外側に向かって傾斜する第2傾斜角度よりも、小さくすることで、車両衝突時に、ホイールのビード収容部に突起部を確実に当接させることができる。
本発明の実施形態に係る車両前部構造を備えた車両を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造を備えた車両がスモールオーバーラップ前面衝突を起こす状況を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造において、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した状況を示す図であり、(A)、(B)および(C)は、後方アームの固定部を回転中心としてホイールが後退する状況を逐次的に示す上面図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造において、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した状況を示す図であり、(A)、(B)および(C)は、前方アームの固定部を回転中心としてホイールが後退する状況を逐次的に示す上面図である。 本発明の実施形態に係る車両前部構造を示す図であり、(A)はホイールが突起部に接触する状況を示す上面図であり、(B)および(C)はホイールのビード収容部と突起部が接触する部分を示す拡大上面図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両前部構造11を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明に於いては前後上下左右の各方向を用いるが、左右とは車両10を前方から見た場合の左右である。更に、以下の説明では、同一の部材には原則的に同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
図1は、車両前部構造11を備えた車両10を示す平面図である。
車両10は、車体12を備えており、車体12にはタイヤ15が取りつけられている。ここでは、車体12の前方側にフロントタイヤ151が配置され、車体12の後方側にリアタイヤ152が配置されている。
車体12の車両幅方向の端部には、サイドシル21が形成されている。サイドシル21は前後方向に沿って伸びる略柱状の部材であり、車体12の剛性を確保するために高い強度を備えている。
図2は、車両前部構造11を示す平面図である。
車両前部構造11を構成するフロントタイヤ151は、車体12に取りつけられている。フロントタイヤ151は、後述するホイール16が取りつけられ、ホイール16はハブ17を介して車体12に接続されている。また、ハブ17は、前方アーム19および後方アーム20を介して、車体12に接続されている。ここでは図示しないが、ハブ17には、アッパーアーム、ローワーアーム、ショックアブソーバー、ナックルアーム、タイロッド、パワーシリンダ等も接続される。また、前方アーム19および後方アーム20は、ここでは図示しないアッパーアームおよびローワーアームに備えられる。
図3は、車両前部構造11を備えた車両10が、スモールオーバーラップ前面衝突を起こす状況を示す平面図である。
ここでは、車両10の前端部分左側が、衝突対象物13と、スモールオーバーラップ前面衝突を起こしている。よって、何ら対策を施さなければ、フロントタイヤ151のホイール16が、車室に侵入してしまう恐れがある。本実施形態では、後述するように、サイドシル21の前端部分に突起部22を設けることで、ホイール16が車室に侵入することを抑止している。
図4は、車両前部構造11において、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した状況を示す図であり、図4(A)、図4(B)および図4(C)は、後方アーム20の固定部23を回転中心としてホイール16が後退する状況を逐次的に示す上面図である。
図4(A)を参照して、ホイール16は、所謂アルミホイールであり、トレッド部26と、ディスク部27と、を有する。また、トレッド部26とディスク部27との間にはビード収容部25が形成されている。ビード収容部25は、ここでは図示しないタイヤのビードを嵌め込むための凹状部位である。よって、ビード収容部25は、ホイール16の他の部分よりも脆弱とされている。本実施形態では、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、後述する突起部22を、ビード収容部25またはトレッド部26に当てることで、ビード収容部25をホイール16から分離させ、ホイール16が車室に侵入することを抑止している。
ホイール16は、前方アーム19および後方アーム20を介して、車体12の側に固定されている。
前方アーム19の左方側端部は、ホイール16の内部側に配置されるハブ17に接続され、前方アーム19の右方側端部は、固定部23を介して車体12に固定されている。
後方アーム20の左方側端部は、ホイール16の内部側に配置されるハブ17に接続され、後方アーム20の右方側端部は車体12の固定部28に固定されている。
ここでは、前方アーム19は後方アーム20よりも脆弱に形成されている。具体的には、前方アーム19の途中部分を脆弱にした脆弱部29が形成されている。このようにすることで、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、前方アーム19を先に破断させ、後方アーム20の固定部28を支点として、ホイール16を回転させつつ後方に移動させることができる。ここで、前方アーム19を後方アーム20よりも脆弱にする構成としては、例えば、前方アーム19を全体的に細長くする構成を採用することもできる。
突起部22は、サイドシル21の前方において、車体12を部分的に前方側に向かって突出させた部位である。突起部22は、例えば、上方から見て略楔形状を呈する。また、突起部22の先端部分は、サイドシル21の左端よりも、幅方向内側である右方側に配置されている。突起部22を有することで、後述するように、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、ホイール16を部分的に分離させ、ホイール16の車室内への侵入を抑止できる。
図4(B)を参照して、スモールオーバーラップ前面衝突が発生すると、この衝突により前方アーム19が途中部分で破断する。このように成ると、ホイール16は、後方アーム20の固定部28を支点として、紙面上において反時計回りに円軌道を描き、後方に向かって後退する。この結果、突起部22の先端が、ホイール16のビード収容部25の近傍、または、ビード収容部25よりもホイール16の内側、即ちトレッド部26に接触する。
図4(C)を参照して、上記したように、ビード収容部25およびトレッド部26は、ディスク部27よりも機械的強度が小さい。よって、突起部22の先端部がビード収容部25に衝突すると、ビード収容部25からホイール16が割れ、高強度部材であるディスク部27がホイール16から分離する。よって、ホイール16の車室内への侵入を抑止できる。
更に、前方アーム19を後方アーム20よりも脆弱にする構成として他のものを採用できる。例えば、前方アーム19と車体12とを接合する図示しない結合部であるボルトを、前方アーム19または後方アーム20よりも脆弱にする構成としても良い。この場合、スモールオーバーラップ前面衝突が発生すると、前方アーム19と車体12とを係合するボルトが破断し、前方アーム19が途中部分で破断したのと同様に、ホイール16は、後方アーム20の固定部28を支点として、紙面上において反時計回りに円軌道を描き、後方に向かって後退する。
図5は、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した状況を示す図であり、図5(A)、図5(B)および図5(C)は、前方アーム19の固定部23を回転中心としてホイール16が後退する状況を逐次的に示す上面図である。
図5(A)を参照して、ここでは、後方アーム20は前方アーム19よりも脆弱に形成されている。具体的には、後方アーム20の途中部分を脆弱にした脆弱部29が形成されている。このようにすることで、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、後方アーム20を先に破断または変形させ、前方アーム19の固定部23を支点として、ホイール16を回転させつつ後方に後退させることができる。ここで、後方アーム20を前方アーム19よりも脆弱にする構成としては、例えば、後方アーム20を前方アーム19よりも全体的に細長くする構成を採用することもできる。
図5(B)を参照して、スモールオーバーラップ前面衝突が発生すると、この衝突により後方アーム20が途中部分で破断する。または後方アーム20は変形する。このように成ると、ホイール16は、前方アーム19の固定部23を支点として、紙面上において反時計回りに円軌道を描き、後方に向かって後退する。この結果、突起部22の先端が、ホイール16のビード収容部25の近傍、または、ビード収容部25よりもホイール16の内側、即ちトレッド部26に接触する。
図5(C)を参照して、突起部22の先端部がビード収容部25に衝突すると、ビード収容部25からホイール16が割れ、高強度であるディスク部27がホイール16から分離する。よって、ホイール16の車室内への侵入を抑止できる。
更に、後方アーム20を前方アーム19よりも脆弱にする構成として他のものを採用できる。例えば、後方アーム20と車体12とを接合する図示しない結合部であるボルトを、前方アーム19または後方アーム20よりも脆弱にする構成としても良い。この場合、スモールオーバーラップ前面衝突が発生すると、後方アーム20と車体12とを係合するボルトが破断し、後方アーム20が途中部分で破断したのと同様に、ホイール16は、前方アーム19の固定部23を支点として、紙面上において反時計回りに円軌道を描き、後方に向かって後退する。
図6は、突起部22の構成を詳細に示す図であり、図6(A)はホイール16が突起部22に接触する状況を示す上面図であり、図6(B)および図6(C)はホイール16のビード収容部25と突起部22が接触する部分を示す拡大上面図である。
図6(B)を参照して、突起部22の側辺の長さは、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、突起部22の前端がビード収容部25に当接するように設定されている。具体的には、ホイール16の幅方向外側端部からビード収容部25までの長さ、即ち、ホイール16のディスク部27の傾斜面の長さをL1とする。また、突起部22の車両外側である左方側の側辺の長さをL2とする。本実施形態では、L2をL1よりも長く設定している。このようにすることで、突起部22の先端を、ディスク部27に干渉されることなく、ビード収容部25またはトレッド部26に当接させることができ、ディスク部27をホイール16本体から分離させ、ホイール16の車室内への侵入を抑止できる。
図6(C)を参照して、突起部22の左方側側面の角度は、突起部22の先端部が、効果的にビード収容部25に当接する角度とされている。ここでは、車両前後方向に対して平行な線を一点鎖線で示している。先ず、ホイール16の端部からビード収容部25に至る側面、即ち、ディスク部27の側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する角度を、第1傾斜角度θ1とする。また、突起部22の車両外側の側面である左方側側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する角度を、第2傾斜角度θ2とする。
本実施形態では、第1傾斜角度θ1を第2傾斜角度θ2よりも小さくしている。このようにすることで、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際に、ディスク部27の傾斜側面が、突起部22の先端部がビード収容部25に当接することを邪魔することが無い。よって、スモールオーバーラップ前面衝突が発生した際、前述したように、突起部22の前端部をビード収容部25に確実に当て、ディスク部27を分離させることができる。
前述した本実施形態により、以下のような主要な効果を奏することができる。
本実施形態では、車両衝突時に、突起部22の先端が、ホイール16のビード収容部25の近傍、または、ビード収容部25よりもホイール16内側に接触するように構成されていることで、ホイール16をビード収容部25の近傍から分離させることができる。よって、車両衝突時にホイール16が車室に侵入することを抑止することができる。
更に、本実施形態によれば、突起部22が略楔形状を呈していることで、車両衝突時に、突起部22の先端を、ホイール16のビード収容部25の近傍に当接させることができ、ホイール16を容易に分離させることができる。
更に、本実施形態によれば、前方アーム19および後方アーム20の何れか他方よりも脆弱とされていることで、車両衝突時に前方アーム19および後方アーム20のいずれか一方が破断し、破断していない他方のアーム18でホイール16を回転させ、ホイール16のビード収容部25を突起部22に当接させることができる。
更に、本実施形態によれば、突起部22の車両外側の側面の、車両前後方向に於ける長さを、ホイール16の幅方向外側端部からビード収容部25までの長さよりも、長くすることで、車両衝突時に、ホイール16のビード収容部25に突起部22を確実に当接させることができる。
更に、本実施形態によれば、ホイール16の端部からビード収容部25に至る側面が車両幅方向外側に向かって傾斜する第1傾斜角度を、突起部22の車両外側の側面が車両幅方向外側に向かって傾斜する第2傾斜角度よりも、小さくすることで、車両衝突時に、ホイール16のビード収容部25に突起部22を確実に当接させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。また、前述した各形態は相互に組み合わせることが可能である。
10 車両
11 車両前部構造
12 車体
13 衝突対象物
15 タイヤ
151 フロントタイヤ
152 リアタイヤ
16 ホイール
17 ハブ
18 アーム
19 前方アーム
20 後方アーム
21 サイドシル
22 突起部
23 固定部
25 ビード収容部
26 トレッド部
27 ディスク部
28 固定部
29 脆弱部

Claims (5)

  1. フロントタイヤが組み込まれたホイールと、
    前記ホイールを、ハブを介して車体に対して支持するアームと、
    前記フロントタイヤの後方側に配置され、車両前後方向に沿って延在するサイドシルと、
    前記サイドシルの前方側に配置された、車両前方側に向かって突出する突起部と、を具備し、
    車両衝突による車両前方部の変形等により、前記アームが前記車体に固定される固定部を回転中心として、前記フロントタイヤが円軌道を描き後退する場合、
    前記突起部の先端が、前記ホイールのビード収容部の近傍、または、前記ビード収容部よりも前記ホイールの内側部分に接触するように構成されていることを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記突起部は、上方から見て略楔形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記アームは、前方アームおよび後方アームを有し、
    前記前方アーム又は前記前方アームと前記車体を結合する結合部および前記後方アーム又は前記後方アームと前記車体を結合する結合部の何れか一方は、前記前方アーム又は前記前方アームと前記車体を結合する結合部および前記後方アーム又は前記後方アームと前記前記車体を結合する結合部の何れか他方よりも脆弱とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記突起部の車両外側の側面の、車両前後方向に於ける長さは、
    前記ホイールの幅方向外側端部から前記ビード収容部までの長さよりも、長いことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の車両前部構造。
  5. 車両衝突が発生して前記ホイールが前記突起部に接触する際、
    前記ホイールの端部から前記ビード収容部に至る側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する第1傾斜角度は、
    前記突起部の車両外側の側面が、車両幅方向外側に向かって傾斜する第2傾斜角度よりも、小さいことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の車両前部構造。

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