JP2022037554A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷品質の低下を防止する。【解決手段】搬送ベルト21上に用紙PAをエア吸引しながら搬送する吸引搬送部3と、画像データに基づいて、吸引搬送部3により搬送される用紙PAに対して吐出ノズルからインクを吐出する複数のインクジェットヘッド31を、用紙PAの搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、吸引搬送部3および複数のインクジェットヘッドを制御する制御部5と、を備え、複数のインクジェットヘッド31は、オーバーラップする領域に吐出ノズルと、吐出ノズルを補完するための補完ノズルとを有し、制御部5は、画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、補完ノズルから吐出するように制御する。【選択図】図3
Description
本発明は、印刷媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
インクジェット方式の画像形成装置は、吸引ファンによるエア吸引により用紙を搬送ベルトに吸着させながら、画像データに基づいてインクジェットヘッドによりインクを吐出して用紙に印刷を行う。
このようなインクジェット方式の画像形成装置の一例として、特許文献1には、インクジェットヘッドを列方向にずらすことでオーバーラップしてジグザグ状(千鳥格子状)に2列に配列された液体吐出装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、特に印字率が高い場合、用紙の搬送により発生する気流が吐出されるインクを回り込むことにより、インクジェットヘッドがオーバーラップしているインクジェットヘッドの端部付近のノズルから吐出されるインクの着弾位置に影響を及ぼす場合がある。
これにより、印刷画像に所謂白スジが発生したり、部分的に印刷ムラが発生するなど、印刷品質が低下することがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、印刷品質の低下を防止する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置の特徴は、
印刷媒体を搬送する搬送手段と、
画像データに基づいて、前記搬送手段により搬送される印刷媒体に対して吐出ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有し、同色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドの少なくとも端部付近において、前記吐出ノズルを前記印刷媒体の搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、
前記搬送手段および前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、第1の前記吐出ノズルと前記第1の前記吐出ノズルに対して前記オーバーラップする第2の吐出ノズルとから吐出するように制御する
ことにある。
印刷媒体を搬送する搬送手段と、
画像データに基づいて、前記搬送手段により搬送される印刷媒体に対して吐出ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有し、同色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドの少なくとも端部付近において、前記吐出ノズルを前記印刷媒体の搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、
前記搬送手段および前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、第1の前記吐出ノズルと前記第1の前記吐出ノズルに対して前記オーバーラップする第2の吐出ノズルとから吐出するように制御する
ことにある。
本発明に係る画像形成装置の特徴によれば、印刷品質の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一若しくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(インクジェット印刷装置1の構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像形成装置が適用されたインクジェット印刷装置の実施形態を詳細に説明する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像形成装置が適用されたインクジェット印刷装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置1の概略構成図、図2は、図1に示すインクジェット印刷装置の制御系の構成を示すブロック図である。
以下の説明において、ユーザが位置する図1の紙面表方向を左方向、紙面裏方向を右方向とする。また、図1における、ユーザから視て、上下を上下方向とする。また、図1において破線で示す経路が、印刷媒体である用紙PAが搬送される搬送経路Rである。用紙PAの搬送方向を前後方向とする。以下の説明における上流は前方向であり、下流は後ろ方向を意味する。
図1、図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、給紙部2と、吸引搬送部3と、印刷部4と、制御部5と、排紙部6と、操作パネル部7等を備える。
給紙部2は、印刷媒体である用紙PAの給紙を行う。給紙部2は、給紙台11と、給紙ローラ12と、レジストローラ13とを備える。
給紙台11は、印刷に用いられる用紙PAが積載される。
給紙ローラ12は、給紙台11に積載された用紙PAを1枚ずつピックアップしてレジストローラ13に向けて搬送する。給紙ローラ12は、給紙台11の上側に配置されている。給紙ローラ12は、図示しないモータにより回転駆動される。
レジストローラ13は、給紙ローラ12により搬送されてきた用紙PAを一旦止めた後、吸引搬送部3に向けて搬送する。レジストローラ13は、給紙ローラ12の下流側に配置されている。レジストローラ13は、図示しないモータにより回転駆動される。
吸引搬送部3は、レジストローラ13から搬送されてきた用紙PAを印刷部4や排紙部6に向け搬送する。吸引搬送部3は、搬送ベルト21と、駆動ローラ22と、従動ローラ23~25と、ベルト駆動モータ26と、プラテンプレート27と、吸引ファン28とを備える。
搬送ベルト21は、駆動ローラ22および従動ローラ23~25に掛け渡される環状の無端ベルトである。搬送ベルト21には、用紙PAを吸着保持するための貫通穴である吸気孔が、搬送ベルト21の搬送方向に沿って所定の間隔で形成されている。搬送ベルト21は、吸引ファン28の駆動により吸気孔に発生する負圧(吸着力)により、用紙PAを搬送ベルト21上に吸着保持する。
搬送ベルト21は、駆動ローラ22の回転駆動により、図1における時計回り方向に回転する。これにより、搬送ベルト21は、無端移動することで用紙PAを右方向へ搬送する。
駆動ローラ22および従動ローラ23~25は、搬送ベルト21が掛け渡されるものである。駆動ローラ22は、ベルト駆動モータ26により回転駆動され、搬送ベルト21を回転させる。従動ローラ23~25は、搬送ベルト21を介して駆動ローラ22に従動する。従動ローラ23は、駆動ローラ22と略同じ高さで、駆動ローラ22から左右方向に所定間隔だけ離間して配置されている。従動ローラ24,25は、駆動ローラ22および従動ローラ23の下方において、互いに左右方向に所定間隔だけ離間して、略同じ高さに配置されている。
ベルト駆動モータ26は、駆動ローラ22を回転駆動させる。
プラテンプレート27は、駆動ローラ22と従動ローラ23との間において搬送ベルト21の下側に配置され、搬送ベルト21の下面を摺動可能に支持する。
吸引ファン28は、プラテンプレート27の下方に配置され、下方向への気流を生じさせる。
印刷部4は、吸引搬送部3により搬送される用紙PAに印刷を行う。印刷部4は、吸引搬送部3の上側に設けられている。印刷部4は、インクジェット印刷装置1の筐体(図示せず)内に固定されている。印刷部4は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインクジェットヘッド31K,31C,31M,31Yと、ヘッドホルダ32とを備える。
インクジェットヘッド31K,31C,31M,31Yは、下部にノズルを複数有しており、吸引搬送部3により吸引されながら搬送される用紙PAに対して、ノズルからインクを吐出することにより印刷する。
ヘッドホルダ32は、吸引搬送部3の上方において、インクジェットヘッド31を保持する。ヘッドホルダ32は、中空状の略直方体形状に形成されている。
排紙部6は、印刷部4にて印刷された用紙PAが排紙される。
操作パネル部7は、テンキー等の入力部や表示部等を備えており、ユーザによる入力操作を受け付けると共に、入力結果やインクジェット印刷装置1における動作状態等を表示する。
制御部5は、例えば、CPUやRAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成され、給紙部2と、吸引搬送部3と、印刷部4と、排紙部6との動作を制御して印刷処理を実行する。
図3(a)は、本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置1が備えるインクジェットヘッド31Kの周辺の発生する気流を説明した説明図である。図3(b)は、比較のため、図3(a)に示した吐出ノズルのみでインクを吐出した場合の印刷画像である。図3(c)は、図3(a)に示した吐出ノズルと補完ノズルでインクを吐出した場合の印刷画像である。ここでは、インクジェットヘッド31Kを代表して説明するが、インクジェットヘッド31C,31M,31Yもインクジェットヘッド31Kと同一の構成を有する。
インクジェットヘッド31Kは、用紙PAの搬送方向(前後方向)にオーバーラップするように千鳥格子状に複数配置されている。図3に示した例では、インクジェットヘッド31K1とインクジェットヘッド31K2とを示している。
インクジェットヘッド31K1は、左右方向に直線的に4列に配置されたノズル列31K1a, 31K1b, 31K1c, 31K1dを有している。ノズル列31K1a, 31K1b, 31K1c, 31K1dは、左右方向に各ノズルが1/4ピッチずつずらして配置されている。
ノズル列31K1bは、上流側(前側)のノズル列31K1aに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されており、ノズル列31K1cは、上流側(前側)のノズル列31K1bに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されており、ノズル列31K1dは、上流側(前側)のノズル列31K1cに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されている。そのため、下流側(後側)のノズル列ほど左側にずらして配置されている。
インクジェットヘッド31K2も同様に、左右方向に直線的に配置されたノズル列31K2a, 31K2b, 31K2c, 31K2dを有している。ノズル列31K2a, 31K2b, 31K2c, 31K2dは、前後方向において各ノズルが1/4ピッチずつずらして配置されている。
ノズル列31K2bは、上流側(前側)のノズル列31K2aに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されており、ノズル列31K2cは、上流側(前側)のノズル列31K2bに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されており、ノズル列31K2dは、上流側(前側)のノズル列31K2cに対して、左方向に1/4ピッチずらして配置されている。そのため、下流側(後側)のノズル列ほど左側にずらして配置されている。これにより、気流が発生しないと仮定すると、用紙PAに隙間なくインクが着弾する。
インクジェットヘッド31K1,31K2は、それぞれ黒丸で示す吐出ノズルと、白丸と斜線で示す補完ノズルとを有している。
吐出ノズル(第1の吐出ノズル)は、画像データに基づいてインクを吐出するノズルである。補完ノズル(第2の吐出ノズル)は、吐出ノズルのインクジェットヘッド端部側に設けられ、吐出ノズルを補完するノズルである。
この吐出ノズルと補完ノズルとを含む、用紙PAの搬送方向(前後方向)においてオーバーラップしている領域をオーバーラップ領域310という。
上述したように、用紙PAは吸引搬送部3によりエア吸引されながら搬送されるので、この吸引搬送部3によるエア吸引や、用紙PAの搬送により気流F1,F2が発生する。
気流F1は、吐出ノズルからインクが吐出されているとき、吐出による自己気流の影響で図3(a)に示すように吐出ノズル311を右側から回り込むように形成される。また、気流F2は、吐出ノズルからインクが吐出されているとき、同じく吐出による自己気流の影響で図3(a)に示すように吐出ノズル312を左側から回り込むように形成される。
この気流F1,F2の発生により、インクジェットヘッドがオーバーラップ領域310において、インクジェットヘッドの端部付近の吐出ノズルから吐出されるインクの着弾位置がずれる場合がある。
例えば、気流F1は、インクジェットヘッド31K1の右側端部付近の吐出ノズル311を右側から回り込むように流れる。このとき、吐出ノズル311のなかでも下流側(後側)ほど気流F1の影響を強く受ける。そのため、吐出ノズル311の吐出ノズルから吐出されたインクの着弾位置が左右方向に広がるので、図3(b)示す印刷濃度が低下した濃度低下領域321,322が出現する可能性がある。
一方、気流F2は、インクジェットヘッド31K2の左側端部付近の吐出ノズル312を左側から回り込むように流れる。このとき、吐出ノズル312のなかでも下流側(後側)ほど気流F2の影響を強く受ける。そのため、吐出ノズル312の吐出ノズルから吐出されたインクの着弾位置が左右方向に狭まり、狭まった着弾位置の左側に、図3(b)に示す白スジとなる白スジ領域323,324,325が出現する可能性がある。
これは、特に、画像データが所謂ベタ画像など印字率が高い場合に、印刷品質への影響が大きくなる。
そこで、制御部5は、画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、画像データに基づいて吐出ノズルからインクを吐出するとともに、補完ノズルからインクを吐出するように、インクジェットヘッド31Kを制御する。
具体的には、制御部5は、補完ノズルのうち、図3(a)に示した補完ノズル313,314からインクを吐出するように制御する。
このように、濃度低下領域321,322を補完するように、補完ノズル314からインクを吐出することにより、図3(b)に示すように、補完画像331,332が印字される。また、白スジ領域323,324,325を補完するように、補完ノズル313からインクを吐出することにより、図3(b)に示すように、補完画像333~335が印字される。
これにより、特にベタ画像など印字率の高い画像について、白スジや黒スジの発生や、濃度低下などを防止することができるので、印刷品質の低下を防止することができる。
(インクジェット印刷装置1の作用)
図4は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の処理内容を示したフローチャートである。
図4は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の処理内容を示したフローチャートである。
図4に示すように、制御部5は、ステップS101において、画像領域抽出処理を実行する。具体的には、制御部5は、画像データから所定のサイズごとに分割した画像領域を抽出する。
ステップS103において、制御部5は、印字率判定処理を実行する。具体的には、制御部5は、分割した画像領域のそれぞれについて印字率を算出し、算出した印字率が所定の閾値以上か否かを判定する。
ステップS105において、制御部5は、印字率判定処理により印字率が所定の閾値以上であると判定された画像領域のうち、インクジェットヘッド端部近傍の領域を補正領域として決定する。
ステップS107において、制御部5は、補正領域が単一のインクジェットヘッド内に収まっているか、または複数のインクジェットヘッドに跨っているかを判定する。
補正領域が複数のインクジェットヘッドに跨っている場合(ステップS107;YES)、制御部5は、それぞれのインクジェットヘッド用の画像データとして分割する(ステップS109)。
ステップS111において、制御部5は、補完ノズルを決定する(ステップS109)。具体的には、濃度低下領域や白スジ領域を補完するように、補完ノズルを決定する。
ステップS113において、制御部5は、画像データに基づいて吐出ノズルからインクを吐出するとともに、決定した補完ノズルからインクを吐出するようにインクジェットヘッド31K,31C,31M,31Yを制御する。
<変形例>
図5(a)は、本発明の変形例に係るインクジェット印刷装置1のインクジェットヘッドのオーバーラップ領域におけるノズル配置を説明した図である。図5(b)は、図5(a)に示した吐出ノズルと補完ノズルでインクを吐出した場合の印刷画像である。なお、図1および図2の示した構成のうち、インクジェットヘッドのノズル配置以外は同一の構成を有するので、説明を省略する。
図5(a)は、本発明の変形例に係るインクジェット印刷装置1のインクジェットヘッドのオーバーラップ領域におけるノズル配置を説明した図である。図5(b)は、図5(a)に示した吐出ノズルと補完ノズルでインクを吐出した場合の印刷画像である。なお、図1および図2の示した構成のうち、インクジェットヘッドのノズル配置以外は同一の構成を有するので、説明を省略する。
図5(a)に示すように、インクジェットヘッド41K1は、左右方向に直線的に6列に配置されたノズル列41K1a, 41K1b, 41K1c, 41K1d,41K1e,41K1fを有している。ノズル列41K1a, 41K1b, 41K1c, 41K1d,41K1e,41K1fは、左右方向に各ノズルが1/4ピッチずつずらして配置されている。
ノズル列41K1aは、吐出ノズルよりノズル径の小さい補完ノズルである。ノズル列41K1b, 41K1c, 41K1d,41K1eは、吐出ノズルである。41K1fは、吐出ノズルと同一のノズル径の補完ノズルである。
上述したように、用紙PAは吸引搬送部3によりエア吸引されながら搬送されるので、この吸引搬送部3によるエア吸引や、用紙PAの搬送により気流F3,F4が発生する。
気流F3は、吐出ノズルからインクが吐出されているとき、図5(a)に示すように吐出ノズルと補完ノズルとを右側から回り込むように形成される。また、気流F4は、吐出ノズルからインクが吐出されているとき、図5(a)に示すように吐出ノズルと補完ノズルとを左側から回り込むように形成される。
この気流F3,F4の発生により、インクジェットヘッドがオーバーラップ領域において、インクジェットヘッドの端部付近の吐出ノズルから吐出されるインクの着弾位置がずれる場合がある。
例えば、気流F3は、インクジェットヘッド41K1の右側端部付近の吐出ノズルと補完ノズルとを右側から回り込むように流れる。このとき、吐出ノズルのなかでも下流側(後側)ほど気流F3の影響を強く受ける。そのため、特に、ノズル列41K1eの吐出ノズル411から吐出されたインクの着弾位置が左方向に狭まり、黒スジとなる黒スジ領域が出現する可能性がある。
そこで、制御部5は、黒スジ領域を発生させないように、吐出ノズル411からのインクの吐出を禁止し、その代わりに、ノズル径の小さい補完ノズル413からインクを吐出する。
一方、気流F4は、インクジェットヘッド41K1の左側端部付近の吐出ノズルと補完ノズルとを左側から回り込むように流れる。このとき、吐出ノズルのなかでも下流側(後側)ほど気流F4の影響を強く受ける。そのため、特に、ノズル列41K1eの吐出ノズル411から吐出されたインクの着弾位置が左右方向に狭まり、狭まった着弾位置の左側が白スジとなる白スジ領域が出現する可能性がある。
そこで、制御部5は、白スジ領域を発生させないように、補完ノズル414からインクを吐出する。
このように、黒スジを発生させないように、吐出ノズル411からのインクの吐出を禁止し、その代わりに、補完ノズル413からインクを吐出することにより、図5(b)に示すように、補完画像433,434が印字される。また、白スジ領域を補完するように、補完ノズル414からインクを吐出することにより、図5(b)に示すように、補完画像431,432が印字される。
(付記)
本出願は、以下の発明を開示する。
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
印刷媒体を搬送する搬送手段と、
画像データに基づいて、前記搬送手段により搬送される印刷媒体に対して吐出ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有し、同色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドの少なくとも端部付近において、前記吐出ノズルを前記印刷媒体の搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、
前記搬送手段および前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、第1の前記吐出ノズルと前記第1の前記吐出ノズルに対して前記オーバーラップする第2の吐出ノズルとから吐出するように制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
印刷媒体を搬送する搬送手段と、
画像データに基づいて、前記搬送手段により搬送される印刷媒体に対して吐出ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有し、同色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドの少なくとも端部付近において、前記吐出ノズルを前記印刷媒体の搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、
前記搬送手段および前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、第1の前記吐出ノズルと前記第1の前記吐出ノズルに対して前記オーバーラップする第2の吐出ノズルとから吐出するように制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
これにより、特にベタ画像など印字率の高い画像について、白スジや黒スジの発生や、濃度低下などを防止することができるので、印刷品質の低下を防止することができる。
1 インクジェット印刷装置
2 給紙部
3 吸引搬送部
4 印刷部
5 制御部
6 排紙部
7 操作パネル部
11 給紙台
12 給紙ローラ
13 レジストローラ
21 搬送ベルト
22 駆動ローラ
23~25 従動ローラ
26 ベルト駆動モータ
27 プラテンプレート
28 吸引ファン
31K,31C,31M,31Y,41K1 インクジェットヘッド
31K1a~31K1d,31K2a~31K2d,41K1a~ 41K1f ノズル列
32 ヘッドホルダ
310 オーバーラップ領域
311,312,411 吐出ノズル
313,314,413,414 補完ノズル
2 給紙部
3 吸引搬送部
4 印刷部
5 制御部
6 排紙部
7 操作パネル部
11 給紙台
12 給紙ローラ
13 レジストローラ
21 搬送ベルト
22 駆動ローラ
23~25 従動ローラ
26 ベルト駆動モータ
27 プラテンプレート
28 吸引ファン
31K,31C,31M,31Y,41K1 インクジェットヘッド
31K1a~31K1d,31K2a~31K2d,41K1a~ 41K1f ノズル列
32 ヘッドホルダ
310 オーバーラップ領域
311,312,411 吐出ノズル
313,314,413,414 補完ノズル
Claims (1)
- 印刷媒体を搬送する搬送手段と、
画像データに基づいて、前記搬送手段により搬送される印刷媒体に対して吐出ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドを有し、同色のインクを吐出する前記インクジェットヘッドの少なくとも端部付近において、前記吐出ノズルを前記印刷媒体の搬送方向においてオーバーラップするように配置したヘッドユニットと、
前記搬送手段および前記複数のインクジェットヘッドを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像データの印字率が所定の閾値以上の場合に、第1の前記吐出ノズルと前記第1の前記吐出ノズルに対して前記オーバーラップする第2の吐出ノズルとから吐出するように制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
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JP2020141750A JP2022037554A (ja) | 2020-08-25 | 2020-08-25 | 画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020141750A JP2022037554A (ja) | 2020-08-25 | 2020-08-25 | 画像形成装置 |
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