JP2022036003A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動運転可能条件を満たすまでの間に、渋滞状態をユーザに分かり易く伝えることのできる車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置は、車両の走行情報を表示する表示部120と、車両の位置情報、および車両の周辺を走行する他車両20の渋滞情報を取得する取得部30、40、50と、位置情報、および渋滞情報から、渋滞の発生を検知すると、渋滞時における車両の所定の自動運転可能条件を満たすまでの間に、走行道路、および車両を含む他車両の少なくとも一方の画像を用いて、自動運転への移行に関連する移行情報を表示部に表示する表示制御部160と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、自動走行機能を有する車両に用いられる車両用表示装置に関するものである。
例えば、特許文献1に記載された車両制御装置が知られている。特許文献1の車両制御装置では、例えば、高速道路走行において、VICS(Vehicle information and communication System 登録商標)等のシステムによって提供される渋滞情報から、渋滞の発生があり、渋滞区間が所定距離以上であり、且つ、車速が所定値以下であると判定すると、自動運転への移行が可能であるとして、自動運転を開始する。自動運転は、例えば、渋滞する前方車両との距離を一定に保持して追従走行する運転である。そして、自動運転が開始された後に、自動運転停止条件が満たされると自動運転を停止させるようにしている。
特開2005-324661号公報
しかしながら、車両制御装置が渋滞の発生を判断する際の判断条件(上記特許文献1では、VICS情報、渋滞区間、車速等)を、必ずしもドライバが正確に理解しているとは限らない。よって、ドライバは感覚的に渋滞に入ったと思っても、車両制御装置は、判断条件を満たさないと、渋滞に伴う自動運転に移行しない(移行できない)ため、ドライバは違和感を持つ可能性がある。
本開示の目的は、上記問題に鑑み、自動運転可能条件を満たすまでの間に、渋滞状態をユーザに分かり易く伝えることのできる車両用表示装置を提供することにある。
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
第1の開示の車両用表示装置は、
車両の走行情報を表示する表示部(120)と、
車両の位置情報、および車両の周辺を走行する他車両(20)の渋滞情報を取得する取得部(30、40、50)と、
位置情報、および渋滞情報から、渋滞の発生を検知すると、渋滞時における車両の所定の自動運転可能条件を満たすまでの間に、走行道路、および車両を含む他車両の少なくとも一方の画像を用いて、自動運転への移行に関連する移行情報を表示部に表示する表示制御部(160)と、を備えることを特徴としている。
この開示によれば、ドライバは、表示部(120)における移行情報によって、現在の渋滞状態を明確に認識することができるので、自動運転に移行可能か否かを正しく把握することができる。
第2の開示の車両用表示装置は、
車両の走行情報を表示する表示部(120)と、
車両の位置情報、および車両の周辺を走行する他車両(20)の渋滞情報を取得する取得部(30、40、50)と、
位置情報、および渋滞情報から、渋滞解消の可能性を検知すると、渋滞時における車両の所定の自動運転解消条件を満たすまでの間に、走行道路、および車両を含む他車両の少なくとも一方の画像を用いて、周辺監視義務のない自動運転レベル3以上の第2自動運転から、手動運転または周辺監視義務を伴う自動運転レベル2以下の第1自動運転への移行に関連する移行情報を表示部に表示する表示制御部(160)と、を備えることを特徴としている。
この開示によれば、ドライバは、表示部(120)における移行情報によって、現在の渋滞の解消状態を明確に認識することができるので、第1自動運転に移行可能か否かを正しく把握することができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
車両用表示装置の全体構成を示すブロック図である。 渋滞検知時に移行情報を表示するタイミングを示すタイムチャートである。 第1実施形態における平面表示した場合の複数の他車エリアを示す説明図である。 図3において複数の他車エリアに他車両が入った状態を示す説明図である。 第1実施形態の変形例1における俯瞰表示した場合の複数の他車エリアを示す説明図である。 図5において複数の他車エリアに他車両が入った状態を示す説明図である。 第1実施形態の変形例2における平面表示した場合の1つの他車エリアに他車両が入った状態を示す説明図である。 図7に対して俯瞰表示した場合の1つの他車エリアに他車両が入った状態を示す説明図である。 第2実施形態における1つの走行レーンでの可能エリアを示す説明図である。 第2実施形態における複数の走行レーンでの可能エリアを示す説明図である。 第2実施形態の変形例1における俯瞰表示した場合の1つの走行レーンでの可能エリア(車両位置)を示す説明図である。 第2実施形態の変形例1における俯瞰表示した場合の複数の走行レーンでの可能エリア(車両位置)を示す説明図である。 第2実施形態の変形例1における片側一車線の場合を示す説明図である。 第3実施形態における平面表示した場合の複数の走行レーンでの可能エリア(走行車線)を示す説明図である。 第3実施形態の変形例1における俯瞰表示した場合の複数の走行レーンでの可能エリア(走行車線)を示す説明図である。 第4実施形態における平面表示した場合の渋滞を形成する他車両を示す説明図である。 第4実施形態の変形例1における渋滞を形成する他車両を示す説明図である。 第4実施形態の変形例1における渋滞を形成する他車両を示す説明図である。 第4実施形態の変形例2における俯瞰表示した場合の渋滞を形成する他車両を示す説明図である。 第4実施形態の変形例3における俯瞰表示した場合の渋滞を形成する他車両を示す説明図である。 第5実施形態における平面表示した場合の渋滞を形成する他車両を一括的に示す説明図である。 第5実施形態の変形例1における俯瞰表示した場合の渋滞を形成する他車両を一括的に示す説明図である。 第6実施形態の不可エリアを示す説明図である。 第7実施形態における平面表示した場合の渋滞を形成する他車両を一括的に示す説明図である。 第7実施形態における平面表示した場合の渋滞を形成する他車両を一括的に示す説明図である。 第7実施形態における平面表示した場合の渋滞を形成する他車両を一括的に示す説明図である。 渋滞解消時に移行情報を表示するタイミングを示すタイムチャートである。 第9実施形態を示す説明図である。 第9実施形態の変形例1を示す説明図である。 第10実施形態を示す説明図である。 第11実施形態を示す説明図である。 渋滞解消後に再渋滞したときの移行情報を表示するタイミングを示すタイムチャートである。 第12実施形態を示す説明図である。 第13実施形態を示す説明図である。 第14実施形態を示す説明図である。 第14実施形態の変形例1を示す説明図である。 第14実施形態の変形例2を示す説明図である。 第15実施形態を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の車両用表示装置100について、図1~図4を参照しながら説明する。第1実施形態の車両用表示装置100は、渋滞時における自動運転機能を有する車両10に搭載(適用)されている。以下、車両用表示装置100を表示装置100と呼ぶ。
表示装置100は、図1に示すように、HCU(Human Machine Interface Control Unit)160を備えている。表示装置100は、表示部(後述する複数の表示デバイス)に、例えば、車速、エンジン回転数、トランスミッションのシフト位置、更には、ナビゲーションシステム(ここでは、ロケータ30)によるナビゲーション情報等の車両走行情報を表示する。また、表示装置100は、自動運転に関連する情報を表示部に表示する。
表示装置100は、車両10に搭載されたロケータ30、周辺監視センサ40、車載通信器50、第1自動運転ECU60、第2自動運転ECU70、および車両制御ECU80と、通信バス90等を介して接続されている。
ロケータ30は、ナビゲーションシステムを形成するものであり、複数の取得情報を組み合わせる複合測位により、自車位置情報等を生成する。ロケータ30は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機31、慣性センサ32、地図データベース(以下、「地図DB」)33、およびロケータECU34等を備えている。ロケータ30は、本開示の取得部に対応する。
GNSS受信機31は、複数の測位衛星からの測位信号を受信する。
慣性センサ32は、車両10に作用する慣性力を検出するセンサである。慣性センサ32は、例えばジャイロセンサおよび加速度センサを備える。
地図DB33は、不揮発性メモリであって、リンクデータ、ノードデータ、道路形状、構造物等の地図データを格納している。地図データは、道路形状および構造物の特徴点の点群からなる3次元地図であってもよい。尚、3次元地図は、REM(Road Experience Management)によって撮像画像をもとに生成されたものであってもよい。また、地図データには、交通規制情報、道路工事情報、気象情報、および信号情報等が含まれていてもよい。地図DB33に格納された地図データは、後述の車載通信器50にて受信される最新の情報に基づいて、定期的または随時に更新される。
ロケータECU34は、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたマイクロコンピュータを主体として含む構成である。ロケータECU34は、GNSS受信機31で受信する測位信号、慣性センサ32の計測結果、および地図DB33の地図データを組み合わせることにより、車両10の位置(以下、自車位置)を逐次測位する。
自車位置は、例えば緯度経度の座標で表される構成とすればよい。尚、自車位置の測位には、車両10に搭載された車載センサ81(車速センサ等)から逐次出力される信号から求めた走行距離を用いる構成としてもよい。地図データとして、道路形状および構造物の特徴点の点群からなる3次元地図を用いる場合、ロケータECU34は、GNSS受信機31を用いずに、この3次元地図と、周辺監視センサ40での検出結果とを用いて、自車位置を特定する構成としてもよい。
周辺監視センサ40は、車両10の周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサ40は、車両10の周囲の検出範囲から、歩行者、サイクリスト、人間以外の動物、および他車両20等の移動物体、更に、路上の落下物、ガードレール、縁石、道路標識、走行区画線、中央分離帯等の路面表示、および道路脇の構造物等の静止物体などを検出可能である。周辺監視センサ40は、車両10の周囲の物体を検出した検出情報を、通信バス90を通じて、第1自動運転ECU60、第2自動運転ECU70等に提供する。周辺監視センサ40は、物体検出のための検出構成として、例えば、フロントカメラ41、およびミリ波レーダ42を有している。周辺監視センサ40は、本開示の取得部に対応する。
フロントカメラ41は、車両10の前方範囲を撮影した撮像データ、および撮像データの解析結果の少なくとも一方を、検出情報として出力する。
ミリ波レーダ42は、例えば、車両10の前後の各バンパーに互いに間隔を開けて複数配置されている。ミリ波レーダ42は、ミリ波または準ミリ波を、車両10の前方範囲、前側方範囲、後方範囲および後側方範囲等へ向けて照射する。ミリ波レーダ42は、移動物体および静止物体等で反射された反射波を受信する処理により、検出情報を生成する。尚、地物の特徴点の点群を検出するLiDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)、超音波の反射波を受信するソナー等の他の検出構成が、周辺監視センサ40に含まれていてもよい。
車載通信器50は、車両10に搭載される通信モジュールである。車載通信器50は、LTE(Long Term Evolution)および5G等の通信規格に沿ったV2N(Vehicle to cellular Network)通信の機能を少なくとも有しており、車両10の周囲の基地局等との間で電波を送受信する。車載通信器50は、路車間(Vehicle to roadside Infrastructure,以下「V2I」)通信、および車車間(Vehicle to Vehicle,以下「V2V」)通信等の機能を更に有していてもよい。車載通信器50は、V2N通信により、クラウドと車載システムとの連携(Cloud to Car)を可能にする。車載通信器50の搭載により、車両10は、インターネットに接続可能なコネクテッドカーとなる。車載通信器50は、本開示の取得部に対応する。
車載通信器50は、例えば、VICS(Vehicle information and communication System)を用いることによって、FM多重放送や道路に設けられたビーコンから、道路上の渋滞状況や交通規制等の道路交通情報を取得する。VICSにおいては、例えば、各種道路(一般道路や高速道路等)ごとに、予め、判定速度が定められており、各種道路における走行車両(他車両20)の車速が判定速度を下回ると、渋滞の発生があると判定される。この判定速度は、例えば、一般道路では、10km/h、高速道路では、40km/h等の値が使用される。車載通信器50は、渋滞の発生状況として、走行先の渋滞区間(開始地点~終了地点)を把握する。
車載通信器50は、VICS等に基づく渋滞情報を第1、第2自動運転ECU60、70、およびHCU160等に提供する。
第1自動運転ECU60、および第2自動運転ECU70は、それぞれメモリ61、71、プロセッサ62、72、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。第1自動運転ECU60、および第2自動運転ECU70は、車両10の走行を部分的または実質全て制御する自動走行制御を実行可能なECUである。
第1自動運転ECU60は、ドライバの運転操作を部分的に代行する部分的自動運転機能を備えている。第2自動運転ECU70は、ドライバの運転操作を代行可能な自動運転機能を備えている。一例として、米国自動車技術会の規定する自動運転レベルにおいて、第1自動運転ECU60は、周辺監視義務を伴うレベル2以下の部分的な自動走行制御(高度運転支援)を可能にする。
第1自動運転ECU60は、メモリ61に記憶された運転支援プログラムが、複数の命令をプロセッサ62に実行させることで、上記の高度運転支援を実現する複数の機能部を構築する。
第1自動運転ECU60は、周辺監視センサ40から取得する検出情報に基づき、車両10の周囲の走行環境を認識する。一例として、第1自動運転ECU60は、車両10が現在走行する車線(以下、現在車線)の左右の区画線または道路端の相対位置および形状を示す情報(車線情報)を、解析済みの検出情報として生成する。加えて、第1自動運転ECU60は、現在車線にて車両10に先行する先行車(他車両20)の有無と、先行車が有る場合のその位置および速度と、を示す情報(先行車情報)を、解析済みの検出情報として生成する。
第1自動運転ECU60は、先行車情報に基づいて、目標速度での車両10の定速走行、または先行車への追従走行を実現するACC(Adaptive Cruise Control)制御を実行する。第1自動運転ECU60は、車線情報に基づいて、車両10の車線内走行を維持するLTA(Lane Tracing Assist)制御を実行する。具体的には、第1自動運転ECU60は、加減速または舵角の制御指令を生成し、後述する車両制御ECU80へと逐次提供する。ACC制御が縦方向制御の一例であり、LTA制御が横方向制御の一例である。
第1自動運転ECU60は、ACC制御およびLTA制御の両方を実行することで、レベル2の自動運転を実現する。尚、第1自動運転ECU60は、ACC制御およびLTA制御のいずれか一方を実行することで、レベル1の自動運転を実現可能であってもよい。
一方、第2自動運転ECU70は、上記の自動運転レベルにおいて、周辺監視義務のないレベル3以上の自動走行制御を可能にする。すなわち、第2自動運転ECU70は、周辺監視の中断がドライバに許可される自動運転を実施可能にする。換言すると、第2自動運転ECU70は、セカンドタスクが許可される自動運転を実施可能にする。
セカンドタスクとは、ドライバに対して許可される運転以外の行為であって、予め規定された特定行為である。
第2自動運転ECU70は、メモリ71に記憶された自動運転プログラムが、複数の命令をプロセッサ72に実行させることで、上記の自動運転を実現する複数の機能部を構築する。
第2自動運転ECU70は、ロケータECU34から取得する自車位置および地図データ、周辺監視センサ40から取得する検出情報、車載通信器50から取得する通信情報等に基づき、車両10の周囲の走行環境を認識する。例えば、第2自動運転ECU70は、車両10の現在車線の位置、現在車線の形状、並びに車両10周辺の移動体の相対位置および相対速度、渋滞状況等を認識する。
加えて、第2自動運転ECU70は、車両10の走行地域における手動運転エリア(MDエリア)および自動運転エリア(ADエリア)の判別、ADエリアにおけるST区間および非ST区間の判別を行い、その認識結果を後述のHCU160に逐次提供する。
MDエリアは、自動運転が禁止されるエリアである。換言すれば、MDエリアは、車両10の縦方向制御、横方向制御および周辺監視の全てをドライバが実行すると規定されたエリアである。例えば、MDエリアは、走行路が一般道路であるエリアとされる。
ADエリアは、自動運転が許可されるエリアである。換言すれば、ADエリアは、縦方向(前後方向)制御、横方向(幅方向)制御および周辺監視のうち1つ以上を、車両10が代替可能なエリアである。例えば、ADエリアは、走行路が高速道路または自動車専用道路であるエリアとされる。
ADエリアは、レベル2以下の自動運転が可能な非ST区間と、レベル3以上の自動運転が可能なST区間とに区分される。尚、本実施形態において、レベル1の自動運転が許可される非ST区間と、レベル2の自動運転が許可される非ST区間は、同等であるとする。
ST区間は、例えば、渋滞が発生している走行区間(渋滞区間)であるとされる。また、ST区間は、例えば、高精度地図が整備された走行区間であるとされる。後述のHCU160は、車両10の走行速度が判定速度以下となる範囲内である状態が所定期間継続している場合に、ST区間であると判断する。または、HCU160は、自車位置と、VICS等によって車載通信器50から得られる渋滞情報とを用いてST区間であるか否かを判断してもよい。更には、HCU160は、車両10の走行速度(渋滞走行区間条件)に加えて、走行道路が2車線以上である、車両(自車両)10の周囲(同一レーン、および隣のレーン)に他車両20がいる、走行道路に中央分離帯がある、また、高精度地図データを保有している等の条件をもって、ST区間であるか否かを判断してもよい。
尚、HCU160は、渋滞区間に加えて、車両10の周辺環境に関して渋滞以外の特定の条件が成立する区間(高速道路で渋滞を伴わない定速走行、追従走行、LTA(レーンキープ走行))等の可能な区間をST区間としてもよい。
以上の第1、第2自動運転ECU60、70を含んで構成される自動運転システムにより、車両10においてレベル2、およびレベル3相当の自動運転が少なくとも実行可能となる。
車両制御ECU80は、車両10の加減速制御、および操舵制御を行う電子制御装置である。車両制御ECU80としては、加減速制御を行うパワーユニット制御ECUおよびブレーキECU、更に、操舵制御を行う操舵ECU等がある。車両制御ECU80は、車両10に搭載された車速センサ、舵角センサ等の各センサから出力される検出信号を取得し、電子制御スロットル、ブレーキアクチュエータ、EPS(Electric Power Steering)モータ等の各走行制御デバイスへ制御信号を出力する。車両制御ECU80は、車両10の制御指示を第1自動運転ECU60、または第2自動運転ECU70から取得することで、当該制御指示に従う自動走行を実現するように、各走行制御デバイスを制御する。
また、車両制御ECU80は、ドライバによる運転部材の運転操作情報を検出する車載センサ81と接続されている。車載センサ81は、例えば、アクセルペダルの踏込量を検出するペダルセンサ、およびステアリングの操舵量を検出するステアセンサ等を含んでいる。加えて、車載センサ81は、車両10の走行速度を検出する車速センサ、走行駆動部(エンジンや走行モータ等)の作動回転数を検出する回転センサ、およびトランスミッションのシフト位置を検出するシフトセンサ等も含んでいる。車両制御ECU80は、検出されたこれら運転操作情報、車両作動情報等を、HCU160へと逐次提供する。
次に、表示装置100の構成について説明する。表示装置100は、表示部としての複数の表示デバイスと、表示制御部としてのHCU160とを備えている。加えて、表示装置100には、オーディオ装置140、操作デバイス150等が設けられている。
複数の表示デバイスは、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)110、メータディスプレイ120、およびセンタインフォメーションディスプレイ(以下、CID)130等を含んでいる。複数の表示デバイスには、電子ミラーシステムの各ディスプレイEMB(後方表示)、EML(左方表示)、EMR(右方表示)が更に含まれていてもよい。HUD110、メータディスプレイ120、およびCID130は、静止画または動画等の画像コンテンツを、視覚情報としてドライバに提示する表示部である。画像コンテンツは、例えば、走行道路(走行レーン)、車両(自車両)10、および他車両20等の画像が使用される。
HUD110は、HCU160から取得する制御信号および映像データに基づき、ドライバ前方に結像される画像の光を、車両10のフロントウィンドシールド等に規定された投影領域に投影する。フロントウィンドシールドにて車室内側に反射された画像の光は、運転席に着座するドライバによって知覚される。こうしてHUD110は、投影領域よりも前方の空間中に虚像を表示させる。ドライバは、HUD110によって表示される画角内の虚像を、車両10の前景と重ねて視認する。
メータディスプレイ120、およびCID130は、例えば、液晶ディスプレイまたはOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等を主体とする構成である。メータディスプレイ120、およびCID130は、HCU160から取得する制御信号および映像データに基づき、種々の画像を表示画面に表示させる。メータディスプレイ120は、例えば、運転席の正面に設置されたメイン表示部である。CID130は、ドライバの前方において車幅方向の中央領域に設けられたサブ表示部である。例えば、CID130は、インストルメントパネルにおけるセンタクラスタの上方に設置されている。CID130は、タッチパネルの機能を有しており、例えばドライバ等による表示画面へのタッチ操作、およびスワイプ操作等を検出する。
本実施形態では、表示部として、メータディスプレイ120(メイン表示部)を使用した場合を例にして説明する。
オーディオ装置140は、車室内に設置された複数のスピーカを有している。オーディオ装置140は、HCU160から取得する制御信号および音声データに基づき、報知音または音声メッセージ等を、聴覚情報としてドライバに提示する。すなわち、オーディオ装置140は、視覚情報と異なる態様の情報を提示可能な情報提示デバイスである。
操作デバイス150は、ドライバ等によるユーザ操作を受け付ける入力部である。操作デバイス150には、例えば自動運転機能の各レベルの開始および停止に関連するユーザ操作等が入力される。操作デバイス150には、例えば、ステアリングホイールのスポーク部に設けられたステアスイッチ、ステアリングコラム部に設けられた操作レバー、ドライバの発話内容を認識する音声入力装置、およびCID130におけるタッチ操作用のアイコン(スイッチ)等が含まれる。
HCU160は、上記のロケータ30、周辺監視センサ40、車載通信器50、第1自動運転ECU60、第2自動運転ECU70、および車両制御ECU80等が取得した情報に基づき、メータディスプレイ120における表示の制御を行う(詳細後述)。HCU160は、メモリ161、プロセッサ162、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。
メモリ161は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムおよびデータ等を非一時的に格納または記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体および光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。メモリ161は、後述の提示制御プログラム等、プロセッサ162によって実行される種々のプログラムを格納している。
プロセッサ162は、演算処理のためのハードウエアである。プロセッサ162は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、およびRISC(Reduced Instruction Set Computer)-CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。
プロセッサ162は、メモリ161に格納された提示制御プログラムに含まれる複数の命令を、実行する。これによりHCU160は、ドライバへの提示制御ための機能部を、複数構築する。このようにHCU160では、メモリ161に格納された提示制御プログラムが複数の命令をプロセッサ162に実行させることで、複数の機能部が構築される。
HCU160は、第1自動運転ECU60、または第2自動運転ECU70から、走行環境の認識結果を取得する。HCU160は、取得した認識結果に基づいて、車両10の周辺状態を把握する。具体的には、HCU160は、ADエリアへの接近、ADエリアへの進入、ST区間(渋滞区間)への接近およびST区間への進入等を把握する。HCU160は、第1、第2自動運転ECU60、70から取得した認識結果に代えて、ロケータECU34や周辺監視センサ40等から直接取得した情報に基づいて周辺状態を把握してもよい。
HCU160は、車両10がMDエリアを走行している場合に、自動運転を許可できないと判断する。一方で、HCU160は、ADエリアを走行している場合に、レベル2以上の自動運転を許可できると判断する。更に、HCU160は、ADエリアのうち非ST区間を走行している場合に、レベル2の自動運転を許可できると判定し、ST区間を走行している場合には、レベル3の自動運転を許可できると判定する。
HCU160は、車両10の周辺状態、ドライバの状態、および現在許可されている自動運転レベル、および操作デバイス150への入力情報等に基づいて、実際に実行する自動運転レベルを判断する。即ち、HCU160は、現在許可されている自動運転レベルの開始指示が入力情報として取得された場合に、当該自動運転レベルの実行を決定する。
HCU160は、自動運転に関するコンテンツの提示を制御する。具体的には、HCU160は、各種情報に基づき各表示デバイス110、120、130に提示させるコンテンツを選定する。
HCU160は、各表示デバイス110、120、130に提供する制御信号および映像データと、オーディオ装置140に提供する制御信号および音声データとを生成する。HCU160は、生成した制御信号および各データを各提示デバイスへと出力することで、各表示デバイス110、120、130にて情報提示を実施する。
表示装置100の構成は、以上のようになっており、以下、図2~図4を加えて、作動および作用効果について説明する。
本実施形態では、主に、高速道路走行において、自動運転レベル2に対して、渋滞発生区間での自動運転レベル3(渋滞追従運転)が実施される場合を例にしている。自動運転レベル3が可能となる条件(所定の自動運転可能条件)は、例えば、車速が10km/h以下で、且つ、複数の走行レーンにおいて自車両10の前方、および左右を塞ぐように他車両20(あるいは路肩)が存在する場合となっている。
そして、例えば、車載通信器50のVICS情報から、走行先において渋滞の発生(車速40km/h以下)が検知されると(図2中の「渋滞検知」)、HCU160は、自動運転可能条件を満たすまでの間に(図2中の「Lv3可能」)、走行道路、自車両10、および他車両20等の画像を用いて、自動運転への移行に関連する移行情報を、メータディスプレイ120に表示する(図2中の「移行情報表示」)。
移行情報は、図3に示すように、平面的な表示形態が用いられており、複数の走行レーン(ここでは3車線)における自車両10の画像と、自車両10の前方、および左右位置に形成される他車エリアOAの画像となっている。他車エリアOAは、渋滞時において、自動運転レベル3を可能とする自車両10に対する他車両20の位置を示すものである。ここでは、複数の走行レーンにおいて、自車両10の前方、および左右に対応する位置が、他車エリアOAとなっている。他車エリアOAは、例えば、破線の四角形状の枠画像となっている(図2中の「枠を表示」)。
そして、HCU160は、ロケータ30による自車両10の位置と、周辺監視センサ40、および車載通信器50による他車両20の位置とを把握する。図4に示すように、渋滞の発生に伴って、実際に自車両10の前方、および左右のすべての他車エリアOAの位置に他車両20が位置して、所定時間(例えば、5秒)経過すると、HCU160は、渋滞であるとの判断を確定させる。そして、HCU160は、移行情報として、他車エリアOA(破線四角枠)内に他車両20の画像を表示し、更に、破線四角枠を実線四角枠に変更する(図2中の「枠が埋まる」)。
移行情報が上記のような表示となると(図4)、自動運転への移行が可能となったことを示しており(図2中の「Lv3可能」)、更に、HCU160は、自動運転の可能判定に伴い、メータディスプレイ120に、自動運転への切替え操作の要求をドライバに対して表示する(図2中の「Lv3可能通知」)。ドライバは、操作デバイス150への操作を行うことで、自動運転レベル3への切替えが行われる(図2中の「Lv3トリガ」)。
以上のように、本実施形態では、自車両10の位置情報、および他車両20の渋滞情報から、渋滞の発生を検知すると、HCU160は、自動運転可能条件を満たすまでの間に、走行道路、および自車両10を含む他車両20の少なくとも一方の画像を用いて、自動運転への移行に関連する移行情報をメータディスプレイ120に表示する。
これにより、ドライバは、メータディスプレイ120における移行情報によって、現在の渋滞状態を明確に認識することができるので、自動運転に移行可能か否かを正しく把握することができる。つまり、ドライバは、自車両10が渋滞における自動運転レベル3に移行すべく走行をしているのか、自動運転レベル3には移行できずに、単に渋滞の中で低速で走行しているだけなのかを把握できることになる。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態の変形例1を図5、図6に示す。第1実施形態の変形例1は、走行道路、自車両10、他車両20、および他車エリアOAを、平面的な表示形態から俯瞰的な表示形態に変更したものである。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞の状態を把握しやすくなる。
(第1実施形態の変形例2)
第1実施形態の変形例2を図7、図8に示す。第1実施形態の変形例2は、自動運転可能条件を変更して、それに伴い、他車エリアOAの表示形態を変更したものである。図7は平面表示した例であり、図8は俯瞰表示した例を示している。
ここでは、上記第1実施形態に対して、自動運転可能条件は、実際の車速が10km/以下であって、自車両10の前方のみに他車両20が存在する場合としている。よって、メータディスプレイ120において、移行情報としての他車エリアOAは、自車両10の前方のみに形成表示(破線枠表示)されて、この前方の他車エリアOAに他車両20が位置すると、他車エリアOA内に他車両20の画像が表示されると共に、枠線が実線に変更される。この状態を満たすと、自動運転への移行が可能として、自動運転レベル3への切り替えが行われる。
本実施形態においても、移行情報を表示することで、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図9、図10に示す。第2実施形態では、HCU160は移行情報として、自動運転が可能となる可能エリアPA1を表示する。
ここでは、自動運転レベル3が可能となる条件は、車速条件(10km/h以下)と、他車両20に対して追従すべき自車両10の位置となっている。よって、可能エリアPA1は、渋滞を形成する複数の他車両20のうち、どの他車両20の後ろに付けば、自動運転レベル3が可能となるかを示す情報となっている。
図9では、自車両10が走行している走行レーンにおいて、前方の他車両20のすぐ後ろの位置が可能エリアPA1として形成される例を示している。また、図10では、複数の走行レーンにおいて、自車両10が他車両20(路肩を含む)によって前側、左右側が囲まれる位置が可能エリアPA1として形成される例を示している。可能エリアPA1は、例えば、四角形のエリア表示画像として形成される。
HCU160は、ロケータ30による自車両10の位置と、周辺監視センサ40、および車載通信器50による他車両20の位置とを把握する。そして、HCU160は、メータディスプレイ120に、複数の走行レーンにおける自車両10、他車両20、および可能エリアPA1を表示する。そして、車速10km/以下で、図9、図10中の矢印で示すように、自車両10が可能エリアPA1に入ると、自動運転への移行が可能として、自動運転レベル3への切り替えが行われる。
これにより、ドライバは、可能エリアPA1に対して自車両10がどの位置にあるかによって、自動運転への移行が可能であるか否かを容易に把握することができる。
(第2実施形態の変形例1)
第2実施形態の変形例1を図11、図12に示す。第2実施形態の変形例1は、走行道路、自車両10、他車両20、および可能エリアPA1を、平面的な表示形態から俯瞰的な表示形態に変更したものである。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞の状態、および自動運転への移行の可能性を把握しやすくなる。
尚、図11、図12では、複数の走行レーンを有する道路の場合を示したが、片側一車線の場合では、図13に示すような表示とすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図14に示す。第3実施形態は、上記第2実施形態(図9、図10)に対して、可能エリアPA2を、他車両20に対して追従すべき走行車線で示すものとしている。
例えば、自車両10が他車両20側に接近したときに、自車両10の前方、および左右位置において、自車両10が他車両20に挟まれる位置が存在する。よって、HCU160は、この位置を含む走行レーン自体を可能エリアPA2として表示する。
HCU160は、ロケータ30による自車両10の位置と、周辺監視センサ40、および車載通信器50による他車両20の位置とを把握する。そして、HCU160は、メータディスプレイ120に、複数の走行レーンにおける自車両10、他車両20、および可能エリアPA2を表示する。そして、車速10km/以下で、自車両10が可能エリアPA2に入ると、自動運転への移行が可能として、自動運転レベル3への切り替えが行われる。
0083 これにより、ドライバは、可能エリアPA2に対して自車両10がどの位置にあるかによって、自動運転への移行が可能であるか否かを容易に把握することができる。
(第3実施形態の変形例1)
第3実施形態の変形例1を図15に示す。第3実施形態の変形例1は、走行道路、自車両10、他車両20、および可能エリアPA2を、平面的な表示形態から俯瞰的な表示形態に変更したものである。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞の状態、および自動運転への移行の可能性を把握しやすくなる。
(第4実施形態)
第4実施形態を図16に示す。第4実施形態では、HCU160は、移行情報として、渋滞を形成する他車両21を、通常表示とは異なる形態で表示する。図16は、平面表示をした場合を示している。
HCU160は、例えば、他車両20を通常、青色で表示している場合に、渋滞状態となっている他車両21を、赤色で表示する(図16中ではハッチング表示)。図16において、他車両21は、走行先に向けて互いに繋がっており、赤色表示されることで、渋滞状況にあることを示す。また、図16中の右側レーンにおける他車両20は、走行先に向けて他車両20がなく、また、左側レーンにおける他車両20は、前方の他車両21まである程度の距離があり、共に、渋滞状況になっておらず、青色表示される。
このように、渋滞を形成する他車両21が、渋滞を形成しない他車両20に対して、例えば色によって識別表示されることで、ドライバは渋滞状況を明確に把握することができ、例えば、他車両21の後ろに付けば、自動運転への移行が可能となることを容易に把握することができる。
(第4実施形態の変形例1)
第4実施形態の変形例1を図17、図18に示す。第4実施形態の変形例1は、上記第4実施形態に対して、渋滞を形成する他車両21に、識別表示を設けたものである。
図17の識別表示は、例えば、他車両21の画像の後部に追加される「渋滞」といった文字による識別表示としている。また、図18の識別表示は、例えば、他車両21の画像の後部にて点滅を表現した画像による識別表示としている。その他、識別表示(識別の表現)としては、他車両21の画像のデザインを変える、描画線種を変える等、種々対応可能である。これにより、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態の変形例2)
第4実施形態の変形例2を図19に示す。第4実施形態に対して、メータディスプレイ120への表示形態は、平面表示(図16)に対して俯瞰表示としてもよい。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞の状態、および自動運転への移行の可能性を把握しやすくなる。
(第4実施形態の変形例3)
第4実施形態の変形例3を図20に示す。変形例3では、HCU160は、移行情報として、複数の走行レーンのうち、渋滞追従運転が可能な走行レーンのみを表示する。例えば、図20(a)に示すように、3車線のうち、右側車線で、渋滞の発生がなくなると、図20(b)に示すように、HCU160は、メータディスプレイ120への表示形態として、自車レーンと左側レーンのみとし、あたかも2車線の道路のような表示を行う。これにより、ドライバは渋滞状況を明確に把握することができ、例えば、自車レーンあるいは、左側レーンを走行すれば、自動運転への移行が可能となることを容易に把握することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態を図21に示す。第5実施形態では、HCU160は、移行情報として、渋滞を形成する他車両21のうち、最後尾の他車両21以外を、1つの帯状の渋滞領域22(1つの塊)として表示する。図21は、平面表示をした場合を示している。これにより、第4実施形態(図16)と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態の変形例1)
第5実施形態の変形例1を図22に示す。第5実施形態に対して、メータディスプレイ120への表示形態は、平面表示(図21)に対して俯瞰表示としてもよい。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞の状態、および自動運転への移行の可能性を把握しやすくなる。
(第6実施形態)
第6実施形態を図23に示す。第6実施形態では、HCU160は、移行情報として、自動運転不可となる不可エリアIP1を表示する。不可エリアIP1は、例えば、左右の走行レーンにおいて他車両20が存在せず、自動運転(渋滞追従運転)に移行するための条件が成立しないエリアである。このように、不可エリアIP1を表示することで、事項運転への移行ができないことを把握することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態を図24~図26に示す。第7実施形態では、HCU160は、移行情報として、渋滞を形成する他車両21を渋滞領域22(所定の塊)として表示する。
例えば、図24では、自車両10以外で、渋滞を形成する他車両21のすべてが渋滞領域22として表示される例を示している。また、図25では、自車両10の走行レーン(自車線)における他車両21は、個別表示とされ、他の走行レーン(他車線)における他車両21が渋滞領域22として表示される例を示している。また、図26では、自車両10に隣接する他車両21については、個別表示とされ、それ以外は、渋滞領域22として表示される例を示している。
これにより、ドライバは渋滞状況を明確に把握することができ、どのレーンを走行すれば、自動運転への移行が可能となるかを容易に把握することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態を図27に示す。第8実施形態では、HCU160は、例えば、自車両10の位置情報、および他車両20の渋滞情報から、走行先において渋滞解消の可能性(例えば、車速40km/h以上)を検知した場合に、渋滞解消に対応した移行情報をメータディスプレイ120に表示する。
即ち、HCU160は、渋滞解消の可能性を検知すると、自動運転解消条件を満たすまでの間に、走行道路、自車両10、および他車両20等の画像を用いて、自動運転レベル3以上(第2自動運転)から、自動運転レベル2以下(第1自動運転)への移行に関連する移行情報(Lv3→Lv2)を、メータディスプレイ120に表示する。
尚、自動運転解消条件を満たすポイントは、図27中において、「Lv2以下、or手動運転」と記載されたポイントである。HCU160は、渋滞解消の可能性を検知した後に、ドライバに対して「運転交代の通知」を行う。「運転交代の通知」を受けて、ドライバは、自動運転レベル2以下に備えて、「ハンズオン、および周辺監視」を行う。また、渋滞解消条件を満たした後は、HCU160は、「自動運転レベル2、or手動運転時の表示」を行う。
これにより、ドライバは、メータディスプレイ120における移行情報によって、現在の渋滞の解消状態を明確に認識することができるので、第1自動運転に移行可能か否かを正しく把握することができる。以下、渋滞解消に対応した移行情報の具体例について説明する。
(第9実施形態)
第9実施形態を図28に示す。第9実施形態では、HCU160は、移行情報として、自車両10、および他車両20を俯瞰的に表示する。これにより、臨場感のある表示となり、ドライバは、渋滞解消の状態、および自動運転レベル2以下への移行の可能性を把握しやすくなる。
(第9実施形態の変形例1)
上記図28での移行情報の表示(俯瞰的な表示)にあたっては、HUC160は、俯瞰的に表示するための視点となる高さ位置を、予め定めた所定位置、所定位置よりも高い位置、および所定位置と高い位置との中間位置の順に切替えるとよい。視点となる高さ位置は、相対的に高くなる程、前方のより遠い位置までが表示されることになる。
上記のように、視点となる高さ位置が、まず、所定位置から所定位置よりも高い位置に設定されることで、ドライバは、前方のより遠い位置まで、他車両20の状況(渋滞の解消状態)を把握することができる。そして、その後に、視点となる高さ位置が、中間位置に切替えられることで、ドライバは、標準的な前方領域を把握することができる。
(第9実施形態の変形例2)
上記俯瞰的な表示における視点となる高さ位置の切替えにあたっては、HCU160は、自車両10の車速に対して段階的に設定される所定の閾値を超えるたびに実施するとよい。所定の閾値は、例えば、40km/h、50km/h、60km/h等とすることができる。HCU160は、車速40km/hにて、俯瞰的な表示における視点の高さ位置を所定位置とし、車速50km/hにて、視点の高さ位置を高い位置とし、更に、車速60km/hにて、視点の高さ位置を中間位置とする。これにより、車速に応じた、俯瞰表示とすることができる。
(第9実施形態の変形例3)
第9実施形態の変形例3を図29に示す。第9実施形態の変形例3では、HCU160は、移行情報として、車両10、20を俯瞰的に表示する場合(図29(a))と、真上から平面的に表示する場合(図29(b))とを交互に切替える。俯瞰的な表示により、自車両10の前遠方側の様子を把握しやすく、また、平面的な表示により自車両10の近傍の様子の把握がしやすくなる。
(第10実施形態)
第10実施形態を図30に示す。第10実施形態では、HCU160は、渋滞時に他車両20を渋滞領域22(塊)として表示しており、渋滞解消時の移行情報として、渋滞領域22の表示を他車両20ごとの表示に切替える。このように、他車両20ごとの表示とすることで、ドライバは、渋滞解消の様子を適切に把握することができる。
(第10実施形態の変形例1)
上記の第10実施形態に対して、HCU160は、渋滞領域22(塊の表示)から、他車両20ごとの表示への切替えを、前方の他車両20との車間距離、あるいは自車両10の車速の上昇変化に応じて行うとよい。これにより、渋滞解消の様子を更に適切に把握することができる。
(第11実施形態)
第11実施形態を図31に示す。第11実施形態では、HCU160は、渋滞時に自車両10の走行レーン(自車線)のみの表示をしており、渋滞解消時の移行情報として、周辺の走行レーン(周辺車線)を含む表示に切替える。これにより、ドライバは、周辺の走行レーンを含んだ渋滞解消の様子を適切に把握することができる。
(第12実施形態)
第12実施形態を図32、図33に示す。第12実施形態では、図32に示すように、渋滞解消の後に、再渋滞となったとき(再渋滞検知)、HCU160は、渋滞解消の前の渋滞発生とは異なる再渋滞である旨を表示する(再渋滞表示)。再渋滞表示は、例えば、図33に示すように、自車両10の近傍における、「再渋滞」等の文字表示とすることができる。これにより、ドライバは、先の渋滞と、渋滞解消後の再渋滞とを区別して認識することができる。
(第13実施形態)
第13実施形態を図34に示す。第13実施形態では、HCU160は、渋滞時に自車両10の走行レーン(自車線)のみの表示をしており、再渋滞となったとき、周辺の走行レーン(周辺車線)を含む表示に切替える。このとき、HCU160は、自車両10の走行レーンのみの表示へ戻すことを禁止する。これにより、ドライバは、先の渋滞に対して再渋滞であることを明確に把握することができる。
(第13実施形態の変形例1)
上記の第13実施形態に対して、HCU160は、渋滞時に周辺の走行レーン(周辺車線)を含む表示、および所定高さ位置を視点とする俯瞰的な自車両10、および他車両20の表示をする。そして、渋滞解消後に再渋滞となったとき、周辺の走行レーンを含む表示を行うと共に、俯瞰的な表示のための視点となる高さ位置を、所定高さ位置よりも高い位置に切替え、更に所定位置よりも低い位置に切替えるようにしてもよい。俯瞰的な表示のための視点となる高さ位置を所定高さ位置よりも高い位置に切替えることによって、ドライバは、再渋滞における前方のより遠い位置まで適切に把握することができる。更に、視点となる高さ位置が、中間位置に切替えられることで、ドライバは、標準的な前方領域を把握することができる。
(第14実施形態)
第14実施形態を図35に示す。第14実施形態では、HCU160は、第2自動運転が、渋滞に伴う自動運転レベル3以上の場合と、例えば、高速道路のような所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の場合とで、移行情報の内容を変更する。
具体的には、HCU160は、渋滞に伴う自動運転レベル3以上の第2自動運転が解消されるときは、自車両10および他車両20を平面的な表示とし(図35(a))、所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の第2自動運転が解消されるときは、自車両10および他車両20を俯瞰的な表示とする(図35(b))。これにより、渋滞に伴う自動運転レベル3以上が解消されるときは、自車両10の速度は相対的に低く、平面的な表示とすることで、自車両10周りの他車両20の状況を把握することができる。また、所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上が解消されるときは、自車両10の速度は相対的に高く、俯瞰的な表示とすることで、自車両10前方のより遠い位置の他車両20の状況を把握することができる。
(第14実施形態の変形例1)
第14実施形態の変形例1を図36、図37に示す。第14実施形態の変形例1では、HCU160は、渋滞に伴う自動運転レベル3以上の第2自動運転が解消されるときは、自車両10を示すアイコンについて、自動運転レベル2以下となることを示す表示を行う(図36(a)の「Lv2」)。また、HCU160は、所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の第2自動運転が解消されるときは、自車両10を示すアイコンについて、自動運転レベル3が継続されることを示す(図36(b)の「Lv3」)。あるいは、HCU160は、所定道路における渋滞時(図37(a)の「Lv3渋滞」)と、所定道路における通常時(図37(b)の「Lv3通常」)とでアイコンの態様を変更する。
これにより、図36では、ドライバは、渋滞に伴う自動運転レベル3以上が解消される場合なのか、所定道路における渋滞時自動運転レベル3以上が解消される場合なのか、適切に区別することができる。また、図37では、ドライバは、所定道路における渋滞時の場合なのか、所定道路における通常時の場合なのか、適切に区別することができる。
(第15実施形態)
第15実施形態を図38に示す。第15実施形態では、HCU160は、渋滞解消時に、前方の他車両20の車速が渋滞解消の条件である解消車速(例えば、50km/h)を超えた場合に、前方の他車両20の表示態様を変更する。HCU160は、例えば、他車両20の色を変える。これにより、ドライバは、前方の他車両20の表示態様を基にして、渋滞解消のタイミングを適切に把握することができる。
0093 (その他の実施形態)
上記各実施形態では、渋滞の検知を例えば、VICS情報から判断することを記載したが、2つ以上の条件に基づいて判断するようにしてもよい。渋滞の発生する可能性が明らかに低い場合には、ドライバにとって不要な情報となるため、複数の判断条件を用いることで、渋滞判断の信頼性を上げることができる。
例えば、渋滞の検知をVICS情報だけでなく車速センサから検知してもよく、車速が所定値以下(例えば10km/h以下)であるのにも関わらず複数の走行レーンにおいて自車両10の前方、および左右を塞ぐように他車両20が存在していないため、自動運転レベル3が可能とならない状態となったときに、移行情報を表示してもよい。
また、渋滞を検知した際の他車両20が一定時間、同一である場合に、渋滞の発生ありと検知して、上記各実施形態を実行するとよい。例えば、自車両10の前方に長時間、他車両20が存在する場合でも、入れ替わりで他車両20の流れがある場合は、渋滞と判定しない方が好ましいからである。
また、渋滞を検知して、メータディスプレイ120に他車両20を表示する際に、多くの他車両20が重なり合って、渋滞しているエリアの視認が難しくなるような場合がある。このような場合の他車両20の表現方法として、例えば、透明度を上げる等とすることで、渋滞エリアの視認性を向上させることができる。
また、渋滞の発生を判定する情報として、走行レーンの情報(レーン識別子)を用いる場合では、他車両20の座標のデータを加えて、渋滞しているエリアを推定するとよい。
また、上記各実施形態では、表示部をメータディスプレイ120としたが、これに限定されることなく、他のHUD110、あるいはCID130を表示部としてもよい。CID130を表示部として使用すると、自動運転に関する表示と、自動運転に切替える操作(タッチ操作)とが、CID130にて実現できる。
また、CID130が、例えば複数のCIDから形成されて、メータディスプレイ120、および複数のCIDが、インストルメントパネル上で横一列に配置されるピラートゥーピラータイプの表示部としてもよい。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
本開示に記載の制御部およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つないしは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ、およびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されるようにした。
しかしながら、本開示に記載の制御部およびその手法は、一つ以上の専用ハードウエア理論回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。
もしくは、本開示に記載の制御部およびその手法は、一つないしは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと、一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合せにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。
また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10 車両、自車両
20 他車両
22 渋滞領域(1つの塊)
30 ロケータ(取得部)
40 周辺監視センサ(取得部)
50 車載通信器(取得部)
100 車両用表示装置
120 メータディスプレイ(表示部)
160 ヒューマンマシーンインターフェイスコントロールユニット(制御部)
OA 他車エリア
PA1 可能エリア(車両の位置)
PA2 可能エリア(走行車線)
IA1 不可エリア

Claims (26)

  1. 車両の走行情報を表示する表示部(120)と、
    前記車両の位置情報、および前記車両の周辺を走行する他車両(20)の渋滞情報を取得する取得部(30、40、50)と、
    前記位置情報、および前記渋滞情報から、渋滞の発生を検知すると、渋滞時における前記車両の所定の自動運転可能条件を満たすまでの間に、走行道路、および前記車両を含む前記他車両の少なくとも一方の画像を用いて、自動運転への移行に関連する移行情報を前記表示部に表示する表示制御部(160)と、を備える車両用表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記車両の周辺に所定の他車エリア(OA)を表示し、前記他車エリアに前記他車両が入ると、自動運転可能の判定をする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記移行情報として、自動運転可能となる可能エリア(PA1、PA2)を表示する請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記可能エリアは、前記他車両に対して追従すべき前記車両の位置(PA1)である請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記可能エリアは、前記他車両に対して追従すべき走行車線(PA2)である請求項3に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記渋滞を形成する前記他車両を、通常表示とは異なる形態で表示する請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  7. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記渋滞を形成する前記他車両のうち、最後尾の前記他車両以外を、1つの塊(22)で表示する請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  8. 前記表示制御部は、前記移行情報として、自動運転不可となる不可エリア(IP1)を表示する請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  9. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記渋滞を形成する前記他車両を所定の塊として表示する請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  10. 前記表示制御部は、自車線の前記他車両については個別に表示し、他車線の前記他車両については、前記塊として表示する請求項9に記載の車両用表示装置。
  11. 前記表示制御部は、前記車両に隣接する他車両については個別に表示し、それ以外は、前記塊として表示する請求項9に記載の車両用表示装置。
  12. 車両の走行情報を表示する表示部(120)と、
    前記車両の位置情報、および前記車両の周辺を走行する他車両(20)の渋滞情報を取得する取得部(30、40、50)と、
    前記位置情報、および前記渋滞情報から、渋滞解消の可能性を検知すると、渋滞時における前記車両の所定の自動運転解消条件を満たすまでの間に、走行道路、および前記車両を含む前記他車両の少なくとも一方の画像を用いて、周辺監視義務のない自動運転レベル3以上の第2自動運転から、手動運転または周辺監視義務を伴う自動運転レベル2以下の第1自動運転への移行に関連する移行情報を前記表示部に表示する表示制御部(160)と、を備える車両用表示装置。
  13. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記車両を俯瞰的に表示する請求項12に記載の車両用表示装置。
  14. 前記表示制御部は、前記俯瞰的に表示するための視点となる高さ位置を、所定位置、所定位置よりも高い位置、および前記所定位置と前記高い位置との中間位置の順に切替える請求項13に記載の車両用表示装置。
  15. 前記表示制御部は、前記視点となる高さ位置の切替えを、前記車両の車速に対して段階的に設定される所定の閾値を超えるたびに実施する請求項14に記載の車両用表示装置。
  16. 前記表示制御部は、前記移行情報として、前記車両を前記俯瞰的に表示する場合と、真上から平面的に表示する場合とを交互に切替える請求項13に記載の車両用表示装置。
  17. 前記表示制御部は、前記渋滞時に前記他車両を塊として表示しており、前記渋滞解消時の前記移行情報として、前記塊の表示を前記他車両ごとの表示に切替える請求項12に記載の車両用表示装置。
  18. 前記表示制御部は、前記塊の表示から、前記他車両ごとの表示への切替えを、前方の前記他車両との車間距離、あるいは前記車両の車速の上昇変化に応じて行う請求項17に記載の車両用表示装置。
  19. 前記表示制御部は、前記渋滞時に自車線のみの表示をしており、前記渋滞解消時の前記移行情報として、周辺車線を含む表示に切替える請求項12に記載の車両用表示装置。
  20. 前記渋滞解消の後に、再渋滞となったとき、
    前記表示制御部は、前記渋滞解消の前の渋滞発生とは異なる再渋滞である旨を表示する請求項12~請求項19のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  21. 前記表示制御部は、前記渋滞時に自車線のみの表示をしており、前記再渋滞となったとき、周辺車線を含む表示に切替え、前記自車線のみの表示へ戻すことを禁止する請求項20に記載の車両用表示装置。
  22. 前記表示制御部は、前記渋滞時に周辺車線を含む表示、および所定高さ位置を視点とする俯瞰的な前記車両の表示をしており、前記再渋滞となったとき、前記周辺車線を含む表示を行うと共に、前記俯瞰的な前記車両の表示のための視点となる高さ位置を、前記所定高さ位置よりも高い位置に切替え、更に前記所定高さ位置よりも低い位置に切替える請求項20に記載の車両用表示装置。
  23. 前記表示制御部は、前記第2自動運転が、渋滞に伴う自動運転レベル3以上の場合と、所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の場合とで、前記移行情報の内容を変更する請求項12に記載の車両用表示装置。
  24. 前記表示制御部は、前記渋滞に伴う自動運転レベル3以上の前記第2自動運転が解消されるときは、前記車両を平面的な表示とし、前記所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の前記第2自動運転が解消されるときは、前記車両を俯瞰的な表示とする請求項23に記載の車両用表示装置。
  25. 前記表示制御部は、前記渋滞に伴う自動運転レベル3以上の前記第2自動運転が解消されるときは、前記車両を示すアイコンについて、前記自動運転レベル2以下となることを示す表示を行い、前記所定道路における渋滞時の自動運転レベル3以上の前記第2自動運転が解消されるときは、前記アイコンについて、自動運転レベル3が継続されることを示す、あるいは前記所定道路における渋滞時と、前記所定道路における通常時とで前記アイコンの態様を変更する請求項23に記載の車両用表示装置。
  26. 前記表示制御部は、前記渋滞解消時に、前方の前記他車両の車速が渋滞解消の条件である解消車速を超えた場合に、前記前方の前記他車両の表示態様を変更する請求項12に記載の車両用表示装置。
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