JP2022035475A - カバーの離脱防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板内蔵コネクタもしくはカバーの離脱防止構造において、外力や衝撃によってカバーがハウジングから容易に離脱しないものを提供する。【解決手段】開口部13が設けられているハウジング9と、ハウジング9に対して所定の方向に移動するだけでハウジング9に嵌まり込みハウジング9に設置されて開口部13を塞ぎ、他の物体に当接したときに、前記所定の方向に向かう力、前記所定の方向と直交する方向に向かう力のうちの少なくともいずれかの力を、前記他の物体から受けるように構成されているカバー11とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、カバーの離脱防止構造に関する。
従来、ハウジングと基板と端子とカバーとを備えている基板内蔵コネクタが知られている。この基板内蔵コネクタのハウジングには、第1の凹部と第2の凹部とが設けられている。端子は、ハウジングに設置されているとともに、端子の一方の端部である第1の端部は、第1の凹部内でハウジングから突出している。端子の他方の端部である第2の端部は、第2の凹部内でハウジングから突出している。
基板は、第1の凹部内に配置されているとともに端子の第1の端部に接続されている。カバーは、第1の凹部内に配置されている基板と端子の第1の端部とが露出しないように、ハウジングの第1の凹部の開口部を塞いでいる。
また、ハウジングにカバーが設置されている状態では、カバーの一部が露出しているとともに、この露出している部位のさらなる一部が、ハウジングから突出している。ここで、従来の技術に関する文献として特許文献1を掲げる。
ところで、基板内蔵コネクタは、製造してから車両に組付けられるまでの過程等において、他部品と接触し他の物体にぶつかることで衝撃を受けてしまうことがある。このときに、カバーがハウジングから離脱してしまうという懸念がある。
また、製造してから車両に組付けられるまでの過程等において、基板内蔵コネクタが他の部品と接触した際にカバーが他の部品引っ掛かり、カバーがハウジングから離脱してしまうおそれがある。
上述した接触等によってカバーが受ける外力や衝撃力は、定量的なものではなくまた定性的なものではないので、カバーのハウジングへの固定に必要なロック保持力をどの程度のものにしたらよいのか想定することは困難である。
また、基板内蔵コネクタは、小型化がされているので、カバーに強固なロック構造を設定するスペースを確保することも難しい。さらに、外力や衝撃に耐えうるカバーにするためには、高い強度の材料を用いる必要があるが、これでは高コストになってしまう。
本発明は、基板内蔵コネクタもしくはカバーの離脱防止構造において、外力や衝撃によってカバーがハウジングから容易に離脱しないものを提供することを目的とする。
本発明の態様に係るカバーの離脱防止構造は、開口部が設けられているハウジングと、前記ハウジングに対して所定の方向に移動するだけで前記ハウジングに嵌まり込み前記ハウジングに設置されて前記開口部を塞ぎ、他の物体に当接したときに、前記所定の方向に向かう力、前記所定の方向と直交する方向に向かう力のうちの少なくともいずれかの力を、前記他の物体から受けるように構成されているカバーとを有するカバーの離脱防止構造である。
また、本発明の態様に係るカバーの離脱防止構造は、前記カバーを前記ハウジングに設置する途中の状態では、前記ハウジングの所定の部位と前記カバーの所定の部位とがお互いに当接することで、前記ハウジングの一部、前記カバーの一部のうちの少なくともいずれかが弾性変形し、前記カバーを前記ハウジングに設置し終えたときには、前記弾性変形していた箇所が復元し、前記カバーが前記ハウジングに嵌まり込んで前記ハウジングに一体的に設置されるように構成されており、前記ハウジングの所定の部位と前記カバーの所定の部位とは、前記ハウジングの外形面の内側に収まっている記載のカバーの離脱防止構造である。
また、本発明の態様に係るカバーの離脱防止構造は、前記ハウジングが、ハウジング本体部と、このハウジング本体部から突出している筒状部とを備えて構成されており、前記開口部が、前記筒状部の先端に形成されており、前記カバーが、前記筒状部の内側に設置されるように構成されているカバーの離脱防止構造である。
また、本発明の態様に係るカバーの離脱防止構造は、前記カバーが、前記開口部を塞ぐためのカバー本体部と、このカバー本体部から僅かに突出しているカバー突起とを備えて構成されており、前記カバーが前記ハウジングに設置された状態では、前記カバー突起が、前記開口部よりも前記所定の方向で前記ハウジングから離れる側に突出しているカバーの離脱防止構造である。
本発明によれば、外力や衝撃によってカバーがハウジングから容易に離脱しないカバーの離脱防止構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るカバーの離脱防止構造1は、たとえば、図1~図6で示す基板内蔵コネクタ3で使用されるものである。基板内蔵コネクタ3は、たとえば、車載ネットワーク(CAN;Controller Area Network)5で、終端抵抗付きフィルタとして相手側コネクタ7に接続されて使用される。なお、車載ネットワーク5は図11に示しており、相手側コネクタ7は図12に示している。また、基板内蔵コネクタ3を、相手側コネクタ7に接続される電気部品と呼んでもよい。
ここで、説明の便宜のために、基板内蔵コネクタにおける所定の一方向を縦方向とし、縦方向に対して直交する所定の位置方向を横方向とし、縦方向と横方向と対して直交する方向を前後方向とする。
カバーの離脱防止構造1は、ハウジング(たとえばアウタハウジング)9とカバー11とを備えて構成されている。アウタハウジング9は、たとえば絶縁性を備えた合成樹脂で一体成形されている。アウタハウジング9には、開口部(第1の開口部)13が設けられている。
カバー11も、たとえば絶縁性を備えた合成樹脂で一体成形されている。カバー11は、アウタハウジング9に対して所定の方向(たとえば所定の一方向である前後方向後側)に移動するだけで、アウタハウジング9に係合するようになっている。カバー11は、上記係合によって、アウタハウジング9に嵌まり込みアウタハウジング9に一体的に設置されるようになっている。また、カバー11は、アウタハウジング9に設置されたことで、第1の開口部13を塞いでいる。
カバー11がアウタハウジング9に設置されている状態で、基板内蔵コネクタ3を図示しない他の物体(他の物品)に当接させる。すると、アウタハウジング9が他の物体に当接する態様、カバー11が他の物体に当接する態様のうちの少なくともいずれかの態様を呈するようになっている。なお、カバー11がアウタハウジング9に設置されている状態で、基板内蔵コネクタ3が他の物体の平面に当接したときには、アウタハウジング9のみが他の物体の平面に当接し、カバー11は当接しないようになっている。ただし、このカバーには、後述するカバー突起39が設けられていないものとする。
また、カバー11がアウタハウジング9に設置された状態で、カバー11が他の物体に当接すると、第1の方向の力、第2の方向の力の少なくともいずれかの力を、カバー11が上記他の物体から受けるように構成されている。第1の方向の力は、カバー11が、アウタハウジング9に対して上記所定の方向(後側)に向かう力(アウタハウジング9に嵌り込む方向の力)である。すなわち、第1の方向の力は、カバー11が、アウタハウジング9側に向かう力である。第2の方向の力は、カバー11が、アウタハウジング9に対して上記所定の方向と直交する方向(横方向、縦方向)に向かう力である。
さらに説明する。カバー11の表面のうちの、基板内蔵コネクタ3の外側にあらわれている面を微小な面に分割し、これらの微小面それぞれに直交しかつ微小面を押す方向成分を持つ力ベクトルを考える。この力ベクトルは、力の大きさと力の向きを表していることに加えて、始点が微小面の中心になっていることとする。これらの力ベクトルのうちのいずれの力ベクトルであっても、カバー11をアウタハウジング9から抜く方向の力の成分(前側に向かう力の成分)をもたないようになっている。ただし、カバー11をアウタハウジング9から抜く方向の成分をもたない力ベクトルは、たとえば人の指によって直接加えることができる力とする。すなわち、人の指が入らない小さな隙間等に面している微小な面の力ベクトルは、カバー11をアウタハウジング9から抜く方向の力の成分を有する場合がある。
カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態で、アウタハウジング9の一部、カバー11の一部のうちの少なくともいずれかが弾性変形するようになっている。アウタハウジング9の一部の弾性変形は、アウタハウジング9の所定の部位(表面のうちの所定の面)と、カバー11の所定の部位(表面のうちの所定の面)とがお互いに面接触し当接することで発生する。カバー11の一部の弾性変形も、アウタハウジング9の所定の部位(表面のうちの所定の面)と、カバー11の所定の部位(表面のうちの所定の面)とがお互いに面接触し当接することで発生する。上記弾性変形についての詳細は後述する。
さらに説明すると、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態におけるアウタハウジング9の一部の弾性変形は、カバー11による押圧力によって発生するようになっている。また、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態におけるカバー11の一部の弾性変形は、アウタハウジング9による押圧力によって発生するようになっている。
また、カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9に設置し終えたときに、上記弾性変形していた箇所が復元するようになっている。すなわち、カバー11をアウタハウジング9に設置し終えたときに、弾性変形していたアウタハウジング9の一部、弾性変形していたカバー11の一部が復元するようになっている。そして、上記復元により、カバー11がアウタハウジング9に嵌まり込んでアウタハウジング9に一体的に設置されるように構成されている。
カバーの離脱防止構造1では、アウタハウジング9の上記所定の部位とカバー11の上記定の部位とが、アウタハウジング9の外形面の内側に収まっている。アウタハウジング9の上記所定の部位とカバー11の上記定の部位と外形面とについての詳細は後述する。
さらに説明すると、カバー11をアウタハウジング9に設置している途中の状態では、アウタハウジング9の上記所定の部位とカバー11の上記所定の部位とが、アウタハウジング9の外形面の内側に収まっている。また、カバー11をアウタハウジング9に設置し終えた状態でも、アウタハウジング9の上記所定の部位とカバー11の上記所定の部位とが、アウタハウジング9の外形面の内側に収まっている。
また、アウタハウジング9は、ハウジング本体部15と、このハウジング本体部15から突出している筒状部(第1の筒状部)17と、ハウジング本体部15から第1の筒状部17とは別個に突出している第2の筒状部19とを備えて構成されている。
第1の開口部13は、第1の筒状部17の先端(前端)に形成されており、第2の筒状部19の先端(後端)には、第2の開口部21が形成されている。
カバー11が、第1の筒状部17から前側に所定の距離だけ離れた所定の位置から、第1の筒状部17の中心軸の延伸方向であって第1の筒状部17に向かう方向(前後方向後側)に直線的に移動する。この移動によって、カバー11が、第1の筒状部17の内側に設置されるようになっている。
第1の筒状部17には、カバー11を係止するためのカバー係止部23が設けられており、カバー11には、カバー11がアウタハウジング9に設置されたときにカバー係止部23に係合してカバー係止部23に係止される被係止部25が設けられている。
そして、被係止部25がカバー係止部23に係止されることで、カバー11がアウタハウジング9に設置された状態でのカバー11のアウタハウジング9からの抜け止めがされるようになっている。
なお、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態では、上述したように、アウタハウジング9の一部、カバー11の一部のうちの少なくともいずれかが弾性変形するようになっている。カバーの離脱防止構造1では、アウタハウジング9の一部(上記所定の部位)がカバー係止部23に相当し、カバー11の一部(上記所定の部位)が被係止部25に相当する。なお、カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態で、主としてカバー係止部23が弾性変形するようになっている。
アウタハウジング9の第1の筒状部17には、図3等で示すように、凹部27が複数設けられている。凹部27は、第1の筒状部17の先端(前端)から第1の筒状部17の基端側(後側)に向かって凹んでいる。また、凹部27は、第1の筒状部17の筒の内面から外面まで第1の筒状部17の肉部を貫通している。第1の筒状部の中心軸の延伸方向(前後方向)で見ると、複数の凹部27は、第1の筒状部17の環状の肉部の延伸方向でお互いが離れている。さらに説明すると、複数の凹部27は、第1の筒状部17の環状の肉部のうちの横方向に延びている部位に設けられている。
カバー係止部23は、第1の筒状部17の、複数の凹部27のうちのお互いが隣り合っている2つの凹部の間の部位に形成されている。たとえば、図3で示すように、凹部27Aと凹部27Bとの間にカバー係止部23が形成されており、凹部27Cと凹部27Dとの間にカバー係止部23が形成されている。また、凹部27Eと凹部27Fとの間にカバー係止部23が形成されており、凹部27Gと凹部27Hとの間にカバー係止部23が形成されている。
なお、アウタハウジング9の第1の筒状部17には、凹部27とは別の凹部29が設けられている。凹部29も凹部27と同様に、第1の筒状部17の先端(前端)から第1の筒状部17の基端側(後側)に向かって凹んでおり、第1の筒状部17の筒の内面から外面まで第1の筒状部17の肉部を貫通している。また、凹部29は、第1の筒状部17の環状の肉部のうちの縦方向に延びている部位に設けられている。
カバー11は、図7等で示すように、カバー本体部31と、カバー本体部31の周囲から突出している複数のカバー突出部33、35、37とを備えて構成されている。カバー11がアウタハウジング9に設置されて状態では、カバー本体部31が第1の開口部13を塞ぎ、カバー突出部33が第1の筒状部17に設けられている凹部27を塞ぎ、カバー突出部35が第1の筒状部17に設けられている凹部29を塞いでいる。
カバー11の被係止部25は、カバー突出部37で形成されている。カバー突出部37はお互いが隣り合っているカバー突出部33の間に形成されている。たとえば、図7で示すように、カバー突出部33Aとカバー突出部33Bとの間にカバー突出部37(被係止部25)が設けられており、カバー突出部33Cとカバー突出部33Dとの間にカバー突出部37が設けられている。また、カバー突出部33Eとカバー突出部33Fとの間にカバー突出部37が設けられており、カバー突出部33Gとカバー突出部33Hとの間にカバー突出部37が設けられている。
カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態では、カバー本体部31の被係止部25に押されて、主として、カバー係止部23が弾性変形するようになっている。カバー係止部23は、お互いが隣り合っている2つの凹部27の間に形成されているので、片持ち梁状になっている。
カバー11をアウタハウジング9に設置し終えたときには、片持ち梁状のカバー係止部23が復元し、被係止部25がカバー係止部23に係止されるように構成されている。
他の物体(たとえば他の物体の凸部)にカバー11が当接した場合、カバー11の第1の開口部13を塞いでいるカバー本体部31は、カバー11をアウタハウジング9側(後側)に押す力を他の物体から受ける。
また、他の物体にカバー11が当接した場合、カバー突出部33、35は、カバー11をアウタハウジング9側に押す力に対して直交する方向の力(横方向の力、縦方向の力)を他の物体から受ける。
ところで、カバー突出部33、35、37の他に、カバー本体部31から僅かに突出しているカバー突起39が、カバー11に設けられていてもよい。なお、カバー突起39はたとえば小さな直方体状に形成されている。そして、カバー11がアウタハウジング9に設置された状態で、カバー突起39が、第1の筒状部17の第1の開口部13よりも所定の方向である前後方向でアウタハウジング9から離れる側(前側)に突出していてもよい。
他の物体にカバー11が当接した場合、カバー突起39も、カバー11をアウタハウジング9側に押す力を他の物体から受ける。また、当接の態様によっては、カバー11をアウタハウジング9側に押す力に代えてもしくは加えて、カバー11をアウタハウジング9側に押す力に対して直交する方向の力(横方向の力、縦方向の力)を他の物体から受ける。
基板内蔵コネクタ3は、図3、図6等で示すように、インナハウジング41と端子43と電気回路(電子回路)45とを備えて構成されている。電気回路45は、基板(回路基板)47に設けられている。端子43は、図9(a)で示すように、連鎖部49と第1のタブ部51と第2のタブ部53とを備えて構成されている。
端子43はインナハウジング41に設置されている。インナハウジング41は、アウタハウジング9に設置されている。すなわち、端子43は、インナハウジング41を介してアウタハウジング9内に設置されている。
また、端子43がインナハウジング41とともにアウタハウジング9内に設置されている状態では、第1のタブ部51が第1の筒状部17内に位置しており、第2のタブ部53が第2の筒状部19内に位置している。
端子43の第1のタブ部51には電気回路45に接続されている。すなわち、第1のタブ部51には、基板47が設置されている。基板47も第1の筒状部17内に収容されている。
端子43とインナハウジング41とがアウタハウジング9内に設置されておりカバー11が設置されていない状態では、図3等で示すように、第1のタブ部51と基板47とがアウタハウジング9の第1の開口部13から覗けるようになっている。また、端子43とインナハウジング41とがアウタハウジング9内に設置されている状態では、図1等で示すように、第2のタブ部53がアウタハウジング9の第2の開口部21から覗けるようになっている。
ここで、基板内蔵コネクタ3についてさらに詳しく説明する。
アウタハウジング9は、上述したように、第1の筒状部17と第2の筒状部19とアウタハウジング本体部15を備えて構成されている。第1の筒状部17は、アウタハウジング本体部15から前側に突出しており、第2の筒状部19は、アウタハウジング本体部15から後側に突出している。第1の筒状部17の中心軸と第2の筒状部19の中心軸とはお互いが一致している。
カバー11がアウタハウジング9よりも前側に位置しておりしかもアウタハウジング9に対するカバー11の姿勢と位置とが適切なものになっている状態から、アウタハウジング9に対して前後方向後側にカバー11を移動する。これによって、カバー11が第1の筒状部17に係合して第1の筒状部17に設置され、カバー11が第1の開口部13を塞ぐようになっている。
カバー11がアウタハウジング9に設置された状態を前後方向で見ると、カバー11(カバー本体部31とカバー突出部33、35、37)は、アウタハウジング9(第1の筒状部17)の内側に収まっている。
カバー突起39が設けられていないカバー11がアウタハウジング9に設置された状態を横方向もしくは縦方向で見ると、カバー11がアウタハウジング9(第1の筒状部17)の内側に収まっている。なお、カバー突起39が設けられているカバー11がアウタハウジング9に設置された状態を横方向もしくは縦方向で見ると、図4等で示すように、カバー突起39が、第1の筒状部17よりも前側に僅かに突出している。
ここで、アウタハウジング9の外形面について説明する。アウタハウジング9の外形面とは、アウタハウジング9の凹んでいる箇所の総てを埋めたときに形成されるアウタハウジング9(埋められた箇所を含む)の表面の形状である。
図13を用いて説明する。図13(a)で示すような四角形状(直方体状)の枡57(アウタハウジング9の簡略形)を例に掲げる。枡57の内部には直方体状の凹部59が形成されている。この凹部59を埋めることで、図13(d)で示すような直方体61が得られる。この直方体61の表面(6つの矩形状の平面)の総てが枡57の外形面になる。
図13(b)で示すような直方体状の枡57であって側壁部に切り欠き部63が設けられているものを例に掲げる。切り欠き部63も凹部である。この切り欠き部63と凹部59を埋めることで、図13(d)で示すような直方体61が得られる。この直方体61の表面の総てが枡57の外形面になる。
図13(c)で示すような直方体状の枡57であって側壁部に切り欠き部63と突部65とが設けられているものを例に掲げる。切り欠き部63と凹部59を埋めることで、図13(e)で示すような突部67を備えた直方体61が得られる。この突部67を備えた直方体61の表面の総てが枡57の外形面になる。
表現を変えて説明する。図13(f)で示すように、熱収縮性樹脂等の収縮可能な入れ物(内部が空洞になっている膜状の入れ物)69の内部に、図13(c)で示す枡57を入れる。この後、入れ物69が枡57に接触して枡57の総て覆いしかも入れ物69の表面に凹部が形成されないようになるまで、入れ物69を収縮させる。この収縮によって得られる入れ物69の形状(図13(g)参照)が、図13(c)で示す枡57の外形面の形状になる。なお、この場合、入れ物69の厚さは存在しないものとする。
また、図13(e)で示す外形面と図13(g)で示す外形面との形状はお互いが若干異なっているが、外形面の形状として、図13(e)で示す外形面、図13(g)で示す外形面のいずれを採用してもよい。
カバー11は、上述したように、カバー本体部31と、カバー本体部31から突出しているカバー突出部33、35、37とで構成されている。そして、カバー11がアウタハウジング9に設置されている状態では、アウタハウジング9の外形面の内側に、カバー本体部31とカバー突出部33、35、37とが収まっている。カバー突起39が設けられている場合には、カバー突起39がアウタハウジング9の外形面の前端から前側に僅かに突出している。
ない、すでに理解されるように、基板47は、端子43(第1のタブ部51)を介してインナハウジング41に一体的に設置されている。
さらに説明すると、アウタハウジング9とインナハウジング41とカバー11とで閉空間が形成されている。この閉空間内に端子43の第1のタブ部51が突出している。この突出している第1のタブ部51は、アウタハウジング9とカバー11とから離れている。基板47は、第1のタブ部51に接合されているとともに、アウタハウジング9とカバー11とから離れている。
これにより、基板内蔵コネクタ3の外側の表面に力が加わっても、この力が基板47には到達しないようになっている。
なお、基板内蔵コネクタ3では、アウタハウジング9とインナハウジング41とがお互いに接合されて一体化しており、インナハウジング41と端子43とがお互いに接合されて一体化しており、端子43と基板47とがお互いに接合されて一体化している。
アウタハウジング9の第1の筒状部17を前後方向で見ると、平板状の側壁部71と平板状の側壁部73と平板状の側壁部75と平板状の側壁部77とで、矩形な環状の第1の筒状部17が形成されている。前後方向で見ると、平板状の側壁部71と平板状の側壁部75とはお互いが平行になって横方向に延伸しており、平板状の側壁部73と平板状の側壁部77とはお互いが平行になって縦方向に延伸している。
凹部(切り欠き)27は、平板状の側壁部71と平板状の側壁部75とに形成されており、凹部(切り欠き)29は、平板状の側壁部73と平板状の側壁部77とに形成されている。なお、切り欠き27、切り欠き29は、矩形状に形成されている。
カバー係止部23は、図6で示すように、片持ち梁状のカバー係止部本体部79とカバー係止部本体部79の先端部に設けられている係止部81とを備えて構成されている。係止部81は、カバー係止部本体部79の先端部で第1の筒状部17の中心側に僅かに突出している。
カバー11は、図7、図8で示すように、概ね矩形な桝状に形成されており、矩形な平板状の底板部が前側に位置し、4つの矩形な平板状の側板部が底板部から後側に突出している。カバー11を前後方向で見ると、カバー本体部31は、4つの辺83、85、87、89で囲まれた矩形状に形成されている。辺83と辺87とはお互いが平行になって横方向に延伸しており、辺85と辺89とはお互いが平行になって縦方向に延伸している。
カバー突出部33は、四角柱状に形成されており、辺83と辺87とから突出している。カバー突出部35は、幅の広い四角柱状に形成されており、辺85と辺89とから突出している。カバー突出部37は、四角柱状に形成されており、お互いが隣り合っているカバー突出部33の間で辺83と辺87とから突出している。カバー突出部37の突出量は、カバー突出部33の突出量よりも少なくなっている。また、カバー突出部37はお互いが隣り合っているカバー突出部33の間の全長で横方向に長くなっている。
また、カバー突出部33、35は、カバー本体部31の前端面から後側に向かって延びているが、カバー突出部37は、カバー本体部31の前端面から後側に離れている。
カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態では、カバー突出部37がカバー係止部23の係止部81に当接しカバー係止部23のカバー係止部本体部79がカバー突出部37で押される。これにより、カバー係止部本体部79が第1の筒状部17の外側に撓む。
カバー11をアウタハウジング9に設置し終えた状態では、カバー係止部23の係止部81がカバー突出部37を乗り越えて、図6で示すように、カバー係止部本体部79が復元する。そして、カバー突出部37が係止部81に引っ掛かり、カバー11のアウタハウジング9からの抜け止め(前側への移動)がされる。
カバー11をアウタハウジング9に対して後側に移動しカバー11をアウタハウジング9に設置し終える。このときには、図5で示すように、たとえば、カバー突出部33の先端(後端)が、アウタハウジング9の第1の筒状部17に設けられている凹部27の底面28に当接している。これにより、それ以上、カバー11がアウタハウジング9に対して後側に移動できないようになっている。
次に、基板内蔵コネクタ3の組立手順について、図9、図10を参照しつつ説明する。
まず、図9(a)で示すように、インナハウジング41に端子43を設置する。この端子43の設置は、インナハウジング41に対して端子43を前側に移動することでされる。続いて、図9(b)で示すように、端子43に基板47を設置する。この基板47の設置は、端子43に対して基板47を後側に移動することでされる。続いて、図9(c)で示すように、インナハウジング41にフェライト91を設置する。このフェライト91の設置は、インナハウジング41(端子43)に対してフェライト91を前側に移動することでされる。
続いて、図10(a)で示すように、インナハウジング41をアウタハウジング9に設置する。このインナハウジング41の設置は、アウタハウジング9に対してインナハウジング41を後側に移動することでされる。続いて、図10(b)で示すように、アウタハウジング9にカバー11を設置することで、図10(c)で示すように、基板内蔵コネクタ3を得ることができる。カバー11の設置は、アウタハウジング9に対してカバー11を後側に移動することでされる。
次に、基板内蔵コネクタ3のワイヤハーネス93への設置について図12を参照しつつ説明する。
まず、基板内蔵コネクタ3に相手側コネクタ7を設置する。相手側コネクタ7からは、電線等の配線95が延出している。続いて、基板内蔵コネクタ3をテープ97等の基板内蔵コネクタ設置体を用いて、基板内蔵コネクタ3をワイヤハーネス93等の被設置材に設置する。なお、基板内蔵コネクタ3のワイヤハーネス93への設置は、たとえば、テープ97をワイヤハーネス93とワイヤハーネス93に接している基板内蔵コネクタ3とに巻き付けることでされる。
なお、基板内蔵コネクタ3のアウタハウジング9には、たとえば環状(矩形な筒状)に形成されているアウタハウジング設置部99が設けられている。この環状のアウタハウジング設置部99に紐状の設置部材(図示せず)を通し、さらに、上記設置部材をワイヤハーネス93に縛り付けもしくは巻き付けることで、基板内蔵コネクタ3をワイヤハーネス93に設置してもよい。
カバーの離脱防止構造1で、カバー11がアウタハウジング9に設置されている状態で他の物体に基板内蔵コネクタ3を当接させる。すると、アウタハウジング9が他の物体に当接する態様、カバー11が他の物体に当接する態様のうちの少なくともいずれかの態様を呈するようになっている。
また、カバーの離脱防止構造1で、カバー11を他の物体に当接させる。すると、アウタハウジング9に対してカバー11をアウタハウジング9側に押す力、この力に直交する方向の力のうちの少なくともいずれかの力を、カバー11が他の物体から受けるようになっている。
このように構成されていることで、外力や衝撃によってカバー11がアウタハウジング9から容易には離脱しないようになっている。また、基板内蔵コネクタ3が他の部品にぶつかっても、カバー11が離脱する方向の外力がカバー11にかからないので、カバー11に必要なロック保持力(カバー係止部23と被係止部25)は最低限のものでよい。カバー11には最低限のロック保持力があればよいことで、小型のロックを用いて基板内蔵コネクタ3の小型化を図ることができる。
ここで、比較例に係るカバーの離脱防止構造301が採用されている基板内蔵コネクタ303について、図14、図15を参照しつつ説明する。基板内蔵コネクタ303は、ハウジング305と基板(図示せず)と端子309とカバー311とを備えている。
基板内蔵コネクタ303のハウジング305には、第1の凹部313と第2の凹部315とが設けられている。端子309は、ハウジング305に設置されているとともに、端子309の一方の端部である第1の端部は、第1の凹部313内でハウジング305から突出している。端子309の他方の端部である第2の端部は、第2の凹部315内でハウジング305から突出している。
基板は、第1の凹部313内に配置されているとともに端子309の第1の端部に接続されている。カバー311は、第1の凹部313内に配置されている基板と端子309の第1の端部とが露出しないように、ハウジング305の第1の凹部313の開口部を塞いでいる。
また、ハウジング305にカバー311が設置されている状態では、カバー311の一部が露出しているとともに、この露出している部位のさらなる一部が、ハウジング305から突出している。
これにより、基板内蔵コネクタ3が他の部品に接触し他の物体にぶつかることで衝撃を受けてしまうと、カバー311がハウジング305から離脱してしまう懸念がある。
カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9に設置する途中の状態で、アウタハウジング9の所定の部位とカバー11の所定の部位とがお互いに当接するようになっている。そして、アウタハウジング9の一部、カバー11の一部のうちの少なくともいずれかが弾性変形するようになっている。
また、カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9に設置し終えたときには、弾性変形していた箇所が復元し、カバー11がアウタハウジング9に嵌まり込んでアウタハウジング9に一体的に設置されるように構成されている。なお、上記復元する箇所は、弾性変形していたアウタハウジング9の一部、弾性変形していたカバー11の一部である。
さらに、カバーの離脱防止構造1では、アウタハウジング9の所定の部位とカバー11の所定の部位とが、アウタハウジング9の外形面の内側に収まっている。
このように構成されていることで、カバー11をアウタハウジング9にいわゆるワンタッチの操作で容易に設置することができる。さらに、カバー11がアウタハウジング9に設置された後に基板内蔵コネクタ3が他の物体にぶつかっても、アウタハウジング9の所定の部位(カバー係止部23の係止部81)とカバー11の所定の部位(被係止部25;カバー突出部37)とが他の物体に当接することがない。そして、カバー11がアウタハウジング9からはずれることが防止される。
また、カバー係止部23のカバー係止部本体部79が、他の物体にぶつかっても、カバー係止部本体部79がカバー11の中心側にしか撓まないので、カバー11がアウタハウジング9からはずれることが防止される。
また、基板内蔵コネクタ3では、端子43の第2のタブ部53がアウタハウジング9の第2の開口部21から覗けるようにアウタハウジング9内に配置されている。このように構成されていることで、第2の開口部21から相手側コネクタ7をアウタハウジング9の第2の筒状部19内に挿入することで、相手側コネクタ7を基板内蔵コネクタ3に設置することができる。
基板内蔵コネクタ3に相手側コネクタ7が接続されると、相手側コネクタ7から電線等の配線95が延出しているので、基板内蔵コネクタ3から配線95が延出している態様になる。この態様で、基板内蔵コネクタ3の車両に組付けがされると、配線95をもったときに、基板内蔵コネクタ3が若干振り回される態様になり、基板内蔵コネクタ3のカバー11により大きな衝撃力が加わるおそれがある。
しかし、アウタハウジング9から抜け出る方向の力がカバー11にかかることはないので、カバー11のアウタハウジング9から抜け出ることが防止される。
また、カバーの離脱防止構造1によれば、カバー11がアウタハウジング9の第1の筒状部17の内側に設置されるように構成されているので、簡素な形状のカバー11で第1の筒状部17の第1の開口部13を塞ぐことができる。
また、カバーの離脱防止構造1では、アウタハウジング9のカバー係止部23が、第1の筒状部17の、複数の凹部27のうちのお互いが隣り合っている2つの凹部27の間の部位に形成されている。
このように構成されていることで、アウタハウジング9のカバー係止部23(片持ち梁状の係止部)を弾性変形容易なものとすることができ、カバー11をアウタハウジング9に設置するときに要する力を小さくすることができる。
また、カバーの離脱防止構造1では、カバー11がアウタハウジング9に設置された状態で、カバー突起39が第1の開口部13よりも前側に突出している。これにより、アウタハウジング9にカバー11を設置するときにカバー突起39のみを押せばよく、アウタハウジング9にカバー11を設置するときにおけるカバー本体部31の傷付き等を防止することができる。
カバーの離脱防止構造1では、カバー11がアウタハウジング9に設置されている状態で、カバー突起39が設けられていないとすると、アウタハウジング9の外形面の内側にカバー11が収まっている。すなわち、カバーの離脱防止構造1では、カバー11をアウタハウジング9にかぶせる構造でなく、カバーのロック構造(被係止部25等)を含む全てがアウタハウジング9の内側に収められている。
このように構成されていることで、カバー11に他の部品が引っ掛かる事象が発生せず、カバー11がアウタハウジング9から離脱する方向の荷重が、カバー11にかからないようになっている。
また、カバー11が直接的な外力や衝撃を受けることが少ないので、カバー11の材料として汎用的で安価な材料を用いることができる。
なお、上述したカバーの離脱防止構造1は、次に示すカバーの離脱防止構造の例である。カバーの離脱防止構造は、筐体とカバーとを備えている。前記筐体には、凹部が設けられている。前記カバーは、前記筐体に対して所定の方向に移動するだけで前記筐体に嵌まり込み前記筐体に一体的に設置される。この設置がされることで、前記カバーが、前記凹部の開口部を塞ぐようになっている。また、前記カバーが前記筐体に設置されている状態では、前記ハウジングの外形面の内側に前記カバーが収まっている。
また、上述したカバーの離脱防止構造1は、次に示すカバーの離脱防止構造の例である。カバーの離脱防止構造は、筐体とカバーとを備えている。前記筐体には、凹部が設けられている。前記カバーは、前記筐体に対して所定の方向に移動するだけで前記筐体に嵌まり込み前記筐体に一体的に設置される。この設置がされることで、前記カバーが、前記凹部の開口部を塞ぐようになっている。そして、前記カバーが筐体に設置されている状態で他の物体に当接させると、前記筐体が前記他の物体に当接する態様、前記カバーが前記他の物体に当接する態様のうちの少なくともいずれかの態様を呈するように構成されている。また、前記カバーが前記他の物体に当接したときに、前記筐体に対して前記所定の方向に向かう力、前記筐体に対して前記所定の方向と直交する方向に向かう力のうちの少なくともいずれかの力を、前記カバーが前記他の物体から受けるように構成されている。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
1 カバーの離脱防止構造
9 ハウジング(アウタハウジング)
11 カバー
13 開口部(第1の開口部)
15 ハウジング本体部(アウタハウジング本体部)
17 筒状部(第1の筒状部)
31 カバー本体部
39 カバー突起
9 ハウジング(アウタハウジング)
11 カバー
13 開口部(第1の開口部)
15 ハウジング本体部(アウタハウジング本体部)
17 筒状部(第1の筒状部)
31 カバー本体部
39 カバー突起
Claims (4)
- 開口部が設けられているハウジングと、
前記ハウジングに対して所定の方向に移動するだけで前記ハウジングに嵌まり込み前記ハウジングに設置されて前記開口部を塞ぎ、他の物体に当接したときに、前記所定の方向に向かう力、前記所定の方向と直交する方向に向かう力のうちの少なくともいずれかの力を、前記他の物体から受けるように構成されているカバーと、
を有するカバーの離脱防止構造。 - 前記カバーを前記ハウジングに設置する途中の状態では、前記ハウジングの所定の部位と前記カバーの所定の部位とがお互いに当接することで、前記ハウジングの一部、前記カバーの一部のうちの少なくともいずれかが弾性変形し、前記カバーを前記ハウジングに設置し終えたときには、前記弾性変形していた箇所が復元し、前記カバーが前記ハウジングに嵌まり込んで前記ハウジングに一体的に設置されるように構成されており、
前記ハウジングの所定の部位と前記カバーの所定の部位とは、前記ハウジングの外形面の内側に収まっている請求項1に記載のカバーの離脱防止構造。 - 前記ハウジングは、ハウジング本体部と、このハウジング本体部から突出している筒状部とを備えて構成されており、
前記開口部は、前記筒状部の先端に形成されており、
前記カバーは、前記筒状部の内側に設置されるように構成されている請求項1または請求項2に記載のカバーの離脱防止構造。 - 前記カバーは、前記開口部を塞ぐためのカバー本体部と、このカバー本体部から僅かに突出しているカバー突起とを備えて構成されており、
前記カバーが前記ハウジングに設置された状態では、前記カバー突起が、前記開口部よりも前記所定の方向で前記ハウジングから離れる側に突出している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカバーの離脱防止構造。
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