JP2022034414A - 負荷駆動システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022034414000001
【課題】通信量を低減できる負荷駆動システムを提供すること。
【解決手段】負荷駆動システム14は、通信バス20と、制御装置30と、駆動装置40を備えている。制御装置30は、通信バス20を介して、自動変速機10のソレノイド13の駆動状態を指示するメッセージを送信するCANトランシーバ32およびCANコントローラ34を有している。駆動装置40は、通信バス20を介して指示メッセージを受信するCANトランシーバ44およびCANコントローラ45と、受信した指示メッセージにしたがってソレノイド13を駆動する駆動回路41を有している。制御装置30は、指示メッセージとして、第1周期で第1定期メッセージを送信するとともに第2周期で第2定期メッセージを送信する。
【選択図】図2

Description

この明細書における開示は、負荷駆動システムに関する。
特許文献1は、制御装置と駆動装置を備える負荷駆動システムを開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開2013-24080号公報
特許文献1では、駆動装置が、制御装置から負荷の駆動指示が入力されるデコーダと、デコーダにて変換された信号にしたがって負荷を駆動する駆動回路を有している。このような構成では、制御装置から、一定周期で駆動指示が送信される。よって、複数の駆動指示を送信しようとすると、通信量が増大する虞がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、負荷駆動システムにはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、通信量を低減できる負荷駆動システムを提供することにある。
ここに開示された負荷駆動システムは、
通信バス(20)と、
負荷(10)の駆動状態を指示する指示メッセージを、通信バスを介して送信する制御側通信部(32、34)を有し、制御側通信部が、指示メッセージとして、第1周期で第1指示メッセージを送信するとともに第1周期とは異なる第2周期で第2指示メッセージを送信する制御装置(30)と、
通信バスを介して指示メッセージを受信する駆動側通信部(44、45)と、受信した指示メッセージにしたがって負荷を駆動する駆動回路(41)と、を有する駆動装置(40)と、
を備える。
開示の負荷駆動システムによると、制御装置は、第1周期で第1指示メッセージを送信し、これにより駆動装置は、第1指示メッセージにしたがって負荷を駆動する。制御装置は、第1周期とは異なる第2周期で第2指示メッセージを送信し、これにより駆動装置は、第2指示メッセージにしたがって負荷を駆動する。制御装置は、たとえばもっとも早い送信周期ですべての指示メッセージを送信するのではなく、指示メッセージのそれぞれを、制御に必要なタイミングで送信する。この結果、通信量を低減できる負荷駆動システムを提供することができる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
第1実施形態に係る負荷駆動システムが適用された自動変速機の概略構成を示す図である。 負荷駆動システムを示す図である。 駆動回路の概略構成を示す図である。 負荷駆動システムにおいて、時間の経過とともに送信される各種メッセージの関係を示したタイミングチャートである。 制御装置が実行するリファレンスメッセージの送信処理を示すフローチャートである。 制御装置および駆動装置が実行する第1定期メッセージの送信処理を示すフローチャートである。 制御装置が実行する第2定期メッセージの送信処理を示すフローチャートである。 制御装置が、所定の事象の発生に応じて実行する処理を示すフローチャートである。 制御装置および駆動装置が実行するメッセージの送受信処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る負荷駆動システムにおいて、駆動装置の構成を示す図である。
以下、図面に基づいて複数の実施形態を説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本実施形態に係る負荷駆動システムは、たとえば車両に搭載された負荷に適用可能である。以下では、車両の自動変速機に適用される例について説明する。
<自動変速機>
まず、図1に基づき、自動変速機の概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係る負荷駆動システムが適用された自動変速機を示している。図1では、自動変速機をT/M、バルブボディをV/Bと示している。
図1に示すように、自動変速機10は、バルブボディ11と、図示しない変速機構、オイルポンプ、およびパーキングロック機構などを備えている。変速機構は、たとえばクラッチやブレーキ等からなる複数の摩擦要素を有している。変速機構は、各摩擦要素を選択的に係合することで、変速比を段階的に変更可能である。
バルブボディ11内には、変速機構に供給される作動油の圧力を調節する油圧回路が形成されている。バルブボディ11は、オイルポンプから圧送された作動油を調圧して摩擦要素に供給する複数のソレノイドバルブ12を有している。図1では、便宜上、ソレノイドバルブ12をひとつのみ図示している。ソレノイドバルブ12は、ソレノイド13を有している。ソレノイド13は、コイルと称されることがある。ソレノイド13への通電を制御することで、作動油が調節される。
<負荷駆動システム>
次に、図1、図2、および図3に基づき、負荷駆動システムの概略構成について説明する。図2は、負荷駆動システムを示す図である。図2では、便宜上、監視用のマイコンの図示を省略している。また、ソレノイド13の通電経路を簡素化している。図2では、バルブボディ11が、ソレノイド131~13nを含むn個(n≧3)のソレノイド13を有する例を示している。図3は、駆動装置の駆動回路を示す図である。図3では、便宜上、ソレノイド駆動回路および電流検出回路のうち、ひとつのソレノイド13に対応するソレノイド駆動回路および電流検出回路のみを図示している。
図1および図2では、マイコンをMC、駆動回路をDCと示している。図2および図3では、PWM出力回路をPWM、ソレノイド駆動回路SOLD、電流検出回路をCD、遮断回路をPSCと示している。図2では、CANコントローラをCTR、CANトランシーバをTRCと示している。また、センサ検出回路をSEND、油圧センサをOPS、回転センサをRS、油温センサをOTSと示している。図3では、A/D変換器をADCと示している。
図1および図2に示すように、負荷駆動システム14は、通信バス20と、制御装置30と、駆動装置40を、少なくとも備えている。負荷駆動システム14は、負荷の駆動を制御する。制御対象である負荷は、ソレノイド13、ひいてはバルブボディ11を含む自動変速機10である。負荷駆動システム14のうち、駆動装置40は、バルブボディ11上に配置されている。つまり、駆動装置40は、自動変速機10と機電一体構造をなしている。制御装置30は、自動変速機10とは機械的に分離されている。
制御装置30および駆動装置40は、共通の通信バス20に接続されている。通信バス20には、制御装置30および駆動装置40とは別の図示しない装置が接続されてもよい。本実施形態において、制御装置30および駆動装置40は、CANプロトコルに準拠した車載ネットワークの通信バス20を介して、相互に通信可能に構成されている。通信バスは、CANバスと称されることがある。CANは、Controller Area Networkの略称である。CANは、登録商標である。
本実施形態の負荷駆動システム14において、制御装置30および駆動装置40が送信するメッセージは、メッセージの重要度や種別などに応じて、予め優先順位が定められている。そして、各メッセージの送信に際しては、まず、各メッセージの優先順位を示す優先順位情報(IDコード)が送信される。このとき、複数のメッセージの優先順位情報の送信が競合した場合には、それぞれの優先順位情報の調停が行われ、より高い優先順位を持つ優先順位情報が送信権を獲得するようになっている。
制御装置30は、マイコン31と、CANトランシーバ32を備えている。マイコン31は、CPU33、CANコントローラ34、図示しないROM、RAM、レジスタなどを備えたマイクロコンピュータである。マイコン31において、CPU33が、RAMやレジスタの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶された制御プログラムにしたがって各種制御を実行する。CPU33は、制御装置30外から取得したデータ、たとえばセンサの検出信号を用いて制御を実行する。本実施形態のCPU33は、ソレノイド13、ひいては自動変速機10の制御を実行する。
マイコン31のCPU33は、所定の演算を実行して目標電流値を設定する。目標電流値は、ソレノイド13を目標状態にするために、ソレノイド13に流すべき電流値である。マイコン31は、自動変速機10の状態を取得し、ソレノイド13の出力油圧の必要値である目標油圧を算出する。マイコン31は、たとえば自動変速機10の入力側の回転数と出力側の回転数に基づいて、目標油圧を算出する。マイコン31は、算出した目標油圧に基づいて目標電流値を設定する。目標油圧と目標電流値との関係は、たとえばマップや関数として予め定められている。制御装置30は、駆動装置40に対して目標電流値を指示する。
マイコン31のCPU33は、自動変速機10の状態に基づいて、デューティ比を設定する。マイコン31は、変速初期におけるオーバーシュートや、電流リプルなどの電流変動を抑制するために、デューティ比を設定する。デューティ比は、後述する駆動スイッチ4111のゲートに出力するPWM信号のデューティ比である。マイコン31は、たとえば油圧回路の作動油の圧力、作動油の温度、ソレノイド13に流れる実電流値の少なくともひとつに基づいて、デューティ比を設定する。制御装置30は、駆動装置40に対してデューティ比を指示する。制御装置30は、制御装置30の電源が投入されている期間においてデューティ比を指示してもよいし、変速初期など、一時的な期間のみにおいてデューティ比を指示してもよい。
マイコン31のCPU33は、自動変速機10の状態に基づいて、異常が生じているか否かを判定する。マイコン31は、たとえば作動油の圧力と油圧閾値とを比較し、異常が生じているか否かを判定する。マイコン31は、たとえば作動油の温度と温度閾値とを比較し、異常が生じているか否かを判定する。異常が生じていると判定すると、制御装置30は、すべてのソレノイド13への通電を所定の異常処置状態とするために、駆動装置40に対して緊急指示を出力する。本実施形態の制御装置30は、緊急指示として、すべてのソレノイド13への通電を遮断するために、駆動装置40に対して緊急遮断指示を出力する。
マイコン31は、通信バス20を介したメッセージの送受信のために、CANコントローラ34を内蔵している。CANコントローラ34は、CANプロトコルにしたがった通信制御を実行する。CANコントローラ34は、たとえば、送信制御、受信制御、および調停制御を実行する。
CANトランシーバ32は、CANコントローラ34に電気的に接続されるとともに、通信バス20にも電気的に接続されている。CANトランシーバ32は、通信バス20とCANコントローラ34との間の電気的特性を相互変換することにより、通信バス20とCANコントローラ34との間を双方向へ通信メッセージを伝達可能にしている。たとえば、通信バス20のバスレベルの信号をCANコントローラ34が取り扱い可能なデジタル信号に変換することで、ドミナントとレセシブとを認識できるようにする。つまり、CANコントローラ34は、CANトランシーバ32を介して通信バス20に接続されることで通信バス20との間での通信メッセージの送受信が可能になっている。
CANコントローラ34は、メッセージを格納するメッセージボックスを有している。CANコントローラ34は、送信用のメッセージボックス341と、受信用のメッセージボックス342を有している。CANコントローラ34は、通信インターフェースを介して取得した送信用のメッセージを、メッセージボックス341に順次格納する。CANコントローラ34は、格納されたメッセージを、IDコードの優先順位に応じて送信処理する。CANコントローラ34は、メッセージボックス341に格納されたメッセージに基づいてフレームを生成し、CANトランシーバ32を介して通信バス20に送信する。本実施形態において、メッセージを送信するフレームの少なくともひとつは、64ビットのデータフィールドに複数のソレノイド13に対する指示を含む。
CANコントローラ34は、CANトランシーバ32を介して通信バス20からフレームを受信してメッセージ等を抽出し、メッセージボックス342に順次格納する。CANコントローラ34は、IDコードの優先順位にしたがって受信したメッセージを送信対象に出力する。CANコントローラ34は、通信バス20上でフレームが衝突した際の送信権の調停(ビット単位非破壊アービトレーション)を行う。CANコントローラ34は、その他、フレームの送受信に関連して生じるエラーの検出、通知等を行う。CANトランシーバ32およびCANコントローラ34が、制御側通信部に相当する。
制御装置30は、図1に示すようにマイコン35をさらに備えてもよい。マイコン35は、マイコン31が正常に動作しているかを監視する。マイコン31はメインマイコンと称され、マイコン35は監視マイコンと称されることがある。マイコン35は、たとえばマイコン31にウォッチドック異常、通信異常、演算機能の異常がないか監視する。マイコン35は、上記した監視機能に加えて、マイコン31が実行する制御を補助する機能を有してもよい。マイコン35は、負荷駆動システム14とは別の制御を実行してもよい。マイコン35についても、図示しないCANコントローラを内蔵し、通信バス20を介してメッセージを送受信可能な構成としてもよい。
本実施形態では、マイコン31の監視手段がマイコン35として構成されており、マイコン31、35は、それぞれが正常に動作しているか相互に監視する。マイコン31の監視手段は、マイコン35に限定されない。マイコン35に代えて、監視ICを設けてもよい。制御装置30が、マイコン35などの監視手段を備えない構成としてもよい。
駆動装置40は、マイコンを備えていない。駆動装置40は、駆動回路41と、遮断回路42と、センサ検出回路43と、CANトランシーバ44と、CANコントローラ45を備えている。駆動回路41は、制御装置30からの指示にしたがってソレノイド13を駆動する。図2および図3に示すように、駆動回路41は、ソレノイド駆動回路411と、電流検出回路412と、PWM出力回路413を有している。PWMは、Pulse Width Modulationの略称である。
ソレノイド駆動回路411は、図3に示すように、対応するソレノイド13に対して直列に接続された駆動スイッチ4111を有している。駆動スイッチ4111は、ソレノイド13に対して個別に設けられている。駆動スイッチ4111は、対応するソレノイド13の通電経路上に設けられている。駆動スイッチ4111は、PWM出力回路413から出力されるPWM信号に応じてオンとオフを繰り返し、ソレノイド13と電源とを接続又は遮断する。ソレノイド駆動回路411は、複数のソレノイド13への通電を制御するために、複数の駆動スイッチ4111を有している。ソレノイド駆動回路411が、負荷を個別に駆動する駆動部に相当する。
駆動スイッチ4111は、対応するソレノイド13に対して、電源側およびグランド(GND)側のいずれに設けてもよい。電源側は、ハイサイド側(上流側)と称されることがある。グランド側は、ローサイド側(下流側)と称されることがある。本実施形態の駆動スイッチ4111は、ソレノイド13に対して電源側に設けられている。本実施形態では、駆動スイッチ4111としてMOSFETを採用している。
電流検出回路412は、ソレノイド13に流れる電流、すなわち実電流を検出する。電流検出回路412は、抵抗4121と、オペアンプ4122と、A/D変換器4123を有している。電流検出回路412は、ソレノイド13に対して個別に設けられている。
抵抗4121は、対応するソレノイド13に対して直列に接続されている。本実施形態の抵抗4121は、ソレノイド13に対してグランド側に設けられている。抵抗4121の端部のひとつはソレノイド13の下流側端子に接続されており、端部の他のひとつは接地されている。このように、抵抗4121は、両端に生じる電圧が、ソレノイド13に流れる電流(実電流値)に応じた電圧となるよう設けられている。
オペアンプ4122は、抵抗4121の両端に印加される電圧を増幅して出力する。オペアンプ4122の正極入力端子は、抵抗4121の上流側の端子に接続されている。オペアンプ4122の負極入力端子は、抵抗4121の下流側の端子に接続されている。
A/D変換器4123は、オペアンプ4122の出力、すなわち実電流値をA/D変換して出力する。A/D変換器4123の入力端子は、オペアンプ4122の出力端子に接続されている。
PWM出力回路413は、制御装置30からの指示にしたがってPWM信号を生成し、駆動スイッチ4111のゲートに出力する。PWM出力回路413は、制御装置30から送信された単一(ひとつ)の指示メッセージにしたがって、複数の駆動スイッチ4111に対するPWM信号を生成する。PWM出力回路413は、電流検出回路412にて検出される実電流値が、通信バス20を介して制御装置30から取得した目標電流値に追従するように、フィードバック制御を実行する回路と、デューティ比を設定する回路を有している。
フィードバック制御回路は、目標電流値と実電流値との偏差(電流偏差)を算出する回路と、デューティ比を算出する回路を有している。デューティ比算出回路は、たとえばPID制御を実行するように構成されている。この場合、デューティ比算出回路は、偏差に比例したデューティ比を算出する回路と、偏差の積分値に比例したデューティ比を算出する回路と、偏差の微分値に比例したデューティ比を算出する回路と、デューティ比の和を算出する回路を有している。
デューティ比設定回路は、PWM信号のデューティ比を設定する。デューティ比設定回路は、たとえばレジスタを備えている。デューティ比算出回路は、算出したデューティ比をレジスタにセットする。PWM出力回路413は、通信バス20を介して制御装置30からデューティ比の指示を取得すると、取得したデューティ比を、レジスタにセットする。デューティ比設定回路は、レジスタにセットされたデューティ比のPWM信号を所定の駆動周波数で生成し、駆動スイッチ4111のゲートに出力する。
遮断回路42は、給電スイッチ15のオンオフを制御する。図2および図3に示すように、給電スイッチ15は、ソレノイド13の通電経路に設けられている。複数のソレノイド13に対して、単一(共通)の給電スイッチ15が設けられている。給電スイッチ15は、すべてのソレノイド13に対する通電を制御する。給電スイッチ15のオンにより、各ソレノイド13に対して電流の供給が可能となる。給電スイッチ15のオフにより、各ソレノイド13に対する電流の供給が遮断される。
給電スイッチ15は、ソレノイド13に対して、電源側およびグランド側のいずれに設けてもよい。本実施形態の給電スイッチ15は、電源側に配置されている。給電スイッチ15は、各ソレノイド13の接続点よりも電源側(上流側)に設けられている。
遮断回路42は、IG(イグニッション)信号にしたがって、給電スイッチ15を駆動する。車両のIGスイッチがオンされてIGオン信号が入力されると、遮断回路42は給電スイッチ15をオンさせる。IGスイッチがオフされてIGオフ信号が入力されると、遮断回路42は給電スイッチ15をオフさせる。本実施形態の遮断回路42は、IGオン信号が入力されている期間において制御装置30から緊急指示が入力されると、給電スイッチ15をオフさせる。
センサ検出回路43は、センサ16の信号を検出する。センサ検出回路43は、センサ16からの入力信号に対して所定処理、たとえば波形検出、A/D変換などを行う。センサ16は、負荷の状態、すなわちバルブボディ11を含む自動変速機10の状態を検出する。本実施形態のセンサ16は、油圧センサ161と、回転センサ162と、油温センサ163を有している。油圧センサ161は、油圧回路における作動油の圧力を検出する。回転センサ162は、自動変速機10の回転数を検出する。回転センサ162は、たとえば自動変速機10の入力側の回転数を検出するセンサと、出力側の回転数を検出するセンサを含む。油温センサ163は、油圧回路における作動油の温度を検出する。
CANトランシーバ44は、CANコントローラ45に電気的に接続されるとともに、通信バス20にも電気的に接続されている。CANトランシーバ44は、通信バス20とCANコントローラ45との間の電気的特性を相互変換することにより、通信バス20とCANコントローラ45との間を双方向へ通信メッセージを伝達可能にしている。CANコントローラ45は、CANトランシーバ44を介して通信バス20に接続されることで通信バス20との間での通信メッセージの送受信が可能になっている。
CANコントローラ45は、メッセージを格納するメッセージボックスを有している。CANコントローラ45は、送信用のメッセージボックス451と、受信用のメッセージボックス452を有している。CANコントローラ45は、通信インターフェースを介して取得した送信用のメッセージを、メッセージボックス451に順次格納する。CANコントローラ45は、格納されたメッセージを、IDコードの優先順位に応じて送信処理する。CANコントローラ45は、メッセージボックス451に格納されたメッセージに基づいてフレームを生成し、CANトランシーバ44を介して通信バス20に送信する。
CANコントローラ45は、CANトランシーバ44を介して通信バス20からフレームを受信してメッセージ等を抽出し、メッセージボックス452に順次格納する。CANコントローラ45は、IDコードの優先順位にしたがって受信したメッセージを送信対象に出力する。CANコントローラ45は、通信バス20上でフレームが衝突した際の送信権の調停を行う。CANコントローラ45は、その他、フレームの送受信に関連して生じるエラーの検出、通知等を行う。CANトランシーバ44およびCANコントローラ45が、駆動側通信部に相当する。
駆動装置40は、たとえばCANコントローラ45と、駆動回路41、遮断回路42、およびセンサ検出回路43との間で通信、たとえばSPI通信が可能に構成されている。SPIは、Serial Peripheral Interfaceの略称である。
負荷駆動システム14は、上記した給電スイッチ15およびセンサ16の少なくとも一方を、さらに備えてもよい。たとえば、負荷駆動システム14が、給電スイッチ15とセンサ16の両方を備えてもよい。負荷駆動システム14が給電スイッチ15およびセンサ16を備えず、給電スイッチ15およびセンサ16が負荷駆動システム14の外に配置された構成としてもよい。
<負荷駆動システムの動作>
次に、図4~図9に基づき、負荷駆動システム14の動作について説明する。図4は、負荷駆動システム14において、時間の経過とともに送信される各種メッセージの関係を示したタイミングチャートである。図5は、制御装置30が実行するリファレンスメッセージの送信処理を示すフローチャートである。図6は、制御装置30および駆動装置40が実行する第1定期メッセージの送信処理を示すフローチャートである。図7は、制御装置30が実行する第2定期メッセージの送信処理を示すフローチャートである。図8は、制御装置30が、所定の事象の発生に応じて実行する処理を示すフローチャートである。図9は、制御装置30および駆動装置40が実行するメッセージの送受信処理を示すフローチャートである。図5~図9では、メッセージボックスをMBと示している。
先ず、図4および図5に基づき、制御装置30が実行するリファレンスメッセージの送信処理について説明する。
先ず、制御装置30のCANコントローラ34は、リファレンスメッセージを、CANトランシーバ32を介して通信バス20に送信する(ステップS10)。リファレンスメッセージは、第1定期メッセージよりもIDコードの優先順位が高い。リファレンスメッセージは、後述する第1定期メッセージの送信のトリガとなる。
次いで、マイコン31は、内蔵タイマにより、実質的にリファレンスメッセージの送信が開始された時点からの経過時間のカウントを開始する(ステップS11)。
次いで、マイコン31は、経過時間が一定時間T1に到達したか否かを判定する(ステップS12)。この一定時間T1は、図4に示す第1周期T1に相当する。第1周期T1は、たとえば8msである。
ステップS12において一定時間T1に到達したと判定すると、CANコントローラ34は、メッセージボックス341をキャンセルする(ステップS13)。すなわち、メッセージボックス341内のメッセージをクリアする。
次いで、マイコン31は、ステップS11にて開始した経過時間のカウントをクリアし(ステップS14)、一連の処理を終了する。制御装置30は、電源が投入されている期間において上記処理を繰り返し実行する。
図4に示すように、制御装置30は、第1周期T1ごとに、リファレンスメッセージを送信する。第1周期T1は、負荷駆動システム14において、定期的に送信が必要なメッセージのすべてを送信可能な長さに設定されている。具体的には、制御装置30および駆動装置40がすべての第1定期メッセージを1回ずつ送信でき、且つ、制御装置30が第2定期メッセージを所定回数送信できる長さに設定されている。なお、所定回数は、T1/T2で決まる。
次に、図6に基づき、リファレンスメッセージを受信した装置が行う処理について説明する。本実施形態では、制御装置30および駆動装置40が、図6に示す処理を実行する。
先ず、CANコントローラ34、45は、対応するCANトランシーバ32、44を介して、通信バス20からリファレンスメッセージを受信する(ステップS20)。
次いで、CANコントローラ34、45は、新たな定期データメッセージの送信に備えて、送信用のメッセージボックス341、451をキャンセルする(ステップS21)。
次いで、CANコントローラ34、45は、リファレンスメッセージに応じて送信する第1定期メッセージをメッセージボックス341、451に格納する(ステップS22)。CANコントローラ34は、第1定期メッセージとして、CPU33が算出した目標電流値のメッセージをメッセージボックス341に格納する。この目標電流値のメッセージが、第1指示メッセージに相当する。
CANコントローラ45は、第1定期メッセージとして、実電流値のメッセージをメッセージボックス451に格納する。CANコントローラ45は、第1定期メッセージとして、センサ検出回路43から取得した検出値のメッセージを、メッセージボックス451に格納する。
これら第1定期メッセージは、リファレンスメッセージよりもIDコードの優先順位が低い。本実施形態において、制御装置30が送信する第1定期メッセージのほうが、駆動装置40が送信する第1定期メッセージよりも、IDコードの優先順位が高い。
制御装置30および駆動装置40は、リファレンスメッセージの受信ごとに、上記処理を実行する。
次に、図7に基づき、制御装置30が、リファレンスメッセージとは無関係に、定期的に行う処理について説明する。
先ず、制御装置30のCANコントローラ34は、第2定期メッセージとして、CPU33が算出したデューティ比のメッセージを、メッセージボックス341に格納する(ステップS30)。第2定期メッセージが、第2指示メッセージに相当する。
次いで、マイコン31は、第2定期メッセージをメッセージボックス341にセットした時点からの経過時間のカウントを開始する(ステップS31)。
次いで、マイコン31は、経過時間が一定時間T2に到達したか否かを判定する(ステップS32)。この一定時間T2は、図4に示す第2周期T2に相当する。第2周期T2は、第1周期T1よりも短い。第2周期T2は、たとえば2msである。よって、第1周期T1は、第2周期T2の4倍である。
ステップS32において一定時間T2に到達したと判定すると、マイコン31は、ステップS31にて開始した経過時間のカウントをクリアし(ステップS33)、一連の処理を終了する。制御装置30は、電源が投入されている期間において上記処理を繰り返し実行する。
図4に示すように、制御装置30は、第2周期T2ごとに、第2定期メッセージを送信する。第2定期メッセージは、リファレンスメッセージおよび第1定期メッセージよりも、IDコードの優先順位が高い。送信周期の短い第2定期メッセージを、送信周期の長い第1定期メッセージに優先して送信することができる。
次に、図8に基づき、制御装置30が、所定の事象の発生に応じて実行する処理を示すフローチャートである。
まず、制御装置30のマイコン31は、所定の事象に該当するイベントが発生したか否かを判定する(ステップS40)。マイコン31は、上記したように、自動変速機10の状態に基づいて、異常が生じているか否かを判定する。マイコン31は、駆動装置40が送信した第1定期メッセージに基づいて、自動変速機10に異常が生じているか否かを判定する。駆動装置40が送信する第1定期メッセージは、自動変速機10の状態を示すメッセージであり、状態メッセージに相当する。マイコン31が実行するステップS40の処理が、判定部に相当する。
ステップS40においてイベントが発生したと判定すると、CANコントローラ34は、イベントに応じて送信すべき非定期メッセージを、メッセージボックス341に格納し(ステップS41)、一連の処理を終了する。制御装置30は、電源が投入されている期間において上記処理を繰り返し実行する。
非定期メッセージは、すべてのソレノイド13への通電を所定の異常処置状態にするための緊急指示メッセージである。非定期メッセージが、異常処理メッセージに相当する。非定期メッセージは、リファレンスメッセージ、第1定期メッセージ、および第2定期メッセージよりも、IDコードの優先順位が高い。これにより、イベントが発生した際には、非定期メッセージを、他のメッセージの送信に優先して送信することができる。非定期メッセージは、事象的送信メッセージと称されることがある。
非定期メッセージが、すべてのソレノイド13への通電を異常処置状態にするために、給電スイッチ15をオフするメッセージの例を示したが、これに限定されない。非定期メッセージは、すべてのソレノイド13への通電を異常処置状態にするために、すべての駆動スイッチ4111をオフするメッセージでもよい。非定期メッセージは、すべてのソレノイド13への通電を異常処置状態にするために、所定の変速段(たとえば3速)に固定する通電パターンの指示メッセージでもよい。
次に、図9に基づき、制御装置30および駆動装置40が実行するメッセージの送受信処理について説明する。
先ず、CANコントローラ34、45は、対応する送信用のメッセージボックス341、451に格納されたメッセージが有るか否かを判定する(ステップS50)。
ステップS50においてメッセージ有りと判定すると、次いでCANコントローラ34、45は、格納されたメッセージに対応付けられたIDコード、すなわち、優先順位情報を通信バス20に送信する(ステップS51)。
次いで、CANコントローラ34、45は、送信したIDコードが、調停勝ちしたか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52において調停勝ちと判定すると、次いでCANコントローラ34、45は、調停勝ちしたメッセージの送信を行う(ステップS53)。メッセージの送信が完了する(ステップS54)と、CANコントローラ34、45は、所定時間、たとえば3ビット分の時間だけ待機し(ステップS55)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS50においてメッセージなしと判定した場合、または、ステップS52において調停負けと判定した場合、CANコントローラ34、45は、メッセージの受信待ちを行う(ステップS56)。メッセージの受信が完了する(ステップS57)と、ステップS55の処理を実行した後に、一連の処理を終了する。
制御装置30および駆動装置40は、電源が投入されている期間において上記処理を繰り返し実行する。制御装置30および駆動装置40は、図9に示す処理により、CANプロトコルに従った、送信、受信、および調停制御を実行することができる。
<第1実施形態のまとめ>
本実施形態の負荷駆動システム14において、制御装置30は、ソレノイド13の駆動状態を指示する2種類の指示メッセージを、送信周期を異ならせて通信バス20に送信する。
制御装置30は、第1周期T1(8ms)で、目標電流値を指示する第1定期メッセージを送信する。駆動装置40は、受信した第1定期メッセージの目標電流値にしたがってソレノイド13を駆動する。駆動装置40は、実電流値が目標電流値に追従するようにデューティ比を設定し、PWM信号を出力する。
制御装置30は、第2周期T2(2ms)で、デューティ比を指示する第2定期メッセージを送信する。駆動装置40は、受信した第2定期メッセージのデューティ比にしたがってソレノイド13を駆動する。制御装置30は、第1周期T1よりも短い周期でデューティ比を指示する。マイコン31を備える制御装置30は、ソレノイド13の駆動の設定を、自動変速機10の状態に応じて細かく変更(微修正)する。これにより、目標電流値に基づく駆動によってオーバーシュートや電流リプルなどの電流変動が生じたとしても、この電流変動を抑制することができる。
一定周期でメッセージを送信する構成では、すべての指示内容を反映させるために、もっとも早い送信周期にあわせてすべての指示メッセージを送信しなければならない。この場合、通信量が増大する。また、送信周期の早いメッセージが増加するため、ノイズが増大する。これに対し、本実施形態の制御装置30は、もっとも早い送信周期にあわせてすべての指示メッセージを送信するのではなく、指示メッセージのそれぞれを制御に必要なタイミングで送信する。したがって、制御装置30と駆動装置40との間における通信量を低減することができる。
特に本実施形態の負荷駆動システム14は、自動変速機10において複数のソレノイド13の駆動を制御する。複数の負荷の駆動を制御するため、制御装置30と駆動装置40との間の通信量が多い。しかしながら、指示メッセージのそれぞれを制御に必要なタイミングで送信するため、通信量を低減することができる。
通信方式は、制御装置30が、送信周期の異なる2種類の指示メッセージを、通信バス20を介して駆動装置40へ送信できる範囲において特に限定されない。たとえば、TTCANやFlexRay(登録商標)などのタイムトリガ方式を採用することもできる。また、イーサネット(登録商標)を採用してもよい。本実施形態では、CANプロトコルに準拠した車載ネットワークの通信バス20を介して、制御装置30と駆動装置40とがメッセージを送受信可能に構成されている。
本実施形態では、駆動回路41のPWM出力回路413が、制御装置30から送信された単一(ひとつ)のメッセージの指示にしたがって複数のソレノイド駆動回路411(駆動スイッチ4111)のPWM信号を生成する。PWM出力回路413は、単一の指示メッセージ(フレーム)のデータを、マイコンを用いずに、複数の駆動指示に変換する。ひとつの指示メッセージによって複数のソレノイド13を駆動させることができるため、通信量を低減することができる。なお、制御装置30が送信するひとつのメッセージに、すべてのソレノイド13に対する駆動指示を含めてもよい。すべてのソレノイド13に対する駆動指示を、ソレノイド13の数よりも少ないメッセージに分けてもよい。
本実施形態では、制御装置30のマイコン31は、駆動装置40から取得した自動変速機10の状態に基づいて、自動変速機10に異常が生じているか否かを判定する。異常が生じていると判定した場合、制御装置30のCANコントローラ34は、異常に対応した処理を指示する非定期メッセージを、通信バス20を介して駆動装置40に送信する。非定期メッセージが、異常処理メッセージに相当する。
非定期メッセージは、指示メッセージである第1定期メッセージおよび第2定期メッセージよりも、IDコードの優先順位が高い。これにより、非定期メッセージを、定期メッセージの送信周期、すなわち定められたタイミングで送信せずに、異常(イベント)発生のタイミングに応じて送信することができる。
特に本実施形態では、非定期メッセージとして、すべてのソレノイド13への通電を所定の異常処置状態にするための緊急指示メッセージを送信する。駆動装置40は、受信した非定期メッセージにしたがって、給電スイッチ15のオフなどの異常処理を実行する。駆動装置40は、マイコン(CPU)の演算を実行しない。演算処理にかかる時間を排除できる分、駆動装置40は、異常処置をスピーディに実行することができる。
制御装置30と、自動変速機10の状態を制御装置30へ送信する対象とを、通信線、いわゆるジカ線によって直接的に接続した構成としてもよい。たとえば、制御装置30とセンサ16とを、ジカ線によって直接的に接続してもよい。制御装置30と駆動装置40とを、ジカ線によって直接的に接続してもよい。このような構成では、自動変速機10の状態を示す信号が、ジカ線を通じて制御装置30に送信される。
本実施形態では、駆動装置40のCANコントローラ45が、自動変速機10の状態を示す第1定期メッセージを、通信バス20(CANバス)を介して制御装置30に送信する。これにより、ジカ線を用いる構成に較べて対ノイズ性を向上し、通信の信頼性を高めることができる。また、双方向の通信が可能となることで、自動変速機10の状態を取得するためのジカ線を排除することができる。よって、通信線(配線)の数を減らすことができる。
負荷駆動システム14を構成する制御装置30および駆動装置40の配置は、特に限定されない。本実施形態では、駆動装置40を、自動変速機10を構成するバルブボディ11上に配置している。すなわち、駆動装置40は、自動変速機10とともに機電一体装置をなしている。一方、制御装置30は、自動変速機10とは機械的に分離されている。このように、マイコン31を備える制御装置30を、自動変速機10(負荷)の熱や振動から遠ざけている。これにより、制御装置30に対して熱対策や振動対策にかかるコストを低減することができる。また、駆動装置40は、マイコンを備えておらず、演算による様々な誤動作することがない。よって、駆動装置40は、演算監視回路を不要にできる。これにより、熱対策や振動対策にかかるコストを低減することができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、メッセージボックスにメッセージが順次格納された。これに代えて、IDコードに応じてメッセージボックスを個別に設けてもよい。
図10は、本実施形態の負荷駆動システム14において、駆動装置40の概略構成を示している。図10では、駆動回路41の要素を一部省略している。図示を省略するが、本実施形態では、自動変速機10が3つのソレノイド13を有している。よって、図10に示すように、ソレノイド駆動回路411が、3つの駆動スイッチ4111を有している。図10では、各駆動スイッチ4111を、Dr1、Dr2、Dr3と示している。また、センサ検出回路43において、各センサ16の検出部をセンサ1、センサ2、センサ3と示している。
図10に示すように、駆動装置40のCANコントローラ45は、IDコード(優先順位情報)に応じたメッセージボックス451、452を有している。送信用のメッセージボックス451は、IDコードごとに分けられている。このため、メッセージボックス451ごとに、送信する情報が定まっている。CANコントローラ45は、たとえばセンサ検出回路43から送信されるデータを、該データに対応するIDのメッセージボックス451に格納する。
図10の例において、CANコントローラ45は、センサ1の出力を、ID4のメッセージボックス451に格納する。センサ2、センサ3の出力はデータが結合される。CANコントローラ45は、結合データを、ID5のメッセージボックス451に格納する。CANコントローラ45は、ID4、ID5の優先順位にしたがって送信処理を実行する。このように、センサ2、3のデータは、単一のメッセージ(フレーム)として制御装置30へ送信される。
受信用のメッセージボックス452は、IDコードごとに分けられている。このため、メッセージボックス452ごとに、受信する情報が定まっている。CANコントローラ45は、たとえばセンサ検出回路43から送信されるデータを、該データに対応するIDのメッセージボックス451に格納する。
図10の例において、ID1のメッセージボックス452には、ソレノイド駆動回路411の駆動スイッチ4111のうち、Dr1、Dr2の駆動を指示するデータが格納される。CANコントローラ45は、ID1のメッセージボックス451に格納されたデータを、Dr1、Dr2に対して出力する。ID1のデータは、データ分割された後、図示しないPWM出力回路413に入力される。これにより、PWM出力回路413は、Dr1、Dr2それぞれに対応するPWM信号を生成し、Dr1、Dr2のゲートに出力する。このように、単一のメッセージ(フレーム)のデータを、マイコンを用いずに、複数のDr1、Dr2に対する駆動指示に変換する。
ID2のメッセージボックス452には、ソレノイド駆動回路411の駆動スイッチ4111のうち、Dr3の駆動を指示するデータが格納される。CANコントローラ45は、ID2のメッセージボックス451に格納されたデータを、Dr3に対して出力する。PWM出力回路413は、ID2のデータに基づいてDr3に対応するPWM信号を生成し、Dr3のゲートに出力する。
ID3のメッセージボックス452には、非定期メッセージが格納される。非定期メッセージのデータが、たとえば給電スイッチ15のオフを指示するデータの場合、CANコントローラ45は、ID3のメッセージボックス451に格納された緊急指示データを、遮断回路42に対して出力する。これにより、遮断回路42は、給電スイッチ15をオフする。上記以外の構成については、先行実施形態に記載の構成と同様である。
<第2実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、駆動装置40のCANコントローラ45が、IDコードに応じたメッセージボックス451、452を備えており、メッセージボックス451、452に応じた入出力処理を実行する。これにより、誤ったメッセージ(データ)の上書きを防止することができる。また、駆動装置40において、IDコードの異なる複数の処理を並列で実行することもできる。
さらに、制御グループごとに独立したメッセージボックス451、452を採用することで、故障時に他の制御系に影響を与えるのを抑制することができる。たとえば、ソレノイド13ごとに制御グループが設定される。マイコン31が実行する処理に応じて制御グループが設定される。
なお、制御装置30についても、CANコントローラ34のメッセージボックス341、342を、IDコード応じて分けてもよい。
データの分割、結合については、上記した例に特に限定されない。メッセージボックス451、452の数も上記した例に特に限定されない。IDコードに応じた数を備えればよい。
(他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
明細書および図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書および図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書および図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。
駆動装置40において、遮断回路42が駆動回路41とは別に設けられる構成を示したが、これに限定されない。遮断回路42を、駆動回路41の一部として構成してもよい。
たとえば、遮断回路42および給電スイッチ15を備えない構成としてもよい。
負荷であるソレノイド13の数は特に限定されない。負荷は、自動変速機10(ソレノイド13)に限定されない。負荷は、車両に搭載されるものに限定されない。上記した負荷駆動システム14は、複数のアクチュエータの駆動状態を制御するのに好適である。
10…自動変速機、11…バルブボディ、12…ソレノイドバルブ、13…ソレノイド、14…負荷駆動システム、15…給電スイッチ、16…センサ、161…油圧センサ、162…回転センサ、163…油温センサ、20…通信バス、30…制御装置、31、35…マイコン、32…CANトランシーバ、33…CPU、34…CANコントローラ、341、342…メッセージボックス、40…駆動装置、41…駆動回路、411…ソレノイド駆動回路、411…駆動スイッチ、412…電流検出回路、4121…抵抗、4122…オペアンプ、4123…A/D変換器、413…PWM出力回路、42…遮断回路、43…センサ検出回路、44…CANトランシーバ、45…CANコントローラ、451、452…メッセージボックス

Claims (7)

  1. 通信バス(20)と、
    負荷(10)の駆動状態を指示する指示メッセージを、前記通信バスを介して送信する制御側通信部(32、34)を有し、前記制御側通信部が、前記指示メッセージとして、第1周期で第1指示メッセージを送信するとともに前記第1周期とは異なる第2周期で第2指示メッセージを送信する制御装置(30)と、
    前記通信バスを介して前記指示メッセージを受信する駆動側通信部(44、45)と、受信した前記指示メッセージにしたがって前記負荷を駆動する駆動回路(41)と、を有する駆動装置(40)と、
    を備える負荷駆動システム。
  2. 前記駆動装置は、複数の前記負荷を個別に駆動するための複数の駆動部(411)を有し、
    複数の前記駆動部は、前記制御装置から送信された単一の前記指示メッセージの指示にしたがって動作する請求項1に記載の負荷駆動システム。
  3. 前記制御装置は、外部から取得した前記負荷の状態に基づいて、前記負荷に異常が生じているか否かを判定する判定部(S40)を有し、
    前記制御側通信部は、予め対応付けられた優先順位に応じて前記指示メッセージを送信し、
    前記判定部により異常が生じていると判定されると、前記制御側通信部は、前記指示メッセージよりも前記優先順位が高い異常処理メッセージを、前記通信バスを介して前記駆動装置に送信する請求項1または請求項2に記載の負荷駆動システム。
  4. 前記駆動側通信部が前記異常処理メッセージを受信すると、前記駆動装置は、前記異常処理メッセージにしたがって前記負荷への通電を異常処置状態にする請求項3に記載の負荷駆動システム。
  5. 前記駆動側通信部は、前記負荷の状態を示す状態メッセージを、前記通信バスを介して前記制御装置に送信し、
    前記制御側通信部は、前記通信バスを介して前記状態メッセージを受信する請求項1~4いずれか1項に記載の負荷駆動システム。
  6. 前記駆動側通信部は、予め対応付けられた優先順位に応じて分けられたメッセージボックス(451、452)を有している請求項1~5いずれか1項に記載の負荷駆動システム。
  7. 前記駆動装置は、前記負荷とともに機電一体装置をなし、
    前記制御装置は、前記機電一体装置とは分離されている請求項1~6いずれか1項に記載の負荷駆動システム。
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