JP2022033798A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理装置用プログラム、移動体運行管理システム、および、移動体端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば、運転者が管理される管理単位内において、各運転手の運転操作の発生の具合を把握できる移動体運行管理装置等を提供する。【解決手段】移動体の運転者の運転操作の回数を、運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計し(S12からS15)、集計した集計結果を、管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、集計した集計結果を、運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させ、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる(S16)。【選択図】図11
Description
本願は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理装置用プログラム、移動体運行管理システム、および、移動体端末装置の技術分野に属する。
複数の車両の運行を管理するシステムが開発されている。例えば、下記特許文献1には、管理対象の車両にデータ収集装置を搭載して車両挙動データを収集するようにし、管理者の管理端末へ車両挙動データと車両運転者データを転送し、予め管理端末に準備されたデータと共に管理端末にて転送されたデータを加工し、報告書データを生成する車両運行管理システムが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、車両の運転者が車両を運転することにより発生する所定の運転操作の発生具合に関して、運転者が属する組織の管理単位内において、どのような位置付にあるかが、即時にわかりにくかった。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、運転者が管理される管理単位内において、各運転手の運転操作の発生の具合を把握できる移動体運行管理装置等を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、移動体の運転者の運転操作の回数を、前記運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する集計手段と、前記集計した集計結果を、前記管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、前記集計した集計結果を、前記運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる。
また請求項11に記載の発明は、移動体の運転者の運転操作の回数を、前記運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する集計ステップと、前記集計した集計結果を、前記管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、前記集計した集計結果を、前記運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる表示制御ステップと、を含み、前記表示制御ステップにおいて、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる。
また請求項13に記載の発明は、運転者が運転する移動体に搭載された移動体端末装置と、情報処理を行う情報処理装置と、を備えた移動体運行管理システムにおいて、前記移動体の運転者の運転操作の回数を、前記運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する集計手段と、前記集計した集計結果を、前記管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、前記集計した集計結果を、前記運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる。
また請求項14に記載の発明は、運転者が運転する移動体に搭載された移動体端末装置であって、移動体の運転者の運転操作の回数を、前記運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する集計手段と、前記集計手段による集計結果を、前記管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、前記集計した集計結果を、前記運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替えさせる情報処理装置に、前記運転者の運転操作に関する情報を送信する送信手段を備える。
本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る情報処理装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理装置1は、集計手段1aと、表示制御手段1bと、を備えて構成されている。
この構成において集計手段1aは、移動体の運転者の運転操作の回数を、運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する。
移動体の一例として、例えば、自動車、自転車、人、鉄道、船舶、航空機等が挙げられる。管理単位の一例として、組織(例えば、会社、官庁等)内での部、課、個人等が挙げられる。また、管理単位の一例として、関連組織(例えば、関連会社)、グループ組織(例えば、グループ企業)における組織自体が挙げられる。所定産業に属する各企業が挙げられる。管理単位の一例として組織は、グループ組織、関連組織、会社、部、課、個人等のように、階層に応じた階層構造を有してもよい。運転者は、所定の管理単位に属し、移動体を操作して、移動体の運転をする。
運転者の運転操作の一例として、移動体の所定値以上の加速(急加速)、所定値以上の減速(急減速)、所定値以上のホイールステアリング操作(操作角が、短時間当たり所定値以上の急ハンドル等)、移動体の速度超過、移動体の駆動力のアイドリング、および、移動体に対する長時間運転等が挙げられる。移動体の所定値以上の加速、減速には、道路状況に応じて不必要なアクセルを踏み込むことによる加速、ブレーキによる減速等も含まれる。
運転操作のタイミングの一例として、年月日、日付、時刻、幅を有する時間等が挙げられる。例えば、年月日として、2016年8月31日等が挙げられ、日付として、8月31日等が挙げられる。時刻として、0時10分25秒、2016年8月31日0時10分25秒等が挙げら
れる。一瞬の時間を示す時刻として、分単位、秒単位でもよい。幅を有する時間として、例えば、2分間、30分間、30分25秒間等が挙げられる。運転操作のタイミングの一例として、運転操作が開始した時間(例えば、加速度が所定値を超えた時間)、運転操作が終了した時間(例えば、加速度が所定値を超えて、所定値以下になった時間)、運転操作が開始して終了した期間(例えば、加速度が所定値を超えた時間から所定値以下になった時間)等が挙げられる
れる。一瞬の時間を示す時刻として、分単位、秒単位でもよい。幅を有する時間として、例えば、2分間、30分間、30分25秒間等が挙げられる。運転操作のタイミングの一例として、運転操作が開始した時間(例えば、加速度が所定値を超えた時間)、運転操作が終了した時間(例えば、加速度が所定値を超えて、所定値以下になった時間)、運転操作が開始して終了した期間(例えば、加速度が所定値を超えた時間から所定値以下になった時間)等が挙げられる
所定の時間単位の一例として、半日、1日、2日、3日、5日、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年等が挙げられる。また、時間単位は、一瞬の時間(例:0時10分25秒等の時刻)、幅を持った期間(例:2分間、30分間、30分25秒等)でもよい。
運転操作の回数の集計の一例として、急加速等の所定の運転操作の発生回数(運転操作の回数)、頻度、加速の度合いで重み付けした数値化した値等が挙げられる。また、複数の運転操作で集計した集計結果の一例として、各運転操作の発生回数の単純和、平均、各運転操作の重みを設けて平均した値が挙げられる。複数の運転操作で集計した集計結果の一例として、集計される全ての運転操作に対して、単純和、平均、重み付け平均等の総合指標を算出してもよい。また、指数を集計する際に、運転者毎に重み付けしてもよい。例えば、ゴールド免許保持者の運転手には、重み付けを低くする。
なお、集計に必要なデータは、移動体の運転者と運転者を管理する管理単位とを関連付けるデータベース、運転者と、運転者の運転操作と、運転操作のタイミングと、を関連付けるデータベース等から取得される。移動体の運転者と運転者を管理する管理単位とを関連付けるデータの一例として、移動体の運転者(例えば、運転者IDまたは車両ID等の移動体ID)に関連付けられて、運転者が属する管理単位の管理単位IDとを記憶する運転者データベースのデータが挙げられる。運転者と、運転者の運転操作と、運転操作のタイミングと、を関連付けるデータの一例として、運転者の運転操作(例えば、運転操作ID)に関連付けられて、運転操作が行われたタイミングを記憶する運転操作記録データベースのデータが挙げられる。
移動体の運転者と運転者を管理する管理単位とを関連付けるデータベース、および、運転者と、運転者の運転操作と、運転操作のタイミングと、を関連付けるデータベースは、情報処理装置1に含まれてもよい。これらのデータベースは、ローカルエリアネットワークで情報処理装置1に接続され、データーベースサーバに管理されてよい。これらのデータベースは、外部のクラウドコンピューティングでもよい。
表示制御手段1bは、集計した集計結果を、管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、集計した集計結果を、運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる。
管理単位毎に比較可能な第1表示形態の一例として、会社、部、課等の組織毎に比較できるように所定の時間単位に従い、管理単位毎の集計結果を表示したグラフ、テーブル等が挙げられる。集計した集計結果を、運転者毎に比較可能な第2表示形態の一例として、所定の管理単位に属する運転者毎の集計結果を表示したグラフ、テーブル等が挙げられる。表示制御手段1bは、第1表示形態として、各組織における運転操作の集計結果の時間的推移を示す集計グラフを並べて表示したりできる表示用のデータを生成する。表示制御手段1bは、第2表示形態として、各運転者における運転操作の集計結果の時間的推移を示す集計グラフを並べて表示したりできる表示用のデータを生成する。
所定の時間単位に従い集計結果を表示させる一例として、日単位、週単位、月単位等で、最新の集計結果を含む過去の集計結果を、時間に従い、順に表示することが挙げられ、時間的推移が分かればよい。表現形式として、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、テーブル形式等、視覚的に比較できる表示形態ならばよい。
表示用のデータの一例として、表示部に表示させるウェブページデータ、表示部において比較可能に表示させるために、端末で起動するスクリプト用の表示データ等が挙げられる。表示部として、情報処理装置1の表示部、運送業者等のクライアントの端末装置の表示部等が挙げられる。
表示制御手段1bは、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる。ユーザの一例として、情報処理装置1を操作するユーザ、運送業者等のクライアントの端末装置を操作するユーザ等が挙げられる。
第1表示形態と第2表示形態を切り替える一例として、第1表示形態を表示部から消して第2表示形態を表示したり、第2表示形態を表示部から消して第1表示形態を表示したりしてもよい。第1表示形態と第2表示形態を切り替える一例として、第1表示形態および第2表示形態が、表示部においてウィンドウ表示され、一方がアクティブ、他方がノンアクティブになってもよいし、一方が前面に出て来て、他方が背面なるようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置1の動作によれば、運転者が管理される管理単位内において、各運転手の運転操作の発生の具合を把握できる。
[1.車両運行管理システムSの構成および機能概要]
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両における車両運行管理システムSに対して、本願を適用した場合の実施例である。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両における車両運行管理システムSに対して、本願を適用した場合の実施例である。
図2は、車両運行管理システムSの構成例を示す模式図である。
図2に示すように、本実施例の車両運行管理システムS(移動体運行管理システムの一例)は、運送業者の車両5(移動体の一例)を管理するために、車両5に搭載された車載ナビゲーション装置NV(移動体端末装置の一例)と、車両運行管理システムSに関するサービスを提供する情報処理サーバ装置SV(情報処理装置の一例)と、運送業者側に設置されるクライアント端末装置Cとを含んで構成される。なお、図2ではクライアント端末装置Cを一台ずつ示しているが、車両運行管理システムSは複数のクライアント端末装置Cを含んで構成されていてもよい。
車載ナビゲーション装置NVは、車両5の運転手の車両操作情報(運転者の車両操作の情報、運転操作のタイミング、車両ID等)、車両5に関する車両情報(例えば、現在地を示す現在地情報、到着予想時刻を示す到着予想時刻情報等)等を情報処理サーバ装置SVに送信する。なお、車載ナビゲーション装置NVは、無線基地局を有するネットワークNWと無線で通信を行う。
情報処理サーバ装置SVは、車両操作情報、車両情報等を取得し車両操作情報に基づき、運転者の運転操作を、時間単位毎および複数の管理単位毎に集計する。情報処理サーバ装置SVは、運転操作の集計結果を、管理単位毎に比較可能に表示させるデータ(ウェブページデータ、スクリプト用のデータ等)を生成し、クライアント端末装置Cに送信する。
クライアント端末装置Cは、受信したデータに基づいて、ウェブブラウザ等を用いて、運転操作の集計結果を、管理単位毎に比較可能に表示した車両管理画面をディスプレイに表示する。
車載ナビゲーション装置NV、情報処理サーバ装置SV、および、クライアント端末装置Cは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、およびゲートウェイ等により構築されている。
[2.各装置の構成および機能]
(2.1 情報処理サーバ装置SVの構成の構成および機能)
次に、端末装置10の構成および機能について、図3から図7を用いて説明する。
図3は、情報処理サーバ装置SVの構成例を示すブロック図である。図4から図7は、情報処理サーバ装置SVのデータベースに記憶されたデータの一例を示す模式図である。
(2.1 情報処理サーバ装置SVの構成の構成および機能)
次に、端末装置10の構成および機能について、図3から図7を用いて説明する。
図3は、情報処理サーバ装置SVの構成例を示すブロック図である。図4から図7は、情報処理サーバ装置SVのデータベースに記憶されたデータの一例を示す模式図である。
図3に示すように、コンピュータとして機能する情報処理サーバ装置SVは、記憶部11と、通信部12と、操作部13と、表示部14と、制御部15と、を有する。
記憶部11は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されている。記憶部11は、各種データベースを有する。
図4に示すように、記憶部11は、管理単位IDに関連付けられて、クライアントである運送業者における管理単位名と、上位の管理単位IDとを記憶する組織データベースを有する。組織データベースにおいて、例えば、同じ上位階層の管理単位IDを有する管理単位は、同じレベルの階層の管理単位となる。組織データベースは、移動体の運転者と、階層レベル毎の前記管理単位とを関連づけたデータベースの一例である。
図5に示すように、記憶部11は、運転者IDに関連付けられて、運転者の氏名と、運転者が属する管理単位の管理単位IDとを記憶する運転者データベースを有する。運転者データベースのデータが、車両5の運転者と、運転者を管理する管理単位とを関連付けるデータの一例である。
図6に示すように、記憶部11は、運転操作IDに関連付けられて、各運転操作の名称を記憶する運転操作データベースを有する。
図7に示すように、記憶部11は、運転者IDに関連付けられて、運転者が使用している車両5の車両IDと、運転操作が行われたタイミングと、運転操作IDとを記憶する運転操作記録データベースを有する。運転操作記録データベースのデータが、運転者と、運転者の運転操作と、運転操作のタイミングと、を関連付けるデータの一例である。
また、記憶部11は、所定の期間毎に過去の集計結果を記憶した集計結果データベースを有する。集計結果データベースは、所定の期間における運転者ID毎の各運転操作の集計結果、管理単位ID毎の各運転操作の集計結果等を記憶する。
また、記憶部11は、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラム等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部12は、ネットワークNWに接続して、クライアント端末装置Cおよび車載ナビゲーション装置NVとの通信状態を制御するようになっている。
操作部13は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。操作部13は、オペレータからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号として制御部15に出力するようになっている。
表示部14は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。表示部14は、文字や画像等の情報を表示する。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、を有する。制御部15は、情報処理サ
ーバ装置SVの各部の動作を制御する。制御部15は、CPUが、ROMや、RAMや、記憶部11に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
ーバ装置SVの各部の動作を制御する。制御部15は、CPUが、ROMや、RAMや、記憶部11に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
(2.2 クライアント端末装置Cの構成および機能)
次に、クライアント端末装置Cの構成および機能について、図8を用いて説明する。図8は、クライアント端末装置Cの構成例を示すブロック図である。
次に、クライアント端末装置Cの構成および機能について、図8を用いて説明する。図8は、クライアント端末装置Cの構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータとして機能するクライアント端末装置Cは、記憶部21と、通信部22と、操作部23と、表示部24と、制御部25と、を有する。
記憶部21は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されている。記憶部21は、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラム等を記憶する。
通信部22は、ネットワークNWに接続して、情報処理サーバ装置SVおよび車載ナビゲーション装置NVとの通信状態を制御するようになっている。
操作部23は、操作部13のように、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。
表示部24は、表示部14のように、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。
制御部25は、例えば、CPUと、ROMと、RAMと、を有する。制御部25は、クライアント端末装置Cの各部の動作を制御する。制御部25は、CPUが、ROMや、RAMや、記憶部21に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
(2.3 車載ナビゲーション装置NVの構成および機能)
次に、車載ナビゲーション装置NVの構成および機能について、図9を用いて説明する。
次に、車載ナビゲーション装置NVの構成および機能について、図9を用いて説明する。
図9は、車載ナビゲーション装置NVの構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、車載ナビゲーション装置NVは、記憶部31と、通信部32と、操作部33と、表示部34と、センサ部35と、タイマー部36と、制御部37と、を有する。
記憶部31は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等により構成されており、地図情報等を記憶している。記憶部31は、車載ナビゲーション装置NVを制御するための各種プログラム等を記憶したりする。各種プログラムは、オペレーティングシステム、ナビゲーションや、音楽再生用のアプリケーションソフト等が挙げられる。なお、各種プログラムは、例えば、無線通信網等のネットワークを介して取得されるようにしてもよいし、CD、DVD等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部32は、ネットワークNWに接続して、情報処理サーバ装置SVとの通信状態を制御するようになっている。
操作部33は、機械式の電源ボタン、音量ボタン等の各種ボタンや、表示部34がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルである。
表示部34は、例えば、液晶表示素子またはEL素子等によって構成されている。表示部34には、ルート案内情報が表示される。
センサ部35は、速度センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSセンサ、方位センサ、操舵角センサ、座席センサ、燃料センサ、温度センサ、等の各種のセンサである。センサ部35は、車両5の運転者の運転操作を計算するための各種データを検出する。センサ部35は、車両5のエンジンの状態を検出するセンサを有する。
速度センサは、速度超過を測定するための車両5の速度を検出する。加速度センサは、急加速および急減速を測定するための車両5の加速度を検出する。GPSセンサは、車両5の現在位置として、緯度・経度情報を取得する。ジャイロセンサは、車両5の車体の角加速度を検出する。方位センサは、車両5の方位を検出する。操舵角センサは、ステアリングの角度を検出する。座席センサは、運転者が座席に座っていることを検出する。燃料センサは、燃料の消費量、残量等を検出する。
タイマー部36は、例えば、センサが測定した時間を計るための時刻を出力する。
制御部37は、例えば、CPUと、ROMと、RAMと、を有する。制御部37は、CPUが、ROMや、RAMや、記憶部31に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。
[3.車両運行管理システムSの動作]
次に、実施例に係る車両運行管理システムSの動作について図10から図13を用いて説明する。
次に、実施例に係る車両運行管理システムSの動作について図10から図13を用いて説明する。
図10は、車両運行管理システムSのデータ収集の動作の一例を示すフローチャートである。図11は、車両運行管理システムSの動作の一例を示すフローチャートである。図12および図13は、クライアント端末装置Cの表示部における表示の一例を示す模式図である。
(3.1 データ収集の動作)
各車両5の車載ナビゲーション装置NVが測定した車両5の運転者の運転操作のデータを収集の動作について説明する。
各車両5の車載ナビゲーション装置NVが測定した車両5の運転者の運転操作のデータを収集の動作について説明する。
まず、運転者が車両5に乗り込みエンジンをかけ、車載ナビゲーション装置NVが起動し、起動検出する。
なお、車載ナビゲーション装置NVが、運転者の運転者IDを読み取ったり、検出したりして、運転者を認識してもよい。また、車両5の運行スケジュールにより、予め運転者IDと車両IDとを対応づけておいてもよい。
運転者が車両5の運転を開始すると、車載ナビゲーション装置NVがセンサ部35の各センサが検出したデータを取得する。
車載ナビゲーション装置NVの制御部37が、センサからのデータに基づき、急加速、急ハンドル等の運転操作を判定する。例えば、車両5の加速度が、所定値以上の場合、制御部37が、急加速の運転操作であると判定する。車両5の減速度が、所定値以上の場合、制御部37が、急減速の運転操作であると判定する。車両5のホイールステアリング操作の操舵角が、所定値以上の場合、制御部37が、急ハンドルの運転操作であると判定する。車両5の速度が、現在位置と地図情報とに基づき、制限速度を超えている場合、制御部37が、速度超過と判定する。車両5が停車して所定時間以上エンジンがかかっている場合、制御部37が、アイドリングの運転操作と判定する。車両5に乗車してから、所定時間以上運転操作をしている場合、制御部37が、長時間運転の運転操作と判定する。
制御部37が、運転操作毎の判定結果(例えば、運転操作ID)と共に、運転操作が発生した時間を記憶部31、RAM等に記憶する。
制御部37が、車両ID(または運転者ID)、運転操作毎の判定結果、運転操作が発
生した時間(運転操作のタイミング)を情報処理サーバ装置SVに送信する。なお、所定時間間隔(例えば、10分、30分、1時間)、または、車載ナビゲーション装置NVの電源が切れる直前、所定時間(例えば、正午、15時)に、車載ナビゲーション装置NVがデータをまとめて、情報処理サーバ装置SVに送信してもよい。
生した時間(運転操作のタイミング)を情報処理サーバ装置SVに送信する。なお、所定時間間隔(例えば、10分、30分、1時間)、または、車載ナビゲーション装置NVの電源が切れる直前、所定時間(例えば、正午、15時)に、車載ナビゲーション装置NVがデータをまとめて、情報処理サーバ装置SVに送信してもよい。
車載ナビゲーション装置NVが、前記運転者の運転操作に関する情報を送信する送信手段の一例として機能する。
次に、図10に示すように、車両運行管理システムSは、車両ID、運転操作ID、および、運転操作のタイミングを含む運転操作のデータを受信する(ステップS1)。具体的には、車両運行管理システムSの情報処理サーバ装置SVは、車両ID、運転操作ID、および、運転操作のタイミングを含む運転操作のデータを、各車両5の車載ナビゲーション装置NVから受信する。
次に、車両運行管理システムSは、データベースに記憶する(ステップS2)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、記憶部11の運転操作記録データベースに受信したデータを記憶する。なお、制御部15は、記憶部11の運転者データベースを参照して、車両IDから運転者IDを特定してもよい。
(3.2 表示データの生成)
次に、表示データの生成の動作について説明する。
次に、表示データの生成の動作について説明する。
図11に示すように、車両運行管理システムSは、運転者IDに基づき、運転者が属する管理単位の管理単位IDを取得する(ステップS10)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、記憶部11の組織データベースを参照して、運転者IDに基づき、管理単位IDを取得する。制御部15は、上位の管理単位IDも取得する。
このように、情報処理サーバ装置SVは、移動体の運転者と、前記運転者を管理する管理単位とを関連付けるデータベースからデータを取得する取得手段の一例として機能する。
次に、車両運行管理システムSは、運転者IDに基づき、所定期間における各運転操作のデータを取得する(ステップS11)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、記憶部11の運転操作データベースを参照して、各運転者IDに基づき、例えば、所定期間(所定の時間単位の一例)に属する運転操作のタイミングの各運転操作のデータを取得する。所定期間は、例えば、1日単位、週単位、月単位、年単位の時間単位であり、表示させる個数分あってもよい。所定期間は、過去の時間単位で集計した集計結果が記憶されている場合、昨日、今日、先月、今月、先週、今週等の直近の集計したい期間でもよい。所定期間は、ターゲットとする期間でもよいし、複数の期間でもよい。
このように、情報処理サーバ装置SVは、前記運転者と、前記運転者の運転操作と、前記運転操作のタイミングと、を関連付けるデータベースからデータを取得する取得手段の一例として機能する。
次に、車両運行管理システムSは、管理単位毎および運転操作毎に運転操作データを集計する(ステップS12)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、各所定期間において、ある管理単位IDの管理単位に属する運転者IDに基づき、運転操作毎に運転操作データを集計する。制御部15は、ある管理単位IDの管理単位に属する各運転者IDに該当して、例えば、急加速の運転操作IDである場合をカウントする。制御部15は、各管理単位IDおよび各運転操作IDに対してカウントをする。制御部15は、記憶部11の集計結果データベースに、所定期間(例えば、日付)と管理単位IDと運転操作IDとに関連付けて、カウントした回数を記憶する。
このように、情報処理サーバ装置SVは、データベースのデータから、前記運転者の運転操作の回数を、所定の時間単位毎および複数の前記管理単位毎に集計する集計手段の一例として機能する。
次に、車両運行管理システムSは、運転者毎および運転操作毎に運転操作データを集計する(ステップS13)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、各所定期間において、各運転者IDに基づき、運転操作毎に運転操作データを集計する。制御部15は、ある運転者IDに該当して、例えば、急加速の運転操作IDである場合をカウントする。制御部15は、各運転者IDおよび各運転操作IDに対してカウントをする。制御部15は、記憶部11の集計結果データベースに、所定期間(例えば、日付)と運転者IDと運転操作IDとに関連付けて、カウントした回数を記憶する。
次に、車両運行管理システムSは、全社単位で運転操作毎に運転操作データを集計する(ステップS14)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、ステップS11で取得した各所定期間のデータ(全ての運転者のデータ)に対して、運転操作毎に運転操作データを集計する。制御部15は、記憶部11の集計結果データベースに、所定期間(例えば、日付)と、全社単位を示す管理単位IDと運転操作IDとに関連付けて、カウントした回数を記憶する。
次に、車両運行管理システムSは、管理単位毎、全社単位、運転者毎に総合指標を算出する(ステップS15)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、各所定期間において、管理単位毎、全社単位、運転者毎に、各運転操作の集計結果(回数等)から、総合指標を計算する。制御部15は、記憶部11の集計結果データベースに、所定期間(例えば、日付)と、管理単位IDとに関連付けて、全社単位を示す管理単位IDと関連づけて、および、運転操作IDとに関連付けて、それぞれ総合指標を記憶する。
次に、車両運行管理システムSは、表示用のデータを生成する(ステップS16)。具体的には、情報処理サーバ装置SVの制御部15は、図12から図14に示すような表示ページを、クライアント端末装置Cの表示部24に表示させるためのデータ(ウェブページデータ、スクリプト用のデータ等)を生成する。
このように、情報処理サーバ装置SVは、前記集計した集計結果を、前記管理単位ごとに、比較可能に表示部に表示させる表示制御手段の一例として機能する。
図12に示すように、集計結果を表示する表示ページ40(管理単位毎に比較可能な第1表示形態の一例)は、所定の運転操作における集計結果を表示させるための運転操作切替ボタン41と、運転操作切替ボタン41により指定されて運転操作の集計結果を管理単位毎にグラフ表示したグラフ表示42と、グラフ表示42における各管理単位を示す凡例表示43と、グラフ表示42で表示されたデータを数値で管理単位毎に表示するテーブル表示44と、運転操作の集計結果に対する評価を表示する総合評価欄45と、運転操作の集計結果に基づく対象組織に対するコメントを表示するコメント欄46と、対応する管理単位における表示ページを表示させるボタン47と、管理単位の階層を切り替える階層切替ボタン48と、を有する。
運転操作切替ボタン41には、各運転操作および総合指標が対応づけられている。運転操作切替ボタン41により、運転操作等を選択すると、選択された運転操作等に対応したグラフ表示42、テーブル表示44等が表示される。運転操作切替ボタン41には、タブ表示でよく、表示グラフや表を、運転操作毎に、切り換えて表示できればよい。ここで、総合指標は、複数の運転操作で集計した集計結果の一例である。
このように、情報処理サーバ装置SVは、前記運転者の複数の運転操作において、前記運転操作毎に集計した集計結果と、前記複数の運転操作で集計した集計結果と、を切り替える表示制御手段の一例として機能する。
グラフ表示42には、例えば、全社(管理単位の一例)の、各期間における総合指数の時間推移グラフと、選択または優先的にガイドが必要な部署(管理単位の一例)の、各期間における総合指数の時間推移グラフとが表示される。図12に示すように、”全社”、”AA部”、”BB部”、”CC部”といった管理単位で比較可能に、運転操作の集計結果が、表示されている。
表示さる管理単位の数は、変更できるようにしてもよい。例えば、”全社”を表示させなくて、”AA部”、”BB部”、”CC部”のみに減少させたり、”CC部”を表示させなく”AA部”、”BB部”の2つにしたり、”DD部”も追加して5つしたりしてもよい。また、”AA部”、”BB部”、”CC部”の表示順を変えてもよい。選択された運転操作に応じて、表示させる管理単位を変えてもよい。例えば、選択された運転操作において、運転操作の回数が多い上位3位(または2位)の管理単位の集計結果が表示される。
このように、情報処理サーバ装置SVは、前記複数の前記管理単位のうち、表示する前記管理単位の数を変更可能に、前記集計結果を表示させる表示制御手段の一例として機能する。グラフ表示52は、一の管理単位(例えば”全社”)に属する前記運転者毎に比較可能な第2表示形態の一例である。
ここで、”全社”は、複数の管理単位の集計結果の一例である。また、複数の管理単位の集計結果の一例として、全社、上位の管理単位、同レベルの複数の管理単位が挙げられる。
テーブル表示44には、例えば、全社の、各期間における総合指数の値と、選択または優先的にガイドが必要な部署の、各期間における総合指数の値とが時間順に表示される。
このように、情報処理サーバ装置SVは、管理単位毎の集計結果の数値データを、管理単位毎に表示させる表示制御手段の一例として機能する。テーブル表示44は、一の管理単位(例えば”全社”)に属する前記運転者毎に比較可能な第2表示形態の一例である。
ここで、例えば、アイドリングの運転操作切替ボタン41を選択すると、総合指標のグラフおよびテーブルから、アイドリングのグラフおよびテーブルに切り替わる。グラフ表示42には、全社の、各期間におけるアイドリング回数のグラフと、選択または優先的にガイドが必要な部署の、各期間におけるアイドリング回数のグラフとが表示される。
総合評価欄45には、運転操作に対する文言等のコンテンツが表示される。全社的な運転操作の傾向、表示されている各管理単位における運転操作の傾向に関する文言等のコンテンツが総合評価欄45には、表示される。
例えば、ある特定の運転操作(例えば、速度超過)の回数が前の期間より増加している場合、文言で「○○部の速度超過が、先月より急増しています。」とか、「△△部は減少傾向にあるのに対して、○○部の速度超過が減少していない」とか、「全社的に長時間運転が低下しているにもかかわらず、○○部の長時間運転が増加している」等の、際だった運転操作に対する傾向の文言、他の管理単位と比較した場合の文言が表示される。文言の代わりにビデオ等の映像でもよいし、映像の中に、これらの文言があってもよい。
情報処理サーバ装置SVの制御部15が、これらの文言等のコンテンツを、各管理単位における集計結果の変化に基づき生成する。制御部15が、各管理単位における集計結果の変化のパターンの組み合せにより、総合評価欄45に表示する文言等のコンテンツを生成する。
コメント欄46には、各管理単位、または、優先順が1位、または、1位から所定の順位の管理単位に対するアドバイスの文言等のコンテンツが表示される。コメント欄46には、例えば、管理単位の組織名称を表示して、「総合指数の値が高いままあり、増加している傾向にあります。早急な対策をお願いします」とか、「~が効果的です」とか。「速度超過を削減した△△部の対策を参考にするとよいでしょう」とかを、アドバイスはガイドの文言がコメント欄46に表示される。文言の代わりにビデオ等の映像でもよし、映像の中に、これらの文言があってもよい。
制御部15が、これらのコンテンツを、各管理単位における集計結果の変化に基づき生成する。制御部15が、各管理単位における集計結果の変化のパターンの組み合せにより、コメント欄46に表示するコンテンツを生成する。
情報処理サーバ装置SVは、前記管理単位毎の集計結果に基づいて作成された、前記運転操作に対するコンテンツを表示させる表示制御手段の一例として機能する。
ボタン47が選択されると、図13に示すように、ボタン47に対応する管理単位に属する運転者毎の表示形態の表示ページ50に切り替わる。なお、この切り替わりの表示は、表示ページ40が消えて、表示ページ50が表示されるような表示制御でもよい。
なお、グラフ表示42における管理単位毎のグラフ、凡例表示43のおける管理単位を示す凡例、テーブル表示44における組織名や列の部分を、マウス等のクリックにより選択して、ボタン47の機能と同じような表示がされてもよい。
このように、情報処理サーバ装置SVは、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる表示制御手段の一例として機能する。
階層切替ボタン48を選択すると、部、課等の階層のレベルを変えたグラフ表示42、テーブル表示44、総合評価欄45、および、コメント欄46が表示される。例えば、下位階層に変える階層切替ボタン48が選択されると、”部”単位の表示から”課”単位の表示に切り替わる。上位階層に変える階層切替ボタン48が選択されると、”課”単位の表示から”部”単位の表示に切り替わる。なお、グラフ表示42における管理単位毎のグラフ、凡例表示43のおける管理単位を示す凡例、テーブル表示44における組織名や列の部分を、マウス等のクリックにより選択して、階層切替ボタン48の機能と同じような表示がされてもよい。
このように、情報処理サーバ装置SVは、前記階層に応じて、前記集計結果を、前記管理単位毎に比較可能に表示させる表示制御手段の一例として機能する。
図13に示すように、集計結果を表示する表示ページ50(運転者毎に比較可能な第2表示形態)は、所定の運転操作における集計結果を表示させるための運転操作切替ボタン51と、運転操作切替ボタン51により指定されて運転操作の集計結果を、運転者毎および運転者が属する管理単位にグラフ表示したグラフ表示52と、グラフ表示52における各運転者および運転者が属する管理単位を示す凡例表示53と、グラフ表示52で表示されたデータを数値で、運転者毎および運転者が属する管理単位毎に表示するテーブル表示54と、運転操作の集計結果に対する評価を表示する総合評価欄55と、運転操作の集計結果に基づく運転者に対するコメントを表示するコメント欄56と、対応する運転者が属する管理単位における表示ページを表示させるボタン57と、を有する。
運転操作切替ボタン51には、各運転操作および総合指標が対応づけられている。運転操作切替ボタン51により、運転操作等を選択すると、選択された運転操作等に対応したグラフ表示52、テーブル表示54等が表示される。運転操作切替ボタン51には、タブ表示でよく、表示グラフや表を、運転操作毎に、切り換えて表示できればよい。
グラフ表示52には、例えば、全社(管理単位の一例)の、各期間における総合指数の時間推移グラフと、選択または優先的にガイドが必要な運転者の、各期間における総合指数の時間推移グラフとが表示される。図13に示すように、”全社”、”AA部”の管理単位と、”Aさん”、”Bさん”といった各運転者で比較可能に、運転操作の集計結果が、表示されている。グラフ表示52は、一の管理単位(例えば”全社”また”AA部”)に属する前記運転者毎に比較可能な第2表示形態の一例である。
テーブル表示54には、例えば、全社の、各期間における総合指数の値と、選択または優先的にガイドが必要な運転者の、各期間における総合指数の値とが時間順に表示される。テーブル表示54は、一の管理単位(例えば”全社”また”AA部”)に属する前記運転者毎に比較可能な第2表示形態の一例である。
ここで、例えば、急加速の運転操作切替ボタン51を選択すると、総合指標のグラフおよびテーブルから、急加速のグラフおよびテーブルに切り替わる。グラフ表示52には、全社の、各期間における急加速回数のグラフと、選択または優先的にガイドが必要な運転者の、各期間における急加速回数のグラフとが表示される。
総合評価欄55には、運転操作に対する文言等のコンテンツが表示される。全社的な運転操作の傾向、表示されている各運転者における運転操作の傾向に関する文言等のコンテンツが総合評価欄55には、表示される。
例えば、ある特定の運転操作(例えば、急減速)の回数が前の期間より増加している場合、文言で「Aさんの急減速が、先月より急増しています。」とか、「Bさんは減少傾向にあるのに対して、Aさんの急減速が減少していない」とか、「全社的に総合指標が低下しているにもかかわらず、Aさんの総合指標が増加している」等の、際だった運転操作に対する傾向の文言、他の運転者と比較した場合の文言が表示される。文言の代わりにビデオ等の映像でもよし、映像の中に、これらの文言があってもよい。
情報処理サーバ装置SVの制御部15が、これらのコンテンツを、各運転者における集計結果の変化に基づき生成する。制御部15が、各運転者における集計結果の変化、運転者が属する管理単位の集計結果の変化のパターンの組み合せにより、総合評価欄55に表示するコンテンツを生成する。
コメント欄56には、各管理単位、または、優先順が1位、または、1位から所定の順位の運転者に対するアドバイスの文言等のコンテンツが表示される。コメント欄56には、例えば、運転者の氏名を表示して、「総合指数の値が高いままあり、増加している傾向にあります。早急な対策をお願いします」とか、「~が効果的です」とか。「長期運転を改善したCさんの対策を参考にするとよいでしょう」とかを、アドバイスはガイドの文言がコメント欄56に表示される。文言の代わりにビデオ等の映像でもよし、映像の中に、これらの文言があってもよい。
制御部15が、これらの文言等のコンテンツを、各運転者における集計結果の変化に基づき生成する。制御部15が、各運転者における集計結果の変化、運転者が属する管理単位の集計結果の変化のパターンの組み合せにより、コメント欄56に表示する文言等のコンテンツを生成する。
ボタン57が選択されると、図12に示すように、ボタン57に対応する運転者に属する管理単位の表示形態の表示ページ40に切り替わったり、表示ページ40に戻ったりする。なお、この切り替わりの表示は、表示ページ50が消えて、表示ページ40が表示されるような表示制御でもよい。
なお、グラフ表示52における運転者毎のグラフ、凡例表示53のおける運転者を示す凡例、テーブル表示54における氏名や列の部分を、マウス等のクリックにより選択して、ボタン57の機能と同じような表示がされてもよい。
図14に示すように、ボタン47等による切り替わりの表示により、表示ページ50および表示ページ40がウィンドウ表示され、表示ページ50がアクティブになって、表示ページ40がノンアクティブになってもよいし、表示ページ50が、表示ページ40より前面に表示されるようになってもよい。ボタン57等による切り替わりの表示により、表示ページ50および表示ページ40がウィンドウ表示され、表示ページ40がアクティブになって、表示ページ50がノンアクティブになってもよいし、表示ページ40が、表示ページ50より前面に表示されるようになってもよい。
このように、情報処理サーバ装置SVは、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる表示制御手段の一例として機能する。
制御部15は、月単位の場合、その月に属する日付の集計結果を、加算して、月単位の集計結果を、表示用のデータとして算出してもよい。
なお、表示ページ40および表示ページ50は、グラフ表示およびテーブル表示の所定期間(例えば、月単位)を、週単位、日単位の表示に変更する操作ボタン等を、有してもよい。また、表示ページ40および表示ページ50は、表示される所定期間の個数を変更させる操作ボタンやスケール等を有してもよい。また、表示する管理単位を変更したり、個数を変更したり、管理単位の表示の順番を変える操作ボタンを表示ページ40および表示ページ50は有してもよい。
また、表示ページ40および表示ページ50は、管理単位の階層を変える操作ボタンを有してもよい。全社平均の代わりに、他の上位の管理単位の集計結果でもよい。
情報処理サーバ装置SVは、生成した表示用のデータを、クライアント端末装置Cに送信する。クライアント端末装置Cは、受信した表示用のデータを、表示部24に表示する。
なお、情報処理サーバ装置SVが、表示部14に表示用のデータを表示して、車両5の運行を管理してもよい。
以上説明したように、実施例に係る動作によれば、ユーザの操作に応じて、管理単位毎に比較可能な第1表示形態と運転者毎に比較可能な第2表示形態を切り替えることより、切り替え操作で、管理単位毎に視覚的に運転操作の発生具合を把握してから、各運転手の運転操作の発生の具合を把握したり、または、その逆により、前の表示の印象が残っているので、単独で第2表示形態を見るよりも、運転者が管理される管理単位内において、各運転手の運転操作の発生の具合を把握しやすくなる。
移動体の一例の車両5の運転者の運転操作を、時間単位毎および複数の管理単位毎に集計した集計結果を、管理単位ごとに、比較可能に表示させるので、運転者が管理される管理単位毎で運転操作の発生具合を把握できる。比較可能に表示されているので、管理単位毎に視覚的に運転操作の発生具合を把握でき、管理単位で管理し易くなる。
第2表示形態は、一の管理単位に属する前記運転者毎に比較可能な表示形態である場合、運転操作の発生具合に関して、同じ管理単位の中での位置づけが把握できる。
複数の管理単位で、運転者の運転操作を時間単位毎に集計し、管理単位の集計結果と複数の管理単位の集計結果とを比較可能に表示させる場合、管理単位における運転操作における発生状況、評価等の位置づけが分かる。例えば、全社における運転操作における発生状況、評価等の位置づけや、上位の階層の管理単位における運転操作における発生状況、評価等の位置づけが分かる。
運転者の運転操作が、移動体(車両5)の所定値以上の加速、所定値以上の減速、所定値以上のホイールステアリング操作、移動体の速度超過、移動体の駆動力のアイドリング、および、移動体に対する長時間運転のうち少なくともいずれか1つを含む場合、具体的な運転操作毎の発生状況を、管理単位で把握できる。
運転者の複数の運転操作において、運転操作毎の集計結果と、複数の運転操作で集計した集計結果とを切り替させる場合、運転操作毎の発生状況、評価等を管理単位で比較ができる。
管理単位が、階層に応じた階層構造を形成する場合、階層のレベルに応じて、運転操作等の管理ができる。
階層に応じて、集計結果を、管理単位毎に比較可能に表示させる場合、階層のレベルに応じて、運転操作等の管理単位で比較ができる。
複数の管理単位のうち、表示する管理単位の数を変更可能に、集計結果を表示させる場合、優先的に絞った管理単位で運転操作等の比較できる。
管理単位毎の集計結果に基づいて作成された、運転操作に対する文言等のコンテンツを表示させる場合、管理単位にカスタマイズされた、運転操作に対する評価、コメント、アドバイス、ガイド等ができる。
管理単位毎の集計結果の数値データを、所定の時間単位に従い管理単位毎に表示させる場合、管理単位毎に数値で正確に運転操作等の比較できる。また、グラフ表示等との比較できる。
5:車両(移動体)
11:記憶部
14:表示部
15:制御部(集計手段、表示制御手段)
24:表示部
37:制御部
40:表示ページ(第1表示形態)
47:ボタン
50:表示ページ(第2表示形態)
57:ボタン
S:車両運行管理システム(移動体運行管理システム)
SV:情報処理サーバ装置(情報処理装置)
NV:車載ナビゲーション装置(移動体端末装置)
11:記憶部
14:表示部
15:制御部(集計手段、表示制御手段)
24:表示部
37:制御部
40:表示ページ(第1表示形態)
47:ボタン
50:表示ページ(第2表示形態)
57:ボタン
S:車両運行管理システム(移動体運行管理システム)
SV:情報処理サーバ装置(情報処理装置)
NV:車載ナビゲーション装置(移動体端末装置)
Claims (1)
- 移動体の運転者の運転操作の回数を、前記運転者を管理する管理単位毎、及び、所定の時間単位毎に集計する集計手段と、
前記集計した集計結果を、前記管理単位毎に比較可能な第1表示形態、又は、前記集計した集計結果を、前記運転者毎に比較可能な第2表示形態のうち、少なくともいずれか一方を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、第1表示形態と第2表示形態を切り替させる情報処理装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211119 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220824 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230228 |