JP2022032356A - 供給装置、及び検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な共振構造を有する供給装置、及び検出装置を提供すること。【解決手段】供給装置は、共振器と、被供給線とを含む供給装置であって、被供給線は、第1信号線と、第1基準線と、第2基準線とを含む。第1基準線は、第1信号線の周りを囲むように構成されている。第2基準線は、第1基準線と離れて位置し、第1信号線の周りを囲むように構成されている。共振器は、第1基準線と、第2基準線との間に位置し、第1信号線の周りを囲むように構成されている。共振器は、容量的に接続されるように構成される開放部を有し、かつ電気的または磁気的に接続される第2信号線を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、供給装置、及び検出装置に関する。
プリント基板やデバイスパッケージ基板における不要ノイズの伝搬を抑制するフィルタの構造として、EBG(Electromagnetic Band Gap)構造が知られている。例えば、特許文献1には、チップ部品を用いることなく小型化可能なEBG構造を低コストで実現することのできる技術が開示されている。
特開2014-197877号公報
プリント基板などに適用されているEBG構造は、2次元構造である。EBG構造を3次元構造とすることで、電力を他の外部装置に供給したり、対象導体を検出したりすることができるようにするなど機能を改善する余地がある。
本開示は、新規な共振構造を有する供給装置、及び検出装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る供給装置は、共振器と、被供給線とを含む供給装置であって、前記被供給線は、第1信号線と、第1基準線と、第2基準線とを含み、前記第1基準線は、前記第1信号線の周りを囲むように構成され、前記第2基準線は、前記第1基準線と離れて位置し、前記第1信号線の周りを囲むように構成され、前記共振器は、前記第1基準線と、前記第2基準線との間に位置し、前記第1信号線の周りを囲むように構成されており、前記共振器は、容量的に接続されるように構成される開放部を有し、かつ電気的または磁気的に接続される第2信号線を含む。
本開示の一態様に係る検出装置は、共振器と、第1基準線と、第2基準線とを含む検出装置であって、前記第1基準線は、検出対象である対象導体の周りを囲むように構成され、前記第2基準線は、前記第1基準線と離れて位置し、前記対象導体の周りを囲むように構成され、前記共振器は、前記第1基準線と、前記第2基準線との間に位置し、前記対象導体の周りを囲むように構成されており、前記共振器は、容量的に接続されるように構成される開放部を有し、かつ電気的または磁気的に接続される信号線を含む。
本開示は、新規な共振構造を有する供給装置、及び検出装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係る供給装置の基本構造を説明するための図である。 図2は、実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。 図3Aは、実施形態に係る供給装置のシミュレーションモデルを説明するための図である。 図3Bは、実施形態に係る供給装置のシミュレーションモデルを説明するための図である。 図4は、実施形態に係る供給装置の磁界分布の様子を説明するための図である。 図5は、実施形態に係る供給装置の磁界の回転の様子を説明するための図である。 図6Aは、入力信号の電流値を示すグラフである。 図6Bは、ベクトルポテンシャルにより発生する電圧の電圧値を示すグラフである。 図7は、第1実施形態の変形例に係る供給装置の構成例を説明するための図である。 図8は、第2実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。 図9は、第3実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。 図10は、第3実施形態に係る供給装置のシミュレーションモデルを説明するための図である。 図11は、第3実施形態に係る供給装置の磁界分布の様子を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含む。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
以下の説明においては、3次元直交座標系を設定し、3次元直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とし、所定面内においてX軸と直交するY軸と平行な方向をY軸方向とし、X軸及びY軸と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。
[供給装置の基本構造]
図1を用いて、実施形態に係る供給装置の基本構造について説明する。図1は、実施形態に係る供給装置の基本構造を説明するための図である。
図1は、実施形態に係る供給装置1の基本構造を示す断面図である。図1に示すように、供給装置1は、同軸構造を有している。同軸線路を中心導体と外導体としたとき、供給装置1は、信号線2と、外部導体3aと、外部導体3bと、外部導体3cとを備える。このとき外部導体は基準電位(グラウンド)に相当することとなり、2次元であるEBGを3次元で構成しているものとなっている。
信号線2には、供給装置1への入力信号が流れる。外部導体3aと、外部導体3bと、外部導体3cとは、基準電位(グラウンド)として構成されている。外部導体3aは、信号線2の周囲を囲うように構成されている。外部導体3bは、信号線2の周囲を囲うように構成されている。外部導体3cは、信号線2の周囲を囲うように構成されている。外部導体3aと、外部導体3bとの間は、隙間を有する。外部導体3bと、外部導体3cとの間は、隙間を有する。すなわち、外部導体3aと、外部導体3bと、外部導体3cとは、それぞれ、電気的に切断されている。言い換えると、供給装置1は、信号線2の周囲のグラウンドの少なくとも一部が、電気的に切断された構造を有する。
[第1実施形態]
図2を用いて、第1実施形態に係る供給装置の構成について説明する。図2は、実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。
図2は、第1実施形態に係る供給装置10の同軸構造を示す断面図である。図2に示すように、供給装置10は、第1信号線21と、第2信号線22と、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41と、を含む。第1信号線21と、第1基準線31と、第2基準線32とは、被供給線と総称され得る。被供給線は、例えば、同軸構造として構成され得る。
第1信号線21には、同軸構造の信号線である。第2信号線22は、共振器41に電気的または磁気的に接続するように構成されている。言い換えれば、共振器41は、電気的または磁気的に接続された第2信号線22を含む。供給装置10は、第1ポートP1を含む。第1信号線21は、第2ポートP2と、第3ポートP3とを含む。第1実施形態では、第1ポートP1に入力された入力信号に応じて発生するベクトルポテンシャルに起因する電圧が、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に発生し得る。共振器41に第2信号線22を接続させる位置は任意であってよい。共振器41に第2信号線22を接続する位置に応じて、入力インピーダンスが変化し得る。第1ポートP1、第2ポートP2、及び第3ポートP3のうち、任意のポートを入力ポートとしてよい。
以下では、供給装置10は、第1ポートP1、第2ポートP2、及び第3ポートP3の3つのポートを持つ構造を有しているものとして説明するが、本開示はこの構造に限られない。例えば、供給装置10は、第1ポートP1、及び第2ポートP2の2つのみのポートを持つ構造であってもよい。
第1基準線31及び第2基準線32は、基準電位(グラウンド)として構成されている。第1基準線31は、第1信号線21の周りを囲うように構成されている。第2基準線32は、第1基準線31とは異なる場所に離れて位置している。第2基準線32は、第1信号線21の周りを囲うように構成されている。
第1基準線31及び第2基準線32の形状は任意であってよい。例えば、第1基準線31及び第2基準線32は、円形、楕円形、及び多角形に構成され得る。第1基準線31及び第2基準線32の形状は、それぞれ、異なっていてもよい。
共振器41は、第1基準線31と、第2基準線32との間に位置している。共振器41は、第1信号線21の周りを囲うように構成されている。共振器41は、容量的に接続されるように構成されている開放部42を有する。共振器41は、所定の共振周波数を持つように構成されている。共振器41は、開放系の共振器とも呼ばれ得る。
具体的には、共振器41は、第1周囲導体51と、第2周囲導体52と、第1接続導体61と、第2接続導体62と、を含む。共振器41は、第1信号線21の周回方向に沿って広がるように構成されている。共振器41の形状は、任意であってよい。共振器41は、種々の線形形状に構成され得る。例えば、共振器41は、直線状、ジグザグ状に構成され得る。共振器41は、例えば、曲線形状に構成され得る。例えば、共振器41は、波状に構成されてもよい。また、共振器またはその一部が誘電体または磁性体により構成されていても良い。共振器41は、その形状によって共振周波数が変化し得る。言い換えれば、共振器41は、形状を調整することで、所望の共振周波数に調整することができる。
第1周囲導体51は、第1信号線21の周りを囲むように構成されている。第2周囲導体52は、第1周囲導体51よりも第1信号線21から離れて位置している。第2周囲導体52は、第1信号線21の周りを囲むように構成されている。第2周囲導体52は、容量的に接続するように構成される開放部42を有する。
第1接続導体61及び第2接続導体62は、それぞれ、第1周囲導体51と、第2周囲導体52との間に位置している。第1接続導体61及び第2接続導体62は、それぞれ、第1周囲導体51と、第2周囲導体52とを電気的に接続する。
[供給装置の特性]
図3Aと、図3Bとを用いて、第1実施形態に係る供給装置の特性について説明する。図3Aと、図3Bとは、第1実施形態に係る供給装置のシミュレーションモデルを説明するための図である。
図3Aと、図3Bとは、シミュレーションを行うための供給装置モデル100を示している。供給装置モデル100は、第1信号線210と、第1基準線310と、第2基準線320と、共振器410と、誘電体510とを含む。第1信号線210と、第1基準線310と、第2基準線320と、共振器410とは、それぞれ、図2に図示の第1信号線21と、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41に対応している。図3Aと、図3Bとでは、共振器410は、開放部が直線状であるものして説明する。なお、誘電体510は、シミュレーションを行うために配置しているものであり、実際の供給装置10は誘電体を備えていなくても良い。
図3Bに示すように、第1ポートP1から入力信号を入力した場合に発生する磁界の様子について、シミュレーションを行った。供給装置モデル100の周囲を囲う四角形は、グラウンド(GND)を示している。第1基準線310と、周囲のグラウンドとは電気的に切断されている。第2基準線320と、周囲のグラウンドとは電気的に切断されている。なお、第1実施形態において、第1ポートP1、第2ポートP2、及び第3ポートP3は、それぞれの、任意のポートを入力ポートとしてもよい。
図4と、図5とを用いて、シミュレーションの結果を説明する。図4は、第1実施形態に係る供給装置の磁界分布の様子を説明するための図である。図5は、第1実施形態に係る供給装置の磁界の回転の様子を説明するための図である。
図4は、供給装置モデル100の断面の様子を模式的に示している。図4に示すように、第1ポートP1から入力信号が入力され、第1信号線210に入力信号が流れると、共振器410の内部を含む周囲において、磁界が発生する。共振器410の内部を含む周囲に発生する磁界は、第1信号線210に近いほど強く、第1信号線210から離れるほど弱い。共振器410の内部を含む周囲に発生している磁界の強さは、例えば、0.02A/m(Ampere per meter)から18.51A/m程度の範囲内である。
図5は、上部の様子を模式的に示している。図5では、共振器410の内部を含む周囲に発生する磁界の方向を、矢印で示している。図5に示すように、共振器410の内部を含む周囲に発生する磁場は、XY平面で回転している。具体的には、第1信号線210を回転軸として、第1信号線210の周囲を回転する磁界が発生することにより、第1信号線210の内部には、第1信号線210に沿う方向の直線状のベクトルポテンシャルが発生し得る。これにより、第1信号線210に沿う方向のベクトルポテンシャルが発生することにより、第1ポートP1と、第2ポートP2との間には電圧が発生し得る。第1ポートP1と、第2ポートP2との間に発生する電圧は、ベクトルポテンシャルの大きさに応じて変化し得る。第1信号線210の内部に発生するベクトルポテンシャルは、第1信号線210の周囲を回転する磁界に応じて変化し得る。第1信号線210の周囲を回転する磁界の大きさは、第1ポートP1から入力される入力信号の電流値に応じて変化する。具体的には、第1ポートP1と、第2ポートP2とに間に発生する電圧は、第1ポートP1から入力される入力信号の電流値の時間微分の値となる。
図6Aと、図6Bとを用いて、第1ポートP1に入力される入力信号と、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に発生する電圧との関係について説明する。図6Aは、入力信号の電流値を示すグラフである。図6Bは、ベクトルポテンシャルにより発生する電圧の電圧値を示すグラフである。
図6Aは、横軸は時間(ns(nanosecond))を示し、縦軸は電流値(mA(milliampere))を示す。図6Aに示すように、第1ポートP1に入力される入力信号は、例えば、-1000mAから1000mAの間で周期的に変動する交流電流である。図6Bは、横軸は時間(ns)を示し、縦軸は電圧値(V(volt))を示す。図6Bに示すように、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に発生する電圧は、約-50Vから50Vの間で周期的に変動する交流電圧である。図6Aと、図6Bとに示すように、電流値が最大値又は最小値となる付近で、電圧値は0を示している。すなわち、第1ポートP1と、第2ポートP2とに間に発生する電圧は、第1ポートP1から入力される入力信号の電流値の時間微分の値となっている。
図6Aと、図6Bとに示すように、本実施形態は、共振器410により第1信号線210を回転軸として磁界を発生させることで、第1信号線210に沿う方向の直線状のベクトルポテンシャルを発生させることができる。
具体的には、本実施形態は、第1信号線21に沿う方向の直線状のベクトルポテンシャルにより、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に第1ポートP1に入力された入力信号に応じた、電圧を発生させることができる。すなわち、本実施形態は、第1ポートP1に入力された入力信号に応じて、共振器41を介して、電力を伝達することができる。これにより、本実施形態は、第1信号線21に沿う方向にベクトルポテンシャルを発生させることで、金属及び磁性体などの電気的に遮蔽する物体に遮られることなく、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる。すなわち、本実施形態は、金属及び磁性体などの電気的に遮蔽する物体に遮られることなく、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる供給装置を実現することができる。
また、本実施形態は、第1ポートP1に入力された入力信号に応じた電圧値を、第1ポートP1と、第2ポートP2との間で検出する。第1ポートP1と、第2ポートP2との間で検出される電圧の値は、第1信号線210の電気的又は磁気的な性質に応じて変化し得る。ここで、第1信号線210を検出対象である対象導体として考えると、第1ポートP1と、第2ポートP2との間で検出される電圧の値は、対象導体の電気的又は磁気的な性質に応じて、変化し得る。これにより、本実施形態は、対象導体の性質を検出する検出装置を実現することができる。
すなわち、本実施形態は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。
[第1実施形態の変形例]
図7を用いて、第1実施形態の変形例に係る供給装置の構成例について説明する。図7は、第1実施形態の変形例に係る供給装置の構成例を説明するための図である。
図7に示すように、供給装置10Aは、第1信号線21と、第2信号線22と、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41Aと、を含む。供給装置10Aは、共振器41Aの構成が、図2に図示の共振器41と異なっている。
共振器41Aは、第1周囲導体51Aと、第2周囲導体52Aと、第1接続導体61Aと、第2接続導体62Aと、含む。
第1周囲導体51Aは、第1信号線21の周りを囲むように構成されている。第2周囲導体52Aは、第1周囲導体51Aよりも第1信号線21から離れて位置している。第2周囲導体52Aは、第1信号線21の周りを囲むように構成されている。
第1接続導体61Aは、第1周囲導体51Aと、第2周囲導体52Aとの間に位置している。第1接続導体61Aは、第1周囲導体51Aと、第2周囲導体52Aとを電気的に接続する。第2接続導体62Aは、第2周囲導体52Aに電気的に接続している。第1周囲導体51Aは、容量的に接続するように構成される開放部42Aを有する。
すなわち、容量的に接続するように構成される開放部は、第1周囲導体が有していてもよい。容量的に接続するように構成される開放部は、第1周囲導体及び第2周囲導体の各々が有していてもよい。すなわち、第1実施形態の変形例に示すように、第1周囲導体及び第2周囲導体の少なくとも一方が、容量的に接続されるように構成される開放部を有していればよい。
上述のとおり、第1実施形態の変形例では、第1周囲導体及び第2周囲導体の少なくとも一方が、容量的に接続されるように構成される開放部を有する。このような構成により、第1実施形態の変形例では、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる供給装置を実現することができる。また、第1実施形態の変形例では、対象導体の性質を検出する検出装置を実現することができる。すなわち、第1実施形態の変形例は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。
[第2実施形態]
図8を用いて、第2実施形態に係る供給装置の構成例について説明する。図8は、第2実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。
図8に示すように、供給装置10Bは、第1信号線21と、第2信号線22と、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41と、第3周囲導体53と、を含む。供給装置10Bは、第3周囲導体53を含む点で、図2に図示の供給装置10と異なっている。
共振器41Bは、第1周囲導体51と、第2周囲導体52と、第3周囲導体53と、第1接続導体61と、第2接続導体62と、を備える。
第1周囲導体51と、第2周囲導体52と、第1接続導体61と、第2接続導体62とは、それぞれ、図2に図示の第1周囲導体51と、第2周囲導体52と、第1接続導体61と、第2接続導体62と同じなので説明を省略する。
第3周囲導体53は、第1信号線21と、第1周囲導体51との間に位置する。第3周囲導体53は、第1信号線21の周囲を囲うように構成されている。
上述のとおり、第2実施形態は、第1信号線21と、共振器41との間に、第3周囲導体53が位置している。第2実施形態では、このような構成であっても、第1ポートP1から入力信号を入力することで、共振器41の内部に第1信号線21を回転軸とする磁界を発生させることができる。そのため、第1信号線21に沿う方向にベクトルポテンシャルを発生させることができるので、第1信号線21と、共振器41との間に導体が配置されている場合であっても、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に電圧を発生させることができる。
このような構成により、第2実施形態では、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる供給装置を実現することができる。また、第2実施形態では、対象導体の性質を検出する検出装置を実現することができる。すなわち、本実施形態は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。すなわち、第2実施形態は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。
[第3実施形態]
図9を用いて、第3実施形態に係る供給装置の構成例について説明する。図9は、第3実施形態に係る供給装置の構成例を説明するための図である。
図9に示すように、供給装置10Cは、第1信号線21Aと、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41と、を含む。供給装置10Cは、第1信号線21Aの構成が、図2に図示の供給装置10と異なっている。
第1信号線21Aは、共振器41の両端で電気的に短絡される。具体的には、第1信号線21Aは、両端が共振器41の両端で、外部から同軸ケーブルなどの信号線が接続される。
図10を用いて、第3実施形態に係る供給装置の特性について説明する。図10は、第3実施形態に係る供給装置10Cのシミュレーションモデルを説明するための図である。
図10に示すように、供給装置モデル100Aは、第1信号線210Aと、第1基準線310と、第2基準線320と、共振器410と、誘電体510と、第1同軸線610と、第2同軸線620と、を含む。第1信号線210Aと、第1基準線310と、第2基準線320と、共振器410とは、それぞれ、図9に図示の第1信号線21Aと、第1基準線31と、第2基準線32と、共振器41に対応している。
第1同軸線610及び第2同軸線620は、外部から第1信号線210Aに接続されるように構成されている。
第1同軸線610は、信号線611と、周囲導体612とを含む。信号線611は、電気信号を伝送するように構成されている。周囲導体612は、信号線611の周囲を囲うように構成されている。周囲導体612は、基準電位(グラウンド)として構成されている。第1同軸線610は、外部から第1基準線310側から接続される。具体的には、第1同軸線610は、周囲導体612と、第1基準線310との間にギャップG1を有するように、第1基準線310側から接続される。ギャップG1は、例えば、0.1mmであるが、これに限定されない。すなわち、第1同軸線610と、第1基準線310とは、周囲導体612と、第1基準線310とが電気的に断絶するように接続されている。第1基準線310は、第1同軸線610が接続される位置に、信号線611が通過可能な通過孔411を有する。第1同軸線610は、信号線611が通過孔411を通過して第1信号線210Aに電気的に接続されることで、第1基準線310側に接続される。
第2同軸線620は、信号線621と、周囲導体622とを含む。信号線621は、電気信号を伝送するように構成されている。周囲導体622は、信号線621の周囲を囲うように構成されている。周囲導体622は、基準電位(グラウンド)として構成されている。第2同軸線620は、外部から第2基準線320側から接続される。具体的には、第2同軸線620は、周囲導体622と、第2基準線320との間にギャップG2を有するように、第2基準線320側から接続される。ギャップG2は、例えば、0.1mmであるが、これに限定されない。すなわち、第2同軸線620と、第2基準線320とは、周囲導体622と、第2基準線320とが電気的に断絶するように接続されている。第2基準線320は、第2同軸線620が接続される位置に、信号線621が通過可能な通過孔412を有する。第2同軸線620は、信号線621が通過孔412を通過して第1信号線210Aに電気的に接続されることで、第2基準線320側に接続される。
図11に示すように、第1ポートP1から入力信号を入力した場合に発生する磁界の様子について、シミュレーションを行った。なお、第3実施形態において、第1ポートP1、第2ポートP2、及び第3ポートP3は、それぞれの、任意のポートを入力ポートとしてもよい。
図11を用いて、シミュレーション結果について説明する。図11は、第3実施形態に係る供給装置の磁界分布の様子を説明するための図である。図11では、磁界のゲイン(dB(decibel))を示している。
図11に示すように、共振器410で囲われた第1信号線210Aに入力信号が流れた際に、共振器410の内部において、磁界が発生する。共振器410の内部に発生する磁界は、第1信号線210に近いほど強く、第1信号線210Aから離れるほど弱くなる。共振器410Aの内部を含む周囲に発生している磁界のゲインは、例えば、-25.80dBから29.54dB程度の範囲内である。具体的には、第1信号線210Aを回転軸として、第1信号線210Aの周囲に回転する磁界が発生することにより、第1信号線210の内部には、直線状のベクトルポテンシャルが発生し得る。第1信号線210の内部にベクトルポテンシャルが発生することにより、第1ポートP1と、第2ポートP2との間に電圧が発生し得る。第1ポートP1と、第2ポートP2との間に発生する電圧は、第1信号線210Aの内部に発生するベクトルポテンシャルの大きさに応じて変化する。
図11に示すように、第1同軸線610及び第2同軸線620の周囲には磁界が発生している。これは、第1同軸線610及び第2同軸線620を通過する信号によって発生した磁界である。すなわち、本実施形態では、入出力などに使用される各ポートは、直線上に設ける必要はない。
このような構成により、第3実施形態では、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる供給装置を実現することができる。また、第3実施形態では、対象導体の性質を検出する検出装置を実現することができる。すなわち、第3実施形態は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。
[その他の実施形態]
第1実施形態から第3実施形態では、供給装置10、供給装置10A、供給装置10B、及び供給装置10Cを単体で使用する形態について説明したが、本開示はこれに限られない。
本開示は、例えば、供給装置10を多段に接続する構成であってもよい。例えば、供給装置10のいずれかのポートと、他の供給装置10のいずれかのポートとを電気的に接続することで、複数の供給装置10を含む供給システムを構成してもよい。これは、供給装置10A、供給装置10B、及び供給装置10Cについても同様である。
このように、その他の実施形態では、供給装置を多段に接続する構成により、電気的な信号及びエネルギーを伝達することができる供給システムを実現することができる。また、その他の実施形態では、検出装置を多段に接続する構成により、対象導体の性質を検出する検出システムを実現することができる。すなわち、その他の実施形態は、ベクトルポテンシャルを利用して電圧を発生させることのできる新規な共振構造を持つ、共振装置、及び検出装置を提供することができる。
本開示に係る構成は、以上説明してきた実施形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形又は変更が可能である。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部などを1つに組み合わせたり、或いは、分割したりすることが可能である。
1,10,10A,10B,10C 供給装置
21,21A,210,210A 第1信号線
22 第2信号線
31,310 第1基準線
32,320 第2基準線
41,41A,41B,410 共振器
42,42A 開放部
51,51A 第1周囲導体
52,52A 第2周囲導体
61,61A 第1接続導体
62,62A 第2接続導体
100,100A 供給装置モデル
610 第1同軸線
611,621 信号線
612,622 周囲導体
620 第2同軸線

Claims (10)

  1. 共振器と、被供給線とを含む供給装置であって、
    前記被供給線は、第1信号線と、第1基準線と、第2基準線とを含み、
    前記第1基準線は、前記第1信号線の周りを囲むように構成され、
    前記第2基準線は、前記第1基準線と離れて位置し、前記第1信号線の周りを囲むように構成され、
    前記共振器は、前記第1基準線と、前記第2基準線との間に位置し、前記第1信号線の周りを囲むように構成されており、
    前記共振器は、容量的に接続されるように構成される開放部を有し、かつ電気的または磁気的に接続される第2信号線を含む、
    供給装置。
  2. 請求項1に記載の供給装置であって、
    前記共振器は、第1周囲導体と、第2周囲導体とを含み、
    前記第1周囲導体は、前記第1信号線の周りを囲むように構成され、
    前記第2周囲導体は、前記第1周囲導体の周りを囲むように構成され、
    前記第1周囲導体及び前記第2周囲導体の少なくとも一方は、前記開放部を有する、供給装置。
  3. 請求項2に記載の供給装置であって、
    前記共振器は、第3周囲導体をさらに含み、
    前記第3周囲導体は、前記第1信号線と、前記第1周囲導体との間に位置する、供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記第1基準線及び前記第2基準線の形状は、それぞれ、円形、楕円形、及び多角形のいずれかである、供給装置。
  5. 請求項4に記載の供給装置であって、
    前記第1基準線及び前記第2基準線の形状は、それぞれ、異なっている、供給装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記第1信号線は、前記共振器の両端で電気的に短絡するように構成されている、供給装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記開放部は、周回方向に沿って広がるように構成されている、供給装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記開放部は、直線形状、波形状、またはジグザグ形状に構成されている、供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の供給装置であって、
    前記第2信号線と対となる第3信号線をさらに備え、
    前記第2信号線の接触点に応じて変化するインピーダンスの整合が取れる位置に接続される、供給装置。
  10. 共振器と、第1基準線と、第2基準線とを含む検出装置であって、
    前記第1基準線は、検出対象である対象導体の周りを囲むように構成され、
    前記第2基準線は、前記第1基準線と離れて位置し、前記対象導体の周りを囲むように構成され、
    前記共振器は、前記第1基準線と、前記第2基準線との間に位置し、前記対象導体の周りを囲むように構成されており、
    前記共振器は、容量的に接続されるように構成される開放部を有し、かつ電気的または磁気的に接続される信号線を含む、
    検出装置。
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