JP2022031944A - 取引処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
このような取引処理システムにおいては、クレジットカード決済又はバーコード決済などの決済方法を用いれば、決済の処理は携帯情報端末装置における客の操作に応じて行うことが可能である。そしてこのようにして決済を完結できれば、客が携帯情報端末装置以外の装置を操作すること無しに取引を完了することが可能である。
このような事情から、決済の処理を携帯情報端末装置における客の操作に応じて行いながら、取引結果を客が確認できることが望まれていた。
この実施形態における取引処理システムは、店内に陳列している商品を、来訪した客に対して販売する店舗における商品の取引を処理する。
取引処理システムは、複数の店舗システム100、中継サーバ200、ユーザ端末300、決済サーバ400及び電子レシートサーバ500を、通信ネットワーク600を介して通信可能として構成される。
店舗Aを運営する事業者は、店舗Bを運営する事業者と同じであっても、別であってもよい。その他の店舗で取引処理システムが利用される場合も、その店舗を運営する事業者は、店舗A又は店舗Bを運営する事業者と同じであっても、別であってもよい。
仮想POSサーバ2は、外部からの要求に応じて取引毎の購入商品の登録及び当該購入商品の代金の決済などのための情報処理(以下、取引処理と称する)を行う情報処理装置である。仮想POSサーバ2は、第2の情報処理装置の一例である。仮想POSサーバ2は、既存のPOS端末が備える機能を仮想的に実現する。仮想POSサーバ2が行う情報処理は、店舗毎の運営方針の違いに適応するようにカスタマイズされる。つまり、例えば店舗システム100Aに備えられた店舗サーバ1が行う取引処理と、店舗システム100Bに備えられた店舗サーバ1が行う取引処理とでは、一部相違する場合がある。
通信サーバ4は、店舗サーバ1、仮想POSサーバ2、モバイルコントローラ3及び会計機5が、通信ネットワーク600を介して中継サーバ200等とデータを授受するための通信処理を行う。
店内通信ネットワーク7としては、インターネット、VPN、LAN、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。ただし典型的には、店内通信ネットワーク7は、LANである。
(1) 店舗システム100の動作バージョン。例えば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗システム100Aの動作バージョンを表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗システム100Bの動作バージョンを表す。
(2) 店舗システム100が設けられる店舗を運営する事業者を識別するための事業者コード。例えば2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗Aを運営する事業者に割り当てられた事業者コードを表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗Bを運営する事業者に割り当てられた事業者コードを表す。
(3) 店舗システム100が設けられる店舗を識別するための店舗コード。例えば2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗Aに割り当てられた店舗コードを表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗Bに割り当てられた店舗コードを表す。なお店舗コードは、取引処理システムを利用する全ての店舗の個々を識別可能なものであってもよいし、同じ事業者により運営される複数の店舗の個々を識別可能なものであってもよい。
(5) 店舗システム100が設けられる店舗の名称。例えば2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗Aの名称を表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗Bの名称を表す。
(6) 2次元コードTC1と2次元コードTC2とを区別するためのフラグ。チェックインデータにおける当該フラグは、チェックインデータであることを表す状態とされる。当該状態は、例えば“1”である。当該フラグは、全ての2次元コードTC1で共通である。
(8) 中継サーバ200のドメイン名。当該ドメイン名は、全ての2次元コードTC1で共通である。ただし、ドメイン名が互いに異なる複数の中継サーバ200が、店舗毎に使い分けられてもよい。そしてこの場合には、2次元コードTC1が表すチェックインデータは、対応する店舗で使用される中継サーバ200のドメイン名が表される。
(9) 電子レシートサーバ500のアドレス。当該アドレスは、全ての2次元コードTC1で共通であってもよいし、複数のアドレスのいずれかが2次元コードTC1毎に表されていてもよい。
(11) アクセスポイント6を識別するためのSSID(service set identifier)。例えば2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗システム100Aに含まれるアクセスポイント6を識別するSSIDを表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗システム100Bに含まれるアクセスポイント6のSSIDを表す。
(12) アクセスポイント6にアクセスするためのパスワード。例えば2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは、店舗システム100Aに含まれるアクセスポイント6に設定されているパスワードを表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは、店舗システム100Bに含まれるアクセスポイント6に設定されているパスワードを表す。
(14) ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗したときにエラーとするか、エラーとすることなく運用を続けるかを識別するためのフラグ。例えば、店舗Aにおいては、ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗したときにエラーとする設定であるならば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗Bにおいては、ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗しても運用を続ける設定であるならば、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“0”を表す。
(18) ログファイルを、通信ネットワーク600を介して中継サーバ200へとFTPにより送信する際に使用するユーザ名。
(19) ログファイルを、通信ネットワーク600を介して中継サーバ200へとFTPにより送信する際に使用するパスワード。
(20) 通信ネットワーク600を介して中継サーバ200へとFTPにより送信するログファイルのパス名。
(22) ユーザ端末300においてカメラ画面を自動遷移させるまでの時間。2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(23) ユーザ端末300がアクセスポイント6を介して店舗システム100と通信を行う際のタイムアウト時間。2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(25) ユーザ端末300が中継サーバ200を介して店舗システム100と通信を行う際のタイムアウト時間。2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(26) ユーザ端末300と店舗システム100との中継サーバ200を介した通信がタイムアウトした場合にリトライを許容する回数。2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該回数として、店舗Aに関して予め設定された回数を表す。2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された回数を表す。
(28) 店舗システム100の動作モードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100Aが、取引処理システムを通常に運用する通常モードに設定されているならば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100Bが、取引処理システムをデモ運用するデモモードに設定されているならば、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(29) 会計機5へのデータ転送のモードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100Aが、会計機5からモバイルコントローラ3にデータ転送を要求するモードに設定されているならば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100Bが、会計機5からの要求無しにモバイルコントローラ3から会計機5へとデータ転送するモードに設定されているならば、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(31) 購入者の年齢制限が定められている年齢制限商品のユーザ端末300での登録を許容するか否かを識別するためのフラグ。例えば、店舗Aでは年齢制限商品のユーザ端末300での登録が許容されるならば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗Bでは当該のコード決済が許容されないならば、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“0”を表す。
(32) ポイント会員の会員コードの入力モードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100Aが、会員コードを手入力するモードに設定されているならば、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100Bが、バーコードの読み取りにより会員コードを入力するモードに設定されているならば、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(34) チェックイン時にユーザ端末300のバッテリ残量のチェックをするための閾値。当該閾値は、店舗毎又は事業者毎に設定される。例えば店舗Aを運営する事業者が当該閾値を「20%」と定めている場合は、2次元コードTC1Aが表すチェックインデータは当該閾値として例えば“20”を表す。また例えば店舗Bが当該閾値を「25%」と定めている場合は、2次元コードTC1Bが表すチェックインデータは当該閾値として例えば“25”を表す。
以上が、チェックインデータが表す情報の例である。ただし、チェックインデータは、以上に示した各種の情報のうちの一部を含まなくてもよい。またチェックインデータは、以上に示した各種の情報とは別の情報を表してもよい。
店舗サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15を含む。プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13及び通信インタフェース14は、伝送路15を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶ユニット13が伝送路15により接続されていることによって、店舗サーバ1を制御するためのコンピュータが構成される。
伝送路15は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
仮想POSサーバ2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23、通信インタフェース24及び伝送路25を含む。プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23及び通信インタフェース24は、伝送路25を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶ユニット23が伝送路25により接続されていることによって、仮想POSサーバ2を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23、通信インタフェース24及び伝送路25の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
モバイルコントローラ3は、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33、通信インタフェース34及び伝送路35を含む。プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33及び通信インタフェース34は、伝送路35を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ31、メインメモリ32及び補助記憶ユニット33が伝送路35により接続されていることによって、モバイルコントローラ3を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33、通信インタフェース34及び伝送路35の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
取引管理データベースDB31は、店内で客が利用するユーザ端末300に関連付けられたデータレコードDR1の集合である。このため、店内に存在する客が1人であるときには、取引管理データベースDB31はデータレコードDR1を1つ含む。また店内に存在する客が1人も居ないときには、取引管理データベースDB31はデータレコードDR1を含まない。そしてデータレコードDR1は、フィールドF11,F12,F13,F14を含む。
登録データベースDB32は、店内で買い回り中である客との取引に関連付けられたデータレコードDR2の集合である。そしてデータレコードDR2は、フィールドF21,F22を含む。データレコードDR1はまた、フィールドF23,F24,…を含み得る。
通信サーバ4は、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44、通信ユニット45及び伝送路46を含む。プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44及び通信ユニット45は、伝送路46を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ41、メインメモリ42及び補助記憶ユニット43が伝送路46により接続されていることによって、通信サーバ4を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44及び伝送路46の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
補助記憶ユニット43は、店舗管理アプリAP11に代えて通信処理アプリAP41を記憶する。通信処理アプリAP41は、アプリケーションプログラムであり、モバイルコントローラ3とユーザ端末300との間でのデータ授受を可能とするべく、通信ネットワーク600を介して中継サーバ200と通信するための情報処理について記述されている。通信処理アプリAP41は、各店舗システム100で共通である。ただし、通信処理アプリAP41に基づく情報処理のための各種の設定は、店舗システム100毎にカスタマイズされてもよい。
ユーザ端末300は、プロセッサ301、メインメモリ302、補助記憶ユニット303、タッチパネル304、カメラ305、無線通信ユニット306、モバイル通信ユニット307及び伝送路308等を備える。プロセッサ301と、メインメモリ302、補助記憶ユニット303、タッチパネル304、カメラ305及びモバイル通信ユニット307とは、伝送路308を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ301、メインメモリ302及び補助記憶ユニット303が伝送路308により接続されていることによって、ユーザ端末300を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ301、メインメモリ302、補助記憶ユニット303及び伝送路308の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
カメラ305は、光学系及びイメージセンサを含み、光学系により形成される視野内の像を表した画像データをイメージセンサにより生成する。
モバイル通信ユニット307は、通信ネットワーク600を介したデータ通信のインタフェースである。モバイル通信ユニット307としては、例えば移動通信網を介したデータ通信を行うための周知の通信デバイスを利用できる。
まず図9に示すACT101としてプロセッサ301は、メインメニュー画面をタッチパネル304に表示させる。メインメニュー画面は、スマホPOSアプリAP301に基づいて行うべきいくつかの処理のいずれかの指定を受けるための画面である。メインメニュー画面には、買い物の開始を指定するためのGUI(graphical user interface)要素を含む、複数のGUI要素が配置されている。なおGUI要素は、例えばソフトキーである。
ACT103としてプロセッサ301は、買い物の開始以外の指定がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT102へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT102及びACT103としては、メインメニュー画面での何らかの指定がなされるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、買い物の開始以外の指定がなされたならば、ACT103にてYESと判定し、指定された処理へと進む。なおこの場合のプロセッサ301の処理についての説明は省略する。前述の電子レシートID又はポイントIDを登録するためのプロセッサ301の処理は、ここでの処理の1つであってもよい。
ACT104としてプロセッサ301は、チェックイン用のスキャン画面をタッチパネル304に表示させる。チェックイン用のスキャン画面は、チェックイン用の2次元コードTC1を読み取るように客に促す画面である。プロセッサ301は例えば、カメラ305を起動し、これによりカメラ305で得られた画像に、2次元コードTC1を読み取るように客に促す文字メッセージと、2次元コードTCを翳すべき位置の目安を示すラインとを重ねてスキャン画面を生成する。
ACT107としてプロセッサ301は、読み取ったチェックインデータを、メインメモリ302又は補助記憶ユニット303に保存する。
プロセッサ31は、チェックインを要求するための要求データが通信インタフェース34によって受信される毎に、当該仲介処理を開始する。別の要求に基づいて開始した仲介処理を既に実行している場合には、それに並行して新たな仲介処理を開始する。つまりプロセッサ31は、複数のユーザ端末300をそれぞれ対象として仲介処理を複数並行して実行する場合がある。以下においては、単に「ユーザ端末300」と表す場合には、説明中の仲介処理の対象となっているユーザ端末300を指すこととする。
図15はプロセッサ21による取引処理のフローチャートである。
ACT303としてプロセッサ21は、取引の取消が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ21は、該当の要求を確認できないならばNOと判定し、ACT304へと進む。
ACT304としてプロセッサ21は、決済が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ21は、該当の要求を確認できないならばNOと判定し、ACT305へと進む。
ACT305としてプロセッサ21は、決済データの転送が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ21は、該当の要求を確認できないならばNOと判定し、ACT302へと戻る。
かくしてプロセッサ21はACT302~ACT305としては、変更、取消、決済又は転送のいずれかが要求されるのを待ち受ける。
ACT202としてプロセッサ31は、チェックイン処理を正常に完了したか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、何らかの異常によりチェックイン処理を正常に完了することができなかったならばNOと判定し、ACT203へと進む。
ACT203としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対してエラーを通知する。プロセッサ31は例えば、エラー通知のための通知データを、店内通信ネットワーク7及びアクセスポイント6を介してユーザ端末300へと送信する。プロセッサ31は、エラーの通知であることを識別するための識別データを通知データに含める。プロセッサ31は、エラーの原因を表すエラーコードを通知データに含めてもよい。
ACT204としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対してチェックイン完了を通知する。プロセッサ31は例えば、チェックイン完了の通知のための通知データを、店内通信ネットワーク7及びアクセスポイント6を介してユーザ端末300へと送信する。
ACT109としてプロセッサ301は、チェックイン完了が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の通知を確認できないならばNOと判定し、ACT110へと進む。
ACT110としてプロセッサ301は、チェックインのエラーが通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の通知を確認できないならばNOと判定し、ACT109へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT109及びACT110としては、チェックインの完了又はエラーが通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のエラー通知のための通知データが無線通信ユニット306により受信されたならばACT110にてYESと判定し、ACT111へと進む。
ACT112としてプロセッサ301は、一覧画面をタッチパネル304に表示させる。一覧画面は、登録済みの購入商品の一覧を表した画面である。
一覧画面SC1は、表示エリアAR11,AR12及びボタンBU11,BU12,BU13を含む。表示エリアAR11は、購入商品の総数と、購入商品の代金の総額とを表す。表示エリアAR12は、購入商品の一覧を表す。ボタンBU11は、購入商品の全てを取り消して買い物を中止することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBU12は、購入商品として登録する商品のスキャンを開始することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBU13は、会計を開始することを客が宣言するためのソフトキーである。
なお、図16は、まだ購入商品の登録が行われていない状態の一覧画面SC1を示している。このため、表示エリアAR11には総数及び総額としていずれも“0”を表し、表示エリアAR12には何も表さない。
ACT114としてプロセッサ301は、数量の変更が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT115へと進む。
ACT115としてプロセッサ301は、買い物の中止が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT116へと進む。
ACT116としてプロセッサ301は、会計の開始が指定されたか否かを確認する。
そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT113へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT113~ACT116としては、スキャン開始、数量、中止及び会計開始のいずれかが指定されるのを待ち受ける。
ACT117としてプロセッサ301は、登録画面をタッチパネル304に表示させる。登録画面は、購入商品として登録する商品の商品コードを表したバーコードを読み取るように客に促す画面である。
登録画面SC2は、表示エリアAR21、メッセージME21及びボタンBU21を含む。表示エリアAR21は、カメラ305で得られた画像を表示する。メッセージME21は、商品のバーコードを読み取るように客に促す文字メッセージである。ボタンBU21は、商品コードのスキャンを中止することを客が宣言するためのソフトキーである。
プロセッサ301は例えば、カメラ305を起動し、これによりカメラ305で得られた画像に、表示エリアAR21の範囲を表すラインと、メッセージME21及びボタンBU21とを表した画像を重ねて登録画面SC2を生成する。
ACT119としてプロセッサ301は、スキャンの中止が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT118に戻る。
かくしてプロセッサ301はACT118及びACT119としては、バーコードが読み取れるか、スキャン中止が指定されるのを待ち受ける。
ACT120としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して登録を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、読み取ったバーコードが表すデータ(以下、バーコードデータと称する)を含める。
ACT121としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。
ACT123としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して数量変更を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、数量が指定された商品を特定するための特定データと指定数を含める。特定データは、商品コードでもよいし、購入商品のリスト内で各購入商品を識別するための番号などのようにモバイルコントローラ3でのみ購入商品を特定可能なデータであってもよい。なお、特定コードとして商品コードを用いるならば、プロセッサ31は、一覧画面の表示を指示するための指示データに、各購入商品に関する商品コードを含める。
ACT124としてプロセッサ301は、削除画面をタッチパネル304に表示させる。削除画面は、個数を0個とすることが指定された商品が購入商品から削除されることを客に報知する画面である。削除画面は、削除を指定するための削除ボタンと、個数を変更せずに個数の変更を指定する前の状態に戻ることを指定するための戻りボタンとを含む。
ACT126としてプロセッサ301は、戻りが指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定を確認できないならばNOと判定し、ACT125へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT125及びACT126としては、削除又は戻りが指定されるのを待ち受ける。
ACT127としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して削除を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、削除が指定された商品を特定するための特定データを含める。
ACT128としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。
ACT205としてプロセッサ31は、購入商品の変更が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT206へと進む。
ACT206としてプロセッサ31は、購入商品の取消が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT207へと進む。
ACT207としてプロセッサ31は、会計が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT205へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT205~ACT207としては、変更、取消及び会計のいずれかが要求されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、登録、数量変更及び削除のいずれかが前述のようにユーザ端末300から要求されたならばACT205にてYESと判定し、ACT208へと進む。
ACT306としてプロセッサ21は、転送された要求データでの要求に応じて取引データベースDB21を更新する。プロセッサ21は例えば、登録が要求された場合には、要求データに含まれたバーコードデータが、既存のPOS端末に備えられたバーコードスキャナにより読み取られたものであると見做して、既存のPOS端末と同様な処理によって購入商品の登録を試みる。ただし、何らかの事情により、バーコードデータが表す商品コードが商品データベースに登録されていない場合がある。また、商品には、商品コードを表すのとは別のバーコードが表示されている場合もある。そして、これらの場合にプロセッサ21は、購入商品の登録を行えず、エラーとする。このようにプロセッサ21は、正規のバーコード読み取りに基づく購入商品の登録を行う。プロセッサ21は例えば、数量変更が要求された場合には、数量変更の対象となる商品に関して取引データベースDB21に既に示されている数量を変更する。プロセッサ21は例えば、削除が要求された場合には、対象となる商品を購入商品から除外するように取引データベースDB21を更新する。これによりプロセッサ21は、携帯情報通信端末としてのユーザ端末300の操作者による指示に応じて取引の内容を決定することとなる。かくして仮想POSアプリAP21に基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは決定手段として機能する。
ACT209としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバから送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
第1のケース:正規登録の通知であり、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDR2に、通知された商品コードを含んだ登録データが含まれていない場合。
この場合にプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDR2に既に存在する最後のフィールドの次に新たなフィールドを追加し、当該フィールドに新たな登録データを追加する。プロセッサ31は、新たな登録データには、通知された商品コードと、エラーではないことを表す“0”としたエラーフラグと、通知された商品名及び価格と、“1”とした個数と、取り消されていないことを表す“0”とした取消フラグとを含める。かくしてこのケースで追加される登録データは、図6の右上側に示されるような構造となる。
この場合にプロセッサ31は、上記の第1のケースの場合と同様に処理する。
この場合にプロセッサ31は、通知された商品コードを含み、取消フラグが“0”となっている登録データに含まれる個数の値を、1つ大きな値に書き替える。
この場合にプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDR2から、通知された商品コードを含んだ登録データを見つけ出す。そしてプロセッサ31は、該当する登録データに含まれる個数を、結果データに含まれた個数に書き替える。
この場合にプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDR2から、通知された商品コードを含んだ登録データを見つけ出す。そしてプロセッサ31は、該当する登録データに含まれる取消フラグを“1”に変更する。
この場合にプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDR2に既に存在する最後のフィールドの次に新たなフィールドを追加し、当該フィールドに新たな登録データを追加する。プロセッサ31は、新たな登録データには、通知されたバーコードデータと、エラーを表す“1”としたエラーフラグとを含める。かくしてこのケースで追加される登録データは、図6の右下側に示されるような構造となる。
なおプロセッサ31は、登録要求で送られてきたバーコードデータをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存しておき、上記の第6のケースにおいては、この保存してあるバーコードデータを登録データに含めてもよい。そしてこの場合には、仮想POSサーバ2においてプロセッサ21は、結果データにバーコードデータを含めなくてもよい。またプロセッサ31は、保存してあるバーコードデータから商品コードを取り出し、この商品コードに基づいて第1のケース~第5のケースの処理を行ってもよい。また商品名及び価格は、プロセッサ31が商品コードに基づいて店舗サーバ1などから取得してもよい。
図18に示す一覧画面SC1は、商品名が“AAA”であり、価格が120円である商品が1個、商品名が“BBB”であり、価格が98円である商品が2個、そして商品名が“CCC”であり、価格が1,024円である商品が1個、購入商品として登録済みである場合の例である。図20に示す一覧画面SC1では、表示エリアAR12には、これらの登録済みの商品に関する商品名、価格及び個数を表している。また表示エリアAR11には、総数として“4”を表すとともに、総額として“1,340”を表している。なお、商品名の左側の破線で囲まれたエリアは、アイコンを表示するためのエリアを表す。
当該エリアを表す破線は、実際には一覧画面SC1には表されない。
ACT129としてプロセッサ301は、取消画面をタッチパネル304に表示させる。取消画面は、既に登録した購入商品の全てが取り消されることを客に報知する画面である。取消画面は、取消実行を指定するための実行ボタンと、個数を変更せずに個数の変更を指定する前の状態に戻ることを指定するための戻りボタンとを含む。
ACT131としてプロセッサ301は、戻りが指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定を確認できないならばNOと判定し、ACT130へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT130及びACT131としては、取消実行又は戻りが指定されるのを待ち受ける。
ACT132としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して取消を要求する。
ACT212としてプロセッサ31は、処理対象となっている取引の取引コードの通知を伴って、取消の要求を仮想POSサーバ2に転送する。プロセッサ31はこのとき、ユーザ端末300から送られてきた要求データをそのまま仮想POSサーバ2に転送してもよいし、何らかの処理による変換後の要求データを仮想POSサーバ2に送信してもよい。
ACT308としてプロセッサ21は、転送された要求データでの要求に応じて取引データベースDB21を更新する。プロセッサ21は例えば、モバイルコントローラ3から送られた要求データによる要求を、既存のPOS端末に備えられた入力デバイスにより入力された取消指示であると見做して、既存のPOS端末と同様な処理によって、通知された取引コードに関連付けて登録済みの商品の全てを購入商品から除外するように取引データベースDB21を更新する。
ACT213としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバから送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
ACT215としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対して取消を通知する。そしてプロセッサ31はこののち、ACT205~ACT207の待受状態に戻る。
ACT133としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3から取消が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように取消が通知されたならばYESと判定し、図9中のACT101へと戻る。
ACT134としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して会計を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、端末コードを含める。またプロセッサ301は、補助記憶ユニット303に電子レシートIDが記憶されているならば、当該電子レシートIDを上記の要求データに含める。これによりプロセッサ301は、無線通信ユニット306又はモバイル通信ユニット307を用いて使用者識別子としての電子レシートIDを送信することとなる。かくしてスマホPOSアプリAP301に基づく情報処理をプロセッサ301が実行することによって、プロセッサ301を中枢部分とするコンピュータは、無線通信ユニット306又はモバイル通信ユニット307との協働によって、利用者識別子を送信する第1の送信手段としての機能を実現する。
ACT135としてプロセッサ301は、会計画面の表示が指示されるのを待ち受ける。
ACT217としてプロセッサ31は、ユーザ端末300から電子レシートIDが通知されているか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、要求データに電子レシートIDが含まれていたならばYESと判定し、ACT218へと進む。
ACT219としてプロセッサ31は、会計画面の表示をユーザ端末300に指示する。
ACT136としてプロセッサ301は、会計画面をタッチパネル304に表示させる。会計画面は、代金の決済のための操作をユーザ端末300及び会計機5のいずれで行うかを客が選択するための画面である。
会計画面SC3は、表示エリアAR31、メッセージME31及びボタンBU31,BU32を含む。表示エリアAR31は、購入商品の総数と、購入商品の代金の総額とを表す。メッセージME31は、代金の決済のための操作をユーザ端末300及び会計機5のいずれで行うかを指定するように客に促す文字メッセージである。ボタンBU31は、ユーザ端末300を客が指定するソフトキーである。ボタンBU32は、会計機5を客が指定するためのソフトキーである。
ACT138としてプロセッサ301は、会計機5が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT137へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT137及びACT138としては、ユーザ端末300又は会計機5が指定されるのを待ち受ける。
ACT139としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して決済を要求する。なおプロセッサ301は、決済を要求するための要求データには、決済のために必要な、クレジット番号又はオンライン決済サービス用の利用者コードなどのような決済情報を含めてもよい。
ACT220としてプロセッサ31は、決済が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できないならばNOと判定し、ACT221へと進む。
ACT221としてプロセッサ31は、決済完了が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の通知が確認できないならばNOと判定し、ACT220へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT220及びACT221としては、決済要求又は決済完了通知を待ち受ける。そしてプロセッサ31は、前述のようにユーザ端末300から決済が要求されたならばACT220にてYESと判定し、ACT222へと進む。
ACT223としてプロセッサ31は、決済完了が通知されるのを待ち受ける。
ACT310としてプロセッサ21は、転送された要求データでの要求に応じて代金を決済するための決済処理を実行する。プロセッサ21は例えば、モバイルコントローラ3から送られた要求データによる要求を、既存のPOS端末に備えられた入力デバイスにより入力された決済指示であると見做して、既存のPOS端末と同様な処理によって、通知された取引コードで識別される取引に関する代金を算出する。そしてプロセッサ21は、算出した代金の決済を決済サーバ400に要求する。プロセッサ21は例えば、データベース群DB11に含まれる利用者データベースを参照して、決済に適用する決済方法を判定するとともに、その決済方法での決済に用いる決済情報を取得する。利用者データベースに複数の決済方法又は複数の決済情報が登録されている場合には、それらのうちの1つをユーザ端末300における操作者による指示に応じて、あるいは予め定められた条件に従って選択する。なおプロセッサ21は例えば、要求データに決済情報が含まれるならば、決済に用いる決済方法を当該の決済情報に基づいて決定し、かつ当該の決済情報を決済に用いる決済情報としてもよい。かくして仮想POSアプリAP21に基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは決済手段として機能する。
ACT312としてプロセッサ21は、上記のように決済を完了した取引に関する取引データを上記の要求データに含まれた電子レシートIDで識別される利用者が閲覧できるように電子レシートサーバ500に登録するための処理を行う。なお、この処理は、例えば既存の電子レシートサービスにより行われている処理と同様であってよい。プロセッサ21が取引データにどのようなデータを含めるかは、例えば電子レシートサービスでの規定に従う。このときにプロセッサ21は、電子レシートサービスを提供する提供装置としての電子レシートサーバ500に取引データを送信することとなる。かくして仮想POSアプリAP21に基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは第2の送信手段として機能する。
ACT140としてプロセッサ301は、会計バーコード画面をタッチパネル304に表示させる。会計バーコード画面は、会計機5が仮想POSサーバ2から取引の内容に関するデータを取得するために必要となるデータを表した会計バーコードを表した画面である。なお、詳細な処理の図示は省略しているが、プロセッサ301は、モバイルコントローラ3を介して仮想POSサーバ2から会計バーコードを取得して、当該会計バーコードを会計バーコード画面に表す。
ACT313としてプロセッサ21は、取引処理の対象となっている取引の内容を表し、会計機5での決済のために必要な決済データを、転送を要求した会計機5に対して送信する。なお決済データは、例えば既存のセミセルフタイプの取引処理システムにおいて登録機から会計機へと転送されている決済データと同様なデータであってよい。
ACT314としてプロセッサ21は、上記のように決済データを送信した会計機5での決済が完了するのを待ち受ける。
なお、プロセッサ21はACT312にて電子レシート登録を終えたのちにも、ACT315へと進む。またプロセッサ21は、決済を要求する要求データに電子レシートIDが含まれないならばACT311にてNOと判定し、ACT312をパスしてACT315へと進む。
ACT315としてプロセッサ21は、モバイルコントローラ3に決済の完了を通知する。そしてプロセッサ21は、これをもって取引処理を終了する。
ACT224としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対して決済完了を通知する。
ACT141としてプロセッサ301は、決済完了が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のようにモバイルコントローラ3から決済完了が通知されたならばYESと判定し、ACT142へと進む。
ACT142としてプロセッサ301は、完了画面をタッチパネル304に表示させる。完了画面は、決済が完了したことを客に報知するための画面である。
ACT144としてプロセッサ301は、2次元コードが読み取れるのを待ち受ける。このときにプロセッサ301は、カメラ305で得られる画像を繰り返し解析し、2次元コードの読み取りを試みる。この2次元コードの読み取りは、スマホPOSアプリAP301に基づく処理として行われてもよいし、2次元コードの読み取り用の別のアプリケーションプログラムに基づく処理として行われてもよい。そしてプロセッサ301は、2次元コードが読み取れたならばYESと判定し、ACT145へと進む。
ACT146としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して、チェックアウトを要求する。
ACT225としてプロセッサ31は、チェックアウトが要求されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、上述のようにユーザ端末300からチェックアウトが要求されたならばYESと判定し、ACT226へと進む。
ACT227としてプロセッサ31は、チェックアウトの完了をユーザ端末300に通知する。そしてプロセッサ31は、これをもって仲介処理を終了する。
ACT147としてプロセッサ301は、チェックアウト完了の通知を待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のようにモバイルコントローラ3からチェックアウト完了が通知されたならばYESと判定し、ACT148へと進む。
ACT148としてプロセッサ301は、例えば図9中のACT107にて保存したチェックインデータなどのような、今回の買い物に関して一時的に利用する各種のデータをクリアする。そしてプロセッサ301はこののち、図9中のACT101に戻る。
購入商品のリストの生成は、ユーザ端末300にてプロセッサ301が実行してもよい。この場合、決定手段としての機能は、プロセッサ301を中枢部分とするコンピュータにより実現される。
Claims (5)
- 携帯情報通信端末と少なくとも1つの情報処理装置とを含み、
前記携帯情報通信端末に備えられ、電子レシートサービスの利用者を識別する利用者識別子を記憶する記憶手段と、
前記携帯情報通信端末に設けられ、前記記憶手段により記憶された前記利用者識別子を送信する第1の送信手段と、
前記情報処理装置の1つに備えられ、前記携帯情報通信端末の操作者による指示に応じて取引の内容を決定する決定手段と、
前記情報処理装置の1つに備えられ、前記決定手段により決定された前記取引の代金を決済する決済手段と、
前記情報処理装置の1つに備えられ、前記決済手段により代金が決済された前記取引について前記決定手段により決定された内容を表した取引データを、前記第1の送信手段により送信された前記利用者識別子に関連付けるものとして、前記電子レシートサービスを提供する提供装置に送信する第2の送信手段と、
を具備した取引処理システム。 - 前記少なくとも1つの情報処理装置には第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含み、
前記第1の情報処理装置に備えられ、前記第1の送信手段により送信された前記利用者識別子を前記第2の情報処理装置へと転送する転送手段、をさらに備え、
前記第2の送信手段は、前記第2の情報処理装置に備えられ、前記転送手段により転送された前記利用者識別子に関連付けるものとして前記取引データを送信する、
請求項1に記載の取引処理システム。 - 携帯情報通信端末と少なくとも1つの情報処理装置とを含み、
前記携帯情報通信端末に備えられ、当該携帯情報通信端末の利用者に関連付けられたキーデータを記憶する記憶手段と、
前記携帯情報通信端末に設けられ、前記記憶手段により記憶された前記キーデータを送信する第1の送信手段と、
前記携帯情報通信端末又は前記情報処理装置の1つに備えられ、前記携帯情報通信端末の操作者による指示に応じて取引の内容を決定する決定手段と、
前記情報処理装置の1つに備えられ、前記決定手段により決定された前記取引の代金を決済する決済手段と、
前記情報処理装置の1つに備えられ、前記決済手段により代金が決済された前記取引について前記決定手段により決定された内容を表した取引データを、前記第1の送信手段により送信された前記キーデータに関連付けられた利用者識別子に関連付けるものとして、電子レシートサービスを提供する提供装置に送信する第2の送信手段と、
を具備した取引処理システム。 - 前記少なくとも1つの情報処理装置には第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含み、
前記第1の情報処理装置に備えられ、前記第1の送信手段により送信された前記キーデータに関連付けられた前記利用者識別子を取得する取得手段と、
前記第1の情報処理装置に備えられ、前記取得手段により取得された前記利用者識別子を前記第2の情報処理装置へと送信する第3の送信手段、をさらに備え、
前記第2の送信手段は、前記第2の情報処理装置に備えられ、前記第3の送信手段により送信された前記利用者識別子に関連付けるものとして前記取引データを送信する、
請求項3に記載の取引処理システム。 - 前記携帯情報通信端末は、客により所有される、
請求項1-請求項4のいずれか一項に記載の取引処理システム。
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