JP2022029710A - 部品搭載装置 - Google Patents

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慎二 山本
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Abstract

【課題】作業者による部品供給の作業性向上を図る。【解決手段】部品搭載装置は、トレイに格納された部品を取り出して基板に搭載するヘッドユニットを備え、部品搭載装置の設置面を移動可能であって、トレイを載置するパレットを保持可能なストッカと、ストッカを着脱可能に保持する保持部と、パレットをストッカから引き出してヘッドユニットによって部品を取り出し可能な取り出し位置に移動させ、もしくは、取り出し位置にあるパレットをストッカのパレットが差し込まれていない差し込み位置に差し込むパレット移動部と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、部品搭載装置に関する。
従来、パレットを多段に収納する電子部品供給装置のパレットの扱いについての作業者の手間を軽減する電子部品供給装置(例えば特許文献1参照)が提案されている。また、トレイフィーダによって供給される部品を基板に実装する部品実装装置において、トレイ交換のための装置停止時間を短縮して生産性を向上させるトレイフィーダにおけるトレイ交換方法(例えば特許文献2参照)が提案されている。
特開平10-261893号公報 特開2012-114324号公報
ところで、トレイフィーダへの部品供給方法としては、現在、部品を収納しているトレイを、パレットと呼ばれる板皿に搭載し、そのパレットをトレイマガジン内に多数個セットした上で、そのトレイマガジンをトレイフィーダ内のマガジン保持部(部品ストック部)にセットする方法が一般的となっている。しかしながら、その場合、トレイセット済みのトレイマガジンが重量物(例えば最大20kg程度)と言うこともあり、設備としての部品実装装置までの運搬時や、トレイフィーダへのトレイマガジンセット時においては、作業者に少なからず労力の負担をかけている状態となっている。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、作業者による部品供給の作業性向上を図る部品搭載装置を提供することを目的とする。
本開示は、トレイに格納された部品を取り出して基板に搭載するヘッドユニットを備えた部品搭載装置であって、前記部品搭載装置の設置面を移動可能であって、前記トレイを載置するパレットを保持可能なストッカと、前記ストッカを着脱可能に保持する保持部と、前記パレットを前記ストッカから引き出して前記ヘッドユニットによって前記部品を取り出すことが可能な取り出し位置に移動させ、もしくは、前記取り出し位置にある前記パレットを前記ストッカの前記パレットが差し込まれていない差し込み位置に差し込むパレット移動部と、を備える、部品搭載装置を提供する。
本開示によれば、部品搭載装置において、作業者による部品供給の作業性向上を図ることができる。
実施の形態1に係る部品搭載装置の概略構成例を示す分解側面図 図1に示す部品搭載装置のストッカ装着状態の側面図 図2に示す部品搭載装置をY方向から見た背面図 パレットの引き出されたマガジンの斜視図 保持部の設けられた部品搭載装置をY方向から見た背面図 図5に示す部品搭載装置の側面図 ストッカ検出センサを透視したパレット移動部の側面図 図7に示した部品搭載装置の平面図 図8に示したストッカ検出センサ近傍のA部拡大図 部品搭載装置の制御系の構成を示すブロック図 実施の形態2に係る部品搭載装置のストッカが装着される前の背面図 図11に示す部品搭載装置のストッカが装着された後の背面図 図12に示す部品搭載装置の側面図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る部品搭載装置を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態1に係る部品搭載装置11の概略構成例を示す分解側面図である。なお、方向を示す矢印が記された図において、X軸は部品搭載装置11の左右方向、Y軸は部品搭載装置11の前後方向、Z軸は部品搭載装置11の上下方向を示す。X軸およびY軸は直交して水平面に含まれる。Z軸は鉛直面に含まれる。
実施の形態1に係る部品搭載装置11は、ストッカ13と、保持部(後述参照)と、パレット移動部(例えばトレイフィーダ15)とを主要な構成として有する。詳細は後述するが、保持部は、ストッカ13をトレイフィーダ15に対して着脱可能に保持する機構であり、具体的には、下段側カムフォロワ17(図6参照)と上段側カムフォロワ19(図6参照)と下段側ガイド21(図6参照)と上段側ガイド23(図6参照)とを有する。
なお、部品搭載装置11は、トレイフィーダ15を、部品搭載装置11の一構成要素(言い換えると、一部分)として構成してよい。また、トレイフィーダ15は部品搭載装置11とは別体として構成されてよく、この場合にはトレイフィーダ15は部品搭載装置11と一体的に連結して構成することもできる。
部品搭載装置11は、トレイ25(図4参照)に格納された複数の部品(例えば、部品搭載装置11により基板上の部品ごとに規定された所定位置に搭載(実装)される電子部品)を取り出して基板(図示略)に搭載(実装)するヘッドユニット(図示略)を備える。基板は、基板搬送機構(図示略)により搬送される。基板搬送機構は、トレイフィーダ15のY方向側の側部に配置される。部品搭載装置11は、リニアモータ駆動のY軸移動テーブル(図示略)がY方向に配設される。Y軸移動テーブルは、X軸移動テーブル(図示略)をY方向に移動自在に結合している。X軸移動テーブルにはヘッドユニット(図示略)が、リニア駆動機構によってX方向に移動自在に取り付けられている。ヘッドユニットは、複数の単位移載ヘッド(図示略)を備えた多連型ヘッドであり、それぞれの単位移載ヘッドの下端部には吸着ノズルが交換自在に装着される。X軸移動テーブル、Y軸移動テーブル、ヘッドユニットは、部品搭載装置11の部品搭載機構27(図10参照)を構成する。
部品搭載装置11は、Y軸移動テーブルおよびX軸移動テーブルのそれぞれを駆動することにより、ヘッドユニットがトレイフィーダ15と基板搬送機構に保持された基板との間で水平移動し、部品取り出し位置(後述参照)に移動させられたパレット29上のトレイ25に格納された部品を吸着ノズルによって吸着保持して、基板に実装する。
ストッカ13は、トレイ25を載置して搬送するためのパレット29を保持可能としている。実施の形態1において、ストッカ13は、パレット29を保持するマガジン31と、マガジン31を収納するストッカ本体部33とを有する構成である。ストッカ本体部33は、複数(図1の例では2個)のマガジン31を、上下方向に離間して多段状に収納する。ストッカ本体部33は、複数のマガジン31を多段状に支持するための複数(例えば2つ)のマガジン支持部35(図5参照)をマガジン収納空間に有する。
マガジン支持部35は、マガジン31を載置する棚状に形成される。それぞれのマガジン31は、マガジン支持部35に載置されて前後方向に円滑な移動(言い換えると、出し入れ)が可能となる。また、マガジン31は、マガジン支持部35に載置されることにより、マガジン支持部35の上下に離間している間隔の範囲で、マガジン支持部35から浮上可能となる。この浮上可能な距離は、後述するマガジン31の位置決め時に必要となる。
ストッカ本体部33は、フレーム枠あるいは外板等により外殻が縦長の直方体形状に形成される。ストッカ本体部33を下方から支持するベース部37の下面には、左右方向に離間する一対の車輪39が、前後方向に離間して二対設けられている。すなわち、ベース部37には、四角形状を有するその下面の四隅に合計4つの車輪39が固定されている。車輪39は、前側の一対または後側の一対がZ方向の旋回軸まわりに旋回可能となって操舵性が確保されてもよい。ストッカ本体部33は、例えば作業者の押し引きにより設置面上の任意の方向へ走行して移動可能となる。
ストッカ13では、マガジン支持部35の延在方向が前後方向となり、基本的にはこの前後方向でストッカ13は移動させられる。ストッカ13は、例えば前面からマガジン31が出し入れ自在となるように、ストッカ前面開口部(図示略)を有する。なお、ストッカ13は、後面にもマガジン31が出し入れを可能とするストッカ後面開口部(図示略)を有してもよい。ストッカ13には、移動時のストッカ前面開口部からの慣性力によるマガジン31の飛び出しを防止するためのマガジンストッパ(図示略)が備えられる。
トレイフィーダ15は、フレーム枠あるいは外板等によりフィーダ本体部41の外殻が形成される。この外殻は、側面視で図1に示す例えば逆L字形状に形成される。すなわち、側面視で四角形状を有する左上角部を含む四角形状部が切り欠かれている。この切り欠き部分の下部は、トレイフィーダ15の左右に設けられる一対の延出側板部43となる。トレイフィーダ15は、これら切り欠き部分と一対の延出側板部43の間とが、縦長の空間となったストッカ装着部45となる。
なお、側面視で逆L字形状に形成されるトレイフィーダ15の外殻形状は一例であり、トレイフィーダ15の外殻形状は、一対の延出側板部43が、フィーダ本体部41と同じ高さで形成されていてもよい。この場合、トレイフィーダ15の外殻形状は、側面視で縦長の矩形状となる。但し、トレイフィーダ15は、この側面視で矩形状の外殻形状を有する場合であっても、一対の延出側板部43の間に、ストッカ装着部45が形成されることには変わりない。
トレイフィーダ15には、フィーダ本体部41と一対の延出側板部43との下面に、左右方向に離間する一対の車輪39が、前後方向に離間して二対設けられている。すなわち、トレイフィーダ15は、四角形状を有するその下面外形のそれぞれの四隅に合計4つの車輪39が固定される。車輪39は、前側の一対または後側の一対がZ方向の旋回軸まわりに旋回可能となって操舵性が確保されていてもよい。トレイフィーダ15は、それぞれの車輪39がストッパにより旋回および回転が規制されて、設置面47の所定位置に設置される。トレイフィーダ15は、さらにアジャスタ等を介して水平に位置決めされた後、設置面47に対して既に位置決めされた部品搭載装置11の装置本体に連結される。
図2は、図1に示す部品搭載装置11のストッカ装着状態の側面図である。部品搭載装置11は、複数のマガジン31が多段状に収納されたストッカ13が、トレイフィーダ15のストッカ装着部45に、作業者によりY方向に移動させられて装着される。ストッカ装着部45に装着されたストッカ13は、ロック機構49(図10参照)を有した連結機構(図示略)によりフィーダ本体部41から離脱が規制されてフィーダ本体部41に連結される。
図3は、図2に示す部品搭載装置11をY方向から見た背面図である。フィーダ本体部41に連結されたストッカ13は、それぞれのマガジン31に、トレイ25を載置した複数(図3の例では代表する1枚を示す)のパレット29が収容される。マガジン31は、一対の平行な側板部51(図4参照)の対向する内面に、前後方向に延在する平行な複数のパレット支持レール53(図4参照)を上下方向に離間して有している。それぞれのマガジン31では、パレット29の前後方向に沿う一対の平行な辺部が、パレット支持レール53により支持される。
図4は、パレット29の引き出されたマガジン31の斜視図である。マガジン31は、扁平な直方体形状を有する。マガジン31は、一対の平行な面がパレット出入開口部55となって開口する。マガジン31は、パレット出入開口部55を挟む左右が一対の側板部51となる。一対の側板部51は、上辺部同士が上部桟材57により連結され、下辺部同士が底板部59により連結されて箱状となる。一対の側板部51の内側対向面には、パレット出入開口部55に向かって延在するパレット支持レール53が、上下に離間して多段状に設けられる。パレット支持レール53は、マガジン31の内部に収容されたパレット29を、パレット出入開口部55から出し入れ可能に、パレット29の一対の平行な辺部を下方から支持する。
マガジン31は、パレット出入開口部55を挟む一対の側板部51のうち、いずれか一方に、Z軸まわりで回転するパレット用シャッタ61が揺動自在に設けられる。パレット用シャッタ61は、揺動方向の一端側に回転配置されることにより、パレット29の出し入れ経路に突出し、パレット29の出し入れを規制する。パレット用シャッタ61は、出し入れ経路に突出することにより、保持されたパレット29のマガジン31からの飛び出しを規制できる。パレット用シャッタ61は、揺動方向の他端側に回転配置されることにより、パレット29の出し入れ経路から退避した位置に移動させられ、パレット29の出し入れを可能とする。パレット用シャッタ61は、人手またはアクチュエータ(図示略)により作動させられる。アクチュエータ(図示略)は、ストッカ検出センサ63(図10参照)からの信号を受けた制御部65(図10参照)により作動を制御可能とすることができる。
マガジン31に収容されたパレット29は、平面視で矩形状に形成される。パレット29は、一対の平行な辺部の一方が第1辺部67となり対向する他方が第2辺部(図示略)となる。パレット29は、この第1辺部67または第2辺部のいずれか一方が搬送方向の先端側となって搬送(出し入れ)される。
パレット29は少なくとも上面を含む部分が磁性体材料から構成される。パレット29の上面には、樹脂等の非磁性体材料から構成されたトレイ25が載置される。トレイ25には複数の部品が整列状態に並べられる。トレイ25は、位置決め装置によって、パレット29の所定の位置に位置決めされた状態で載置される。
パレット29の上面には、第1辺部67と隣接する一方の辺部とに平行な2つのトレイ位置決め片69が直交して固定されている。2つのトレイ位置決め片69は、直交方向に配置されることにより入隅部を有する。トレイ25は、一つの角部をパレット29の入隅部に一致させるようにして、2つの側面をトレイ位置決め片69に押し当てて、パレット29に対する相対位置が位置決めされる。
このようにして位置決めされたパレット上のトレイ25は、トレイ位置決め片69に押し当てられた面と反対側の面に、位置決め装置(図示略)が押し当てられてパレット29に固定される。位置決め装置は、マグネットを有する。位置決め装置は、磁性体材料からなるパレット29の上面に磁力で固定された状態となる。これにより、トレイ25は、パレット上での移動が規制されて固定される。このとき位置決め装置は、2つのレバー部が、パレット29の上面よりも上方に位置する。位置決め装置は、このレバー部をパレット29の上面に向けて押下することにより、てこの原理でパレット29から容易に取り外しが可能となっている。
また、パレット29は、第1辺部67に係合部(図示略)が設けられる。係合部は、例えば平面視でコ字状に形成された係合爪の開口側が向かい合うようにして配置される。係合部は、トレイフィーダ15に備えられるパレット搬送装置(図示略)の係合ロッドと係合する。パレット29は、係合部が係合ロッド(図示略)に係合することにより、マガジン31からフィーダ本体部41への引き出し、あるいはフィーダ本体部41からマガジン31への挿入が可能となる。
トレイフィーダ15は、パレット29をストッカ13から引き出して、ヘッドユニットによって部品を取り出すことが可能な取り出し位置にパレット29を移動させる。また、トレイフィーダ15は、取り出し位置にあるパレット29をストッカ13のパレット29が差し込まれていない差し込み位置に差し込みを可能としている。
トレイフィーダ15は、ストッカ13の前面側(Y方向側)に、上記のパレット搬送装置が設けられる。パレット搬送装置は、ストッカ13に収納されたマガジン31からパレット29を引き出して載置する昇降テーブル(図示略)を備える。昇降テーブルは、ストッカ13の前面からパレット29をY方向に取り出すことが可能な取り出し位置と、ヘッドユニットによって部品を取り出し可能な部品取り出し位置の2位置間でパレット29を移動させる。
トレイフィーダ15は、個々のマガジン31に付された収納アドレスを指定することにより、この収納アドレスに対応したパレット29の高さ位置に昇降テーブルを配置できる。これにより、トレイフィーダ15は、所望の部品の格納されたトレイ25を載置するパレット29を引き出すことが可能となっている。
図5は、保持部の設けられた部品搭載装置11をY方向から見た背面図である。部品搭載装置11は、ストッカ13を着脱可能に保持する保持部を有する。
保持部は、マガジン31またはストッカ本体部33のいずれか一方に設けられる。実施の形態1において、保持部は、マガジン31とパレット移動部とに亘って設けられる。
実施の形態1において、保持部は、マガジン31に設けられる複数のカムフォロワと、ストッカ本体部33に設けられる複数のガイドとにより構成される。カムフォロワは、マガジン31の両側の側板部51に設けられる。ガイドは、ストッカ本体部33に設けられかつフィーダ本体部41からY方向に沿う方向で突出した両側の支持ブラケット71(図6参照)の内壁面に設けられる。マガジン31に設けられるカムフォロワは、それぞれ一対一でガイドに対応して配置される。マガジン31のカムフォロワは、ガイドにより支持されるようにガイド上に載置される。マガジン31は、マガジン支持部35に載置され、マガジン支持部35の上下に離間している間隔の範囲で、マガジン支持部35から浮上可能となる。マガジン31は、この浮上可能な距離の範囲内で、ガイドが上方へ距離C(図6参照)だけ変位してガイドに乗り上げ可能となる。これにより、ストッカ13は、各マガジン31が位置決めされるとともに、マガジン31に収容した各パレット29がトレイフィーダ15に対して位置決めされる。
図6は、図5に示す部品搭載装置11の側面図である。より具体的に、カムフォロワは、マガジン31の両側に設けられる一対の下段側カムフォロワ17と、一対の下段側カムフォロワ17よりも高い位置でマガジン31の両側に設けられる一対の上段側カムフォロワ19とからなる。
また、ガイドは、一対の下段側カムフォロワ17を載置する一対の下段側ガイド21と、一対の上段側カムフォロワ19を載置する一対の上段側ガイド23とを有する。下段側ガイド21および上段側ガイド23は、マガジン31に向かって突出する突出先端に、Y方向に向かって上り勾配となる傾斜面73を有する。それぞれの傾斜面73は、カムフォロワがガイドの載置面(すなわち、基準面)に乗り上げる際の案内面となる。
ここで、一対の上段側カムフォロワ19は、一対の下段側カムフォロワ17よりもストッカ装着方向の奥側(Y方向側)に配置される。下段側カムフォロワ17と上段側カムフォロワ19とは、同時に、下段側ガイド21と上段側ガイド23とに乗り上げる。したがって、上段側ガイド23は、下段側ガイド21よりもストッカ装着方向の奥側に傾斜面73が配置される。
さらに、ストッカ本体部33に設けられた両側の支持ブラケット71の内壁面には、上段側ガイド23と下段側ガイド21との間に、一対の左右方向ガイド75が設けられる。これにより、マガジン31は、左右方向(X方向)にも移動が規制されて位置決めされる。
なお、ストッカ13は、マガジン31の挿入方向前後の位置が、上記の連結機構により位置決め可能とされる。これにより、パレット29は、ストッカ13がフィーダ本体部41に装着されると、トレイフィーダ15に対して上下左右前後方向(ZXY方向)が位置決めされる。これら一対の下段側カムフォロワ17および一対の上段側カムフォロワ19、一対の下段側ガイド21および上段側ガイド23、ならびに一対の左右方向ガイド75は、それぞれのマガジン31に応じて設けられている。
ストッカ13は、カムフォロワと各ガイドにより、上下左右前後方向(ZXY方向)が位置決めされると、ストッカ装着部45に装着されたことがストッカ検出センサ63(図7参照)により検出される。ストッカ検出センサ63は、ストッカ13の装着完了信号を部品搭載装置11の制御部65(図10参照)へ送る。制御部65は、ストッカ検出センサ63からストッカ13の装着完了信号を受けると、フィーダ本体部41に設けられているロック機構49(図10参照)をロック状態とする制御信号を出力する。これにより、ストッカ13は、ストッカ装着部45からの離脱が規制されてロック状態となる。ロック機構49は、制御部65からのロック解除信号よりロックが解除される。
図7は、ストッカ検出センサ63を透視したパレット移動部の側面図である。トレイフィーダ15は、ストッカ検出センサ63を備える。ストッカ検出センサ63は、例えば、フィーダ本体部41から延出する一方の延出側板部43の内側面に取り付けられる。なお、ストッカ検出センサ63の取付位置は、これに限定されない。
図8は、図7に示した部品搭載装置11の平面図である。ストッカ検出センサ63は、ストッカ13からパレット29を引き出すことが可能な保持部の位置に、ストッカ13があるか否かを検知する。このパレット29を引き出すことが可能な保持部の位置とは、下段側カムフォロワ17、上段側カムフォロワ19、下段側ガイド21、上段側ガイド23および左右方向ガイド75によりマガジン31を介してパレット29がトレイフィーダ15に対して位置決めされた位置を言う。
図9は、図8に示したストッカ検出センサ近傍のA部拡大図である。ストッカ検出センサ63は、Z軸方向の揺動軸77まわりに揺動する揺動アーム79を備える。揺動アーム79の先端には、揺動軸77と同方向の回転中心で回る転動子81が設けられる。ストッカ検出センサ63は、ストッカ13がフィーダ本体部41のストッカ装着部45に対して所定の深さまで挿入されると、ストッカ13の側面に押圧される転動子81を介して揺動アーム79が時計まわりの矢印B方向へ所定の角度で揺動される。ストッカ検出センサ63は、揺動アーム79が所定の角度で揺動されることにより、ストッカ13が正規の位置に装着完了したことを示す検出信号を出力する。
なお、ストッカ13は、ストッカ装着部45に対して所定の深さまで挿入されることで、上記の各ガイドによりマガジン31が位置決めされ、その結果、各パレット29が、フィーダ本体部41に対して位置決めされる。
図10は、部品搭載装置11の制御系の構成を示すブロック図である。部品搭載装置11は、ストッカ13が保持部に保持されていないときは、トレイフィーダ15を作動させないよう制御する制御部65をさらに備える。制御部65は、PC(Personal Computer)等の制御装置83に、記憶部85とともに設けることができる。
制御部65は、部品装着制御部87と、ストッカ検出判断部89と、トレイ部品供給制御部91と、ロック機構制御部93と、記憶部85とを有する。記憶部85は、部品装着数記憶部95と、部品装着情報記憶部97とを備える。
部品装着制御部87は、部品装着情報記憶部97の装着情報に基づき、基板搬送機構(図示略)、部品搭載機構27をそれぞれ制御して、ヘッドユニットによる基板への部品の搭載を制御する。
ストッカ検出判断部89は、ストッカ13がパレット挿抜位置(例えば、ストッカ13がフィーダ本体部41のストッカ装着部45に連結状態)にあるかを確認する。トレイフィーダ15は、ストッカ13がパレット挿抜位置にある場合にストッカ13からパレット29の挿抜が可能になる。
トレイ部品供給制御部91は、ストッカ検出判断部89によってストッカ13がパレット挿抜位置にあることが確認されれば、トレイフィーダ15によってパレット29の挿抜を行う。
ロック機構制御部93は、ストッカ13がパレット挿抜位置にあることが検出されていれば、ストッカ13が装着装置から離れないようロック機構49を作動させる。また、ロック機構制御部93は、指定された数の部品が実装され、マガジン31を交換する必要が生じたときには、ロック機構49のロックを解除する信号を出力する。
部品装着数記憶部95は、ヘッドユニットにより消費されて減る部品の数量を逐次記憶する。この部品の記憶数量は、マガジン31に保持されたパレット29のトレイ25に格納される部品が空になった場合(すなわち、記憶数量ゼロの場合)、ロック機構49を解除するフラグになる。
部品装着情報記憶部97は、部品の種類、数、部品に対応する基板の種類、基板への部品搭載位置、部品が格納されるトレイ25、トレイ25が載置されるパレット29、パレット29が収容されるマガジン31の情報(例えば、収納アドレス等)を記憶する。
次に、実施の形態1に係る部品搭載装置11の作用を説明する。
実施の形態1に係る部品搭載装置11は、トレイ25に格納された部品を取り出して基板に搭載するヘッドユニットを備える。部品搭載装置11は、設置面47を移動可能であってトレイ25を載置するパレット29を保持可能なストッカ13と、ストッカ13を着脱可能に保持する保持部と、パレット29をストッカ13から引き出してヘッドユニットによって部品を取り出すことが可能な取り出し位置に移動させ、もしくは、取り出し位置にあるパレット29をストッカ13のパレット29が差し込まれていない差し込み位置に差し込むパレット移動部(例えばトレイフィーダ15)と、を備える。
実施の形態1に係る部品搭載装置11では、トレイ25に格納された部品を、ヘッドユニットが取り出して基板に搭載する。部品を格納したトレイ25は、パレット29に載置される。部品搭載装置11は、このパレット29を、トレイフィーダ15により、ストッカ13から引き出して、部品を取り出すことが可能な取り出し位置に移動する。
ストッカ13は、複数のパレット29を多段に搭載できる。ストッカ13は、部品搭載装置11が設置されている設置面47を移動することのできる車輪39を有する。ストッカ13は、部品搭載装置11の設置面47を移動することにより、部品搭載装置11の保持部に、走行による押し込みあるいは引き出しによって着脱自在に連結される。保持部に保持されたストッカ13は、パレット29が差し込まれていない差し込み位置が存在する場合には、トレイフィーダ15によりパレット29が差し込み可能となる。
トレイフィーダ15は、部品を格納したトレイ25を搭載したパレット29を、順次取り出し位置へ移動して入れ替える。パレット29を取り出し位置へ移動したトレイフィーダ15は、載置したトレイ25の部品が全てヘッドユニットの搭載動作により消費されると、今度は空となったそのパレット29をパレット29が差し込まれていないストッカ13の差し込み位置に差し込む。
ストッカ13は、パレット29に載置されたトレイ25の部品が次々に消費され、全てのパレット29のトレイ25から部品が無くなると、保持部から引き出されて脱着される。ストッカ13は、保持部から脱着された後、設置面47を移動して部品を供給可能な前段取り位置に搬送され、部品の格納されたトレイ25を載置する新たなパレット29と差し替えが作業員により行われる。実施の形態1において、この差し替えは、マガジン単位で行うことができる。
新たなパレット29を搭載したストッカ13は、設置面47を搬送されて、再び部品搭載装置11の保持部に押し込まれて装着される。なお、このストッカ13への部品の供給は、複数のストッカ13が備えられていれば、トレイフィーダ15に対するストッカ13の着脱交換のみで作業を終えることが可能となる。
従来の部品搭載装置では、マガジン交換時、マガジン保持部の開閉扉を開いた後に、マガジン保持部からマガジン31を直接作業者が1個ずつ出し入れして入れ替え作業を行っていた。
これに対し、実施の形態1に係る部品搭載装置11では、従来の部品搭載装置で一体に構成されていた補給部およびマガジン保持部を部品搭載装置から分離して、ストッカ13として構成している。このストッカ13は、複数のパレット29を保持したマガジン31を複数個収納し、あるいは複数枚のパレット29を直接搭載できる(後述参照)。これに加え、ストッカ13は、車輪39を備え、マガジン運搬用台車としての機能も併せ持つ。これにより、ストッカ13は、他の場所で予め複数枚のパレット29を複数個のマガジン31に保持した状態で、あるいは複数のパレット29を直接搭載することが可能となる(後述参照)。すなわち、部品搭載装置11は、パレット29の補給作業における前段取りを容易に実現できる。
その結果、部品搭載装置11は、保持部に複数のマガジン31を一括装着できるので、複数のマガジン31を個々に入れ替えていた従来装置に比べ、パレット入れ替えのための労力を大幅に低減することができる。また、複数のマガジン31を一括交換できるので、複数のマガジン31を個々に入れ替えていた従来装置に比べ、マガジン入れ替え作業による停止時間を大幅に短縮することもできる。したがって、実施の形態1に係る部品搭載装置11によれば、作業者による部品供給の作業性向上を図ることができる。
また、部品搭載装置11において、ストッカ13は、パレット29を保持するマガジン31と、マガジン31を収納するストッカ本体部33とを有し、保持部は、マガジン31またはストッカ本体部33のいずれか一方に設けられる。
この部品搭載装置11では、ストッカ13が、ストッカ本体部33に複数のマガジン31を収納して設置面47を移動できる。
保持部は、上記のようにストッカ13を、着脱可能に保持する。ここで、保持部に保持されたストッカ13は、マガジン31に保持したパレット29が、トレイフィーダ15により出し入れが可能となる相対的な位置に配置されている必要がある。これは、トレイフィーダ15が、ストッカ13に保持されているパレット29を出し入れする際、正規の位置に対し位置ずれが生じていると、パレット29が段差等に干渉し、円滑にパレット29を移動できなくなるためである。
これにより、ストッカ本体部33のマガジン31に保持されたそれぞれのパレット29は、ストッカ13がトレイフィーダ15に装着されたとき、円滑に出し入れ可能とする位置に、マガジン31またはストッカ本体部33を介して位置決めされる。
また、部品搭載装置11において、保持部は、マガジン31の両側の外壁面に設けられる複数のカムフォロワ(例えば下段側カムフォロワ17および上段側カムフォロワ19)と、トレイフィーダ15の両側の内壁面に設けられる複数のガイド(例えば下段側ガイド21および上段側ガイド23)とにより構成される。カムフォロワが、それぞれ一対一で対応して配置されるガイドのそれぞれに載置されることにより、パレット29がトレイフィーダ15に位置決めされる。
この部品搭載装置11では、保持部が、カムフォロワとガイドとにより構成される。カムフォロワは、マガジン31の両側の外壁面に設けられる。なお、マガジン31にカムフォロワが設けられるのは一例であり、これには限定されない。カムフォロワは、例えばストッカ本体部33に設けられてもよい(実施の形態2参照)。
マガジン31にカムフォロワが設けられた構成では、ストッカ13が、トレイフィーダ15に装着されると、ストッカ本体部33に収納されているそれぞれのマガジン31が、保持部によりトレイフィーダ15に対して位置決めされる。
この位置決めは、ストッカ本体部33に収納されているそれぞれのマガジン31が、このマガジン31の両側の外壁面から突出させているカムフォロワを、トレイフィーダ15の両側の内壁面に設けられているガイドに、一対一で対応して乗り上げることにより、位置決めされる。すなわち、トレイフィーダ15の基準面となったガイド面に、マガジン31のカムフォロワを載置し、マガジン31をガイドに線接触させて預けることにより、トレイフィーダ15に、それぞれのマガジン31に収容されたパレット29を一括して位置決めできる。なお、カムフォロワが例えばストッカ本体部33に設けられている場合には(後述参照)、ストッカ本体部33の全体がトレイフィーダ15に位置決めされ、それぞれのパレット29がストッカ本体部33を介して一括して位置決めされることになる。
部品搭載装置11では、保持部によりマガジン31がトレイフィーダ15に位置決めされることにより、トレイフィーダ15がストッカ13のマガジン31に保持されたそれぞれのパレット29を円滑に出し入れできるようになる。
また、部品搭載装置11において、カムフォロワは、マガジン31の両側に設けられる一対の下段側カムフォロワ17と、一対の下段側カムフォロワ17よりも高い位置でマガジン31の両側に設けられる一対の上段側カムフォロワ19とを有する。一対の下段側カムフォロワ17よりも一対の上段側カムフォロワ19が、ストッカ装着方向の奥側に配置される。
この部品搭載装置11では、ストッカ13がトレイフィーダ15に装着され始めると、それぞれのマガジン31の両側の外壁面に設けられた一対の下段側カムフォロワ17と一対の上段側カムフォロワ19とが、トレイフィーダ15の両側の内壁面に設けられたそれぞれのガイドに同時に乗り上げる。ストッカ13が奥側へ移動されると、下段側カムフォロワ17と上段側カムフォロワ19とがそれぞれのガイドのガイド面を摺動する。
部品搭載装置11では、仮に一対の下段側カムフォロワ17のみが備えられていた場合、マガジン31は、ガイドに下段側カムフォロワ17が支持されると、重心が下段側カムフォロワ17よりも前側または後側となって前傾姿勢または後傾姿勢となる。
これに対し、部品搭載装置11では、下段側カムフォロワ17が挿入方向の手前側(後側)に配置され、上段側カムフォロワ19が挿入方向の奥側(前側)に配置されるので、前傾または後傾せずに水平に位置決めすることができる。
さらに、トレイフィーダ15の両側の内壁面には、上段側ガイド23と下段側ガイド21との間に、一対の左右方向ガイド75が設けられる。これにより、マガジン31は、左右方向に移動が規制されて位置決めされる。なお、ストッカ13は、マガジン31の挿入方向前後の位置が、例えばストッカ本体部33に設けられる連結機構により位置決めされる。これにより、パレット29は、ストッカ13がフィーダ本体部41に装着されると、トレイフィーダ15に対して上下左右前後が位置決めされる。
また、部品搭載装置11において、パレット移動部(トレイフィーダ15)は、ストッカ13からパレット29を引き出すことが可能な保持部の位置に、ストッカ13があるか否かを検知するストッカ検出センサ63をさらに備える。
この部品搭載装置11では、ストッカ検出センサ63が、ストッカ13からパレット29を引き出すことが可能な保持部の位置に、ストッカ13があるか否かを検知する。つまり、ストッカ検出センサ63は、正規の位置で保持部によりパレット29が位置決めされたかを検出する。
部品搭載装置11は、ストッカ13が装着されていない状態で、トレイフィーダ15が作動されると、トレイフィーダ15に設けられているパレット搬送装置が作業者等に接触する可能性がある。また、正規の位置でパレット29が配置されていないと、パレット搬送装置によりパレット29が出し入れできない場合がある。部品搭載装置11は、ストッカ検出センサ63を備えることにより、このようなストッカ13の装着状態に応じた安全性および正常な動作を保証することができる。
また、部品搭載装置11は、ストッカ13が保持部に保持されていないときは、パレット移動部(トレイフィーダ15)を作動させないよう制御する制御部65と、をさらに備える。
この部品搭載装置11では、ストッカ13が保持部に保持されていないとき、トレイフィーダ15を作動させないよう制御する制御部65が備えられる。制御部65は、ストッカ検出センサ63からのストッカ検出信号を受けて、トレイフィーダ15の作動または作動停止を制御する。これにより、部品搭載装置11は、正規の位置でストッカ13が配置されていないときのパレット搬送装置の作動を停止し、パレット29の搬送不良やパレット29の破損等を未然に防止できる。また、部品搭載装置11は、ストッカ13の未装着状態でのパレット搬送装置の作動を停止し、安全性を高めることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る部品搭載装置99を説明する。
図11は、実施の形態2に係る部品搭載装置99のストッカ101が装着される前の背面図である。なお、実施の形態2において、図1~図10に示した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施の形態2に係る部品搭載装置99は、ストッカ101がパレット29を格納する構成と、保持部の構成とが実施の形態1と異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
部品搭載装置99は、ストッカ101が、マガジン31を使用せずに、複数のパレット29を直接搭載する。ストッカ101は、ストッカ本体部33の対向する内壁部のそれぞれに、固定ラック103が設けられる。固定ラック103には、パレット29の一対の平行な辺部を下方から支持する左右一対のパレット支持レール53が、上下方向に離間して複数対設けられている。これにより、ストッカ101は、マガジン31を使用せずに、複数のパレット29の任意のものをストッカ101から出し入れ可能に搭載している。
図12は、図11に示す部品搭載装置99のストッカ101が装着された後の背面図である。部品搭載装置99の保持部は、ストッカ101の全体をトレイフィーダ15に対して位置決めする。保持部は、下段側カムフォロワ105と、上段側カムフォロワ107と、下段側ガイド部109と、上段側ガイド部111と、左右方向ガイド113とからなる。下段側カムフォロワ105と、上段側カムフォロワ107とは、ストッカ101の左右の外側面から突出してそれぞれ一対ずつ設けられる。下段側ガイド部109と、上段側ガイド部111と、左右方向ガイド113とは、トレイフィーダ15における例えば左右の延出側板部43の内壁部にそれぞれ一対ずつ設けられる。実施の形態2において、下段側ガイド部109と上段側ガイド部111とは、一体のガイド部材115として形成される。したがって、このガイド部材115は、左右の延出側板部43の内壁部で合計二対が設けられる。
図13は、図12に示す部品搭載装置99の側面図である。一対の上段側カムフォロワ107は、一対の下段側カムフォロワ105よりもストッカ装着方向の奥側(Y方向側)に配置される。下段側カムフォロワ105と上段側カムフォロワ107とは、同時に、下段側ガイド部109と上段側ガイド部111とに乗り上げる。したがって、上段側ガイド部111は、下段側ガイド部109よりもストッカ装着方向の奥側に傾斜面73が配置される。
左右の延出側板部43の内壁部には、ガイド部材115の上方に、一対の左右方向ガイド113が設けられる。これにより、ストッカ101は、左右方向(X方向)にも移動が規制されて位置決めされる。
この部品搭載装置99では、ストッカ101がトレイフィーダ15のストッカ装着部45に挿入されると、ストッカ101の下段側カムフォロワ105と上段側カムフォロワ107とが、トレイフィーダ15の下段側ガイド部109と上段側ガイド部111とに乗り上げる。ストッカ101は、この乗り上げにより全体が設置面47から距離Dだけ離間して浮上する。また、これと同時に、ストッカ101は、左右方向ガイド113により左右方向が位置決めされる。最後に、ストッカ101が所定の位置まで挿入されると、連結機構によりストッカ装着部45に連結される。これにより、ストッカ101は、上下左右前後方向(ZXY方向)が位置決めされ、搭載された各パレット29がトレイフィーダ15に対して位置決めされる。
実施の形態2に係る部品搭載装置99によれば、ストッカ101が、マガジン31を使用せずに、複数のパレット29を直接搭載できるので、マガジン31を使用する構造に比べ、多数のパレット29を搭載することができる。
また、保持部により、ストッカ101の全体を直接、トレイフィーダ15に位置決めするので、それぞれのマガジン31に応じて保持部を設ける構造に比べ、保持部の数を削減することができる。さらに、ストッカ101を一括して位置決めできるので、一側面側の下段側ガイド部109と上段側ガイド部111とを一体のガイド部材115として形成できる。これにより、保持部を簡素な構造とすることができる。
したがって、実施の形態2に係る部品搭載装置99によれば、作業者による部品供給の作業性向上を図ることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、作業者による部品供給の作業性向上を図る部品搭載装置として有用である。
11 部品搭載装置
13 ストッカ
15 トレイフィーダ
17 下段側カムフォロワ
19 上段側カムフォロワ
21 下段側ガイド
23 上段側ガイド
25 トレイ
29 パレット
31 マガジン
33 ストッカ本体部
47 設置面
63 ストッカ検出センサ
65 制御部

Claims (6)

  1. トレイに格納された部品を取り出して基板に搭載するヘッドユニットを備えた部品搭載装置であって、
    前記部品搭載装置の設置面を移動可能であって、前記トレイを載置するパレットを保持可能なストッカと、
    前記ストッカを着脱可能に保持する保持部と、
    前記パレットを前記ストッカから引き出して前記ヘッドユニットによって前記部品を取り出し可能な取り出し位置に移動させ、もしくは、前記取り出し位置にある前記パレットを前記ストッカの前記パレットが差し込まれていない差し込み位置に差し込むパレット移動部と、を備える、
    部品搭載装置。
  2. 前記ストッカは、前記パレットを格納するマガジンと、前記マガジンを格納するストッカ本体部と、を有し、
    前記保持部は、前記マガジンまたは前記ストッカ本体部のいずれか一方に設けられる、
    請求項1に記載の部品搭載装置。
  3. 前記保持部は、前記マガジンの両側の外壁面に設けられる複数のカムフォロワと、前記パレット移動部の両側の内壁面に設けられる複数のガイドとにより構成され、
    それぞれの前記カムフォロワが、一対一で対応して配置される前記ガイドのそれぞれに載置され、前記パレットが前記パレット移動部に位置決めされる、
    請求項2に記載の部品搭載装置。
  4. 前記カムフォロワは、前記マガジンの両側に設けられる一対の下段側カムフォロワと、前記一対の下段側カムフォロワよりも高い位置で前記マガジンの両側に設けられる一対の上段側カムフォロワとを有し、
    前記一対の下段側カムフォロワよりも前記一対の上段側カムフォロワが、前記ストッカの装着方向の奥側に配置される、
    請求項3に記載の部品搭載装置。
  5. 前記パレット移動部は、前記ストッカから前記パレットを引き出すことが可能な前記保持部の位置に、前記ストッカがあるか否かを検知するストッカ検出センサ、をさらに備える、
    請求項1~4のうちいずれか一項に記載の部品搭載装置。
  6. 前記ストッカが前記保持部に保持されていないときは、前記パレット移動部を作動させないよう制御する制御部と、をさらに備える、
    請求項1~5のうちいずれか一項に記載の部品搭載装置。
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JP2022132208A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 ダイキン工業株式会社 含フッ素共重合体

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