JP2022028018A - 発光モジュール及び面状光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光領域から出射する光を制御できる発光モジュールを提供する。【解決手段】発光モジュール200は、光源210と、発光領域Sを区画する区画溝221と、発光領域内に設けられ、内部に光源が設けられた光源配置部222と、を有する導光部材220と、光源210の直上の領域であって光源210から離れた位置に設けられ、光源210から出射される光の一部を反射し、光源210から出射される光の他の一部を透過する光調整部材270と、と、導光部材の上面223を覆う波長変換部材240と、を備える。上面視において、光調整部材270は、区画溝221に囲まれている。【選択図】図2

Description

実施形態は、発光モジュール、面状光源、及び発光モジュールの製造方法に関する。
光源と、導光部材と、を組み合わせた発光モジュールは、例えば液晶ディスプレイのバックライト等の面状光源に広く利用されている。このような発光モジュールを複数の発光領域に分け、発光領域ごとに出射される光を制御したいという要望がある。
特開2008-59786号公報
実施形態は、発光領域から出射される光を制御できる発光モジュールと、そのような発光モジュールを備える面状光源と、そのような発光モジュールの製造方法と、を提供することを目的とする。
実施形態に係る発光モジュールは、第1光源と、第1発光領域を区画する区画溝と、前記第1発光領域内に設けられ、内部に前記第1光源が設けられた第1光源配置部と、を有する導光部材と、前記区画溝内に設けられた光反射性部材と、前記導光部材の上面を覆う波長変換部材と、を備える。
実施形態に係る面状光源は、前記発光モジュールと、配線基板と、を備え、前記導光部材は前記配線基板上に設けられており、前記第1光源は前記配線基板に載置される。
実施形態に係る発光モジュールの製造方法は、第1光源配置部が設けられた導光部材と、前記第1光源配置部内に設けられた第1光源と、を有する中間体を準備する工程と、前記導光部材の上面に、前記第1光源配置部が設けられた第1発光領域を区画する区画溝を形成する工程と、前記区画溝内に光反射性部材を設ける工程と、前記導光部材を覆うように波長変換部材を設ける工程と、を備える。
実施形態によれば、発光領域から出射される光を制御できる発光モジュールと、そのような発光モジュールを備える面状光源と、そのような発光モジュールの製造方法と、を実現できる。
実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源を示す分解斜視図である。 図1の2-2線で示す位置における断面図である。 図2における区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。 図2における光源及び配線基板の一部を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源の製造方法を示す図である。 実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源の製造方法を示す図である。 実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源の製造方法を示す図である。 実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源の製造方法を示す図である。 図1の2-2線で示す位置における断面図であって、光源から出射される光の経路の一例を示す図である。 第1の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。 第2の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。 第3の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。 第4の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を示す断面図である。 第5の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図4に対応する図であって、光源及び配線基板の一部を拡大して示す断面図である。 第6の変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図4に対応する図であって、光源及び配線基板の一部を拡大して示す断面図である。
以下、説明の便宜上、本明細書においては、XYZ直交座標系を採用する。例えば図1に示すように、導光部材220から波長変換部材240に向かう方向を「Z方向」という。また、Z方向を「上方向」とする。また、Z方向の反対方向を「下方向」という。また、Z方向を「厚み方向」ともいう。Z方向と直交する一の方向を「X方向」という。また、Z方向及びX方向と直交する一の方向を「Y方向」という。
図1は、本実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源を示す分解斜視図である。
図2は、図1の2-2線で示す位置における断面図である。
面状光源10は、例えば、配線基板110と、光反射性シート120と、接着シート130と、発光モジュール200と、を備える。
発光モジュール200は、概説すると、光源210と、導光部材220と、第1光反射性部材230と、波長変換部材240と、を備える。導光部材220は、発光領域Sを区画する区画溝221と、発光領域S内に設けられ、内部に光源210が設けられた光源配置部222と、を有する。第1光反射性部材230は、区画溝221内に設けられている。波長変換部材240は、導光部材220の上面223を覆っている。以下、面状光源10の各部について詳述する。
配線基板110は、上面視における形状が略矩形を有する板状の部材である。ただし、配線基板110の形状はこれに限定されない。図2に示すように、配線基板110は、例えば、配線層111と、配線層111の上面を覆い、樹脂材料からなる第1被覆層112と、配線層111の下面を覆い、樹脂材料からなる第2被覆層113と、を有する。配線層111と被覆層112、113との間には接着層が設けられていてもよい。なお図2では、配線層111が一層である例を示しているが、配線層111は第1被覆層112と第2被覆層113との間で、Z方向に複数設けられていてもよい。また、配線層111がZ方向に複数設けられている場合、Z方向に隣り合う2つの配線層111の間に絶縁層及び接着層を設けてもよい。
配線基板110の表面は、上面110aと、下面110bと、を含む。上面110a及び下面110bは、例えば平坦面であり、X方向及びY方向に略平行である。
配線基板110の上方には、導光部材220が設けられている。配線基板110と導光部材220との間には、光反射性シート120が設けられている。光反射性シート120は、光源210から出射された光の一部を反射する。光反射性シート120には、多数の気泡を含む樹脂シート(例えば発泡樹脂シート)や、光拡散材を含む樹脂シート等を用いることができる。光反射性シート120に用いられる樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の公知の材料を用いることができる。
また、配線基板110と光反射性シート120との間には、接着シート130が設けられている。接着シート130は、配線基板110と光反射性シート120とを接着している。
だだし、配線基板110の上面には、光源210から出射された光に対して光反射性を有する光反射層が更に設けられていてもよく、この場合、接着シート130は光反射層に接着される。この光反射層は、上面視において導光部材220の光源配置部222内まで延在していてもよい。好ましくは、光反射層は、上面視で光源210と重なる位置、つまり光源210と配線基板110との間まで延在していてもよい。これにより、光源210から出射された光の一部が配線基板110に吸収され、光源210の周囲で輝度が低下するのを軽減することができる。このような光反射層の材料としては、例えば、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の公知の材料からなる光拡散材を含む樹脂を用いることができる。また、光反射層に用いられる樹脂としては、光反射性シート120に用いられる樹脂と同様に、例えば、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、光反射層に用いられる樹脂としては、紫外線硬化性樹脂を用いてもよい。
光反射性シート120には、導光部材220に設けられた複数の光源配置部222と上面視で重なる位置に、複数の貫通孔120aがそれぞれ設けられている。同様に、接着シート130には、導光部材220に設けられた複数の光源配置部222と上面視で重なる位置に、複数の貫通孔130aがそれぞれ設けられている。
導光部材220は、光源210から出射された光に対して透光性を有する。導光部材220の材料としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、又は、ガラス等を用いることができる。
図1に示すように、導光部材220は、例えば板状の部材である。ただし、導光部材220は、可撓性を有していてもよい。また、導光部材220は、単層であるが、複数層であってもよい。導光部材220を複数層で構成する場合、各層間を接着シートで貼り合せて構成することもできる。このような接着シートの材料としては、光源210から出射された光に対して透光性を有する材料であればよく、層間に界面が生じるのを軽減できるように、導光部材220と同じ材料を用いるのが好ましい。上面視における導光部材220の形状は、略矩形である。ただし、導光部材220の形状はこれに限定されない。導光部材220の表面は、波長変換部材240に対向する上面223と、上面223の反対側に位置する下面224と、を含む。下面224は、例えば平坦面であり、配線基板110の上面110aに略平行である。
導光部材220の上面223には、区画溝221が設けられている。そのため、上面223は、区画溝221によって複数の発光領域Sに区画される。上面視において、各発光領域S内には、光源配置部222が設けられている。このように発光領域Sは、区画溝221によって区画される2次元の領域を意味する。
区画溝221は、格子状に設けられている。区画溝221は、X方向に延びる複数の第1部分221aと、Y方向に延びる複数の第2部分221bと、を含む。第1部分221aと第2部分221bは交差している。上面視における各発光領域Sの形状は、略四角形である。ただし、区画溝221は格子状に設けられていなくてもよいし、各発光領域Sの形状は略四角形でなくてもよい。例えば、区画溝221は、各発光領域Sが三角形又は六角形等の多角形となるように設けられていてもよい。また、各発光領域Sは、区画溝221を間にしてX方向又はY方向に一列に配列されていてもよい。また、第1部分221aはX方向に連続的に延びていなくてもよいし、第2部分221bはY方向に連続的に延びていなくてもよい。
このように区画溝221は、少なくとも隣り合う2つの光源配置部222の間(言い換えると、第1発光領域内にあって第1光源が内部に配置された第1光源配置部と、第1発光領域と隣り合う第2発光領域内にあって第2光源が内部に配置された第2光源配置部との間)に設けられている。そして、X方向及びY方向において他の光源配置部222と隣り合っている光源配置部222は、区画溝221によって囲まれている。
図3は、図2における区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。
図3に示すように、区画溝221は、導光部材220の上面223に設けられた凹部である。このため、区画溝221は、少なくとも導光部材220の上面223において開口している。区画溝221の断面形状は、略V字状ある。具体的には、区画溝221は、上方向に向かうにつれて広がるようにZ方向に対して傾斜し、かつ互いに対向する一対の側面221c、221dと、一対の側面221c、221dの間に位置する底面221eと、を有する。ただし、区画溝221の断面形状は、これに限定されない。例えば一対の側面221c、221dは、それぞれZ方向に平行であってもよい。また、底面221eは、曲率の小さい湾曲面であるが、平坦面であってもよい。
導光部材220の上面223は、平坦部223aと、区画溝221の周囲に設けられ、かつ平坦部223aよりも上方に突出した凸部223bと、を有している。平坦部223aは、例えば配線基板110の上面110aに略平行である。凸部223bは、平坦部223aと区画溝221の側面221c、221dとの間に設けられている。ただし、導光部材220の上面223には凸部223bが設けられていなくてもよい。
区画溝221内には、第1光反射性部材230が設けられている。第1光反射性部材230は、例えば、光拡散材を含む樹脂である。具体的には、第1光反射性部材230に用いられる樹脂としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の公知の材料を用いることができる。また、第1光反射性部材230には、銀、アルミニウム、ロジウム又はプラチナ等の金属を用いてもよい。
第1光反射性部材230は、少なくとも区画溝221の一対の側面221c、221d、及び底面221eを覆うように、層状に設けられている。ただし、第1光反射性部材230は、これに限定されず、区画溝221内全てを埋めるように設けられていてもよい。また、第1光反射性部材230は、導光部材220の上面223の凸部223bを覆っている。これにより、第1光反射性部材230の一部は、上面223の平坦部223aよりも上方に突出し、第1光反射性部材230を後述する波長変換部材240の下面に当接させやすくすることができる。ただし、第1光反射性部材230を設ける位置はこれに限定されない。例えば、第1光反射性部材230は、その全てが区画溝221内に配置されており、導光部材220の上面223、すなわち平坦部223a及び凸部223bを覆っていなくてもよい。
図2に示すように、各光源配置部222は、導光部材220を厚み方向(Z方向)に貫通している。ただし、各光源配置部222は、導光部材220の下面224に設けられた凹部であってもよい。
各光源配置部222には、一つの光源210が配置されている。ただし、各光源配置部222に配置される光源210の数は、これに限定されず、2以上であってもよい。図1に示すように、上面視における各光源配置部222の形状は、円形である。ただし、各光源配置部222の形状は、これに限定されない。例えば、上面視における各光源配置部222の形状は、四角形、六角形又は八角形等の多角形であってもよい。
図2に示すように、配線基板110の上面110aのうち、光源配置部222内に位置し、かつ、光源210と接着シート130との間に位置する領域上には、第2光反射性部材250が設けられている。第2光反射性部材250は、上面視で光源210を囲んでいる。第2光反射性部材250は、例えば、光拡散材を含む樹脂である。具体的には、第2光反射性部材250に用いられる樹脂としては、第1光反射性部材230に用いられる樹脂と同様に、例えば、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の公知の材料を用いることができる。
各光源配置部222には、透光性部材260が設けられている。透光性部材260は、光源210から出射された光に対して透光性を有する。透光性部材260の材料としては、導光部材220と同様に、例えば、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂等を用いることができる。特に光源210から出射された光が導光部材220に入射されやすくなるように、透光性部材260の材料は、導光部材220と同じ材料、又は光源210から出射された光に対する屈折率が導光部材220の屈折率よりも低い材料を用いるのが好ましい。また、透光性部材260は、光源から出射された光を遮光しない程度に、例えば、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の光拡散材を含んでいてもよい。なお、各光源配置部222は、透光性部材260が設けられていなくてもよく、中空としてもよい。
透光性部材260の表面は、上面261を含む。透光性部材260の上面261は、平坦面であり、導光部材220の上面223と略面一である。透光性部材260の上面261は、光調整部材270によって覆われている。ただし、透光性部材260の上面261は、凹状に窪んでいてもよい。なお、透光性部材260の上面261が凹状に窪んでいる場合、光調整部材270の下面もまた透光性部材260の上面261に沿った形状に設けられる。これにより、光源210から出射された光の一部が、光調整部材270の下面でX方向に反射され、導光部材220に入射されやすくすることができる。光調整部材270は、透光性部材260の上面261の全体及び導光部材220の上面223の一部に接しているが、透光性部材260の上面261の全体のみに接してもよい。また、光調整部材270は、透光性部材260の上面261の一部に接していてもよく、例えば、透光性部材260の上面261の周縁部が露出するように配置されてもよいし、上面視でドット状に配置されてもよい。このように光調整部材270は、光源210の直上の領域であって光源210から離れた位置に設けられている。
光調整部材270は、光源210から出射された光の一部を反射し、光源210から出射された光の他の一部を透過する。光調整部材270は、例えば、光拡散材を含む樹脂である。光調整部材270に用いられる樹脂としては、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂又はこれらを混合した樹脂等を用いることができる。また、光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等の公知の材料を用いることができる。また、光調整部材270には、誘電体多層膜を用いてもよい。
光調整部材270は、層状に設けられている。光調整部材270の厚みは、X方向及びY方向の各位置において略一定である。ただし、光調整部材270の厚みは、X方向及びY方向の各位置において一定でなくてもよく、例えば光調整部材270の外縁の厚みがその内側の厚みよりも薄くてもよい。光調整部材270の外縁の厚みを薄くすることにより、光調整部材270上の領域と、その周囲の領域との輝度ムラを軽減することができる。また、図1に示すように、上面視における光調整部材270の形状は、発光領域Sと略相似形状であり、四角形である。ただし、光調整部材270の形状はこれに限定されない。例えば、上面視における光調整部材270の形状は、三角形、六角形又は八角形等の多角形であってもよいし、円形であってもよい。
図4は、図2に示す光源及び基板の一部を拡大して示す断面図である。
各光源210は、配線基板110の上面110aに載置されている。各光源210は、例えば、発光素子211と、透光層212と、遮光層213と、被覆層214と、を有する。
発光素子211は、発光層を含む半導体積層体がサファイア基板等の透光性基板に積層された半導体積層構造211aと、半導体積層体に電気的に接続された正負の一対の電極211b、211cと、を有する。半導体積層構造211aは、青色光を出射することができる。半導体積層構造211aから出射される光のピーク波長は、例えば400nm以上530nm以下であることが好ましく、420nm以上490nm以下がより好ましく、450nm以上475nm以下が更に好ましい。発光層を含む半導体積層体としては、InAlGa1-x-yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)を用いることができる。また、半導体積層構造211aは透光性基板を有していなくてもよく、半導体積層体から透光性基板を適宜除去することができる。各電極211b、211cは、導電性の接合部材215により、配線基板110に接合されている。
透光層212は、半導体積層構造211aの上面及び側面を覆っている。透光層212は、半導体積層構造211aから出射された光に対して透光性を有する。透光層212は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂又はこれらを混合した樹脂等を用いることができる。ただし、透光層212は、発光素子211からの光を遮光しない程度に、例えば、発光素子211からの光に対する透光層212の透過率が50%以上99%以下、好ましくは70%以上90%以下となる程度に光拡散材を含んでいてもよい。光拡散材としては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等を用いることができる。
遮光層213は、透光層212の上面を覆っている。発光素子211からの光に対する遮光層213の透過率は、1%以上50%以下、好ましくは3%以上30%以下であり、光源210直上の輝度が高くなりすぎるのを回避することができる。遮光層213は、例えば、透光層212の上面に接する第1層213aと、第1層213a上に設けられた第2層213bと、を有する。各層213a、213bは、例えば、光拡散材を含む樹脂である。具体的には、各層213a、213bは、光拡散材として酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等を含むシリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を用いることができる。ただし、遮光層213は、二層でなく一層でもよいし、三層以上でもよい。
被覆層214は、透光層212の下面及び半導体積層構造211aの下面を覆っている。被覆層214は、例えば、光拡散材を含む樹脂である。具体的には、被覆層214は、光拡散材として酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛又はガラス等を含むシリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を用いることができる。
図2に示すように、波長変換部材240は、導光部材220の上面223を覆っている。波長変換部材240は、例えば、第1光反射性部材230及び光調整部材270と接している。波長変換部材240は、光源210から出射された光の一部を波長変換する。
波長変換部材240は、例えば透光性材料からなる母材と、母材中に分散した蛍光体と、を含む。母材の材料は、例えばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、これらを混合した樹脂又はガラス等を用いることができる。蛍光体によって波長変換された光の色は、例えば黄色である。黄色蛍光体としては、YAl12:Ce又は(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ceで表される組成の蛍光体等を用いることができる。蛍光体によって波長変換された光の黄色と、光源210から出射された光の青色との混色によって、発光モジュール200は白色の光を出射することができる。
ただし、蛍光体によって波長変換された光の色は、黄色に限定されない。例えば、波長変換部材240は、赤色の波長変換された光を出射する赤色蛍光体及び緑色の波長変換された光を出射する緑色蛍光体を含み、各蛍光体によって波長変換された光の赤色及び緑色と、光源210から出射された光の青色との混色によって、発光モジュール200は白色の光を出射してもよい。赤色蛍光体としては、例えば、CaAlSiN:Eu若しくは(Sr,Ca)AlSiN:Euで表される組成の蛍光体等の窒化物蛍光体、又は、KSF系蛍光体若しくはMGF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体等を用いることができる。緑色蛍光体としては、例えば、βサイアロン蛍光体又はLuAG蛍光体等を用いることができる。
また、波長変換部材240は、含まれる蛍光体の全てまたは一部を量子ドット(QD: quantum dot)に代えてもよい。量子ドットは、数nm~数十nmの直径を有する半導体粒子である。量子ドットは、蛍光体と同様に、例えば光源210から出射された光を吸収し、吸収した光と異なる色の光を出射することができる。
波長変換部材240は、シート状の部材である。ただし、波長変換部材240は、シート状の部材ではなくてもよい。例えば、波長変換部材240は、スプレー等の塗布手段により導光部材220上に設けられた層であってもよい。
波長変換部材240と導光部材220の上面223との間には、例えば、空気層Kが存在する。空気層Kは、第1光反射性部材230上及び光調整部材270上に配置された波長変換部材240が導光部材220から離隔することによって形成されてもよいし、スペーサ部材を波長変換部材240と導光部材220との間に配置することによって設けられてもよい。また、波長変換部材240と導光部材220との間には空気層Kが存在していなくてもよい。すなわち波長変換部材240と導光部材220は接していてもよい。
次に、本実施形態に係る発光モジュール200の製造方法の一例について説明する。
図5~図8は、本実施形態に係る発光モジュールを備える面状光源の製造方法の一例を示す図である。
先ず、図5に示すように、中間体200aを準備する。中間体200aは、複数の光源配置部222が設けられた導光部材220と、各光源配置部222内に設けられた複数の光源210と、を有する。中間体200aは、第2光反射性部材250、透光性部材260をさらに有している。また、中間体200aは、配線基板110、光反射性シート120、及び接着シート130を有する基体の上に設けられていている。
次に、図6に示すように、導光部材220の上面223に、光源配置部222が設けられた発光領域Sを区画する区画溝221を形成する。具体的には、隣り合う2つの光源配置部222の間に区画溝221が形成される。このように、区画溝221は、光源配置部222に光源210が配置された後に形成される。そのため、光源210の位置に応じて区画溝221を形成する位置を調整することができる。区画溝221は、例えばダイス等の切削具を用いて形成される。この際、切削具が導光部材220を切削する際に、導光部材220の一部が押しのけられて、区画溝221の周囲には凸部223bが形成されてもよい。また、区画溝221は、切削具以外にもレーザー加工機等を用いて形成されてもよい。
次に、図7に示すように、区画溝221内及び区画溝221の周囲に位置する導光部材220の上面に第1光反射性部材230を設ける。同時に、透光性部材260の上に光調整部材270を設けてもよい。ただし、光調整部材270を設けるタイミングはこれに限定されない。例えば、光調整部材270は、区画溝221を形成する前に設けてもよい。また、光調整部材270は、区画溝221を形成し、第1光反射性部材230を設ける前に設けてもよい。また、光調整部材270は、第1光反射性部材230を設けた後に設けてもよい。
次に、図8に示すように、導光部材220の上面223を覆うように波長変換部材240を光調整部材270上及び第1光反射性部材230上に設ける。これにより、発光モジュール200が形成される。
なお、光源配置部が導光部材の下面に設けられた凹部である場合、中間体を準備する工程において、中間体は配線基板、光反射性シート、及び接着シートを有する基体の上に設けられていなくてもよい。このような場合、準備した中間体において、光源は凹部である光源配置部に配置され、光源は、光源配置部内に透光部材を充填することで、導光部材に固定できる。そして、準備した中間体の導光部材に区画溝を形成し、第1光反射性部材及び第2光反射性部材を区画溝に配置し、発光モジュールを形成する。そして発光モジュール後に、配線基板、光反射性シート、接着シートを有する基板の上に発光モジュールを配置し、面状光源を形成してもよい。
次に、本実施形態に係る発光モジュール200の動作について説明する。
図9は、図1の2-2線で示す位置における断面図であって、光源から出射された光の経路を例示する図である。
以下では、面状光源10において、一つの発光領域Sの直上及び直下に位置する部分を一のセグメントBとして説明する。すなわち、セグメントBは、面状光源10のうち、上面視で発光領域S内に位置する部分である。
一のセグメントBにおいて、発光素子211の上面から出射された光L1のうちの第1部分L1aは、例えば、遮光層213及び光調整部材270を透過し、波長変換部材240に入射する。また、光L1のうちの第2部分L1bは、例えば、遮光層213によって反射され、導光部材220の下面224又は第2光反射性部材250に向かう。また、光L1のうちの第3部分L1cは、例えば、遮光層213を透過した後に、光調整部材270及び遮光層213によって反射され、全体としてX方向及びY方向等のZ方向と交差する方向に向かう。
このように、遮光層213及び光調整部材270は、光L1の一部を反射する。これにより、一のセグメントBの光の照射領域において、光源210の直上に位置する領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。以下、一のセグメントBの光の照射領域のうち光源210の直上に位置する領域を単に「光源直上領域」という。
更に、これにより、一のセグメントBの光の照射領域のうちの光源直上領域において、光源210から出射された光の輝度が高くなり、光源210から出射された光と波長変換された光との混色のバランスが崩れて、色ムラが生じることを抑制できる。
また、遮光層213及び光調整部材270は、光L1の他の一部を全体としてZ方向と直交する方向に向かわせる。これにより、導光部材220において区画溝221の近辺の部分にまで光を伝搬させることができる。
また、第2部分L1bの一部、第3部分L1cの一部、及び発光素子211の側面から出射された光L2の一部は、例えば、第2光反射性部材250、光調整部材270、及び光反射性シート120のうちの1以上の部材によって反射され、全体としてZ方向と交差する方向に向かい、第1光反射性部材230によって反射される。これにより、導光部材220において区画溝221の近辺の部分にまで光を伝搬させつつ、一のセグメントBの光源210から出射された光が隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。その結果、一のセグメントBの光源210から出射された光の大部分は、導光部材220の上面223のうち同じセグメントBにおける発光領域Sから出射する。
波長変換部材240は第1光反射性部材230に接している。そのため、一のセグメントBの発光領域Sから出射された光の大部分は、波長変換部材240のうち発光領域Sの直上に位置する部分に入射する。このため、一のセグメントBの発光領域Sから出射された光が隣り合う他のセグメントBに入射することをより一層抑制できる。これにより、波長変換部材240において各発光領域Sの直上に位置する部分が、主に波長変換された光を出射する。
また、本実施形態では、例えば、発光素子211の側面から出射し、全体としてZ方向と交差する方向に向かう光L2は、矢印L3で示すように、第1光反射性部材230によって反射され、導光部材220の上面223から出射する。
このように、第1光反射性部材230は、光源210から出射された光の一部を反射するため、波長変換部材240を通過する距離が長くなることを抑制できる。その結果、光源210から出射された光と波長変換された光の混色のバランスが崩れて色ムラが生じることを抑制できる。
また、波長変換部材240と導光部材220の上面223との間には、空気層Kが存在している。空気層Kが存在することで、発光モジュール200の光の取出し効率を向上させることができる。
また、波長変換部材240と光調整部材270は接している。これにより、導光部材220の上面223のうち光調整部材270と区画溝221との間に位置する領域から出射された光が、波長変換部材240のうち光調整部材270の直上に位置する部分に入射することを抑制できる。これにより、セグメントBの照明領域のうち光源直上領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。また、これにより、セグメントBの照明領域のうち光源直上領域において、光源210から出射された光の輝度が高くなり、光源210から出射された光と波長変換された光との混色のバランスが崩れて、色ムラが生じることを抑制できる。
発光モジュール200を備える面状光源10は、例えば、液晶ディスプレイのバックライトに適用できる。面状光源10が適用されたバックライトにおいては、各光源210の出力を個別に調整することでセグメントB毎に出射する光の輝度を制御するローカルディミングを、高精度に行うことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態に係る発光モジュール200は、光源210と、導光部材220と、第1光反射性部材230と、波長変換部材240と、を備える。導光部材220は、発光領域Sを区画する区画溝221と、発光領域S内に設けられ、内部に光源210が設けられた光源配置部222と、を有する。第1光反射性部材230は、区画溝221内に設けられている。波長変換部材240は、導光部材220の上面223を覆う。このため、発光領域Sから出射される光を制御できる発光モジュール200を実現できる。
また、区画溝221は、隣り合う光源配置部222の間に設けられている。これにより、一のセグメントBにおける光源配置部222内の光源210から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。
また、導光部材220の上面223と波長変換部材240との間には、空気層Kが存在する。このため、発光モジュール200の光の取出し効率を向上させることができる。
また、区画溝221は、導光部材220の上面223に設けられた凹部である。このため、導光部材220は区画溝221によって完全には分断されてはいない。これにより、発光モジュール200の強度を向上させることができる。
また、第1光反射性部材230は、波長変換部材240に接している。これにより、一のセグメントBの導光部材220の上面223から出射された光が隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。その結果、発光領域Sから出射される光を制御できる。
また、発光モジュール200は、光拡散材を含み、光源210の直上の領域であって光源210から離れた位置に設けられ、光源210から出射される光の一部を反射し、光源210から出射される光の他の一部を透過する光調整部材270を備える。このため、各セグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。また、各セグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域において、光源210から出射された光と波長変換された光との混色のバランスが崩れ、色ムラが生じることを抑制できる。
また、波長変換部材240は、光調整部材270に接している。これにより、各セグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。また、各セグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域において、光源210から出射された光と波長変換された光との混色のバランスが崩れ、色ムラが生じることを抑制できる。
また、光源210は、発光素子211と、発光素子211の直上の領域に設けられた遮光層213と、を有する。これにより、各セグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。
また、発光モジュール200は、光源配置部222内に設けられ、光源配置部222内を埋める透光性部材260を備える。このため、光源210から出射された光が光源配置部222の側面で反射することを抑制できる。
また、本実施形態に係る発光モジュール200の製造方法においては、光源配置部222が設けられた導光部材220と、光源配置部222内に設けられた光源210と、を有する中間体200aを準備する。次に、導光部材220の上面223に、光源配置部222が設けられた発光領域Sを区画する区画溝221を形成する。次に、区画溝221内に第1光反射性部材230を設ける。次に、導光部材220を覆うように波長変換部材240を設ける。このように、光源210を光源配置部222に配置した後に、区画溝221が形成される。このため、光源210の位置に応じて区画溝221を形成する位置を調整できる。これにより、発光領域Sから出射される光を制御できる発光モジュール200を実現できる。
<第1の変形例>
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。
図10は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール300は、区画溝321の形状において、上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。なお、以下の説明においては、原則として、上記実施形態との相違点のみを説明する。以下に説明する事項以外は、上記実施形態と同様である。
区画溝321は、導光部材220をZ方向(厚み方向)に貫通する貫通孔である。これにより、一のセグメントBにおける光源210から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することをより一層抑制できる。その結果、発光領域Sから出射された光を制御できる。なお、区画溝321は、その内側面に第1光反射性部材230が層状に設けられているが、更に区画溝321内で導光部材220から露出した光反射性シート120の上面を覆うように延在していてもよい。また、第1光反射性部材230は、区画溝321内に充填され、区画溝321内全体又は一部を埋めていてもよい。
なお、図10では、区画溝321の側面321aがZ方向に平行な平坦面である例を示している。しかし、区画溝321の側面321aは、Z方向に平行でなくてもよいし、平坦面でなくてもよい。
<第2の変形例>
次に、上記実施形態の第2の変形例について説明する。
図11は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール400は、区画溝421の形状において、上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。
区画溝421は、導光部材220の下面224に設けられた凹部である。区画溝421は、一のセグメントBにおける光源210から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。その結果、発光領域Sから出射された光を制御できる。なお、区画溝421は、その表面に第1光反射性部材230が層状に設けられているが、区画溝421内に充填され、区画溝421内全体又は一部が第1光反射性部材23に埋められていてもよい。
また、導光部材220と波長変換部材240との間には、空気層Kを形成するためのスペーサ部材480が設けられている。このように、スペーサ部材480によって空気層Kを形成することにより、発光モジュール400の光の取り出し効率を向上させることができる。
スペーサ部材480は、例えば、区画溝421の直上に設けられている。スペーサ部材480は、例えば、光拡散材を含み、光源210から出射された光の一部を反射する。これにより、一のセグメントBにおいて導光部材220の上面223から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。ただし、導光部材220と波長変換部材240との間にはスペーサ部材480が設けられておらず、波長変換部材240は導光部材220の上面223に接していてもよい。
<第3の変形例>
次に、上記実施形態の第3の変形例について説明する。
図12は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を拡大して示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール500は、区画溝221に設けられた第1光反射性部材530の形状において、上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。
第1光反射性部材530は、区画溝221に充填され、区画溝221内全体を埋めている。これにより、上記実施形態に係る発光モジュール200と比較して、一のセグメントBにおける光源210から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することをより一層抑制できる。
図12において、第1光反射性部材530の上面は、平坦面である。ただし、第1光反射性部材530の上面は、平坦面でなくてもよく、例えば中央領域が凹状に窪んでいてもよいし、中央領域が凸状に膨らんでいてもよい。
<第4の変形例>
次に、上記実施形態の第4の変形例について説明する。
図13は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図3に対応する図であって、区画溝及び区画溝の周辺を示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール800は、導光部材820の構成において上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。
導光部材820は、第1導光層821と、第2導光層822と、接着シート823と、を有する。第1導光層821は、光反射性シート120の上面に接している。第2導光層822は、第1導光層821の上方に配置されている。接着シート823は、第1導光層821と第2導光層822の間に設けられ、第1導光層821及び第2導光層822に接着している。なお、導光部材820は、3以上の層を有していてもよい。
第1導光層821、第2導光層822、及び接着シート823は、光源210から出射された光に対して透光性を有する。第1導光層821、第2導光層822、及び接着シート823の材料は、部材間に界面が生じるのを軽減できるように、同じ材料であることが好ましい。ただし、第1導光層821、第2導光層822、及び接着シート823の材料は、相互に異なっていてもよい。第1導光層821、第2導光層822、及び接着シート823の材料としては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、環状ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート若しくはポリエステル等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ若しくはシリコーン等の熱硬化性樹脂、又は、ガラス等を用いることができる。
導光部材820には、上面視において発光領域Sを区画する区画溝824が設けられている。区画溝824は、導光部材820の内部に設けられている。具体的には、区画溝824は、第1導光層821の上面に設けられた凹部821aと、接着シート823に設けられた貫通孔823aと、第2導光層822の下面に設けられた凹部822aと、からなる。
凹部821a、822a及び貫通孔823aは、上面視において互いに重なる位置に設けられている。区画溝824の断面形状は、矩形である。ただし、区画溝824の断面形状は、台形であってもよい。また、区画溝824は、第1導光層821、第2導光層822、及び接着シート823をZ方向に貫通していてもよい。
区画溝824内には、第1光反射性部材230が設けられている。第1光反射性部材230は、図13に示すように区画溝824内に充填され、区画溝824内全体を埋めていてるが、区画溝824内の一部を埋めていてもよいし、区画溝824の表面の少なくとも一部を覆うように層状に設けられていてもよい。
また、導光部材820と波長変換部材240との間には、空気層Kを形成するためのスペーサ部材880が設けられている。このように、スペーサ部材880によって空気層Kを形成することにより、発光モジュール800の光の取り出し効率を向上させることができる。
スペーサ部材880は、例えば、光拡散材を含み、光源210から出射された光の一部を反射する。これにより、一のセグメントBにおいて導光部材820の上面223から出射された光が、隣り合う他のセグメントBに入射することを抑制できる。ただし、導光部材220と波長変換部材240との間にはスペーサ部材880が設けられておらず、波長変換部材240は導光部材220の上面223に接していてもよい。
以上説明したように、導光部材820は、複数の層によって構成されていてもよい。また、区画溝824は、導光部材820の内部に設けられていてもよい。
<第5の変形例>
次に、上記実施形態の第5の変形例について説明する。
図14は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図4に対応する図であって、光源及び配線基板の一部を拡大して示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール600は、光源610の構成において、上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。
光源610は、発光素子211と、透光層612と、遮光層213と、被覆層614と、を有する。透光層612は、発光素子211の上面を覆っている。被覆層614は、発光素子211の側面及び下面を覆っている。このような光源610によっても、遮光層213により、光源610の直上の領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。
<第6の変形例>
次に、上記実施形態の第6の変形例について説明する。
図15は、本変形例に係る発光モジュールを備える面状光源の図4に対応する図であって、光源及び配線基板の一部を拡大して示す断面図である。
本変形例に係る発光モジュール700は、光源710の構成において、上記実施形態に係る発光モジュール200と相違する。
光源710は、発光素子211と、遮光層213と、を有する。遮光層213は、発光素子211の上面に接している。光源710には、透光層212及び被覆層214が設けられていない。このように遮光層213が発光素子211の直上の領域に設けられていれば、一のセグメントBの光の照射領域のうち光源直上領域の輝度が他の領域の輝度よりも高くなることを抑制できる。
本発明は、例えば、バックライト等の面状光源に利用することができる。
10:面状光源
110:配線基板
110a:上面
111:配線層
112、113:被覆層
120:光反射性シート
120a:貫通孔
130:接着シート
130a:貫通孔
200、300、400、500、600、700、800:発光モジュール
200a:中間体
210、610、710:光源
211:発光素子
211a:半導体積層構造
211b、221c:電極
212、612:透光層
213:遮光層
213a:第1層
213b:第2層
214、614:被覆層
215:接合部材
220:導光部材
221、321、421、821:区画溝
221a:第1部分
221b:第2部分
221c、221d、321a:側面
221e:底面
222:光源配置部
223:上面
223a:平坦部
223b:凸部
224:下面
230、530:第1光反射性部材
240:波長変換部材
250:第2光反射性部材
260:透光性部材
261:上面
270:光調整部材
480、880:スペーサ部材
821、822:導光層
821a、822a:凹部
823:接着シート
823a:貫通孔
B:セグメント
K:空気層
L1、L1a、L1b、L1c、L2、L3:光
S:発光領域

Claims (20)

  1. 第1光源と、
    第1発光領域を区画する区画溝と、前記第1発光領域内に設けられ、内部に前記第1光源が設けられた第1光源配置部と、を有する導光部材と、
    前記第1光源の直上の領域であって前記第1光源から離れた位置に設けられ、前記第1光源から出射される光の一部を反射し、前記第1光源から出射される光の他の一部を透過する光調整部材と、
    前記導光部材の上面を覆う波長変換部材と、
    を備え、
    上面視において、前記光調整部材は、前記区画溝に囲まれている発光モジュール。
  2. 前記波長変換部材は、前記光調整部材の上面を覆う請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 前記第1光源配置部内に設けられ、前記第1光源を覆う透光性部材をさらに備える請求項1または2に記載の発光モジュール。
  4. 前記区画溝は、前記第1光源配置部を囲んでいる請求項1~3のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  5. 第2光源をさらに備え、
    前記導光部材は、上面視において前記第1発光領域と隣り合う第2発光領域内に設けられ、内部に前記第2光源が配置された第2光源配置部をさらに有し、
    前記区画溝は、前記第1光源配置部と前記第2光源配置部間に設けられている請求項1~4のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  6. 前記導光部材の上面と前記波長変換部材との間には、空気層が存在する請求項1~5のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  7. 前記区画溝は、少なくとも前記導光部材の上面において開口している請求項1~6のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  8. 前記区画溝は、前記導光部材の上面に設けられた凹部である請求項7に記載の発光モジュール。
  9. 前記区画溝は、前記導光部材を厚み方向に貫通している請求項7に記載の発光モジュール。
  10. 前記導光部材の上面は、前記区画溝の周囲に凸部を有する請求項7~9のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  11. 前記区画溝内に設けられた光反射性部材をさらに備え、
    前記光反射性部材は、前記波長変換部材に接している請求項7~10のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  12. 前記区画溝は、前記導光部材の下面に設けられた凹部である請求項1~6のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  13. 前記波長変換部材は、前記光調整部材に接している請求項1~12のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  14. 前記第1光源は、発光素子と、前記発光素子の直上の領域に設けられた遮光層と、を有する請求項1~13のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  15. 前記第1光源は、前記発光素子と前記遮光層との間に設けられた透光層をさらに有する請求項14に記載の発光モジュール。
  16. 前記第1光源配置部は、前記導光部材を厚み方向に貫通する貫通孔である請求項1~15のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  17. 前記第1光源配置部は、前記導光部材の下面に設けられた凹部である請求項1~15のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  18. 前記第1光源が出射する光のピーク波長は、400nm以上530nm以下である請求項1~17のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  19. 請求項1~18のいずれか1つに記載の発光モジュールと、
    配線基板と、
    を備え、
    前記導光部材は前記配線基板上に設けられており、
    前記第1光源は前記配線基板に載置される面状光源。
  20. 請求項5の記載の発光モジュールと、
    配線基板と、
    を備え、
    前記導光部材は前記配線基板上に設けられており、
    前記第1光源及び前記第2光源は前記配線基板上に載置される面状光源。
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