JP2022026875A - プログラム、情報処理装置、印刷システム、および制御方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、印刷システム、および制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022026875000001
【課題】ネイルプリンターにおいて、爪ごとに印刷準備処理を可能とする。
【解決手段】情報処理装置のコンピュータを、印刷対象の爪を有する指を載せるためのレールを識別する識別情報を印刷装置に送信する第1送信手段と、前記印刷対象の爪を含む範囲を撮影するための撮影指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、前記第1送信手段が送信した前記識別情報に対応する、撮影画像のデータを前記印刷装置から受信する第1受信手段と、前記撮影画像のデータに基づいて、爪領域を検出する検出手段と、として機能させることを特徴とするプログラム。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネイルアート印刷のための技術に関する。
近年、爪にネイルアートを印刷するためのプリンター(ネイルプリンター)を使用して爪にネイルアートを印刷することが可能になっている。
特許文献1には、複数の指の種類別に印刷するデザインを割り当て、割り当てられたデザインを複数の指別に独立して印刷する技術が開示されている。この技術によって、多種多様なデザインを複数の指の各爪に印刷できる。
特開2012―10848号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、印刷のための準備処理を爪ごとに行う方法は開示されていない。
そこで本発明の一実施形態は、上記の課題に鑑み、印刷対象の爪ごとに準備処理を実行させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、情報処理装置のコンピュータを、印刷対象の爪を有する指を載せるためのレールを識別する識別情報を印刷装置に送信する第1送信手段と、前記印刷対象の爪を含む範囲を撮影するための撮影指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、前記第1送信手段が送信した前記識別情報に対応する、撮影画像のデータを前記印刷装置から受信する第1受信手段と、前記撮影画像のデータに基づいて、爪領域を検出する検出手段と、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明の一実施形態によれば、印刷対象の爪ごとに印刷のための準備処理が可能となる。
システムの構成を示す概略図 ネイルアート選択画面を示す図 印刷データ作成画面を示す図 印刷領域を設定する領域設定モードを説明する図 ネイル画像データ設定画面を示す図 情報処理装置の機能ブロック図 処理の流れを示すシーケンス図 印刷データの補正処理を説明する図 印刷データの補正処理のフローチャート
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。
[第1の実施形態]
<システムの構成>
本実施形態におけるシステムは、情報処理装置と、プリンターとを有する。本実施形態では、情報処理装置としてタブレット端末を例に挙げて説明する。但し、情報処理装置は、タブレット端末に限定されるものではない。情報処理装置として、携帯端末、ノートPC、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、本実施形態では、プリンターとして、例えば、インクジェットプリンター、3Dプリンター等を適用できる。本実施形態のプリンターは、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を有する複合機であってもよい。本実施形態のプリンターは、人の手の爪に直接描画する機能を有する。尚、本実施形態では、情報処理装置とプリンターとを別の装置として説明するが、両者の機能を一体的に有する装置を用いる形態でもよい。
図1は、本実施形態の情報処理装置101およびプリンター151を有するシステムを説明する図である。図1(a)には、情報処理装置101およびプリンター151のブロック図が示されている。図1(b)には、プリンター151の外観の模式図が示されている。以下、図1を用いて、情報処理装置101およびプリンター151の構成を説明する。
<情報処理装置>
図1(a)に示すように、情報処理装置101は、入力インターフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インターフェース107、通信部109、及びGPU110を有する。これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
入力インターフェース102は、物理キーボード、ボタン、およびタッチパネル等の操作部(不図示)を介して、ユーザからのデータ入力や操作指示を受け付けるためのインターフェースである。尚、本実施形態における情報処理装置101は、後述の表示部108と、操作部との少なくとも一部とが一体であり、例えば、画面の出力と、ユーザからの操作の受け付けとを同一の画面において行うような形態である。
CPU103は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動等のように情報処理装置101の全体を制御する。ROM104には、CPU103が実行する制御プログラム、データテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)、およびプログラム等のデータが記憶される。本実施形態では、ROM104に記憶されている各制御プログラムは、ROM104に記憶されている組み込みOSの管理下で、例えば、スケジューリング、タスクスイッチ、および割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM105は、SRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dinamic Random Access Memory)等で構成される。尚、RAM105には、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが記憶されていてもよい。その場合、RAM105には、プログラム制御変数等のデータを揮発させずに記憶することができる。また、RAM105には、情報処理装置101の設定情報および情報処理装置101の管理データ等を記憶するメモリエリアも設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリおよびワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106には、印刷実行機能を提供するアプリケーション、および、プリンター151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等が記憶されている。また、外部記憶装置106には、通信部109を介して接続しているプリンター151との間で情報を送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラム、および、これらのプログラムが使用する各種情報が記憶されている。
出力インターフェース107は、表示部108によるデータの表示および情報処理装置101の状態の通知等の制御を行うインターフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)またはLCD(液晶ディスプレイ)等を有し、データの表示および情報処理装置101の状態の通知等を行う。尚、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを有するソフトキーボードを設置することで、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けてもよい。また、表示部108は、前述のように、タッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。表示部108は、出力インターフェース107を通じて、情報処理装置101のシステムバスと接続されている。
通信部109は、プリンター151等の外部装置と接続して、データ通信を実行するように構成されている。通信部109は、例えば、プリンター151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。つまり、本実施形態では、プリンター151内の通信部156が、アクセスポイントとして動作することが可能である。尚、アクセスポイントは一例であり、通信部156がIEEE802.11シリーズに準拠した無線通信を行う際の親局として動作すれば良く、例えば、WiFiダイレクトのグループオーナとして動作しても良い。通信部109とプリンター内のアクセスポイントとが接続することで、情報処理装置101およびプリンター151は、相互に無線通信可能となる。尚、通信部109は、無線通信でプリンター151とダイレクトに通信してもよいし、外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131)を介して、プリンター151と通信してもよい。無線通信方式としては、例えば、Wi-Fi(WirelessFidelity)(登録商標)およびBluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器が挙げられる。本実施形態において、情報処理装置101とプリンター151とが外部アクセスポイント131を介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101とプリンター151とが外部アクセスポイント131を介して接続する方式をインフラストラクチャー接続方式という。尚、情報処理装置101とプリンター151とは、USBケーブル等の有線で接続される形態でもよい。
GPU110は、データをより多く並列処理することで効率的な演算を行うことができるので、ディープラーニングのような学習モデルを処理する場合にはGPU110で処理を行うことが有効である。そこで本実施形態では、学習モデルを使用する処理に関してCPU103に加えてGPU110を用いる。具体的には、学習モデルを含む学習プログラムを実行する場合に、CPU103とGPU110とが協働して演算を行うことで、学習モデルを処理する。尚、学習モデルを使用する処理において、CPU103またはGPU110のみにより演算が行われても良い。
本実施形態では、情報処理装置101は、ROM104または外部記憶装置106等に所定のアプリケーションを記憶しているものとする。所定のアプリケーションとは、例えば、ユーザからの操作に応じて、ネイルアートデータを印刷させるための印刷ジョブを、プリンター151に送信するためのアプリケーションプログラムである。このような機能を有するアプリケーションを、以後ネイルアプリという。尚、ネイルアプリは、印刷機能以外に、他の機能を有していてもよい。例えば、本実施形態におけるネイルアプリは、プリンター151と通信して、プリンター151の撮影部157のカメラを起動する機能を有していてもよい。即ち、ネイルアプリは、印刷ジョブ以外に、カメラ起動ジョブをプリンター151に送信する機能等を有していてもよい。また、ROM104または外部記憶装置106等に記憶されている所定のアプリケーションは、ネイルアプリに限定されず、印刷以外の機能を有するアプリケーションプログラムであってもよい。
<プリンター>
プリンター151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、および撮影部157を有する。これらの構成要素は、システムバスを介して互いに接続されている。図1(b)に示すように、プリンター151には、印刷対象を挿入するための空間である印刷対象挿入部158が設けられている。図1(b)では、印刷対象挿入部158に、ユーザが自身の手を入れている様子を示している。このように、本実施形態では、印刷対象挿入部158に人間の手が挿入されることを想定している。また、本実施形態において、印刷対象は爪である。印刷対象挿入部158には指を載せるための4本のレールが搭載されており、1~4本の指を挿入することができる。なお、4本のレールは昇降可能となっている。よって印刷前にレールが上昇することで印刷に最適な高さに爪の高さを調整することが可能である。この昇降動作はネイルアプリからの指示で実行される。尚、本明細書では、手の爪を印刷対象とする例を示すが、手に限らず足の爪に印刷するような場合にも本実施形態を適用可能である。
ROM152には、CPU154が実行する制御プログラム、データテーブル、およびOSプログラム等のデータが記憶される。本実施形態では、ROM152に記憶されている各制御プログラムは、ROM152に記憶されている組み込みOSの管理下で、スケジューリング、タスクスイッチ、および割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM153は、SRAMまたはDRAM等で構成される。尚、RAM153には、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが記憶されていてもよい。この場合、RAM153には、プログラム制御変数等のデータを揮発させずに記憶することができる。また、プリンター151の設定情報およびプリンター151の管理データ等を記憶するメモリエリアもRAM153に設けられている。また、RAM153は、CPU154の主メモリおよびワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101から受信した印刷情報および各種情報などを一旦記憶することができる。
CPU154は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、プリンター151全体を制御する。プリントエンジン155は、RAM153に記憶された情報または情報処理装置101から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を用いて、印刷対象挿入部158に挿入されている爪等の被記録媒体上に画像を形成する。
通信部156は、情報処理装置101等の外部装置とダイレクト接続方式にて無線通信するためのアクセスポイントとして動作可能である。この通信部156は、情報処理装置101の通信部109と接続可能である。通信部156は、無線通信で情報処理装置101とダイレクトに通信してもよいし、外部のアクセスポイント131を介して情報処理装置101と通信してもよい。尚、通信部156が外部のアクセスポイント131とインフラストラクチャー接続方式にて接続する場合、通信部156が子局として動作し、外部のアクセスポイント131が親局として動作することとなる。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを有していてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
撮影部157は、撮影機能を有するデバイスであって、プリンター151に付属し、かつ設置されている。撮影部157は、印刷対象挿入部158に挿入される印刷対象(具体的には爪)を含む所定の領域を撮影し、撮影した画像(静止画、動画等)を情報処理装置101にリアルタイムに送る機能を有する。本実施形態では、撮影部157は、動画および静止画を撮影するものであって、少なくともレンズおよびイメージセンサーを有するカメラモジュールである。レンズは、印刷対象挿入部158に挿入される印刷対象を写してイメージセンサー上に結像する。イメージセンサーは、レンズが写した光をCPU154が処理できる電気信号に変換する。このような機能を有していれば、撮影機能を有するデバイスとしてスマートフォン、携帯端末、またはデジタルカメラ等が、カメラモジュールに代用して用いられてもよい。プリントエンジン155は、印刷対象挿入部158に挿入された印刷対象に対して印刷を行う。
尚、プリンター151には、外付けHDDまたはSDカード等のメモリが装着されてもよく、プリンター151に記憶される情報は、当該メモリに記憶されてもよい。また、図1に示す構成は、一例に過ぎず、情報処理装置101およびプリンター151はそれぞれ、前述したもの以外の構成要素を有してもよいが、ここでの説明は省略する。
<用語の定義>
次に、本実施形態で使用する用語を説明する。本実施形態は、主に爪にネイルアートを印刷する形態である。また、本実施形態は、片方の手の各爪にネイルアートを施す(印刷する)形態である。一般的に、各爪に施されるネイルアートは、同一のコンセプトであるが、個々の爪に施されるネイルアートは、完全に同一のネイルアートではない場合がある。例えば、デザインAのネイルアートセットには、10個のネイルアート(10本の各爪に対応するネイルアート)が含まれており、その10個のネイルアートは、相互に共通のデザインコンセプトのものであるが、完全に同一の模様になっていないことがある。以上の点を踏まえて、本実施形態では、以下のように用語を定義する。
・「ネイル画像データ」:1つの爪に施されるネイルアートの画像データを指す。
・「ネイルアートデータ」:複数のネイル画像データの集合体を指す。つまり、ネイルアートデータは、複数のネイル画像データのデータセットともいえる。典型的には、右手、左手合わせて10本の爪のネイルアートに対応する各ネイル画像データの画像を集約した画像データである。ネイルアートデータは、10本の各ネイル画像データが集まったデータ(つまり、10個の画像データのセット)でもよいし、10本の各ネイル画像データを合成して1つの画像とした画像データでもよい。
このように、「ネイル画像データ」と称する場合、個別の爪のネイルアートの画像のデータを指し、「ネイルアートデータ」と称する場合、10本分のネイルアートの画像のセットのデータを指すものとする。
<ネイルアートの印刷の概要>
本実施形態では、情報処理装置101のCPU103が、ROM104または外部記憶装置106に記憶されているネイルアプリのプログラムを実行することで、ネイルアプリを起動する。そして、ネイルアプリを用いることで、ユーザは、自身が選択したネイルアートデータに含まれるネイル画像データを印刷領域に反映して、ネイルアートを爪に印刷することができる。つまり、以下の一連の動作がネイルアプリを用いて行われる。(1)ユーザが、アプリケーション上でネイル画像データのセット(すなわち、ネイルアートデータ)を選択する。(2)アプリケーションが、ネイルプリンターの内部にあるカメラを起動する。(3)アプリケーションは、ネイルプリンターから送信されたカメラ画像を表示する。(4)ユーザが、ネイルプリンターに手を挿入する。(5)アプリケーションがカメラ画像から爪の領域を検出し、ネイルアートを印刷する爪の領域を設定する。(6)アプリケーションは、設定した印刷領域に、ネイルアートデータに含まれるネイル画像データを反映させる。(7)ユーザは、設定した印刷領域を調整する場合、印刷領域を編集する。(8)アプリケーションは、反映された画像データを用いてネイルプリンターに印刷を実行させる。尚、プリンター151に手を入れるユーザと、アプリケーションを操作するユーザとは、同一のユーザであっても良いし、異なるユーザであっても良い。
<ネイルアプリのグラフィカルユーザインターフェース>
理解を容易にするために、ネイルアプリで表示されるグラフィカルユーザインターフェース(以下、GUIという)画面を先に説明する。以下で説明するGUI画面は、ネイルアプリを実行するCPU103によって、表示部108に表示されるものである。また、入力インターフェース102は、表示部108と一体となった操作部として機能するものとして説明する。本実施形態におけるネイルアプリのGUI画面は、大きく分けて3種類存在する(第1~第3GUI画面とする)。第1GUI画面は、図2に示すネイルアートデータ選択画面である。第2GUI画面は、図5に示すネイル画像データ設定画面である。第3GUI画面は、図3に示す印刷データ作成画面である。以下、各画面を用いて、ネイルアプリのGUI画面を説明する。
図2は、第1GUI画面の一例として、ネイルアートデータ選択画面201を示す図である。図2に示すように、ネイルアートデータ選択画面201は、ネイルアートデータ表示領域202と、決定ボタン204とを有する。
ネイルアートデータ表示領域202には、各爪に印刷するネイルアートの各デザインコンセプトに対応したネイルアートデータが複数表示される。具体的には、図2の画面上では、ネイルアートデータ203が4つ分表示されている。1つのネイルアートデータ203には、親指、人差し指、中指、薬指、小指のそれぞれの左手、右手の爪に対応する10種類のネイル画像データが含まれている。ユーザは、1つもしくは複数のネイルアートデータ203を選択でき、また、選択したネイルアートデータ203を解除することもできる。ユーザがネイルアートデータ203を選択または解除する方法の一例として、ユーザがネイルアートデータ203を1回タップすることでネイルアートデータ203を選択することができる。また、選択済みのネイルアートデータ203をユーザがもう1回タップすると、選択状態を解除することができる。
ユーザがネイルアートデータ表示領域202から1つもしくは複数のネイルアートデータ203を選択した後に決定ボタン204を押下した場合、ネイルアートデータ選択画面201に替えて図5に示すネイル画像データ設定画面501が表示される。
尚、本実施形態では、各種のボタンを操作する際には「押下」と称し、各領域を操作するときは、タッチパネルの操作であるとして、「タップ」、「タッチ」、「ピンチイン」、「ピンチアウト」等と説明するが、これらは例示に過ぎない。例えば、タッチパネル上の各種のボタンをタッチすることで各種のボタンの押下動作が実現されてもよい。また、例えば、マウス等を用いたカーソル操作によって各領域の操作が行われてもよい。また、入力インターフェース102が各種の方向指示ボタンを有しており、その方向指示ボタンを用いて各領域の操作が行われてもよい。
図5は、第2GUI画面の一例として、ネイル画像データ設定画面501を示す図である。図5に示すように、ネイル画像データ設定画面501は、ネイルアートデータ表示領域502と、左手プレビュー領域503と、右手プレビュー領域504と、選択モード切り替えスイッチ505と、選択解除ボタン506と、設定完了ボタン507とを有している。
ネイルアートデータ表示領域502は、ユーザがネイルアートデータ選択画面201で選択したネイルアートデータを表示する領域である。
左手プレビュー領域503には左手の親指から小指まで計5つの爪領域508が含まれ、右手プレビュー領域504には右手の親指から小指まで計5つの爪領域508が含まれる。ユーザは、ネイルアートデータ表示領域502からネイルアートデータもしくはネイル画像データを選択する。これにより、選択したネイルアートデータもしくはネイル画像データを、左手プレビュー領域503および右手プレビュー領域504の爪領域508に反映することができる。
選択モード切り替えスイッチ505は、左手プレビュー領域503および右手プレビュー領域504に含まれる爪領域508に反映させるネイルアートデータもしくはネイル画像データを選択する方法を切り替えるスイッチである。一括選択モードがONになっている場合、ユーザがネイルアートデータ表示領域502から選択したネイルアートデータを、左手プレビュー領域503と右手プレビュー領域504とのそれぞれに含まれる爪領域508に一括で反映することができる。一括選択モードがOFFになっている場合、ユーザがネイルアートデータ表示領域502から選択したネイル画像データを、左手プレビュー領域503もしくは右手プレビュー領域504に含まれる爪領域508の何れかに反映することができる。
選択解除ボタン506は、既に左手プレビュー領域503および右手プレビュー領域504に含まれる爪領域508の少なくとも1つにネイル画像データを反映させている場合に選択可能なボタンである。ユーザが選択解除ボタン506を押下した場合、反映されている全てのネイル画像データの選択が解除され、ネイル画像データ未選択の状態に戻る。
設定完了ボタン507は、左手プレビュー領域503および右手プレビュー領域504に含まれる1つ以上の爪領域508に、ネイル画像データが反映されている場合に選択可能なボタンである。ユーザが設定完了ボタン507を押下した場合、ネイル画像データ設定画面501に替えて、図3に示す印刷データ作成画面301が表示される。
図3は、第3GUI画面の一例として、印刷データを作成するための印刷データ作成画面301を説明する図である。印刷データ作成画面301は、設定データ表示領域302と、印刷対象表示領域303と、プリンター検索ボタン304と、プリンター名表示領域305と、撮影ボタン306と、プレビュー領域307と、印刷領域設定ボタン308と、印刷ボタン310とを持つ。プレビュー領域307には、後述する印刷領域309が含まれる。
設定データ表示領域302は、図2に示すネイル画像データ設定画面501で設定したネイル画像データを左手、右手のデータと最大4つに分けて表示する領域である。図3は、設定データの分け方の一例として、左手の人差し指、中指、薬指、小指の4本で1つ、左手の親指で1つ、右手の人差し指、中指、薬指、小指の4本で1つ、右手の親指で1つの組み合わせで表示する形態を示す。図3の設定データ表示領域302では、左手、右手の全ての爪にネイル画像データが設定されていた場合の表示を示している。図示するように、設定データ表示領域302には、左手の人差し指、中指、薬指、小指の設定データ302(a)、および、左手の親指の設定データ302(b)が表示されている。また、設定データ表示領域302には、右手の人差し指、中指、薬指、小指の設定データ302(c)、および、右手の親指の設定データ302(d)も表示されている。設定データ302(a)~(d)の各領域には、ネイル画像データを入れるスロットが4つ設けられている。
印刷対象表示領域303には、設定データ302(a)~(d)のそれぞれが、どの爪に対応する設定データかを示すアイコンが4つ表示される。つまり、設定データ表示領域302と同様に、左手の人差し指、中指、薬指、小指の4本で1つ、左手の親指で1つ、右手の人差し指、中指、薬指、小指の4本で1つ、右手の親指で1つの組み合わせで表示する。尚、前述したように、図3に示す印刷対象表示領域303では、左手、右手の全ての爪にネイル画像データが設定されていた場合の表示を示している。アイコン303(a)は、設定データ302(a)が左手の人差し指、中指、薬指、小指に対応することを示し、アイコン303(b)は、設定データ302(b)が左手の親指に対応することを示す。アイコン303(c)は、設定データ302(c)が右手の人差し指、中指、薬指、小指に対応することを示し、アイコン303(d)は、設定データ302(d)が右手の親指に対応することを示す。
プリンター検索ボタン304がユーザによって押下されると、ネイルアプリと通信可能なプリンターを検索する処理が実行される。検索の結果、プリンター151を含む1または複数のプリンターが発見された場合、ネイルアプリは、該発見したプリンターのそれぞれを特定する情報を表示する。発見したプリンターを特定する情報はリスト表示され、ユーザはリストから任意のプリンターを1つ選択することができる。(ここでは、ユーザがプリンター151を選択したものとする。)
選択されたプリンター151を一意に識別するためのプリンター名がプリンター名表示領域305に表示される。尚、ネイルアプリは、ユーザがプリンター検索ボタン304を押下したときだけでなく、プリンターが未登録の状態で印刷データ作成画面301に遷移したときにも自動でプリンターを検索し、プリンターのリストを表示することができる。
撮影ボタン306は、ユーザによって押下されることでプリンター名表示領域305に表示されたプリンター151と通信し、プリンター151の撮影部157で撮影された動画をリアルタイムで受け取ってプレビュー領域307に表示するためのボタンである。本実施形態では、印刷対象挿入部158に人間の手を入れることを想定している。このため、例えば、ユーザが片方の手を入れて、他方の手で、撮影ボタン306を押下することで、爪を含むユーザの手先の画像がプレビュー領域307にリアルタイムで表示される。尚、プレビュー領域307に動画等の画像を表示するのは撮影ボタン306を押下したときに限られない。例えば、プリンター151が既に登録されている状態で印刷データ作成画面301に遷移したときにプリンター151と通信可能である場合が考えられる。この場合、ネイルアプリは、印刷データ作成画面301遷移時に自動でプリンター151と通信し、プリンター151の撮影部157で撮影された動画を受け取ることができる。
尚、前述の使い方は一例であり、他の使い方も考えられる。例えば、GUI画面501が撮影ボタンを有し、ネイルサロンの利用客が片方の手を入れて、ネイルサロンの従業員がGUI画面501上で該撮影ボタンを押下しても良い。
印刷領域設定ボタン308は、プレビュー領域307に動画が表示されているときにユーザによって押下されることで、印刷領域309を設定する領域設定モードに移行するためのボタンである。
印刷領域設定ボタン308が押下されたことに応じて、印刷領域309を設定可能な領域設定モードに遷移する。図4は、爪の領域を自動検出する方法の一例として、静止画から爪の領域を自動検出して自動的に印刷領域309を設定する例を説明する図である。
具体的には、まず、ユーザは、印刷領域設定ボタン308を押下してプレビュー領域307を領域設定モードにする。そして、撮影部157で撮影することで取得されたユーザの爪を含む手の静止画をプリンター151から取得して、その静止画から爪の領域を自動検出して自動的に印刷領域309を設定する。自動検出する方法の一例として、機械学習で作成した学習モデルを使用してもよい。ここで使用する学習モデルは爪を含む静止画を入力すると、爪の領域を検出した結果を出力する学習モデルである。ネイルアプリは、静止画の中から爪の領域を検出した結果を出力する。出力された爪の領域は図4に示すように自動的に印刷領域309として設定される。また、爪の領域の検出は指ごとに行われ、例えば4本の指の場合は、爪領域の検出は4回行われる。検出結果である印刷領域309を表示する際は、プレビュー領域307に指ごとの画像(指画像とする)が表示され、例えば4本の指の場合は、4つの指画像がプレビュー領域307に表示される。印刷領域309は指画像上に表示され、1つの指画像につき、1つの印刷領域309が設定および表示される。
印刷領域309の設定後に、設定データ表示領域302からユーザが選択した設定データを自動的に印刷領域309に反映する。
印刷領域309に関しては、ユーザはそのサイズを自由に変更することができる。また、ユーザは、設定した印刷領域309を削除することもできる。ユーザがネイルアートを施したい爪は、手の全ての指の爪である場合もあれば、一部の指の爪である場合もあり得る。このため、本実施形態では、ユーザが、所望する印刷領域309を設定することが可能となっている。また、本実施形態において画像を反映する印刷対象として、ユーザの爪を想定しているため、設定されている印刷領域309のサイズは、各々異なる可能性がある。従って、本実施形態では、プリンター151内にユーザが手を挿入して、実際の爪の画像を確認しながら、印刷領域309のサイズ等を設定することで、爪の適切な位置にネイルアートを印刷することができる。尚、一度設定した印刷領域309は、後続の画像認識処理等において追従させてもよい。例えば、ユーザが印刷領域309を設定した後に、プリンター151内で指(または爪)の位置がずれた場合には、設定された印刷領域309の画像領域を追従して、自動的に印刷領域309が変わってもよい。
印刷データ作成画面301における印刷ボタン310は、印刷開始を指示するボタンである。印刷ボタン310が押下されると、ネイルアプリは、爪に印刷するための印刷データを、印刷領域309に反映された設定データ表示領域302からユーザが選択した設定データに基づいて作成する。そして、ネイルアプリは、作成した印刷データをプリンター名表示領域305に表示されたプリンター151に送信する。尚、図3に示すケースでは、印刷データは、プレビュー領域307から4つの印刷領域309を抽出して作成される。プリンター151は、ネイルアプリから送られた印刷データに基づく爪への印刷を実行する。
<情報処理装置の構成>
図6は、前述した機能を実現するための情報処理装置101のソフトウエア構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置101は、ネイルアプリ600を有している。情報処理装置101のCPU103が、ROM104または外部記憶装置106に記憶されているネイルアプリ600のプログラムを実行することで、CPU103にネイルアプリ600の各機能を実行させることが可能となる。
ネイルアプリ600は、表示制御部610を有する。表示制御部610は、図2に示すネイルアートデータ選択画面201、図5に示すネイル画像データ設定画面501、および図3に示す印刷データ作成画面301を含むGUI画面を、表示部108に表示させる機能を有する。また、表示制御部610は、入力インターフェース102の機能を有しており、ユーザから入力される操作指示に応じて各種の制御を行う。
表示制御部610は、ネイルアートデータ選択受付部611、ネイル画像データ設定部612、撮影指示部613、画像表示制御部614、爪検出部615、印刷領域設定部616、反映データ受付部617、反映実行部618、および印刷指示部619を有する。
ネイルアートデータ選択受付部611は、図2に示すように、ユーザからのネイルアートデータ203の選択を受け付け、選択されたネイルアートデータ203を取得する。ネイル画像データ設定部612は、図5で示すように、ユーザが左手プレビュー領域503および右手プレビュー領域504の爪領域508に設定したネイル画像データを取得する。撮影指示部613は、図3の撮影ボタン306の押下またはプリンター151が登録されている状態での印刷データ作成画面301への遷移を検出し、該検出に応じてプリンター151に動画の撮影を指示する。画像表示制御部614は、プリンター151から送信された動画等の画像データに基づくプレビュー領域307への表示を制御する。爪検出部615は、爪検出を行い、該爪検出の結果に基づく印刷領域309を出力する。印刷領域設定部616は、ユーザからの指示に従って、プレビュー領域307上に印刷領域309を設定する。反映データ受付部617は、設定データ表示領域302からユーザが選択した設定データを受け付け、該選択した設定データと印刷領域309との対応付けを行う。反映実行部618は、設定データ表示領域302からユーザが選択した設定データを、対応する印刷領域309に反映させる。印刷指示部619は、印刷領域309に反映された設定データに基づいてプリンター151が印刷するための印刷データを作成し、該作成した印刷データをプリンター151に送信する。
<処理の流れ>
図7は、本実施形態における処理の一例を示すシーケンス図である。図7のネイルアプリ600の処理は、情報処理装置101のCPU103がROM104または外部記憶装置106に記憶されているプログラムコードをRAM105に展開し実行することにより行われる。或いは、図7における一部または全部の処理をASICや電子回路などのハードウェアで実行してもよい。尚、以下の説明における記号「S」は、シーケンスにおける各ステップであることを意味する。以下、図7を用いて、ユーザがネイルアプリ600を起動し、ネイルアプリ600の制御の下、印刷対象挿入部158に挿入された爪にプリントエンジン155がネイルアートを印刷する流れを説明する。
まず、ユーザは、ネイルアプリ600を起動する。S701において、表示制御部610は、図2に示すネイルアートデータ選択画面201を表示部108に表示させる。S702において、ユーザは、ネイルアートデータ選択画面201上で、印刷したい1または複数のネイルアートデータ203を選択する。ネイルアートデータ選択受付部611は、ネイルアートデータ選択画面201のネイルアートデータ表示領域202を介しての、ユーザによる1または複数のネイルアートデータ203の選択を受け付ける。ユーザが、1または複数のネイルアートデータ203を選択した後、決定ボタン204を押下した場合、表示制御部610は、該押下を検出し、図5に示すネイル画像データ設定画面501を表示部108に表示させる。
ネイル画像データ設定画面501のネイルアートデータ表示領域502には、S702でユーザが選択した1または複数のネイルアートデータ203が表示される。S703において、ユーザは、ネイルアートデータ表示領域502に表示されているネイルアートデータの中から1つのネイルアートデータを選択する。S704においてネイル画像データ設定部612は、爪領域508に対して、S703で選択されたネイルアートデータに含まれるネイル画像データを設定する。
その後、ユーザが設定完了ボタン507を押下した場合、表示制御部610は、該押下を検出し、図3に示す印刷データ作成画面301を表示部108に表示させる。
このときの印刷データ作成画面301の設定データ表示領域302には、S704で設定された1または複数のネイル画像データである設定データが表示されている。
プリンター151が登録されていない場合は、ネイルアプリ600は、ネイルアプリ600と通信可能なプリンターを検索する検索処理を実行する。この検索処理の実行後、表示制御部610は、検索結果として、ネイルアプリ600と通信可能なプリンターのリストを表示部108に表示させる。プリンターのリストが表示部108に表示されると、S705において、ユーザは、リストの中から使用するプリンターを指定する。尚、ここでは、ユーザがプリンター151を指定したものとする。すると、表示制御部610は、ユーザによるプリンター151の指定指示を受け付ける。
S706において、撮影指示部613は、選択されたプリンター151に対する通信処理を実行し、プリンター151に対して、撮影部157による動画撮影を指示する。尚、S706において、撮影指示部613が、プリンター151に対してカメラ起動ジョブを送信し、プリンター151は、このカメラ起動ジョブの受信に応じて、撮影部157を起動して動画撮影を開始しても良い。
S707において、プリンター151は、撮影部157で撮影している動画を情報処理装置101に送信する。この動画は、図3に示す印刷データ作成画面301のプレビュー領域307に表示される。撮影部157で撮影された動画は、ほぼリアルタイムでプレビュー領域307に表示される。この時点では、プレビュー領域307に、印刷対象挿入部158に挿入されたユーザの指先を撮影した動画が表示されている状態となる。
S708において、ユーザは、設定データ表示領域302に表示されている設定データの中から、爪に印刷する設定データを1つ選択する。S709において、ネイルアートデータ選択受付部611は、ユーザによる1つの設定データの選択指示を受け付ける。表示制御部610は、ユーザによって選択された設定データをハイライト表示する。
S710において、ユーザは、印刷を行うプリンター151に設けられた印刷対象挿入部158にユーザの手を挿入する。このとき、S708で設定したネイル画像データをより精彩に印刷するために、予めユーザの爪にジェル状の液体を塗布しておく。以下、この液体をベースコートと呼ぶ。ベースコートの色は、複数存在し、例えば白、半透明等がある。また、画像表示制御部614は、S709の後のタイミングで、プリンター151の印刷対象挿入部158に手を挿入することをユーザに促すメッセージを表示しても良い。
S711において、ユーザは、S707で送信された動画がプレビュー領域307に表示されている状態において、印刷領域309を設定する。具体的には、ユーザは、印刷領域設定ボタン308を押下する。
尚、後述するS716の爪検出では、印刷領域設定ボタン308の押下に応じて、爪検出部615によって、プレビュー領域307上において印刷領域309が自動で表示される。本実施形態では、設定可能な印刷領域309の数が予め所定値に規定されているものとし、例えば、図3に示すケースでは、片手の人差し指、中指、薬指、小指の爪の数に対応しているので、所定値は「4」として規定されている。この所定値は、印刷対象挿入部158に搭載されたレールの本数および設定データに含まれるネイル画像データの数に対応する。以下では、ユーザが、この所定値と同じ数の印刷領域309を設定する形態、つまり、4つの印刷領域309を設定する形態を例に挙げて説明する。ここで設定された印刷領域309の数は、第1の所定値としてRAM105に記憶される。つまり、本例では、第1の所定値は「4」である。
S712において、撮影指示部613は、プリンター151に対して静止画の撮影指示を送る。プリンター151に送る撮影指示には、撮影対象となる爪のレールを識別する識別情報として撮影対象となる爪に対応するレール番号が含まれている。例えば4本のレールを左から1~4の番号とした場合、左手の小指を撮影する際は「1」、左手の人差し指を撮影する際は「4」、右手の人差し指を撮影する際は「1」、右手の小指を撮影する際は「4」の番号を送る。
S713において、プリンター151は、レールを上昇させて、爪がプリンター151の印刷ヘッドと近接する高さとなるように調整する。爪の高さを印刷ヘッドに近接する高さにすることで、インクジェットプリンターであれば印刷ヘッドから吐出されるインクが確実に爪に着弾できるようにする。高さ調整にはプリンター151に搭載された可動型のレーザーセンサーを用いる。レーザーセンサーを印刷ヘッドと近接した高さに設置し、レーザーが遮断されないぎりぎりの高さまで爪の高さを上げるようにする。爪の高さ調整では、爪のおおよその位置を把握した上でレーザーセンサーの可動範囲を爪の範囲に絞った方が指全体を可動範囲とするよりも効率的に高さ調整を行える。そのため、爪の高さ調整を行う前に事前に爪検出を行い、S712の撮影指示と合わせて爪の位置情報をネイルアプリ600からプリンター151に送るようにするとよい。本実施形態では、このような事前の爪検出のことを「プレ爪検出」と呼ぶことにする。プレ爪検出を行う場合は、S712の前にネイルアプリ600からプリンター151に撮影指示を送信する。尚、プレ爪検出では爪の高さ調整は行わないため、プレ爪検出のために送信する撮影指示には、前述したレール番号を含めなくてよい。撮影指示を受信したプリンター151は、撮影部157で静止画の撮影を行う。静止画の撮影が終了したら、プリンター151は撮影画像を情報処理装置101に送信する。ネイルアプリ600は受信した撮影画像から爪を検出し、検出した全ての爪の位置を示す情報(爪位置情報とする)を保持しておく。そして、ネイルアプリ600は、S712で撮影指示する際にレール番号と合わせて撮影対象の爪の爪位置情報をプリンター151に送信する。プリンター151は受信した爪位置情報を用いて、レーザーセンサーの可動範囲を絞って爪の高さを調整する。
爪の高さ調整が終了したら、S714において、撮影部157は、静止画の撮影を行う。撮影が終了したら全てのレールの高さを初期値に戻し、S715において、プリンター151は、情報処理装置101に撮影データを送信する。
S716において、ネイルアプリ600は、受信した撮影画像から爪の領域を検出する。本ステップで検出した爪領域に対して、印刷データ作成画面301上の印刷領域309が設定される。爪検出の一手法として、爪に塗布したベースコートの白色を画像処理で検出する方法がある。具体的には、撮影画像における各画素のRGB値を用いて、画素値が所定の閾値(例えばR>200、G>200、B>200)を超える画素を検出し、該検出した画素を爪領域の画素と判定する。爪検出の際に指の下にあるレールを爪と誤検出しないように、レールは黒などの白以外の色にするとよい。またライトの反射で撮影画像が白飛びした部分を誤検知しないように、光が乱反射する素材でレールを構成するのが望ましい。また画像処理による検出ではベースコートが半透明の場合に検出が困難になるため、別の検出方法として機械学習を用いてもよい。機械学習で学習させる画像に、白や半透明のベースコートが塗布された爪を含んだ指画像を用いることで、白だけでなく半透明のベースコートであっても爪領域の検出が可能になる。機械学習では、用意した学習画像のどこに爪があるかを学習させていき、学習モデルを構築する。構築した学習モデルはネイルアプリ600に組み込まれ、CPU103やGPU110によって処理されて撮影画像から爪領域を検出するのに利用される。肌の色や爪の形は人によって異なるため、学習画像に多くの手のパターンを用意し学習させていくことで、あらゆるユーザの爪を検出できるようにする。機械学習には数多くのフレームワークが存在しており、既存のフレームワークを利用することで機械学習を実現することができる。
尚、S712からS716の処理は、撮影対象の爪の数だけ繰り返し行われる。例えば、左手の小指から人差し指の4つの爪が対象になる場合、指ごとに準備処理として、撮影~撮影データ送信~爪検出を繰り返し行う(この場合、準備処理の回数は4回)。この場合、撮影画像は合計4枚になるが、印刷領域設定部616が印刷領域309を設定する際は、各撮影画像から対象の爪が撮影された部分を切り出してプレビュー領域307に表示する。つまり、プレビュー領域307には4枚の撮影画像から切り出された4枚の指画像が並べられて表示され、各指画像の爪領域上に印刷領域309が設定される。
印刷領域設定部616によって印刷領域309が設定された後、S717において、反映データ受付部617は、設定データとして設定されているネイル画像データと、設定された印刷領域309との対応付けを行う。そして、反映実行部618は、この対応付けに基づいて印刷領域309に設定データを反映する。尚、図3に示すケースでは、設定データ302(c)に含まれる4種類のネイル画像データのそれぞれと、設定された4つの印刷領域309のそれぞれとの間での対応付けが行われることになる。
S718において、ユーザは、必要に応じて印刷領域309の編集を行う。具体的には、印刷領域309のサイズ等を調整したり、印刷領域309を増加したりすることができる。このとき、編集指示の受付は反映データ受付部617が行い、編集した結果の反映は反映実行部618が行う。尚、本ステップの編集では、印刷領域のサイズの調整だけでなく、印刷領域に対して、ネイル画像データにおけるネイルアートのどの部分を反映するかを調整することもできる。
S719において、ユーザは、印刷ボタン310を押下する。印刷ボタン310の押下に応じて、印刷指示部619は、設定データ表示領域302に表示されている設定データの中からユーザによって選択された設定データが印刷領域309に反映された画像を印刷するための印刷データを作成する。具体的な例を挙げて説明すると、ユーザは、印刷領域309に対して設定データ表示領域302に表示されている設定データの中からユーザが選択した設定データを反映し、表示内容を確認した後に、印刷ボタン310を押下する。印刷指示部619は、印刷ボタン310の押下に応じて印刷データを作成する。この際、ネイルアプリ600は、「印刷対象挿入部158に挿入されている手を動かさないでください。」という主旨のメッセージを表示しても良い。印刷データとしては、画像サイズがプリンター151の印刷範囲のサイズと同じものを作成し、印刷位置がずれないように印刷領域309を正しく配置する必要がある。そこで、プリンター151の印刷範囲を特定するため、印刷範囲を示した赤枠をプリンター151に設け、撮影部157で撮像した画像から赤枠を画像処理で検出することで印刷領域を特定する。赤枠を検出する際は、撮影画像の外側から赤枠を検出する。このように外側から検出することで、赤枠の内側に赤の塗装が垂れ込んでしまった場合でも赤枠を正確に検出することができる。検出した印刷範囲に基づいて、印刷データに印刷領域309を配置することで、正しい位置に印刷されるようにする。
S720において、撮影指示部613は、プリンター151に対して静止画の撮影指示を送る。本ステップで送られる指示に従う撮影は、S716で爪検出をしてからS719で印刷ボタン310を押下するまでの間に爪の位置ずれが発生していないかを判定するために行う撮影である。S712と同様に、本ステップでプリンター151に送る撮影指示には、撮影対象となる爪に対応するレール番号が含まれている。
S721において、プリンター151は、S713でレールを上昇させた時と同じ高さにレールを上昇させる。これにより、爪の位置が印刷に適した位置に再度設定される。
S722において、撮影部157は、静止画の撮影を行う。
S723において、プリンター151は、情報処理装置101に撮影データを送信する。
S724において、ネイルアプリ600は、爪検出を行う。本ステップで行う爪検出は、S716で行う爪検出と同様の手法で行う。
S725において、印刷指示部619は、S724で検出された爪領域に合わせるように印刷データの補正を行う。本ステップにおける印刷データの補正処理については、図8および図9を用いて、後で説明する。
S726において、ネイルアプリ600は、S725で補正された印刷データをプリンター151に送信する。
以上のS720からS726の処理が印刷データの補正に関わる処理であるが、S718でユーザが印刷領域309の位置やサイズを編集した場合は、爪検出にて爪領域を正確に検出できていない可能性があるので、印刷データの補正に関わる処理をスキップする。その場合は、S720、S722~S725の処理はスキップされ、S726では、S725で補正された印刷データではなくS719で作成された印刷データが補正されずに送信される。また、S724で爪検出に失敗した場合は、印刷対象挿入部158から手が外されている可能性があるので、ネイルアプリ600は、印刷を中止する旨のエラーメッセージを表示部108に表示して以降の処理をスキップする。
S727において、プリンター151は、送信された印刷データに基づいて、印刷を行う。本ステップの結果、ネイル画像データにより表現されるネイルアートがユーザの爪に印刷されることになる。
S720からS727の処理は、印刷対象の爪の数だけ繰り返し行われる。例えば、左手の小指から人差し指の4つの爪が対象になる場合、指ごとに撮影~撮影データ送信~爪検出~印刷データ送信~印刷を繰り返し行う。プリンター151が爪の根本から爪先に向かって印刷する場合、指の配置の関係で小指→薬指→中指→人差し指の順番で印刷した方が、人差し指→中指→薬指→小指の順番で印刷するより印刷ヘッドの移動距離は少なくて済む。逆に、プリンター151が爪先から爪の根本に向かって印刷する場合、人差し指→中指→薬指→小指の順番で印刷した方が、小指→薬指→中指→人差し指の順番で印刷するより印刷ヘッドの移動距離が少なくて済む。このように印刷対象の手(左手/右手)に応じて指の配置が異なることを考慮し、印刷する指の順番を変える。これにより、印刷ヘッドの移動距離を短縮することができ、印刷時間の短縮に繋がる。
尚、プリンター151は、印刷中も爪の撮影を継続しており、印刷が完了する前に手がプリンター151の印刷対象挿入部158から離れたことを検出した場合、印刷を停止しても構わない。また、印刷が完了する前に手がプリンター151の印刷対象挿入部158から離れたことをネイルアプリが検出して、ネイルアプリ600がプリンター151に印刷の停止を指示しても構わない。
<印刷データの補正処理>
図8は、S725における印刷データ補正処理の概要を示した図である。具体的には、S716の爪検出の結果と、S724の爪検出の結果とを比較し、爪の位置、傾き、または形に変化があった場合の印刷画像の補正例を示している。
図8(a)は、S716の爪検出結果801とS724の爪検出結果802とで爪の位置が変わった場合の例を示している。爪の位置が変わった場合、印刷指示部619は、S719で作成した印刷画像803のネイルアートの位置を調整、つまり、爪の位置がずれた距離だけ移動することで、補正済みの印刷画像804を取得する。このように印刷画像を補正することで、S716で爪を検出してから印刷を開始するまでに爪の位置が変わった場合でも、印刷直前の爪の位置に合わせて印刷することができる。
図8(b)は、S716の爪検出結果805とS724の爪検出結果806とで爪の傾きが変わった場合の例を示している。爪の傾きが変わった場合、印刷指示部619は、S719で作成した印刷画像807のネイルアートの位置を調整、つまり、爪の傾きが変わった分だけ回転することで、補正済みの印刷画像808を取得する。このように印刷画像を補正することで、S716で爪を検出してから印刷を開始するまでに爪の傾きが変わった場合でも、印刷直前の爪の傾きに合わせて印刷することができる。
図8(c)は、S716の爪検出結果809とS724の爪検出結果810とで爪の形が変わった場合の例を示している。爪の形が変わった場合、印刷指示部619は、S719で作成した印刷画像811のネイルアートの形状を調整、つまり、変わった爪の形に合うように変更することで、補正済みの印刷画像812を取得する。このように印刷画像を補正することで、S716で爪を検出してから印刷を開始するまでに爪の形が変わった場合でも、印刷直前の爪の形に合わせて印刷することができる。尚、爪の形が変わるケースとしては、爪を検出してから印刷を開始するまでの間に指が曲げられるなどして撮影部157のカメラに映る爪の形が変わったケース等が挙げられる。
尚、爪の位置、傾き、および形は各々変化する可能性があるため、補正処理も図8(a)~図8(c)の各々の補正処理を組み合わせて実施する。例えば、爪の位置および傾きが変わった場合、印刷指示部619は、図8(a)の補正処理と図8(b)の補正処理との両方を行う。
また図8では予め作成した印刷画像を補正する例を示したが、印刷指示部619は、S724の爪検出(印刷直前の爪検出)で検出した領域に対してネイル画像データを反映し、新たに印刷画像を作成してもよい。この場合、補正処理が不要になるため処理をシンプルにすることができるが、S718での編集により取得される印刷領域309に対するネイルアートデータの配置結果は印刷画像に正確に反映されなくなる。
図9は、印刷データの補正処理のフローチャートである。S901において、印刷指示部619は、S716の爪検出の結果と、S724の爪検出の結果とを比較し、爪の位置、傾き、および形についてそれぞれの変化を検出する。例えば爪の位置であれば、2つの検出結果間における爪の中心位置の距離を導出する。また例えば傾きであれば爪の角度の差異、形であれば爪を囲む矩形のサイズの差異を導出する。
続いてS902において、印刷指示部619は、爪の位置、傾き、形のそれぞれについて変化量が所定の閾値以上か判定する。位置、傾き、傾きのうち何れか1つでもその変化量が所定の閾値以上の場合、本ステップの判定結果は真となる。本ステップの判定結果が真の場合、S904に進む一方、該判定結果が偽の場合、S903に進む。例えば、爪の位置に対して所定の閾値を3mmとした場合、S901で導出した中心位置間の距離が3mm以上かを判定する。同様に、傾きに対する所定の閾値を10度とした場合、S901で導出した角度の差異が10度以上かを判定する。形の閾値については、爪を囲む矩形の縦幅と横幅とのそれぞれに対して閾値を設け、その値以上に変化があったかを判定する。
S902の判定結果が真の場合、補正の許容範囲以上に爪が動いたとみなし、S904において、印刷指示部619は、印刷を中止する旨のエラーメッセージを表示部108に表示させる。この場合、以降の印刷処理は続行できないためスキップする。
S902の判定結果が偽の場合、S903において、印刷指示部619は、爪の位置、傾き、または形の変化に応じて印刷データを補正する。本ステップの補正処理については、図8で説明した通りである。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態では、印刷対象の爪に対応する識別情報をプリンター151に送信する印刷システムを構成した。これにより、識別情報に基づいて爪ごとに印刷準備処理を実行することができる。
[その他の実施形態]
前述の実施形態では、印刷対象挿入部158に片手の手を入れる形態のプリンター151を例に挙げて説明したが、本発明はこの形態に限られない。例えば、店舗等に設置されるようなプリンターで、印刷対象挿入部に両手を入れるようなものでもよい。この場合、ネイルアプリのGUI操作は、店員等が行えばよい。
また、前述の実施形態では、主に、ネイルアートとして画像(模様)を印刷する場合を例に挙げて説明したが、3次元構造物等を示す形状データと画像データとを用いて、模様を含む構造物をネイルアートとして形成するような形態でもよい。
また、前述の実施形態では、手をプリンター151の印刷対象挿入部158に挿入し、爪に直接印刷する形態を説明したが、別の形態でも構わない。例えば、シール等の爪に装着するオブジェクトに対して印刷を行うプリンターを使って印刷する場合に、前述の実施形態の思想を適用できる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
600 ネイルアプリ
610 表示制御部
615 爪検出部

Claims (9)

  1. 情報処理装置のコンピュータを、
    印刷対象の爪を有する指を載せるためのレールを識別する識別情報を印刷装置に送信する第1送信手段と、
    前記印刷対象の爪を含む範囲を撮影するための撮影指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、
    前記第1送信手段が送信した前記識別情報に対応する、撮影画像のデータを前記印刷装置から受信する第1受信手段と、
    前記撮影画像のデータに基づいて、爪領域を検出する検出手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記識別情報は、印刷ヘッドと前記印刷対象の爪との間の距離の調整が開始されるために必要なデータであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記情報処理装置のコンピュータをさらに、
    前記撮影画像のデータに基づいて検出される爪領域に対して、印刷領域を設定する設定手段として機能させることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記情報処理装置のコンピュータをさらに、
    前記印刷対象の爪に印刷するための印刷データを前記レールごとに作成する作成手段と、
    前記作成手段によって作成された前記印刷データを前記印刷装置に送信する第3送信手段と、
    として機能させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のプログラム。
  5. 爪の根本から爪先に向かって印刷する場合、前記作成手段は、小指の爪、薬指の爪、中指の爪、人差し指の爪の順番で印刷する前記印刷データを作成し、
    爪先から爪の根本に向かって印刷する場合、前記作成手段は、人差し指の爪、中指の爪、薬指の爪、小指の爪の順番で印刷する前記印刷データを作成する
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記第1送信手段は、前記印刷対象の爪が属する手が左手か右手かに応じて、前記識別情報を送信する順番を変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. 印刷対象の爪を有する指を載せるためのレールを識別する識別情報を印刷装置に送信する第1送信手段と、
    前記印刷対象の爪を含む範囲を撮影するための撮影指示を前記印刷装置に送信する第2送信手段と、
    前記第1送信手段が送信する前記識別情報に対応する、撮影画像のデータを前記印刷装置から受信する第1受信手段と、
    前記撮影画像のデータに基づいて、爪領域を検出する検出手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置と、前記印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記識別情報を受信する第1受信手段と、
    前記撮影指示を受信する第2受信手段と、
    前記識別情報に基づいて、印刷ヘッドと前記印刷対象の爪との間の距離を調整する調整手段と、
    前記撮影指示に従って撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により取得した前記撮影画像のデータを前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    印刷データを受信する第3受信手段と、
    前記印刷データに基づいて前記印刷対象の爪に印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とする印刷システム。
  9. 印刷対象の爪を有する指を載せるためのレールを識別する識別情報を印刷装置に送信する第1送信ステップと、
    前記印刷対象の爪を含む範囲を撮影するための撮影指示を前記印刷装置に送信する第2送信ステップと、
    前記第1送信ステップにおいて送信する前記識別情報に対応する、撮影画像のデータを前記印刷装置から受信する第1受信ステップと、
    前記撮影画像のデータに基づいて、爪領域を検出する検出ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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