JP2022025526A - ディスプレイ用封止剤 - Google Patents

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【課題】本発明は、フレキシブルディスプレイや湾曲形状のディスプレイにも適用できるディスプレイ用封止剤に関する。より詳細には、ウレタン(メタ)アクリレートとイソフタル酸ジヒドラジドとを含有するディスプレイ用封止剤に関するものであり、保存安定性に優れ、その硬化物は柔軟性を有し、配向膜等のコート剤が塗布された基板に対しても接着性にも優れるディスプレイ用封止剤を提供する。【解決手段】(A)硬化性樹脂として(A-1)ウレタン(メタ)アクリレート及び(A-2)部分エポキシ(メタ)アクリレート、(B)熱硬化剤としてイソフタル酸ジヒドラジドを含有するディスプレイ用封止剤。【選択図】なし

Description

本発明は、フレキシブルディスプレイや湾曲形状のディスプレイにも適用できるディスプレイ用封止剤に関する。このディスプレイ用封止剤は、柔軟性と低透湿性を両立できるものである為、特にフレキシブルディスプレイや湾曲形状のディスプレイ用封止剤として有用である。
また、本発明のように柔軟性に富んだ封止剤は、被着体との接着性に優れる為、高接着強度が要求される用途においても有用である。
ディスプレイ用封止剤とは、例えば液晶ディスプレイ用シール剤、有機ELディスプレイ用封止剤やタッチパネル用接着剤等を挙げることができる。これらの材料として共通していることは、優れた硬化性を有しながら、アウトガスが少なく、表示素子にダメージを与えないという特性が要求される点である。
また最近では、湾曲した形状のディスプレイや、フレキシブル性に富んだディスプレイが開発され製品化されている。こういったディスプレイに使用される基板は、従来のガラスのような剛直なものに代わって、プラスチックフィルムのような柔軟なものが使用されている(特許文献1)。
こういった背景から、ディスプレイ用封止剤には基板等のたわみに追従するような、すなわち硬化後においても柔軟であるという性質が要求されつつある。
また、柔軟性に優れる封止剤は、接着強度においても有利である。例えば、衝撃による剥離や機材破壊を軽減することができる。この観点からも、封止剤に対する柔軟性付与という要求は高くなっている。
一方、硬化物の柔軟性を高めるためには、硬化物の架橋密度を下げることが有効な手段である。しかし、架橋密度が下がると透湿性を悪化させるのが通常である。これは硬化物の架橋ネットワークの緩い部分から水分が侵入するためと考えられる。従って、低透湿性を担保する為には、架橋密度を下げずに柔軟性を高めるか、架橋密度は下げるが透湿性を悪化させないという、相反する特性の実現が必要となる。
従来、接着強度向上の観点から、柔軟性を有する表示素子用接着剤の開発は行われてきた(特許文献2)。しかし、上記の柔軟な基板に適応するための十分な性能を備えたものは未だ実現していない。
特開2012-238005号公報 特開2016-24240号公報
本発明は、フレキシブルディスプレイや湾曲形状のディスプレイにも適用できるディスプレイ用封止剤に関する。より詳細には、ウレタン(メタ)アクリレートとイソフタル酸ジヒドラジドとを含有するディスプレイ用封止剤に関するものであり、保存安定性に優れ、その硬化物は柔軟性を有し、配向膜等のコート剤が塗布された基板に対しても接着性にも優れるディスプレイ用封止剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、ウレタン(メタ)アクリレートとイソフタル酸ジヒドラジドとを含有するディスプレイ用封止剤が保存安定性、柔軟性、及び接着性に非常に優れることを見出し、本発明に至ったものである。
なお、本明細書中、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」及び/又は「メタクリレート」を意味する。
即ち本発明は、次の[1]~[12]に関するものである。
[1]
(A)硬化性樹脂として(A-1)ウレタン(メタ)アクリレート及び(A-2)部分エポキシ(メタ)アクリレート、(B)熱硬化剤としてイソフタル酸ジヒドラジドを含有するディスプレイ用封止剤。
[2]
前記イソフタル酸ジヒドラジドの含有量が前記成分(A)中のエポキシ基1当量に対して0.2当量以上0.8当量以下である前項[1]に記載のディスプレイ用封止剤。
[3]
テンシロン万能試験機で測定した、硬化物の25℃における弾性率が100MPa以上1900MPa以下である前項[1]又は[2]に記載のディスプレイ用封止剤。
[4]
前記成分(B)総量中、イソフタル酸ジヒドラジドの含有率が50質量%以上100質量%以下である前項[1]乃至[3]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[5]
前記成分(A-1)が(a)ポリエステルポリオールと(b)有機ポリイソシアネートと(c)水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応して得られるものである前項[1]乃至[5]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[6]
前記成分(A-1)の含有率が前記成分(A)総量中20質量%以上80質量%以下である前項[1]乃至[4]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[7]
更に、成分(C)有機フィラーを含有する前項[1]乃至[6]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[8]
前記成分(C)が、ウレタン微粒子、アクリル微粒子、スチレン微粒子、スチレンオレフィン微粒子、及びシリコーン微粒子からなる群より選択される1又は2以上の有機フィラーである前項[7]に記載のディスプレイ用封止剤。
[9]
更に、成分(D)光ラジカル重合開始剤を含有する前項[1]乃至[8]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[10]
更に、成分(E)熱ラジカル重合開始剤を含有する前項[1]乃至[9]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[11]
液晶滴下工法用液晶シール剤である、前項[1]乃至[10]のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
[12]
前項[11]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶ディスプレイ。
本発明は、保存安定性、柔軟性、及び接着性にも優れるディスプレイ用封止剤を提供することができる。
本発明のディスプレイ用封止剤は、(A)硬化性樹脂(以下、単に「成分(A)」ともいう。)として(A-1)ウレタン(メタ)アクリレート及び(A-2)部分エポキシ(メタ)アクリレート、(B)熱硬化剤(以下、単に「成分(B)」ともいう。)としてイソフタル酸ジヒドラジドを含有する。
イソフタル酸ジヒドラジドは従来からディスプレイ用硬化剤として使用されていたが、イソフタル酸ジヒドラジドを使用するとディスプレイ用封止剤の保存安定性が悪くなるため、近年では使用されなくなっていた。
本発明者らは、イソフタル酸ジヒドラジドを用いた場合でも硬化性樹脂としてウレタン(メタ)アクリレートを使用することにより保存安定性が改善できることを見出した。さらに、その硬化物はウレタン構造特有の柔軟性を有し、配向膜等のコート剤が塗布されたガラス基板に対しても高い接着強度を有し、環境試験(特に高温高湿試験)耐性にも優れる。
柔軟性については、硬化物の弾性率を指標とすることができる。紫外線3000mJ/cm(測定波長:365nm)照射後に130℃40分の条件で硬化させた100μmの厚みの硬化物の弾性率としては室温(25℃)において100MPa以上1900MPa以下であることが好ましく、300MPa以上1900MPa以下であることが更に好ましく、400MPa以上1500MPa以下であることが特に好ましい。上記範囲のディスプレイ接着剤は、ディスプレイに掛かる応力に追従することができることから好ましいと言える。
また、硬化物のガラス転移温度(Tg)を柔軟性の別の指標とすることもできる。Tgは20℃100℃以下であることが好ましく、30℃以上80℃以下であることがさらに好ましく、40℃以上60℃以下であることが特に好ましい。
接着強度としては、コート剤付きのガラス基板に対して、2kg以上であることが好ましく、2.1kg以上であることがさらに好ましい。
透湿性としては、300μmの厚みの硬化物において、透湿度が60g/m*24h以下であることが好ましく、55g/m*24h以下であることがさらに好ましく、50g/m*24h以下であることが特に好ましい。
保存安定性としては、初期粘度と比較して25℃環境下168時間置した後の粘度変化率((168時間後の粘度-初期粘度)/初期粘度)が、30%以内であることが好ましく20%以内であることがさらに好ましい。
環境耐性としては、PCT試験(121℃100%RH)6時間後の接着強度の低下率((6時間後の接着強度-初期接着強度)/初期接着強度)が30%以内であることが好ましく、25%以内であることがさらに好ましく、20%以内であることが特に好ましい。
また、85℃312時間後の電圧保持率(VHR)の低下率((312時間後のVHR-初期VHR)/初期VHR)が30%以内であることが好ましく、25%以内であることがさらに好ましく、20%以内であることが特に好ましい。
成分(A)は、光や熱等によって硬化する化合物であれば特に限定されない。
本発明では成分(A)として成分(A-1)ウレタン(メタ)アクリレート(以下、単に「成分(A-1)」ともいう。)を含有する。
成分(A-1)は、(a)ポリオールと(b)有機ポリイソシアネートと(c)水酸基含有(メタ)アクリレートを常法で合成することにより得ることができる。
前記成分(a)の水酸基1当量に対して、成分(b)のイソシアネート基1.1~2.0当量を反応させることが好ましく、1.3~2.0当量を反応させることが特に好ましい。反応温度は、室温(25℃)~100℃が好ましい。
成分(a)と成分(b)との反応物中のイソシアネート基1当量あたり、成分(c)中の水酸基0.95~1.1当量を反応させることが好ましい。反応温度は、室温(25℃)~100℃が好ましい。
(a)ポリオールの具体例としては、トリシクロデカンジメタノール、水素化ポリブタジエンポリオール、ダイマージオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオール、1,14-テトラデカンジオール、1,16-ヘキサデカンジオール、1,18-オクタデカンジオール、1,20-イコサンジオール、1-メチル-1,8-オクタンジオール、2-メチル-1,8-オクタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール、シクロヘキサン-1,4-ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールAポリ(n≒2~20)エトキシジオール、ビスフェノールAポリ(n≒2~20)プロポキシジオール等のジオール(a-1)、これらジオール(a-1)と二塩基酸又はその無水物(例えばコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸あるいは、これらの無水物)との反応物であるポリエステルジオール(a-1-1)等を挙げることができ、成分(a)はポリエステルジオール(a-1-1)であることが好ましい。
成分(a)は単独で用いても良いし、2種類以上を混合しても良い。
(b)有機ポリイソシアネートの具体例としては、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、4、4’-シクロヘキシルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,3-ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジメリルジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、3、3’-ジメチル-4,4’-ジフェニレンジイソシアネート等を挙げることができる。好ましくは、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートであり、特に好ましくは芳香環を有するトリレンジイソシアネートである。
(c)水酸基含有(メタ)アクリレートの具体例としては、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのε-カプロラクトン付加物、2-ヒドロキシ-3-フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。好ましくは、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートを挙げることができる。
なお、成分(A-1)の含有量は、成分(A)総量中、20質量%以上80質量%以下であることが好ましく、20質量%以上60質量%以下であることがさらに好ましく、25質量%以上40質量%以下であることが特に好ましい。
成分(A)はさらに(A-2)部分エポキシ(メタ)アクリレート(以下、単に「成分(A-2)」ともいう。)を含有する。部分エポキシ(メタ)アクリレートとは、エポキシ基の一部を(メタ)アクリルエステル化したものである。この場合の(メタ)アクリル化の割合は、30~70%であることが好ましく、40~60%であることがさらに好ましい。
成分(A-2)の原料となるエポキシ樹脂としては、特に限定されるものではないが、2官能以上のエポキシ樹脂が好ましく、例えば、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールFノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂、イソシアヌレート型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン骨格を有するフェノールノボラック型エポキシ樹脂、その他、カテコール、レゾルシノール等の二官能フェノール類のジグリシジルエーテル化物、二官能アルコール類のジグリシジルエーテル化物、およびそれらのハロゲン化物、水素添加物などが挙げられる。これらのうち液晶汚染性の観点から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂やレゾルシンジグリシジルエーテルが好ましい。
本発明の態様として、上記成分(A)中に、さらに、上記エポキシ樹脂や上記エポキシ樹脂を100%(メタ)アクリルエステル化したエポキシ(メタ)アクリレートを含有することが好ましい。
本発明の態様として、上記成分(A)中に、さらに(メタ)アクリレートが含有される場合が好ましい。
(メタ)アクリレートの具体例としては、N-アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミド、アクリロイルモルホリン、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキサン-1,4-ジメタノールモノ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルポリエトキシ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、o-フェニルフェノールモノエトキシ(メタ)アクリレート、o-フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート、p-クミルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリエトキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリプロポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFポリエトキシジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキシトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールとヒドロキシピバリン酸のエステルジアクリレートやネオペンチルグリコールとヒドロキシピバリン酸のエステルのε-カプロラクトン付加物のジアクリレート等のモノマー類を挙げることができる。好ましくは、N-アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミド、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、o-フェニルフェノールモノエトキシ(メタ)アクリレート、o-フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレートを挙げることができる。
[(B)熱硬化剤]
本発明のディスプレイ用封止剤は、成分(B)熱硬化剤(以下、単に「成分(B)」ともいう。)としてイソフタル酸ジヒドラジドを含有する。イソフタル酸ジヒドラジドは硬化性樹脂との反応性が高く、また、吸水性が低いことから環境試験(特に高温高湿試験)耐性に優れる。
イソフタル酸ジヒドラジドの含有量は前記成分(A)中のエポキシ基の1当量に対して0.2当量以上0.8当量以下であることが好ましく、0.4当量以上0.8当量以下であることが更に好ましく、0.4当量以上0.6当量以下であることが特に好ましい。
イソフタル酸ジヒドラジドの平均粒子径は、大きすぎると狭ギャップの液晶表示セル製造時に上下ガラス基板の貼り合わせ時のギャップ形成がうまくできない等の不良要因となるため、3000nm以下が適当であり、好ましくは2000nm以下である。また粒子径が細かくなりすぎると保存安定性が悪化したり、保存時に吸水しやすくなるため、好ましい下限は500nm程度であり、さらに好ましくは1000nm程度である。粒子径はレーザー回折・散乱式粒度分布測定器(乾式)(株式会社セイシン企業製;LMS-30)により測定することができる。
成分(B)はイソフタル酸ジヒドラジドを単一で用いてもよいし、他の熱硬化剤と併用してもよい。他の熱硬化剤としては、例えば、分子内に芳香環に結合したカルボキシ基を有する化合物、多価アミン類、多価フェノール類、有機酸ヒドラジド等を挙げることができ、芳香族ヒドラジドであるテレフタル酸ジヒドラジド、2,6-ナフトエ酸ジヒドラジド、2,6-ピリジンジヒドラジド、1,2,4-ベンゼントリヒドラジド、1,4,5,8-ナフトエ酸テトラヒドラジド、ピロメリット酸テトラヒドラジド等をあげることが出来る。また、脂肪族ヒドラジドであれば、例えば、ホルムヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、ピメリン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、1,4-シクロヘキサンジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イミノジ酢酸ジヒドラジド、N,N’-ヘキサメチレンビスセミカルバジド、クエン酸トリヒドラジド、ニトリロ酢酸トリヒドラジド、シクロヘキサントリカルボン酸トリヒドラジド、1,3-ビス(ヒドラジノカルボノエチル)-5-イソプロピルヒダントイン等のヒダントイン骨格、好ましくはバリンヒダントイン骨格(ヒダントイン環の炭素原子がイソプロピル基で置換された骨格)を有するジヒドラジド、トリス(1-ヒドラジノカルボニルメチル)イソシアヌレート、トリス(2-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリス(1-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリス(3-ヒドラジノカルボニルプロピル)イソシアヌレート、ビス(2-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレート等をあげることができる。硬化反応性と潜在性のバランスから好ましくは、マロン酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、トリス(1-ヒドラジノカルボニルメチル)イソシアヌレート、トリス(1-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリス(2-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレート、トリス(3-ヒドラジノカルボニルプロピル)イソシアヌレートであり、特に好ましくはトリス(2-ヒドラジノカルボニルエチル)イソシアヌレートである。
成分(B)としては分子内に芳香環に結合したカルボキシ基を有する化合物を使用することが好ましく、例えば、4-ヒドロキシ安息香酸、チオサリチル酸、テレフタル酸、シトラジン酸、4-アミノ安息香酸、4-(アミノメチル)安息香酸、2-メルカプトニコチン酸を挙げることができる。
本発明のディスプレイ用封止剤において、成分(B)を使用する場合には、ディスプレイ用封止剤総量中、通常0.1~10質量%、好ましくは0.1~5質量%である。また、成分(B)総量中、イソフタル酸ジヒドラジドの含有量は、50質量%以上100質量%以下であることが好ましく、75質量%以上100質量%以下であることがさらに好ましく、100質量%であることが最も好ましい。
本発明のディスプレイ用封止剤は、硬化触媒を添加して、さらに反応性の向上を図ることができる。硬化触媒としては、アミン類やイミダゾール類を挙げることができるが、イミダゾール類が特に好適である。イミダゾール類としては、2-メチルイミダゾール、2-フェニルイミダゾール、2-ウンデシルイミダゾール、2-ヘプタデシルイミダゾール、2-フェニル-4-メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール、1-ベンジル-2-メチルイミダゾール、1-シアノエチル-2-メチルイミダゾール、1-シアノエチル-2-フェニルイミダゾール、1-シアノエチル-2-ウンデシルイミダゾール、2,4-ジアミノ-6(2’-メチルイミダゾール(1’))エチル-s-トリアジン、2,4-ジアミノ-6(2’-ウンデシルイミダゾール(1’))エチル-s-トリアジン、2,4-ジアミノ-6(2’-エチル-4-メチルイミダゾール(1’))エチル-s-トリアジン、2,4-ジアミノ-6(2’-メチルイミダゾール(1’))エチル-s-トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2-メチルイミダゾールイソシアヌル酸の2:3付加物、2-フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物、2-フェニル-3,5-ジヒドロキシメチルイミダゾール、2-フェニル-4-ヒドロキシメチル-5-メチルイミダゾール、1-シアノエチル-2-フェニル-3,5-ジシアノエトキシメチルイミダゾール等が挙げられる。
[(C)有機フィラー]
本発明のディスプレイ用封止剤は、成分(C)として有機フィラー(以下、単に「成分(C)」ともいう。)を含有しても良い。上記有機フィラーとしては、例えばウレタン微粒子、アクリル微粒子、スチレン微粒子、スチレンオレフィン微粒子及びシリコーン微粒子が挙げられる。なおシリコーン微粒子としてはKMP-594、KMP-597、KMP-598(信越化学工業製)、トレフィルRTME-5500、9701、EP-2001(東レダウコーニング社製)が好ましく、ウレタン微粒子としてはJB-800T、HB-800BK(根上工業株式会社)、スチレン微粒子としてはラバロンRTMT320C、T331C、SJ4400、SJ5400、SJ6400、SJ4300C、SJ5300C、SJ6300C(三菱化学製)が好ましく、スチレンオレフィン微粒子としてはセプトンRTMSEPS2004、SEPS2063が好ましい。
これら有機フィラーは単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。また2種以上を用いてコアシェル構造としても良い。これらのうち、好ましくは、アクリル微粒子、シリコーン微粒子である。
上記アクリル微粒子を使用する場合、2種類のアクリルゴムからなるコアシェル構造のアクリルゴムである場合が好ましく、特に好ましくはコア層がn-ブチルアクリレートであり、シェル層がメチルメタクリレートであるものが好ましい。これはゼフィアックRTMF-351としてアイカ工業株式会社から販売されている。
また、上記シリコーン微粒子としては、オルガノポリシロキサン架橋物粉体、直鎖のジメチルポリシロキサン架橋物粉体等があげられる。また、複合シリコーンゴムとしては、上記シリコーンゴムの表面にシリコーン樹脂(例えば、ポリオルガノシルセスキオキサン樹脂)を被覆したものがあげられる。これらの微粒子のうち、特に好ましいのは、直鎖のジメチルポリシロキサン架橋粉末のシリコーンゴム又はシリコーン樹脂被覆直鎖ジメチルポリシロキサン架橋粉末の複合シリコーンゴム微粒子である。これらのものは、単独で用いても良いし、2種以上を併用しても良い。また、好ましくは、ゴム粉末の形状は、添加後の粘度の増粘が少ない球状が良い。本発明のディスプレイ用封止剤において、成分(C)を使用する場合には、ディスプレイ用封止剤の総量中、通常5~50質量%、好ましくは5~40質量%である。
[(D)光ラジカル重合開始剤]
本発明のディスプレイ用封止剤は、成分(D)として光ラジカル重合開始剤(以下、単に「成分(D)」ともいう。)を含有しても良い。光ラジカル重合開始剤としては、紫外線や可視光の照射によって、ラジカルや酸を発生し、連鎖重合反応を開始させる化合物であれば特に限定されないが、例えば、ベンジルジメチルケタール、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ジエチルチオキサントン、ベンゾフェノン、2-エチルアンスラキノン、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン、2-メチル-〔4-(メチルチオ)フェニル〕-2-モルフォリノ-1-プロパン、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスヒンオキサイド、カンファーキノン、9-フルオレノン、ジフェニルジスルヒド等を挙げることができる。具体的には、IRGACURERTM651、184、2959、127、907、369、379EG、819、784、754、500、OXE01、OXE02、OXE03、OXE04、DAROCURERTM1173、LUCIRINRTMTPO(いずれもBASF社製)、セイクオールRTMZ、BZ、BEE、BIP、BBI(いずれも精工化学株式会社製)、カヤキュアーDETX-S(日本化薬株式会社製)等を挙げることができる。これらの中で、好ましくは、オキシムエステル系開始剤であるIRGACURERTMOXE01、OXE02、OXE03、OXE04、およびチオキサントン系開始剤であるカヤキュアーDETX-Sである。
さらに、オキシムエステル系開始剤とチオキサントン系開始剤を併用することにより即硬化性と遮光部硬化性を両立でき、可視光でも硬化できることから好ましい。
本発明のディスプレイ用封止剤において、成分(D)を使用する場合には、ディスプレイ用封止剤総量中、通常0.001~3質量%、好ましくは0.002~2質量%である。
[(E)熱ラジカル重合開始剤]
本発明のディスプレイ用封止剤は、(E)熱ラジカル重合開始剤(以下、単に「成分(E)」ともいう。)を含有して、硬化速度、硬化性を向上することができる。
熱ラジカル重合開始剤は、加熱によりラジカルを生じ、連鎖重合反応を開始させる化合物であれば特に限定されないが、有機過酸化物、アゾ化合物、ベンゾイン化合物、ベンゾインエーテル化合物、アセトフェノン化合物、ベンゾピナコール等が挙げられ、ベンゾピナコールが好適に用いられる。例えば、有機過酸化物としては、カヤメックRTMA、M、R、L、LH、SP-30C、パーカドックスCH-50L、BC-FF、カドックスB-40ES、パーカドックス14、トリゴノックスRTM22-70E、23-C70、121、121-50E、121-LS50E、21-LS50E、42、42LS、カヤエステルRTMP-70、TMPO-70、CND-C70、OO-50E、AN、カヤブチルRTMB、パーカドックス16、カヤカルボンRTMBIC-75、AIC-75(化薬アクゾ株式会社製)、パーメックRTMN、H、S、F、D、G、パーヘキサRTMH、HC、TMH、C、V、22、MC、パーキュアーRTMAH、AL、HB、パーブチルRTMH、C、ND、L、パークミルRTMH、D、パーロイルRTMIB、IPP、パーオクタRTMND(日油株式会社製)などが市販品として入手可能である。
また、アゾ化合物としては、VA-044、086、V-070、VPE-0201、VSP-1001(和光純薬工業株式会社製)等が市販品として入手可能である。
成分(E)の含有量としては、本発明のディスプレイ用封止剤の総量中、0.0001~10質量%であることが好ましく、さらに好ましくは0.0005~5質量%であり、0.001~3質量%が特に好ましい。
[(O)その他成分]
本発明のディスプレイ用封止剤には、さらに必要に応じて、無機フィラー、シランカップリング剤、ラジカル重合防止剤、顔料、レベリング剤、消泡剤、溶剤などの添加剤を配合することができる。
[無機フィラー]
上記無機フィラーとしては、シリカ、シリコンカーバイド、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、マイカ、タルク、クレー、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸リチウムアルミニウム、珪酸ジルコニウム、チタン酸バリウム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モリブデン、アスベスト等が挙げられ、好ましくは溶融シリカ、結晶シリカ、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、マイカ、タルク、クレー、アルミナ、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウムが挙げられるが、好ましくはシリカ、アルミナ、タルクである。これら無機フィラーは2種以上を混合して用いても良い。
無機フィラーの平均粒子径は、大きすぎると狭ギャップの液晶表示セル製造時に上下ガラス基板の貼り合わせ時のギャップ形成がうまくできない等の不良要因となるため、2000nm以下が適当であり、好ましくは1000nm以下、さらに好ましくは300nm以下である。また好ましい下限は10nm程度であり、さらに好ましくは100nm程度である。粒子径はレーザー回折・散乱式粒度分布測定器(乾式)(株式会社セイシン企業製;LMS-30)により測定することができる。
本発明のディスプレイ用封止剤において、無機フィラーを使用する場合には、ディスプレイ用封止剤の総量中、通常5~50質量%、好ましくは5~40質量%である。無機フィラーの含有量が5質量%より低い場合、ガラス基板に対する接着強度が低下し、また耐湿信頼性も劣るために、吸湿後の接着強度の低下も大きくなる場合がある。又、無機フィラーの含有量が50質量%より多い場合、フィラー含有量が多すぎるため、つぶれにくく液晶セルのギャップ形成ができなくなってしまう場合がある。
[シランカップリング剤]
上記シランカップリング剤としては、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N-フェニル-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)3-アミノプロピルメチルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N-(2-(ビニルベンジルアミノ)エチル)3-アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3-クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらのシランカップリング剤はKBMシリーズ、KBEシリーズ等として信越化学工業株式会社等によって販売されている為、市場から容易に入手可能である。本発明のディスプレイ用封止剤において、シランカップリング剤を使用する場合には、ディスプレイ用封止剤総量中、0.05~3質量%が好適である。
[ラジカル重合防止剤]
上記ラジカル重合防止剤としては、光ラジカル重合開始剤や熱ラジカル重合開始剤等から発生するラジカルと反応して重合を防止する化合物であれば特に限定されるものではなく、キノン系、ピペリジン系、ヒンダードフェノール系、ニトロソ系等を用いることができる。具体的には、ナフトキノン、2-ヒドロキシナフトキノン、2-メチルナフトキノン、2-メトキシナフトキノン、2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシル、2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-オキシル、2,2,6,6-テトラメチル-4-メトキシピペリジン-1-オキシル、2,2,6,6-テトラメチル-4-フェノキシピペリジン-1-オキシル、ハイドロキノン、2-メチルハイドロキノン、2-メトキシハイドロキノン、パラベンゾキノン、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ-t-ブチルクレゾール、ステアリルβ-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4’-チオビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)、4,4’-ブチリデンビス(3-メチル-6-t-ブチルフェノール)、3,9-ビス[1,1-ジメチル-2-[β―(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]、2,4,8,10-テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、テトラキス-[メチレン-3-(3’,5’-ジ-t-ブチル-4’-ヒドロキシフェニルプロピオネート)メタン]、1,3,5-トリス(3’,5’-ジ-t-ブチル-4’-ヒドロキシベンジル)-sec-トリアジン-2,4,6-(1H,3H,5H)トリオン、パラメトキシフェノール、4-メトキシ-1-ナフトール、チオジフェニルアミン、N-ニトロソフェニルヒドロキシアミンのアルミニウム塩、商品名アデカスタブLA-81、商品名アデカスタブLA-82(株式会社アデカ製)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのうちナフトキノン系、ハイドロキノン系、ニトロソ系、ピペラジン系のラジカル重合防止剤が好ましく、ナフトキノン、2-ヒドロキシナフトキノン、ハイドロキノン、2,6-ジ-tert-ブチル-P-クレゾール、ポリストップ7300P(伯東株式会社製)が更に好ましく、ポリストップ7300P(伯東株式会社製)が最も好ましい。
ラジカル重合防止剤の含有量としては本発明のディスプレイ用封止剤総量中、0.0001~1質量%が好ましく、0.001~0.5質量%が更に好ましく、0.01~0.2質量%が特に好ましい。
本発明のディスプレイ用封止剤を得る方法の一例としては、次に示す方法がある。まず、成分(A)に、必要に応じて成分(D)を加熱溶解する。次いで室温まで冷却後、成分(B)、必要に応じて成分(C)、(E)、無機フィラー、シランカップリング剤、消泡剤、及びレベリング剤、溶剤等を添加し、公知の混合装置、例えば3本ロール、サンドミル、ボールミル等により均一に混合し、金属メッシュにて濾過することにより本発明のディスプレイ用封止剤を製造することができる。
また、本発明のディスプレイ用封止剤は、液晶表示セル用接着剤として、特に液晶シール剤として非常に有用である。本発明のディスプレイ用封止剤を液晶シール剤として用いた場合の、液晶表示セルについて、以下に例を示す。
本発明の液晶表示セル用接着剤を用いて製造される液晶表示セルは、基板に所定の電極を形成した一対の基板を所定の間隔に対向配置し、周囲を本発明の液晶シール剤でシールし、その間隙に液晶が封入されたものである。封入される液晶の種類は特に限定されない。ここで、基板とはガラス、石英、プラスチック、シリコン等からなる少なくとも一方に光透過性がある組み合わせの基板から構成される。その製法としては、本発明の液晶シール剤に、グラスファイバー等のスペーサ(間隙制御材)を添加後、該一対の基板の一方にディスペンサー、またはスクリーン印刷装置等を用いて該液晶シール剤を塗布した後、必要に応じて、80~120℃で仮硬化を行う。その後、該液晶シール剤の堰の内側に液晶を滴下し、真空中にてもう一方のガラス基板を重ね合わせ、ギャップ出しを行う。ギャップ形成後、90~130℃で30分~2時間硬化することにより本発明の液晶表示セルを得ることができる。また光熱併用型として使用する場合は、紫外線照射機により液晶シール剤部に紫外線を照射させて光硬化させる。紫外線照射量は、好ましくは500~6000mJ/cm、より好ましくは1000~4000mJ/cm(測定波長:365nm)の照射量が好ましい。その後必要に応じて、90~130℃で30分~2時間硬化することにより本発明の液晶表示セルを得ることができる。このようにして得られた本発明の液晶表示セルは、液晶汚染による表示不良が無く、接着性、耐湿信頼性に優れたものである。スペーサとしては、例えばグラスファイバー、シリカビーズ、ポリマービーズ等があげられる。その直径は、目的に応じ異なるが、通常2~8μm、好ましくは4~7μmである。その使用量は、本発明の液晶シール剤100質量部に対し通常0.1~4質量部、好ましくは0.5~2質量部、更に、好ましくは0.9~1.5質量部程度である。
本発明のディスプレイ用封止剤は、硬化性、異なる被着体への接着性、耐湿熱信頼性の要求される分野の接着剤用途の使用に非常に適するものである。例えば液晶シール剤、有機EL用封止剤、タッチパネル用接着剤である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。尚、特別の記載のない限り、本文中「部」及び「%」とあるのは質量基準である。
[合成例1]
温度計、冷却管、攪拌装置を備えたフラスコに、メチルペンタンジオールとアジピン酸、イソフタル酸とのポリエステルポリオール(株式会社クラレ製P-2012、水酸基価54.6mgKOH/g)776.99gと、トルエンジイソシアネート(東ソー株式会社製コロネートT-100、分子量174.2)131.68gを仕込み、80℃で反応させた。このときのイソシアネート含有量は、過剰のアミンを添加し塩酸にて逆滴定することで求め、その値が計算値から求められるイソシアネートの残留量のプラスマイナス2%の範囲であることを確認した。次いで、メトキノン(重合禁止剤)0.6g、2-ヒドロキシエチルアクリレート(分子量116.1)90.43g、ジブチル錫ジラウレート(触媒)0.3gを添加し、80℃にて撹拌し、赤外線吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収スペクトル(2280cm-1)が消失するまで反応を行い、重量平均分子量6300のウレタンアクリレートオリゴマーを得た。
[合成例2]
温度計、冷却管、攪拌装置を備えたフラスコに、ポリカプロラクトンジオール(株式会社ダイセル製プラクセル210、水酸基価113.1mgKOH/g)352.06gと、メチルペンタンジオールとアジピン酸、イソフタル酸とのポリエステルポリオール(株式会社クラレ製P-1012、水酸基価114.6mgKOH/g)347.45gと、トルエンジイソシアネート(東ソー株式会社製コロネートT-100、分子量174.2)197.74gを仕込み、80℃で反応させた。このときのイソシアネート含有量は、過剰のアミンを添加し塩酸にて逆滴定することで求め、その値が計算値から求められるイソシアネートの残留量のプラスマイナス2%の範囲であることを確認した。次いで、メトキノン(重合禁止剤)0.6g、2-ヒドロキシエチルアクリレート(分子量116.1)101.85g、ジブチル錫ジラウレート(触媒)0.3gを添加し、80℃にて撹拌し、赤外線吸収スペクトルでイソシアネート基の吸収スペクトル(2280cm-1)が消失するまで反応を行い、重量平均分子量5200のウレタンアクリレートオリゴマーを得た。
[合成例3]
市販ベンゾピナコール(東京化成工業株式会社製)100部(0.28モル)をジメチルホルムアルデヒド350部に溶解させた。これに塩基触媒としてピリジン32部(0.4モル)、シリル化剤としてBSTFA(信越化学工業株式会社製)150部(0.58モル)を加え70℃まで昇温し、2時間攪拌した。得られた反応液を冷却し、攪拌しながら、水200部を入れ、生成物を沈殿させると共に未反応シリル化剤を失活させた。沈殿した生成物をろ別分離した後十分に水洗した。次いで得られた生成物をアセトンに溶解し、水を加えて再結晶させ、精製した。目的の1,2-ビス(トリメチルシロキシ)-1,1,2,2-テトラフェニルエタンを105.6部(収率88.3%)得た。
[実施例1~7、比較例1~6]
下記表1、表2に示す割合で成分(A)、(O)を混合し、成分(D)を90℃で加熱溶解させた後、室温まで冷却し、成分(B)、(C)、(D)、(E)、(O)を添加し、攪拌した後、3本ロールミルにて分散させ、金属メッシュ(635メッシュ)で濾過し、ディスプレイ用封止剤を調製した。
[評価]
[粘度、保存安定性]
R型粘度計(東機産業株式会社製)を使用して、得られたディスプレイ用封止剤の25℃における初期粘度及び25℃の環境下168時間放置後の粘度をR型粘度計(R115U型粘度計:東機産業株式会社製、測定コーン3°×R7.7、回転数5rpm)にて測定した。粘度変化率(保存安定性)は((168時間後の粘度-初期粘度)/初期粘度)により算出した。
[光配向処理式の配向膜付き基板の作成]
ガラス基板に配向膜液(日産化学株式会社製:NRB-U738)をスピンコートし、80℃ホットプレートで3分仮焼きを行い230℃オーブンで30分焼成した。さらに、この配向膜付き基板をUV照射機により500mJ/cm(測定波長:254nm)の紫外線を照射させ、さらに230℃オーブンで30分焼成した。
[評価用液晶セルの作成]
前記光配向処理式の配向膜付き基板に得られたディスプレイ用封止剤を貼り合せ後の線幅が0.8mmとなるようにメインシール、ダミーシール、及びメインシールの枠内に遮光部評価用のシールをディスペンスし、次いで液晶(JC-5015LA;JNC株式会社製)の微小滴をシールパターンの枠内に滴下した。更にもう一枚の光配向処理済み基板に面内スペーサ(ナトコスペーサKSEB-525F;ナトコ株式会社製;貼り合せ後のギャップ幅5μm)を散布、熱固着し、貼り合せ装置を用いて真空中で先の液晶滴下済み基板と貼り合せた。大気開放してギャップ形成した後、シールパターン枠内のみマスクをしてUV照射機により紫外線(測定波長:365nm)3000mJ/cmの紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させ評価用液晶テストセルを作成した。
[電圧保持率(VHR)の測定]
評価用液晶テストセルに電極を付け、液晶物性測定システム(東陽テクニカ社製)を用いて印加電圧5V、周波数1Hz、60℃雰囲気下の条件で電圧保持率を測定した。
[電圧保持率(VHR)低下率]
さらに、85℃の環境下で312時間放置した後の電圧保持率(VHR)を測定し、低下率((312時間後のVHR-初期VHR)/初期VHR)を算出した。
[接着強度]
ガラス基板に配向膜液(日産化学株式会社製:NRB-U738)をスピンコートし、80℃ホットプレートで3分仮焼きを行い230℃オーブンで30分焼成した。さらに、この配向膜付き基板をUV照射機により500mJ/cm(測定波長:254nm)の紫外線を照射させ、さらに230℃オーブンで30分焼成した。
実施例及び比較例で製造されたディスプレイ用封止剤100gにスペーサとして5μmのグラスファイバー1gを添加して混合撹拌を行う。配向膜を塗布したガラス基板上に、このディスプレイ用封止剤を1cm×1cmのコーナー部分を再現する形で塗布し、対向の配向膜塗布基板を貼り合わせUV照射機により3000mJ/cm(測定波長:365nm)の紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させた。その配向膜塗布ガラス基板の引き剥がし接着強度をボンドテスター(西進商事株式会社製:SS-30WD)にて、コーナー部分を押す形で測定した
[PCT試験後接着強度]
さらに、上記試験片をPCT試験機(121℃100%RH)に6時間放置した後の接着強度を測定した。
[透湿度]
実施例及び比較例で製造されたディスプレイ用封止剤をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに挟み、厚み300μmの薄膜としたものにUV照射機により3000mJ/cm(測定波長:365nm)の紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させ、硬化後PETフィルムを剥がしてサンプルとした。サンプルの60℃90%での透湿度を透湿度測定機(Lessy社製:L80-5000)にて測定した。
[弾性率]
実施例及び比較例で製造されたディスプレイ用封止剤をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに挟み、厚み100μmの薄膜としたものにUV照射機により3000mJ/cm(測定波長:365nm)の紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させ、硬化後PETフィルムを剥がしてサンプルとした。サンプルをテンシロン万能試験機(株式会社エー・アンド・デイ製、RTG-1210)を用いて、室温(25℃)下、試験速度5mm/分で引張試験を行い測定した。
[ガラス転移温度(Tg)]
実施例及び比較例で製造されたディスプレイ用封止剤をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに挟み、厚み100μmの薄膜としたものにUV照射機により3000mJ/cm(測定波長:365nm)の紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させた。その後、PETフィルムをはがし、50mm×5mmの短冊状にカットしサンプル片とした。このサンプル片を動的粘弾性測定装置(DMS-6100:エスアイアイ・ナノテクノロジー社製)の引っ張りモードにて周波数10Hz、昇温温度2℃/分の条件で測定を行った。損失弾性率と貯蔵弾性率との比(JIS K 7244-1)から損失係数tanδが得られ、得られた損失係数tanδが最大値となる温度をガラス転移温度(Tg)とした。
[溶出量]
実施例及び比較例で製造されたディスプレイ用封止剤をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに挟み、厚み100μmの薄膜としたものにUV照射機により3000mJ/cm(測定波長:365nm)の紫外線を照射後、オーブンに投入して130℃40分熱硬化させ、硬化後PETフィルムを剥がして硬化膜を作成した。サンプル瓶に硬化膜0.1gを入れ、液晶(メルク社製:MLC-3007)1gを加えた後110℃オーブンに19時間投入した。110℃オーブンから取り出した測定サンプルを室温に冷ました後、この液晶中に溶出した成分(A-2-1)をペンタデカンを内部標準に用い、ガスクロマトグラフィーにて定量した。
Figure 2022025526000001
Figure 2022025526000002
Figure 2022025526000003
表1、2の結果より、本発明のディスプレイ用封止剤は、保存安定性に優れ、その硬化物は柔軟性と低透湿を両立し、接着強度にも優れることが確認された。さらに高温高湿環境耐性にも優れる。
本発明のディスプレイ用封止剤は、被着体との接着強度に優れ、柔軟性と低透湿性を両立している為、特に有機膜との接着性が要求されるディスプレイやフレキシブルディスプレイ、湾曲形状のディスプレイ用封止剤として有用である。

Claims (12)

  1. (A)硬化性樹脂として(A-1)ウレタン(メタ)アクリレート及び(A-2)部分エポキシ(メタ)アクリレート、(B)熱硬化剤としてイソフタル酸ジヒドラジドを含有するディスプレイ用封止剤。
  2. 前記イソフタル酸ジヒドラジドの含有量が前記成分(A)中のエポキシ基1当量に対して0.2当量以上0.8当量以下である請求項1に記載のディスプレイ用封止剤。
  3. テンシロン万能試験機で測定した、硬化物の25℃における弾性率が100MPa以上1900MPa以下である請求項1又は2に記載のディスプレイ用封止剤。
  4. 前記成分(B)総量中、イソフタル酸ジヒドラジドの含有率が50質量%以上100質量%以下である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  5. 前記成分(A-1)が(a)ポリエステルポリオールと(b)有機ポリイソシアネートと(c)水酸基含有(メタ)アクリレートとを反応して得られるものである請求項1乃至4のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  6. 前記成分(A-1)の含有率が前記成分(A)総量中20質量%以上80質量%以下である請求項1乃至5のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  7. 更に、成分(C)有機フィラーを含有する請求項1乃至6のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  8. 前記成分(C)が、ウレタン微粒子、アクリル微粒子、スチレン微粒子、スチレンオレフィン微粒子、及びシリコーン微粒子からなる群より選択される1又は2以上の有機フィラーである請求項7に記載のディスプレイ用封止剤。
  9. 更に、成分(D)光ラジカル重合開始剤を含有する請求項1乃至8のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  10. 更に、成分(E)熱ラジカル重合開始剤を含有する請求項1乃至9のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  11. 液晶滴下工法用液晶シール剤である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のディスプレイ用封止剤。
  12. 請求項11に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶ディスプレイ。
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