JP2022025336A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Kazuhito Kuwabara
優太 小賀坂
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Abstract

【課題】 密閉性が確保され、抜栓が容易なヒンジキャップを提供する。【解決手段】 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジ部を介してキャップ本体に連設される上蓋とからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、容器本体の口部に装着される装着部と、装着部あたりに立設される注出筒と、注出筒の内周に連設される隔壁と、隔壁に破断可能な弱化部によって画成され、開口予定部となる開栓部とを備え、開栓部は、弱化部を介して隔壁と連結する底壁と、底壁の上面に立設される引上壁とを備え、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁の下面から垂設され、注出筒を密封するシール筒と、シール筒の内側に設けられ、引上壁と係合する係合部とを備え、ヒンジ部側の開栓部の底壁と上蓋の頂壁との間に、底壁を支持する突出部が設けられることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器本体に装着して使用されるヒンジキャップに関し、とくに最初の開蓋時に弱化部を破断して上蓋側に移行する開栓部を有するヒンジキャップに関するものである。
従来、容器本体に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジ部を介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、容器本体の密封性を確保するため、キャップ本体の隔壁の開口予定部にプルリングなどを形成した除去部を設けていた。
しかし、除去部を開口するために、上蓋を開けた後、プルリングなどを引っ張り上げて除去部を抜栓する作業が必要となり、手間がかかるともに、力の弱い利用者にとっては抜栓に苦労するという問題があった。
そこで、開口予定部としての除去部をなくした場合には、内容液がヒンジキャップ内に入り込み易くなるなど、密封性に問題が生じるため、プルリングを省略し、開口予定部に立設された係合壁を上蓋から垂設された垂下片に係合させて、上蓋の開蓋とともに、係合壁ごと引っ張り上げて弱化部を破断して開栓するヒンジキャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10-338253号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のヒンジキャップでは、開栓時に、上蓋を持ち上げることにより、開口予定部に立設された係合壁の全周を引き上げるため、弱化部の破断を開始する際に大きな力を要するという問題があった。
そこで、開栓時に、弱化部のヒンジ部と反対側に応力を集中させるために、上蓋と係合して引き上げる開栓部の引上壁をヒンジ部と反対側の開口予定部に立設させた場合には、ヒンジ部側の開栓部の底壁や隔壁と上蓋の頂壁との間に空間ができあがり、閉蓋後に内容液の入った容器が横倒しになったり、容器を大きく振った場合に、ヒンジ部側の底壁が動き(浮き上がり等)、底壁や隔壁と頂壁との間の空間に内容液が入り込み、空間中に内容液が留まってしまい、蓋を開けたときに、空間に入り込んだ内容液が漏れて容器の内外を汚してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、ヒンジキャップの開栓時に、上蓋を持ち上げた際に、弱化部のヒンジ部と反対側に応力を集中するようにするとともに、ヒンジ部側の開栓部の底壁を支持する構造のヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジ部を介してキャップ本体に連設される上蓋とからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、容器本体の口部に装着される装着部と、装着部あたりに立設される注出筒と、注出筒の内周に連設される隔壁と、隔壁に破断可能な弱化部によって画成され、開口予定部となる開栓部とを備え、開栓部は、弱化部を介して隔壁と連結する底壁と、底壁の上面に立設される引上壁とを備え、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁の下面から垂設され、注出筒を密封するシール筒と、シール筒の内側に設けられ、引上壁と係合する係合部とを備え、ヒンジ部側の開栓部の底壁と上蓋の頂壁との間に、底壁を支持する突出部が設けられることを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの具体的実施形態として、開栓部の引上壁と上蓋の係合部は、ヒンジ部と反対側に設けられていることを特徴とする構成を採用する。
突出部の具体的実施形態として、突出部は、閉蓋時に上蓋の頂壁から開栓部の底壁に当接または近接するように垂設されることを特徴とする構成、また、突出部は、閉蓋時に開栓部の底壁から上蓋の頂壁に当接または近接するように立設されることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、ヒンジキャップの開栓時に、上蓋を持ち上げた際に、ヒンジ部と反対側の弱化部に応力を集中することにより、弱化部の破断開始を促し、引き続き弱化部の破断を進行させて、容易に抜栓することができるとともに、ヒンジ部側の底壁を支持する構造としたので、内容液による汚れを抑制することができる。
また、密封可能な隔壁を有するため、プルリングによる抜栓と同程度の密閉性が確保され、熱充填可能な容器に使用できる。
第1実施例のヒンジキャップを容器本体に装着した閉蓋した状態を示す側面断面図である。 第1実施例のヒンジキャップの製造直後の開蓋状態を示す図で、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。 第2実施例のヒンジキャップを容器本体に装着した閉蓋した状態を示す側面断面図である。 第2実施例のヒンジキャップの製造直後の開蓋状態を示す図で、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。 第3実施例のヒンジキャップを容器本体に装着した閉蓋した状態を示す側面断面図である。 第3実施例のヒンジキャップの製造直後の開蓋状態を示す図で、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。 第4実施例のヒンジキャップを容器本体に装着した閉蓋した状態を示す側面断面図である。 第4実施例のヒンジキャップの製造直後の開蓋状態を示す図で、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。
本発明のヒンジキャップを具体化した実施例を示した図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体、Bはキャップ本体、Cはヒンジ部、Dはヒンジ部Cを介してキャップ本体Bに開閉可能に取り付けられた上蓋である。
容器本体Aは、上部に口部1を有し、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
キャップ本体Bは、図1および図2に示すように、容器本体Aの口部1に装着される装着部3と、装着部3の内縁上端から内方に延設される基壁4と、基壁4に立設される注出筒5とを備えている。
装着部3は、周縁に係止突条6が設けられ上蓋Dと係合する環状の蓋係合部7と、蓋係合部7の内周側から垂設される内筒8と、蓋係合部7の外周側から垂設される外筒9とから構成されている。
外筒9は、内周下部には容器本体Aと係合するための係合突部10が設けられている。
注出筒5内には容器本体Aの口部1を密封する隔壁20が設けられ、隔壁20には、使用時に注出口を開口するために、破断可能な弱化部21によって画成される開栓部22が設けられている。
開栓部22は、弱化部21を介して隔壁20に連結される底壁23と、底壁23の上面には、ヒンジ部Cと反対側に略円筒状の引上壁24が立設されている。
なお、本実施例においては、図2(a)に示すように、ヒンジ部Cと反対側の底壁23の先端部23aの形状は、弱化部21の破断が容易となるようにとがった形状をしており、引上壁24についても、同様にヒンジ部Cと反対側がとがった形状の突部24aが設けられている。
引上壁24のヒンジ部C側には、その上部から底壁23の上面に向けて補強リブ27が設けられている。
補強リブ27は、図2(a)に示すように、ヒンジ部C側に3個設けられているが、引上壁24の大きさに応じて適宜設けることができ、3個に限定されない。
補強リブ27は、上蓋Dを持ち上げたときに、ヒンジ部Cと反対側の弱化部21に応力が集中するようになり、弱化部21の破断が容易なものとなる。
補強リブ27の形状は、引上壁24のヒンジ部C側を補強しうる形状であればよく、底壁23側を広くした三角形状などとすることができる。
また、本実施例では、引上壁24の上面には、引上壁24を覆うように、図2(b)に示すように、上方に山形状に突出する係止突部26が設けられている。
係止突部26は、上部が小さくなる山形状であるが、ヒンジ部Cと反対側は傾斜を有し、ヒンジ部C側は、下部は傾斜を有するものの、上部はほぼまっすぐに立ち上がっている。
係止突部26の上面は、本実施例では平面状であるが、丸くなっていても構わない。
上蓋Dは、図1および図2に示すように、ヒンジ部Cを介してキャップ本体Bの外筒9の外周上端に、回動自在に取着されており、頂壁30と、頂壁30の周縁部から垂設された側周壁31とを備えている。
頂壁30は、下面からシール筒33が垂設され、シール筒33は、外周がキャップ本体Bの注出筒5の内周に当接するように設けられている。
また、頂壁30のヒンジ部Cと反対側には係合穴部34が開口され、係合穴部34の下部には、段部35を設けて、引上壁24の下部の係止突部26と当接する係合部36が設けられている。
係合部36は、内周面は係止突部26の下部外周面に合わせて傾斜を有している。
本実施例では、図1に示すように、最初の閉蓋時において、係止突部26の上部は、係合穴部34にまで達し、溶融等による抜け止め加工によって、係止突部26の上部が係合穴部34を埋めるように広げられ、係止突部26は係合部36上面の段部35によって係合される。
なお、本実施例では、引上壁24の上方に係止突部26を設け、さらに上蓋Dに係合穴部34を設け、閉蓋時において、係止突部26の上部を抜け止め加工によって係合部36に係合させるものであるが、引上壁24と上蓋Dの係合部36とを係合させる方法は、しっかり係合させるものであれば、どのような方法でもよい。
ただし、本実施例のように、係合された引上壁24と上蓋Dとが溶着等によりしっかり固定され、開栓後、上蓋D側に移行した開栓部22が回転しない構造となっており、引上壁24と上蓋Dとの係合は、しっかり固定される方法が好ましい。
本発明では、上蓋Dの頂壁30と開栓部22の底壁23との間に、ヒンジ部C側の底壁23を支持するための突出部Eが設けられている。
突出部Eによって支持する範囲は、ヒンジ部C側約180°の範囲が好ましい。
本実施例では、突出部Eは、ヒンジ部C側のシール筒33の内方に、頂壁30の下面から、底壁23の上面に当接するように、筒状部37が垂設されている。
なお、筒状部37の下端部の底壁23の上面への当接は、近接するものであっても構わない。
本実施例では、筒状部37は、図2(a)に示すように、底壁23のヒンジ部C側の後端部23bが中央部より狭くなっており、後端部23bが動き(浮き上がり等)やすいため、特にこの後端部23bの範囲をしっかり押さえられるように、筒状部37は空洞を有している。
なお、しっかり押さえられるものであれば、空洞をなくした円筒形状のものでもよく、ヒンジ部C側のみが円筒状の半円筒形状のものや板状のものであってもよい。
側周壁31の下端部は、内周側に、キャップ本体Bの蓋係合部7の係止突条6と係合する係合凹部38が周設されている。
側周壁31のヒンジ部Cと反対側の外周には、周方向に円弧状の把手部39が延設され、把手部39の中央部下面には指掛け部40が設けられている。
なお、本実施例のヒンジキャップは、使用前の不正開封を防止するために、図示していないが、キャップ本体Bと上蓋Dとの間にシュリンクラベルや封緘部材等が設けられている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、金型を用いた射出成形によって一体成形で製造される。
一体成形で製造された本実施例のヒンジキャップは、図2に示すように、開蓋した状態で得られ、上蓋Dをヒンジ部Cを介して回動して図1に示す閉蓋状態にされる。
その際、引上壁24の上部の係止突部26は、上方が小さく、また、ヒンジ部Cと反対側に傾斜が設けてあるため、係合部36の中に簡単に入り込み、上部は係合穴部34に達するとともに、係止突部26の下部外周は、係合部36内周におさまっている。
また、シール筒33は注出筒5に当接してシール部を形成するとともに、キャップ本体Bの蓋係合部7と、上蓋Dの係合凹部38とが嵌合して閉蓋される。
その際、頂壁30下面から垂設された筒状部37の下端部は、底壁23の後端部23b上面に当接する。
さらに、本実施例では、閉蓋状態で、係止突部26の上部は溶融等により抜け止め加工が施され、係合穴部34に広がり、係止突部26は係合部36に係合され、図1の閉蓋状態となる。
次に、閉蓋されたヒンジキャップは、内容液が充填された容器本体Aに打栓して装着される。
本発明のヒンジキャップを最初に使用する際には、開蓋することによって、キャップ本体Bの隔壁20に設けられた弱化部21を破断して抜栓することができる。
まず、上蓋Dの指掛け部40に手指を掛け、把手部39を持ち上げると、ヒンジ部Cと反対側の底壁23が持ち上げられ、それによってヒンジ部Cと反対側の弱化部21が破断し始め、さらに上蓋Dを持ち上げることにより、ヒンジ部C方向に弱化部21の破断が進み、最後にヒンジ部Cに近い部分の弱化部21が破断され、開栓部22全体が隔壁20から除去されて、開栓部22の部分が開口部となって、容器本体A内の内容液の注出が可能となる。
本実施例では、図2に示すように、引上壁24のヒンジ部C側に補強リブ27が設けられているため、ヒンジ部Cと反対側の弱化部21に応力が集中し、弱化部21の破断が容易となる。
内容液の使用後に、上蓋Dをキャップ本体Bに再び閉蓋することで、上蓋Dのシール筒33と注出筒5とでシール部が形成されるとともに、キャップ本体Bの蓋係合部7と、上蓋Dの係合凹部38とが嵌合して、ヒンジキャップ内を再度密封することができる。
また、本実施例の筒状部37は、底壁23のヒンジ部C側の後端部23bの上面に当接し、しっかり押さえることができるため、底壁23によって開口部が密閉されるとともに、容器本体Aが横倒しになったり、内容液がドレッシングなどの場合に大きく振り込まれる場合でも、後端部23bを支持するため、内容液が底壁23および隔壁20と頂壁30との間の空間に入り込みにくくなり、開蓋して再利用した場合にも、内容液によって容器本体Aの内外を汚すことが抑制される。
次に、突出部Eの形状を変更した第2実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
なお、後述の突出部Eの形状を変更した第3~4実施例についても同様である。
第2実施例では、図3、図4に示すように、突出部Eは、ヒンジ部C側のシール筒33の内周面から連設されるとともに、頂壁30の下面から、閉蓋時において、底壁23の後端部23bに当接または近接するように板状のリブ41が設けられている。
リブ41は、底壁23の後端部23bの上面をしっかり押さえ込むように設けられており、シール筒33の内周面から内方に、少なくとも後端部23bを押さえ込める程度の長さが必要となる。
また、本実施例では、図4(a)に示すように、リブ41が1個設けられているが、底壁23の後端部23bが大きい場合には複数個設けるようにしてもよい。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
第1実施例と同様に、リブ41によって、底壁23の後端部23bを支持するため、底壁23および隔壁20と頂壁30との間の空間に、内容液が入り込みにくくなり、開蓋の際に内容液による汚れを抑制することができる。
その他の構成と作用効果は、第1実施例と同じである。
第3実施例は、図5、図6に示すように、突出部Eは、ヒンジ部C側の底壁23の後端部23bに、筒状壁28が立設され、筒状壁28の上端部は、閉蓋時に、頂壁30の下面に当接または近接するように設けられている。
本実施例では、容器を使用する前に、容器本体Aが横倒しになったり、大きく振ったりする場合のように、底壁23の下から圧力が加わっても、途中で折れ曲がったりしないように、中に空洞を有する筒状壁28とするものであるが、しっかりしたものであれば空洞のない円筒状など棒状のものとすることもできる。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
閉蓋状態において、筒状壁28によって、底壁23の後端部23bを支持するため、底壁23および隔壁20と頂壁30との間の空間に内容液が入り込みにくくなり、開蓋の際に内容液による汚れを抑制することができる。
その他の構成と作用効果は、第1実施例と同じである。
第4実施例は、図7、図8に示すように、突出部Eは、ヒンジ部C側の弱化部21の内側に沿って底壁23に立ち壁29が設けられ、立ち壁29の上端部は、閉蓋時に、頂壁30の下面に当接または近接するように設けられている。
本実施例では、立ち壁29は、引上壁24の近くまで設けられているが、底壁23の後端部23bの動き(浮き上がり等)を抑制できるように、少なくとも後端部23bの周囲に立ち壁29が設けられるものであってもよい。
次に、第4実施例の実施態様と作用効果について説明する。
立ち壁29によって、底壁23のヒンジ部C側を支持するため、底壁23および隔壁20と頂壁30との間の空間に内容液が入り込みにくくなり、特に底壁23側への内容液の入り込みが減少するため、開蓋の際に内容液による汚れを抑制することができる。
その他の構成と作用効果は、第1実施例と同じである。
なお、上記の本実施例では、ヒンジキャップの容器本体Aへの装着を打栓としているが、ねじによる螺着であっても構わない。
また、弱化部21はヒンジ部Cと反対側もヒンジ部C側も同じ薄肉にしているが、ヒンジ部Cと反対側を破断しやすいようにより薄肉にしてもよい。
本発明のヒンジキャップは、最初の開蓋時に弱化部が容易に破断されるため、少ない力で抜栓することが可能となるとともに、底壁の動き(浮き上がり等)を抑制することで、内容液による容器内外への汚れを抑制することができる。
また、口部を密封する隔壁を有するため密閉性に優れ、熱充填可能であり、気密性の必要な内容液を収納する容器用のヒンジキャップとして広い範囲に応用できる。
A 容器本体
B キャップ本体
C ヒンジ部
D 上蓋
E 突出部
1 口部
2 嵌合突条
3 装着部
4 基壁
5 注出筒
6 係止突条
7 蓋係合部
8 内筒
9 外筒
10 係合突部
20 隔壁
21 弱化部
22 開栓部
23 底壁
23a 先端部
23b 後端部
24 引上壁
24a 突部
26 係止突部
27 補強リブ
28 筒状壁
29 立ち壁
30 頂壁
31 側周壁
33 シール筒
34 係合穴部
35 段部
36 係合部
37 筒状部
38 係合凹部
39 把手部
40 指掛け部
41 リブ

Claims (4)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジ部を介してキャップ本体に連設される上蓋とからなるヒンジキャップであって、
    キャップ本体は、容器本体の口部に装着される装着部と、装着部あたりに立設される注出筒と、注出筒の内周に連設される隔壁と、隔壁に破断可能な弱化部によって画成され、開口予定部となる開栓部とを備え、
    開栓部は、弱化部を介して隔壁と連結する底壁と、底壁の上面に立設される引上壁とを備え、
    上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁の下面から垂設され、注出筒を密封するシール筒と、シール筒の内側に設けられ、引上壁と係合する係合部とを備え、
    ヒンジ部側の開栓部の底壁と上蓋の頂壁との間に、底壁を支持する突出部が設けられることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 開栓部の引上壁と上蓋の係合部は、ヒンジ部と反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 突出部は、閉蓋時に上蓋の頂壁から開栓部の底壁に当接または近接するように垂設されることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 突出部は、閉蓋時に開栓部の底壁から上蓋の頂壁に当接または近接するように立設されることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
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