JP2022024400A - 発育毛剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】短期間で顕著な発毛あるいは育毛の効果を奏することができる発育毛剤を提供する。【解決手段】毛包幹細胞を活性化するフィセチンまたはその誘導体を含有する発育毛剤において、フィセチンまたはその誘導体と共に用いることで毛包の幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化するためのニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を有効成分として含有する。【選択図】なし

Description

本発明は、発育毛剤、特に、フィセチン及びニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NMN)を含有する発育毛剤に関する。
毛髪は、加齢、遺伝的要因、ホルモンの影響、疾患、薬の副作用、生活習慣や精神的ストレス等、種々の要因によって、正常でない脱毛や痩毛が生じていわゆる薄毛になったり、頭髪のハリやコシが失われたりする場合があり、男女を問わず身体に関する大きな悩みの原因となる。
その対策として、毛髪に関する種々の研究が日々積み重ねられており、かつ発毛や育毛の作用を奏することが期待される種々の発育毛剤が提案されている。
発育毛剤は、一般的には、毛髪・頭皮を清浄し毛髪が育ちやすくするための環境を整える、抗炎症剤、保湿剤、浸透促進剤、清涼・鎮痒剤といった成分が配合されるものや、新たな毛髪を増やす、発毛に有効な成分であるミノキシジルを含有するものや、脱毛防止に有効な成分であるフィナステリドやデュタステリドを含有するものが存在する。
しかしながら、上記のような発育毛剤の多くは、毛母細胞の活性化、血行促進・栄養補給、毛乳頭細胞の5αレダクターゼ阻害、皮脂腺肥大抑制をその作用機序とするものであるところ、これらの効果は個人差が顕著であり、ある程度長期間使用継続しないと個別の有効性の判断がしづらく、また、殊に医薬品に分類されるものは、医師による処方が必要で使用に制限があるだけでなく、使用に伴う副作用が報告されており、安全性において問題がある。
ここで、特許文献1において、上記のものとは異なる作用機序の発育毛剤として、ポリフェノールの一種であるフィセチン(fisetin)またはその誘導体を有効成分に含む発毛及び/又は育毛用組成物が、特許文献2において、フィセチン若しくはその誘導体及びビタミンE、B3若しくはB6のいずれかを有効成分に含む発毛及び育毛改善剤が提案されている。
再表2018/207952号公報 特開2020-70242号公報
特許文献1にはフィセチンまたはその誘導体を有効成分として用いた発毛及び/又は育毛用組成物について、マウスを用いた動物試験により、除毛部に塗布した後の経過観察による発毛効果確認及びマウスの皮膚における毛球部毛母細胞において増殖細胞マーカーであるKi-67陽性・TERT陽性細胞を確認することで生体における発育毛効果を奏することが記載され、特許文献2に開示されたフィセチンまたはその誘導体を有効成分として含む発毛及び育毛改善剤は、ヒトに用いた場合、単独で用いた場合には発育毛効果が十分では無いが、他の成分を配合することで発育毛効果が認められることが記載されているところ、ヒトに用いた場合にさらに顕著な発育毛効果を達成するためには、フィセチンまたはその誘導体と共に用いられる他の成分としてどのようなものを有意に用いることができるか、検討が必要であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、短期間で安全に顕著な発毛あるいは育毛の効果を奏することができる発育毛剤を提供することを課題とするものである。
上記目的を達成するための本発明に係る発育毛剤は、毛包幹細胞を活性化するフィセチンまたはその誘導体を含有する発毛・育毛剤において、フィセチンまたはその誘導体と共に用いることで毛包幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化するためのニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を有効成分として含有することを特徴としている。
一般的に、フィセチンは、安全性が高く、皮膚の老化防止効果を持つことが知られているが、発育毛剤として用いる場合、単独ではなく、他の成分を配合することで十分な発育毛効果が発揮されると考えられるため、他の成分としてどのような成分を有意に用いることができるかその選定が重要な要素となる。
本発明者は、日々の鋭意研究や試行錯誤の結果、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)が、フィセチンまたはその誘導体と共に用いることで、毛包のバルジ領域等に局在するとされる幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化し、発育毛の観点から有効成分として作用することを見出し、本発明を完成させるに至ったものである。
この発育毛剤によれば、好適に配合されたニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)が、フィセチンまたはその誘導体と共に用いられることで毛包幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化し、優れた発育毛の効果が迅速に発揮される。
さらに、本発明者が提案する発育毛剤によれば、NMNが0.1質量%~0.3質量%の範囲で含有されることを特徴としている。
より好適には、NMNが0.1質量%、含有されるものであってもよい。
さらに、本発明者が提案する発育毛剤によれば、ビタミンEを0.01質量%~3質量%の範囲で含有することを特徴としている。
さらに、本発明者が提案する発育毛剤によれば、ビタミンCを0.8質量%~3質量%の範囲で含有することを特徴としている。
この発明によれば、優れた発育毛の効果が安全かつ迅速に発揮される。
本発明の実施例における発育毛剤の使用前の頭部の画像と使用後の頭部の画像とを比較した図である。
次に、本発明の実施の形態に係る発育毛剤について説明する。
〔フィセチンを有効成分とする発育毛剤の作用機序について〕
従来の発育毛剤は、その多くが、毛母細胞の活性化、血行促進・栄養補給、毛乳頭細胞の5αレダクターゼ阻害、皮脂腺肥大抑制をその作用機序とするものであるところ、これらの効果は個人差が顕著であり、ある程度長期間使用継続しないと個別の有効性の判断がしづらく、また、殊に医薬品に分類される発毛剤は、医師による処方が必要で使用に制限があるだけでなく、使用に伴う副作用が報告されており、安全性において問題がある。
発育毛研究の新たなアプローチとして、毛髪近くの皮膚の表皮に存在する酵素であるテロメラーゼの活性化に注目する知見がある。生体は、細胞分裂を繰り返すことで成長していくところ、細胞分裂の回数には上限があることが知られている。これは染色体末端部分のテロメアと呼ばれる部分が細胞分裂によるDNA複製毎に短くなっていくことに起因し、テロメアが一定の限界を超えて短くなると細胞分裂できなくなるというものである(ヘイフリック限界)。ここで、生殖細胞や幹細胞では、短縮したテロメアを修復する酵素の働きにより細胞分裂を継続できるようにしており、この酵素がテロメラーゼである。毛髪の産生との関係においても、毛母細胞はヒトの細胞で最も早く分裂する細胞であるので、テロメラーゼの活性は重要な要素であると考えられる。発育毛研究の新たなアプローチでは、毛髪を産生する器官である毛包の表皮近くに存在するテロメラーゼが活性化すると、毛包のバルジ領域に存在する幹細胞が活性化し、毛包基底部に毛乳頭細胞を形成し、毛乳頭細胞により栄養供給されて毛母細胞が細胞分裂し、毛髪を産生するという作用機序に着目する。
フィセチンは、テロメラーゼの活性化に関し、テロメラーゼを構成するTERT(触媒サブユニット)のプロモーター(DNAからRNAを合成する段階の開始に関与する遺伝子の上流領域)を活性化する食品成分として知られており、摂取により、テロメラーゼが活性化するものと考えられる。フィセチンはポリフェノール類のフラボノールの一種であり、特にイチゴやリンゴに多く含まれ、入手も容易であり、フィセチンを有効成分とした発育毛剤の有効性が期待できる。
しかし、フィセチンを有効成分とした発育毛剤について、マウスを用いた実験で発育毛効果が認められたものの、単独でヒトに用いた場合に有意な発育毛効果は認められなかった(特許文献2)。
ところで、抗老化の研究において、抗老化・長寿遺伝子としてサーチュイン遺伝子が注目されているところ、フィセチンはサーチュイン遺伝子活性因子としても知られている。
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、生体内に自然に存在し老化を抑制するサーチュイン遺伝子を活性化する働きをするニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)の前駆体であり、加齢に伴い減少するが直接外部から補うことが困難とされるニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)を実質的に補うことができる抗老化物質として近年高い注目を集めている。ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、枝豆、ブロッコリー、アボカドなどの野菜やフルーツ等の食品から摂取できるが、もともと食品中の含有量がさほど多くなく、加齢とともに体内でニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を合成する能力が衰えてくるため、外部から補うことがより有効であると考えられている。ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を発育毛剤の有効成分とした場合、サーチュイン遺伝子が活性化されることにより、毛髪の産生において重要な毛包幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つが活性化されると考えられることから、有効成分としてフィセチンと共に用いることで、有意な発育毛効果を奏することが期待できる。
そこで、本発明者は、フィセチンと共にニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を有効成分とする発育毛剤について、ヒトの発育毛に有意な効果が認められるか検証を行なった。
本実施の形態の発育毛剤は、フィセチン及びニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を含有する液状で調製され、例えばスプレー、ローション、乳液、クリーム、ジェル、ヘアトニック、オイル等の種々の剤形が採用可能であって、対象となる部位に塗布されて使用される。
発育毛剤が塗布される対象となる部位は、本実施の形態では頭皮であって、頭髪の発育毛に供されるものであるが、例えばまつ毛や眉毛等の発育毛に供されるものであってもよい。
この発育毛剤は、本実施の形態では、好適に配合されたフィセチン、ビタミンC、ビタミンE、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)、エタノール、1,3-ブタンジオール、水を主要な配合成分としている。これらの成分のうち、フィセチンは、誘導体であってもよい。
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、本実施の形態では、0.1質量%~0.3質量%の範囲で含有されることが好ましく、この範囲内において、発育毛の効果や頭皮を健全な状態に導く効果が認められる。特に、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)が0.1質量%、含有されていることが好ましい。
ビタミンEは、本実施の形態では、0.01質量%~3質量%の範囲で含有されることが好ましく、この範囲内において、発育毛の効果や頭皮を健全な状態に導く効果が認められる。
ビタミンCは、本実施の形態では、0.8質量%~3質量%の範囲で含有されることが好ましく、この範囲内において、発育毛の効果や頭皮を健全な状態に導く効果が認められる。
本発明の発育毛剤は、上述のフィセチン及びニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を含んでいればよく、これら以外の任意成分を含んでいてもよい。任意成分としては例えば、フィセチン及びニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)以外の育毛成分、薬学または皮膚科学的に許容可能な担体が挙げられる。
例えば、フィセチン及びニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)に加えて、幹細胞培養上清液、フコイダンあるいはフコキサンチンを含むものであってもよい。
このような構成の発育毛剤が頭皮に塗布されると、好適に配合されたフィセチン及びニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の発育毛成分が毛包の幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化することによって、発育毛の効果が発揮される。
以下、実施例によって本発明を説明する。
〔試験方法〕
上記の実施の形態で特定された発育毛剤を、20名の被験者が4週間に亘って使用し、使用前と使用後の対象となる部位(頭頂部、生え際、後頭部/分け目)を比較する試験を実施した。
なお、試験の期間中は、対象となる部位に影響を及ぼすような施術を受けないこと、海水浴や登山や日光浴といった屋外での活動による紫外線の過剰な曝露を回避すること、新たなサプリメントの摂取を開始しないこと及び暴飲暴食を避けて通常の生活を維持すること、を被験者に指示した。
〔養育毛剤の使用方法〕
1日1回の洗髪の後、頭髪を十分に乾かしてから発育毛剤を適量(1.5ml)、スポイトで採取し、採取した発育毛剤を頭皮に滴下し、対象となる部位になじませるようにして使用した。
〔評価方法〕
試験の開始に際して、被験者が改善を要すると評価している部位を目視で確認のうえ、当該部位を撮影した。4週間後の観察日に、当該部位を再度撮影し、撮影画像の評価を行った。
〔被験者01〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、とりわけ前頭部の左右及び頭頂部の撮影画像の向かって左側において毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者02〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、とりわけ撮影画像の向かって左側の前頭部及び右側の頭頂部にかけて毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者03〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なったが、特に着目すべき点は見られなかった。
〔被験者04〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、とりわけつむじ付近にかけて毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者05〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に地肌が見えにくくなったことが確認でき、とりわけつむじ付近にかけて毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者06〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部及び後頭部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に地肌が見えにくくなったことが確認でき、全体的に毛量が増加しボリュームが出ていることを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者07〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、つむじ付近の毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者08〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に地肌が見えにくくなったことが確認でき、とりわけつむじ付近にかけて毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者09〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部及び後頭部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、後頭部から頭頂部にかけて全体的に毛量が増加し、地肌が見えていた部分が大幅に少なくなっていることが確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者10〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に地肌が見えにくくなったことが確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者11〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、分け目の評価を行なった。使用後の撮影画像において、分け目が全く見えなくなったことが確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者12〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、生え際の評価を行なった。使用後の撮影画像において、生え際の毛量が全体的に増加し、地肌が見えにくくなったことが確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者13〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、分け目の評価を行なった。使用後の撮影画像において、分け目が全く見えなくなったことが確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者14〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なったが、特に着目すべき点は見られなかった。
〔被験者15〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、生え際の評価を行なった。使用後の撮影画像において、生え際の毛量が全体的に増加し、地肌が見えにくくなったことが確認できる。また、生え際における黒い髪の増加も確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者16〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、つむじ付近の毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者17〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者18〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、とりわけ撮影画像のつむじ付近の向かって右側にかけて毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者19〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、前頭部及び頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、とりわけ前頭部において毛量が増加したことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
〔被験者20〕
被験者が改善を要すると評価する部位として、頭頂部の評価を行なった。使用後の撮影画像において、全体的に地肌が見えにくくなったことを確認できる。よって、有意な改善が認められたものと評価した。
Figure 2022024400000001
このように、本実施例によれば、上記の実施の形態で特定された発育毛剤を使用することによって、4週間という短期間で、被験者に顕著な発毛あるいは育毛の効果が発現したことが認められた。

Claims (5)

  1. 毛包幹細胞を活性化するフィセチンまたはその誘導体を含有する発育毛剤において、
    前記フィセチンまたはその誘導体と共に用いることで毛包幹細胞、毛乳頭細胞または毛母細胞のうちの少なくとも1つを活性化するためのニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を有効成分として含有することを特徴とする発育毛剤。
  2. 前記NMNが0.1質量%~0.3質量%の範囲で含有されることを特徴とする請求項1に記載の発育毛剤。
  3. 前記NMNが0.1質量%、含有されることを特徴とする請求項2に記載の発育毛剤。
  4. ビタミンEを0.01質量%~3質量%の範囲で含有することを特徴とする1~3のいずれか1項に記載の発育毛剤。
  5. ビタミンCを0.8質量%~3質量%の範囲で含有することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の発育毛剤。
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