JP2022023555A - 印刷方法、および、錠剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願明細書に開示される技術は、錠剤の服用管理を効果的に行うための技術である。【解決手段】本願明細書に開示される技術に関する印刷方法は、錠剤に印刷を行うための印刷方法である。そして、当該印刷方法は、1つの錠剤(9)の表面に、前記錠剤(9)を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報(1000)と、前記錠剤(9)を服用する服用者に関する情報である服用者情報(1002)とを印刷する工程を備える。【選択図】図10

Description

本願明細書に開示される技術は、印刷方法、および、錠剤に関するものである。
従来から、錠剤の識別性向上のために錠剤印刷が行われている。特許文献1には、錠剤にレーザー光を照射することによって、当該錠剤に文字などを印刷する技術が開示されている。
特開2013-40165号公報
一方で、薬剤などの錠剤を適切に服用するための服用管理においては、錠剤に当該錠剤の成分などが印刷されていても、服用管理には十分に活用することができないという問題があった。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を鑑みてなされたものであり、錠剤の服用管理を効果的に行うための技術である。
本願明細書に開示される技術の第1の態様である印刷方法は、1つの錠剤の表面に、前記錠剤を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報と、前記錠剤を服用する服用者に関する情報である服用者情報とを印刷する工程を備える。
本願明細書に開示される技術の第2の態様である印刷方法は、第1の態様に関連し、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報および前記服用者情報の双方を、前記錠剤の前記表面のうちの同じ面に印刷する工程である。
本願明細書に開示される技術の第3の態様である印刷方法は、第1または2の態様に関連し、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報を前記錠剤の前記表面のうちの第1の面に印刷し、前記服用者情報を前記錠剤の前記表面のうちの第2の面に印刷する工程であり、前記第2の面は、前記第1の面とは反対側の面である。
本願明細書に開示される技術の第4の態様である印刷方法は、第1から3のうちのいずれか1つの態様に関連し、前記錠剤の前記表面には、割線が形成され、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報を、前記錠剤の前記表面における前記割線に区切られる第1の領域に印刷し、前記服用者情報を、前記錠剤の前記表面における前記割線に区切られる第2の領域に印刷する工程であり、前記第2の領域は、前記第1の領域とは異なる領域である。
本願明細書に開示される技術の第5の態様である印刷方法は、第1から4のうちのいずれか1つの態様に関連し、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報および前記服用者情報の双方を、前記錠剤の前記表面のうちの第1の面と、前記錠剤の前記第1の面とは反対側の面である第2の面とに印刷する工程である。
本願明細書に開示される技術の第6の態様である印刷方法は、第5の態様に関連し、前記錠剤の前記第1の面および前記第2の面には、それぞれ割線が形成され、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報を、前記錠剤の前記第1の面のうち前記割線に区切られる第1の分割領域と、前記錠剤の前記第2の面のうち前記割線に区切られる第2の分割領域とに印刷し、前記服用者情報を、前記錠剤の前記第1の面のうち前記割線に区切られる前記第1の分割領域とは異なる領域である第3の分割領域と、前記錠剤の前記第2の面のうち前記割線に区切られる前記第2の分割領域とは異なる領域である第4の分割領域とに印刷する工程であり、前記第1の分割領域と前記第4の分割領域とは、平面視において重なる領域であり、前記第2の分割領域と前記第3の分割領域とは、平面視において重なる領域である。
本願明細書に開示される技術の第7の態様である印刷方法は、第1から6のうちのいずれか1つの態様に関連し、前記服用者情報は、前記服用者の顔画像を含む。
本願明細書に開示される技術の第8の態様である印刷方法は、第1から7のうちのいずれか1つの態様に関連し、前記タイミング情報および前記服用者情報が印刷された前記錠剤を、前記錠剤を収容するための凹部が形成された透光性の第1のシートと、前記第1のシートの前記凹部が開口する側の面に接着可能な第2のシートとを備える包装体に収容する工程をさらに備える。
本願明細書に開示される技術の第9の態様である印刷方法は、第1から8のうちのいずれか1つの態様に関連し、前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記錠剤の前記表面に、前記錠剤の用量に関する情報である用量情報を併せて印刷する工程である。
本願明細書に開示される技術の第10の態様である錠剤は、表面に情報が印刷された錠剤であり、前記情報は、前記錠剤を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報と、前記錠剤を服用する服用者に関する情報である服用者情報とを含む。
本願明細書に開示される技術の少なくとも第1、10の態様によれば、錠剤を服用するタイミングおよび錠剤の服用者を、錠剤自体に印刷された情報から特定することができる。そのため、服用者がそれらの情報を錠剤のみから確認することができ、適切に服用管理を行うことができる。
また、本願明細書に開示される技術に関連する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態に関する包装体の構成の例を概略的に示す斜視図である。 実施の形態に関する包装体の構成の例を概略的に示す側面図である。 実施の形態に関する包装体製造装置の構成の例を概略的に示す図である。 傾斜フィーダの一部、搬送ドラムおよびコンベアの一部の構成の例を概略的に示す斜視図である。 コンベアの一部、および、シート搬送部によって搬送される包装シートの一部の構成の例を概略的に示す斜視図である。 実施の形態に関する下流側印刷部の構成の例を概略的に示す図である。 実施の形態に関する、制御部と、印刷装置内のそれぞれの構成との接続の例を概念的に示す図である。 実施の形態に関する、制御部の機能構成の例を概念的に示す図である。 実施の形態に関する、印刷装置の動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態に関する、錠剤の第2の面に印刷される印刷画像の例を示す図である。 実施の形態に関する、錠剤の第2の面に印刷される印刷画像の他の例を示す図である。 実施の形態に関する、錠剤の第1の面に印刷される印刷画像の例を示す図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。以下の実施の形態では、技術の説明のために詳細な特徴なども示されるが、それらは例示であり、実施の形態が実施可能となるためにそれらすべてが必ずしも必須の特徴ではない。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化が図面においてなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。また、断面図ではない平面図などの図面においても、実施の形態の内容を理解することを容易にするために、ハッチングが付される場合がある。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、以下に記載される説明において、ある構成要素を「備える」、「含む」または「有する」などと記載される場合、特に断らない限りは、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、以下に記載される説明において、「第1の」または「第2の」などの序数が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、これらの序数によって生じ得る順序などに限定されるものではない。
また、以下に記載される説明における、相対的または絶対的な位置関係を示す表現、たとえば、「一方向に」、「一方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」または「同軸」などは、特に断らない限りは、その位置関係を厳密に示す場合、および、公差または同程度の機能が得られる範囲において角度または距離が変位している場合を含むものとする。
また、以下に記載される説明において、等しい状態であることを示す表現、たとえば、「同一」、「等しい」、「均一」または「均質」などは、特に断らない限りは、厳密に等しい状態であることを示す場合、および、公差または同程度の機能が得られる範囲において差が生じている場合を含むものとする。
また、以下に記載される説明における、「対象物を特定の方向に移動させる」などの表現は、特に断らない限りは、対象物を当該特定の方向と平行に移動させる場合、および、対象物を当該特定の方向の成分を有する方向に移動させる場合を含むものとする。
また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「側」、「底」、「表」または「裏」などの特定の位置または方向を意味する用語が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、実際に実施される際の位置または方向とは関係しないものである。
また、以下に記載される説明において、「…の上面」または「…の下面」などと記載される場合、対象となる構成要素の上面自体または下面自体に加えて、対象となる構成要素の上面または下面に他の構成要素が形成された状態も含むものとする。すなわち、たとえば、「甲の上面に設けられる乙」と記載される場合、甲と乙との間に別の構成要素「丙」が介在することを妨げるものではない。
<実施の形態>
以下、本実施の形態に関する印刷方法、および、錠剤について説明する。
<包装体の構成について>
図1は、本実施の形態に関する包装体90の構成の例を概略的に示す斜視図である。また、図2は、本実施の形態に関する包装体90の構成の例を概略的に示す側面図である。
包装体90は、粒状物である錠剤9を包装する。これによって、錠剤9を外部から保護することができる。
錠剤9は、たとえば、円盤形またはレンズ形の形状を有する。錠剤9は素錠(裸錠)であってもよいし、フィルムコーティング錠(FC錠)などのコーティング錠であってもよい。また、錠剤9は、硬カプセル剤および軟カプセル剤を含むカプセル剤であってもよい。また、ここでいう「粒状物」は、医薬品としての錠剤に限らず、健康食品としての錠剤およびラムネなどの錠菓であってもよい。本実施の形態における錠剤9としては、薬剤として服用者に服用されるものが想定される。
包装体90は、たとえば、PTP包装体である。包装体90は、包装シート91と、蓋状シート92と、接着層の一例であるヒートシール層94とを備える。
包装シート91は、たとえば、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレンテレフタレート樹脂などの熱可塑性シートである。包装シート91には、熱可塑性シートに対する熱整形によって、複数のポケット911が形成されている。ポケット911は錠剤9を収容するための凹部である。複数のポケット911は、たとえば、2次元的に配列されており、より具体的な一例としてマトリックス状に配列される。包装シート91は、ポケット911と、平坦部912とを備える。平坦部912は、複数のポケット911を互いに連結する平坦部である。
包装シート91は、透光性を有する。具体的には、包装シート91は、可視光についての透光性を有しており、その透過率は、たとえば30%以上である。包装シート91は、透明または半透明である。
以下では、包装シート91の両主面のうちポケット911が突出する側の面を外側面91aとし、ポケット911が開口する側の面を内側面91bとする。外側面91aは、それぞれのポケット911の外周面と平坦部912の外側面とによって構成される。内側面91bは、それぞれのポケット911の内周面と平坦部912の内側面とによって構成される。
蓋状シート92は、その厚み方向が包装シート91の平坦部912の厚み方向に沿う姿勢で、包装シート91の内側面91bに接着される。これによって、蓋状シート92はポケット911の開口を閉じる。蓋状シート92は、たとえば、アルミニウムなどの金属箔によって形成される。この場合、蓋状シート92は不透明である。
以下では、蓋状シート92の両主面のうち包装シート91とは反対側の面を外側面92aとし、包装シート91側の面を内側面92bとする。蓋状シート92は、内側面92bが包装シート91の内側面91bと向かい合う姿勢で配置される。
ヒートシール層94は、包装シート91と、蓋状シート92との間に位置し、当該構造体と蓋状シート92とを接着する。ヒートシール層94は、たとえば、熱によって溶融し、さらに冷却されることによって、包装シート91および蓋状シート92を接着する。
ヒートシール層94は、たとえば、包装シート91と同一の樹脂を主剤とする樹脂コート剤を、グラビアコートなどで蓋状シート92の内側面92bに塗布することで形成することができる。ヒートシール層94は、透光性を有していてもよいし、不透明であってもよい。
<包装体製造装置の構成について>
次に、包装体90を作製する包装体製造装置100について以下説明する。ここで、図3は、本実施の形態に関する包装体製造装置100の構成の例を概略的に示す図である。
包装体製造装置100は、印刷装置1と包装装置2とを備える。印刷装置1は、錠剤9、さらには包装シート91の内側面91bに対して印刷処理を行いつつ、錠剤9を包装シート91のポケット911の内部に収容する装置である。包装装置2は、ポケット911に錠剤9が収容された包装シート91に蓋状シート92を取り付ける装置である。
<印刷装置>
図3の例では、印刷装置1は錠剤9のみならず、包装シート91にも印刷処理を行う。錠剤9に印刷される印刷画像については、後述する。錠剤9の表面は、第1の面と、第1の面と表裏関係にある第2の面とを含む。図3に示される例では、印刷装置1は、錠剤9の第1の面および第2の面の両方に印刷画像を印刷する。
図3に例が示されるように、印刷装置1は、供給機構20と、搬送機構30と、印刷機構40と、検査機構50とを備える。
供給機構20は、印刷装置1内に投入された錠剤9を、搬送機構30へ受け渡すための機構である。図3に示される例では、供給機構20は、ホッパー21と、直進フィーダ22と、回転フィーダ23と、傾斜フィーダ24とを備える。ホッパー21には、複数の錠剤9が投入される。
直進フィーダ22、回転フィーダ23および傾斜フィーダ24は、ホッパー21へ投入された複数の錠剤9を、後述の搬送機構30の搬送ドラム31まで搬送する機構である。直進フィーダ22は、平板状の振動トラフ221を備える。ホッパー21から振動トラフ221に供給された複数の錠剤9は、振動トラフ221の振動によって、回転フィーダ23へ搬送される。
回転フィーダ23は、円板状の回転台231を備える。振動トラフ221から回転台231の上面に落下した複数の錠剤9は、回転台231の回転によって生じる遠心力で、回転台231の外周部付近へ集まる。
傾斜フィーダ24は、回転台231の外周部から後述の搬送機構30の搬送ドラム31まで、斜め下向きに延びる板状のスロープ241を備える。
図4は、傾斜フィーダ24の一部、搬送ドラム31および後述のコンベア32の一部の構成の例を概略的に示す斜視図である。
図4に例が示されるように、スロープ241の上面には、複数(図4では8本)の搬送溝242が設けられている。回転台231の外周部へ搬送された複数の錠剤9は、それぞれ、複数の搬送溝242のいずれか1つに供給され、搬送溝242に沿って斜め下向きに流れ落ちる。このように、複数の錠剤9は、複数の搬送溝242に分散供給されることによって、複数の搬送列に整列される。そして、それぞれの搬送列の複数の錠剤9は、先頭から順に搬送ドラム31へ供給される。
図3に例が示されるように、搬送機構30は、搬送ドラム31と、コンベア32と、シート搬送部33とを備える。搬送ドラム31は、傾斜フィーダ24からコンベア32へ、複数の錠剤9を受け渡す機構である。搬送ドラム31は、円筒形状の外周面を有する。搬送ドラム31は、図示が省略されたモータから得られる動力によって、幅方向に延びる回転軸を中心として、図3および図4の矢印の方向へ回転する。図4に例が示されるように、搬送ドラム31の外周面には、搬送方向および幅方向に等間隔に配置された複数の吸着部310が設けられている。
複数の吸着部310は、傾斜フィーダ24の搬送溝242のそれぞれに対応する幅方向位置において、搬送ドラム31の外周面に配列されている。
吸着部310はそれぞれ、搬送ドラム31の表面に設けられた貫通孔である。搬送ドラム31の内部には、吸引機構(ここでは、図示しない)が設けられている。吸引機構を動作させると、複数の吸着部310のそれぞれに、大気圧よりも低い負圧が生じる。吸着部310は、当該負圧によって、傾斜フィーダ24から供給される錠剤9を1つずつ吸着保持する。
そして、搬送ドラム31上においてコンベア32に対向する位置まで移動した吸着部310には、大気圧よりも高い陽圧を作用させて、錠剤9の吸着を解除する。搬送ドラム31は、このように、傾斜フィーダ24から供給される複数の錠剤9を吸着保持しつつ回転し、それらの錠剤9を、コンベア32へ受け渡す。搬送ドラム31からコンベア32へ錠剤9が受け渡される際、搬送ドラム31が吸着保持する錠剤9の面と、コンベア32が吸着保持する錠剤9の面とは異なる。このため、搬送ドラム31に保持されている間と、コンベア32に保持されている間とで、錠剤9の表裏が反転する。
以下では、コンベア32が吸着保持する錠剤9の面を、上記の「第1の面」とする。また、搬送ドラム31が吸着保持する錠剤9の面を、上記の「第2の面」とする。ただし、包装体90に収容された時点での「第1の面」と「第2の面」とは交換可能であり、本実施の形態における「第1の面」および「第2の面」の包装体90における位置関係は例示に過ぎない。
コンベア32は、搬送ドラム31から受け取った錠剤9を搬送する搬送部である。図3によれば、コンベア32は、一対のプーリ321と、搬送ベルト322と、吸引機構(ここでは、図示しない)とを備える。搬送ベルト322は、一対のプーリ321に環状に掛け渡されている。搬送ベルト322の一部分が、搬送ドラム31の外周面に近接して対向するように配置される。一対のプーリ321の一方は、図示が省略されたモータから得られる動力で回転する。これによって、搬送ベルト322が、図3および図4の矢印の方向へ回動する。このとき、一対のプーリ321の他方は、搬送ベルト322の回動に伴い従動回転する。
また、図4に例が示されるように、搬送ベルト322には、複数の吸着部320が設けられている。複数の吸着部320は、搬送ドラム31の吸着部310と同様、搬送ベルト322の表面に設けられた貫通孔である。複数の吸着部320は、複数の搬送列のそれぞれに対応する幅方向位置において、搬送方向に配列されている。搬送ベルト322における複数の吸着部320の幅方向の間隔は、搬送ドラム31における複数の吸着部310の幅方向の間隔と等しい。
コンベア32は、搬送ドラム31と同様に、吸引機構(ここでは、図示しない)を含む。吸引機構は、プーリ321および搬送ベルト322の内側の空間に負圧を生じさせる。吸引機構を動作させると、複数の吸着部320のそれぞれに、大気圧よりも低い負圧が生じる。吸着部320は、当該負圧によって、搬送ドラム31から引き渡された錠剤9を、1つずつ第1の面側で吸着保持する。これによって、コンベア32は、複数の吸着部320に負圧を作用させて、複数の錠剤9を、搬送方向および幅方向に整列された状態で吸着保持しつつ、搬送する。
シート搬送部33は、コンベア32よりも下方に配置されている。シート搬送部33は、外部から印刷装置1内に引き入れられた包装シート191を、水平な一方向(以下、シート搬送方向とも称する)に沿って搬送するための機構である。包装シート191は、透光性を有する、シート搬送方向に長い帯状のシートであり、複数のポケット911および平坦部912によって構成される。
複数のポケット911は、シート搬送方向および幅方向において間隔を空けて配列される。また、平坦部912は、複数のポケット911を連結する。
包装シート191は、ポケット911の開口が上方を向く姿勢で搬送される。すなわち、包装シート191の内側面91bが上方を向く姿勢で搬送される。包装シート191は、包装装置2において切断されることで、包装シート91となる。
図3に示される例では、シート搬送部33は、搬送ローラ331を備える。搬送ローラ331によって、包装シート191が搬送される。複数の搬送ローラ331が、シート搬送方向に沿って間隔を空けて設けられてもよい。
包装シート191は、厚み方向が鉛直方向に沿う姿勢で搬送ローラ331上に支持されており、搬送ローラ331が回転することで、包装シート191がシート搬送方向に沿って搬送される。
図5は、コンベア32の一部、および、シート搬送部33によって搬送される包装シート191の一部の構成の例を概略的に示す斜視図である。図5に例が示されるように、複数のポケット911の幅方向の間隔は、コンベア32における複数の吸着部320の幅方向の間隔と等しい。
コンベア32は、幅方向に配列された複数の吸着部320が、包装シート191の幅方向に配列された複数のポケット911に対向する位置まで移動すると、吸着部320に大気圧よりも高い陽圧を作用させる。これによって、吸着部320に吸着保持された錠剤9の吸着が解除される。そして、錠剤9は、保持されていた吸着部320に対向するポケット911へ落下する。このとき、錠剤9の表裏は反転する。より詳細には、コンベア32は、吸着部320で錠剤9の第1の面を保持しており、吸着部320による吸着が解除されると、錠剤9は第2の面が下方を向いて、包装シート191のポケット911へ落下する。その結果、錠剤9は、第1の面が上方を向く状態でポケット911に収容される。
このように、搬送ベルト322は、吸着保持する錠剤9を、包装シート191のポケット911へ収容する収容部の役割を果たす。
図3に例が示されるように、印刷機構40は、上流側印刷部41と、下流側印刷部42とを備える。上流側印刷部41は、一対のプーリ321に掛け渡された搬送ベルト322よりも上方に配置される。上流側印刷部41は、搬送ベルト322上の錠剤9の第2の面に印刷画像を印刷するための印刷部である。
薬剤としての錠剤9に印刷される印刷画像は、錠剤9を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報と、錠剤9を服用する服用者に関する情報である服用者情報とを含む。
タイミング情報は、錠剤9を服用する時刻などを示す情報であり、たとえば、「8時」、「朝」、「昼」、「夜」、「食前」、「食後」または「食間」などである。
服用者情報は、錠剤9を服用する服用者を特定するための情報であり、たとえば、服用者の氏名または顔画像などである。
なお、錠剤9に印刷される印刷画像には、錠剤9の用量に関する情報である用量情報、さらには、錠剤9を識別するため属性情報が含まれていてもよい。
用量情報は、たとえば、錠剤9に関する1日分の投与量、1回分の投与量、または、1日の投与回数などの情報である。
属性情報には、錠剤9の種類ごとに固有の固有情報と、内容が変化するバリアブル情報との少なくともいずれか一方が含まれる。
固有情報は、たとえば、錠剤9の製品名、製品コード、会社名およびロゴマークなどの情報を含む。バリアブル情報は、たとえば、錠剤9の有効期限、ロット番号およびシリアル番号など、生産ごとに変わる情報を含む。バリアブル情報は、異なる錠剤9において内容が変化する情報であるともいえる。
上流側印刷部41は、ヘッド411を備える。図3に示される例では、上流側印刷部41は4つのヘッド411を備える。4つのヘッド411はそれぞれ、コンベア32によって搬送される錠剤9の第2の面に向けてインク滴を吐出して印刷処理を行う、インクジェット方式のヘッドである。
ヘッド411の下面には、複数の吐出口が形成されている。複数の吐出口は、搬送方向および幅方向において間隔を空けて配列されており、それぞれの吐出口から錠剤9の第2の面に向けてインク滴が吐出される。4つのヘッド411は、互いに異なる色(たとえば、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのそれぞれの色)のインク滴を吐出する。錠剤9の第2の面に付着したインク滴は乾燥して錠剤9の第2の面に定着し、インク層を形成する。これらの色によって形成される単色画像の重ね合わせによって、錠剤9の第2の面に、多色画像が記録される。なお、それぞれのヘッド411から吐出されるインクには、食品衛生法などで認可された原料によって製造された可食性インクが使用される。
ヘッド411からのインク滴の吐出方式には、たとえば、圧電素子であるピエゾ素子に電圧を加えて変形させることによって、ヘッド411内のインクを加圧して吐出させる、いわゆるピエゾ方式が用いられる。なお、インク滴の吐出方式は、ヒーターに通電してヘッド411内のインクを加熱膨張させることによって吐出する、いわゆるサーマル方式であってもよい。
上記のように、コンベア32から包装シート191への錠剤9の受け渡しの際、錠剤9の表裏は反転する。すなわち、錠剤9は、上流側印刷部41によって画像が印刷された第2の面が下向きとなって、包装シート191のポケット911に収容される。
下流側印刷部42は、搬送中の包装シート191のポケット911に収容された錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bに印刷画像を印刷するための印刷部である。下流側印刷部42は、シート搬送部33に搬送される包装シート191よりも上方であって、コンベア32よりも下流側に配置される。
図6は、本実施の形態に関する下流側印刷部42の構成の例を概略的に示す図である。下流側印刷部42は、ヘッド421を備える。図6の例では、下流側印刷部42は、4つのヘッド421を備える。
4つのヘッド421はそれぞれ、ポケット911に収容された錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bに向けてインク滴を吐出して印刷処理を行うインクジェット方式のヘッドである。4つのヘッド421はそれぞれ、上流側印刷部41の4つのヘッド411と同じ構成を有しており、その下面には、インク滴を吐出可能な複数の吐出口421Aが設けられている。
複数の吐出口421Aは、少なくとも幅方向において間隔を空けて配列されており、図6に示される例では、シート搬送方向にも間隔を空けて配列されている。吐出口421Aの間隔は、ポケット911の間隔よりも狭い。ここでは、包装シート191の内側面91bのうち、複数のポケット911が形成されていない領域(すなわち、包装シート191の幅方向における端部の領域)にも、吐出口421Aが対向している。したがって、ヘッド421は、包装シート191の内側面91bの幅方向における端部の領域に対してもインク滴を吐出することができる。
4つのヘッド421は、互いに異なる色(たとえば、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのそれぞれの色)のインク滴を吐出する。これらのそれぞれの色により形成される単色画像の重ね合わせによって、錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bに、それぞれ多色画像を記録することが可能である。なお、それぞれのヘッド421から吐出されるインクには、食品衛生法などで認可された原料により製造された可食性インクが使用される。
下流側印刷部42は、錠剤9の第1の面に加えて、包装シート191の内側面91bのうち平坦部912の内側面にもインク滴を吐出する。錠剤9の第1の面に付着したインク滴、および、包装シート191の内側面91bに付着したインク滴は乾燥して定着し、インク層を形成する。
図3に例が示されるように、検査機構50は、外観検査カメラ51と、外観検査カメラ52と、印刷検査カメラ53と、外観検査カメラ54とを備える。
外観検査カメラ51は、搬送ドラム31によって搬送される錠剤9の第1の面を撮影するカメラである。外観検査カメラ52は、上流側印刷部41よりも上流側において、コンベア32により搬送される錠剤9の第2の面を撮影するカメラである。外観検査カメラ51および外観検査カメラ52によって、吸着部310および吸着部320それぞれにおける錠剤9の有無、錠剤9の形状不良の有無および錠剤9の向きなどを検出する。ここで、錠剤9の向きとは、錠剤9の第1の面または第2の面に割線と呼ばれる溝が形成されている場合に、その割線の向きをいう。
上流側印刷部41は、外観検査カメラ51および外観検査カメラ52が検出する錠剤9の向き、および、外観検査カメラ52が検出する錠剤9の位置に応じて、錠剤9の第2の面にインク滴を吐出する。これによって、錠剤9のそれぞれの吸着部320における位置ずれを吸収しつつ、錠剤9の向きに応じて適切に印刷画像を印刷することができる。
印刷検査カメラ53は、上流側印刷部41よりも下流側において、コンベア32によって搬送される錠剤9の第2の面を撮影するカメラである。印刷検査カメラ53によって、上流側印刷部41による印刷処理の不良の有無を検出する。
外観検査カメラ54は、下流側印刷部42よりも上流側において、包装シート191のポケット911に収容された錠剤9の第1の面を撮影するカメラである。外観検査カメラ54によって、それぞれのポケット911における錠剤9の有無、ポケット911に収容された錠剤9の位置、それぞれの錠剤9の形状不良の有無およびそれぞれの錠剤9の向きなどを検出する。
下流側印刷部42は、外観検査カメラ52および外観検査カメラ54が検出する錠剤9の向き、および、外観検査カメラ54が検出する錠剤9の位置に応じて、錠剤9の第1の面へインク滴を吐出する。これによって、錠剤9のそれぞれのポケット911における位置ずれを吸収しつつ、錠剤9の向きに応じて適切に印刷画像を印刷することができる。
なお、ポケット911に収容された錠剤9は、固定されていない。このため、搬送時の振動によって、錠剤9の位置はずれる。すなわち、複数のポケット911のそれぞれに収容された、複数の錠剤9それぞれの位置はばらつく。この状態で、下流側印刷部42がすべての錠剤9に対して同じ位置にインクを吐出すると、印刷位置にばらつきが生じるため、印刷不良が生じる場合がある。
そこで、外観検査カメラ54の検出結果から、下流側印刷部42によるインクの吐出位置を調整する。そうすることで、錠剤9に対して、確実に画像を印刷することができる。
また、ここでは図示されないが、下流側印刷部42の下流側において、錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bを撮影する印刷検査カメラを設けてもよい。この印刷検査カメラによって、下流側印刷部42による印刷処理の不良の有無を検出することができる。
印刷装置1内の上記の各種構成は、制御部10によって制御される。制御部10は、制御回路とも呼ばれる。
図7は、本実施の形態に関する、制御部10と、印刷装置1内のそれぞれの構成との接続の例を概念的に示す図である。図7に例が示されるように、制御部10は、演算処理部10aと、記憶部10bとを備える。
演算処理部10aは、CPU(Central Processing Unit)などの処理部である。記憶部10bは、RAM(Random Access Memory)などの一時的な記憶媒体、および、ROM(Read Only Memory)などの非一時的な記憶媒体を含む記憶媒体である。記憶部10bは、ハードディスクドライブなどの外部記憶装置を含んでいてもよい。記憶部10b内には、印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムおよびデータがインストールされている。
図7に例が示されるように、制御部10は、直進フィーダ22、回転フィーダ23、搬送ドラム31(モータおよび吸引機構を含む)、コンベア32(モータおよび吸引機構を含む)、シート搬送部33、上流側印刷部41および下流側印刷部42、外観検査カメラ51、外観検査カメラ52、印刷検査カメラ53および外観検査カメラ54と、それぞれ通信可能に接続されている。
制御部10は、記憶部10bに記憶されたコンピュータプログラムおよびデータを記憶部10bから読み出し、当該コンピュータプログラムに基づいて演算処理部10aが演算処理を行うことによって、上記のそれぞれの構成の動作を制御する。これによって、複数の錠剤9および包装シート191に対する印刷処理が進行する。ただし、制御部10の機能の全部または一部は、ソフトウェアが不要な論理回路などのハードウェア回路によって実現されてもよい。
図8は、本実施の形態に関する、制御部10の機能構成の例を概念的に示す図である。図8は、下流側印刷部42の制御に関する機能を示している。制御部10は、印刷画像生成部11と、印刷制御部12とを備える。
印刷画像生成部11には、錠剤9の印刷処理に用いられる原画像データ、および、包装シート191の印刷処理に用いられる原画像データが入力される。これらの原画像データは、たとえば、キーボードまたはマウスなどの不図示の入力デバイスによって入力されてもよく、原画像データを記憶している外部の記憶媒体から入力されてもよく、または、制御部10と通信可能に設けられた外部装置(ここでは、図示しない)から入力されてもよい。
印刷画像生成部11は、錠剤9の印刷処理に用いられる原画像データを、錠剤9の印刷処理に用いられる印刷画像データとして印刷制御部12に出力する。また、印刷画像生成部11は、包装シート191の印刷処理に用いられる原画像データに基づいて、その原画像の鏡像を示す印刷画像データを生成する。すなわち、印刷画像生成部11は、原画像の中心を通り上下方向に延びる仮想軸に対して、原画像を左右反転させる。印刷画像生成部11は、この左右反転処理によって得られた画像データを、包装シート191の印刷処理に用いられる印刷画像データとして印刷制御部12に出力する。
印刷制御部12は、錠剤9の印刷処理に用いられる印刷画像および包装シート191の印刷処理に用いられる印刷画像を、それぞれ、錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bに印刷するように、下流側印刷部42を制御する。これによって、錠剤9の第1の面および包装シート191の内側面91bにインク層が形成される。
<包装装置の構成について>
印刷装置1によって印刷処理がなされた錠剤9が収容されている包装シート191は、包装装置2へ搬送される。包装装置2は、ポケット911に錠剤9が収容された包装シート191の内側面91bと向かい合うように、ヒートシール層付きの蓋状シートを重ね合わせる。蓋状シートは、搬送方向に長い帯状の形状を有しており、その内側面にヒートシール層が設けられている。蓋状シートの内周面は包装シート191の内周面と向かい合う。
包装装置2は、所定の搬送位置で包装シート191および蓋状シートを押圧しつつ加熱して、ヒートシール層を溶融させる。そして、包装シート191および蓋状シートが下流側に送り出されることによって、ヒートシール層が冷却されて硬化する。これによって、蓋状シートが包装シート191に接着され、ポケット911が密封される。
包装装置2はさらに、包装シート191および蓋状シートを所定のサイズに切断し、包装体90を作製する。なお、包装装置2は、制御部10によって制御されてもよい。
<印刷装置の動作について>
図9は、本実施の形態に関する、印刷装置1の動作の例を示すフローチャートである。まず、ステップST1では、印刷画像生成部11は、錠剤9の印刷処理に用いられる印刷画像データ、および、包装シート191の印刷処理に用いられる印刷画像データを生成する。具体的には、印刷画像生成部11は、錠剤9の印刷処理に用いられる原画像データを、そのまま錠剤9の印刷処理に用いられる印刷画像データとして採用し、包装シート191の印刷処理に用いられる原画像データの鏡像を、包装シート191の印刷処理に用いられる印刷画像データとして生成する。
次に、ステップST2では、錠剤9がホッパー21に投入される。次に、ステップST3では、投入された錠剤9は、直進フィーダ22、回転フィーダ23および傾斜フィーダ24によって搬送ドラム31に供給され、搬送ドラム31によって搬送される。
次に、ステップST4では、搬送ドラム31上の錠剤9が、外観検査カメラ51によって撮影されて、錠剤9の外観検査が行われる。具体的には、それぞれの吸着部310における錠剤9の有無、それぞれの錠剤9の形状不良の有無および錠剤9の向きなどが検出される。
次に、ステップST5では、錠剤9の表裏が反転しつつ、搬送ドラム31からコンベア32へ錠剤9を受け渡される。錠剤9は、コンベア32によって搬送される。
次に、ステップST6では、コンベア32上の錠剤9は、外観検査カメラ52によって撮影されて、外観検査が行われる。具体的には、それぞれの吸着部320における錠剤9の有無、それぞれの錠剤9の形状不良の有無、錠剤9の向き、および、錠剤9の吸着部310に対する位置などが検出される。
次に、ステップST7では、上流側印刷部41によって錠剤9の第2の面に対して印刷処理が行われる。上流側印刷部41は、それぞれの錠剤9の向きおよび位置に応じて、印刷画像を錠剤9の第2の面に印刷する。
図10は、本実施の形態に関する、錠剤9の第2の面に印刷される印刷画像の例を示す図である。図10に例が示されるように、錠剤9の第2の面には、タイミング情報1000として「朝食後」と印刷されており、また、服用者情報1002として「佐藤一郎」と印刷されている。
なお、タイミング情報1000としては、単に「朝」または「食後」などであってもよい。また、服用者情報1002としては、氏名が示される場合に限られず、苗字または名前のみであってもよいし、ニックネームなどが印刷されてもよい。また、服用者情報1002として顔画像が印刷される場合には、氏名などが印刷される場合よりも服用管理が容易となる場合がある。
また、タイミング情報1000と服用者情報1002とは、図10に例が示されたように双方ともに錠剤9の第2の面に印刷されてもよいし、錠剤9の第2の面に印刷されたタイミング情報1000および服用者情報1002のうちの一方のみが後述の下流側印刷部42によって錠剤9の第1の面に印刷されてもよいし、双方が後述の下流側印刷部42によって錠剤9の第1の面のみに印刷されてもよい、双方が錠剤9の第2の面および第1の面の両方に印刷されてもよい。
また、上記のタイミング情報1000および服用者情報1002の他に、たとえば、錠剤9の用量情報または属性情報などが印刷されていてもよい。
図11は、本実施の形態に関する、錠剤9の第2の面に印刷される印刷画像の他の例を示す図である。図11に例が示されるように、錠剤9の第2の面には、割線1004で区切られる1つの分割領域1006にタイミング情報1000として「朝食後」と印刷されており、また、割線1004で区切られる他の分割領域1008に、服用者情報1002として「佐藤一郎」と印刷されている。
図11においては、タイミング情報1000と服用者情報1002とが割線1004で区切られる異なる領域に印刷されているため、それぞれの情報の区切りが明確となり、読み間違いなどが抑制され服用管理が容易となる。
次に、ステップST8では、印刷処理が行われた錠剤9の第2の面が印刷検査カメラ53によって撮影されて、錠剤9の印刷処理結果の検査が行われる。
ステップST9では、包装シート191が、シート搬送部33によって搬送されている。そして、ステップST10では、第2の面に印刷処理がなされた錠剤9が、表裏反転しつつコンベア32から搬送されている包装シート191のポケット911に収容される。
次に、ステップST11では、包装シート191のポケット911に収容された錠剤9は、外観検査カメラ54によって撮影されて、外観検査が行われる。具体的には、それぞれのポケット911における錠剤9の有無、それぞれの錠剤9の形状不良の有無、錠剤9の向き、および、錠剤9のポケット911に対する位置などが検出される。
次に、ステップST12では、下流側印刷部42は、錠剤9の第1の面に印刷画像を印刷する。これによって、錠剤9の第1の面に印刷画像が記録される。なお、包装シート191の内側面91bにも印刷がなされてもよい。
図12は、本実施の形態に関する、錠剤9の第1の面に印刷される印刷画像の例を示す図である。図12に例が示されるように、錠剤9の第1の面には、割線1004で区切られる1つの分割領域1010に服用者情報1002として「佐藤一郎」と印刷されており、また、割線1004で区切られる他の分割領域1012に、タイミング情報1000として「朝食後」と印刷されている。
ここで、図12に例が示された錠剤9の紙面裏側の第2の面において、図11に例が示されたように割線1004で区切られる領域それぞれにタイミング情報1000と服用者情報1002とが印刷されている場合(すなわち、図12の服用者情報1002が印刷されている分割領域1010の紙面裏側の第2の面の分割領域1006にタイミング情報1000が印刷され、かつ、図12のタイミング情報1000が印刷されている分割領域1012の紙面裏側の第2の面の分割領域1008に服用者情報1002が印刷されている場合)には、割線1004に区切られるそれぞれの領域で、タイミング情報1000と服用者情報1002とが表裏面に印刷されていることとなる。
このようにタイミング情報1000および服用者情報1002が印刷されている場合には、錠剤9を割線1004に沿って割って服用するような場合であっても、分割後のそれぞれの錠剤片にタイミング情報1000と服用者情報1002とが双方印刷されているため、適切に服用管理を行うことができる。
第1の面および第2の面に印刷処理がなされた錠剤9は、ポケット911に収容された状態で包装装置2へ搬送される。そして、包装装置2において、包装シート191の内側面91bが蓋状シート92の内側面92bと向かい合わせて密着し、これらがヒートシール層94によって接着される。そして、包装シート191および蓋状シート92が切断されて、包装体90が作製される。
印刷装置1によれば、インクジェット方式で錠剤9に印刷画像を印刷する。したがって、オフセット方式で印刷する場合とは異なり、容易に印刷画像の内容を変更することができる。すなわち、インクジェット方式の印刷では、印刷画像の内容を変更する際に原画像データを変更するだけでよく、物理的な構成の変更を必要としない。したがって、錠剤9のタイミング情報、服用者情報、さらには、用量情報および属性情報についても容易に印刷することができる。
なお、印刷装置1は、必ずしも錠剤9の両面(第1の面および第2の面)に印刷処理を行う必要はなく、いずれか一方のみに印刷処理を行ってもよい。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果の例を示す。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例が示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例が示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、印刷方法は、1つの錠剤9の表面に、錠剤9を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報1000と、錠剤9を服用する服用者に関する情報である服用者情報1002とを印刷する工程を備える。
このような構成によれば、薬剤である錠剤9を服用するタイミングおよび錠剤9の服用者を、錠剤9自体に印刷された情報から特定することができる。そのため、服用者がそれらの情報を錠剤9のみから確認することができ、適切に服用管理を行うことができる。また、錠剤9自体に服用のタイミングおよび服用者に関する情報が印刷されているため、服用者が錠剤9を紛失した場合であっても、錠剤9を収容する包装体90または包装などがなくとも、錠剤9を拾った他者によって服用者の特定および服用のタイミングが容易に把握される。よって、服用忘れを効果的に抑制することができる。
なお、上記の構成に本願明細書に例が示された他の構成を適宜追加した場合、すなわち、上記の構成としては言及されなかった本願明細書中の他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、タイミング情報1000および服用者情報1002の双方を、錠剤9の表面のうちの同じ面に印刷する工程である。このような構成によれば、錠剤9の一方の面に印刷された情報のみから錠剤9を服用するタイミングおよび服用者を把握することができる。そのため、たとえば、包装体90に収容された状態の錠剤9であっても、透光性を有する包装シート91を介してそれらの情報を把握することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、タイミング情報1000を錠剤9の表面のうちの第1の面(または第2の面)に印刷し、服用者情報1002を錠剤9の表面のうちの第2の面(または第1の面)に印刷する工程である。ここで、第2の面は、第1の面とは反対側の面である。このような構成によれば、第1の面または第2の面にタイミング情報1000および服用者情報1002のうちの一方のみの情報を印刷することによって、当該情報を大きく印刷することができる。そのため、情報の視認性が向上する。また、双方の情報を双方の面(第1の面および第2の面)に印刷する場合には、第1の面および第2の面のうちのどちらが見える場合であっても双方の情報を確認することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、錠剤9の表面には、割線1004が形成される。そして、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、タイミング情報1000を、錠剤9の表面における割線1004に区切られる第1の領域に印刷し、服用者情報1002を、錠剤9の表面における割線1004に区切られる第2の領域に印刷する工程である。ここで、第1の領域は、分割領域1006、分割領域1012(または、分割領域1008、分割領域1010)などに対応するものであり、第2の領域は、分割領域1008、分割領域1010(または、分割領域1006、分割領域1012)などに対応するものである。そして、第2の領域は、第1の領域とは異なる領域である。このような構成によれば、タイミング情報1000と服用者情報1002とが割線1004で区切られる異なる領域にそれぞれ印刷されるため、それぞれの情報の区切りが明確となり、読み間違いなどが抑制され服用管理が容易となる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、タイミング情報1000および服用者情報1002の双方を、錠剤9の表面のうちの第1の面と、錠剤9の第1の面とは反対側の面である第2の面とに印刷する工程である。このような構成によれば、双方の情報を双方の面(第1の面および第2の面)に印刷することとなるため、第1の面および第2の面のうちのどちらが見える場合であっても双方の情報を確認することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、錠剤9の第1の面および第2の面には、それぞれ割線1004が形成される。そして、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、タイミング情報1000を、錠剤9の第1の面のうち割線1004に区切られる分割領域1012と、錠剤9の第2の面のうち割線1004に区切られる分割領域1006とに印刷し、そして、服用者情報1002を、錠剤9の第1の面のうち割線1004に区切られる分割領域1012とは異なる領域である分割領域1010と、錠剤9の第2の面のうち割線1004に区切られる分割領域1006とは異なる領域である分割領域1008とに印刷する工程である。分割領域1012と分割領域1008とは、平面視において重なる領域である。また、分割領域1006と分割領域1010とは、平面視において重なる領域である。このような構成によれば、錠剤9を割線1004に沿って割って服用するような場合であっても、分割後のそれぞれの錠剤片にタイミング情報1000と服用者情報1002とが双方印刷されているため、適切に服用管理を行うことができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、服用者情報1002は、服用者の顔画像を含む。このような構成によれば、氏名などが印刷される場合よりも服用管理が容易となる場合がある。
また、以上に記載された実施の形態によれば、印刷方法は、タイミング情報1000および服用者情報1002が印刷された錠剤9を、錠剤9を収容するための凹部が形成された透光性の第1のシートと、第1のシートの凹部が開口する側の面に接着可能な第2のシートとを備える包装体90に収容する工程を備える。ここで、凹部は、たとえば、ポケット911などに対応するものである。また、第1のシートは、たとえば、包装シート191などに対応するものである。また、第2のシートは、たとえば、蓋状シート92などに対応するものである。このような構成によれば、錠剤9に印刷されたタイミング情報1000および服用者情報1002が外部からの刺激から保護することができる。また、包装シート191が透光性を有するため、包装体90に収容された状態でも、タイミング情報1000および服用者情報1002を把握することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、タイミング情報1000および服用者情報1002を印刷する工程は、錠剤9の表面に、錠剤9の用量に関する情報である用量情報を併せて印刷する工程である。このような構成によれば、錠剤9のみに基づいて、タイミング情報1000および服用者情報1002に加えて用量情報も把握することができる。そのため、適切に服用管理を行うことができる。
以上に記載された実施の形態によれば、錠剤において、表面に情報が印刷された錠剤9である。情報は、錠剤9を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報1000と、錠剤9を服用する服用者に関する情報である服用者情報1002とを含む。
このような構成によれば、薬剤である錠剤9を服用するタイミングおよび錠剤9の服用者を、錠剤9自体に印刷された情報から特定することができる。そのため、服用者がそれらの情報を錠剤9のみから確認することができ、適切に服用管理を行うことができる。また、錠剤9自体に服用のタイミングおよび服用者に関する情報が印刷されているため、服用者が錠剤9を紛失した場合であっても、錠剤9を収容する包装体90または包装などがなくとも、錠剤9を拾った他者によって服用者の特定および服用のタイミングが容易に把握される。よって、服用忘れを効果的に抑制することができる。
また、上記の構成に本願明細書に例が示された他の構成を適宜追加した場合、すなわち、上記の構成としては言及されなかった本願明細書中の他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
<以上に記載された実施の形態の変形例について>
以上に記載された実施の形態では、錠剤9を包装する包装体90としてPTP包装体が用いられているが、包装体はこれに限定されない。すなわち、錠剤9を収容する凹部(ポケット)を有する透光性のシートであれば、適宜変更可能である。
また、以上に記載された実施の形態では、上流側印刷部41および下流側印刷部42はそれぞれ4つのヘッドを有しているが、ヘッドの数はこれに限定されない。
また、以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の材質、材料、寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面においてひとつの例であって、限定的なものではないものとする。
したがって、例が示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
また、以上に記載された実施の形態において、特に指定されずに材料名などが記載された場合は、矛盾が生じない限り、当該材料に他の添加物が含まれた、たとえば、合金などが含まれるものとする。
1 印刷装置
2 包装装置
9 錠剤
10 制御部
10a 演算処理部
10b 記憶部
11 印刷画像生成部
12 印刷制御部
20 供給機構
21 ホッパー
22 直進フィーダ
23 回転フィーダ
24 傾斜フィーダ
30 搬送機構
31 搬送ドラム
32 コンベア
33 シート搬送部
40 印刷機構
41 上流側印刷部
42 下流側印刷部
50 検査機構
51,52,54 外観検査カメラ
53 印刷検査カメラ
90 包装体
91,191 包装シート
91a,92a 外側面
91b,92b 内側面
92 蓋状シート
94 ヒートシール層
100 包装体製造装置
221 振動トラフ
231 回転台
241 スロープ
242 搬送溝
310,320 吸着部
321 プーリ
322 搬送ベルト
331 搬送ローラ
411,421 ヘッド
421A 吐出口
911 ポケット
912 平坦部
1000 タイミング情報
1002 服用者情報
1004 割線
1006,1008,1010,1012 分割領域

Claims (10)

  1. 1つの錠剤の表面に、前記錠剤を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報と、前記錠剤を服用する服用者に関する情報である服用者情報とを印刷する工程を備える、
    印刷方法。
  2. 請求項1に記載の印刷方法であり、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報および前記服用者情報の双方を、前記錠剤の前記表面のうちの同じ面に印刷する工程である、
    印刷方法。
  3. 請求項1または2に記載の印刷方法であり、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報を前記錠剤の前記表面のうちの第1の面に印刷し、前記服用者情報を前記錠剤の前記表面のうちの第2の面に印刷する工程であり、
    前記第2の面は、前記第1の面とは反対側の面である、
    印刷方法。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1つに記載の印刷方法であり、
    前記錠剤の前記表面には、割線が形成され、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、
    前記タイミング情報を、前記錠剤の前記表面における前記割線に区切られる第1の領域に印刷し、
    前記服用者情報を、前記錠剤の前記表面における前記割線に区切られる第2の領域に印刷する工程であり、
    前記第2の領域は、前記第1の領域とは異なる領域である、
    印刷方法。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1つに記載の印刷方法であり、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記タイミング情報および前記服用者情報の双方を、前記錠剤の前記表面のうちの第1の面と、前記錠剤の前記第1の面とは反対側の面である第2の面とに印刷する工程である、
    印刷方法。
  6. 請求項5に記載の印刷方法であり、
    前記錠剤の前記第1の面および前記第2の面には、それぞれ割線が形成され、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、
    前記タイミング情報を、前記錠剤の前記第1の面のうち前記割線に区切られる第1の分割領域と、前記錠剤の前記第2の面のうち前記割線に区切られる第2の分割領域とに印刷し、
    前記服用者情報を、前記錠剤の前記第1の面のうち前記割線に区切られる前記第1の分割領域とは異なる領域である第3の分割領域と、前記錠剤の前記第2の面のうち前記割線に区切られる前記第2の分割領域とは異なる領域である第4の分割領域とに印刷する工程であり、
    前記第1の分割領域と前記第4の分割領域とは、平面視において重なる領域であり、
    前記第2の分割領域と前記第3の分割領域とは、平面視において重なる領域である、
    印刷方法。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1つに記載の印刷方法であり、
    前記服用者情報は、前記服用者の顔画像を含む、
    印刷方法。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1つに記載の印刷方法であり、
    前記タイミング情報および前記服用者情報が印刷された前記錠剤を、前記錠剤を収容するための凹部が形成された透光性の第1のシートと、前記第1のシートの前記凹部が開口する側の面に接着可能な第2のシートとを備える包装体に収容する工程をさらに備える、
    印刷方法。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1つに記載の印刷方法であり、
    前記タイミング情報および前記服用者情報を印刷する工程は、前記錠剤の前記表面に、前記錠剤の用量に関する情報である用量情報を併せて印刷する工程である、
    印刷方法。
  10. 表面に情報が印刷された錠剤であり、
    前記情報は、前記錠剤を服用するタイミングに関する情報であるタイミング情報と、前記錠剤を服用する服用者に関する情報である服用者情報とを含む、
    錠剤。
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