JP2022023512A - 撮像制御装置、撮像システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】
複数のカメラからの映像をわかりやすく表示できるようにした撮像装置を提供する。
【解決手段】
第1のカメラおよび第2のカメラと、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮影方向をそれぞれ変更する駆動部と、を備える撮像装置を制御するための撮像制御装置であって、前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から前記駆動部によって変更させる切り替え制御を行う場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を有することを特徴とする。
【選択図】 図3
複数のカメラからの映像をわかりやすく表示できるようにした撮像装置を提供する。
【解決手段】
第1のカメラおよび第2のカメラと、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮影方向をそれぞれ変更する駆動部と、を備える撮像装置を制御するための撮像制御装置であって、前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から前記駆動部によって変更させる切り替え制御を行う場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を有することを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複数のカメラを有する撮像装置を制御するための撮像制御装置等に関するものである。
複数のカメラを有する撮像装置の一例として、円環状のレールに沿って各カメラを配置し、それぞれのカメラをレールに沿って移動させる構成が知られている(特許文献1)。また、近年、複数のカメラが自動で円環状のレールに沿って動く構成も知られている。
そのような撮像装置から得られた複数の映像を表示するための方法として、複数のカメラから得られた複数の映像を表示装置上に並べて配置する方法がある。具体的には、表示装置上での映像は、各カメラに対して、表示エリアが1つずつ固定されて設定されている。
そのような撮像装置から得られた複数の映像を表示するための方法として、複数のカメラから得られた複数の映像を表示装置上に並べて配置する方法がある。具体的には、表示装置上での映像は、各カメラに対して、表示エリアが1つずつ固定されて設定されている。
複数のカメラが自動で円環状のレールに沿って動く構成において、各カメラに対して、表示エリアが1つずつ固定されて設定されていると、カメラの移動によっては、映像を確認しづらい場合がある。
そこで、本発明の目的は、複数のカメラからの映像をわかりやすく表示できるようにした撮像制御装置を提供することにある。
そこで、本発明の目的は、複数のカメラからの映像をわかりやすく表示できるようにした撮像制御装置を提供することにある。
第1のカメラおよび第2のカメラと、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮影方向をそれぞれ変更する駆動部と、を備える撮像装置を制御するための撮像制御装置であって、
前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から前記駆動部によって変更させる切り替え制御を行う場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を有することを特徴とする。
前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から前記駆動部によって変更させる切り替え制御を行う場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のカメラからの映像をわかりやすく表示できるようにした撮像制御装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
また、実施例においては、撮像装置としてネットワークカメラの例を説明する。しかし、撮像装置はデジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、車載カメラ、ドローンカメラなど撮像機能を有する電子機器等を含む。
(撮像システムの構成)
また、実施例においては、撮像装置としてネットワークカメラの例を説明する。しかし、撮像装置はデジタルスチルカメラ、デジタルムービーカメラ、カメラ付きのスマートフォン、カメラ付きのタブレットコンピュータ、車載カメラ、ドローンカメラなど撮像機能を有する電子機器等を含む。
(撮像システムの構成)
図1は実施例の撮像システム全体の構成の説明図である。また、図2は実施例の複数のカメラの配置例を示す図である。以下、図1、図2を参照して、本発明の実施例の撮像システムについて説明する。実施例において、撮像システムは撮像装置101と撮像制御装置としてのクライアント端末装置102から構成されている。撮像装置101はネットワークを介して外部に映像や音声などを出力できる構成となっており、PCやスマートフォンなどのクライアント端末装置102は前記の映像・音声信号を受信する。
逆に、クライアント端末装置102から、ユーザ指示を、ネットワークを介して撮像装置101に送信することによって、撮像装置101の複数のカメラの駆動等を制御することができる。
撮像装置101は複数のカメラを含む撮像部103を有し、撮像部103の複数のカメラで撮像された撮像信号は、画像処理部104でそれぞれ現像処理、ノイズ低減処理等の各種画像処理を施され、制御部106へと出力される。本実施例において、撮像部103はカメラ103a~103d(第1のカメラ~第4のカメラ)の4つから成る構成であるが、2つ以上の任意の個数であればよい。
撮像部103に含まれる複数のカメラ103a~103dは図2に示す円環状の駆動路201上を制御部106の指示に応じて駆動部105によりそれぞれ移動することができる。
撮像部103に含まれる複数のカメラ103a~103dは図2に示す円環状の駆動路201上を制御部106の指示に応じて駆動部105によりそれぞれ移動することができる。
駆動部105は、カメラ103a~103dを駆動路201に沿ってそれぞれ独立して移動させるための4つの独立したモータを内蔵している。
なお、各カメラは円環状の駆動路201の中心から外側を向いた方向を撮影するように配置されている。円環状の駆動路201は例えばレール等から成る。
このように構成されているので、カメラを円環状の駆動路に沿って移動させると、カメラの撮影方向を変更することができる。
なお、各カメラは円環状の駆動路201の中心から外側を向いた方向を撮影するように配置されている。円環状の駆動路201は例えばレール等から成る。
このように構成されているので、カメラを円環状の駆動路に沿って移動させると、カメラの撮影方向を変更することができる。
駆動(移動)の開始や駆動量(移動量)などの指示は、クライアント端末装置102に設けられた不図示のジョイスティックなどの操作部を操作することによって操作情報として得られる。そして操作情報を、ネットワークを介して制御部106に送信することによって駆動部105の制御を行うように構成している。
なお、例えば表示部109に表示されるGUIをマウスやタッチパネルなどの操作部を用いて操作することによって操作情報を得るようにしても良い。
なお、例えば表示部109に表示されるGUIをマウスやタッチパネルなどの操作部を用いて操作することによって操作情報を得るようにしても良い。
制御部106はコンピュータとしてのCPUや不図示のメモリ等を有し、メモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づき撮像装置101およびクライアント端末装置102を制御する制御手段として機能する。位置検出部107は、例えば不図示のフォトインタラプタとエンコーダにより構成され、各カメラの駆動路201における絶対位置または相対位置を検出可能な構成となっている。
制御部106は、ネットワークを介して接続された表示映像処理部108に対して、撮像部103の各カメラの相対位置情報等を送信し、表示部109に表示する映像の配置制御等を行う。
なお、制御部106は、各カメラの相対位置情報等に基づき表示配置情報を形成し、その表示配置情報を表示映像処理部108に送信して、表示部109に表示する映像の表示制御等を行う。即ち、複数のカメラから取得した複数の映像を表示部にカメラの配置に応じた所定の配列で並べて表示させる等の表示制御を行う。
なお、制御部106は、各カメラの相対位置情報等に基づき表示配置情報を形成し、その表示配置情報を表示映像処理部108に送信して、表示部109に表示する映像の表示制御等を行う。即ち、複数のカメラから取得した複数の映像を表示部にカメラの配置に応じた所定の配列で並べて表示させる等の表示制御を行う。
なお、クライアント端末装置102の表示映像処理部108で、各カメラの相対位置情報等に基づき、前述のように、表示する映像の配置制御を行っても良い。
表示映像処理部108はコンピュータとしてのCPUや不図示のメモリ等を有し、メモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づきクライアント端末装置102更には撮像装置101を制御する制御手段として機能する。
表示映像処理部108はコンピュータとしてのCPUや不図示のメモリ等を有し、メモリに記憶されたコンピュータプログラムに基づきクライアント端末装置102更には撮像装置101を制御する制御手段として機能する。
本実施例において撮像装置101とクライアント端末装置102は無線ネットワークで接続されていても良いし、有線ネットワークで接続されていても良い。また、ネットワークの通信規格は任意のものでよい。
次に、図3は実施例の表示装置上での複数の映像の表示の切り替えの例を示す図であり、図3(A)、(B)は実施例の表示装置上での複数の映像の表示の切り替え制御(リレー制御)の例を示す図である。図3(A)、(B)を用いて、駆動するカメラの切り替えに伴う表示方法について説明する。
図3(A)は映像の切り替え制御(リレー制御)前の表示部109の表示状態を示す図であり、図3(B)は映像の切り替え制御(リレー制御)後の表示部109の表示状態を示す図である。
図3(A)は映像の切り替え制御(リレー制御)前の表示部109の表示状態を示す図であり、図3(B)は映像の切り替え制御(リレー制御)後の表示部109の表示状態を示す図である。
まず図3(A)において、表示部109の表示映像301~表示映像304は、それぞれ図2のカメラ103a~カメラ103dにより取得された映像を初期配列で並べて表示したものである。なお、この初期配列はカメラの配置位置に応じた配列となっている。
第1のカメラとしての、カメラ103aが駆動部105によって、図2示の時計回りの移動方向202に例えば速度tで駆動(移動)されたとき、カメラ103aの撮影領域が右にシフトする。
第1のカメラとしての、カメラ103aが駆動部105によって、図2示の時計回りの移動方向202に例えば速度tで駆動(移動)されたとき、カメラ103aの撮影領域が右にシフトする。
従って、表示映像301として表示される映像の撮影領域は、矢印305で示す右方向にシフトしていく。即ち、表示映像301中の被写体は左にシフトしていく。
また、その際に、カメラの移動速度に応じて画面に重畳表示される矢印305の長さを変化させる。
また、その際に、カメラの移動速度に応じて画面に重畳表示される矢印305の長さを変化させる。
さらに駆動(移動)を継続させてカメラ103aが、停止中の第2のカメラとしてのカメラ103bに接近し、カメラ103aと103bの間隔が所定の閾値を下回った場合は、カメラ103bもカメラ103aと同移動方向に駆動(移動)開始させる。ここで所定の閾値は例えば10cmとするが、これに限らない。
この時、表示映像301と表示映像302の映像の撮影領域はともに同じ右方向にシフトすることになる。2つのカメラがともに駆動しているタイミングを映像の引継ぎ(リレー)期間と定義する。この引継ぎ(リレー)期間を終えてカメラ103aがもともとカメラ103bのあった駆動路201上の位置まで駆動が完了するとカメラ103aの移動を停止する。
すなわちカメラ103bがあった場所にカメラ103aを停止させることで、カメラ103bがもともと撮影していた撮影方向の映像をカメラ103aが代わりに撮影することになる。一方でカメラ103bは、カメラ103aの駆動路201上の駆動(移動)を引き継ぐように速度tで時計回りに移動する。
なお、カメラ103bがあった場所にカメラ103aを停止させる前に、カメラ103bの移動速度が速度tになるように制御する。また、カメラ103bの速度がtとなったタイミングでカメラ103aの映像からカメラ103bの映像に切り替える。
なお、カメラ103bがあった場所にカメラ103aを停止させる前に、カメラ103bの移動速度が速度tになるように制御する。また、カメラ103bの速度がtとなったタイミングでカメラ103aの映像からカメラ103bの映像に切り替える。
即ち、第2のカメラの撮影方向を所定の方向から変更させる際の変更速度を、第1のカメラの撮影方向の変更速度と同じになるように制御する。
上記タイミング、または引き継ぎ期間中の任意のタイミングで、図3(A)の映像表示状態から図3(B)の映像表示状態へと切り替える。
上記タイミング、または引き継ぎ期間中の任意のタイミングで、図3(A)の映像表示状態から図3(B)の映像表示状態へと切り替える。
即ち、第1のカメラの撮影方向を駆動部によって所定の方向まで変更させた後、第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から更に別の方向に駆動部によって変更させるようリレー制御(切り替え制御)する。更に、このリレー制御(切り替え制御)に伴って表示部において第1のカメラからの第1の映像を表示していた位置に第2のカメラからの第2の映像を表示させるように制御する。
本実施例では、このような制御を制御部106が実行する。なお、このような制御をクライアント端末装置102の表示映像処理部108によって実行するようにしても良い。
このとき、表示映像301がそれまで表示していた画面上の位置に、今度は表示映像302を表示するように表示位置を切り替えることにより、視聴者は常に、駆動(移動)しているカメラの撮影映像を同じ配置で視聴することができる。
このとき、表示映像301がそれまで表示していた画面上の位置に、今度は表示映像302を表示するように表示位置を切り替えることにより、視聴者は常に、駆動(移動)しているカメラの撮影映像を同じ配置で視聴することができる。
上述したような手法により、視聴者はあたかも同一のカメラにより撮影されている映像が矢印305の方向にシフトしているかのように見え、視聴者は駆動カメラの切り替わりを何ら意識することなく映像を視聴することができる。
なお、図3(A)の映像表示状態において、表示映像301の表示枠を例えば点滅させる等して強調表示しても良い。
なお、図3(A)の映像表示状態において、表示映像301の表示枠を例えば点滅させる等して強調表示しても良い。
即ち、移動中(撮影方向を変更中)のカメラの映像の表示枠を点滅させる等によって他の映像を表示するための表示枠とは異なるように強調表示しても良い。なお、強調表示の方法としては、所定の表示枠を点滅させる代わりに、他の表示枠とは色、太さ、輝度、拡大率などの少なくとも1つが異なるようにしても良い。
また図3(B)の映像表示状態へと切り替える前後のリレー期間に、例えば表示映像301の表示枠と表示映像302の表示枠を両方とも強調表示しても良い。
また図3(B)の映像表示状態へと切り替える前後のリレー期間に、例えば表示映像301の表示枠と表示映像302の表示枠を両方とも強調表示しても良い。
即ち、例えば移動中のカメラ103aが、停止中のカメラ103bに接近し、カメラ103aと103bの間隔が所定の閾値を下回った場合に、表示映像301の表示枠と表示映像302の表示枠とを点滅させるなどして強調表示しても良い。
即ち、第1のカメラの撮影方向が所定方向になった場合に、第1の映像を表示するための表示枠と第2の映像を表示するための表示枠を共に強調表示させるようにしても良い。
即ち、第1のカメラの撮影方向が所定方向になった場合に、第1の映像を表示するための表示枠と第2の映像を表示するための表示枠を共に強調表示させるようにしても良い。
また、その後、カメラ103aが停止し、カメラ103bが移動することによってカメラ103aと103bの間隔が所定の閾値を上回った場合に、それまでの表示映像301の表示枠の点滅表示を停止しても良い。更に、表示映像302の表示枠の点滅強調表示だけを行うようにしても良い。上記のような強調表示をすることによって、カメラ103aの映像からカメラ103bの映像にリレーされるタイミングを容易に認識できる。
なお、その後、駆動(移動)しているカメラ103bの駆動(移動)終了後に表示部109の表示映像の配列を元の図3(A)の表示映像の配列(初期配列)に戻す。即ち、第1のカメラから第2のカメラへの切り替え制御の後に、第2のカメラの撮影方向の移動を停止させるのに伴い、第1のカメラから取得した第1の映像と、第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の初期配列に戻して並べて表示させる。
このような制御を行うことでカメラ103a~103dの撮像装置101内での配置順に一致した表示映像の配列に戻すことができる。
このような制御を行うことでカメラ103a~103dの撮像装置101内での配置順に一致した表示映像の配列に戻すことができる。
次に、図4は実施例における、駆動するカメラを切り替えるための動作例を説明するフローチャートであり、図4を用いて表示映像の切り替えシーケンスについて説明する。
なお、図4のフローチャートは制御部106が、メモリ内に記憶されたコンピュータプログラムに応じて行う動作を示している。
ステップS401において、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っているものとする。
なお、図4のフローチャートは制御部106が、メモリ内に記憶されたコンピュータプログラムに応じて行う動作を示している。
ステップS401において、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っているものとする。
次にステップS402において、クライアント端末装置102において、ユーザからの駆動(移動)指示があると、クライアント端末装置102からネットワークを介して制御部106は駆動(移動)動作指示を受信する。なお、図4においては、ユーザからの指示は、どのカメラをどこまで移動させるかという目的地を指示する例を示している。
次にステップS403において、表示部109上で、駆動(移動)しているカメラの映像表示枠を他の固定カメラの映像表示枠と区別するように強調表示を行わせるために、制御部106は、クライアント端末装置102に対して、指示を送る。
次にステップS404において、制御部106は、駆動(移動)させているカメラが駆動終了までに通過する軌跡中に他のカメラが存在するかどうかを計算し、駆動カメラの切り替えの必要があるか否かの判断を行う。
次にステップS404において、制御部106は、駆動(移動)させているカメラが駆動終了までに通過する軌跡中に他のカメラが存在するかどうかを計算し、駆動カメラの切り替えの必要があるか否かの判断を行う。
ステップS404で駆動カメラの切り替えが必要ない(No)と判断された場合は、ステップS406で、カメラの駆動(移動)指示によるカメラの駆動(移動)を行う。
ステップS407において、駆動させているカメラが目的地に到着したかどうかの判定を行い、到着していなければステップS406に再び戻り、駆動指示を継続して出力する。そして、ステップS407で目的地に到着したことが判定されると、ステップS412に進み、制御を終了する。
ステップS407において、駆動させているカメラが目的地に到着したかどうかの判定を行い、到着していなければステップS406に再び戻り、駆動指示を継続して出力する。そして、ステップS407で目的地に到着したことが判定されると、ステップS412に進み、制御を終了する。
一方、ステップS404にて駆動カメラの切り替えが必要と判断された場合(Yesの場合)は、ステップS405にすすみ、表示部109上で表示位置の切り替え設定が有効になっているかどうかの判定を行う。
即ち、クライアント端末装置102においてユーザが、表示位置切り替えモードにするか否かをあらかじめ設定できる。表示位置切り替えモードが選択(設定)されていない場合には、制御部106は、駆動(移動)させるカメラの映像を、表示部109の画面上で切り替えることなく、駆動させるカメラを切り替えながら目的地まで駆動を行う。
即ち、クライアント端末装置102においてユーザが、表示位置切り替えモードにするか否かをあらかじめ設定できる。表示位置切り替えモードが選択(設定)されていない場合には、制御部106は、駆動(移動)させるカメラの映像を、表示部109の画面上で切り替えることなく、駆動させるカメラを切り替えながら目的地まで駆動を行う。
即ち、図3(A)の表示状態において、例えば移動中のカメラ103aの表示映像301の表示枠を例えば点滅させる等して強調表示する。そして、カメラ103aが、停止中のカメラ103bに接近し、カメラ103aと103bの間隔が所定の閾値を下回った場合に、表示映像301の表示枠と表示映像302の表示枠とを点滅させるなどして強調表示する。その後、カメラ103aが停止し、カメラ103bが移動することによってカメラ103aと103bの間隔が所定の閾値を上回った場合に、それまでの表示映像301の表示枠の点滅表示を停止し、表示映像302の表示枠の点滅強調表示だけをする。
ただし、このときに、表示映像301~304の配列は図3(A)のままで変化させない。
ただし、このときに、表示映像301~304の配列は図3(A)のままで変化させない。
次にステップS407で目的地に到着したと判断するとステップS412に進み、制御を終了する。
ステップS405において、表示位置切り替えを行うモードが選択されていると判断した場合は、ステップS408において、制御部106からの駆動(移動)指示によりカメラを駆動(移動)させる。そして、ステップS409で、映像切り替えタイミングか否かを判断する。
ステップS405において、表示位置切り替えを行うモードが選択されていると判断した場合は、ステップS408において、制御部106からの駆動(移動)指示によりカメラを駆動(移動)させる。そして、ステップS409で、映像切り替えタイミングか否かを判断する。
切り替えタイミングでないと判断された場合は、ステップS411で目的地に到着したかどうかの判断を行い、到達したと判断した場合はステップS412に進み制御を終了する。一方、ステップS411で目的地に到達していないと判断した場合は再びステップS408に戻る。
ステップS409で切り替えタイミングであると判断した場合には、ステップS410において、表示映像切り替えの指示を行い、その後にステップS411で目的地まで到達したかどうかの判断を行う。そしてステップS411で目的地に到達したと判断するまでステップS408で駆動指示を行い、駆動するカメラが切り替わる毎に表示映像の切り替えを行う。
次に、図5は実施例における、表示画面のレイアウト変更の他の例を説明する図であり、図5を用いて表示の切り替え方法の他の例について説明を行う。
図5(A)は初期表示状態を示す図であり、この状態では、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っており、それぞれのカメラからの映像信号が同時に表示部109に表示されているものとする。
図5(A)は初期表示状態を示す図であり、この状態では、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っており、それぞれのカメラからの映像信号が同時に表示部109に表示されているものとする。
図5(A)の状態において、表示部109上で、駆動(移動)させたいカメラの表示映像の領域を例えばマウスでクリックして選択するとともに、クリックしたまま移動させたい方向に所望の速度でドローする。
これによって表示部109上での表示映像のレイアウトを図5(B)のように変化させる。即ち、図5(B)の例では、表示映像501を選択しているので映像表示枠を拡大表示する。
これによって表示部109上での表示映像のレイアウトを図5(B)のように変化させる。即ち、図5(B)の例では、表示映像501を選択しているので映像表示枠を拡大表示する。
また、カメラ103aは画面をクリックしてドローした速度に応じて、所定の速度でドローした方向に移動開始される。
また、その際に、カメラの移動速度に応じて長さが変化する矢印305を拡大画面に表示する。なお、この実施例ではカメラの移動方向は画面上の左右方向に限定されているが、他の方向に移動できるように構成しても構わない。
また、その際に、カメラの移動速度に応じて長さが変化する矢印305を拡大画面に表示する。なお、この実施例ではカメラの移動方向は画面上の左右方向に限定されているが、他の方向に移動できるように構成しても構わない。
本実施例では、図5(B)のように、移動しているカメラの表示映像501の枠を拡大表示して、その他の駆動していないカメラの表示映像を縮小して例えば縦に並べたレイアウトとしている。しかし、拡大された映像の表示位置や、縮小された映像の表示位置はこれに限定されない。
図5(B)のようにレイアウトを変更した後は、上述のような、駆動(移動)しているカメラの切り替えに伴い、図5(C)で示すように、拡大表示枠に表示される映像は、カメラ103bからの表示映像502に切り替える。そしてそれまで拡大表示していた表示映像501は図5(C)のように、カメラの配列順に応じて画面の右側の縦に並べた縮小画像の一番上に配置する。
その後、カメラの駆動(移動)が終了した際は図5(D)のような初期配置のレイアウトに戻し、複数のカメラの映像をカメラの配置順に応じて表示するレイアウトにする。
その後、カメラの駆動(移動)が終了した際は図5(D)のような初期配置のレイアウトに戻し、複数のカメラの映像をカメラの配置順に応じて表示するレイアウトにする。
カメラを駆動させている際は、操作者は駆動させているカメラの取得する映像に興味を持っていると考えられる。本実施例のような切り替え方法を用いることによって、カメラ駆動(移動)中は、駆動(移動)しているカメラからの取得映像を表示部109上で拡大表示することにより強調し、他の映像と区別して確認することができる。よって、操作性・視認性を向上させることができ、操作者に駆動カメラの切り替えを意識させない映像により近づけることができる。
次に、図6は実施例における、駆動するカメラを切り替えるための他の動作例を説明するフローチャートである。図6では、ユーザによる駆動指示は、カメラの移動目的地を指示するものではなく、ユーザにより例えばジョイスティックなどで継続して駆動指示がなされた場合を示している。
ステップS601において、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っているものとする。
ステップS601において、撮像装置101のカメラ103a~103dはそれぞれ撮像動作を行っているものとする。
次に、ステップS602において、制御部106が、クライアント端末装置102から、ジョイスティックなどからの駆動指示を受信すると、ステップS603に進む。そして、駆動指示によって移動させているカメラから取得した映像を表示部109において強調表示させるように、クライアント端末装置102に指示信号を送信する。
その後、ステップS604において、表示位置切り替えモードの設定が有効になっているか否かの判定を行う。
その後、ステップS604において、表示位置切り替えモードの設定が有効になっているか否かの判定を行う。
表示位置切り替えモードの設定が有効になっていない場合(Noの場合)は、ステップS605において、クライアント端末装置102からの駆動指示に応じて、駆動部105に駆動指示を送る。
次にステップS606において、駆動動作指示が継続しているかどうかの判定を行い。継続していると判断された場合には、ステップS605に戻り駆動を続け、駆動指示が終了している場合は駆動を停止し、ステップS611に進み、制御を終了する。
次にステップS606において、駆動動作指示が継続しているかどうかの判定を行い。継続していると判断された場合には、ステップS605に戻り駆動を続け、駆動指示が終了している場合は駆動を停止し、ステップS611に進み、制御を終了する。
ステップS604にて表示位置切り替えモードの設定が有効になっていると判断された場合は、ステップS607に進み、クライアント端末装置102からの駆動指示に応じて、駆動部105に駆動指示を送る。
その後、ステップS608にて、映像を切り替えるタイミングであるかどうかの判断を行う。
その後、ステップS608にて、映像を切り替えるタイミングであるかどうかの判断を行う。
ステップS608にて、切り替えタイミングでないと判断した場合は、ステップS610で駆動指示が継続しているかの判断を行う。駆動指示が継続されていればステップS607へと再び戻り、駆動指示が継続されていなければステップS11へ進み、制御を終了する。
一方、ステップS608にて映像の切り替えタイミングであると判断した場合はステップS609に進み、映像表示の切り替えを行い、ステップS610で駆動動作指示が継続されているかどうかの判断を行う。
一方、ステップS608にて映像の切り替えタイミングであると判断した場合はステップS609に進み、映像表示の切り替えを行い、ステップS610で駆動動作指示が継続されているかどうかの判断を行う。
図6のフローにおいては、図4のフローと異なり、目的地(駆動の到達点)が駆動開始時に指定されていないために常に切り替えタイミングかどうかの判断を行う必要があるという特徴がある。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施例においては第1のカメラを第2のカメラの停止位置まで移動して停止するように制御すると共に、第1のカメラが停止する前に第2のカメラを移動開始している。しかし、第1のカメラを停止させた後で第2のカメラを移動開始するようにしても良い。その場合に、第1のカメラの停止位置における撮影方向と、第2のカメラの移動開始時点での撮影方向とは若干異なるため、映像の引継ぎ時点で撮影方向が一瞬ジャンプする。
しかし映像引継ぎ時点で第1のカメラの撮影画角と第2のカメラの撮影画角をオーバーラップさせれば撮影方向が一瞬ジャンプしてもそれほど目立たない。
このように、第1のカメラの撮影方向を駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、第2のカメラの撮影方向を駆動部によって変更させるよう切り替え制御するものであれば良い。
このように、第1のカメラの撮影方向を駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、第2のカメラの撮影方向を駆動部によって変更させるよう切り替え制御するものであれば良い。
また、上記実施例においては、撮像システムは、撮像装置101と撮像制御装置としてのクライアント端末装置102(または表示部)とが、通信路としてのネットワークを介して別体となっている例を用いて説明している。しかし、両者は一体となっていても構わない。即ち、本発明における撮像システムは撮像装置と撮像制御装置(または表示部)とが一体のものも、別体のものも含む。
また、実施例では表示部109は1つの表示画面に複数のカメラからの映像を並べて表示する例を説明したが、複数のカメラからの映像をそれぞれ表示するための複数のディスプレイを並べて配置したものも本発明の表示部に含まれる。
また、実施例では円環状の駆動路201に沿って複数のカメラを移動させることによって、それぞれのカメラの撮影方向(撮影範囲)を変更させている。
また、実施例では円環状の駆動路201に沿って複数のカメラを移動させることによって、それぞれのカメラの撮影方向(撮影範囲)を変更させている。
しかし、例えば複数のカメラが近接して配置されており、各カメラがパンまたはチルト機構によって首振りできるように構成した場合にも、本発明は適用できる。即ち、第1のカメラをパンまたはチルト機構によって首振りして撮影方向を移動させた場合に、隣の第2のカメラの撮影方向に達したら、第2のカメラを首振りして撮影方向を他の方向に変更するように構成するものであっても良い。
なお、本実施例における制御の一部または全部を上述した実施例の機能を実現するコンピュータプログラムをネットワーク又は各種記憶媒体を介して撮像装置や撮像制御装置に供給するようにしてもよい。そしてその撮像装置や撮像制御装置におけるコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。その場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
101:撮像装置
102:クライアント端末装置
103a~103d:カメラ
104:画像処理部
105:駆動部
106:制御部
107:位置検出部
108:表示映像処理部
109:表示部
201:駆動路
202:移動方向
301~304:表示映像
501~504:表示映像
102:クライアント端末装置
103a~103d:カメラ
104:画像処理部
105:駆動部
106:制御部
107:位置検出部
108:表示映像処理部
109:表示部
201:駆動路
202:移動方向
301~304:表示映像
501~504:表示映像
Claims (12)
- 第1のカメラおよび第2のカメラと、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮影方向をそれぞれ変更する駆動部と、を備える撮像装置を制御するための撮像制御装置であって、
前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から前記駆動部によって変更させる切り替え制御を行う場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を有することを特徴とする撮像制御装置。 - 前記制御部は、前記切り替え制御の後に前記第2のカメラの撮影方向の変更が停止された場合、前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を前記表示部に前記所定の配列に戻して並べて表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記制御部は、前記撮影方向を変更しているカメラから取得した映像を表示するための表示枠を他の映像を表示するための表示枠とは異なるように強調表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記制御部は、前記第1のカメラの前記撮影方向が前記所定方向になった場合に、前記第1の映像を表示するための表示枠と前記第2の映像を表示するための表示枠を共に強調表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記強調表示において、所定の表示枠の、点滅、色、太さ、輝度、拡大率の少なくとも1つを他の表示枠と異ならせることを特徴とする請求項3または4に記載の撮像制御装置。
- 前記駆動部は、前記第2のカメラの撮影方向を前記所定の方向から変更させる際の変更速度を、前記第1のカメラの撮影方向の変更速度と同じになるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記駆動部は、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの位置をそれぞれ移動することによって前記撮影方向をそれぞれ変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記駆動部は、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの向きをそれぞれ変更することによって前記撮影方向をそれぞれ変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 前記撮像装置とネットワークによって接続されることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
- 請求項1~9のいずれか1項に記載の前記撮像制御装置の各部をコンピュータにより制御するためのコンピュータプログラム。
- 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
- 第1のカメラおよび第2のカメラと、
前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮影方向をそれぞれ変更する駆動部と、を備える撮像装置と、
前記第1のカメラから取得した第1の映像と、前記第2のカメラから取得した第2の映像を表示部に所定の配列で並べて表示させると共に、前記第1のカメラの撮影方向を前記駆動部によって所定の方向まで変更させて停止させるのに伴い、前記第2のカメラの撮影方向を前記駆動部によって変更させる切り替え制御が行われた場合に、前記表示部において前記第1の映像を表示していた位置に前記第2の映像を表示させるように制御する制御部を備える撮像制御装置と、を備える撮像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126504A JP2022023512A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | 撮像制御装置、撮像システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020126504A JP2022023512A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | 撮像制御装置、撮像システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022023512A true JP2022023512A (ja) | 2022-02-08 |
Family
ID=80226210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020126504A Pending JP2022023512A (ja) | 2020-07-27 | 2020-07-27 | 撮像制御装置、撮像システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022023512A (ja) |
-
2020
- 2020-07-27 JP JP2020126504A patent/JP2022023512A/ja active Pending
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