JP2022022712A - フェイスシールド用フレームの成形金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対の側部と、中空部を有する前部とを一体に備えたフェイスシールド用フレームを成形するにあたり、フレームの破損や変形を防止する。【解決手段】フレーム2の成形金型は、フレーム2の前部5の中空部Pを成形する成形凸部51、及び、ランナ凹部52を有するコア型50と、フレーム2の一対の側部4を成形する成形凹部62を有するキャビ型60とを備える。コア型50とキャビ型60とを型締めすることにより、成形凹部62とコア型50とでキャビティC2を形成すると共に、ランナ凹部52とキャビ型60とで、キャビティC2に樹脂を供給するランナR1を形成する。【選択図】図10
Description
本発明は、フェイスシールド用フレームの成形金型に関する。
医療現場等では、飛沫物等から顔面を保護するフェイスシールドが使用されることがある。このようなフェイスシールドとして、例えば特許文献1には、頭部に装着される略U字形状の本体フレームと、本体フレームに設けられたシールドフレームと、シールドフレームに取り付けられた透明のシールドとを備えたものが示されている。
樹脂の射出成形金型において、パーティングラインを製品の端部に設けることで、一方の金型(キャビ型)に凹部の大部分を形成し、他方の金型(コア型)には凹部をほとんど設けないようにすることがある。このように、コア型に対する凹部の加工を省略することで、金型の製作費を削減することができる。
ここで、フェイスシールドに設けられるフレームは、例えば、側頭部に接触する一対の側部と、これらの前端同士を連結する前部とを一体に有する略U字形状を成す。このようなフレームの前部に中空部を設ければ、強度を確保しながら軽量化を図ることができる。このようなフレームを樹脂の射出成形により形成する場合にも、上述のように、一方の金型(キャビ型)に凹部の大部分を形成することで、金型の製作費を削減することができる。
しかし、上記のような成形金型でフレームを形成した後、コア型を移動させて型開きすると、フレームの前部はコア型の成形凸部に食いついてコア型と一体に移動しようとする一方で、フレームの側部はキャビ型の成形凹部に固着してキャビ型に残ろうとする。このように、フレームの前部と側部とが型開き方向で逆向きに引っ張られると、フレームに破損や変形が生じる恐れがある。
本発明は、一対の側部と、中空部を有する前部とを一体に備えたフェイスシールド用フレームを成形するにあたり、フレームの破損や変形を防止することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、一対の側部と、前記一対の側部の前端同士を連結し、中空部を有する前部とを一体に備えたフェイスシールド用フレームの成形金型であって、前記前部の中空部を成形する成形凸部、及び、ランナ凹部を有するコア型と、前記一対の側部を成形する成形凹部を有するキャビ型とを備え、前記コア型と前記キャビ型とを型締めすることにより、前記成形凹部と前記コア型とでキャビティを形成すると共に、前記ランナ凹部と前記キャビ型とで、前記キャビティに樹脂を供給するランナを形成する成形金型を提供する。
このように、本発明の成形金型では、前部の中空部を成形する成形凸部を有するコア型に、ランナ凹部を設けた。この場合、型開き時には、一対の側部が成形凹部に固着してキャビ型側に残ろうとするが、ランナ内で固化した樹脂(ランナ部)がコア型のランナ凹部に固着することで、ランナ部と連結された一対の側部をキャビ型から剥離することができる。これにより、フレームの側部と前部が逆向きに引っ張られることがないため、フレームの破損や変形を防止できる。
以上のように、本発明によれば、一対の側部と、中空部を有する前部とを一体に備えたフェイスシールド用フレームを成形するにあたり、フレームの破損や変形を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係るフェイスシールド1は、図1~3に示すように、フレーム2とシールド3とを備える。フレーム2を頭部に装着することで、シールド3が顔面の前方を覆う状態となる。以下では、フェイスシールド1のフレーム2を略水平にして頭部に装着した状態での「上下方向」「前後方向」「左右方向(幅方向)」を用いて説明する。尚、フェイスシールド1は、フレーム2を水平方向に対して傾斜させた状態で頭部に装着することもでき、例えば、フレーム2を、前方に向けて斜め上方に傾斜させた状態で頭部に装着することもできる。
フレーム2は、略U字形状のフレーム本体6と、フレーム2にシールド3を取り付けるための取付構造20とを有する。フレーム本体6は、頭部に装着した状態で側頭部に接触する一対の側部4と、一対の側部4の前端同士を連結し、頭部に装着した状態で前頭部に接触する前部5とを有する。フレーム2は、樹脂の射出成形により一体に形成される(成形方法の詳細は後述する)。
側部4は、側頭部に沿う形状を有し、具体的には、幅方向外側に膨出しながら後方に延びている(図2参照)。側部4は、上下方向に長大な扁平断面(すなわち、上下方向寸法が幅方向寸法よりも大きい断面)を有する細長板で形成される。側部4の前後方向中間部には、幅方向外側に後退した逃げ部8が設けられる。逃げ部8の幅方向内側の側面にはゲート痕(後述するランナ部41とフレーム2との分離痕)9が設けられる。側部4の後端には、幅方向外側に屈曲させて前方に折り返した折り返し部10が設けられる。尚、側部4の形状は上記に限らず、例えば、側部4を直線状にしたり、逃げ部8や折り返し部10の一方又は双方を省略したりしてもよい。
前部5は、後面(頭部に接触する面)が前頭部に沿う形状を有し、具体的には、幅方向中間部が前方に膨出している。前部5は、上向きに開口し下端が閉塞された有底筒状を成している。本実施形態では、前部5が、前壁11及び後壁12で形成される筒状部16と、筒状部16の下端を閉塞する底部13とを有し、筒状部16の内周に上向きに開口した中空部Pが形成される。前壁11の外側面(前面)は、一対の側部4の外側面(幅方向外側の側面)と滑らかに連続している。後壁12の中間部(図示例では中央部)には、前方に後退した逃げ部14が設けられる。逃げ部14の後面にはゲート痕15が設けられる。
このように、前部5を有底筒状とすることで、材料の使用量を抑えて軽量化及び低コスト化を図りながら、前部5の強度を高めることができる。図示例では、前壁11及び後壁12が側部4よりも薄肉とされ、これにより材料の使用量がさらに低減できる。また、本実施形態では、側部4が、上下方向に長大な扁平断面を有する細長板で形成されるため、一対の側部4を、互いの間隔が広がる方向に弾性変形させやすくなる。このように、前部5の剛性を高めながら、側部4の弾性を維持することで、フレーム2の耐久性と装着性(頭部へのフィット感)を両立させることができる。
図4に示すように、前壁11は、上方に向けて前方に傾斜し、後壁12は、上方に向けて後方に傾斜している。前壁11及び後壁12の上下方向(型開閉方向)に対する傾斜角度は、2~5°程度とされる。これにより、後述する成形時に離型しやすくなると共に、後壁12が前頭部Mに沿うため着け心地が良好となる。図示例では、後壁12の面積が、前壁11の面積よりも大きい。詳しくは、後壁12の上下方向寸法が、左右両端では前壁11と等しく、中央に行くにつれて大きくなっている。このように、額に接触する後壁12の面積を大きくすることで、着け心地がさらに良好となる。また、図示例では、後壁12の下端が前壁11の下端よりも下方に配され、これらを連結する底部13が前方へ向けて上向きに傾斜している。これにより、フレーム2を頭部に装着したときに、底部13が作業者の視界を妨げにくくなるため、作業者の視界が広がる。
フレーム2の前部5の角部(前壁11と底部13との境界、及び、後壁12と底部13との境界)には曲面17、18が設けられる。また、前壁11及び後壁12の上端(前部5の開口端部)には面取り部11a、12aが設けられる。前部5の角部に設けられた曲面17、18は比較的自由に設計することができる。一方、前壁11及び後壁12は軽量化のために薄肉に形成されているため、これらの上端に設けられた面取り部11a、12aは小さくせざるを得ない。その結果、図示例では、前壁11及び後壁12の上端の面取り部11a、12aよりも、前部5の角部の曲面17、18の方が緩やかな曲面(例えば、曲率半径の大きい曲面)で形成される。また、図示例では、前壁11と底部13との境界の曲面17よりも、後壁12と底部13との境界の曲面18が緩やかな曲面で形成される。
フレーム2を頭部に装着すると、主にフレーム2の前部5の後壁12の下端が前頭部M(額)に接触する(図4参照)。本実施形態では、フレーム2の前部5が、上向きに開口し下端が閉塞された有底筒状であるため、前部5の開口端部が上端に設けられる。これにより、前部5の後壁12の上端(開口端部)が前頭部Mに接触しにくくなり、フレーム2をスムーズに装着することができる。特に、図示例では、前部5の後壁12の下端に緩やかな曲面18が設けられるため、着け心地が良好となる。
また、前部5の後壁12の後面は平坦である一方で、前頭部Mは若干湾曲しているため、フレーム2を頭部に装着した状態では、後壁12の上端が前頭部Mと非接触となる。本実施形態では、前部5の開口端部(詳しくは、前壁11及び後壁12の面取り部11a、12aの下端)にパーティングラインが設けられ、この部分に微小なバリが形成されることがある。前部5が上向きに開口し、前部5の上端付近にバリが設けられるようにすることで、バリを前頭部Mから離反させることができる。従って、前部5の上端付近に微小なバリが残っていても、これを除去する必要が無いため、工数が削減される。
取付構造20は、図5、6に示すように、フレーム本体6に設けられた取付部としての突起21と、突起21に着脱可能に設けられたシールド固定部22とを備える。
突起21は、フレーム本体6から外側(頭部と反対側)に突出している。突起21は、先端に設けられた傘部21aと、傘部21aとフレーム本体6とを連結する軸部21bとを有する(図6参照)。傘部21aの外径(最大径)は、軸部21bの外径よりも大きい。
シールド固定部22は、穴22aを有する板材で形成される(図7参照)。穴22aは、大径穴22a1と小径穴22a2とを有する。大径穴22a1と小径穴22a2は一部重複している。大径穴22a1の内径は、突起21の傘部21aの外径(最大径)と同径あるいはこれよりも僅かに大きい。小径穴22a2の内径は、突起21の軸部21bの外径と同径あるいはこれよりも僅かに大きい。大径穴22a1と小径穴22a2との境界の開口幅Lは、突起21の軸部21bの外径よりも僅かに小さい。
シールド固定部22は、延在部23を介してフレーム本体6と連結される。図示例では、延在部23が線状を成し、延在部23の一端がシールド固定部22に接続され、延在部23の他端が、フレーム本体6の内側面(頭部に対向する面)に接続される(図6参照)。
尚、取付構造20は上記に限らず、例えば、シールド固定部22に突起を設けると共に、フレーム本体6の取付部として穴を設けてもよい。また、シールド固定部22とフレーム本体6とを連結せず、これらを別体に形成してもよい。また、取付構造20を、シールド3を挟持するクリップで構成してもよい。
シールド3は透明のシートからなり、例えば、厚さ0.15mm以下の透明樹脂フィルム、具体的には市販のOHPフィルムを使用することができる。図1、2に示すように、シールド3は、上下方向に沿った2本の縦折り曲げ線31に沿って折り曲げられ、2本の折り曲げ線31の間に設けられた前面部32と、その両側に設けられた側面部33とを有する。側面部33の上端付近には、フレーム2に取り付けるための穴34が設けられる(図5参照)。詳しくは、側面部33の上端の角部が斜めに折り曲げられて重合部35が形成され、重合部35を貫通して穴34が設けられる(図6参照)。穴34の径は、フレーム2の突起21の傘部21aの外径と同径あるいはこれよりも僅かに大きい。
フレーム2の突起21をシールド3の穴34に挿通した後、延在部23を湾曲させながらシールド固定部22を突起21に装着する。具体的には、シールド固定部22の大径穴22a1にフレーム本体6の突起21の傘部21aを挿通させた後、シールド固定部22を厚さと直交する方向(図5、6では上方)に移動させて、突起21の軸部21bをシールド固定部22の小径穴22a2に押し込む。これにより、シールド固定部22が突起21に装着されると共に、シールド固定部22とフレーム本体6とでシールド3が挟持固定される(図6参照)。
以下、フェイスシールド1の製造方法(特に、フレーム2の成形方法)を説明する。
まず、図8に示す樹脂成形品40を成形する。樹脂成形品40は、フレーム2と、ランナ内で固化した樹脂からなるランナ部41とを一体に有する。ランナ部41は、フレーム2の一対の側部4を幅方向に連結する第一ランナ部41aと、第一ランナ部41aと前部5とを前後方向に連結する第二ランナ部41bとを備える。第一ランナ部41aと第二ランナ部41bとの接続部付近には、スプルー内で固化した樹脂の分離痕S’が形成される。フレーム2の延在部23は、一対の側部4からそれぞれ内側(互いに接近する側)に延び、シールド固定部22及び接続部42を介してランナ部41に接続される。
樹脂成形品40を成形する金型は、可動型(コア型)50及び固定型(キャビ型)60を有する(図9~11参照)。可動型50は、前部5の中空部Pを成形する成形凸部51と、ランナR1、R2を形成する第一ランナ凹部52及び第二ランナ凹部53とを備える。固定型60は、前部5の外面を成形する第一成形凹部61と、側部4を成形する第二成形凹部62と、シールド固定部22及び延在部23を成形する第三成形凹部63とを備える。
可動型50及び固定型60を型締めすると、可動型50の成形凸部51と固定型60の第一成形凹部61とで、フレーム本体6の前部5を成形する第一キャビティC1が形成される(図9参照)。可動型50と、固定型60の第二成形凹部62とで、フレーム本体6の側部4を成形する第二キャビティC2が形成される(図10、11参照)。可動型50と固定型60の第三成形凹部63とで、シールド固定部22及び延在部23を成形する第三キャビティC3が形成される(図11参照)。可動型50の第一ランナ凹部52と固定型60の平坦面とで、幅方向に離間して設けられた第二キャビティC2同士を連通する第一ランナR1が形成される(図10参照)。可動型50の第二ランナ凹部53と固定型60の平坦面とで、第一ランナR1と第一キャビティC1とを前後方向に連通する第二ランナR2が形成される(図9参照)。第一ランナR1と第二ランナR2との合流部付近に、スプルーSが接続される。
図9~11に示されるように、可動型50と固定型60とのパーティングラインはキャビティC1~C3の上端付近に設けられる。これにより、固定型60に略全ての成形凹部61、62、63が形成され、可動型50には成形凹部がほとんど形成されない。具体的に、可動型60には、フレーム本体6の上端の面取り部を成形する僅かな成形凹部や、突起21を成形する成形凹部が形成されるに過ぎない。このように、可動型50に対する凹部の加工を削減することで、金型の製作費を削減することができる。
スプルーSから溶融樹脂を供給すると、ランナR1、R2を介してキャビティC1~C3に溶融樹脂が充填される。具体的には、スプルーSから供給された溶融樹脂が、第一ランナR1を介して第二キャビティC2(側部4)に供給され、第二ランナR2を介して第一キャビティC1(前部5)に供給され、連通路Tを介して第三キャビティC3(シールド固定部22及び延在部23)に供給される(図8参照)。第三キャビティC3は、第一キャビティC1や第二キャビティC2と比べて流路(断面積)が小さいため、樹脂が充填されにくい。本実施形態では、第三キャビティC3が、第二キャビティから内側に延びてスプルーS付近に達しているため、連通路Tを介して第三キャビティC3に樹脂が充填されやすくなる。
各キャビティC1~C3に充填された樹脂が固化することで、フレーム2及びランナ部41を一体に有する樹脂成形品40が形成される。その後、可動型50を固定型60から離反させて型開きを行う。
型開き時には、前部5が成形凸部51に食いついて可動型50と一体に移動しようとする一方で、一対の側部4が成形凹部62、63に固着して固定型60側に残ろうとする。本実施形態では、ランナ凹部52、53を可動型50に設けることで、型開き時に、第一ランナ部41aがランナ凹部52に固着し、この固着力により、第一ランナ部41aと連結された一対の側部4を固定型60から剥離することができる。これにより、フレーム2の側部4と前部5が逆向きに引っ張られることがないため、フレーム2の破損や変形を防止できる。
その後、可動型50に設けた押出ピン(図示省略)で樹脂成形品40を押し出すことで、樹脂成形品40が可動型50から分離される。
金型から分離された樹脂成形品40は、加熱消毒工程を経て、組立工程に搬送される。組立工程では、まず、樹脂成形品40のフレーム2とランナ部41とを分離する。具体的には、図8に示されている、第一ランナ部41aと各側部4との境界Q1、第二ランナ部41bと前部5との境界Q2、及び、シールド固定部22と接続部42との境界Q3を切断する。これにより、ランナ部41が除去され、図12に示すフレーム2が形成される。フレーム2の側部4、前部5、及びシールド固定部22には、ゲート痕9、15、16が形成される。フレーム2の側部4及び前部5に形成されるゲート痕9、15は、それぞれ頭部から離反する側に後退した逃げ部8、14に設けられるため、ゲート痕9、15が頭部に接触する事態を防止できる。その後、フレーム2の突起21をシールド3の穴34に挿通し、延在部23を湾曲させながらシールド固定部22を突起21に装着することにより、シールド3がフレーム2に固定される。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、フレーム2の前部5の構成は上記に限らず、前壁11及び後壁12の一方又は双方を上下方向と平行にしてもよい。前部5の後壁12を上下方向と平行とした場合でも、フレーム2を頭部に装着する際に一対の側部4を広げることで、後壁12の上端を後方に変位させ、後壁12を前頭部に沿って傾斜させることができる。また、離型性や着け心地に問題が無ければ、フレーム本体6の前部5を、下向きに開口し上端が底部で閉塞された有底筒状としてもよい。さらに、強度に問題が無ければ、フレーム本体6の前部5の底部13を省略し、前部5を筒状部16のみで構成してもよい。
また、型開きした後に樹脂成形品40を押出ピンで押し出して可動型50から分離する際、樹脂成形品40のうち、フレーム2の前部5が可動型50の成形凸部51に食いついているため、前部5を押出ピンで押し出すことが好ましい。しかし、前部5の筒状部16(前壁11及び後壁12)は薄肉であるため、押出ピンで押圧すると変形する恐れがある。そこで、例えば図13に示すように、前部5の筒状部16に柱部19を設けてもよい。この柱部19の上面19aを押出ピンで押圧することで、前部5の筒状部16の変形を防止できる。図示例では、前壁11の後面及び後壁12の前面に柱部19を一体に設けている。柱部19の上端は前壁11及び後壁12の上端と面一であり、柱部19の下端は底部13に達している。このように柱部19を設けることで、前部5を補強する効果も得られる。
また、ランナ部41の構成は上記に限らず、例えば、第一ランナ部41aを、フレーム2の一対の側部4を成形する第二キャビティC2の後端にゲートを介して連通させてよい。また、第一ランナ部41aを、幅方向に対して傾斜させてもよく、例えば、分離痕S’(スプルーS)から斜め後方に延在させてもよい。例えば、分離痕S’(スプルーS)から放射状にランナ部41(ランナR1、R2)を延在させてもよい。
また、上記の実施形態では、頭部に装着される略U字形状のフレーム2に、シールド3を直接取り付けた場合を示したが、これに限らず、略U字形状のフレーム2に、他のフレームを介してシールド3を取り付けてもよい。
1 フェイスシールド
2 フレーム
3 シールド
4 側部
5 前部
6 フレーム本体
20 取付構造
21 突起
22 シールド固定部
23 延在部
40 樹脂成形品
41 ランナ部
41a 第一ランナ部
41b 第二ランナ部
50 可動型(コア型)
60 固定型(キャビ型)
C1、C2、C3 キャビティ
R1、R2 ランナ
S スプルー
S’ 分離痕
T 連通路
P 中空部
2 フレーム
3 シールド
4 側部
5 前部
6 フレーム本体
20 取付構造
21 突起
22 シールド固定部
23 延在部
40 樹脂成形品
41 ランナ部
41a 第一ランナ部
41b 第二ランナ部
50 可動型(コア型)
60 固定型(キャビ型)
C1、C2、C3 キャビティ
R1、R2 ランナ
S スプルー
S’ 分離痕
T 連通路
P 中空部
Claims (1)
- 一対の側部と、前記一対の側部の前端同士を連結し、中空部を有する前部とを一体に備えたフェイスシールド用フレームの成形金型であって、
前記前部の中空部を成形する成形凸部、及び、ランナ凹部を有するコア型と、前記一対の側部を成形する成形凹部を有するキャビ型とを備え、
前記コア型と前記キャビ型とを型締めすることにより、前記成形凹部と前記コア型とでキャビティを形成すると共に、前記ランナ凹部と前記キャビ型とで、前記キャビティに樹脂を供給するランナを形成する成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020114714A JP2022022712A (ja) | 2020-07-02 | 2020-07-02 | フェイスシールド用フレームの成形金型 |
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Publication Number | Publication Date |
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