JP2022021881A - 販売データ処理装置、販売データ処理システム、およびプログラム - Google Patents

販売データ処理装置、販売データ処理システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、情報端末にバッテリの電池切れなどが発生した場合でも、それまでに行った業務の処理状況を確認することが可能な販売データ処理装置、販売データ処理システム、およびプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の販売データ処理装置は、表示器と、前記表示器に表示する情報を情報端末で表示するために必要な表示データを生成する生成部と、前記生成部が生成した表示データを前記情報端末に出力する出力部と、前記出力部が出力した表示データに対応して前記情報端末から受信した操作情報に基づいて、取引に関する会計処理を実行する会計処理部と、を備えたものである。【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、販売データ処理装置、販売データ処理システム、およびプログラムに関する。
近年、携帯型の情報端末によって会計処理を行うことができるPOS端末(以下、タブレットPOS(Point Of Sales)ともいう)が普及してきている。タブレットPOSは、店舗内において、金銭を収容するドロアやレシートを発行するプリンタが設置されたレジカウンタ上に置かれた状態や、接客する店員が携帯した状態で使用される。(例えば、特許文献1)
タブレットPOSは、表示画面に表示される商品情報を用いて顧客に商品の説明を行いながら商品登録や会計処理を行えるため、接客業務を行う店舗でより有効に活用できると言われており、例えば、衣料品を扱う店舗等で多く採用されている。
一方、タブレットPOSは携帯式でバッテリ駆動であるため、店員の業務中にバッテリの電池切れが生ずるおそれがある。また、店員が業務中に携帯していたタブレットPOSを置き忘れて盗難等により紛失するおそれもある。タブレットPOSにおいては、業務中にバッテリの電池切れやタブレットPOSの紛失などのアクシデントが発生した場合、それまでに行った業務の処理状況がわからなくなってしまうという問題があった。
例えば、顧客が複数の商品を購入する場合に、これら複数の商品の商品登録を行っている途中でバッテリの電池切れが発生すると、商品登録された商品を表示する表示画面を見ることができない。このため、タブレットPOSのバッテリを充電しない限り、どの商品について商品登録が完了したのかを確認することができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、情報端末にバッテリの電池切れなどが発生した場合でも、それまでに行った業務の処理状況を確認することが可能な販売データ処理装置、販売データ処理システム、およびプログラムを提供することである。
実施形態の販売データ処理装置は、表示器と、前記表示器に表示する情報を情報端末で表示するために必要な表示データを生成する生成部と、前記生成部が生成した表示データを前記情報端末に出力する出力部と、前記出力部が出力した表示データに対応して前記情報端末から受信した操作情報に基づいて、取引に関する会計処理を実行する会計処理部と、を備えたものである。
図1は、実施形態の販売データ処理システムの概略を示す図である。 図2は、実施形態の販売データ処理装置の表示器と情報端末の端末表示器の画面を示す図である。 図3は、実施形態の販売データ処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態の表示データ部のデータ構成を示す図である。 図5は、実施形態の商品マスタ部のデータ構成を示す図である。 図6は、実施形態のフレームマスタ部のデータ構成を示す図である。 図7は、実施形態の販売データ処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態の情報端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図9は、実施形態の情報端末の機能構成を示すブロック図である。 図10は、実施形態の販売データ処理システムにおける支払処理の動作を示すシーケンスチャートである。 図11は、実施形態の販売データ処理装置の制御部における支払処理を示すフローチャートである。 図12は、実施形態の販売データ処理装置の制御部における商品登録処理を示すフローチャートである。 図13は、実施形態の販売データ処理装置の制御部における締め処理を示すフローチャートである。 図14は、実施形態の販売データ処理装置の制御部における会計処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態の販売データ処理システムについて説明する。なお、本実施形態においては、販売データ処理システムを衣料品店に用いた例で説明するが、これに限らない。販売データ処理システムは、あらゆる業種の店舗等に利用することができる。
図1は、販売データ処理システムの概略を示す図である。販売データ処理システム1は、POS本体2、タブレットPC(Personal Computer)3、レシートプリンタ4、およびドロア5を備える。POS本体2は、タブレットPC3、レシートプリンタ4、およびドロア5とLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して互いに接続されている。
POS本体2は、販売データ処理装置の一例である。POS本体2は、店舗のバックヤードに配置され、同じくバックヤードに配置される店舗サーバ6とLANなどのネットワークを介して接続される。POS本体2は、ディスプレイ21、タッチパネル22、キーボード23、およびスキャナ24を備える。
ディスプレイ21は、取引に係る情報を表示する表示器の一例である。ディスプレイ21が表示する取引に係る情報は、顧客が購入する商品の商品名や価格、1取引の合計金額、会計処理時に顧客に支払う釣銭額、現金決済や各種キャッシュレス決済等の決済方法の選択ボタンなどである。また、ディスプレイ21は、顧客に対して商品説明を行うための商品情報を表示する。商品情報は、商品の画像、価格、店舗が用意しているサイズ、色などである。
タッチパネル22は、ディスプレイ21の表面に設けられて、触れた位置に応じた情報をPOS本体2の制御部に入力する。タッチパネル22は、店員の操作を入力するもので、操作部の一例である。
キーボード23は、例えば、商品コードや金額等を入力するための置数キー、販売合計金額の算出を宣言するための小計キー、1取引の締め処理を行って代金を決済することを宣言する締めキー、置数キーによる置数入力を確定する確定キー、入力をクリアするクリアキー等を備えている。キーボード23も、店員の操作を入力するもので、操作部の一例である。
スキャナ24は、ハンディ式のスキャナであって、レーザ光を照射し商品に付されたバーコード等のコードシンボルで反射した反射光を受光することで、上記コードシンボルを認識する。スキャナ24は、認識したコードシンボルをデコードし、コードシンボルが示す商品コードを読み取ってPOS本体2に入力する。
なお、詳細は後述するが、POS本体2のタッチパネル22、キーボード23、スキャナ24は、通常は操作されず、タブレットPC3にアクシデントが発生して使用できない状態になった時などに操作される。
タブレットPC3は、情報端末の一例であり、店舗の売り場に配置される。タブレットPC3は、ディスプレイ31、およびタッチパネル32を備える。
ディスプレイ31は、POS本体2から受信した表示データに基づいて表示を行う端末表示器の一例である。ディスプレイ31は、POS本体2のディスプレイ21に表示される情報と同じ情報をほぼリアルタイムに表示する。本実施形態においては、図2に示すように、ディスプレイ21とディスプレイ31は同一の表示画面となるようにしているが、示す情報が同じであれば表示画面は同一でなくてもよい。
図1に戻って、タッチパネル32は、ディスプレイ31の表面に設けられて、触れた位置に応じた情報を受付ける。すなわち、タッチパネル32は、POS本体2から取得した表示データに基づいたディスプレイ31の表示に対応して入力される操作を受付けるものである。
レシートプリンタ4は、店舗の売り場に配置されるレジカウンタに設けられる。レシートプリンタ4は、例えばサーマルプリンタであって、POS本体2から受信した取引に関する情報を印刷してレシートを発行する。
ドロア5は、店舗の売り場に配置されるレジカウンタに配置され、レシートプリンタ4に隣接して設けられる。ドロア5は、金銭を金種別に収納する開閉可能な収納装置であって、POS本体2から受信した指示信号に基づいて開放される。
次に、POS本体2のハードウェア構成について説明する。図3は、POS本体2のハードウェア構成を示すブロック図である。POS本体2は、制御部200と、メモリ部210と、入出力コントローラ220と、通信I/F(Interface)230~260等を備える。制御部200、メモリ部210、入出力コントローラ220、および通信I/F230~260はバス270を介して互いに接続されている。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備えたコンピュータで構成される。CPU201、ROM202、RAM203は、バス270を介して互いに接続されている。
CPU201は、POS本体2の全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。
RAM203は、表示データ部204を備える。表示データ部204は、タブレットPC3から受付けた操作情報に基づいて、後述する生成部2001(図7参照)が生成した表示データを記憶する。詳細には、生成部2001は、タブレットPC3からの要求に基づいて、後述する商品マスタ、フレームマスタを参照して表示データを生成する。図4は、表示データ部204のデータ構造の一例を示す図である。表示データ部204に記憶される表示データは、画面のフレームデザインを定めるフレームデータと表示内容を示すデータとからなる。
図4の例では、No1の表示データは、タブレットPC3から商品画像の要求を示す操作情報を受付けた場合に生成部2001が生成する表示データである。No1の表示データは、商品案内画面フレーム内に指定された商品の画像を表示させるためのデータである。No2の表示データは、タブレットPC3から商品登録処理の要求を示す操作情報を受付けた場合に生成部2001が生成する表示データである。No2の表示データは、登録リスト画面フレーム内に指定された商品の商品名、価格、色、サイズを表示させるためのデータである。
また、No3の表示データは、タブレットPC3から締め処理の要求を示す操作情報を受付けた場合に生成部2001が生成する表示データである。No3の表示データは、確認画面フレーム内に、締め処理される取引の対象となる商品のリスト、各商品の価格、合計額を表示させるためのデータである。No4の表示データは、タブレットPC3から会計処理の要求を示す操作情報を受付けた場合に生成部2001が生成する表示データである。No4の表示データは、会計画面フレーム内に、取引された商品のリスト、各商品の価格、合計額、釣銭額を表示させるためのデータである。なお、No1~4の表示データは例示であり、必要に応じて生成部2001によって表示データが生成されて表示データ部204に記憶される。
また、RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用され、ROM202やメモリ部210に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部200は、CPU201がROM202やメモリ部210に記憶されRAM203に展開された制御プログラムに従って動作することによって、POS本体2の各種制御処理を実行する。
メモリ部210は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Memory)、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。メモリ部210は、制御プログラム部211、商品マスタ部212、フレームマスタ部213、および操作ログ部214を備える。
制御プログラム部211は、販売データ処理装置として機能するための制御プログラム、タブレットPC3に表示データを出力するための制御プログラムなどの各種プログラムを記憶する。
商品マスタ部212は、商品マスタを記憶する。図5は、商品マスタ部212のデータ構造の一例を示す図である。商品マスタは、店舗で取り扱っている商品について、商品を特定する商品コードと商品情報とを関連付けて記憶したマスタファイルである。商品情報は、商品名、価格、色、サイズ、および商品の画像等である。店舗で取り扱う商品は日々変化するため、商品マスタは、通信I/F260を介して接続される店舗サーバ6によって適宜更新される。
フレームマスタ部213は、フレームマスタを記憶する。図6は、フレームマスタ部213のデータ構造の一例を示す図である。フレームマスタは、タブレットPC3から受付けた操作情報が示す要求と、ディスプレイ21および31に表示する情報の背景の画像データであるフレームデータと、を関連付けて記憶したマスタファイルである。なお、ディスプレイ21とディスプレイ31との表示画面を異ならせる場合、フレームマスタは、要求ごとに、ディスプレイ21用のフレームデータとディスプレイ31用のフレームデータとを関連付けて記憶する。
操作ログ部214は、タブレットPC3で行われた操作ログを記憶する。具体的には、操作ログ部214は、タブレットPC3から受付ける操作情報を解析することによって得られる操作ログを記憶する。
入出力コントローラ220は、ディスプレイ21、タッチパネル22、キーボード23、およびスキャナ24と接続される。入出力コントローラ220は、接続されるハードウェアに対する入出力インターフェイスとしての機能とこれらハードウェアを制御するための機能とを備えている。これにより、制御部200は、入出力コントローラ220を介して、ディスプレイ21、タッチパネル22、キーボード23、およびスキャナ24とそれぞれ情報(データ)の送受信が可能であるとともに、制御部200の指示に基づいてこれらハードウェアを制御可能となっている。
通信I/F230~260は、それぞれタブレットPC3、レシートプリンタ4、ドロア5、店舗サーバ6と通信するためのインターフェイスである。これにより、制御部200は、通信I/F230~260を介して、タブレットPC3、レシートプリンタ4、ドロア5、店舗サーバ6とそれぞれ情報(データ)の送受信が可能となっている。
次に、POS本体2の機能構成について説明する。図7は、POS本体2の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部200は、CPU201がROM202やメモリ部210の制御プログラム部211に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、生成部2001、出力部2002、受付部2003、解析部2004、商品登録部2005、締め処理部2006、会計処理部2007、操作入力部2008、商品コード入力部2009、ドロア制御部2010、プリンタ制御部2011、モード切換部2012、および操作ログ記憶部2013、として機能する。なお、これら各機能をハードウェアで構成してもよい。
生成部2001は、ディスプレイ21に表示する情報をタブレットPC3のディスプレイ31に表示させるためのデータである表示データを生成する。具体的には、タブレットPC3からの要求に応じて、商品マスタ部212やフレームマスタ部213を参照して、タブレットPC3に出力する表示データを作成し、表示データ部204に記憶する。なお、生成とは、タブレットPC3からの要求に応じた表示データを予めメモリ部210に記憶している場合に、当該要求に応じた表示データをメモリ部210から抽出することも含む。言い換えれば、生成部2001は、タブレットPC3からの要求に応じて表示データを作成してもよく、また、タブレットPC3からの要求に応じて予めメモリ部210に記憶された表示データを抽出してもよい。表示データは、ディスプレイ21およびディスプレイ31が表示可能な形式のデータ構造である。
出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをディスプレイ21およびタブレットPC3に出力する。なお、生成部2001がディスプレイ21用表示データとディスプレイ31用表示データとを別々に生成した場合、出力部2002は、ディスプレイ21用表示データをディスプレイ21に、ディスプレイ31用表示データをタブレットPC3に、それぞれ出力する。
受付部2003は、タブレットPC3から操作情報を受け付ける。具体的には、受付部2003は、タブレットPC3のタッチパネル32に入力された操作信号に基づく操作情報を受付ける。操作情報は、出力部2002が出力した表示データに基づいてディスプレイ31になされた表示に対応した操作の操作信号と、そのときに表示している表示画面を示す信号とを含む。
解析部2004は、受付部2003が受付けた操作情報を解析して、タブレットPC3からの要求を認識する。例えば、解析部2004は、操作情報と要求とが関連付いて記憶されたファイルを参照して、操作情報が示す要求を認識する。
商品登録部2005は、商品登録処理(以下、売上登録処理ともいう)を実行する。具体的には、商品登録部2005は、タブレットPC3からの商品登録要求、あるいはPOS本体2のタッチパネル22やスキャナ24からの商品登録要求に応じて商品登録を実行する。商品登録部2005は、入力された商品コードに基づき商品マスタから取得した商品情報をRAM203に一時記憶する。
締め処理部2006は、タブレットPC3からの締め処理要求、あるいはPOS本体2のタッチパネル22やキーボード23からの締め処理要求に応じて締め処理を実行する。締め処理部2006は、商品登録されたデータに基づく1取引の合計額の算出、商品登録された商品を確認するための表示の指示等の処理を実行する。
会計処理部2007は、タブレットPC3からの会計処理要求、あるいはPOS本体2のタッチパネル22やキーボード23からの会計処理要求に応じて会計処理を実行する。会計処理部2007は、締め処理部2006で算出された合計額と入力された受取額とに基づく釣銭額の算出、会計処理された内容を確認するための表示指示、レシートの発行指示などの処理を実行する。
操作入力部2008は、タッチパネル22およびキーボード23からの操作信号が入力される。操作入力部2008は、タブレットPC3にアクシデントが発生した場合に各種操作に係る操作信号が入力される。また、操作入力部2008は、店舗サーバ6と情報の送受信を行う際に必要な操作に係る操作信号が入力される。
商品コード入力部2009は、タッチパネル22およびスキャナ24から商品コードが入力される。商品コード入力部2009は、タブレットPC3にアクシデントが発生した場合などにタッチパネル22およびスキャナ24から商品コードが入力される。
ドロア制御部2010は、ドロア5の開放を制御する。ドロア制御部2010は、POS本体2のタッチパネル22やキーボード23からの会計処理要求があると、ドロア5に対して開放指示を出力する。
プリンタ制御部2011は、レシートプリンタ4を制御する。プリンタ制御部2011は、会計処理の最後にレシートプリンタ4に対して、レシート発行指示を出力する。
モード切換部2012は、会計処理部2007の動作モードを、第1のモード(以下、タブレットモードともいう)と第2のモード(以下、本体モードともいう)とに切換える。タブレットモードは、タブレットPC3から受付部2003が受付けた操作情報に基づいて会計処理部2007を含む制御部の処理がなされるモードである。一方、本体モードは、タッチパネル22、キーボード23、スキャナ24からの入力に基づいて会計処理部2007を含む制御部の処理がなされるモードである。モード切換部2012は、会計処理部2007を含む制御部200の動作モードを切換えるので、制御部の動作モードを切換えるモード切換部であるということもできる。なお、動作モードは、常時はタブレットモードに設定され、例えばタッチパネル22に対する特定の操作によって本体モードに切換えられる。
操作ログ記憶部2013は、解析部2004が解析したタブレットPC3の操作ログを、1取引毎に操作ログ部214に逐次記憶する。POS本体2を使用する店舗は、操作ログ部214に記憶された操作ログを読み出すことで、タブレットPC3で行われた操作を把握することができる。
次に、タブレットPC3のハードウェア構成について説明する。図8は、タブレットPC3のハードウェア構成を示すブロック図である。タブレットPC3は、制御部300と、メモリ部310と、入出力コントローラ320と、電源回路330と、通信I/F340等を備える。制御部300、メモリ部310、入出力コントローラ320、電源回路330、および通信I/F340はバス350を介して互いに接続されている。
制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303を備えたコンピュータで構成される。CPU301、ROM302、RAM303は、バス350を介して互いに接続されている。
CPU301は、タブレットPC3の全体の動作を制御する。ROM302は、CPU301の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。
RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用され、ROM302やメモリ部310に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部300は、CPU301がROM302やメモリ部310に記憶されRAM303に展開された制御プログラムに従って動作することによって、タブレットPC3の各種制御処理を実行する。
メモリ部310は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。メモリ部310は、制御プログラム部311を備える。
制御プログラム部311は、画面共有プログラム他を記憶する。画面共有プログラムは、POS本体2から受信した表示データに基づいて、ディスプレイ31にPOS本体2のディスプレイ21と同一画面の表示を行うためのプログラムである。なお、画面共有プログラムは、ディスプレイ31が表示する内容がPOS本体2のディスプレイ21が表示する内容と同じであれば、ディスプレイ31の表示形式を異ならせるなどしてディスプレイ21と異なる画面を表示するようにしてもよい。
なお、ROM302、RAM303、メモリ部310等の記憶装置に記憶されるプログラムやデータは、タブレットPC3を、通常のPCとして使用するためのもの以外は、POS本体2の入力装置として使用可能とするためのものに限られている。すなわち、上記記憶装置は、例えば、支払処理を実行するためのプログラム、クレジットカード情報等の顧客情報、店舗の売上情報などを記憶するものではない。したがって、万一タブレットPC3を紛失することがあっても、店舗として保持すべき情報が漏洩することを抑制できる。
入出力コントローラ320は、ディスプレイ31およびタッチパネル32と接続される。入出力コントローラ220は、接続されるハードウェアに対する入出力インターフェイスとしての機能とこれらハードウェアを制御するための機能とを備えている。これにより、制御部300は、入出力コントローラ320を介して、ディスプレイ31およびタッチパネル32とそれぞれ情報(データ)の送受信が可能であるとともに、制御部300の指示に基づいてこれらハードウェアを制御可能となっている。
電源回路330は、バッテリ33に接続される。電源回路330は、タブレットPC3の各ハードウェアに電力を供給する回路である。電源回路330は、各ハードウェアに対し、バッテリ33から供給された電圧をそれぞれの動作電圧に降圧するなどして電力を供給する。
通信I/F340は、POS本体2と通信するためのインターフェイスである。これにより、制御部300は、通信I/F340を介して、POS本体2と情報(データ)の送受信が可能となっている。
次に、タブレットPC3の機能構成について説明する。図9は、タブレットPC3の機能構成の一例を示すブロック図である。制御部300は、CPU301がROM302やメモリ部310の制御プログラム部311に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、取得部3001、出力部3002、操作信号入力部3003、操作情報出力部3004、として機能する。なお、これら各機能をハードウェアで構成してもよい。
取得部3001は、ディスプレイ31に表示するための表示データをPOS本体2から取得する。具体的には、取得部3001は、後述する操作情報出力部3004の出力に対応してPOS本体2が送信した表示データを受信する。なお、ディスプレイ31に表示される初期画面の表示データは、タブレットPC3の電源立上げ時にPOS本体2から取得してもよいし、予めメモリ部310に記憶しておいてもよい。
出力部3002は、取得部3001が取得した表示データをディスプレイ31に出力する。これにより、ディスプレイ31は、POS本体2のディスプレイ21に表示される画面が示す情報と同一の情報を表示することができる。
操作信号入力部3003は、タッチパネル32の操作に基づく操作信号が入力される。操作信号は、押圧操作されたタッチパネル32の位置を示す信号である。
操作情報出力部3004は、ディスプレイ31の表示に対応して入力された操作に基づく操作情報をPOS本体2に出力する。操作情報は、ディスプレイ31が表示している表示データを示す信号と上述した操作信号とを含む。これによってPOS本体2は、どの表示画面で、どの操作部(表示画面で表示されるボタンなど)が操作されたかを認識することができる。
次に、商品登録処理、締め処理、会計処理などからなる支払処理の動作について説明する。図10は、本実施形態の販売データ処理システムにおける支払処理の動作を示すシーケンスチャートである。なお、このシーケンスチャートは、各種処理が適切に行われてエラーが発生しない場合の流れを示している。
タブレットPC3は、電源が投入されると、ディスプレイ31に初期画面を表示する(S1)。初期画面は、POS本体2から取得した表示データに基づいて表示してもよいし、予めメモリ部310に記憶しておいた表示データを読み出して表示してもよい。接客している店員は、例えば、顧客が要求する商品の情報を表示するためにタッチパネル32を操作する。タブレットPC3は、操作信号入力部3003に操作信号が入力される(S2)。
タブレットPC3は、操作情報出力部3004が操作情報をPOS本体2に送信する(S3)。操作情報を受信したPOS本体2は、当該操作情報を解析して対応する表示データをタブレットPC3に送信する(S4)。例えば、POS本体2は、受信した操作情報が示す商品の商品情報を商品マスタから読み出して表示データを作成し、タブレットPC3に送信する。
タブレットPC3は、受信した表示データに基づいて、ディスプレイ31に商品情報を表示する(S5)。商品情報の表示は、商品名、価格、用意されている色やサイズ、商品の画像などである。顧客がタブレットPC3に表示された商品を購入する場合、店員は当該商品の商品コードを入力するためにタッチパネル32を操作する。このタッチパネル32の操作は、例えば、表示された購入アイコンを押圧するなどして行われる。タブレットPC3は、操作信号入力部3003に操作信号が入力される(S6)。
タブレットPC3は、操作情報出力部3004が操作情報をPOS本体2に送信する(S7)。POS本体2は、当該操作情報を解析して、操作情報に含まれる商品コードで特定される商品について商品登録処理を行い(S8)、商品登録された商品を確認するための表示データをタブレットPC3に送信する(S9)。なお、商品登録処理の詳細は後述する。タブレットPC3は、受信した表示データに基づき、商品登録された商品を確認するための表示、例えば、商品情報等の表示を行う(S10)。商品登録する商品が複数ある場合、販売データ処理システムは、S2~S10の処理を繰り返す。
顧客が購入する商品全てについて商品登録が終わると、店員は、締め処理を行うためにタッチパネル32を操作する。タブレットPC3は、操作信号入力部3003に操作信号が入力され(S11)、操作情報出力部3004が締め処理の実行を要求する操作情報をPOS本体2に送信する(S12)。
操作情報を受信したPOS本体2は、当該操作情報を解析して締め処理を実行し(S13)、締め処理された結果を確認するための表示データをタブレットPC3に送信する(S14)。例えば、POS本体2は、表示データとして、商品登録された商品の商品情報や算出された合計金額等を含む会計情報を表示するためのデータをタブレットPC3に送信する。なお、締め処理の詳細は後述する。
タブレットPC3は、POS本体2がS14で送信した表示データを受信すると、当該表示データに基づいてディスプレイ31に会計情報を表示する(S15)。顧客がディスプレイ31に表示された会計情報を確認すると、店員は、会計処理を行うためにタッチパネル32を操作する。タブレットPC3は、操作信号入力部3003に操作信号が入力され(S16)、操作情報出力部3004が会計処理の実行を要求する操作情報をPOS本体2に送信する(S17)。
操作情報を受信したPOS本体2は、当該操作情報を解析して会計処理を実行し(S18)、会計処理された結果を確認するための表示データをタブレットPC3に送信する(S19)。例えば、POS本体2は、表示データとして、会計処理が完了した商品の商品情報、合計金額、釣銭額等を含む取引情報を表示するためのデータをタブレットPC3に送信する。なお、会計処理の詳細は後述する。
表示データを受信したタブレットPC3は、取引情報を表示する(S20)。店員が表示された取引情報を顧客に見せることで、顧客は取引情報を確認することができる。以上の処理によって、顧客が購入する商品についての支払処理が完了する。
次に、上述した販売データ処理システムの支払処理におけるPOS本体2の処理について説明する。図11は、POS本体2の制御部200が行う支払処理を示すフローチャートである。POS本体2は、タブレットPC3からの操作情報に基づいて動作するタブレットモード(第1のモード)と、POS本体2の操作部(タッチパネル22やキーボード23)の操作に基づいて動作する本体モード(第2のモード)とを備える。POS本体2は、常時はタブレットモードで動作し、キーボード23に対して特定の操作を行うと、本体モードで動作する。また、本体モードで動作時にキーボード23に対して特定の操作を行うとPOS本体2はタブレットモードに移行する。本体モードは、タブレットPC3にアクシデントが発生した場合に活用される動作モードということができる。
タブレットモードにおける制御部200は、受付部2003が操作情報を受付けたか否か判断し(S21)、受付けなければ(S21のN)、S21の処理に戻って待機する。受付部2003が操作情報を受付けると(S21のY)、解析部2004は、操作情報の解析を行う(S22)。具体的には、解析部2004は、操作情報に含まれる、タブレットPC3で表示される表示画面を示す情報とディスプレイ31で操作された位置を示す情報とから、タブレットPC3の要求を解析する。
続いて、制御部200は、解析部2004が解析した操作情報が商品登録要求であるか否か判断する(S23)。商品登録要求であれば(S23のY)、商品登録部2005が商品登録処理を実行する(S24)。次いで、操作ログ記憶部2013がタブレットPC3の操作ログを操作ログ部214に記憶し(S25)、制御部200はS21の処理に戻る。
タブレットPC3からの操作情報が商品登録要求でなければ(S23のN)、制御部200は、締め処理要求か否か判断する(S26)。締め処理要求であれば(S26のY)、締め処理部2006が締め処理を実行し(S27)、制御部200はS25の処理に移行する。
タブレットPC3からの操作情報が締め処理要求でなければ(S26のN)、制御部200は、会計処理要求か否か判断する(S28)。会計処理要求であれば(S28のY)、会計処理部2007が会計処理を実行し(S29)、制御部200はS25の処理に移行する。
会計処理要求でなければ(S28のN)、制御部200は、その他の各種処理を実行し(S30)、S25の処理に移行する。その他の各種処理は、商品登録処理、締め処理、会計処理と同様に、解析部2004が操作情報を解析した結果に基づいてそれぞれ実行される。その他の処理としては、例えば、商品情報の表示データをタブレットPC3へ送信する処理、商品登録の取消処理など多種の処理があるが、ここでは、これら各種処理についての個別の説明は省略する。
次に、商品登録処理、締め処理、および会計処理のそれぞれについて説明する。図12は、制御部200が実行する商品登録処理を示すフローチャートである。商品登録処理は、受付部2003によってタブレットPC3から受信した操作情報が、商品コードと商品登録要求を示す情報を含むものであることを条件として実行される。
商品登録部2005は、操作情報に含まれる商品コードで特定される商品の商品登録を行う(S31)。具体的には、商品登録部2005は、商品マスタ部212に記憶された商品マスタを参照して、操作情報に含まれる商品コードで特定される商品の商品情報を読み出して支払処理が完了するまでRAM203記憶する。これによって、支払処理するための売上登録がなされるため、商品登録を売上登録と呼ぶ場合がある。
続いて、生成部2001は、商品登録された商品の商品情報を表示するための表示データを生成する(S32)。商品情報は、商品コード、商品名、価格、色、サイズなどを含む。
出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをディスプレイ21に出力し、ディスプレイ21に当該表示データに基づく商品情報の表示を行わせる(S33)。また、出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをタブレットPC3に出力して(S34)、商品登録処理を終了する。
次に、締め処理について説明する。図13は、制御部200が実行する締め処理を示すフローチャートである。締め処理は、受付部2003によってタブレットPC3から受信した操作情報が、締め処理要求を示す情報であることを条件として実行される。
締め処理部2006は、商品登録された商品情報を読み出して合計額の算出を行う(S41)。続いて、生成部2001は、会計情報を表示するための表示データを生成する(S42)。会計情報は、締め処理の対象となる商品の商品情報および合計額を示す情報を含む。
出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをディスプレイ21に出力し、ディスプレイ21に当該表示データに基づく会計情報の表示を行わせる(S43)。また、出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをタブレットPC3に出力して(S44)、締め処理を終了する。
次に、会計処理について説明する。図14は、制御部200が実行する会計処理を示すフローチャートである。会計処理は、受付部2003によってタブレットPC3から受信した操作情報が、顧客から受領した受取額を示す情報と会計処理要求を示す情報とを含む情報であることを条件として実行される。
店員は、会計処理によってタブレットPC3のディスプレイ31に表示された会計情報を顧客に確認した後、顧客をドロア5が配置されたレジカウンタに案内し、顧客から現金を受領する。そして、顧客から受領した金額と会計処理要求をタッチパネル32に入力する。ディスプレイ31が表示する会計情報には、受領金額の入力欄、金額を入力するための置数キー、会計処理要求を行うための会計ボタンなども併せて表示されるので、店員は、顧客から受領した金額と会計処理要求をタッチパネル32から容易に入力できる。
会計処理部2007は、操作情報に含まれる顧客から受領した受取額と、締め処理で算出した合計額と、に基づいて釣銭額の算出を行う(S51)。ドロア制御部2010は、ドロア5に制御信号を出力してドロア5を開放させる(S52)。店員は、顧客から受領した現金をドロア5に収納するとともに、釣銭額をドロア5から取り出して顧客に渡す。
続いて、生成部2001は、取引情報を表示するための表示データを生成する(S53)。取引情報は、顧客が購入した商品の商品情報、合計額、および釣銭額を示す情報を含む。出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをディスプレイ21に出力し、ディスプレイ21に当該表示データに基づく取引情報の表示を行わせる(S54)。また、出力部2002は、生成部2001が生成した表示データをタブレットPC3に出力する(S55)。
次いで、プリンタ制御部2011は、レシートプリンタ4に制御信号を出力してレシートプリンタ4にレシートを発行させる(S56)。店員は、レシートプリンタ4が発行したレシートを顧客に手渡す。これにより、1取引の支払処理が終了する。
なお、顧客がクレジットカードによる支払などキャッシュレスで支払を希望する場合、POS本体2は、レジカウンタに設置された図示しないカードリーダなどを用いてキャッシュレスによる会計処理を行うことができる。POS本体2が行うキャッシュレスによる会計処理は、すでによく知られているものであるので詳細については説明を省略する。
また、接客中にタブレットPC3のバッテリ33の充電切れが発生したり、店員がタブレットPC3を商品陳列棚に報知して盗難されたりするなど、タブレットPC3を使用できないアクシデントが発生することが想定される。このような場合、店員は、バックヤードに配置されたPOS本体2のディスプレイ21、タッチパネル22、キーボード23、スキャナ24を用いて支払処理を行うことができる。
具体的には、店員がPOS本体2のキーボード23に対して特定の操作を行うと、操作入力部2008がモード切換信号を受付け、モード切換部2012がPOS本体2の動作モードを本体モードに切換える。これによって、店員は、ディスプレイ21、タッチパネル22、キーボード23、スキャナ24を用いて業務を行うことができる。なお、本体モードによる支払処理は、通常のPOS端末で行われる処理と同様であるので説明は省略する。
以上説明したとおり、本実施形態のPOS本体2は、自機のディスプレイ21に表示する情報をタブレットPC3で表示させるための表示データ生成し、タブレットPC3に出力する。そして、POS本体2は、出力した表示データに対応してタブレットPC3から受信した操作情報に基づいて会計処理を実行する。このため、店員は、タブレットPC3を携帯して接客しながら会計処理を行うことができるばかりでなく、バッテリの電池切れなどでタブレットPC3が使用できない状態となった場合、POS本体2でそれまでの処理状況を確認することができる。
また、販売データ処理装置としては、POS本体2は、タブレットPC3をPOS本体2の入力装置としてのみ機能させるので、タブレットPC3に店舗として重要な情報、例えば、支払処理を実行するためのプログラム、クレジットカード情報等の顧客情報、店舗の売上情報などを記憶する必要がない。このため、店舗は、盗難などによりタブレットPC3を紛失しても、店舗として重要な情報が漏洩することを抑制できる。
なお、本実施形態においては、POS本体2のディスプレイ21に常時情報を表示するようにしたが、必要な時にのみ表示するようにしてもよい。例えば、常時は店員がPOS本体2を監視しない運用の店舗であれば、タブレットPC3が使用できない状態となって、制御部200が本体モードに切換えられた状態のときのみディスプレイ21に表示するようにしてもよい。ただし、ディスプレイ21で表示を行わない場合であっても、生成部2001は、ディスプレイ21の表示用データを常時生成する。タブレットPC3が使用できない状態になった場合に、直ちに処理状況を確認できるようにするためである。
さらに、POS本体2は、会計処理の実行を指示するタッチパネル22やキーボード23などの操作部を備えている。このため、処理途中、例えば、複数の商品の商品登録を行っている途中でタブレットPC3が使用できない状態になった場合においても、POS本体2で続けて処理をすることができる。
加えて、POS本体2は、会計処理部2007の動作モードを、タブレットPC3から受信した操作信号に基づいて会計処理を実行するタブレットモードと、タッチパネル22やキーボード23などの操作部の操作に基づいて会計処理を実行する本体モードとに切換可能なモード切換部2012を備えている。このため、例えば、タブレットPC3を用いて接客しながら会計処理をしている場合、バックヤードのPOS本体2の操作が会計処理に影響を与えることがない。したがって、誤った会計処理を抑制することができる。
また、POS本体2は、タブレットPC3から受信する操作情報に基づいて、タブレットPC3の操作ログを操作ログ部214に記憶する操作ログ記憶部2013を備えている。このため、上述した処理途中でタブレットPC3が使用できない状態となった場合でも、それまでのタブレットPC3の操作履歴を確認することができる。また、タブレットPC3が不正利用された場合にもタブレットPC3の操作履歴を確認することができる。
実施形態のPOS本体2は、制御部200が実行する処理のうちの一部の処理をタブレットPC3からの操作情報に基づいて実行する。具体的には、例えば、POS本体2が実行する商品登録処理、締め処理、会計処理などはタブレットPC3からの操作情報によって実行される。一方、店舗サーバ6とデータを送受信する処理(以下、バックヤード処理ともいう)、例えば、必要に応じて実行される店舗サーバ6への売上データの送信などの処理はタブレットPC3の操作では実行できないようになっている。また、一般的に電子ジャーナル機能、点検・精算機能、レポート出力機能、つり銭回収指示機能と呼ばれるものに関する操作もタブレットPC3では行えず、POS本体2で行えるようになっている。
このように、制御部200が実行する処理のうちの一部の処理のみをタブレットPC3からの操作情報に基づいて実行するようにし、バックヤード処理についてはタブレットPC3からの操作情報では実行できないようになっている。このため、売り場で接客中の店員の操作による誤ったバックヤード処理が実行されてしまうことが抑制される。
なお、上記実施形態において、POS本体2およびタブレットPC3で実行される制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上記実施形態のPOS本体2およびタブレットPC3で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 販売データ処理システム
2 POS本体(販売データ処理装置)
3 タブレットPC(情報端末)
21 ディスプレイ(表示器)
22 タッチパネル(操作部)
23 キーボード(操作部)
31 ディスプレイ(端末表示器)
2001 生成部
2002 出力部
2007 会計処理部
2012 モード切換部
2013 操作ログ記憶部
3001 取得部
3004 操作情報出力部
特開2014-41530号公報

Claims (6)

  1. 表示器と、
    前記表示器に表示する情報を情報端末で表示するための表示データを生成する生成部と、
    前記生成部が生成した表示データを前記情報端末に出力する出力部と、
    前記出力部が出力した表示データに対応して前記情報端末から受信した操作情報に基づいて、取引に関する会計処理を実行する会計処理部と、
    を備えた販売データ処理装置。
  2. 前記会計処理部に会計処理の実行を指示する操作部をさらに備えた、
    請求項1に記載の販売データ処理装置。
  3. 前記会計処理部の動作モードを、前記情報端末から受信した操作情報に基づいて会計処理を実行する第1のモードと、前記操作部の操作に基づいて会計処理を実行する第2のモードとに切換可能なモード切換部をさらに備えた、
    請求項2に記載の販売データ処理装置。
  4. 前記情報端末から受信する操作情報に基づいて、前記情報端末の操作ログを記憶装置に記憶する操作ログ記憶部をさらに備えた
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載の販売データ処理装置。
  5. 販売データ処理装置と情報端末とを有する販売データ処理システムであって、
    前記販売データ処理装置は、
    表示器と、
    前記表示器に表示する情報を情報端末で表示するための表示データを生成する生成部と、
    前記生成部が生成した表示データを前記情報端末に出力する出力部と、
    前記出力部が出力した表示データに対応して前記情報端末から受信した操作情報に基づいて、取引に関する会計処理を実行する会計処理部と、を備え、
    前記情報端末は、
    前記販売データ処理装置から表示データを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した表示データに基づいて表示を行う端末表示器と、
    前記端末表示器の表示に対応して入力された操作に基づく操作情報を前記販売データ処理装置に出力する操作情報出力部と、
    を備えた販売データ処理システム。
  6. 表示器を備えた販売データ処理装置をコンピュータで制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記表示器に表示する情報を情報端末で表示するための表示データを生成する生成部と、
    前記生成部が生成した表示データを前記情報端末に出力する出力部と、
    前記出力部が出力した表示データに対応して前記情報端末から受信した操作情報に基づいて、取引に関する会計処理を実行する会計処理部と、
    して機能させるためのプログラム。
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