JP2022021080A - 真空成膜装置用の部品及び真空成膜装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022021080000001
【課題】長時間に亘って連続稼働が可能な真空成膜装置用の部品及び真空成膜装置を提供する。
【解決手段】真空雰囲気の真空チャンバ1内で成膜材料の原子、分子41を飛散させ、この飛散した成膜材料の原子、分子を成膜対象物Sw表面に付着、堆積させて成膜材料4の薄膜を成膜する際に、真空チャンバ内に存してその表面61aに成膜材料の原子、分子が付着、堆積する真空成膜装置DM用の部品6は、その表面への成膜材料の原子、分子の付着時に結晶核の発生を抑制してその表面に成膜される薄膜を非晶質化する非晶質化手段62を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空雰囲気の真空チャンバ内で成膜材料の原子、分子を飛散させ、この飛散した成膜材料の原子、分子を成膜対象物表面に付着、堆積させて成膜材料の薄膜を成膜する際に、真空チャンバ内に存してその表面に成膜材料の原子、分子が付着、堆積する真空成膜装置用の部品及びこれを有する真空成膜装置に関する。
有機EL素子や半導体素子などの製造工程においては、ガラス基板やシリコンウエハといった成膜対象物(以下、単に「基板」という)に対し、真空雰囲気中でその表面に所定の薄膜を成膜する真空成膜装置が広く用いられている。例えば、有機EL素子の製造工程では、真空チャンバと、真空チャンバ内に設置される蒸着源とを備える真空蒸着装置を用い、真空雰囲気の真空チャンバ内にて有機材料を気化または昇華させ、この気化または昇華した有機分子を真空チャンバ内に存する基板表面に付着、堆積させて有機膜が成膜される(例えば、特許文献1参照)。
真空チャンバ内には、通常、例えば真空チャンバ内壁への着膜を防止する機能を持つ防着板や、真空チャンバ内に配置されて基板に対する成膜材料の原子、分子の飛散範囲を規制する機能を持つ規制板といった真空成膜装置用の部品としての機能板が設置される。そして、成膜時には、機能板表面にも、成膜材料の原子、分子が付着、堆積して成膜材料の薄膜が形成されることになる。このとき、機能板表面に形成される薄膜が、その表面に直交する方向に凸状にのびるように成長する場合があることが判明した。このように薄膜が成長すると、例えば、成膜源から飛散する成膜材料の原子、分子の飛散経路が遮られ、成膜レートや膜厚分布の低下を招くという問題が生じる。このため、機能板の頻繁な交換を招来し、真空成膜装置を長時間に亘って連続稼働させることができない。
そこで、本願発明者は、鋭意研究を重ね、次のことを知見するのに至った。即ち、成膜源から飛散する成膜材料の原子、分子は一定の熱エネルギーをもって機能板表面に付着するが、成膜材料の薄膜が形成される初期には、この機能板表面に付着した成膜材料の原子、分子が機能板表面にて拡散することで幾らかの結晶核を形成し易くなり、これら結晶核が起点になって、急速に結晶成長することで凸状にのびた微結晶な膜となっていることを知見するのに至った。
特開平7-98862号公報
本発明は、以上の点に鑑み、長時間に亘って連続稼働が可能な真空成膜装置用の部品及び真空成膜装置を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、真空雰囲気の真空チャンバ内で成膜材料の原子、分子を飛散させ、この飛散した成膜材料の原子、分子を成膜対象物表面に付着、堆積させて成膜材料の薄膜を成膜する際に、真空チャンバ内に存してその表面に成膜材料の原子、分子が付着、堆積する本発明の真空成膜装置用の部品は、当該部品は、その表面への成膜材料の原子、分子の付着時に結晶核の発生が抑制されてその表面に成膜される薄膜を非晶質化する非晶質化手段を備えることを特徴とする。この場合、前記非晶質化手段は、前記部品の表面を所定温度以下に維持する冷却体で構成することができる。
また、上記課題を解決するために、成膜源と成膜対象物とが配置される真空チャンバを備え、真空雰囲気の真空チャンバ内で成膜源から飛散した成膜材料の原子、分子が付着する機能板が真空チャンバ内に更に設けられる本発明の真空成膜装置は、少なくとも成膜材料の原子、分子が付着する機能板の面を所定温度以下に維持する冷却体を更に有することを特徴とする。
以上によれば、例えば、真空蒸着法により成膜対象物表面に成膜材料の薄膜を成膜する場合、真空成膜装置用の部品としての機能板表面にも、成膜材料の原子、分子が付着、堆積する。このとき、例えば冷却体により機能板表面が所定温度以下に維持されていることで、成膜材料の薄膜が形成される初期には、この機能板表面に付着した成膜材料の原子、分子がその熱エネルギーを急速に奪われて結晶核が形成され難くなる。このため、成膜源から次々と飛散する成膜材料の原子、分子が順次積み重なるように膜成長して非晶質化した膜となる。その結果、機能板の表面温度を何ら管理しないもの(従来品)と比較して、法線方向への凸状にのびるような膜成長が抑制され、5倍以上の時間、真空成膜装置を連続稼働できることが確認された。しかも、機能板に形成される薄膜が非晶質化していること、即ち、高密度となっていることで、パーティクルの発生が抑制され、連続稼働をより一層長くすることが可能となる。
(a)は、本実施形態の真空成膜装置の構成を説明する、一部を断面視とした部分斜視図、(b)は、真空成膜装置を正面側からみた部分断面図。 (a)は、本発明の効果を示す実験で成膜されたAlq3膜のSEM画像、(b)は、比較実験で成膜されたAlq3膜のSEM画像。 (a)は、本発明の効果を示す実験で成膜されたAlq3膜のX線回折スペクトル、(b)は、比較実験で成膜されたAlq3膜のX線回折スペクトル。 (a)は、本発明の効果を示す実験で成膜された第2級アミン膜のSEM画像、(b)は、比較実験で成膜された第2級アミン膜のSEM画像。 (a)は、本発明の効果を示す実験で成膜された第2級アミン膜のX線回折スペクトル、(b)は、比較実験で成膜された第2級アミン膜のX線回折スペクトル。
以下、図面を参照して、真空成膜装置を真空蒸着装置DM、真空蒸着装置DM用の部品としての機能板を防着板とし、ガラス基板などの成膜対象物(以下「基板Sw」という)表面に対して真空蒸着法により有機膜を成膜するものを例に実施形態を説明する。以下においては、「上」、「下」といった方向を示す用語は図1を基準として説明する。
図1(a)及び(b)を参照して、DMは、本実施形態の真空蒸着装置である。真空蒸着装置DMは、真空チャンバ1を備える。この真空チャンバ1には、特に図示して説明しないが、排気管を介して真空ポンプが接続され、真空チャンバ1内を所定圧力(真空度)に真空排気して保持できるようになっている。また、真空チャンバ1の上部には、基板搬送装置2が設けられている。基板搬送装置2は、蒸着面としての下面を開放した状態で基板Swを保持するキャリア21を有し、図外の駆動装置によってキャリア21、ひいては基板Swが真空チャンバ1内の一方向に所定速度で移動できるようになっている。基板搬送装置2としては、公知のものを利用できるため、これ以上の説明は省略する。また、以下においては、後述の蒸着源3に対する基板Swの相対移動方向をX軸方向、X軸方向に直交する基板Swの幅方向をY軸方向とする。そして、真空チャンバ1の底面には、成膜源としての蒸着源3が設けられている。
蒸着源3は、成膜材料4を収容する収容箱31を有する。成膜材料4としては、基板Swに成膜しようとする薄膜の種類に応じて、有機材料や金属材料が適宜選択され、顆粒状またはタブレット状のものが利用される。収容箱31内には、金属製の坩堝32が設けられ、坩堝32内に成膜材料4が充填されるようになっている。坩堝32と収容箱31の底壁との間には、坩堝32の外壁面をその全体に亘って覆うようにシースヒータ等の加熱手段33が設けられている。収容箱31の上面(基板Swとの対向面)31aには、所定高さの筒体で構成される放出開口34がY軸方向に所定の間隔で複数本(本実施形態では、6本)列設されている。そして、各放出開口34からは、気化または昇華した成膜材料の原子、分子41が、所定の余弦則に従い放出されるようになっている。
基板搬送装置2によって搬送される基板Swと蒸着源3との間には、板状のマスクプレート5が設けられている。マスクプレート5は、基板Swと一体に取り付けられて基板Swと共に基板搬送装置2によって搬送されるようになっている。マスクプレート5には、板厚方向に貫通する複数の開口51が形成され、これら開口51がない位置にて、各放出開口34から飛散した成膜材料の原子、分子41の基板Swに対する付着範囲が制限されることで、所定のパターンで基板Swに蒸着されるようになっている。なお、マスクプレート5としては、公知のものを利用できるため、これ以上の説明は省略する。また、真空チャンバ1の底面には、真空チャンバ1内壁への成膜材料4の着膜を防止すると共に、気化または昇華した成膜材料の原子、分子41の飛散範囲を規制する防着板6が、蒸着源3のY軸方向両端を覆うようにして配置されている。
防着板6は、所定の板厚を有する金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム製)の板材61と、板材61の蒸着源3と背向する側に密着配置される冷却体62としての冷却ジャケット62とで構成される。冷却ジャケット62は、熱伝導率の高い銅などの金属製であり、図外のチラーユニットから接続菅62aを介して供給される冷却水などの冷媒を、冷却ジャケット62内の冷媒循環通路62bに循環することができる。これにより、蒸着源3側に位置する板材61の表面61aが例えば蒸着源3からの輻射熱で加熱されたとしても、冷却ジャケット62との熱交換で板材61が冷却されて表面61aが所定温度以下に維持される。板材61の表面温度は、成膜材料4に応じて適宜設定され、例えば、成膜材料4が有機材料であるような場合、室温(25℃)以下の所定温度に維持される。このように板材61の表面61aを所定温度に維持する冷却ジャケット62が本実施形態の非晶質化手段を構成する。
上記真空蒸着装置DMにより基板Swの下面に成膜材料4の薄膜を蒸着するのに際しては、真空チャンバ1内の大気雰囲気中にて坩堝32に固体の成膜材料4をその底面から所定高さ位置まで充填した後、図外の真空ポンプにより所定圧力まで真空排気する。次に、図外のチラーユニットを稼働して、冷却ジャケット62の冷媒循環通路62b内へ冷媒を循環させて、板材61の表面61aの温度が所定温度以下となるように冷却する。そして、加熱手段33を作動させて成膜材料4を加熱すると、成膜材料4が気化または昇華して収容箱31内に気化雰囲気または昇華雰囲気が形成され、真空チャンバ1内との圧力差で各放出開口34から成膜材料の原子、分子41が所定の余弦則に従い放出される。これに併せて、基板搬送装置2によって基板SwがX軸方向に搬送される。これにより、収容箱31に対してX軸方向に相対移動する基板Swの下面に、各放出開口34から所定の余弦則に従い放出された成膜材料の原子、分子41が付着、堆積して成膜材料4の薄膜が蒸着される。
ここで、上記のようにして成膜材料4の薄膜を成膜する間、放出開口34からみて所定の余弦則による直接の成膜材料の原子、分子41の付着(入射)を受ける板材61の表面61aにも、成膜材料の原子、分子41が付着、堆積するが、表面61aが、冷却ジャケット62により所定温度以下に維持されているため、表面61aに付着した成膜材料の原子、分子41はその熱エネルギーを急速に奪われて結晶核が形成され難くなる。このため、蒸着源3から飛散する成膜材料の原子、分子41が順次積み重なるように膜成長して非晶質化した膜となる。その結果、防着板6の表面温度を何ら管理しないもの(従来品)と比較して法線方向への凸状にのびるような膜成長が抑制され、5倍以上の時間、真空蒸着装置DMを連続稼働できる。また、防着板6に形成される薄膜が非晶質化していることで、成膜された膜の密度が高くなり、防着板6の表面61aの成膜材料4の薄膜からのパーティクルの発生が抑制され、連続稼働をより一層長くすることができる。
次に、上記効果を確認するために、上記真空蒸着装置DMを用いて次の実験を行った。即ち、発明実験1では、成膜材料4として、Alq:トリス(8-ヒドロキシキノリナート)アルミニウムを用い、真空チャンバ1内を所定圧力(10-5Pa)まで真空排気した後、冷却ジャケット62の冷媒循環通路62b内に冷媒を循環させて、板材61の表面61aを冷却し、その温度を25度に維持した。そして、加熱手段33を稼働させてAlqを昇華させ、50時間、連続成膜した。このとき、放出開口34の近傍に位置し、放出開口34からみて所定の余弦則による直接のAlqの分子の付着(入射)を受ける板材61の表面61aにシリコンウエハ(試料1)を貼付しておいた。なお、比較実験1として、冷却ジャケット62により板材61の表面61aを冷却する点を除いて、板材61の表面61aにシリコンウエハ(試料2)を貼付して、50時間、連続成膜した。
次に、上記真空蒸着装置DMを用いて他の実験を行った。即ち、発明実験2では、成膜材料4として、第二級アミン系材料を用い、真空チャンバ1内を所定圧力(10-5Pa)まで真空排気した後、冷却ジャケット62の冷媒循環通路62b内に冷媒を循環させて、板材61の表面61aを冷却し、その温度を25度に維持した。そして、加熱手段33を稼働させて第二級アミン系材料を昇華させ、100時間、連続成膜した。このとき、放出開口34の近傍に位置し、放出開口34からみて所定の余弦則による直接の第二級アミン系材料の分子の付着(入射)を受ける板材61の表面61aにシリコンウエハ(試料3)を貼付しておいた。なお、比較実験2として、冷却体62により板材61の表面61aを冷却する点を除いて、板材61の表面61aにシリコンウエハ(試料4)を貼付して、100時間、連続成膜した。
図2及び図3は、試料1,2のSEM画像及びX線回折スペクトルである。これによれば、図2(a)及び図3(a)に示す試料1では、成膜されたAlq膜は非晶質化しており、内部に空間が少ないことが判る。それに対して、図2(b)及び図3(b)に示す試料2では、Alq膜は多結晶であり、内部に空間を多く持つことが判る。また、試料1に成膜された膜の膜密度は0.82g/cm、試料2に成膜された膜の膜密度は0.45g/cmであり、試料2と比較して試料1は1.8倍程度の膜密度であった。また、試料1,2に成膜されたAlq膜の膜厚を測定したところ、試料2と比較して試料1は1/2程度の膜厚であることが確認された。
図4及び図5は、試料3,4のSEM画像及びX線回折スペクトルである。これによれば、図4(a)及び図5(a)に示す試料3では、成膜された膜は非晶質化しており、内部に空間が少ないことが判る。それに対して、図4(b)及び図5(b)に示す試料4では、成膜された膜は多結晶であり、内部に空間を多く持つことが判る。また、試料3に成膜された膜の膜密度は0.80g/cm、試料4に成膜された膜の膜密度は0.05g/cmであり、試料4と比較して試料3は16倍程度の膜密度であった。また、試料3,4に成膜された膜の膜厚を測定したところ、試料4と比較して試料3は1/16程度の膜厚であることが確認された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変形が可能である。上記実施形態では、真空成膜装置として真空蒸着装置DMを例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、スパッタリング装置、プラズマ重合装置、蒸着重合装置やCVD装置により有機膜や金属膜を成膜する場合に、真空チャンバ内に存して成膜材料の原子、分子が着膜する部品にも本発明を適用することができる。また、上記実施形態では、真空成膜装置DM用の部品として防着板6を例に説明したが、真空チャンバ1内に存して成膜材料の原子、分子41が着膜する部品であれば、マスクプレートや規制板等にも本発明を適用することができる。
上記実施形態では、直接の成膜材料の原子、分子41の付着(入射)を受ける板材61の表面61aに成膜される薄膜を非晶質化したものとするために冷却ジャケット62を設けたものを例に説明したが、これに限定されるものはない。例えば、板材61の蒸着源3との背向側に、冷却ジャケット62に代えて熱電素子を設け、または、クライオパネルなどの冷却パネルを対向設置して板材61の表面61aが所定温度に維持されるようにしてもよい。他方、板材61の表面61aに、例えばブラスト処理を施して微細な凹凸を設け、または、溶射などで所定の層を予め形成することで、成膜材料4の薄膜が形成される初期に、その表面61aに付着した成膜材料の原子、分子41が拡散され難い(原子、分子の表面移動距離が短くなるような)表面構造とし、成膜される薄膜が非晶質化されるようにしてもよい。
DM…真空蒸着装置、Sw…基板(成膜対象物)、1…真空チャンバ、3…蒸着源(成膜源)、4…成膜材料、41…成膜材料の原子、分子、6…防着板(機能板、部品)、61a…防着板表面、62…冷却ジャケット(冷却体、非晶質化手段)。

Claims (3)

  1. 真空雰囲気の真空チャンバ内で成膜材料の原子、分子を飛散させ、この飛散した成膜材料の原子、分子を成膜対象物表面に付着、堆積させて成膜材料の薄膜を成膜する際に、真空チャンバ内に存してその表面に成膜材料の原子、分子が付着、堆積する真空成膜装置用の部品において、
    当該部品は、その表面への成膜材料の原子、分子の付着時に結晶核の発生を抑制してその表面に成膜される薄膜を非晶質化する非晶質化手段を備えることを特徴とする真空成膜装置用の部品。
  2. 前記非晶質化手段は、前記部品の表面を所定温度以下に維持する冷却体で構成されることを特徴とする請求項1記載の真空成膜装置用の部品。
  3. 成膜源と成膜対象物とが配置される真空チャンバを備え、
    真空雰囲気の真空チャンバ内で成膜源から飛散した成膜材料の原子、分子が付着する機能板が真空チャンバ内に更に設けられる真空成膜装置において、
    少なくとも成膜材料の原子、分子が付着する機能板の面を所定温度以下に維持する冷却体を更に有することを特徴とする真空成膜装置。
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