JP2022019504A - 空調衣服用スペーサー並びにスペーサー付き空調衣服及びスペーサー付きインナーウェア - Google Patents

空調衣服用スペーサー並びにスペーサー付き空調衣服及びスペーサー付きインナーウェア Download PDF

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Abstract

【課題】フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側に空間を確保することができ、しかもコンパクトかつ安価で、着脱の手間がかからない空調衣服用スペーサーを提供する。【解決手段】空調衣服20の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサー10を、着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部11と、第一壁部11に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部12と、第一壁部11と第二壁部12との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路14とを備えたものとした。この空調衣服用スペーサー10を、空調衣服20の内側における着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添った箇所に配することにより、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服20の外側に装着した際にも、空調衣服20の内側に空間を確保することができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーに関する。本発明は、また、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付き空調衣服にも関する。本発明は、さらに、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付きインナーウェアにも関する。
熱中症等の予防の観点から、服の内側に空気を送り込むファンを備えた空調衣服が注目されている。このような空調衣服としては、例えば、特許文献1の図1(b)に示されるように、着用者の左右の腰付近に衣服用ファン3が取り付けられたものが一般的である。この種の空調衣服1は、衣服用ファン3によって外部の空気を空調衣服1の内部に取り込んで空気の流れを発生させ、その空気を襟元や袖口等から排出させることで、着用者の身体を冷却するものとなっている。
ところで、近年、墜落制止用器具の装着が義務化されたことに伴い、空調衣服の外側にフルハーネス型墜落制止用器具を装着するニーズが高まっている。フルハーネス型墜落制止用器具としては、特許文献2の図9及び図10に示されるフルハーネス型墜落制止用器具51が一般的である。このフルハーネス型墜落制止用器具51は、同文献の図9に示されるように、着用者の両肩に掛けられる肩ベルト52と、着用者の胴回りに巻き回される胴ベルト55と、着用者の太ももにそれぞれ巻き回される腿ベルト56とを備えている。左右の肩ベルト52は、同文献の図10に示されるように、着用者の背面における肩甲骨付近で交差しており、その交差する箇所において、D環58に通されている。D環58には、ショックアブソーバー59を介してランヤード60が取り付けられており、ランヤード60の先端にはフック61が取り付けられている。このフック61を周囲の固定体に連結することによって、着用者の落下を防止することができる。
ところが、フルハーネス型墜落制止用器具51を空調衣服の外側に装着すると、空調衣服がその機能を発揮できなくなるという問題があった。というのも、空調衣服は、腰付近から襟元や袖口への空気の流れが確保されてはじめてその機能を発揮できるところ、この空気の流れが、肩ベルト52によって遮断されてしまうからである。
実登3221004号公報 特開2020-059944号公報
このような実状に鑑みて、メーカー各社からは、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した状態でも、空調衣服と着用者の身体との間に空間を確保することができる空調衣服用スペーサーが提案されている。このような空調衣服用スペーサーとしては、空調衣服の下に着用するベスト型のものが主流である。
ところが、ベスト型の空調衣服用スペーサーは、大型で場所を取るという問題を有していた。また、価格が高くなりがちであるという問題も有していた。さらに、着脱に手間がかかるという問題も有していた。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側に空間を確保することができ、しかもコンパクトかつ安価で、着脱の手間がかからない空調衣服用スペーサーを提供するものである。また、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付き空調衣服を提供することも本発明の目的である。さらに、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付きインナーウェアを提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
を備えた
ことを特徴とする空調衣服用スペーサー
を提供することによって解決される。
この空調衣服用スペーサーによって、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側(特に、フルハーネス型墜落制止用器具の肩ベルトが交差する箇所の内側)に空間を確保することができる。また、本発明の空調衣服用スペーサーは、従来のベスト型の空調衣服用スペーサーとは異なり、その全体が非常にコンパクトなものとなっている。さらに、シンプルな構成を採用しているため、製造コストを下げることができ、空調衣服用スペーサーを安価で提供することができる。本発明の空調衣服用スペーサーは、非常にコンパクトなものとなっているため、後述するように、空調衣服の後身頃のウラ側や、収納衣服の内側に着用されるインナーウェアの後身頃のオモテ側に取り付けることができる。これにより、着用者の身体に空調衣服用スペーサーを別途着脱する手間を省くことができる。本発明の空調衣服用スペーサーを空調衣服やインナーウェアに取り付ける方法は、特に限定されない。本発明の空調衣服用スペーサーは、例えば、空調衣服のウラ側やインナーウェアのオモテ側に設けたスペーサー保持手段(例えば、メッシュポケット等)に保持させることで、空調衣服やインナーウェアに取り付けることができる。
なお、本発明の空調衣服用スペーサーは、フルハーネス型墜落制止用器具を装着しない場合にも有用なものとなっている。というのも、フルハーネス型墜落制止用器具を装着していなかったとしても、例えば、着用者が背中を丸めた姿勢を取ると、空調衣服の背中がつっぱって、着用者の背中側に押し付けられた状態となり、着用者の腰付近から首元へ空気が流れにくくなる場合等も想定されるところ、本発明の空調衣服用スペーサーを使用すれば、そのような場合にも空気の流路を確保することができるからである。
また、上記課題は、
空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
を備え、
第二壁部の外面が、空調衣服のウラ側に取り付けられる取付面とされた
ことを特徴とする空調衣服用スペーサー
を提供することによっても解決される。
この空調衣服用スペーサーは、取付面によって空調衣服のウラ側に取り付けることができるようになっている。
さらに、上記課題は、
空調衣服と、空調衣服の内側に着用されるインナーウェアとの間に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
を備え、
第一壁部の外面が、インナーウェアに取り付けられる取付面とされた
ことを特徴とする空調衣服用スペーサー
を提供することによっても解決される。
この空調衣服用スペーサーは、空調衣服のウラ側ではなく、空調衣服の内側に着用されるインナーウェアに取り付けるものとなっている。
本発明の空調衣服用スペーサーにおいて、前記取付面を設ける場合には、前記取付面を、面ファスナーによって取り付けられるものとすると好ましい。これにより、本発明の空調衣服用スペーサーを、簡単に着脱可能な状態で空調衣服やインナーウェアに取り付けることができる。
本発明の空調衣服用スペーサーにおいては、第一壁部に、空気を通過させる空気穴を設けることも好ましい。これにより、空気流通路を流れる空気が、着用者の背中にも当たるようにして、着用者の腰付近から首元にかけての部分をより効果的に冷却することができる。
本発明の空調衣服用スペーサーにおいては、第一壁部の側縁部と第二壁部の側縁部とを繋ぐ左右一対の第三壁部をさらに設け、この第三壁部に、空気を通過させる空気穴を設けることも好ましい。これにより、空気流通路を流れる空気が、空調衣服用スペーサーの左右両側に出るようにして、空調衣服20の内側における広い範囲に空気を行き渡らせることができる。
本発明の空調衣服用スペーサーにおいては、第一壁部を、上下方向に沿って湾曲して形成すると好ましい。これにより、第一壁部が着用者の背中の丸みに自然に添うようにして、着用者に違和感を与えにくくすることができる。加えて、第一壁部の上部における曲率を、下部における曲率よりも高くなるようにすると好ましい。これにより、空調衣服用スペーサーの上端から排出される空気が着用者の首筋に当たりやすくして、より効果的に着用者の身体を冷却することができる。
さらにまた、上記課題は、
着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
を備えた空調衣服用スペーサーを、後身頃のウラ側に取り付けた
ことを特徴とするスペーサー付き空調衣服
を提供することによっても解決される。
これにより、上記の空調衣服用スペーサー機能を、空調衣服に付与することが可能になる。空調衣服に空調衣服用スペーサーを取り付ける方法は特に限定されない。例えば、空調衣服のウラ側にスペーサー保持手段(例えば、メッシュポケット等)を設けて、当該スペーサー保持手段に空調衣服用スペーサーを保持させてもよい。あるいは、空調衣服用スペーサーに取付面を設けて、当該取付面を空調衣服のウラ側に取り付けてもよい。
そして、上記課題は、
空調衣服の内側に着用されるインナーウェアであって、
着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
を備えた空調衣服用スペーサーを、後身頃のオモテ側に取り付けた
ことを特徴とするスペーサー付きインナーウェア
を提供することによっても解決される。
これにより、上記の空調衣服用スペーサー機能を、インナーウェアに付与することが可能になる。インナーウェアに空調衣服用スペーサーを取り付ける方法は特に限定されない。例えば、インナーウェアのオモテ側にスペーサー保持手段(例えば、メッシュポケット等)を設けて、当該スペーサー保持手段に空調衣服用スペーサーを保持させてもよい。あるいは、空調衣服用スペーサーに取付面を設けて、当該取付面をインナーウェアのオモテ側に取り付けてもよい。
以上のように、本発明によって、フルハーネス型墜落制止用器具を空調衣服の外側に装着した際にも、空調衣服の内側に空間を確保することができ、しかもコンパクトかつ安価で、着脱の手間がかからない空調衣服用スペーサーを提供することが可能になる。また、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付き空調衣服を提供することも可能になる。さらに、この空調衣服用スペーサーを取り付けたスペーサー付きインナーウェアを提供することも可能になる。
本発明の空調衣服用スペーサーを使用している様子を示した図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーの前方斜視図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーの後方斜視図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーの正面図及び背面図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーの左側面図及び右側面図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーの平面図及び底面図である。 第一実施形態の空調衣服用スペーサーを取り付ける空調衣服を示した図である。 第二実施形態の空調衣服用スペーサーの前方斜視図である。 第二実施形態の空調衣服用スペーサーの後方斜視図である。 第二実施形態の空調衣服用スペーサーの正面図及び背面図である。 第二実施形態の空調衣服用スペーサーの左側面図及び右側面図である。 第二実施形態の空調衣服用スペーサーの平面図及び底面図である。 空調衣服用スペーサーを収容するためのメッシュポケットを設けた空調衣服を示した図である。
本発明の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。
図1は、本発明の空調衣服用スペーサー10を使用している様子を示した図である。図1においては、空調衣服20の内側に配された空調衣服用スペーサー10を破線で示している。本発明の空調衣服用スペーサー10は、図1に示すように、空調衣服20の内側における、着用者の腰よりも上の部分から首元に添う箇所に配して使用するものとなっている。この状態で、空調衣服20の外側にフルハーネス型墜落制止用器具30を装着すると、フルハーネス型墜落制止用器具30の肩ベルト31が交差する箇所と着用者の背中との間に、空調衣服用スペーサー10が介在するようになる。これにより、空調衣服20の内側に空気の流通路が確保される。すなわち、空調衣服20のファン21から取り込まれた空気が、図1の矢印Aで示すように、空調衣服用スペーサー10の空気流通路14(図2を参照。)を通って、着用者の首元から排出されるようになる。この空気の流れによって、着用者の身体が効率的に冷却される。
空調衣服用スペーサー10を、着用者の腰よりも上の部分から首元に添う箇所に配する方法としては、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20のウラ側に取り付ける方法や、空調衣服用スペーサー10を、空調衣服20の内側に着用されるインナーウェアの外側に取り付ける方法等が挙げられる。空調衣服用スペーサー10は、取り外しできない状態で空調衣服20やインナーウェアに取り付けてもよいが、取り外し可能な状態で(着脱自在に)空調衣服20やインナーウェアに取り付けるようにすると好ましい。これにより、必要がない場合には、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20やインナーウェアから取り外すことができる。
空調衣服用スペーサー10は、空調衣服20のウラ側やインナーウェアの外側に設けたポケット等に収納するようにしてもよい。あるいは、空調衣服用スペーサー10に取付面を設けて、その取付面を空調衣服20のウラ側やインナーウェアの外側に取り付けるようにしてもよい。空調衣服用スペーサー10に取付面を設ける場合に、取付面を空調衣服20のウラ側やインナーウェアの外側に取り付ける取付手段としては、面ファスナーや、スナップボタンや、スライドファスナーや、粘着剤等が挙げられる。なかでも、面ファスナーは、着脱を容易に行うことができるとともに、着用者の体格に合わせて空調衣服用スペーサー10の取り付け位置を調節することもできるため好ましい。以下においては、空調衣服用スペーサー10を、空調衣服20のウラ側に取り付ける場合(第一実施形態)と、インナーウェアの外側に取り付ける場合(第二実施形態)とについて説明する。
1.第一実施形態の空調衣服用スペーサー
まず、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10について説明する。図2は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10の前方斜視図である。図3は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10の後方斜視図である。図4~図6は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10の六面図である。図4(a)は正面図、図4(b)は背面図、図5(a)は左側面図、図5(b)は右側面図、図6(a)は平面図、図6(b)は底面図を示している。
第一実施形態の空調衣服用スペーサー10は、図2に示すように、第一壁部11と、第二壁部12と、左右一対の第三壁部13とを備えたものとなっている。第一壁部11と第二壁部12とは、距離を隔てて互いに略平行な状態で向かい合っている。左右一対の第三壁部13のうち、一方の第三壁部13は、第一壁部11の左側縁部と第二壁部12の左側縁部とを繋いでおり、他方の第三壁部13は、第一壁部11の右側縁部と第二壁部12の右側縁部とを繋いでいる。左右一対の第三壁部13も、略平行な状態で向かい合っている。このため、空調衣服用スペーサー10は、四角筒状を為している。第一壁部11、第二壁部12及び一対の第三壁部13に囲まれた空間は、空気を流すための空気流通路14となっている。空気流通路14は、空調衣服用スペーサー10を上下方向に貫通して設けられている。
第二壁部12の外面は、空調衣服20のウラ側に取り付けられる取付面として機能する。この点、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10では、図3に示すように、第二壁部12の外面に面ファスナーFを設けている。この面ファスナーFは、空調衣服20の後身頃のウラ側に取り付けるための部分となっている。
図7は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10を取り付ける空調衣服20を示した図である。図7に示すように、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10を取り付ける空調衣服20の後身頃のウラ側には、面ファスナーFを設けている。この面ファスナーFに、空調衣服用スペーサー10(図3を参照。)の第二壁部12に設けた面ファスナーFを接着することにより、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20に取り付けることができるようになっている。
第一実施形態の空調衣服用スペーサー10のように、取付手段として面ファスナーを採用する場合には、空調衣服用スペーサー10の面ファスナーFを、フック状の係合突起を多数有する雄面ファスナーとし、空調衣服20の面ファスナーFを、被係合ループを多数有する雌面ファスナーとすることが好ましい。というのも、仮に、空調衣服用スペーサー10の面ファスナーFを雌面ファスナーとし、空調衣服20の面ファスナーFを雄面ファスナーとした場合には、空調衣服用スペーサー10を取り外した状態で空調衣服20を着用した際に、雄面ファスナーが着用者の背中に当たって不快感を与えるおそれがあるところ、肌触りの柔らかい雌面ファスナーを空調衣服20側に設けると、着用者に不快感を与えにくくなるからである。面ファスナーは、第二壁部12の外面の一部に設けてもよいが、第二壁部12の外面の略全体に設けるようにすると、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20によりしっかりと取り付けることができるため好ましい。
第二壁部12の外面に面ファスナーFを設ける方法は、特に限定されない。例えば、第二壁部12とは別個に形成された面ファスナーFを第二壁部12の外面に貼り付けてもよいし、面ファスナーFを第二壁部12に一体的に形成してもよい。面ファスナーFを第二壁部12に一体的に形成する方法としては、面ファスナーFと第二壁部12とを同一金型内で成型する方法や、第二壁部12を成型する際に、予め形成された面ファスナーFを第二壁部12内に埋め込む方法等が挙げられる。
第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、図2に示すように、着用者の背中から首元に添って配される第一壁部11に、第一壁部11を貫通する複数箇所の空気穴11aを形成している。これにより、空気流通路14を流れる空気が、着用者の背中にも当たるようにして、着用者の身体をより効率的に冷却することができる。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、4つの楕円形状の空気穴11aを、空調衣服用スペーサー10の長手方向に並べて配置しているが、空気穴11aの形状や数はこれに限定されない。空気穴11aは、矩形状としてもよいし、他の多角形状や不定形としてもよい。
また、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、図5に示すように、左右一対の第三壁部13にも、第三壁部13を貫通する複数の空気穴13aを設けている。これにより、空気流通路14を流れる空気を、空調衣服用スペーサー10の左右両側に出し、空調衣服20の内側における広い範囲に空気を行き渡らせることができるようになっている。空気穴13aも、空気穴11aと同様に、形状や数を限定されない。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、左右一対の第三壁部13のそれぞれに、楕円形状の空気穴13aを4つずつ配置している。
さらに、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、図5に示すように、第一壁部11を上下方向に沿って湾曲させている。これにより、第一壁部11が着用者の背中の丸みに自然に添うようになっている。第一壁部11の上部11bにおける曲率は、下部11cにおける曲率よりも高くなっている。加えて、空調衣服用スペーサー10の上端面10a(空気流通路14の上端面)を、前方に傾斜(第一壁部11に対して上端面10aが為す角が90°より大きくなるように上端面10aを傾斜)させている。これにより、図1に示すように、空調衣服用スペーサー10の上端から排出される空気を、着用者の首筋に当たりやすくすることができる。したがって、より効率的に着用者の身体を冷却することができる。
第一実施形態の空調衣服用スペーサー10は、四角柱を湾曲させたような形状をしている。すなわち、空調衣服用スペーサー10を長手方向に略垂直な平面で切断した断面は、矩形状となっている。しかし、空調衣服用スペーサー10の形状はこれに限定されない。空調衣服用スペーサー10は、長手方向に略垂直な平面で切断した断面が、他の多角形状(例えば、台形状や、三角形状等)や、楕円形状等を為すものであってもよい。
空調衣服用スペーサー10の寸法は、着用者の体格や空調衣服20への取付方法等を考慮して決定する。空調衣服用スペーサー10の全長(長手方向の最大長)は、通常、15~40cm程度とされる。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、空調衣服用スペーサー10の全長を約23cmとしている。
また、空調衣服用スペーサー10の幅W(図4を参照。)を大きくしすぎると、空調衣服用スペーサー10が着用者の肩甲骨に当たり、着用者に痛みや違和感を与えるおそれがある。このため、幅Wは、9cm以下とすると好ましく、7cm以下とするとより好ましい。しかし、幅Wを小さくしすぎると、空気の流路を充分に確保できないおそれがある。このため、幅Wは、4cm以上とすると好ましく、4.5cm以上とするとより好ましい。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、幅Wを5~6cm程度としている。
さらに、空調衣服用スペーサー10の厚みW(図5を参照。)を大きくしすぎると、空調衣服用スペーサー10が嵩張りすぎてしまう。一方、厚みWを小さくしすぎると、空気の流路が充分に確保されないおそれがある。このため、厚みWは、1~5cm程度とすることが好ましく、1.5~4cm程度とすることが好ましい。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、厚みWを約3cm程度としている。
さらにまた、第一壁部11の壁厚を厚くしすぎると、空調衣服用スペーサー10が重くなるおそれがある。このため、第一壁部11の壁厚は、10mm以下とすると好ましく、6mm以下とするとより好ましく、4mm以下とするとさらに好ましい。しかし、第一壁部11の壁厚を薄くしすぎると、空調衣服用スペーサー10の強度が確保できないおそれがある。このため、第一壁部11の壁厚は、1mm以上とすると好ましく、2mm以上とするとより好ましい。第一実施形態及び第二実施形態においては、第一壁部11の壁厚を、2.5~3mm程度としている。第二壁部12及び第三壁部13についても同様である。第一壁部11、第二壁部12及び第三壁部13の壁厚は、同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。空調衣服用スペーサー10の素材として発泡したものを採用する場合には、上で述べた壁厚の2倍程度の壁厚を採用すると好ましい。
空調衣服用スペーサー10は、剛性の高い素材で形成してもよいが、ある程度柔らかい(弾力性のある)素材で形成すると好ましい。これにより、着用者に痛みや違和感を与えにくくすることができる。具体的には、空調衣服用スペーサー10を形成する素材は、曲げ弾性率(JIS K7171に準拠して測定される曲げ弾性率。以下同じ。)が、3000MPa以下のものを選択すると好ましく、2000MPa以下のものを選択するとより好ましい。しかし、空調衣服用スペーサー10を形成する素材が柔らかすぎると、力がかかった際に空調衣服用スペーサー10が変形してしまい、空気の流路を充分に確保できないおそれがある。このため、空調衣服用スペーサー10を形成する素材は、曲げ弾性率が100MPa以上のものを選択すると好ましく、200MPa以上のものを選択するとより好ましい。上記の範囲に属するものの例としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂(曲げ弾性率1290~1650MPa程度)等が挙げられる。
空調衣服用スペーサー10を形成する素材としては、金属や木等を用いることもできるが、樹脂やゴム等のポリマーを用いると好ましい。なかでも、熱可塑性ポリマーを採用すると、空調衣服用スペーサー10を成型しやすいため好ましい。ポリマーとしては、発泡していないものを用いてもよいし、発泡したものを用いてもよい。空調衣服用スペーサー10は、例えば、ポリプロピレン系樹脂や、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーや、ポリエチレン系樹脂や、ABS系樹脂や、EVA系樹脂や、ウレタンフォーム等で形成することができる。空調衣服用スペーサー10を形成する素材は、一種類だけを用いても、複数種類のものを組み合わせて用いてもよい。また、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、難燃剤、充填剤、相溶化材等の添加剤を適宜加えてもよい。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10は、ポリプロピレンで形成されている。
空調衣服用スペーサー10の製造方法は、特に限定されない。空調衣服用スペーサー10を熱可塑性ポリマーで形成する場合には、金型を用いた射出成型やブロー成型を採用すると、空調衣服用スペーサー10を安価に大量生産できるため好ましい。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、空調衣服用スペーサー10を、左側部分(着用者から見て左側に来る部分)と右側部分(着用者から見て右側に来る部分)とに分けてそれぞれ射出成型してから、左側部分と右側部分とを熱溶着によって接着するようにしている。これにより、第三壁部13に熱溶着による継ぎ目が生じないようにして、空調衣服用スペーサー10の強度を高めることができる。空調衣服用スペーサー10は、その形状等によっては、前側部分と後側部分とに分けて成型するようにしてもよい。
2.第二実施形態の空調衣服用スペーサー
続いて、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10について説明する。図8は、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10の前方斜視図である。図9は、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10の後方斜視図である。図10~図12は、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10の六面図である。図10(a)は正面図、図10(b)は背面図、図11(a)は左側面図、図11(b)は右側面図、図12(a)は平面図、図12(b)は底面図である。
第二実施形態の空調衣服用スペーサー10は、空調衣服の内側に着用されるインナーウェア(例えば、コンプレッションウェア等)の外側に取り付けて使用するものとなっている。第二実施形態の空調衣服用スペーサー10は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10(図2を参照。)と同様、図8に示すように、第一壁部11と、第二壁部12と、左右一対の第三壁部13と、空気流通路14とを備えている。第一実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、第二壁部12の外面が取付面として機能していたが、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、第一壁部11の外面が、インナーウェアの外側に取り付けられる取付面として機能する。
第一壁部11の外面には、図8に示すように、面ファスナーFを設けている。空調衣服の内側に着用されるインナーウェア(図示省略)の後身頃の外側に面ファスナーを設けて、当該面ファスナーに空調衣服用スペーサー10の面ファスナーFを接着することにより、空調衣服用スペーサー10をインナーウェアに取り付けることができるようになっている。この場合においては、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10の場合と異なり、空調衣服用スペーサー10側の面ファスナーFを雌面ファスナーとし、インナーウェア側の面ファスナーを雄面ファスナーとすることが好ましい。というのも、仮に、空調衣服用スペーサー10側の面ファスナーFを雄面ファスナーとし、インナーウェア側の面ファスナーを雌面ファスナーとした場合には、面ファスナーFとインナーウェア側の面ファスナーとがずれた状態で接着されたり、面ファスナーFがインナーウェア側の面ファスナーよりも大きかったりすると、雄面ファスナーが着用者の背中に当たって不快感を与えるおそれがあるところ、肌触りの柔らかい雌面ファスナーを空調衣服用スペーサー10側に設けると、着用者に不快感を与えにくくなるからである。面ファスナーFは、第一壁部11の外面の一部に設けてもよいが、第一壁部11の外面の略全体に設けるようにすると好ましい。
第二実施形態の空調衣服用スペーサー10は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10と同様、第一壁部11を貫通する空気穴11aと、第三壁部13を貫通する空気穴13aとを有している。しかし、第二実施形態における空気穴11aは、第一実施形態における空気穴11aとは異なり、第一壁部11に1つだけ設けられており、空調衣服用スペーサー10の長手方向に略平行な長尺の矩形状に形成されている。また、空気穴13aの形状も、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10とは異なっている。第二実施形態における空気穴13aは、左右一対の第三壁部13のそれぞれに3つずつ設けられており、第三壁部13の側辺に添ってやや湾曲した矩形状に形成されている。
第二実施形態の空調衣服用スペーサー10は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10よりも小さめに作られている。具体的には、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10の全長は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10の全長の80~90%程度となっており、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10の厚みW(図11を参照。)は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10厚みW(図5を参照。)の60~70%程度となっている。これにより、空調衣服用スペーサー10をよりコンパクトで軽量にして、着用者の身体に近いインナーウェアに取り付けた際にも、空調衣服用スペーサー10の大きさや重さが気になりにくいようにしている。なお、空調衣服用スペーサー10の幅W(図10を参照。)は、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10と同程度としている。
しかし、空調衣服用スペーサー10をコンパクトにすると、空気の流路を充分に確保できないおそれがある。この点、第二実施形態の空調衣服用スペーサー10においては、図11に示すように、空調衣服用スペーサー10の下端面10b(空気流通路14の下端面)を後方に傾斜(第一壁部11に対して下端面10bが為す角が90°未満となるように下端面10bを傾斜)させている。これにより、空気流通路14の下端面の面積を大きくして、空気流通路14内に多くの空気を取り込むことができるようにしている。これ以外の構成については、第一実施形態の空調衣服用スペーサー10と同様のものを採用することができる。
3.他の実施形態
以上においては、取付面(第一実施形態においては、第二壁部12の外面(図3)。第二実施形態においては、第一壁部11の外面(図8)。)に備えた面ファスナーによって、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20やインナーウェアに取り付ける場合について説明した。しかし、本発明の空調衣服用スペーサー10を空調衣服20やインナーウェアに取り付ける方法は、これに限定されない。空調衣服用スペーサー10は、例えば、空調衣服20のウラ側やインナーウェアのオモテ側に設けたスペーサー保持手段に保持させることによって、空調衣服20やインナーウェアに取り付けることもできる。
図13は、空調衣服用スペーサー10を収容するためのメッシュポケット22(通気性を有するメッシュ生地で形成したポケット)を設けた空調衣服20を示した図である。スペーサー保持手段の例としては、例えば、図13に示すメッシュポケット22が挙げられる。このメッシュポケット22は、空調衣服20の後身頃ウラ側(内側)に取り付けられている。このメッシュポケット22の内部に空調衣服用スペーサー10を収容することによって、空調衣服用スペーサー10に取付面を設けなくとも、空調衣服用スペーサー10を空調衣服20に取り付けることができる。
メッシュポケット22は、脱落しにくい状態で空調衣服用スペーサー10を保持できるようになっていれば、その具体的な形状を特に限定されない。メッシュポケット22は、空調衣服用スペーサー10の一部(例えば、下側半分)を収容するものであってもよいが、空調衣服用スペーサー10の全体を収容可能なものとすることが好ましい。メッシュポケット22は、マチを有しない平面メッシュポケットとしてもよいが、マチを有する立体メッシュポケットとすると、空調衣服用スペーサー10にある程度厚みがあったとしても、空調衣服用スペーサー10を安定して保持することができるため好ましい。
メッシュポケット22は、空調衣服20のウラ側ではなく、空調衣服20の内側に着用されるインナーウェアの後身頃オモテ側(外側)に設けてもよい。この場合のメッシュポケット22は、空調衣服20のウラ側に設ける場合とは異なり、マチを有しない平面メッシュポケットとすることが好ましい。これにより、空調衣服20を脱いでインナーウェアが見える状態となった際にも、メッシュポケット周辺をスッキリとスマートに見せることができる。
スペーサー保持手段としては、メッシュポケット22以外にも、他の素材で形成されたポケットや、バンド(例えば、ゴムバンド等)や、紐等を採用することもできる。しかし、メッシュポケットを採用すると、空調衣服用スペーサー10に出入りする空気の通り道を確保しながら、空調衣服用スペーサー10をしっかりと保持することができるため好ましい。
ところで、低所作業を行う場合等、フルハーネス型墜落制止用器具30(図1)を装着する必要がないときには、本発明の空調衣服用スペーサー10を使用しなくともよい。この場合には、空調衣服20やインナーウェアに設けたスペーサー保持手段に、空調衣服用スペーサー10以外のものを保持させることができる。スペーサー保持手段には、例えば、保冷剤や保温材を保持させることができる。これにより、暑い日や寒い日にも快適に作業を行うことができる。
10 空調衣服用スペーサー
10a 上端面
10b 下端面
11 第一壁部
11a 空気穴
11b 上部
11c 下部
12 第二壁部
13 第三壁部
13a 空気穴
14 空気流通路
20 空調衣服
21 ファン
22 メッシュポケット(スペーサー保持手段)
30 フルハーネス型墜落制止用器具
31 肩ベルト
面ファスナー
面ファスナー
面ファスナー

Claims (9)

  1. 空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
    着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
    第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
    第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
    を備えた
    ことを特徴とする空調衣服用スペーサー。
  2. 空調衣服の内側に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
    着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
    第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
    第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
    を備え、
    第二壁部の外面が、空調衣服のウラ側に取り付けられる取付面とされた
    ことを特徴とする空調衣服用スペーサー。
  3. 空調衣服と、空調衣服の内側に着用されるインナーウェアとの間に配されて空気の流路を確保する空調衣服用スペーサーであって、
    着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
    第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
    第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
    を備え、
    第一壁部の外面が、インナーウェアに取り付けられる取付面とされた
    ことを特徴とする空調衣服用スペーサー。
  4. 前記取付面が、面ファスナーによって取り付けられる請求項2又は3記載の空調衣服用スペーサー。
  5. 第一壁部に、空気を通過させる空気穴が設けられた請求項1~4いずれか記載の空調衣服用スペーサー。
  6. 第一壁部の側縁部と第二壁部の側縁部とを繋ぐ左右一対の第三壁部をさらに備え、
    第三壁部に、空気を通過させる空気穴が設けられた
    請求項1~5いずれか記載の空調衣服用スペーサー。
  7. 第一壁部が、上下方向に沿って湾曲して形成され、
    第一壁部の上部における曲率が、下部における曲率よりも高くなるようにされた
    請求項1~6いずれか記載の空調衣服用スペーサー。
  8. 着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
    第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
    第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
    を備えた空調衣服用スペーサーを、後身頃のウラ側に取り付けた
    ことを特徴とするスペーサー付き空調衣服。
  9. 空調衣服の内側に着用されるインナーウェアであって、
    着用者の背中における腰よりも上の部分から首元に添って配される第一壁部と、
    第一壁部に対して距離を隔てて向かい合う第二壁部と、
    第一壁部と第二壁部との間に形成され、上下方向に空気を通過させる空気流通路と
    を備えた空調衣服用スペーサーを、後身頃のオモテ側に取り付けた
    ことを特徴とするスペーサー付きインナーウェア。
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