JP2022018291A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022018291A
JP2022018291A JP2020121300A JP2020121300A JP2022018291A JP 2022018291 A JP2022018291 A JP 2022018291A JP 2020121300 A JP2020121300 A JP 2020121300A JP 2020121300 A JP2020121300 A JP 2020121300A JP 2022018291 A JP2022018291 A JP 2022018291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
support
fixing
sheet
sliding sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020121300A
Other languages
English (en)
Inventor
智弘 前田
Toshihiro Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2020121300A priority Critical patent/JP2022018291A/ja
Priority to US17/351,738 priority patent/US11586134B2/en
Publication of JP2022018291A publication Critical patent/JP2022018291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2064Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member
    • G03G2215/2038Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around one or more rotating belt support members

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】摺動シートを固定するための部材の点数を低減させることができると共に、摺動シートを固定するためのスペースの省スペース化を実現させることができる定着装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置は、周回移動可能な無端状の定着ベルトと、定着ベルトの外側から圧接する加圧ローラと、定着ベルトの内周面側に配置されて該定着ベルトと加圧ローラとの間で定着ニップ領域を形成するニップ形成部材と、ニップ形成部材を定着ニップ領域とは反対側から支持する支持部材と、定着ベルトとニップ形成部材との間に設けられた摺動シートとを備えている。支持部材は、2つの支持部からなっている。摺動シートは、2つの支持部の間に固定されている。【選択図】図7B

Description

本発明は、定着装置及びそれを備えた複写機、複合機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置に関する。
定着装置として、加圧ローラを周回移動可能な無端状の定着ベルトの外側から内側に向けて圧接し、定着ベルトの内周面側に配置されたニップ形成部材により定着ベルトと加圧ローラとの間で定着ニップ領域を形成し、ニップ形成部材を支持部材により定着ニップ領域とは反対側から支持し、摺動シートを定着ベルトとニップ形成部材との間に設けた定着装置が従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
このような定着装置では、摺動シートは、記録用紙等の記録媒体の搬送方向において定着ニップ領域の上流側及び下流側の双方で支持部材に固定されている。摺動シートの支持部材への固定方法としてはビス等の締結部材を用いている。
特開2014-48487号公報
しかしながら、このような固定方法であれば、締結部材を上流側、下流側に複数使用する必要があるため、摺動シートを固定するための部材の点数が多くなる。また、摺動シートを締結部材により記録媒体の搬送方向において上流側及び下流側の双方で固定すると、摺動シートを固定するためのスペースが必要となる。
そこで、本発明は、摺動シートを固定するための部材の点数を低減させることができると共に、摺動シートを固定するためのスペースの省スペース化を実現させることができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る定着装置は、周回移動可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの外側から圧接する加圧ローラと、前記定着ベルトの内周面側に配置されて該定着ベルトと前記加圧ローラとの間で定着ニップ領域を形成するニップ形成部材と、前記ニップ形成部材を前記定着ニップ領域とは反対側から支持する支持部材と、前記定着ベルトと前記ニップ形成部材との間に設けられた摺動シートとを備えた定着装置であって、前記支持部材は、2つの支持部からなり、前記摺動シートは、前記2つの支持部の間に固定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る定着装置を備えたことを特徴とする。
本発明によると、摺動シートを固定するための部材の点数を低減させることができると共に、摺動シートを固定するためのスペースの省スペース化を実現させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を模式的に示す断面図である。 図1に示す画像形成装置における定着装置を正面側斜め上方から視た斜視図である。 図1に示す画像形成装置における定着装置を背面側斜め上方から視た斜視図である。 図2A及び図2Bに示す定着装置における加圧ローラへの駆動系を示す右側上方から視た斜視図である。 図2A及び図2Bに示す定着装置において定着ベルトを取り除いた状態の加熱定着部及び加圧ローラ部分を正面側斜め上方から視た斜視図である。 図2A及び図2Bに示す定着装置において定着ベルトを取り除いた状態の加熱定着部及び加圧ローラ部分を背面側斜め上方から視た斜視図である。 定着装置における加熱定着部及び加圧ローラ部分を背面側から視た断面構造を示す斜視図である。 定着装置における加熱定着部及び加圧ローラ部分を背面側から視た断面図である。 第1実施形態に係る定着装置において摺動シートがニップ形成部材を覆って支持部材に固定される様子を示す断面図である。 ニップ形成部材を覆った摺動シートが図7Aに示す状態から支持部材に固定されている様子を示す断面図である。 第1実施形態に係る定着装置において摺動シートを覆ったニップ形成部材と支持部材における2つの支持部とを背面側右上方から視た斜視図である。 第1実施形態に係る定着装置において摺動シートを覆ったニップ形成部材と支持部材における2つの支持部とを背面側左上方から視た斜視図である。 第1実施形態に係る定着装置において摺動シートを覆ったニップ形成部材と支持部材における2つの支持部とを背面側から視た正面図である。 第1実施形態に係る定着装置における摺動シートの展開図である。 加熱手段と前ランプ支持部とを取り外して2つの支持部が前上フレームに取り付けられている様子を示す斜視図である。 加熱手段と後ランプ支持部とを取り外して2つの支持部が後上フレームに取り付けられている様子を示す斜視図である。 第2実施形態に係る定着装置において摺動シートがニップ形成部材を覆って支持部材に固定される様子を示す断面図である。 ニップ形成部材を覆った摺動シートが図11Aに示す状態から支持部材に固定されている様子を示す断面図である。 第2実施形態に係る定着装置における摺動シートの展開図である。 第3実施形態に係る定着装置における摺動シートと定着ベルトとの接触部分を拡大して示す拡大断面図である。 第4実施形態に係る定着装置における一方の支持部の凹部及び他方の支持部の凸部部分を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<画像形成装置>
図1は、本発明の実施の形態に係る定着装置200を備えた画像形成装置100の概略構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、像担持体として作用する感光体ドラム10と、帯電装置90と、露光装置30と、現像装置40と、転写装置50と、クリーニング装置60と、定着装置200とを備えている。帯電装置90は、感光体ドラム10の表面10aを帯電させる。露光装置30は、帯電装置90によって帯電された感光体ドラム10を露光して静電潜像を形成する。現像装置40は、露光装置30によって形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。転写装置50は、現像装置40によって形成されたトナー像を記録紙等の記録媒体P上に転写する。クリーニング装置60は、感光体ドラム10に残留するトナーを除去し回収する。定着装置200は、転写装置50によって転写されたトナー像を搬送方向Fに搬送される記録媒体P上に定着して画像を形成する。この例では、画像形成装置100は、モノクロのプリンタ(具体的にはレーザプリンタ)とされている。なお、画像形成装置100は、例えば、カラー画像を形成できる中間転写方式のカラー画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置100は、この例では、プリンタとしたが、例えば、複写機、複合機又はファクシミリ装置であってもよい。
感光体ドラム10は、基体11が画像形成装置100の本体フレーム(図示せず)に回転自在に支持され、図示を省略した駆動手段によって回転軸線γ回りに所定の第1回転方向G1(図中時計方向)に回転駆動される。
帯電装置90は、帯電部材91を備えている。帯電部材91は、感光体ドラム10の表面10aを高電圧印加装置92にて均一に所定の電位に一様に帯電させる。帯電部材91は、この例では、帯電ローラであり、感光体ドラム10の回転に対して第2回転方向G2従動回転する。なお、帯電部材91は、帯電チャージャーであってもよい。
露光装置30は、画像情報に基づいて変調された光を回転駆動される感光体ドラム10の表面10aに主走査方向である感光体ドラム10の回転軸線γ方向に繰返し走査する。現像装置40は、現像ローラ41と、現像槽42とを備えている。現像ローラ41は、感光体ドラム10の表面10aに現像剤DVを供給する。現像槽42は、現像剤DVを収容する。転写装置50は、転写部材51を備えている。転写装置50は、高電圧印加装置52にて感光体ドラム10と転写装置50との間に形成される転写ニップ領域TNに所定の高電圧を印加する。転写部材51は、この例では、転写ローラであり、感光体ドラム10の回転に対して第2回転方向G2に従動回転する。なお、転写部材51は、転写チャージャーであってもよい。
クリーニング装置60は、クリーニングブレード61と、回収用ケーシング62とを備えている。クリーニングブレード61は、感光体ドラム10の表面10aに残留するトナーを除去する。回収用ケーシング62は、クリーニングブレード61によって除去されたトナーを収容する。定着装置200は、加熱定着部210(加熱定着ユニット)と、加圧ローラ220とを備えている。加圧ローラ220は、加熱定着部210と共に定着ニップ領域FNを形成する。定着装置200の詳しい構成については後ほど説明する。また、画像形成装置100は、画像形成装置100を構成する各構成要素を収容する筐体80を備えている。
<定着装置>
図2A及び図2Bは、それぞれ、図1に示す画像形成装置100における定着装置200を正面側斜め上方及び背面側斜め上方から視た斜視図である。図3は、図2A及び図2Bに示す定着装置200における加圧ローラ220への駆動系を示す右側上方から視た斜視図である。図4A及び図4Bは、それぞれ、図2A及び図2Bに示す定着装置200において定着ベルト211を取り除いた状態の加熱定着部210及び加圧ローラ220部分を正面側斜め上方及び背面側斜め上方から視た斜視図である。図5は、定着装置200における加熱定着部210及び加圧ローラ220部分を背面側から視た断面構造を示す斜視図である。また、図6は、定着装置200における加熱定着部210及び加圧ローラ220部分を背面側から視た断面図である。
図2A及び図2Bに示すように、定着装置200は、加熱定着部210と、加圧ローラ220と、前フレーム230(側板)と、後フレーム240(側板)と、剥離部材270とを備えている。前フレーム230は、前上フレーム231と前下フレーム232と連結部233とを備えている。前上フレーム231及び前下フレーム232は、連結部233によって上下に連結されている。後フレーム240は、後上フレーム241と後下フレーム242と連結部243とを備えている。後上フレーム241及び後下フレーム242は、連結部243によって上下に連結されている。
加熱定着部210は、定着ベルト211と、ニップ形成部材212と、加熱手段213と、反射部材214と、支持部材215と、保護部材216と、摺動シート217とを備えている。
定着ベルト211は、周回移動可能な無端状(筒状)の耐熱性ベルト(フィルム)である。加圧ローラ220は、定着ベルト211の外側から圧接する。ニップ形成部材212は、定着ベルト211の内周面211a側に配置されて定着ベルト211と加圧ローラ220との間で定着ニップ領域FNを形成する。加熱手段213は、定着ベルト211を内側から加熱する。反射部材214は、加熱手段213から出射された光(特に赤外線)を定着ベルト211に向けて反射させる。支持部材215は、ニップ形成部材212を定着ニップ領域FNとは反対側から支持する。摺動シート217は、定着ベルト211とニップ形成部材212との間に設けられている。
前上フレーム231及び後上フレーム241は、それぞれ、定着ベルト211の前端部及び後端部を周回移動自在に支持している。前上フレーム231及び後上フレーム241には、それぞれ、半リング状の摺接部231a,241aを有する前側支持部材231b及び後側支持部材241bが設けられている。摺接部231a,241aは、摺接面が定着ニップ領域FNとは反対側に向くように設けられている。定着ベルト211は、周回軸線β(図5及び図6参照)方向における両端部の内側が摺接部231a,241aの外側に摺動自在に支持される。これにより、定着ベルト211は、内周面211aが摺接部231a,241aの摺接面と摺接しながら周回移動することができる。
定着ベルト211としては、所定厚み(例えば30μm~100μm程度)の金属、又は、ポリイミド(PI)の基体上に所定厚み(例えば100μm~300μm程度)のシリコーンゴム層を形成し、さらにその上に厚み(例えば20μm~30μm程度)のフッ素樹脂を形成したもの、具体的には、シリコーンゴム上層にPFAのチューブを設けたものや、フッ素樹脂を塗布したものを例示できる。
ニップ形成部材212としては、剛性を有する耐熱性樹脂材料〔例えば、液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer)や、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK:Poly Ether Ether Ketone)樹脂〕、ポリフェニレンスルファイド(PPS:Poly Phenylene Sulfide)で形成されたものを例示できる。剛性のニップ形成部材212に弾性を持たせる場合には、表面に弾性層(例えばシリコーンゴム等のゴム層)を設けることができる。この例では、ニップ形成部材212は、厚みが4.5mm、軸線方向Mに直交する短手方向Sの幅が15mmの液晶ポリマーで構成されている。
摺動シート217としては、例えば、ガラス繊維材料(例えばガラスクロス)にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン:Poly Tetra Fluoro Etylene)等のフッ素樹脂を塗布したもの(例えばガラスクロスシート)を挙げることができる。摺動シート217の厚みとしては、それには限定されないが、例えば、0.1mm~0.5mm程度のものを用いることができる。この例では、摺動シート217の厚みは0.13mmとされている。
加熱手段213は、ヒーターランプを備えている。図2A及び図2Bに示すように、加熱手段213は、前端部及び後端部がそれぞれ前ランプ支持部231d及び後ランプ支持部241dを介して、前上フレーム231及び後上フレーム241に固定されている。加熱手段213は、例えば、最大800℃近くまで昇温する。
反射部材214は、この例では、板状の部材であり、少なくとも支持部材215の加熱手段213と対向する面に沿って設けられている。反射部材214は、アルミニウム等の金属材料で形成されている。反射部材214は、表面を鏡面加工したものである。これにより、加熱手段213から出射される光を定着ベルト211に効率的に照射することができる。反射部材214は、支持部材215に固定されている。反射部材214は、少なくとも加熱手段213に対向するように支持部材215に沿って折り曲げられた板材(反射板)とされている。
保護部材216は、加熱手段213と定着ベルト211との間に設けられている。保護部材216は、加熱手段213から出射された光及び/又は反射部材214から反射した光の定着ベルト211への照射を許容する構成とされた耐熱部材である。保護部材216には、多数の貫通穴216a~216a(図4A及び図4B参照)が設けられている。
保護部材216としては、例えば、繊維状の材料をメッシュ(網目)状に編んだもの、ベルト状の材料に多数の貫通穴216a~216aを設ける穴開け加工(パンチ加工)を施したもの、ベルト状の材料に多数の貫通穴216a~216aを設けるエッチング加工を施したものを挙げることができる。繊維状の材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等の金属材料を挙げることができる。ベルト状の材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)、ニッケル等の金属材料を挙げることができる。保護部材216の厚みは小さい方がよく、0.5mm以下程度が好ましい。
保護部材216は、定着ベルト211との対向面216bが記録媒体Pの搬送方向Fにおいて定着ニップ領域FNよりも上流側に向くように設けられている。
図2A及び図2Bに示すように、前下フレーム232及び後下フレーム242は、それぞれ、前下フレーム本体232a及び後下フレーム本体242aと、前回動部材232b及び後回動部材242bとを備えている。前回動部材232b及び後回動部材242bは、それぞれ、前下フレーム本体232a及び後下フレーム本体242aに対して図示しない回動軸により回動軸線α回りに回動自在に支持されている。前回動部材232b及び後回動部材242bは、それぞれ、加圧ローラ220の回転軸220aの前端部及び後端部を回転自在に支持している。前回動部材232b及び後回動部材242bは、それぞれ、加圧ローラ220が定着ベルト211を圧接するように付勢部材234,244(巻バネ)により定着ベルト211に向けて付勢される。これにより、加圧ローラ220は、定着ベルト211を押圧することができる。
加圧ローラ220としては、アルミニウム等の金属製の基体上に所定厚み(例えば6mm程度)、硬度35度~40度程度の弾性部材(シリコーンゴム等のスポンジゴムやソリッドゴム等のゴム部材)を設け、弾性部材上にフッ素樹脂を形成したもの、具体的には、弾性部材上にPFAのチューブを設けたものを例示できる。この例では、フッ素樹脂は、加圧ローラ220における記録媒体Pの通過領域δ(図3参照)に設けられている。すなわち、加圧ローラ220の通過領域δ以外の領域(例えば各両端領域の10mm程度)は、ゴム部材が剥き出しになっている。これにより、加圧ローラ220の両端部で、加圧ローラ220からの駆動(回転する)力を定着ベルト211の両端に伝え易くすることができ、これにより、定着ベルト211の回転不良を効果的に防ぐことができる。
図3に示すように、加圧ローラ220は、駆動伝達機構250を介して回転駆動部260(駆動モータ)から回転駆動力により回転駆動される。駆動伝達機構250は、駆動ギア251と、従動ギア252とを備えている。駆動ギア251は、回転駆動部260の回転軸261に固定されている。従動ギア252は、駆動ギア251と噛み合った状態で加圧ローラ220の回転軸220aに固定されている。これにより、回転駆動部260は、駆動伝達機構250を介して加圧ローラ220を第2回転方向G2に回転駆動させることができる。なお、加圧ローラ220の内側に加熱手段(ヒーターランプ)が設けられていてもよい。
剥離部材270は、定着ベルト211の第1回転方向G1において定着ニップ領域FNよりも下流側の定着ベルト211の近傍に設けられた剥離板である。これにより、定着ベルト211と加圧ローラ220との間を通過した記録媒体Pを定着ベルト211に巻き付くことを効果的に防止することができる。
〔本実施の形態について〕
(第1実施形態)
図7Aは、第1実施形態に係る定着装置200において摺動シート217がニップ形成部材212を覆って支持部材215に固定される様子を示す断面図である。図7Bは、ニップ形成部材212を覆った摺動シート217が図7Aに示す状態から支持部材215に固定されている様子を示す断面図である。図8Aから図8Cは、それぞれ、第1実施形態に係る定着装置200において摺動シート217を覆ったニップ形成部材212と支持部材215における2つの支持部2151,2152とを背面側右上方から視た斜視図、背面側左上方から視た斜視図及び背面側から視た正面図である。図9は、第1実施形態に係る定着装置200における摺動シート217の展開図である。また、図10A及び図10Bは、それぞれ、加熱手段213と前ランプ支持部231d及び後ランプ支持部241dとを取り外して2つの支持部2151,2152が前上フレーム231及び後上フレーム241に取り付けられている様子を示す斜視図である。
本実施の形態では、支持部材215は、2つの支持部2151,2152からなり、摺動シート217は、2つの支持部2151,2152の間に固定されている。
本実施の形態によれば、支持部材215は、2つの支持部2151,2152からなり、摺動シート217は、2つの支持部2151,2152の間に固定されているので、ビス等の締結部材を用いることなく、摺動シート217を固定することができ、これにより、摺動シート217を固定するための部材の点数を低減させることができると共に、摺動シート217を固定するためのスペースの省スペース化を実現させることができる。例えば、本実施の形態のような構成の場合、図6に示すように、定着ベルト211内において、記録媒体Pの搬送方向Fにおける上流側のスペースを確保することができ、これにより、省スペースで加熱手段213を設けることができる。
本実施の形態において、摺動シート217は、2つの支持部2151,2152の間に挟持された状態で固定されている。こうすることで、2つの支持部2151,2152の間で摺動シート217を挟持することができ、これにより、2つの支持部2151,2152の間で確実に摺動シート217を固定することができる。
本実施の形態において、2つの支持部2151,2152のうち、何れか一方の支持部2151には凹部215aが設けられ、何れか他方の支持部2152には凹部215aと係合する凸部215bが設けられている。凹部215aに係合される凸部215bにより摺動シート217が固定される。こうすることで、凸部215bが凹部215aに係合された状態で摺動シート217の移動を確実に規制することができ、これにより、摺動シート217を凸部215bで安定的に固定することができる。また、凹部215a及び凸部215bが係合されることにより2つの支持部2151,2152を確実に連結することができ、これにより、ニップ形成部材212に対する支持性を向上させることができる。
本実施の形態において、凹部215aは、凸部215bに挿通される穴部である。ここで、穴部は、貫通穴であってもよいし、有底穴であってもよい。こうすることで、一方の支持部2151における穴部(凹部215a)と他方の支持部2152における凸部215bとを確実に係合することができ、これにより、摺動シート217を凸部215bでさらに安定的に固定することができる。
一方の支持部2151における凹部215aは、例えば、ハーフパンチ加工により凹みを形成するようにしてもよいし、パンチとダイとを有する金型を用いて貫通穴を形成する加工、いわゆるパンチ加工により形成するようにしてもよい。この例では、穴部(凹部215a)は、貫通穴であり、パンチ加工により形成されている。また、他方の支持部2152における凸部215bは、例えば、パンチとダイとを有する金型を用いて突起を形成する加工、いわゆるハーフパンチ加工により形成することができる。
本実施の形態において、摺動シート217には、凸部215bを挿通する穴部217a(貫通穴)が設けられている。こうすることで、他方の支持部2152における凸部215bに摺動シート217における穴部217aを係止することができ、これにより、穴部217aが凸部215bに係止された状態で摺動シート217の移動をさらに確実に規制することができ、それだけ確実に摺動シート217を固定することができる。
摺動シート217における穴部217aも他方の支持部2152における凹部215aと同様に、例えば、パンチ加工により形成することができる。
本実施の形態において、摺動シート217は、2つの支持部2151,2152の間において定着ベルト211の周回軸線βの方向である軸線方向Mにおける複数個所(この例では8個所)で固定されている。こうすることで、軸線方向Mにおいて摺動シート217を固定することができ、これにより、軸線方向Mにおいて2つの支持部2151,2152の間で確実に摺動シート217を固定することができる。
詳しくは、一方の支持部2151における凹部215aと他方の支持部2152における凸部215bは、軸線方向Mにおける複数個所(この例では8個所)に設けられている。
一方の支持部2151において軸線方向Mにおける両端部及び中央部には、ビス等の締結部材SCを締結するための締結部215a1,215a2,215a3(この例では雌螺子穴)が設けられている。凹部215a~215a、締結部215a1~215a3は、一方の支持部2151において軸線方向Mに沿って均等に設けられている。
他方の支持部2152において軸線方向Mにおける両端部及び中央部には、締結部材SCを挿通する貫通穴215b1,215b2,215b3が設けられている。凸部215b~215b、貫通穴215b1~215b3は、他方の支持部2152において軸線方向Mにおいて均等に設けられている。
摺動シート217における穴部217aは、軸線方向Mにおける複数個所(この例では8個所)に設けられている。摺動シート217において軸線方向Mにおける両端部及び中央部には、締結部材SCを挿通する貫通穴217b~217dが設けられている(図9参照)。穴部217a~217a、貫通穴217b~217dは、摺動シート217において周回軸線β回りの周方向Wにおける両端部に設けられている。穴部217a~217a、貫通穴217b~217dは、摺動シート217において軸線方向Mに沿って均等に設けられている。締結部材SC~SCは、貫通穴215b1~215b3及び貫通穴217b~217dに挿通された状態で締結部215a1~215a3に締結される。これにより、2つの支持部2151,2152の間に摺動シート217を挟持した状態で2つの支持部2151,2152を固定することができる。
なお、一方の支持部2151において中央部の締結部215a3を凹部215aとし、他方の支持部2152において中央部の貫通穴215b3を凸部215bとし、摺動シート217において中央部の貫通穴217dを穴部217aとして凸部215bを穴部217aに挿通した状態で凹部215aに係合するようにしてもよい。
ニップ形成部材212と支持部材215とは締結部材SCによって固定される。ニップ形成部材212の軸線方向Mにおける両端部には、締結部材SCを挿通する挿通部212b,212c(切り欠き部又は貫通穴、この例では切り欠き部)(図8A、図8B参照)が設けられている。一方の支持部2151の軸線方向Mにおける両端部には、締結部材SCと螺合する締結部215a4,215a5(この例では雌螺子穴)(図8B参照)が設けられている。締結部材SC,SCは、挿通部212b,212cに挿通された状態で締結部215a4,215a5に締結される。これにより、支持部材215はニップ形成部材212を固定した状態でニップ形成部材212を支持することができる。
本実施の形態において、2つ支持部2151,2152における一方の支持部2151及び他方の支持部2152は、第1密着面215c,215d(図7参照)と、第2密着面215e,215f(図7A及び図7B参照)とを有している。第1密着面215c,215dは、互いに摺動シート217を介して密着する。第2密着面215e,215fは、ニップ形成部材212と摺動シート217を介して密着する。摺動シート217は、一方の支持部2151における第1密着面215cと他方の支持部2152における第1密着面215dとの間で固定されている。こうすることで、一方の支持部2151における第1密着面215cと他方の支持部2152における第1密着面215dとの間において摺動シート217を密着固定することができ、これにより、2つの支持部2151,2152とニップ形成部材212とで確実に摺動シート217を固定することができる。
本実施の形態において、一方の支持部2151及び他方の支持部2152における第1密着面215c,215dは、一方の支持部2151及び他方の支持部2152における第2密着面215e,215fに対して交差する交差方向R(この例では直交方向)に延びている。こうすることで、一方の支持部2151及び他方の支持部2152の摺動シート217と密着固定する面積を増やすことができ、それだけ確実に摺動シート217を固定することができる。この例では、第1密着面215c,215dは、第2密着面215e,215fに対して加圧ローラ220のニップ形成部材212への圧接方向に延びている。
ところで、支持部材215は、2つの支持部により軸線方向Mから視た断面視でI字状に形成(例えば2つのI字状の支持部が互いに対向することによりI字状に形成)されていてもよいが、この場合、ニップ形成部材212を確実に支持するためには、I字状の2つの支持部の軸線方向Mに直交する短手方向Sのサイズを大きくする必要があり、そうすると、記録媒体Pの搬送方向Fにおいて上流側及び/又は下流側のスペースを確保することができず、加熱定着部210の大型化、ひいては定着装置200の大型化を招く。
この点、本実施の形態において、支持部材215は、2つの支持部2151,2152により軸線方向Mから視た断面視でT字状に形成されている。こうすることで、記録媒体Pの搬送方向Fにおいて上流側及び/又は下流側のスペースを確保することができ、それだけ加熱定着部210の小型化、ひいては定着装置200の小型化を実現させることができる。
本実施の形態において、支持部材215は、2つの支持部2151,2152が何れも軸線方向Mから視た断面視でL字状の支持部である。支持部材215は、一方の支持部2151のL字状の一方側の直線部分215gと他方の支持部2152のL字状の一方側の直線部分215hとが互いに対向することによりT字状に形成されている。こうすることで、2つの支持部2151,2152の間での摺動シート217の固定を実現しつつ、L字状という省スペース化を実現可能な構成でT字状の支持部材215を構成することができる。
詳しくは、一方の支持部2151は、板状の部材を記録媒体Pの搬送方向F側の端部から交差方向Rに折り曲げた板金部材とされている。この例では、2つの支持部2151,2152の厚みは、何れも同じであり、1.6mm程度とされている。他方の支持部2152は、板状の部材を記録媒体Pの搬送方向Fとは反対方向側の端部から交差方向Rに折り曲げた板金部材とされている。図10A及び図10Bに示すように、2つの支持部2151,2152は、前端部及び後端部がそれぞれ前支持部231e及び後支持部241eを介して、前上フレーム231及び後上フレーム241に固定されている。2つの支持部2151,2152には、軸線方向Mにおける両端部から外方に延びる延設部(2151a,2151b),(2152a,2152b)が設けられている。前支持部231e及び後支持部241eには、それぞれ、軸線方向Mに貫通する貫通穴231f,241fが設けられている。2つの支持部2151,2152は、延設部(2151a,2151b),(2152a,2152b)が貫通穴231f,241fに挿通した状態で前支持部231e及び後支持部241eに固定されている。
本実施の形態において、摺動シート217は、第1シート部2171と、第2シート部2172と、第3シート部2173とを有している。第1シート部2171は、定着ベルト211の周回軸線β回りの周方向Wにニップ形成部材212を覆っている。第1シート部2171は、周方向Wにおいてニップ形成部材212の全周を覆っている。第2シート部2172は、第1シート部2171の周方向Wにおいて記録媒体Pの搬送方向Fにおける上流側端に連設されている。第3シート部2173は、第1シート部2171の周方向Wにおいて記録媒体Pの搬送方向Fにおける下流側端に連設されている。摺動シート217は、第2シート部2172及び第3シート部2173が2つの支持部2151,2152の間で固定されている。このように、第1シート部2171が定着ベルト211の周回軸線β回りの周方向Wにニップ形成部材212を覆っていることで、2つの支持部2151,2152及びニップ形成部材212により摺動シート217を保持することができ、これにより、2つの支持部2151,2152及びニップ形成部材212により摺動シート217の移動を確実に規制することができる。しかも、第2シート部2172が第1シート部2171の周方向Wにおいて記録媒体Pの搬送方向Fにおける上流側端に連設されて2つの支持部2151,2152の間で固定されていることで、2つの支持部2151,2152及びニップ形成部材212により摺動シート217を保持しつつ2つの支持部2151,2152の間で摺動シート217を確実に固定することができる。従って、加圧ローラ220の回転駆動による定着ベルト211の周回移動に伴う摺動シート217のずれを効果的に防止することができる。また、第3シート部2173が第1シート部2171の周方向Wにおいて記録媒体Pの搬送方向Fにおける下流側端に連設されて第2シート部2172と共に2つの支持部2151,2152の間で固定されていることで、2つの支持部2151,2152及びニップ形成部材212により摺動シート217を保持しつつ2つの支持部2151,2152の間で摺動シート217をさらに確実に固定することができる。従って、加圧ローラ220の回転駆動による定着ベルト211の周回移動に伴う摺動シート217のずれをさらに効果的に防止することができる。
(第2実施形態)
図11Aは、第2実施形態に係る定着装置200において摺動シート217がニップ形成部材212を覆って支持部材215に固定される様子を示す断面図である。図11Bは、ニップ形成部材212を覆った摺動シート217が図11Aに示す状態から支持部材215に固定されている様子を示す断面図である。また、図12は、第2実施形態に係る定着装置200における摺動シート217の展開図である。
第2実施形態に係る定着装置200における摺動シート217は、第3シート部2173を有していない以外は第1実施形態に係る定着装置200における摺動シート217と同様である。
ところで、摺動シート217において第1シート部2171よりも記録媒体Pの搬送方向Fにおける下流側の第3シート部2173は、加圧ローラ220の回転駆動による定着ベルト211の周回移動に伴う負荷がかかり難い。
この点、第2実施形態に係る定着装置200における摺動シート217は、第1シート部2171及び第2シート部2172で構成されている。第1シート部2171は、周方向Wにおいてニップ形成部材212の全部又は略全周(この例では略全周)を覆っている。こうすることで、摺動シート217の周方向Wにおけるサイズを短くすることができ、それだけ摺動シート217の低コスト化を実現させることができる。
(第3実施形態)
図13は、第3実施形態に係る定着装置200における摺動シート217と定着ベルト211との接触部分を拡大して示す拡大断面図である。
ところで、加圧ローラ220の回転駆動により定着ベルト211が周回移動すると、摺動シート217の定着ベルト211に摺接される部分とニップ形成部材212との接触面217e,212aに負荷がかかり易く、従って、接触面217e,212aで摺動シート217がずれ易い。
この点、第3実施形態に係る定着装置200では、第1実施形態及び第2実施形態に係る定着装置200において、摺動シート217の定着ベルト211に摺接される部分とニップ形成部材212との接触面217e,212aの全部又は一部は、接着剤又は接着部材(この例では接着剤N)によって互いに接着されている。こうすることで、加圧ローラ220の回転駆動に伴い定着ベルト211が周回移動して摺動シート217の定着ベルト211に摺接される部分とニップ形成部材212との接触面217e,212aに負荷がかかっても、接着剤又は接着部材(この例では接着剤N)によって接着された接触面217e,212aで摺動シート217をずれ難くすることができる。接着剤としては、耐熱性接着剤を例示できる。接着部材としては、耐熱性粘着シートを例示できる。従って、加圧ローラ220の回転駆動による定着ベルト211の周回移動に伴う摺動シート217のずれをより一層効果的に防止することができる。
なお、摺動シート217は、ニップ形成部材212との接触面の全体で接着されていてもよいし、それに代えて或いは加えて2つの支持部2151,2152との間で接着されていてもよく、また、2つの支持部2151,2152との間の摺動シート217,217間で接着されていてもよい。
(第4実施形態)
図14は、第4実施形態に係る定着装置200における一方の支持部2151の凹部215a及び他方の支持部2152の凸部215b部分を拡大して示す拡大断面図である。
第4実施形態に係る定着装置200では、第1実施形態から第3実施形態に係る定着装置200において、他方の支持部2152の凸部215bを曲げ加工したものである。こうすることで、他方の支持部2152の凸部215bを確実に形成することができる。
(その他の実施の形態)
第1実施形態から第4実施形態に係る定着装置200において、一方の支持部2151において凹部215aを形成し、他方の支持部2152において凸部215bを形成したが、一方の支持部2151において凸部を形成し、他方の支持部2152において凹部を形成するようにしてもよい。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
200 定着装置
210 加熱定着部
211 定着ベルト
211a 内周面
212 ニップ形成部材
213 加熱手段
214 反射部材
215 支持部材
2151 一方の支持部
2152 他方の支持部
215a 凹部
215b 凸部
215c 第1密着面
215d 第1密着面
215e 第2密着面
215g 直線部分
215h 直線部分
216 保護部材
216a 貫通穴
216b 対向面
217 摺動シート
2171 第1シート部
2172 第2シート部
2173 第3シート部
217a 穴部
217b 貫通穴
217d 貫通穴
217e 接触面
220 加圧ローラ
250 駆動伝達機構
260 回転駆動部
270 剥離部材
F 搬送方向
FN 定着ニップ領域
M 軸線方向
N 接着剤
P 記録媒体
R 交差方向
S 短手方向
SC 締結部材
W 周方向
α 回動軸線
β 周回軸線
γ 回転軸線
δ 通過領域

Claims (14)

  1. 周回移動可能な無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの外側から圧接する加圧ローラと、前記定着ベルトの内周面側に配置されて該定着ベルトと前記加圧ローラとの間で定着ニップ領域を形成するニップ形成部材と、前記ニップ形成部材を前記定着ニップ領域とは反対側から支持する支持部材と、前記定着ベルトと前記ニップ形成部材との間に設けられた摺動シートとを備えた定着装置であって、
    前記支持部材は、2つの支持部からなり、
    前記摺動シートは、前記2つの支持部の間に固定されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置であって、
    前記摺動シートは、前記2つの支持部の間に挟持された状態で固定されていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置であって、
    前記2つの支持部のうち、何れか一方の支持部には凹部が設けられ、何れか他方の支持部には前記凹部と係合する凸部が設けられ、
    前記凹部に係合される前記凸部により前記摺動シートが固定されることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3に記載の定着装置であって、
    前記凹部は、前記凸部に挿通される穴部であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の定着装置であって、
    前記摺動シートには、前記凸部を挿通する穴部が設けられていることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1つに記載の定着装置であって、
    前記摺動シートは、前記2つの支持部の間において前記定着ベルトの周回軸線の方向である軸線方向における複数個所で固定されていることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか1つに記載の定着装置であって、
    前記2つ支持部における一方の支持部及び他方の支持部は、互いに前記摺動シートを介して密着する第1密着面と、前記ニップ形成部材と前記摺動シートを介して密着する第2密着面とを有し、
    前記摺動シートは、前記一方の支持部における前記第1密着面と前記他方の支持部における前記第1密着面との間で固定されていることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項7に記載の定着装置であって、
    前記一方の支持部及び前記他方の支持部における前記第1密着面は、前記一方の支持部及び前記他方の支持部における前記第2密着面に対して交差する交差方向に延びていることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項8に記載の定着装置であって、
    前記支持部材は、前記2つの支持部により断面視でT字状に形成されていることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項9に記載の定着装置であって、
    前記支持部材は、前記2つの支持部が何れも断面視でL字状の支持部であり、一方の支持部の前記L字状の一方側の直線部分と他方の支持部の前記L字状の一方側の直線部分とが互いに対向することにより前記T字状に形成されていることを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1つに記載の定着装置であって、
    前記摺動シートは、前記定着ベルトの周回軸線回りの周方向に前記ニップ形成部材を覆う第1シート部と、前記第1シート部の前記周方向において記録媒体の搬送方向における上流側端に連設される第2シート部と、前記第1シート部の前記周方向において前記記録媒体の搬送方向における下流側端に連設される第3シート部とを有し、前記第2シート部及び前記第3シート部が前記2つの支持部の間で固定されていることを特徴とする定着装置。
  12. 請求項1から請求項10までの何れか1つに記載の定着装置であって、
    前記摺動シートは、前記定着ベルトの周回軸線回りの周方向に前記ニップ形成部材を覆う第1シート部と、前記第1シート部の前記周方向において記録媒体の搬送方向における上流側端に連設される第2シート部とを有し、前記第2シート部が前記2つの支持部の間で固定されていることを特徴とする定着装置。
  13. 請求項1から請求項12までの何れか1つに記載の定着装置であって、
    前記摺動シートの前記定着ベルトに摺接される部分と前記ニップ形成部材との接触面は、接着剤又は接着部材によって互いに接着されていることを特徴とする定着装置。
  14. 請求項1から請求項13までの何れか1つに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2020121300A 2020-07-15 2020-07-15 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2022018291A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020121300A JP2022018291A (ja) 2020-07-15 2020-07-15 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
US17/351,738 US11586134B2 (en) 2020-07-15 2021-06-18 Fixing device provided with slide sheet fixed between support portions and image forming device including fixing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020121300A JP2022018291A (ja) 2020-07-15 2020-07-15 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022018291A true JP2022018291A (ja) 2022-01-27

Family

ID=79293450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020121300A Pending JP2022018291A (ja) 2020-07-15 2020-07-15 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11586134B2 (ja)
JP (1) JP2022018291A (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6895208B2 (en) * 2002-12-12 2005-05-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Sliding member for electrophotographic apparatus and fixing device using the same
JP5440777B2 (ja) * 2009-11-17 2014-03-12 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
JP6136147B2 (ja) 2012-08-31 2017-05-31 株式会社リコー 定着装置および画像形成装置
US9152106B2 (en) 2012-08-31 2015-10-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including same
JP2016161622A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP2020101670A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 東芝テック株式会社 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220019164A1 (en) 2022-01-20
US11586134B2 (en) 2023-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9501011B2 (en) Fixing device and image forming apparatus including same
US9298146B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
KR100711228B1 (ko) 정착 장치 및 화상 형성 장치
US20180203384A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP5499800B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US8897688B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US8644747B2 (en) Heating device, image forming apparatus, heating member and mounting method
US9261835B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US10625515B2 (en) Fuser including endless belt and pressure roller having porous layer impregnated with lubricating agent
JP2022018291A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
US11262678B2 (en) Fixing device capable of preventing foreign matter from contacting a heater
JP2018087845A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6886638B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP6907589B2 (ja) 定着装置
JP5034831B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP7479996B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7456890B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2022091393A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2020016772A (ja) 定着装置及び画像形成装置
KR102022326B1 (ko) 정착 장치 및 화상 형성 장치
JP2018106045A (ja) 定着装置
JP7073089B2 (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2009047961A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2022169905A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2023035576A (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240306