JP2022017832A - 水系クレンジング化粧料 - Google Patents

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哲也 大畑
Tetsuya Ohata
武 山田
Takeshi Yamada
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Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
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Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】メイクと馴染み易く、メイク除去効果に優れ、かつふき取り後に肌にきしみが無い水系クレンジング化粧料を提供する。【解決手段】HLBが12.5~16のポリグリセリン脂肪酸エステル、HLBが10~12のポリグリセリン脂肪酸エステル、炭素数が5以下のアルカンジオール、及び、エーテル結合を有する2価アルコールを用いる。【選択図】なし

Description

本発明は、水系クレンジング化粧料に関するものである。
化粧品分野において、化粧落としのためのクレンジング化粧料は、オイル、ローション、クリームなどの剤型があり、それぞれ使用性に応じて利用されている。
連続相が油であるクレンジングクリームやクレンジングオイルは、メイクとの馴染みが良くクレンジング性に優れているが、クレンジングクリームでは油性感が生じるため洗顔が必要であったり、クレンジングオイルでは過度に油が除去されることで肌への刺激が生じる場合があった。
一方、オイルを含まないか微量に配合したローションタイプのものは、油性感が少なく使用感に優れており、肌への刺激も少ないことから一定の需要がある。ローションタイプのクレンジングには、安全性を考慮し非イオン系界面活性剤を主剤として配合するが、高いメイク除去効果を発揮するためにはポリオキシエチレン系の界面活性剤を多量に配合する必要があった(例えば、特許文献1参照)。また、界面活性剤の配合量を少なくする場合においては、ポリオキシエチレン系の化合物を多く配合する必要があった(例えば、特許文献2参照)。しかし、ポリオキシエチレン系の界面活性剤やポリオキシエチレン系の化合物を多量に配合したクレンジング化粧料は、ふき取り後に肌のきしみが生じてしまう問題があった。
特開2016-003218号公報 特開2017-178868号公報
本発明が解決しようとする課題は、メイクと馴染み易く、メイク除去効果に優れ、かつふき取り後に肌にきしみが無い水系クレンジング化粧料を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、HLBが12.5~16のポリグリセリン脂肪酸エステル、HLBが10~12のポリグリセリン脂肪酸エステル、炭素数が5以上のアルカンジオール、エーテル結合を有する2価アルコールからなる水系クレンジング化粧料がクレンジング性能に優れ、上記課題を解決し得る事を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを特定のアルカンジオール及び多価アルコールと併用で水系クレンジング化粧料に配合することで、クレンジング力に優れ、かつ使用後にきしみの無い水系クレンジング化粧料の開発を可能とするものである。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、範囲を表す表記「~」は、上限と下限を含むものである。
本発明は、(A)HLBが12.5~16のポリグリセリン脂肪酸エステル、及び、(B)HLBが10~12のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの原料であるポリグリセリンの製造方法は特に限定はないが、常法のポリグリセリンの製造方法であるグリセリンをアルカリ触媒下に常圧又は減圧下で加熱して得る方法などが挙げられる。
ポリグリセリンの平均重合度は、2~20であることが好ましく、6~10であることがより好ましい。
ポリグリセリンの平均重合度は、水酸基価から算出したものであり、以下の(i)式により算出する。また、(i)式中の水酸基価は「基準油脂分析試験法2013年度版」(日本油化学会制定)に準拠し測定する。
平均重合度=(112220-18×水酸基価)/(74×水酸基価-56110)(i)
成分(A)及び(B)のHLBは以下の(ii)式により求める。
HLB値=20×(1-S/A)(ii)
[S:エステルのけん化価、A:脂肪酸の酸価]
本発明に用いる成分(A)のポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLBが12.5~16である。構成脂肪酸は、特に限定されないが、通常炭素数8~24の飽和又は不飽和の脂肪酸が用いられる。前期脂肪酸は混合物であってもよく、炭素数12~18の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましい。具体的にはラウリン酸ポリグリセリル-6、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸ポリグリセリル-10、イソステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-10などが挙げられる。中でもラウリン酸ポリグリセリル-10、イソステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-10が好ましい。
また、水系クレンジング化粧料中の成分(A)の含有量は1質量%以上20質量%以下であることが好ましく、3質量%以上15質量%以下であることがより好ましい。成分(A)の含有量が1質量%以上20質量%以下であるとよりメイクと馴染み易くなる。
本発明に用いる成分(B)のポリグリセリン脂肪酸エステルは、HLBが10~12である。構成脂肪酸は、特に限定されないが、通常炭素数8~24の飽和又は不飽和の脂肪酸が用いられる。前期脂肪酸は混合物であってもよく、炭素数12~18の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましい。具体的にはラウリン酸ポリグリセリル-4、ステアリン酸ポリグリセリル-6、ジステアリン酸ポリグリセリル-10、トリステアリン酸ポリグリセリル-10、イソステアリン酸ポリグリセリル-6、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-6などが挙げられる。中でもイソステアリン酸ポリグリセリル-6が好ましい。
また、水系クレンジング化粧料中の成分(B)の含有量は0.5質量%以上5質量%以下であることが好ましく、1質量%以上3質量%以下であることがより好ましい。成分(B)の含有量が0.5質量%以上5質量%以下であるとよりメイク落ちに優れる。
本発明の水系クレンジング化粧料には、クレンジング力をさらに高める観点から、成分(C)炭素数が5以上のアルカンジオールと(D)エーテル結合を有する2価アルコールを含有する。
成分(C)は、炭素数5以上8以下が好ましく、例えばペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、カプリリルグリコールなどが挙げられる。中でもペンチレングリコールが好ましい。
水系クレンジング化粧料中成分(C)の含有量は3質量%以上10質量%以下であることが好ましい。成分(C)の含有量が3質量%以上10質量%以下であるとよりメイクと馴染み易くなる。
成分(D)は例えばジプロピレングリコール、エチルヘキシルグリセリンなどが挙げられる。中でもジプロピレングリコールが好ましい。
水系クレンジング化粧料中成分(D)の含有量は1質量%以上10質量%以下であることが好ましい。成分(D)の含有量が1質量%以上10質量%以下であるとよりメイク落ちに優れる。
本発明のクレンジング化粧料には、発明の効果を損なわない範囲で通常のクレンジング化粧料に使用される成分、例えば、スクワラン、流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、オクタン酸セチル、トリエチルヘキサン酸グリセリル、ホホバ油、オリーブ油等の油分、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子類、各種ビタミン、アミノ酸、生薬、消炎剤、細胞賦活剤、色素、防腐剤、香料等を適宜配合することが出来る。
本発明の水系クレンジング化粧料は、油を含まないか、油の含有量が15%以下であることが好ましい。
本発明の水系クレンジング化粧料は、その用途目的、方法、使用する環境等に応じ、液状、ジェル状、あるいはそれらを不織布等に含浸させたシート状、または噴射剤を組み合わせたエアゾールスプレー、エアゾールフォーム等の、いずれの剤型にも適用することが出来る。容器形態も同様であり、ボトル、ディスペンサー付きボトル、ポンプフォーマー、ジャー、チューブ、スプレー、エアゾール缶、シート類を充填した袋、箱等、特に制限されず、様々な容器に適用することが出来る。
本発明の水系クレンジング化粧料の調製方法は、特に限定されない。以下、実施例及び比較例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により限定されるものではない。
〈実施例1~19、比較例1~9〉
表1、2に示す成分を表に示す組成で70℃において加熱溶解した後、室温まで冷却して、水系クレンジング化粧料を製造した。得られた水系クレンジング化粧料を用い、使用性における官能試験を実施した。評価項目としては、「メイク馴染み」、「メイク落ち」、「ふき取り後のきしみの無さ」の3点であり、4段階で評価した。
[メイク馴染み]
20名の健常女性パネラーにより官能評価した。口紅を前腕に塗布し、10分間放置した後、塗布した部分に水系クレンジング化粧料を塗布した。クレンジング化粧料と口紅の馴染みの良さについて5点満点として平均点を算出し、以下の基準により評価した。これらの結果を表1、表2に示す。
(基準)
◎:4.0点以上(メイク馴染みが良い)
○:3.0点以上、4.0点未満(メイクに馴染む)
△:2.0点以上、3.0点未満(ややメイク馴染みが悪い)
×:2.0点以下(メイク馴染みが悪い)
[メイク落ち]
20名の健常女性パネラーにより官能評価した。口紅を前腕に塗布し、10分間放置した後、塗布した部分に水系クレンジング化粧料を塗布し、なじませたのちコットンで吸い取った。コットンで吸い取った箇所のメイク残留物の無さについて5点満点として平均点を算出し、以下の基準により評価した。これらの結果を表1、表2に示す。
(基準)
◎:4.0点以上(メイク落ちが非常に良好)
○:3.0点以上、4.0点未満(メイク落ちが良好)
△:2.0点以上、3.0点未満(ややメイクが残る)
×:2.0点以下(メイクが残る)
[ふき取り後のきしみの無さ]
20名の健常女性パネラーにより官能評価した。口紅を前腕に塗布し、10分間放置した後、塗布した部分に水系クレンジング化粧料を塗布し、なじませたのちコットンで吸い取った。クレンジング化粧料を除去後の皮膚のきしみの無さについて5点満点として平均点を算出し、以下の基準により評価した。これらの結果を表1、表2に示す。
(基準)
◎:4.0点以上(きしみがなく、使用感は非常に良好)
○:3.0点以上、4.0点未満(きしみが少なく、使用感は良好)
△:2.0点以上、3.0点未満(ややきしみがあり、使用感はやや悪い)
×:2.0点以下(きしみがあり、使用感は悪い)
Figure 2022017832000001

Figure 2022017832000002
※1:Sフェイス 10G-L(阪本薬品工業製)
※2:Sフェイス IS-1001P(阪本薬品工業製)
※3:SYグリスター MO-7S(阪本薬品工業製)
※4:Sフェイス IS-601P(阪本薬品工業製)
HLBが12.5~16のポリグリセリン脂肪酸エステル、HLBが10~12のポリグリセリン脂肪酸エステル、炭素数が5以上のアルカンジオール、エーテル結合を有する2価アルコールを用いた実施例1~19は、成分(A)のみの比較例1、いずれかの成分が含まれない比較例2~5、炭素数が4以下のアルカンジオールを用いた比較例6、4価のアルコールであるジグリセリンを用いた比較例7、成分(A)および(B)にポリグリセリン脂肪酸エステルを用いない比較例8、9に比べ、メイク馴染み、メイク落ち、ふき取り後のきしみの無さいずれにおいても優れていた。

Claims (1)

  1. (A)HLBが12.5~16のポリグリセリン脂肪酸エステル、
    (B)HLBが10~12のポリグリセリン脂肪酸エステル、
    (C)炭素数が5以上のアルカンジオール、
    (D)エーテル結合を有する2価アルコール、
    (E)水
    を含有する水系クレンジング化粧料。
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