JP2022015495A - クレーン、及びクレーン制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、巻上装置を取り付け、吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、吊荷目標速度指令値に基づいて水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、速度指令値に基づいて水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンであって、
速度指令値演算装置は、
吊荷目標速度指令値とロープの長さとから、水平移動装置の吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算する荷振れ抑制制御装置と、
操作入力装置からの吊荷目標速度指令値の入力時間が、所定の制御開始待ち時間に到達した場合、或いは操作入力装置からの吊荷目標速度指令値が減速を開始した場合には、荷振れ抑制制御装置から荷振れ抑制速度指令値を出力し、これ以外の場合は、操作入力装置からの吊荷目標速度指令値を出力する切換装置を有するクレーンにある。
ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、巻上装置を取り付け、吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、吊荷目標速度指令値に基づいて水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、速度指令値に基づいて水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンであって、
速度指令値演算装置は、
操作入力装置からの吊荷目標速度指令値が規定速度値以下となってからの経過時間が所定のブレーキ作動待ち時間より短く、しかも速度指令値演算装置からの速度指令値が負となった場合は、水平移動装置が惰性で移動するフリーラン制御を実行し、
経過時間がブレーキ作動待ち時間より長く、しかも速度指令値演算装置からの速度指令値がブレーキ作動速度値以下となった場合は、水平移動装置の位置を保持するブレーキ制御を実行するクレーンにある。
Vmdl(s)=(2*zr*wr*s+wr2)
/(s2+2*zr*wr*s+wr2)*Vout(s)
ここで、「Vout(s)」は水平移動装置の速度指令値のラプラス変換、「Vmdl(s)」は吊荷モデル速度値のラプラス変換、「wr」は吊荷の荷振れの角周波数、「zr」は吊荷の荷振れの減衰比であり、wr、zrは次式のようになる。
wr=(g/L)1/2
zr=Lv/L/wr
ここで、「L」はロープ長から求められる吊荷の振子長さ(回転中心から吊荷の重心までの距離)、「Lv」はロープ長の時間変化量(速度)、「g」は重力加速度である。
Vfb(s)=(nb1*s+nb0)/
(s3+d2*s2+d1*s+d0)*Vmdl(s)
Vff(s)=(nf3*s3+nf2*s2+nf1*s+nf0)/
(s3+d2*s2+d1*s+d0)*Vtgt(s)
ここで、「Vfb(s)」はフィードバック制御出力のラプラス変換、「Vff(s)」はフィードフォワード制御出力のラプラス変換であり、「nb1、nb0、nf3、nf2、nf1、nf0、d2、d1、d0」は吊荷目標速度指令値(Vtgt)に対する追従性能、吊荷の荷振れの抑制性能によって決定されるパラメータであり、これらは吊荷の荷振れの角周波数(wr)により変化する。
ステップS10においては、操作ボタン202が実際に押されているボタン押圧時間(Tact)が、所定の荷振れ抑制制御開始待ち時間(Twait)より短いかどうかを判断している。この判断で、ボタン押圧時間(Tact)が荷振れ抑制制御開始待ち時間(Twait)より長いと判断されるとステップS11に移行し、ボタン押圧時間(Tact)が荷振れ抑制制御開始待ち時間(Twait)より短いと判断されるとステップS12に移行する。
ステップS10でクレーンの移動時間が荷振れ抑制制御開始待ち時間(Twait)より長いと判定されたら、ステップS11においては、荷振れ抑制速度指令値(Vsps)を電動モータ制御装置300に速度指令値(Vout)として送信する。ステップS11を実行するとエンドに抜けて、次の起動タイミングに待機することになる。
ステップS10でクレーンの移動時間が荷振れ抑制制御開始待ち時間(Twait)より短いと判定されたら、ステップS12においては、操作ボタン202が離されて吊荷目標速度指令値(Vtgt)が減速に転じたかどうかを判断している。尚、操作ボタン202以外の信号、例えば上位制御系から、吊荷の移動計画に基づき生成された吊荷目標速度指令値(Vtgt)が減速に転じたかどうかを判断することもできる。吊荷目標速度指令値(Vtgt)が減速に転じた場合は、ステップS11に移行する。一方、吊荷目標速度指令値(Vtgt)が減速に転じていない場合(加速状態)はステップS13に移行する。ここでの判断は、吊荷目標速度指令値(Vtgt)が減速に転じたことによって行っているが、操作ボタン202のOFF信号を直接的に検出して判断することも可能である。
ステップS13においては、操作ボタン202が押され、しかも現在の時刻でクレーンの移動時間が長く、インチング操作も行われていないので、吊荷目標速度指令値(Vtgt)を電動モータ制御装置300に速度指令値(Vout)として送信する。ステップS13を実行するとエンドに抜けて、次の起動タイミングに待機することになる。
ステップS20においては、ブレーキ作動時刻(Tbstp)が設定されているかどうかを判断している。この判断で、ブレーキ作動時刻(Tbstp)が設定されていないと判断されるとステップS21に移行し、ブレーキ作動時刻(Tbstp)が設定されていると判断されるとステップS23に移行する。これは、以下に説明するブレーキを作動させるかどうかの判断の起点となる時刻である。
ステップS20で、ブレーキ作動時刻(Tbstp)が設定されていないと判断されているので、ステップS21においては、ブレーキを作動させる時刻の設定を行う。このブレーキ作動時刻(Tbstp)の設定は、吊荷目標速度指令値(Vtgt)が、予め定めた規定速度値(Vbsv)より低くなったかどうかで判断している。
ステップS22においては、現在の時刻(Tins)をブレーキ作動時刻(Tbstp)として設定する。ブレーキ作動時刻(Tbstp)が設定されると、ステップS23に移行する。
ステップS23においては、ステップS20、或いはステップS22で設定されたブレーキ作動時刻(Tbstp)と現在の時刻(Tins:ステップS22の時刻から時間経過している)との時間差分を求め、この時間差分が、図11に示すブレーキ作動待ち時間(Tbwait)より大きいかどうかを判断している。
このステップで、時間差分がブレーキ作動待ち時間(Tbwait)より小さいと判断されるとステップS24に移行し、時間差分がブレーキ作動待ち時間(Tbwait)より大きいと判断されるとステップS26に移行する。
ステップS23で時間差分がブレーキ作動待ち時間(Tbwait)より小さいと判断されているので、ステップS24においては、速度指令値演算装置100から出力される速度指令値(Vout)が「負」(逆回転方向)かどうかを判断する。「負」(逆回転方向)と判断されるとステップS25に移行し、「負」(逆回転方向)と判断されなければエンドに抜けて、次の起動タイミングに待機することになる。
ステップS25においては、現在の状態が図11のブレーキ作動待ち時間(Tbwait)の範囲に存在するので、ブレーキを開放した状態で、電動モータ制御装置300は、水平移動装置が惰性で移動するフリーラン制御となる。ここで、誘導電動機は、電動モータ制御装置300のインバータの出力に接続されたままトルクがゼロの状態にされるので、回路を遮断することなく惰性走行状態にすることができ、また必要に応じて荷振れ抑制制御を実行できる構成とされている。
ステップS23で時間差分がブレーキ作動待ち時間(Tbwait)より大きいと判断されている、つまり図11のブレーキ作動待ち時間(Tbwait)の後の状態となっている。このため、ステップS26においては、速度指令値演算装置100から出力される速度指令値(Vout)が、ブレーキ作動速度値(Vbrake)より小さいかどうかを判断する。
ステップS27においては、現在の状態が図12のブレーキ作動待ち時間(Tbwait)の後の状態なので、ブレーキを作動させ水平移動装置の位置を保持する。この時は荷振れ抑制制御は停止されることになる。
Claims (14)
- ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、前記巻上装置を取り付け、前記吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、前記吊荷目標速度指令値に基づいて前記水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、前記速度指令値に基づいて前記水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンであって、
前記速度指令値演算装置は、
前記吊荷目標速度指令値と前記ロープの長さとから、前記水平移動装置の前記吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算する荷振れ抑制制御装置と、
前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値の入力時間が、所定の荷振れ抑制制御開始待ち時間に到達した場合、或いは前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値が減速を開始した場合には、前記荷振れ抑制制御装置から前記荷振れ抑制速度指令値を出力し、これ以外の場合は、前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値を出力する切換装置を有する
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項1に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御開始待ち時間は、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項2に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御装置は、
少なくとも、前記吊荷目標速度指令値、前記切換装置からの前記速度指令値、及び前記ロープの長さを用い、所定の演算を行って前記吊荷の荷振れを抑制する前記荷振れ抑制速度指令値を求める演算装置を備えている
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項3に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御装置の演算装置は、
前記切換装置から出力され前記電動モータ制御装置へ入力される前記速度指令値、及びクレーンモデルに基づいて吊荷モデル速度値を演算するモデル演算装置と、
前記吊荷目標速度指令値、前記吊荷モデル速度値とから、前記水平移動装置の前記吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算する制御演算装置とを有し、
前記モデル演算装置、及び前記制御演算装置のパラメータは、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項4に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御装置の制御演算装置は、
前記吊荷モデル速度値からフィードバック制御演算を行うフィードバック制御演算装置と、
前記吊荷目標速度指令値からフィードフォワード制御演算を行うフィードフォワード制御演算装置と、
前記フィードバック制御演算装置の出力と前記フィードフォワード制御演算装置の出力とを加算する加算装置と、
前記加算装置の出力に対してリミット処理を行うリミット処理装置とを有し、
前記フィードフォワード制御演算装置、及び前記フィードバック制御演算装置のパラメータは、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。 - ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、前記巻上装置を取り付け、前記吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、前記吊荷目標速度指令値に基づいて前記水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、前記速度指令値に基づいて前記水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンであって、
前記速度指令値演算装置は、
前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値が規定速度値以下となってからの経過時間が所定のブレーキ作動待ち時間より短く、しかも前記速度指令値演算装置からの前記速度指令値が負となった場合は、前記水平移動装置が惰性で移動するフリーラン制御を実行し、
前記経過時間が前記ブレーキ作動待ち時間より長く、しかも前記速度指令値演算装置からの前記速度指令値がブレーキ作動速度値以下となった場合は、前記水平移動装置の位置を保持するブレーキ制御を実行する
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項6記載のクレーンにおいて、
前記ブレーキ作動待ち時間は、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更されることを特徴とするクレーン。 - 請求項7に記載のクレーンにおいて、
前記速度指令値演算装置は、
少なくとも、前記吊荷目標速度指令値、前記速度指令値、及び前記ロープの長さを用い、所定の演算を行って前記吊荷の荷振れを抑制する前記荷振れ抑制速度指令値を求める演算装置を備えている
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項8に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御装置の演算装置は、
前記電動モータ制御装置へ入力される前記速度指令値、及びクレーンモデルに基づいて吊荷モデル速度値を演算するモデル演算装置と、
前記吊荷目標速度指令値、前記吊荷モデル速度値とから、前記水平移動装置の前記吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算する制御演算装置とを有し、
前記モデル演算装置、及び前記制御演算装置のパラメータは、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項9に記載のクレーンにおいて、
前記荷振れ抑制制御装置の制御演算装置は、
前記吊荷モデル速度値からフィードバック制御演算を行うフィードバック制御演算装置と、
前記吊荷目標速度指令値からフィードフォワード制御演算を行うフィードフォワード制御演算装置と、
前記フィードバック制御演算装置の出力と前記フィードフォワード制御演算装置の出力とを加算する加算装置と、
前記加算装置の出力に対してリミット処理を行うリミット処理装置とを有し、
前記フィードフォワード制御演算装置、及び前記フィードバック制御演算装置のパラメータは、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。 - 請求項6乃至請求項10記載のクレーンにおいて、
前記速度指令値演算装置は、
前記吊荷目標速度指令値と前記ロープの長さとから、前記水平移動装置の前記吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算する荷振れ抑制制御装置と、
前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値の入力時間が、所定の制御開始待ち時間に到達した場合、或いは前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値が減速を開始した場合には、前記荷振れ抑制制御装置から前記荷振れ抑制速度指令値を出力し、これ以外の場合は、前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値を出力する切換装置を備える
ことを特徴とするクレーン。 - ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、前記巻上装置を取り付け、前記吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、前記吊荷目標速度指令値に基づいて前記水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、前記速度指令値に基づいて前記水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンの制御方法であって、
前記速度指令値演算装置は、
前記吊荷目標速度指令値と前記ロープの長さとから、前記水平移動装置の前記吊荷の荷振れを抑制するための荷振れ抑制速度指令値を演算し、
前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値の入力時間が、所定の制御開始待ち時間に到達した場合、或いは前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値が減速を開始した場合には、前記荷振れ抑制制御装置から前記荷振れ抑制速度指令値を出力し、これ以外の場合は、前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値を出力する
ことを特徴とするクレーンの制御方法。 - ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、前記巻上装置を取り付け、前記吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、前記吊荷目標速度指令値に基づいて前記水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、前記速度指令値に基づいて前記水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンの制御方法であって、
前記速度指令値演算装置は、
前記操作入力装置からの前記吊荷目標速度指令値が規定速度値以下となってからの経過時間が所定のブレーキ作動待ち時間より短く、しかも前記速度指令値演算装置からの前記速度指令値が負となった場合は、前記水平移動装置が惰性で移動するフリーラン制御を実行し、
前記経過時間が前記ブレーキ作動待ち時間より長く、しかも前記速度指令値演算装置からの前記速度指令値がブレーキ作動速度値以下となった場合は、前記水平移動装置の位置を保持するブレーキ制御を実行する
ことを特徴とするクレーンの制御方法。 - ロープの巻き上げ、巻き下げにより吊荷を上下方向に移動させる巻上装置と、前記巻上装置を取り付け、前記吊荷を水平方向に移動させる水平移動装置と、吊荷目標速度指令値を生成する操作入力装置と、前記吊荷目標速度指令値に基づいて前記水平移動装置の速度指令値を生成する速度指令値演算装置と、前記速度指令値に基づいて前記水平移動装置を駆動制御する電動モータ制御装置とを有するクレーンであって、
前記速度指令値演算装置は、
前記電動モータ制御装置へ入力される前記速度指令値、及びクレーンモデルに基づいて吊荷モデル速度値を演算するモデル演算装置と、
前記吊荷モデル速度値からフィードバック制御演算を行うフィードバック制御演算装置と、
前記吊荷目標速度指令値からフィードフォワード制御演算を行うフィードフォワード制御演算装置と、
前記フィードバック制御演算装置の出力と前記フィードフォワード制御演算装置の出力とを加算する加算装置と、
前記加算装置の出力に対してリミット処理を行うリミット処理装置とを有し、
前記モデル演算装置、前記フィードフォワード制御演算装置、及び前記フィードバック制御演算装置のパラメータは、少なくとも前記ロープの長さに応じて変更される
ことを特徴とするクレーン。
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