JP2022014982A - セラミック電子部品 - Google Patents

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Yasuhisa Okamoto
利之 齋藤
Toshiyuki Saito
崇 天野
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Abstract

【課題】積層体の反りを抑制するセラミック電子部品を提供する。【解決手段】セラミック電子部品100は、セラミック材料と非導電性材料を含み、積層方向に積層された複数のセラミック層11を備え、平面形状が略矩形であり、積層方向における第1表面側の第1領域22xと第1表面に対向する第2表面側の第2領域22yとを有する積層体10と、積層体10内の第1領域22xに設けられ、金属材料を主成分とし、非導電性材料を含む第1導電体層12xと、積層体10内の第2領域22yに設けられ、金属材料を主成分とし、非導電性材料を含まないまたは非導電性材料の濃度が第1導電体層12xの非導電性材料の濃度より低く、積層方向の積層体10の厚さをT、積層体10の略矩形の長辺方向の幅をWy、積層方向の厚さをta、長辺方向における幅をwaとしたとき、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5である第2導電体層12yとを備える。【選択図】図1

Description

本発明はセラミック電子部品に関し、セラミック層が積層されたセラミック電子部品に関する。
スマートホンや携帯電話等の無線通信端末には、不要な妨害波を除去するフィルタやマルチプレクサが用いられている。フィルタやマルチプレクサとして、セラミック層を積層した積層体を有するセラミック電子部品を用いることが知られている。セラミック電子部品において、導電体層とセラミック層とに酸化ジルコニウム等の共通の材料(共材)を添加することが知られている(例えば特許文献1)。
特開2009-170848号公報
導電体層とセラミック層に共材を添加することで、セラミック層と導電体層との界面接合強度が高くなり、積層体におけるデラミネーションやクラック等の構造欠陥の発生を抑制できる。しかし、一部の導電体層に共材を添加しないまたは共材の濃度を低くすることがある。例えば、セラミック電子部品がインダクタを含む場合、インダクタ導体中の共材の濃度が高くなると、インダクタ導体の抵抗率が高くなり、インダクタのQ値が低下する。一方、コンデンサ電極の抵抗率はコンデンサの特性にあまり影響しない。そこで、コンデンサ電極に共材を添加し、インダクタ導体に共材を添加しない。これにより、積層体の構造欠陥を抑制しかつインダクタのQ値を向上できる。しかしながら、一部の導電体層に共材を添加しないまたは共材の濃度を低くすると、積層体が反ってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、積層体の反りを抑制することを目的とする。
本発明は、セラミック材料と非導電性材料を含み、積層方向に積層された複数のセラミック層を備え、平面形状が略矩形であり、前記積層方向における第1表面側の第1領域と前記第1表面に対向する第2表面側の第2領域とを有する積層体と、前記積層体内の前記第1領域に設けられ、金属材料を主成分とし、前記非導電性材料を含む第1導電体層と、前記積層体内の前記第2領域に設けられ、前記金属材料を主成分とし、前記非導電性材料を含まないまたは前記非導電性材料の濃度が前記第1導電体層の前記非導電性材料の濃度より低く、前記積層方向の前記積層体の厚さをT、前記積層体の前記略矩形の長辺方向の幅をWy、前記積層方向の厚さをta、前記長辺方向における幅をwaとしたとき、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5である第2導電体層と、を備えるセラミック電子部品である。
上記構成において、前記セラミック材料はディオプサイドを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記金属材料は銀を主成分とし、前記非導電性材料は酸化ジルコニウムを主成分とする構成とすることができる。
上記構成において、ta/wa≧0.44である構成とすることができる。
上記構成において、Wy/T≧2である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1導電体層は前記第1領域にのみ設けられ、前記第2導電体層は前記第2領域にのみ設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記第1導電体層はコンデンサの電極の少なくとも一部であり、前記第2導電体層はインダクタの少なくとも一部である構成とすることができる。
上記構成において、前記コンデンサと前記インダクタを含むフィルタを備える構成とすることができる。
上記構成において、前記フィルタを含むマルチプレクサを備える構成とすることができる。
本発明によれば、積層体の反りを抑制できる。
図1は、実施例1に係るセラミック電子部品の断面図である。 図2は、積層体の反りを示す断面図である。 図3は、実施例2に係るフィルタの回路図である。 図4は、実施例2に係るフィルタの斜視図である。 図5は、実施例2に係るフィルタの解体斜視図である。 図6(a)および図6(b)は、それぞれサンプルAおよびEにおけるセラミック層11bおよびインダクタ導体の斜視図である。 図7は、実験における各サンプルの反り量を示す図である。 図8は、サンプルAの周波数に対する減衰量を示す図である。 図9は、各サンプルの通過帯域における挿入損失を示す図である。 図10(a)から図10(g)は、実施例2におけるインダクタ導体の断面図である。 図11は、実施例3に係るセラミック電子部品の断面図である。 図12は、実施例4に係るトリプレクサの回路図である。 図13は、実施例4の変形例1に係る通信用モジュールの回路図である。
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係るセラミック電子部品の断面図である。セラミック層11の積層方向をZ方向、積層体10の平面形状の略矩形の短辺方向および長辺方向をそれぞれX方向およびY方向とする。図1はYZ平面の断面図に相当する。図1に示すように、セラミック電子部品100は積層体10を有している。積層体10の-Z側の表面は下面18aであり、+Z方向の表面は上面18bである。積層体10は積層された複数のセラミック層11を有している。セラミック層11の間には導電体層12xおよび12yが設けられている。導電体層12xはコンデンサCを形成するコンデンサ電極17であり、導電体層12yはインダクタLを形成するインダクタ導体16である。積層体10のZ方向の厚さをT、Y方向の幅をWyとする。インダクタ導体16のZ方向の厚さをta、Y方向の幅をwaとする。
コンデンサCは積層体10内の-Z側(下面18a側)の領域22xに設けられ、インダクタLは積層体10内の+Z側(上面18b側)の領域22yに設けられている。例えば、コンデンサCは積層体10のZ方向の中間面20より-Z側に設けられ、インダクタLは中間面20の+Z側に設けられている。このように、インダクタLを領域22yに設けるのは、積層体10の下面18aを実装基板等の実装したときに、インダクタLを実装基板から遠ざけることにより、実装基板内の導電体に起因した渦電流損等を抑制するためである。
セラミック層11は、例えば1000℃以下(例えば850℃~960℃の温度において焼結可能な低温焼成セラミックスであり、例えばディオプサイド(CaMgSi)を主成分とする。積層体10の焼結時にディオプサイド結晶を析出させるため、セラミック層11のSiO、MgOおよびCaOの配合割合は、例えばそれぞれ53.5~62.0質量%(好ましくは56.0~59.5質量%)、12.0~22.0質量%(好ましくは15.0~19.0質量%)、および21.0~32.0質量%(好ましくは23.5~29.5質量%)である。セラミック層11の焼結温度を低くするため、セラミック層11は、ビスマス、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびホウ素の少なくとも1つの元素を含んでもよい。セラミック層11におけるディオプサイド結晶を100質量部としたとき、これらの元素は酸化物換算で0.1~20質量部(好ましくは3.0~8.0質量部)含有することが好ましい。
導電体層12xおよび12yは、金属材料を主成分とし、例えば銀または銅を主成分とする。
積層体10を焼成する前は、セラミック層11はグリーンシートであり、導電体層12xおよび12yは導電ペーストである。積層体10を焼成すると、グリーンシートが焼結しセラミック層11が形成され、導電ペーストが焼結され導電体層12xおよび12yが形成される。このとき、一般的に導電ペーストの焼結が開始される温度はグリーンシートの焼結が開始される温度より低い。このような、焼結開始温度の違いにより、セラミック層11と導電体層12xと12yとの間の界面にストレスが生じやすく、デラミネーションまたはクラック等の構造欠陥が生じる。
そこで、セラミック層11と導電体層12xに共通の材料として共材24を添加する。共材24は、非導電性材料であり、例えば金属酸化物であり、例えばジルコニウム、チタンおよびアルミニウムの少なくとも1つの元素の化合物であり、例えばジルコニウム、チタンおよびアルミニウムの少なくとも1つの元素の酸化物である。導電体層12x内では共材24が連結し連結体25を形成する。連結体25の少なくとも一部はセラミック層11に結合する。これにより、デラミネーションまたはクラック等を抑制できる。セラミック層11内の共材24の濃度は酸化物換算で例えば0.1~65.4質量%(好ましくは0.6~17.4質量%)であり、5~30体積%である。導電体層12x内の共材24の濃度は酸化物換算で例えば0.4~46.4質量%(好ましくは、6.2~27.8質量%)であり、5~30体積%である。連結体25の少なくとも1つのZ方向の幅は導電体層12xのZ方向の厚さの1/10以上(好ましくは1/5以上)である。
導電体層12yに非導電性の共材24を添加すると、導電体層12yの抵抗率が高くなり、インダクタLのQ値が劣化する。そこで、導電体層12yには共材24を添加しない、または導電体層12x内の共材24より導電体層12y内の共材24の酸化物換算での濃度を低くする。例えば導電体層12y内の共材24の酸化物換算での濃度は導電体層12xの共材24の酸化物換算での濃度の1/10以下である。これにより、インダクタLのQ値の劣化を抑制できる。
コンデンサCに用いる導電体層12xの面積は大きいため、ストレスに起因する構造欠陥が生じやすい。コンデンサ電極17の抵抗率はコンデンサ特性に影響しにくい。そこで、コンデンサ電極17の導電体層12xには共材24を添加する。一方、インダクタLに用いる導電体層12yの面積は小さいため、ストレスに起因する構造欠陥が生じにくい。インダクタ導体16の抵抗率はインダクタ特性に影響しやすい。そこで、インダクタ導体16の導電体層12yには共材24を添加しない。以上により、ストレスによる構造欠陥を抑制し、インダクタ特性の劣化を抑制できる。
しかしながら、積層体10を焼結すると積層体10が反ることがわかった。図2は、積層体の反りを示す断面図である。図2に示すように、積層体10は中央部が-Z方向に膨らみように反る。積層体10の下面18aの外周を含む平面19aを基準に積層体10の下面18aが平面19aから最も離れる距離を反り量Saとし、上面18bの外周を含む平面19bを基準に積層体10の上面18bが平面19bから最も離れる距離を反り量Sbとする。反り量SaとSbはほぼ同じである。反り量SaおよびSbが大きくなると、積層体10にクラック等が生じる。また、積層体10の実装基板への実装が難しくなる。
積層体10を焼結するときに、セラミック層11、導電体層12xおよび12yはバインダを介し原料粒子が結合するため収縮する。セラミック層11、導電体層12xおよび12yが一様に収縮すると、積層体10はほとんど反らない。セラミック層11、導電体層12xおよび12yの収縮率が異なると積層体10が反りやすくなると考えられる。積層体10が反る具体的な原因は明確ではないが、例えば導電体層12xと12yとの組成が異なるため、積層体10を焼結したときに領域22xと22yとでは収縮率が異なる。このため、積層体10が反るのではないかと考えられる。
積層体10の反り量SaおよびSbは、積層体10の厚さTが大きくなると小さくなり、幅Wyが小さくなると小さくなると考えられる。発明者等の実験によると、反り量SaおよびSbは、インダクタ導体16の厚さtaが大きいと小さく、幅waが小さいと小さくなることがわかった。そこで、実施例1では、(Wy/T)×(wa/ta)を指標とし、(Wy/T)×(wa/ta)を所定値(16.5)より小さくする。これにより、反り量SaおよびSbを小さくすることができる。
実施例2は、バンドパスフィルタの例である。図3は、実施例2に係るフィルタの回路図である。図3に示すように、フィルタ102は、端子T1、T2およびTgを備えている。端子T1は高周波信号が入力する入力端子、端子T2は高周波信号が出力する出力端子、端子Tgはグランド電位が供給されるグランド端子である。
端子T1とT2との間にノードN1~N4が設けられている。ノードN1と端子Tgとの間にコンデンサC1とインダクタL1が並列に接続され、ノードN2と端子Tgとの間にコンデンサC3とインダクタL2が並列に接続され、ノードN3と端子Tgとの間にコンデンサC4とインダクタL3が並列に接続され、ノードN4と端子Tgとの間にコンデンサC6とインダクタL4が並列に接続されている。ノードN1とN2との間にコンデンサC2、ノードN3とN4との間にコンデンサC5、ノードN1とN4との間にコンデンサC7が接続されている。インダクタL2とL3との間に線路L5が接続されている。
図4は、実施例2に係るフィルタの斜視図である。図4に示すように、フィルタ102は、積層体10を有している。積層体10の下面18aに端子14が設けられている。端子14は、例えば端子T1、T2および端子Tgである。積層体10のX方向およびY方向の幅をそれぞれWxおよびWyとする。積層体10の平面形状は略矩形であり、幅Wyは幅Wxより大きい。
図5は、実施例2に係るフィルタの解体斜視図である。図5では、ビア配線13bから13fの接続を破線で示す。図5に示すように、積層体10においてセラミック層11aから11gが積層されている。セラミック層11aから11gの上面にそれぞれ導電体層12aから12gが設けられている。セラミック層11gの下面に端子14が設けられている。セラミック層11bから11gを貫通するようにそれぞれビア配線13bから13gが設けられている。ビア配線13bから13gは、導電体層12bから12gの少なくとも1つと接続する。ビア配線13gは導電体層12gと端子14とを接続する。
導電体層12aは方向識別マークとなる。インダクタL1からL4は、導電体層12bにより形成される。コンデンサC7は、セラミック層11cを挟む導電体層12cと12dとにより形成される。コンデンサC2およびC5は、セラミック層11dを挟む導電体層12dと12eと、セラミック層11eを挟む導電体層12eと12fと、とにより形成される。コンデンサC1、C3、C4およびC6は、セラミック層11fを挟む導電体層12fと12gとにより形成される。導電体層12gは端子Tgと接続されグランド電位が供給されたグランドパターンGである。
[実験]
実施例2を含むサンプルを作製し、積層体10の反り量を測定した。
積層体10の寸法:Wx=0.8mm、Wy=1.6mm、T=0.22mm
セラミック層11a~11gの主成分:ディオプサイド
セラミック層11a~11gの厚さ:セラミック層11aおよび11bの合計の厚さはほぼ0.5T、セラミック層11c~11gの合計の厚さはほぼ0.5T
導電体層12b~12gの主成分:銀
導電体層12c~12gの厚さ:3~4μm
共材24の主成分:ジルコニア(ZrO
セラミック層11の共材24濃度:5~30体積%
導電体層12bの共材24濃度:ほぼ0%
導電体層12c~12gの共材24濃度:5~30体積%
以下の5つのサンプルを作製した。表1は、各サンプルにおけるインダクタ導体16の幅wa、厚さta、アスペクト比ta/waおよび(Wy/T)×(wa/ta)を示す表である。
Figure 2022014982000002
表1に示すように、サンプルAからEにいくにしたがい(Wy/T)×(wa/ta)が大きくなる。サンプルAおよびBは実施例2に相当し、サンプルC~Eは比較例に相当する。
図6(a)および図6(b)は、それぞれサンプルAおよびEにおけるセラミック層11bおよびインダクタ導体16の斜視図である。図6(a)および図6(b)に示すように、サンプルAでは、サンプルEに比べインダクタ導体16の幅が小さく、厚さが大きい。サンプルAのインダクタ導体16の断面形状は略四角形であり、サンプルEのインダクタ導体16の断面形状は略楕円形状である。サンプルAとEとの1本のインダクタ導体16の断面積はほぼ同じであり約300μmであった。
図7は、実験における各サンプルの反り量を示す図である。ドットは測定点を示し、直線はドットをつなぐ直線である。図7に示すように、(Wy/T)×(wa/ta)が小さくなると反り量SaおよびSbが小さくなる。サンプルA~Dのように、幅waが同じの場合厚さtaが大きくなると反り量SaおよびSbが小さくなる。サンプルDとEを比較すると、サンプルEの厚さtaはサンプルDの厚さtaより厚い。よって、厚さtaにより反り量SaおよびSbが決まるのであれば、サンプルEはサンプルDより反り量SaおよびSbが小さいはずである。実際は、サンプルEはサンプルDより反り量SaおよびSbが大きい。これは、幅waが大きくなると反り量SaおよびSbが大きくなることを示している。さらに、サンプルAとEはインダクタ導体16の断面積がほぼ同じであるが、サンプルAの反り量SaおよびSbはサンプルEの反り量SaおよびSbの1/3程度である。このように、インダクタ導体16の断面積は同じでもアスペクト比を大きくすると、反り量SaおよびSbが小さくなる。
図8は、サンプルAの周波数に対する減衰量を示す図である。図8に示すように、サンプルAに係るフィルタはバンドパスフィルタ特性を示す。通過帯域の挿入損失は約1dBであり、減衰域の減衰量は30dB以上である。このように、サンプルAは、良好なバンドパスフィルタ特性を有する。
図9は、各サンプルの通過帯域における挿入損失を示す図である。挿入損失は通過帯域において最も小さな挿入損失を示している。ドットは測定点であり、サンプルA~D間の直線はドットをつなぐ直線である。図9に示すように、サンプルA~Dでは(Wy/T)×(wa/ta)が小さくなると挿入損失が小さくなる。これは、厚さtaが大きくなると、インダクタLの抵抗が低くなるためである。サンプルEでは、挿入損失が大きい。これは、サンプルEでは幅waが大きくなり、インダクタンス値が設計の値からずれたためである。
図10(a)から図10(g)は、実施例2におけるインダクタ導体16の断面図である。図10(a)に示すように、インダクタ導体16の断面形状は略長方形状でもよい。図10(b)に示すように、インダクタ導体16の断面形状は楕円状でもよい、この場合、Z方向に最も厚い厚さをtaとし、平面方向に最も広い幅をwaとする。図10(c)および図10(d)のように、インダクタ導体16の断面形状は台形状でもよい。この場合、台形の底辺のうち長い方の長さがwaとなる。図10(e)および図10(f)のように、インダクタ導体16の断面形状は一辺が直線で他辺が曲線状のカマボコ形状でもよい。この場合、直線の辺の長さが幅waとなる。図10(g)のように、インダクタ導体16は、角が曲線の長円形状でもよい。この場合、Z方向に最も厚い厚さをtaとし、平面方向に最も広い幅をwaとする。以上のように、インダクタ導体16の断面形状は矩形状または楕円形状以外の形状でもよく、Z方向に最も厚い厚さをtaとし、平面方向に最も広い幅をwaとする。
サンプルAおよびBはWx=0.8mm,Wy=1.6mm、T=0.22mmの例であるが、積層体10の大きさは任意である。例えば、Wx=0.5mm、Wy=1.0mmおよびT=0.22mmのとき、wa=25μmであり、ta=13μm、11μm、10μmまたは7μmでもよい。これらの場合においても(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5となる。
実施例2では、バンドパスフィルタを例に説明したが、セラミック電子部品は、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタでもよい。
図11は、実施例3に係るセラミック電子部品の断面図である。図11に示すように、実施例3に係るセラミック電子部品104では、導電体層12yが複数層設けられ、インダクタ導体16は複数積層されている。実施例3にように、インダクタ導体16は積層された複数の導電体層12yでもよい。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例1から3によれば、積層体10は、セラミック材料と非導電性材料の共材24を含み、Z方向(積層方向)に積層された複数のセラミック層11を備える。導電体層12c~12gおよび12x(第1導電体層)は、積層体10内の下面18a(第1表面)側の領域22x(第1領域)に設けられ、金属材料を主成分とし共材24とを含む。導電体層12bおよび12y(第2導電体層)は、上面18b(第1表面に対向する第2表面)側の領域22y(第2領域)に設けられ、金属材料を主成分とし、共材24を含まないまたは共材24の濃度が導電体層12bおよび12yの共材24の濃度より低くする。このようなセラミック電子部品では、領域22xにおける導電体層12xの組成と、領域22yにおける導電体層12yの組成が異なるため、積層体10を焼結したときに積層体10が反りやすくなる。
そこで、積層体10のY方向の幅をWyとしたとき、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5とする。これにより、図7のように、積層体10の反りを抑制できる。(Wy/T)×(wa/ta)≦15が好ましく、(Wy/T)×(wa/ta)≦14がより好ましい。(Wy/T)×(wa/ta)が小さくなると、taが大きくなり導電体層12bおよび12yが形成しにくくなる。この観点から、(Wy/T)×(wa/ta)≧1が好ましく、(Wy/T)×(wa/ta)≧5がより好ましい。
積層体10の平面形状が略矩形の場合、短辺のX方向より長辺のY方向が反りやすい。そこで、反り量SaおよびSbを小さくするため、積層体10の幅としてY方向の幅Wyを用いて、(Wy/T)×(wa/ta)を算出する。なお、積層体10の平面形状が略矩形とは、製造誤差(例えば積層体10の製造における辺の湾曲および歪み等)を許容する範囲で矩形という意味である。
YZ断面内に幅waおよび厚さtaが異なるインダクタ導体16が複数存在する場合には、(Wy/T)×(wa/ta)が最も大きくなるように、最も大きい(wa/ta)を用いることが好ましい。
導電体層12bおよび12yが共材24を含まないとは、意図的に共材24を含まないことであり、意図せず共材24と同じ材料が含まれてもよい。導電体層12bおよび12yに共材24が含まれる場合、導電体層12bおよび12yの共材24の質量濃度は導電体層12c~12gおよび12xの共材24の質量濃度の1/10以下が好ましく、1/100以下がより好ましい。導電体層12c~12gおよび12x並びに導電体層12bおよび12yが金属材料を主成分とするとは、導電体層12c~12gおよび12x、導電体層12bおよび12yが導電体として機能する程度に金属材料を含む意味であり、導電体層12c~12gおよび12x、並びに導電体層12aおよび12yの金属材料の質量濃度は例えば50質量%以上であり、80質量%以上である。
セラミック層11が含むセラミック材料は、ディオプサイド以外でもよいが、ディオプサイドを含むことが好ましい。また、金属材料は銀および銅を主成とすることが好ましい。これにより、導電体層12a~12g、12xおよび12yの比抵抗を低くできる。また、共材24は酸化ジルコニウム(例えばZrO)、酸化チタン(例えばTiO)および酸化アルミニウム(例えばAl)の少なくとも1つを主成分とすることが好ましい。これにより、構造欠陥を抑制できる。なお主成分とするとは、例えばある材料が50質量%以上含むことであり、例えば80質量%以上含むことである。
ta/wa≧0.44が好ましく、ta/wa≧0.5がより好ましい。これにより、反り量SaおよびSbを小さくできる。ta/waが大きすぎると、導電体層12bおよび12yが形成しにくくなる。この観点から、ta/wa≦5が好ましい。導電体層12bおよび12yの厚さtaは導電体層12c~12gおよび12xの厚さより厚いことが好ましく、1.5倍以上がより好ましく、2倍以上がさらに好ましい。導電体層12bおよび12yの厚さtaは11μm以上が好ましい。導電体層12yの厚さは例えば3μm~8μmである。
導電体層12c~12gおよび12xは領域22xに設けられ、導電体層12bおよび12yは領域22yに設けられている。すなわち、導電体層12c~12gおよび12xは領域22yに設けられておらず、導電体層12bおよび12yは領域22xに設けられていない。この場合、領域22xと22yとで積層体10を焼結したときの収縮率が異なり積層体10が反りやすい。領域22xの厚さが積層体10の厚さTの0.2~0.8倍であり、領域22yの厚さが厚さTの0.2~0.8倍のとき、積層体10が反りやすい。よって、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5とすることが好ましい。
Wy/Tが大きいときに、積層体10は反り易くなる。よって、Wy/T≧2のときに、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5とすることが好ましい。特にWy/T≧3のとき、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5とすることが好ましい。Wy/Tが小さすぎると、積層体10は割れやすくなる。この観点からWy/T≦10が好ましい。積層体10のY方向の幅Wyは例えば0.5mm~2.0mmであり、X方向の幅Wxは例えば0.5mm~1.5mmであり、厚さTは例えば0.1mm~0.4mmである。
実施例1から3では、導電体層12c~12gおよび12xがコンデンサ電極17の少なくとも一部である。この場合、導電体層12c~12gおよび12xの平面面積が大きいため、導電体層12c~12gおよび12xとセラミック層11とのストレスが大きくなりやすく、構造欠陥が生じやすい。また、コンデンサ電極17の抵抗が高くなってもコンデンサCの特性に影響しにくい。そこで、導電体層12c~12gおよび12xに共材24を添加する。これにより、コンデンサCの特性を劣化させずに構造欠陥を抑制できる。
導電体層12bおよび12yがインダクタLの少なくとも一部である。この場合、導電体層12bおよび12yの抵抗率が高いとインダクタのQ値が低下する。そこで、導電体層12bおよび12yに共材24を添加しない(または導電体層12c~12gおよび12xより共材24の濃度を低くする)。しかし、積層体10が反りやすくなる。そこで、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5とすることが好ましい。
なお、導電体層12c~12gおよび12xは、例えば積層体10内に設けられたシールド電極等のようにコンデンサ電極17以外でもよい。導電体層12bおよび12yは、例えば積層体10内に設けられたアンテナ等のようにインダクタ導体16以外でもよい。
実施例3のように、導電体層12yは複数積層されていてもよい。これにより、各導電体層12yの厚さtaおよび幅waを適宜設定することで、積層体10の反り量SaおよびSbをより抑制できる。
実施例4は、実施例2のフィルタを用いたトリプレクサの例である。図12は、実施例4に係るトリプレクサの回路図である。図12に示すように、トリプレクサ50はフィルタ52、54および56を備えている。共通端子Antと端子LB、MBおよびHBとの間にそれぞれフィルタ52、54および56が接続されている。共通端子Antにはアンテナ58が接続されている。フィルタ52は例えばローパスフィルタLPFであり、ローバンドの高周波信号を通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。フィルタ54は例えばバンドパスフィルタBPFであり、ローバンドより高い周波数のミドルバンドの高周波信号を通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。フィルタ56は例えばハイパスフィルタHPFであり、ミドルバンドより高い周波数のハイバンドの高周波信号を通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。
フィルタ52、54および56の少なくとも1つのフィルタを実施例1から3のフィルタとすることができる。マルチプレクサの例としてトリプレクサの例を説明したが、マルチプレクサはダイプレクサ、デュプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。1つの積層体10の中にマルチプレクサが設けられていてもよい。
[実施例4の変形例1]
実施例4の変形例1は、実施例2のフィルタを用いた通信用モジュールの例である。図13は、実施例4の変形例1に係る通信用モジュールの回路図である。図13に示すように、モジュール60は、フィルタ61、スイッチ62、ローノイズアンプLNA63およびパワーアンプPA64を備えている。
アンテナ端子TAにアンテナ58が接続される。アンテナ端子TAには、フィルタ61の一端が接続されている。フィルタ61の他端にはスイッチ62が接続されている。スイッチ62にはLNA63の入力端子およびPA64の出力端子が接続されている。LNA63の出力端子は受信端子TRに接続されている。PA64の入力端子は送信端子TTに接続されている。受信端子TRおよび送信端子TTにはRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)65が接続されている。
モジュール60は、例えばTDD(Time Division Duplex)通信方式の通信用モジュールである。TDD通信方式では送信帯域と受信帯域とは同じ帯域である。フィルタ61は例えばバンドパスフィルタであり、送信帯域と受信帯域を含む通過帯域の高周波信号を通過させ他の周波数の信号を抑圧する。
受信信号を受信するとき、スイッチ62はフィルタ61とLNA63とを接続する。これにより、アンテナ58に受信された高周波信号はフィルタ61により受信帯域の信号に濾波され、LNA63により増幅されRFIC65に出力される。送信信号を送信するとき、スイッチ62はフィルタ61とPA64とを接続する。これにより、RFIC65から出力された高周波信号は、PAにより増幅され、フィルタ61により送信帯域の信号に濾波され、アンテナ58から出力される。
実施例4の変形例1の通信用モジュール内のフィルタ61を実施例1のフィルタとすることができる。モジュールとしては、他の回路形式の通信用モジュールでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 積層体
11、11a~11g セラミック層
12a~12g、12x、12y 導電体層
13b~13g ビア配線
14 端子
16 インダクタ導体
17 コンデンサ電極
18a 積層体の下面
18b 積層体の上面

Claims (9)

  1. セラミック材料と非導電性材料を含み、積層方向に積層された複数のセラミック層を備え、平面形状が略矩形であり、前記積層方向における第1表面側の第1領域と前記第1表面に対向する第2表面側の第2領域とを有する積層体と、
    前記積層体内の前記第1領域に設けられ、金属材料を主成分とし、前記非導電性材料を含む第1導電体層と、
    前記積層体内の前記第2領域に設けられ、前記金属材料を主成分とし、前記非導電性材料を含まないまたは前記非導電性材料の濃度が前記第1導電体層の前記非導電性材料の濃度より低く、前記積層方向の前記積層体の厚さをT、前記積層体の前記略矩形の長辺方向の幅をWy、前記積層方向の厚さをta、前記長辺方向における幅をwaとしたとき、(Wy/T)×(wa/ta)≦16.5である第2導電体層と、
    を備えるセラミック電子部品。
  2. 前記セラミック材料はディオプサイドを含む請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記金属材料は銀を主成分とし、前記非導電性材料は酸化ジルコニウムを主成分とする請求項2に記載のセラミック電子部品。
  4. ta/wa≧0.44である請求項1から3のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  5. Wy/T≧2である請求項1から4のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  6. 前記第1導電体層は前記第1領域にのみ設けられ、前記第2導電体層は前記第2領域にのみ設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  7. 前記第1導電体層はコンデンサの電極の少なくとも一部であり、
    前記第2導電体層はインダクタの少なくとも一部である請求項1から6のいずれか一項に記載のセラミック電子部品。
  8. 前記コンデンサと前記インダクタを含むフィルタを備える請求項7に記載のセラミック電子部品。
  9. 前記フィルタを含むマルチプレクサを備える請求項8に記載のセラミック電子部品。

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