JP2022011456A - 計算機システム及び連携制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022011456000001
【課題】外国人労働者の状態変化に関する情報を組織間で自動的に連携させる。
【解決手段】複数の組織の各々が保持する外国人の状態を把握するためのパーソナル情報の連携制御を行う計算機システムは、状態変化を伴う手続きを行った外国人の状態変化をパーソナル情報に反映した組織から、組織の識別情報と、手続きを行った外国人の状態変化の内容とを含む状態変化通知を受信した場合、複数の組織の中から、手続きを行った外国人の状態変化に関する情報であるメイン通知情報を送信する組織を特定し、特定された組織にメイン通知情報を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、組織間の情報の連携を実現するシステム及び方法に関する。
経済社会の活性化及び国際化を図る目的から、専門的及び技術的分野の外国人労働者の受け入れが積極的に推進されている。また、労働力人口の減少により、様々な分野における人材の確保が課題となっており、特に、医療及び社会福祉分野では大きな課題となっている。これに対して、特定の分野での外国人労働者の受け入れる取り組みが行われている。
外国人の就労においては様々な手続きが必要である。例えば、入出国、住宅の確保、銀行口座の開設、通信設備を含むライフラインの契約、及び住民登録等の手続きである。外国人本人又は支援機関が任意の組織に対して手続きを行う。
外国人又は支援機関は、手続きに必要な情報を各組織に提供する。各手続きは基本的には独立しているため、同様の情報を何度も提供する必要があるため、外国人又は支援機関の手続きの負担が大きいという問題があった。
組織間で情報を連携させることによって上記の課題を解決することが期待される。組織間で情報を連携させる技術としては、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1には、「番号確認GW12は、身元確認依頼企業Aが提供するサービスに対する新規申込みをATM20が受け付けた場合に、身元確認依頼が発行した申込者のID情報をATM20から取得する。番号確認GW12は、取得したID情報の有効性を身元確認済企業に対応する外部装置と連携して確認し、有効であれば、身元確認済企業に対応する外部装置から申込者に関する属性情報を取得する。番号確認GW12は、取得した申込者に関する属性情報を身元確認依頼企業Aへ通知する。」と記載されている。
特開2017-68777号公報
法律の要請又は安全性の観点等から、組織が外国人労働者の在留資格、生活環境、及び労働環境等の状態(ステータス)を把握するための手続きが定期的に行われており、外国人労働者の状態は頻繁に更新される。引っ越し又は電話番号が変更された場合、管轄する組織は外国人労働者の状態に関する情報を更新する。
特許文献1の技術では、組織が主体的に行動しない限り、情報の連携は行われない。そのため、組織は最新の外国人の状態を把握するために定期的に行動を行う必要がある。また、外国人労働者が手続きを行った組織を把握できない場合、情報を必要とする組織は情報を取得できない。すなわち、従来技術では、外国人労働者の状態変化に関する情報を組織間で自動的に連携できない。情報不足及び情報の陳腐化によって、外国人労働者の状態を正しく把握できず、また、外国人労働者への適切なサービスを提供できない可能性がある。
本発明は、外国人労働者の状態変化に関する情報を組織間で自動的に連携させるシステム及び方法を提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数の組織の各々が保持する外国人の状態を把握するためのパーソナル情報の連携制御を行う計算機システムであって、演算装置、前記演算装置に接続される記憶装置、及び前記演算装置に接続される通信装置を有する少なくとも一つの計算機を備え、前記演算装置は、状態変化を伴う手続きを行った前記外国人の状態変化を前記パーソナル情報に反映した前記組織から、当該組織の識別情報と、前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とを含む状態変化通知を受信した場合、前記複数の組織の中から、前記手続きを行った前記外国人の状態変化に関する情報であるメイン通知情報を送信する前記組織を特定し、前記特定された組織に、前記メイン通知情報を送信する。
本発明によれば、外国人労働者の状態変化に関する情報を組織間で自動的に連携できる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1の連携基盤システムのコンセプトを説明する図である。 実施例1の連携基盤システムの構成例を示す図である。 実施例1の組織管理情報のデータ構造の一例を説明する図である。 実施例1の連携制御情報のデータ構造の一例を説明する図である。 実施例1の連携制御情報にシナリオを設定するための登録画面の一例を説明する図である。 実施例1の人物管理情報のデータ構造の一例を説明する図である。 実施例1のメタデータ管理情報のデータ構造の一例を説明する図である。 実施例1の連携基盤システムが実行する操作通知受信処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の連携基盤システムが実行する連携処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の連携基盤システムが実行する検索処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例2の連携基盤システムの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図1は、実施例1の連携基盤システム100のコンセプトを説明する図である。
少なくとも一つの組織110は、外国人労働者101に対してサービスを提供する。サービスを提供する組織110は、例えば、国、地方公共団体、銀行、通信会社、不動産会社、及び登録支援機関等である。また、少なくとも一つの組織110は外国人労働者101を雇用する。
組織110はシステムを運用している。当該システムは、オンプレミス型のシステム及びクラウド型のシステムのいずれでもよい。当該システムは、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、及び認証情報生成サーバ等を含む。データベースサーバには外国人労働者101の状態(ステータス)を把握するための情報が格納される。
以下の説明では、外国人労働者101の状態を把握するための情報をパーソナル情報と記載する。パーソナル情報には少なくとも一つのデータ項目の値が含まれる。パーソナル情報に含まれるデータ項目は、例えば、氏名、パスポート番号、国籍、勤務先、電話番号、住所、在留資格、在留期限、帰国予定日、及び一時帰国予定日等である。なお、組織110が管理するパーソナル情報に含まれるデータ項目は組織110毎に異なってもよい。
外国人労働者101は、直接又はパーソナルコンピュータ及びスマートフォン等のユーザ端末を用いて、組織110に対して手続きを行う。本明細書の手続きは、パーソナル情報を新規に登録するための手続き、パーソナル情報を更新するための手続き、パーソナル情報を削除するための手続きを含む概念である。パーソナル情報の更新は、パーソナル情報へのデータ項目の追加及びパーソナル情報に含まれるデータ項目の値の変更を含む概念である。
外国人労働者101は、在留資格の変更、在留期限の変更、引っ越し、結婚、資格の取得、及び転職等に伴い、組織110に対して、パーソナル情報を更新するための手続きを行う。なお、パーソナル情報を更新するための手続きには、外国人労働者101の生活環境等を把握するための面接の実施が含まれる。また、外国人労働者101は、銀行口座の解約等に伴い、組織110に対して、パーソナル情報を削除するための手続きを行う。外国人労働者101は、手続き時に、組織110の要求に応じて外国人労働者101のパーソナル情報を提供する。
組織110は、外国人労働者101が手続き時に提供したパーソナル情報に基づいてシステムを操作することによって、パーソナル情報の登録、更新、又は削除を行う。本実施例の組織110のシステムは、パーソナル情報の更新又は削除に伴って外国人労働者101の状態が変化したことを通知する状態変化通知を連携基盤システム100に送信するように設定されている。すなわち、組織110のシステムは、パーソナル情報に外国人労働者101の状態変化を反映した場合、状態変化通知を連携基盤システム100に送信する。なお、状態変化通知は暗号化された状態で送信される。
連携基盤システム100は、インターネット、イントラネット、WAN(Wide Area Network)及びLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、複数の組織110が運用するシステムと接続する。なお、ネットワークの接続方式は有線及び無線のいずれでもよい。
連携基盤システム100は、組織110のシステムから状態変化通知を受信した場合、外国人労働者101の状態変化に関する情報を必要とする組織110を特定し、特定した組織110に外国人労働者101の状態変化に関する情報を送信する。以下の説明では、外国人労働者101の状態変化に関する情報をメイン通知情報と記載する。
図2は、実施例1の連携基盤システム100の構成例を示す図である。
連携基盤システム100は少なくとも一つの計算機200を備える。計算機200は、プロセッサ201、メモリ202、ネットワークインタフェース203、及び入出力装置204を有する。各ハードウェアは内部バス等を介して互いに接続される。
ネットワークインタフェース203は、ネットワークを介して、外部装置と通信するための通信装置である。入出力装置204は、データの入力及びデータの出力を行うための装置である。入出力装置204は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ディスプレイ、及びプリンタ等である。
プロセッサ201は、各種処理を実行する演算装置である。プロセッサ201は、メモリ202に格納されるプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部(モジュール)として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、プロセッサ201が当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
メモリ202は、プログラム及び情報を格納する記憶装置である。メモリ202は、プログラムが一時的に使用するワークエリアを含む。実施例1のメモリ202は、連携制御部210を実現するプログラムを格納し、また、組織管理情報220、連携制御情報221、人物管理情報222、及びメタデータ管理情報223を格納する。
連携制御部210は組織110間のパーソナル情報の連携を制御する。ここで、組織110間のパーソナル情報の連携は、パーソナル情報にて管理される外国人労働者101の状態の組織110間の共有を意味する。
組織管理情報220は、連携基盤システム100を利用する組織110を管理するための情報である。組織管理情報220のデータ構造の詳細は図3を用いて説明する。
連携制御情報221は、組織110間のパーソナル情報の連携を制御するための情報である。連携制御情報221のデータ構造の詳細は図4を用いて説明する。
人物管理情報222は、各組織110の同一の外国人労働者101の関連付けを管理するための情報である。人物管理情報222のデータ構造の詳細は図6を用いて説明する。
メタデータ管理情報223は、各組織110が保持するパーソナル情報のメタデータを管理するための情報である。メタデータ管理情報223のデータ構造の詳細は図7を用いて説明する。
なお、計算機200が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
なお、計算機200は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を備えてもよい。メモリ202に格納されるプログラム及び情報は記憶装置に格納されてもよい。この場合、プロセッサ201が、記憶装置からプログラム及び情報を読み出し、メモリ202にロードする。
図3は、実施例1の組織管理情報220のデータ構造の一例を説明する図である。
組織管理情報220は、組織ID301、組織名302、業種303、及び所在304から構成されるエントリを格納する。一つの組織110に対して一つのエントリが存在する。
組織ID301は、組織110を一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。組織ID301は組織管理情報220のエントリの識別情報としても用いられる。
組織名302は、組織110の名称を格納するフィールドである。組織名302には、例えば、企業名及び役所名等が格納される。
業種303は、組織110の業種を格納するフィールドである。例えば、行政機関、金融業、不動産業、及び情報通信業等が業種303に格納される。なお、詳細な区分分けが可能な業種の場合、業種303には区分に関する情報が格納されてもよい。例えば、金融業の場合、銀行業及び保険業等であり、不動産業の場合、不動産賃貸業等であり、情報通信業の場合、情報サービス業及び通信業等である。
所在304は、組織110の本拠地等の住所を格納するフィールドである。
なお、エントリは、前述したフィールド以外のフィールドを含んでもよい。例えば、組織110が運用するシステムにアクセスするためのURL等を格納するフィールドを含んでもよい。また、エントリは、前述したフィールドの全てを含んでいなくてもよい。
図4は、実施例1の連携制御情報221のデータ構造の一例を説明する図である。図5は、実施例1の連携制御情報221にシナリオを設定するための登録画面の一例を説明する図である。
連携制御情報221は、制御ID401、組織ID402、変化内容403、業種404、通知内容(メイン)405、及び通知内容(オプション)406から構成されるエントリを格納する。一つの連携制御のシナリオに対して一つのエントリが存在する。
制御ID401は、連携制御情報221のシナリオ(エントリ)を一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。
組織ID402は組織ID301と同一のフィールドである。
変化内容403は、連携制御の開始条件(トリガ)の一つである、外国人労働者101の状態の変化内容を格納するフィールドである。ここで、変化内容は、少なくとも変化種別を含む。本実施例では、「更新」及び「削除」の二種類の変化種別が存在する。例えば、制御ID401が「C00001」のシナリオは、データ項目「住所」の「更新」が連携制御のトリガとして設定されていることを示す。
組織110は、変化内容の設定を行うことによって、情報取得のタイミングを調整できる。
業種404は、連携制御の開始条件(トリガ)の一つである業種を格納するフィールドである。業種404には、操作を行った組織110の業種が格納される。なお、業種404は空欄でもよい。この場合、操作を行った組織110の業種は連携制御の実行可否には考慮されない。
組織110は、業種の設定を行うことによって、信頼性のレベルに応じた情報の取得先(組織110)を選択できる。
通知内容(メイン)405は、組織ID402に対応する組織110が所望するメイン通知情報の定義を格納するフィールドである。通知内容(メイン)405には、送信するデータ項目及び送信する通知の種別のいずれかが格納される。なお、通知内容(メイン)405には、データ形式及び粒度等を指定する情報が含まれてもよい。
組織110は、メイン通知情報の設定を行うことによって、連携基盤システム100を介して、外国人労働者101の状態変化に関する情報を自動的に取得することができる。
通知内容(オプション)406は、メイン通知情報に付加する情報(オプション通知情報)の定義を格納するフィールドである。オプション通知情報は、例えば、変化したデータ項目に関連するデータ項目又は変化したデータ項目の履歴等である。通知内容(オプション)406には、送信するデータ項目の名称及び送信する通知の種別のいずれかが格納される。なお、通知内容(オプション)406には、データ形式及び粒度等を指定する情報が含まれてもよい。また、通知内容(オプション)406は空欄でもよい。
組織110は、オプション通知情報の設定を行うことによって、連携基盤システム100を介して、管理上の理由等から必要となる情報を自動的に取得することができる。
なお、エントリは、前述したフィールド以外のフィールドを含んでもよい。また、エントリは、前述したフィールドの全てを含んでいなくてもよい。
組織110は、システムを用いて連携基盤システム100にシナリオを登録する。例えば、連携基盤システム100の連携制御部210は、図5に示すような登録画面500を組織110のシステムに提示する。登録画面500は、四つの入力欄501、502、503、504と、登録ボタン505とを含む。
入力欄501は、変化内容403に設定する値を入力する欄である。入力欄502は、業種404に設定する値を入力する欄である。入力欄503は、通知内容(メイン)405に設定する値を入力する欄である。入力欄504は、通知内容(オプション)406に設定する値を入力する欄である。各入力欄501、502、503、504はプルダウンメニューで値が表示される。なお、値は直接入力してもよい。登録ボタン505は、入力欄501、502、503、504に入力した値から定義されるシナリオを登録するためのボタンである。
組織110のユーザが登録ボタン505を操作した場合、組織110のシステムは、各入力欄501、502、503、504の値と、組織110の識別情報とを含む登録要求を連携基盤システム100に送信する。連携基盤システム100は、登録要求を受信した場合、登録要求に基づいて連携制御情報221にシナリオ(エントリ)を登録する。
図6は、実施例1の人物管理情報222のデータ構造の一例を説明する図である。
人物管理情報222は、共通人物ID601、個人特定情報602、及びアクセス情報603から構成されるエントリを格納する。一人の外国人労働者101に対して一つのエントリが存在する。
共通人物ID601は、連携基盤システム100において外国人労働者101を一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。
個人特定情報602は、外国人労働者101を特定するための情報を格納するフィールドである。個人特定情報602には、氏名及びパスポート番号等、外国人労働者101を一意に特定できるデータ項目の値が格納される。なお、複数のデータ項目の値を組み合わせてもよい。
アクセス情報603は、各組織110の外国人労働者101の識別情報を格納するフィールド群である。アクセス情報603には、組織ID611及び人物ID612から構成される行が一つ以上含まれる。
組織ID611は組織ID301と同一のフィールドである。人物ID612は、組織ID611に対応する組織110のシステムが付与した外国人労働者101の識別情報を格納するフィールドである。
なお、エントリは、前述したフィールド以外のフィールドを含んでもよい。また、エントリは、前述したフィールドの全てを含んでいなくてもよい。
図7は、実施例1のメタデータ管理情報223のデータ構造の一例を説明する図である。
メタデータ管理情報223は、組織ID701、共通人物ID702、及びメタデータ703から構成されるエントリを格納する。組織110及び外国人労働者101の組合せに対して一つのエントリが存在する。
組織ID701は組織ID301と同一のフィールドである。共通人物ID702は共通人物ID601と同一のフィールドである。
メタデータ703は、組織ID701に対応する組織110が保持する外国人労働者101のパーソナル情報のメタデータに関する情報を格納するフィールド群である。メタデータ703には、項目名711及び更新日712から構成される行が一つ以上含まれる。
項目名711は、データ項目の名称を格納するフィールドである。更新日712は、項目名711に対応するデータ項目が追加又は更新された日時を格納するフィールドである。
なお、エントリは、前述したフィールド以外のフィールドを含んでもよい。また、エントリは、前述したフィールドの全てを含んでいなくてもよい。
図8は、実施例1の連携基盤システム100が実行する状態変化通知受信処理の一例を説明するフローチャートである。
連携基盤システム100は、組織110のシステムから状態変化通知を受信する(ステップS101)。
状態変化通知には、パーソナル情報を変更した組織110の識別情報、対象の外国人労働者101の識別情報、及び変化内容が含まれる。状態変化通知に含まれる外国人労働者101の識別情報は、組織110が付与した外国人労働者101の識別情報である。なお、状態変化通知には、外国人労働者101の個人特定情報が含まれてもよい。変化内容には少なくとも変化種別が含まれる。変化種別が更新である場合、変化内容にはデータ項目の名称が含まれる。変化種別が削除である場合、変化内容にはエントリ及びデータ項目の名称のいずれかが含まれる。なお、変化内容にはデータ項目の名称とともにデータ項目の値が含まれてもよい。
次に、連携制御部210は、状態変化通知に基づいてメタデータ管理情報223を更新する(ステップS102)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理A1)連携制御部210は、人物管理情報222を参照して、組織ID611に状態変化通知に含まれる組織110の識別情報が格納され、人物ID612に状態変化通知に含まれる外国人労働者101の識別情報が格納される行を含むエントリを検索する。連携制御部210は、検索されたエントリの共通人物ID601の値(共通人物ID)を取得する。
なお、状態変化通知に外国人労働者101の個人特定情報が含まれる場合、連携制御部210は、個人特定情報602に当該個人特定情報が格納されるエントリを検索する。
(処理A2)連携制御部210は、メタデータ管理情報223を参照して、組織ID701に状態変化通知に含まれる組織110の識別情報が格納され、かつ、共通人物ID702に取得した共通人物IDが格納されたエントリを検索する。
(処理A3)連携制御部210は、状態変化通知に含まれる変化内容に基づいて変化種別が更新及び削除のいずれであるか特定する。
(処理A4)変化種別が更新の場合、連携制御部210は、メタデータ管理情報223から検索されたエントリのメタデータ703に、更新されたデータ項目の名称が格納される行が含まれるか否かを判定する。エントリに前述の条件を満たす行が存在する場合、連携制御部210は当該行の更新日712に現在の日時を格納する。エントリに前述の条件を満たす行が存在しない場合、連携制御部210は、エントリのメタデータ703に行を追加し、追加された行の項目名711に更新されたデータ項目の名称を設定し、更新日712に現在の日時を設定する。
(処理A5)変化種別が削除の場合、連携制御部210は、メタデータ管理情報223から検索されたエントリのメタデータ703から削除されたデータ項目に対応する行を削除する。なお、エントリそのものが削除されてもよい。以上がステップS102の処理の説明である。
次に、連携基盤システム100の連携制御部210は、影響範囲、すなわち、パーソナル情報を連携する組織110を特定する(ステップS103)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理B1)連携制御部210は、組織管理情報220を参照して、組織ID301が状態変化通知に含まれる組織110の識別情報と一致するエントリを検索し、当該エントリの業種303の値を取得する。
(処理B2)連携制御部210は、連携制御情報221を参照し、変化内容403が状態変化通知に含まれる変化内容と一致するエントリ(シナリオ)を検索する。
(処理B3)連携制御部210は、検索されたエントリを一つ選択し、当該エントリの業種404に値が格納されているか否かを判定する。
(処理B4)選択したエントリの業種404が空欄である場合、連携制御部210は当該エントリを制御リストに登録する。
(処理B5)選択したエントリの業種404に値が格納されている場合、連携制御部210は、選択したエントリの業種404に、処理B1で特定された業種が格納されているか否かを判定する。
(処理B6)選択したエントリの業種404に、処理B1で特定された業種が格納されている場合、連携制御部210は当該エントリを制御リストに登録する。
連携制御部210は、検索された全てのエントリに対して、処理B3から処理B6を実行する。以上がステップS103の処理の説明である。
次に、連携基盤システム100の連携制御部210は、状態変化通知を送信した組織110に対して連携許諾の問合せを行う(ステップS104)。連携基盤システム100は組織110からの応答を待つ。
具体的には、連携制御部210は、制御リストに登録された各エントリの組織ID402に基づいて組織管理情報220を参照し、通知先の組織110の名称を取得する。連携制御部210は、組織110の名称を含む連携許諾の問合せを行う。
組織110は、システムを介して問合せを受信した場合、連携許諾の可否を応答する。なお、組織110毎に連携許諾の可否を応答してもよい。連携を許諾する組織110の設定は、組織110が行ってもよいし、組織110と外国人労働者101との間の合意に基づいて行ってもよい。
連携基盤システム100の連携制御部210は、組織110のシステムからの応答を受信した場合、当該応答が許諾の応答であるか否かを判定する(ステップS105)。
受信した応答が許諾の応答でないと判定された場合、連携基盤システム100の連携制御部210は状態変化通知受信処理を終了する。
受信した応答が許諾の応答であると判定された場合、連携基盤システム100の連携制御部210は連携処理を実行し(ステップS106)、その後、状態変化通知受信処理を終了する。連携処理の詳細は図9を用いて説明する。
なお、組織110の単位で許諾の可否が行われる場合、連携制御部210は、許諾された組織のエントリのみが登録された制御リストを出力する。
図9は、実施例1の連携基盤システム100が実行する連携処理の一例を説明するフローチャートである。
連携制御部210は、制御リストのループ処理を開始する(ステップS201)。連携制御部210は制御リストから一つのエントリ(シナリオ)を選択する。以下の説明では選択されたエントリをターゲットエントリと記載する。このとき、連携制御部210は、組織管理情報220を参照して、組織ID301の値がターゲットエントリの組織ID402の値と一致するエントリを検索し、検索されたエントリの組織名302の値を通知先の組織110の情報として取得する。
連携制御部210は、受信した状態変化通知と、ターゲットエントリの通知内容(メイン)405とに基づいて、メイン通知情報を生成する(ステップS202)。
例えば、連携制御部210は、データ項目の名称及びデータ項目の値を含むメイン通知情報を生成する。状態変化通知にデータ項目の値が含まれない場合、連携制御部210は、状態変化通知を送信した組織110のシステムからデータ項目の値を取得する。なお、通知内容(メイン)405にデータ形式及び粒度等を指定する情報が含まれる場合、連携制御部210は、加工されたデータ項目の値を含むメイン通知情報を生成する。
次に、連携制御部210は、ターゲットエントリの通知内容(オプション)406を参照して、オプションが設定されているか否かを判定する(ステップS203)。ターゲットエントリの通知内容(オプション)406が空の場合、連携制御部210はオプションが設定されていないと判定する。
オプションが設定されていないと判定された場合、連携制御部210は、通知先の組織110のシステムにメイン通知情報を送信する(ステップS211)。その後、連携制御部210はステップS212に進む。このとき、連携制御部210は、制御リストからターゲットエントリを削除する。
オプションが設定されていると判定された場合、連携制御部210は、状態変化通知に基づいてオプション通知情報を生成できるか否かを判定する(ステップS204)。
具体的には、連携制御部210は、状態変化通知に、オプション通知情報を生成するための情報が含まれるか否かを判定する。
状態変化通知に基づいてオプション通知情報を生成できると判定された場合、連携制御部210は、受信した状態変化通知と、ターゲットエントリの通知内容(オプション)406とに基づいて、オプション通知情報を生成する(ステップS205)。
例えば、連携制御部210は、データ項目の名称及びデータ項目の値を含むオプション通知情報を生成する。なお、通知内容(オプション)406にデータ形式及び粒度等を指定する情報が含まれる場合、連携制御部210は加工されたデータ項目の値を含むオプション通知情報を生成する。
次に、連携制御部210は、通知先の組織110のシステムにオプション通知情報が付加されたメイン通知情報を送信する(ステップS211)。その後、連携制御部210はステップS212に進む。このとき、連携制御部210は、制御リストからターゲットエントリを削除する。
ステップS204において、状態変化通知に基づいてオプション通知情報を生成できないと判定された場合、連携制御部210は、オプション通知情報を生成するための情報を取得する組織110を決定する(ステップS206)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理C1)連携制御部210は、メタデータ管理情報223を参照し、共通人物ID702に、ステップS101において取得された共通人物IDが格納されるエントリを検索する。
(処理C2)連携制御部210は、検索された各エントリのメタデータ703を参照し、ターゲットエントリの通知内容(オプション)406に対応するデータ項目が含まれるエントリを特定する。
(処理C3)連携制御部210は、特定されたエントリに対応する組織110の中から取得先の組織110を決定する。例えば、以下のような決定方法が考えられる。
(決定方法1)連携制御部210は、組織110の業種毎に優先順位を予め設定し、当該優先順位に基づいて取得先の組織110を決定する。なお、特定された組織110の中に状態変化通知を送信した組織110が含まれる場合、連携制御部210は、当該組織110を取得先の組織110に決定する。
(決定方法2)連携制御部210は、更新日712に基づいて、最新のデータ項目の値を保持する組織110を取得先の組織110に決定する。
(決定方法3)連携制御部210は、ランダムに取得先の組織110を決定する。
なお、前述した決定方法は一例であってこれに限定されない。以上がステップS206の処理の説明である。
次に、連携制御部210は、取得先の組織110に対して連携許諾の問合せを行う(ステップS207)。連携基盤システム100は組織110からの応答を待つ。
具体的には、連携制御部210は、ステップS201において取得された組織110の名称及びデータ項目の名称を含む連携許諾の問合せを行う。
連携制御部210は、組織110のシステムからの応答を受信した場合、当該応答が許諾の応答であるか否かを判定する(ステップS208)。
受信した応答が許諾の応答であると判定された場合、連携制御部210は、取得先の組織110のシステムからデータ項目の値を取得し(ステップS209)、当該値と、ターゲットエントリの通知内容(オプション)406とに基づいて、オプション通知情報を生成する(ステップS205)。
次に、連携制御部210は、通知先の組織110のシステムにオプション通知情報が付加されたメイン通知情報を送信する(ステップS211)。その後、連携制御部210はステップS212に進む。このとき、連携制御部210は、制御リストからターゲットエントリを削除する。
ステップS208において、受信した応答が許諾の応答でないと判定された場合、連携制御部210は、オプション通知情報の代わりにダミー情報を生成する(ステップS210)。ダミー情報は、オプション通知情報が生成できなかったことを示すデータである。
次に、連携制御部210は、通知先の組織110のシステムにダミー情報が付加されたメイン通知情報を送信する(ステップS211)。その後、連携制御部210はステップS212に進む。このとき、連携制御部210は、制御リストからターゲットエントリを削除する。
ステップS212では、連携制御部210は、制御リストの全てのエントリについて処理が完了しているか否かを判定する(ステップS212)。
制御リストの全てのエントリについて処理が完了していない場合、連携制御部210は、ステップS201に戻り、制御リストから一つのエントリを選択し、同様の処理を実行する。制御リストの全てのエントリについて処理が完了した場合、連携制御部210は連携処理を終了する。
組織110は、メイン通知情報を受信した場合、必要に応じてパーソナル情報を変更するための操作を行う。当該操作によって新たな状態変化通知が連携基盤システム100に送信される。このように、連携基盤システム100は、ある組織110の外国人労働者101のパーソナル情報の変更内容を、他の組織110に連携することができる。
図10は、実施例1の連携基盤システム100が実行する検索処理の一例を説明するフローチャートである。
連携基盤システム100は、組織110のシステムから、ある外国人労働者101に関する検索要求を受信する(ステップS301)。検索要求には、組織110の識別情報、外国人労働者101の識別情報、及び検索対象のデータ項目の名称が含まれる。
連携基盤システム100の連携制御部210は、外国人労働者101の在留資格を取得する(ステップS302)。具体的には以下のような処理が実行される。
(処理D1)連携制御部210は、人物管理情報222を参照して、組織ID611に検索要求に含まれる組織110の識別情報が格納され、人物ID612に検索要求に含まれる外国人労働者101の識別情報が格納される行を含むエントリを検索する。連携制御部210は、検索されたエントリの共通人物ID601の値(共通人物ID)を取得する。
(処理D2)連携制御部210は、メタデータ管理情報223を参照して、共通人物ID702に、人物管理情報222から取得された共通人物IDが格納されているエントリを検索する。
(処理D3)連携制御部210は、検索された各エントリのメタデータ703を参照し、在留資格に対応するデータ項目が含まれるエントリを特定する。
(処理D4)連携制御部210は、特定されたエントリに対応する組織110の中から取得先の組織110を決定する。例えば、ステップS206で説明した決定方法1、決定方法2、及び決定方法3のいずれかを採用する。
(処理D5)連携制御部210は、処理D1において検索されたエントリを参照し、組織ID611の値が、特定されたエントリの組織ID701の値に一致する行を検索する。連携制御部210は、検索された行の人物ID612の値を取得する。
(処理D6)連携制御部210は、取得先の組織110に、人物ID612の値を含む在留資格の取得要求を送信する。以上がステップS302の処理の説明である。
次に、連携制御部210は、外国人労働者101の在留資格が有効であるか否かを判定する(ステップS303)。例えば、連携制御部210は、外国人労働者101の在留資格を管轄する組織110に取得した在留資格の有効性を問合せる。
外国人労働者101の在留資格が無効であると判定された場合、連携制御部210は、組織110のシステムにアラートを送信する(ステップS304)。その後、連携制御部210は検索処理を終了する。
外国人労働者101の在留資格が有効であると判定された場合、連携制御部210は、検索対象のデータ項目の値を取得する組織110を決定する(ステップS305)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(処理E1)連携制御部210は、共通人物ID702に、ステップS302において取得された共通人物IDが格納されるエントリを検索する。
(処理E2)連携制御部210は、検索された各エントリのメタデータ703を参照し、検索対象のデータ項目が含まれるエントリを特定する。
(処理E3)連携制御部210は、特定されたエントリに対応する組織110の中から取得先の組織110を決定する。例えば、ステップS206で説明した決定方法1、決定方法2、及び決定方法3のいずれかを採用する。以上がステップS305の処理の説明である。
次に、連携制御部210は、取得先の組織110に対して連携許諾の問合せを行う(ステップS306)。連携基盤システム100は組織110からの応答を待つ。
具体的には、連携制御部210は、組織110の名称及び検索対象のデータ項目の名称を含む連携許諾の問合せを行う。
連携制御部210は、組織110のシステムからの応答を受信した場合、当該応答が許諾の応答であるか否かを判定する(ステップS307)。
受信した応答が許諾の応答であると判定された場合、連携制御部210は、取得先の組織110のシステムからデータ項目の値を取得し(ステップS308)、検索要求を送信した組織110のシステムに、取得した値を含む応答を送信する(ステップS310)。その後、連携制御部210は検索処理を終了する。
受信した応答が許諾の応答でないと判定された場合、連携制御部210は、取得先の組織110から理由を取得し(ステップS309)、検索要求を送信した組織110のシステムに、取得した理由を含む応答を送信する(ステップS310)。その後、連携制御部210は検索処理を終了する。
例えば、連携制御部210は、取得先の組織110に対して連携を許諾しない理由の入力を要求する。
以上で説明したように、実施例1によれば、連携基盤システム100は、外国人労働者101の状態変化を通知する状態変化通知に基づいて、外国人労働者の状態変化に関する情報を組織110間で連携できる。すなわち、組織110は、外国人労働者101又は他の組織110に問合せることなく、手続きの時点で取得できないデータ項目及び手続き後に更新されたデータ項目を取得できる。また、外国人労働者101は、複数の組織に同じパーソナル情報を提供する手間を省くことができる。なお、本システムは、外国人労働者101以外のユーザに置き換えることも同様の制御を実現できる。
実施例2では、連携基盤システム100を実現するための構成が異なる。以下、実施例1との差異を中心に実施例2について説明する。
図11は、実施例2の連携基盤システム100の構成例を示す図である。
実施例2では、連携基盤システム100は、組織110が運用するシステム(組織システム)1100から構成される。図11では、連携基盤システム100は、N個の組織システム1100から構成される。
各組織システム1100は、外部ネットワーク1101を介して互いに接続される。組織システム1100は、情報連携サーバ1110、認証情報生成サーバ1120、アプリケーションサーバ1130、及びデータベースサーバ1140を含む。各サーバは内部ネットワーク1150を介して接続される。
外部ネットワーク1101は、組織110間、並びに、組織110及び外国人労働者101間を接続する通信網である。内部ネットワーク1150は、組織システム1100内の各サーバを接続する通信網である。外部ネットワーク1101及び内部ネットワーク1150は、例えば、インターネット、イントラネット、WAN、及びLAN等である。接続方式は有線及び無線のいずれでもよい。
なお、組織システム1100は、オンプレミス型のシステムでもよいし、クラウド型のシステムのいずれでもよい。
なお、各サーバは、物理計算機で構成されてもよいし、仮想計算機で構成されてもよい。また、各サーバは、分散実行のため複数の物理計算機又は仮想計算機で構成されてもよい。さらに、各サーバの一部又は全部を一つの物理計算機又は仮想計算機を用いて構成されてもよい。
情報連携サーバ1110は、実施例1の計算機200と同一の機能を有する。情報連携サーバ1110の構成は計算機200と同一であるため説明を省略する。
アプリケーションサーバ1130は、実行要求に基づいて任意の処理を実行する。例えば、アプリケーションサーバ1130は、外国人労働者101から提供されたパーソナル情報の受信に伴ってサービスを提供するための処理を実行する。
認証情報生成サーバ1120は、本人認証のために使用する認証情報を生成し、情報連携サーバ1110に送信する。認証情報は、パスワード、及び公開鍵等のいずれの情報でもよく、認証強度に応じて選択される。
データベースサーバ1140は、自組織110が管理するデータを格納する。例えば、外国人労働者101のパーソナル情報が格納される。
実施例2では、外国人労働者101は、いずれかの組織110に対してパーソナル情報を提供する。パーソナル情報が提供された組織システム1100のアプリケーションサーバ1130は、状態変化通知を生成し、情報連携サーバ1110に送信する。情報連携サーバ1110は、状態変化通知を受信した場合、状態変化通知受信処理を実行する。また、情報連携サーバ1110は、検索要求を受信した場合、検索処理を実行する。
実施例2の状態変化通知受信処理、連携処理、及び検索処理は、実施例1と同様の処理である。ただし、必要に応じて、各組織システム1100の情報連携サーバ1110間で問合せ、情報の取得が行われる。
例えば、ステップS207では、情報連携サーバ1110は、他の組織システム1100の情報連携サーバ1110に対して問合せを行う。また、ステップS211では、情報連携サーバ1110は、他の組織システム1100の情報連携サーバ1110にメイン通知情報を送信する。
実施例2の連携基盤システム100は、実施例1と同様の効果を奏する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 連携基盤システム
101 外国人労働者
110 組織
200 計算機
201 プロセッサ
202 メモリ
203 ネットワークインタフェース
204 入出力装置
210 連携制御部
220 組織管理情報
221 連携制御情報
222 人物管理情報
223 メタデータ管理情報
1100 組織システム
1101 外部ネットワーク
1110 情報連携サーバ
1120 認証情報生成サーバ
1130 アプリケーションサーバ
1140 データベースサーバ
1150 内部ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数の組織の各々が保持する外国人の状態を把握するためのパーソナル情報の連携制御を行う計算機システムであって、
    演算装置、前記演算装置に接続される記憶装置、及び前記演算装置に接続される通信装置を有する少なくとも一つの計算機を備え、
    前記演算装置は、
    状態変化を伴う手続きを行った前記外国人の状態変化を前記パーソナル情報に反映した前記組織から、当該組織の識別情報と、前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とを含む状態変化通知を受信した場合、前記複数の組織の中から、前記手続きを行った前記外国人の状態変化に関する情報であるメイン通知情報を送信する前記組織を特定し、
    前記特定された組織に、前記メイン通知情報を送信することを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記メイン通知情報の送信を制御するためのシナリオを格納する連携制御情報を管理し、
    前記シナリオは、前記メイン通知情報の送信を要求する前記組織の識別情報と、当該組織へ前記メイン通知情報を送信するトリガとなる前記外国人の状態変化の内容と、前記メイン通知情報の定義と、を含み、
    前記演算装置は、
    前記状態変化通知を受信した場合、前記連携制御情報を参照して、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容が前記トリガとして設定される前記シナリオを特定し、
    前記特定されたシナリオと、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とに基づいて、前記特定されたシナリオに定義された前記メイン通知情報を生成し、
    前記特定されたシナリオに対応する前記組織に、前記メイン通知情報を送信することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2に記載の計算機システムであって、
    前記複数の組織の各々が保持する前記外国人の前記パーソナル情報のメタデータを管理するためのメタデータ管理情報を管理し、
    前記シナリオは、前記メイン通知情報に付加するオプション通知情報の定義を含み、
    前記演算装置は、
    前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できるか否かを判定し、
    前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できると判定された場合、前記特定されたシナリオと、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とに基づいて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成し、
    前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できないと判定された場合、前記メタデータ管理情報を参照して、前記オプション通知情報を生成するための情報を保持する前記組織を特定し、前記特定されたシナリオと、前記特定された組織から取得した前記オプション通知情報を生成するための情報とに基づいて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成し、
    前記特定されたシナリオに対応する前記組織に、前記メイン通知情報及び前記オプション通知情報を送信することを特徴とする計算機システム。
  4. 計算機システムが実行する、複数の組織の各々が保持する外国人の状態を把握するためのパーソナル情報の連携制御方法であって、
    前記計算機システムは、演算装置、前記演算装置に接続される記憶装置、及び前記演算装置に接続される通信装置を有する少なくとも一つの計算機を含み、
    前記連携制御方法は、
    前記演算装置が、状態変化を伴う手続きを行った前記外国人の状態変化を前記パーソナル情報に反映した前記組織から、当該組織の識別情報と、前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とを含む状態変化通知を受信した場合、前記複数の組織の中から、前記手続きを行った前記外国人の状態変化に関する情報であるメイン通知情報を送信する前記組織を特定する第1のステップと、
    前記演算装置が、前記特定された組織に、前記メイン通知情報を送信する第2のステップと、を備えることを特徴とする連携制御方法。
  5. 請求項4に記載の連携制御方法であって、
    前記計算機システムは、前記メイン通知情報の送信を制御するためのシナリオを格納する連携制御情報を管理し、
    前記シナリオは、前記メイン通知情報の送信を要求する前記組織の識別情報と、当該組織へ前記メイン通知情報を送信するトリガとなる前記外国人の状態変化の内容と、前記メイン通知情報の定義と、を含み、
    前記第1のステップは、前記演算装置が、前記連携制御情報を参照して、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容が前記トリガとして設定される前記シナリオを特定するステップを含み、
    前記第2のステップは、
    前記演算装置が、前記特定されたシナリオと、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とに基づいて、前記特定されたシナリオに定義された前記メイン通知情報を生成するステップと、
    前記演算装置が、前記特定されたシナリオに対応する前記組織に、前記メイン通知情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする連携制御方法。
  6. 請求項5に記載の連携制御方法であって、
    前記計算機システムは、前記複数の組織の各々が保持する前記外国人の前記パーソナル情報のメタデータを管理するためのメタデータ管理情報を管理し、
    前記シナリオは、前記メイン通知情報に付加するオプション通知情報の定義を含み、
    前記第2のステップは、
    前記演算装置が、前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できるか否かを判定するステップと、
    前記演算装置が、前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できると判定された場合、前記特定されたシナリオと、前記状態変化通知に含まれる前記手続きを行った前記外国人の状態変化の内容とに基づいて、前記オプション通知情報を生成するステップと、
    前記演算装置が、前記状態変化通知を用いて、前記特定されたシナリオに定義された前記オプション通知情報を生成できないと判定された場合、前記メタデータ管理情報を参照して、前記オプション通知情報を生成するための情報を保持する前記組織を特定し、前記特定されたシナリオと、前記特定された組織から取得した前記オプション通知情報を生成するための情報とに基づいて、前記オプション通知情報を生成するステップと、
    前記演算装置が、前記特定されたシナリオに対応する前記組織に、前記メイン通知情報及び前記オプション通知情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする連携制御方法。
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