JP2022011400A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路装置間のバラツキによる表示品質の低下を抑制可能な電気光学装置及び電子機器の提供。【解決手段】 電気光学装置10は、各データ線ブロックが第1データ線群と第2データ線群とを含む第1~第n(nは2以上の整数)データ線ブロックB1~Bnを有する電気光学パネル200と、第1回路装置110と、第2回路装置を含む。第1回路装置110は、相展開駆動の第i相において、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnの第iデータ線ブロックB1の第1データ線群を駆動し、第2回路装置120は、相展開駆動の第i相において、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnの第iデータ線ブロックBiの第2データ線群を駆動する。【選択図】 図1

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器等に関する。
従来、電気光学パネルの駆動方式として、相展開駆動が広く知られている。相展開の制御を行う回路装置は、各々の画素位置に対応するデータを時系列的に有する画像信号をサンプリングした後、そのサンプリング周期よりも長いデータ長に変換された複数の相展開信号を並列に出力する。
例えば特許文献1には、相展開用の回路装置を所与の基板に配置し、電気光学パネルとの間を上記基板とは異なるフレキシブル基板を用いて接続する構成が開示されている。
特開2005-157304号公報
電気光学パネルが高解像度化される場合、相展開用の回路装置の駆動能力を向上させるか、当該回路装置の出力数を増やす必要がある。しかし、発熱等の問題を考慮すれば、回路装置の能力向上又は出力数増加は容易でない。
本開示の一態様は、各データ線ブロックが第1データ線群と第2データ線群とを含む第1~第n(nは2以上の整数)データ線ブロックを有する電気光学パネルと、前記電気光学パネルを駆動する第1回路装置と、前記電気光学パネルを駆動する第2回路装置と、を含み、前記第1~第nデータ線ブロックは、前記電気光学パネルの走査線方向に沿って、第i(iは1≦i<nを満たす整数)データ線ブロックの隣に第i+1データ線ブロックが位置するように並んで配置され、前記第1回路装置は、相展開駆動の第i相において、前記第1~第nデータ線ブロックの前記第iデータ線ブロックの前記第1データ線群を駆動し、前記第2回路装置は、前記相展開駆動の前記第i相において、前記第1~第nデータ線ブロックの前記第iデータ線ブロックの前記第2データ線群を駆動する電気光学装置に関係する。
本開示の他の態様は、上記の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
電気光学装置の構成例。 第1回路装置の構成例。 第2回路装置の構成例。 第1回路装置及び第2回路装置が出力する制御信号の例。 相展開された画像信号の対応関係を説明する図。 電気光学パネルの構成例。 データ線駆動回路の構成例。 電気光学パネルの動作を説明するタイミングチャート。 電気光学パネルの動作を説明するタイミングチャート。 相展開された画像信号の対応関係を説明する他の図。 データ線駆動回路の他の構成例。 電気光学パネルの動作を説明するタイミングチャート。 第1回路装置及び第2回路装置と、電気光学パネルの接続例。 第1回路装置、第2回路装置及びタイミング調整回路の出力する制御信号の例。 タイミング調整回路の構成例。 電子機器の構成例。
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
1.第1の実施形態
1.1 概要
従来、相展開用の回路装置を用いて2K1Kパネルの駆動表示を行っていた。2K1Kパネルとは、例えば画素数が1920×1080のパネルである。近年、表示の高解像度化が進み、4K2Kパネルが用いられている。4K2Kパネルとは、例えば画素数が3840×2160のパネルである。4K2Kパネル等の高解像パネルの駆動表示に相展開用の回路装置を用いる場合、現状の回路装置では駆動能力が不足する。高解像パネルに対応するためには、相展開用の回路装置の駆動能力を向上させるか、出力数を増加させる必要があるが、発熱等の観点で困難である。これに対して、相展開用の回路装置を複数使用することによって、高解像パネルを駆動する手法が考えられる。
図1は、本実施形態に係る電気光学装置10の構成を示す図である。電気光学装置10は、電気光学パネル200と、第1回路装置110と、第2回路装置120を含む。電気光学パネル200は、マトリクス状に配置された複数の画素を含む。第1回路装置110は、電気光学パネル200を駆動する相展開用の回路である。第2回路装置120は、電気光学パネル200を駆動する相展開用の回路である。第1回路装置110、第2回路装置120の各々は、半導体チップにより実現される集積回路装置である。また図1は電気光学装置10に設けられる回路装置の個数が2個の場合の例であるが、本実施形態はこれに限定されず回路装置の個数は3個以上であってもよい。
相展開用の回路装置を複数設けることによって、発熱源を分散することが可能になる。そのため、電気光学パネル200が高解像度化した場合であっても、発熱を抑制しつつ、当該電気光学パネル200を適切に駆動することが可能になる。例えば、第1回路装置110は、図2を用いて後述する各回路が形成されたチップであって、第1パッケージに封入される。第2回路装置120は、図3を用いて後述する各回路が形成されたチップであって、第1パッケージとは異なる第2パッケージに封入される。このように、第1回路装置110と第2回路装置120を別パッケージとすることによって、放熱が容易となるため、各回路装置の発熱による影響をより抑制することが可能になる。なお第1回路装置110、第2回路装置120はベアチップであってもよい。
ここで、第1回路装置110の出力である画像信号と、第2回路装置120の出力である画像信号には、回路装置ごとのバラツキがあるため、出力電圧が微妙に異なる。そのため、単純に複数の回路装置を用いた場合、出力電圧の差に起因する階調差が視認されてしまい、表示品質が低下するおそれがある。よって本実施形態では、第1回路装置110が駆動するデータ線群と、第2回路装置120が駆動するデータ線群の配置を考慮する。以下、詳細な実施形態について説明する。
1.2 第1回路装置と第2回路装置
図2は、第1回路装置110の構成を示す図である。第1回路装置110は、第1内部同期信号生成回路111と、第1制御信号生成回路112と、第1パネル用電圧生成回路113と、第1映像入力インターフェース114と、第1データ変換回路115と、第1パネル出力形態変換回路116を含む。ただし第1回路装置110の構成は図2に限定されず、一部の構成が省略されてもよいし、他の構成が追加されてもよい。
第1内部同期信号生成回路111は、外部からのクロック信号CLKと、垂直同期用入力信号Vsync_Inと、水平同期用入力信号Hsync_Inとに基づいて、第1回路装置110内の同期に用いられる内部同期信号を生成する。内部同期信号は、第1制御信号生成回路112、第1パネル用電圧生成回路113、第1データ変換回路115、第1パネル出力形態変換回路116に供給される。
第1制御信号生成回路112は、電気光学パネル200の制御に用いられる制御信号を出力可能である。第1回路装置110が出力する制御信号は、DY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1、ENBX1-1、ENBX2-1を含む。各制御信号については後述する。
第1パネル用電圧生成回路113は、電気光学パネル200で用いられる電圧信号を出力可能である。第1パネル用電圧生成回路113は、LCCOM1と、NRS1を出力する。LCCOM1は、コモン電圧である。NRS1は、プリチャージに用いられる電圧である。
第1映像入力インターフェース114は、デジタルの画像信号を取得するインターフェースである。第1映像入力インターフェース114は、例えば、電気光学パネル200の奇数番目のデータ線230に対応するデジタルの画像データが、時系列的に並べられたデータであるVID_In1を取得する。
第1データ変換回路115は、第1映像入力インターフェース114が取得した画像信号に対して、ガンマ補正等の補正処理を行う。
第1パネル出力形態変換回路116は、補正処理後のデジタルの画像信号を電気光学パネル200への供給に適した信号に加工する。例えば第1パネル出力形態変換回路116は、D/A(Digital to Analog)変換回路、S/P(Serial to Parallel)変換回路、増幅回路を有する。
D/A変換回路は、デジタルの画像信号をアナログの画像信号に変換する。S/P変換回路は、D/A変換後の画像信号を複数の系統に展開するとともに、各系統の信号を時間軸方向に伸長するシリアル-パラレル変換を行う。以下、複数の系統が32系統である例について説明するが、具体的な系統数は種々の変形実施が可能である。増幅回路は、シリアル-パラレル変換後の32系統の信号に対して増幅処理を行い、処理後の信号を相展開後の画像信号として出力する。画像信号は、例えばVID1-1、VID2-1、…、VID32-1を含む。
なお、以上では第1パネル出力形態変換回路116の初段においてD/A変換を行う例を示したが、処理の順序はこれに限定されない。例えば、シリアル-パラレル変換及び増幅処理の後、又は、これらの処理の間にD/A変換が行われてもよい。またガンマ補正等の補正処理の前にD/A変換が行われてもよい。
図3は、第2回路装置120の構成を示す図である。第2回路装置120は、第2内部同期信号生成回路121と、第2制御信号生成回路122と、第2パネル用電圧生成回路123と、第2映像入力インターフェース124と、第2データ変換回路125と、第2パネル出力形態変換回路126を含む。即ち、第2回路装置120は、第1回路装置110と同様の構成の回路装置を用いることが可能である。第1回路装置110と重複する部分については、詳細な説明を省略する。
第2制御信号生成回路122は、制御信号として、DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2、ENBX1-2、ENBX2-2を出力可能である。
第2パネル用電圧生成回路123は、コモン電圧であるLCCOM2と、プリチャージ用の電圧であるNRS2を出力可能である。
第2映像入力インターフェース124は、例えば、電気光学パネル200の偶数番目のデータ線230に対応するデジタルの画像データが、時系列的に並べられたデータであるVID_In2を取得する。第2パネル出力形態変換回路126は、相展開後の画像信号であるVID1-2、VID2-2、…、VID32-2を出力する。
図4は、第1回路装置110及び第2回路装置120が出力する制御信号の例を説明する図である。例えば第1回路装置110は、制御信号であるDY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1、ENBX1-1、ENBX2-1を電気光学パネル200に出力する。第2回路装置120は、ENBX1-2、ENBX2-2を電気光学パネル200に出力し、且つ、DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2を電気光学パネル200に出力しない。
図4に示す例では、第1回路装置110によって生成されたDY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1が、電気光学パネル200の制御信号であるDY、CLY、ENBY、NRG、DX、CLX、CLXBとして使用される。またイネーブル信号については、第1回路装置110のENBX1-1、ENBX2-1と、第2回路装置120のENBX1-2、ENBX2-2がそれぞれ用いられる。
図5は、第1回路装置110と第2回路装置120が出力する画像信号と、電気光学パネル200に入力される画像信号の関係を説明する図である。なお図5は、画像信号間の関係を示す模式図であって、このような配線を物理的に設ける構成は必須ではない。図6を用いて後述するように、本実施形態の電気光学パネル200は、例えば64本のデータ線230を1ブロックとして、ブロック単位で画素が駆動されるパネルである。換言すれば、電気光学パネル200には、64系統の相展開の画像信号であるVID1~VID64が入力される。また図2及び図3を用いて上述したように、第1回路装置110は32系統の相展開の画像信号であるVID1-1~VID32-1を出力し、第2回路装置120は32系統の相展開の画像信号であるVID1-2~VID32-2を出力する。
図5に示すように、本実施形態の手法では、第1回路装置110のVID1-1、VID2-1、…、VID32-1が、それぞれ、VID1、VID3、…、VID63に対応する。即ち、第1回路装置110が出力する第1データ信号群は、64系統の画像信号のうちの奇数番目の画像信号に対応する。また第2回路装置120のVID1-2、VID2-2、…、VID32-2が、それぞれ、VID2、VID4、…、VID64に対応する。即ち、第2回路装置120が出力する第2データ信号群は、64系統の画像信号のうちの偶数番目の画像信号に対応する。
1.3 電気光学パネルの駆動手法
図6は、電気光学パネル200の構成を示す図である。電気光学パネル200は、データ線駆動回路210と、走査線駆動回路220を含む。また電気光学パネル200は、X方向に延在して走査線駆動回路220に接続された複数の走査線240と、Y方向に延在してデータ線駆動回路210に接続された複数のデータ線230とを含む。走査線240とデータ線230が交差する位置に画素250が設けられる。例えば各画素250は、画素電極と、対向電極と、当該2つの電極により挟まれた液晶とによって構成される。画素電極は、不図示のTFT(Thin Film Transistor)を介して走査線240及びデータ線230に接続されている。具体的には、TFTのゲートが走査線240に接続され、ソースがデータ線230に接続され、ドレインが画素電極に接続されている。
本実施形態においては、走査線240の本数をpとし、データ線230の本数をqとする。p、qはそれぞれ2以上の整数である。複数の画素250は、X方向及びY方向にわたってp行×q列のマトリクス状に配列される。また、合計q本のデータ線230は、相展開数に相当する64本を単位として、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnに区分されている。nは2以上の整数である。1つのデータ線ブロックに属する64本のデータ線230の各々には、相展開を経た64個の画像信号であるVID1~VID64が一斉に供給される。即ち本実施形態の電気光学パネル200は、例えば64本のデータ線230を1ブロックとしてブロック単位で画素が駆動されるが、B1~Bnのデータ線ブロックとは、この駆動されるブロック単位に対応するデータ線の集合である。なお、図12を用いて後述するように、第1回路装置110から出力される画像信号と、第2回路装置120から出力される画像信号との間に位相差が生じる場合もあるため、VID1~VID64の全ての供給タイミングが厳密に一致するとは限らない。
走査線駆動回路220及びデータ線駆動回路210は各画素250を駆動するための回路である。走査線駆動回路220は、複数の走査線240の各々を順次に選択する回路である。本実施形態における走査線駆動回路220は、例えばpビットのシフトレジスターを有し、水平走査期間ごとに順次にアクティブレベルとなる走査信号をp本の走査線240の各々に対して垂直走査期間ごとに出力する。例えば走査線駆動回路220は、垂直走査期間の最初に供給される転送開始パルスDYを、クロック信号CLYに従って順次にシフトすることによって、走査信号を出力する。CLYは、1水平走査期間に相当する周期を有するクロック信号である。
データ線駆動回路210は、画像信号線215に供給されるVID1~VID64をサンプリングし、サンプリング後の信号を各データ線230に供給する回路である。
なお本実施形態における電気光学パネル200は、複数のデータ線230に対する画像信号のサンプリング方向が異なる2つの動作モードを有してもよい。このうち第1の動作モードにおいては、各水平走査期間においてX方向の負側に位置するデータ線230から正側に位置するデータ線230に向かう順番に画像信号がサンプリングされる。第2の動作モードにおいては、各水平走査期間においてX方向の正側に位置するデータ線230から負側に位置するデータ線230に向かう順番に画像信号がサンプリングされる。例えばデータ線駆動回路210は、転送開始パルスDXのシフト方向が動作モードに応じて切り替えられるシフトレジスター211を含む。
図7は、データ線駆動回路210の構成を示す図である。データ線駆動回路210は、シフトレジスター211と、イネーブル回路212と、画像信号線215と、スイッチ回路216とを有する。スイッチ回路216は、第1~第nスイッチ回路216-1~216-nを含む。以下におけるiは、1以上n以下の整数である。なお、図7では、データ線駆動回路210のうち、データ線ブロックB1及びB2に関する部分を図示しているが、B3以降の構成についても同様である。
シフトレジスター211は、図9に示されるように、水平走査期間の最初に供給される転送開始パルスDXを、クロック信号CLXと、クロック信号の反転信号CLXBに従って順次シフトすることによって、パルス信号SR_OUT1、SR_OUT2、…を出力する。なおここでは、1つのパルス信号SR_OUTjが、隣り合う2つのデータ線ブロックであるB(2j-1)とB(2j)に用いられる構成を示している。データ線ブロック数がnの場合、シフトレジスター211は、パルス信号としてSR_OUT1~SR_OUT(n/2)を出力する。即ち、jは1以上n/2以下の整数である。換言すれば、図7は、第1~第nデータ線ブロックB1~BnのうちのB1とB2を駆動するための駆動ユニットであり、データ線駆動回路210は、走査線方向に沿って並んで配置されるn/2個の駆動ユニットを含む。例えば2番目の駆動ユニットは、パルス信号SR_OUT2に基づいて、データ線ブロックB3及びB4を駆動する。3番目以降の駆動ユニットについても同様である。
イネーブル回路212は、パルス信号SR_OUTjに応じた画像信号のサンプリングの許否を決定するための回路であり、2n個のAND回路213と、2n個のOR回路214を有する。各AND回路213の一方の入力端はシフトレジスター211の出力端にそれぞれ接続されている。したがって、図7に示す4個のAND回路213にはパルス信号SR_OUT1が供給され、次の駆動ユニットに含まれる4個のAND回路213には、SR_OUT2が供給される。SR_OUT3以降についても同様である。また所与のパルス信号SR_OUTjが供給される4個のAND回路213の他方の入力端には、それぞれイネーブル信号であるENBX1-1、ENBX1-2、ENXB2-1、ENBX2-2が供給される。
ENBX1-1、ENBX1-2、ENXB2-1、ENBX2-2のいずれかのイネーブル信号と、シフトレジスター211から出力されたパルス信号SR_OUTjとの論理積が各AND回路213によって演算される。AND回路213の出力は、OR回路214の一端に接続される。OR回路214の他端には、プリチャージ用の制御信号であるNRGが供給される。なお、ここではプリチャージ期間以外の期間を考慮しているため、NRGはローレベルであり、OR回路214の出力はAND回路213の出力そのものである。即ち、イネーブル信号とパルス信号SR_OUTjの論理積が、イネーブル回路212の各OR回路214から出力される。
ここで、イネーブル信号であるENBX1-1、ENBX1-2、ENBX2-1、ENBX2-2は、図9に示されるように、パルス信号SR_OUT1、SR_OUT2、…の各々に対応するタイミングにパルスを有する。なお、図9のENBX1は、ENBX1-1及びENBX1-2を表す。同様に、図9のENBX2は、ENBX2-1及びENBX2-2を表す。ENBX1-1とENBX1-2の間、ENBX2-1とENBX2-2の間には位相差が発生する可能性があるが、当該位相差については第3の実施形態で後述するものとし、本実施形態では説明を省略する。
図9に示すように、ENBX1-1及びENBX2-1は、パルス幅がパルス信号SR_OUTjの前側エッジから後側エッジまでの期間に包含され、ENBX1-1及びENBX2-1のパルス幅は、時間的に重複しない。同様に、ENBX1-2及びENBX2-2は、パルス幅がパルス信号SR_OUTjの前側エッジから後側エッジまでの期間に包含され、ENBX1-2及びENBX2-2のパルス幅は、時間的に重複しない。
イネーブル回路212の出力である相選択信号S1~Snは、このような波形のENBX1-1、ENBX1-2、ENXB2-1、ENBX2-2のいずれかと、パルス信号SR_OUTjとの論理積として生成される。結果として、図9に示されるように、相選択信号S1、S2、…、Snがアクティブレベルとなる期間は時間的に重複しない。なお図9のS1は、ENBX2-2とSR_OUT1の論理積であるS1-2と、ENBX2-1とSR_OUT1の論理積であるS1-1を表す。図9のS2は、ENBX1-2とSR_OUT1の論理積であるS2-2と、ENBX1-1とSR_OUT1の論理積であるS2-1を表す。S3以降についても同様であり、各相選択信号は、第1回路装置110に対応する信号と、第2回路装置120に対応する信号を含む。
第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのうちの第iスイッチ回路216-iは、64本の画像信号線215を介して供給されるVID1~VID64を、相選択信号Siに基づいてサンプリングし、サンプリング結果を各データ線230に供給する回路である。第iスイッチ回路216-iは、データ線230ごとにスイッチを有する。各スイッチは例えばトランジスターであり、そのドレインがデータ線230に接続され、ソースが画像信号線215のいずれかに接続されている。またスイッチであるトランジスターのゲートに、相選択信号Siが供給される。
例えば所与の水平走査期間において、データ線駆動回路210のシフトレジスター211は、n個のデータ線ブロックB1~Bnに対応するパルス信号SR_OUT1~SR_OUT(n/2)を順次に出力する。
例えばSR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の前半において、ENBX2-1がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S1-1がアクティブレベルとなるため、第1データ線ブロックB1のうちの奇数番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID1、VID3、…、VID63がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
同様に、SR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の前半において、ENBX2-2がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S1-2がアクティブレベルとなるため、第1データ線ブロックB1のうちの偶数番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID2、VID4、…、VID64がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
またSR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の後半において、ENBX1-1がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S2-1がアクティブレベルとなるため、第2データ線ブロックB2のうちの奇数番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID1、VID3、…、VID63がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
同様に、SR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の後半において、ENBX1-2がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S2-2がアクティブレベルとなるため、第2データ線ブロックB2のうちの偶数番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID2、VID4、…、VID64がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
これ以降も同様であり、1つの水平走査期間において、画像信号のサンプリングがデータ線ブロックB1~Bnについて順次実行される結果、q列の総ての画素電極に対して画像信号に応じた電圧が印加される。
図8は、本実施形態の電気光学パネル200の動作を説明するためのタイミングチャートである。DYは上述したように垂直走査期間の最初に供給される転送開始パルスであり、CLYは1水平走査期間に対応するクロック信号である。ENBYは、イネーブル信号であり、ENBYがアクティブレベルである期間において、1行分のデータ信号であるVIDがデータ線230に供給される。NRGは、プリチャージ期間を表すパルス信号であり、NRSはプリチャージに用いられる信号である。NRGがアクティブレベルとなる期間において、NRSがデータ線230に供給されることによって、プリチャージが行われる。DXは、水平走査期間の最初に供給される転送開始パルスである。
図9は、水平走査期間における詳細な電気光学パネル200の動作を説明するためのタイミングチャートである。CLXはデータ線ブロック単位の駆動に用いられるクロック信号であり、CLXBはCLXの反転信号である。上述したように、シフトレジスター211は、CLX及びCLXBに基づいてDXをシフトすることによって、パルス信号SR_OUT1~SR_OUT(n/2)を出力する。
上述したように、図9のENBX2は、ENBX2-1及びENBX2-2を表す。図9のENBX1は、ENBX1-1及びENBX1-2を表す。イネーブル信号の位相差については後述する。
相選択信号S1は、SR_OUT1とENBX2-1の論理積である相選択信号S1-1と、SR_OUT1とENBX2-2の論理積である相選択信号S1-2を表す。相選択信号S2は、SR_OUT1とENBX1-1の論理積である相選択信号S2-1と、SR_OUT1とENBX1-2の論理積である相選択信号S2-2を表す。相選択信号S3及び相選択信号S4は、SR_OUT2と、ENBX1-1、ENBX1-2、ENXB2-1、ENBX2-2に基づく信号である。これ以降も同様である。
以上で説明したように、本実施形態の電気光学装置10は、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnを有する電気光学パネル200と、電気光学パネル200を駆動する第1回路装置110と、電気光学パネル200を駆動する第2回路装置120を含む。図6に示したように、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnは、電気光学パネル200の走査線方向に沿って、第iデータ線ブロックBiの隣に第i+1データ線ブロックBi+1が位置するように並んで配置される。nは2以上の整数であり、iは1≦i<nを満たす整数である。走査線方向とは、走査線240が延びる方向であり、図6におけるX軸に沿った方向である。
ここで、各データ線ブロックは第1データ線群と第2データ線群とを含み、第1回路装置110は、相展開駆動の第i相において、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnの第iデータ線ブロックBiの第1データ線群を駆動する。第2回路装置120は、相展開駆動の第i相において、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnの第iデータ線ブロックBiの第2データ線群を駆動する。即ち、第1データ線群とは、第1回路装置110によって駆動されるデータ線230の集合であって、第1回路装置110が出力する相展開後の画像信号が供給されるデータ線である。本実施形態では、第1データ線群とは、VID1、VID3、…、VID63が供給されるデータ線である。第2データ線群とは、第2回路装置120によって駆動されるデータ線230の集合であって、第2回路装置120が出力する相展開後の画像信号が供給されるデータ線である。本実施形態では、第2データ線群とは、VID2、VID4、…、VID64が供給されるデータ線である。なお前述のように、本実施形態の電気光学装置10に設けられる回路装置の個数は3個以上であってもよく、例えば第3回路装置を設けた場合には、各データ線ブロックは、第1データ線群及び第2データ線群に加えて、第3回路装置により駆動される第3データ線群を含むことになる。
本実施形態の手法によれば、相展開用の回路装置を複数用いて1つの電気光学パネル200を駆動する構成において、1つのデータ線ブロックのうちの第1データ線群が第1回路装置110によって駆動され、第2データ線群が第2回路装置120によって駆動される。第1~第nデータ線ブロックB1~Bnは、例えば図6の+X方向に沿って、この順に配置される。即ち、電気光学パネル200の画素領域全体を考慮した場合、第1データ線群は連続しない複数の領域に分散して配置される。同様に、第2データ線群は連続しない複数の領域に分散して配置される。
第1回路装置110の出力である画像信号と、第2回路装置120の出力である画像信号には、回路装置ごとのバラツキがあるため、出力電圧が微妙に異なる。そのため、例えば-X方向のq/2本のデータ線230を第1回路装置110が駆動し、+X方向のq/2本のデータ線230を第2回路装置120が駆動する場合、回路装置間の出力電圧の違いが視認しやすくなるため表示品質が低下するおそれがある。その点、第1データ線群と第2データ線群がそれぞれ分散配置されることによって、データ信号のバラツキが視認されにくくなり、表示品位が向上する。
より具体的には、図5~図7を用いて上述したように、各データ線ブロックの第1データ線群のデータ線230と、第2データ線群のデータ線230とが隣り合うように、配置される。例えば、本実施形態における第1データ線群とは、各データ線ブロックのうちの奇数番目のデータ線230の集合である。第2データ線群とは、各データ線ブロックのうちの偶数番目のデータ線230の集合である。即ち、第1データ線群のデータ線230と、第2データ線群のデータ線230が交互に配置される。
このようにすれば、第1回路装置110によって駆動される第1データ線群と、第2回路装置120によって駆動される第2データ線群の分散度合いが高くなるため、データ信号のばらつきをより視認されにくくすることが可能になる。
また図7に示したように、電気光学パネル200は、第1~第nスイッチ回路216-1~216-nを含む。第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのうちの第iスイッチ回路216-iは、相展開駆動の第i相において、第iデータ線ブロックBiを選択することによって、第1回路装置110の第1データ信号群を第iデータ線ブロックの第1データ線群に出力する。また第iスイッチ回路216-iは、相展開駆動の第i相において、第iデータ線ブロックBiを選択することによって、第2回路装置120の第2データ信号群を第iデータ線ブロックBiの第2データ線群に出力する。例えば図7に示したイネーブル回路212は、パルス信号SR_OUT1に基づいて、相展開駆動の第1相に対応する相選択信号S1と、第2相に対応する相選択信号S2を出力する。図7に示す第1スイッチ回路216-1は、相展開駆動の第1相において、相選択信号S1に基づいて、第1データ線ブロックB1を選択する。同様に第2スイッチ回路216-2は、相展開駆動の第2相において、相選択信号S2に基づいて、第2データ線ブロックB2を選択する。相展開駆動の第3相以降についても同様である。
ここで、第1データ信号群とは、第1回路装置110が出力するVID1-1~VID32-1であり、例えば図5に示したように、VID1、VID3、…、VID63に対応する。第2データ信号群とは、第2回路装置120が出力するVID1-2~VID32-2であり、例えば図5に示したように、VID2、VID4、…、VID64に対応する。
本実施形態の手法によれば、第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのオン/オフを順次制御することによって、第1データ信号群及び第2データ信号群を適切なタイミングで、適切なデータ線230に対して出力することが可能になる。
2.第2の実施形態
第1の実施形態では、第1回路装置110が駆動するデータ線230と、第2回路装置120が駆動するデータ線230が交互に配置される例について説明した。ただし、第1データ線群と第2データ線群の配置はこれに限定されない。なお、第1の実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図10は、第1回路装置110と第2回路装置120が出力する画像信号と、電気光学パネル200に入力される画像信号の関係を説明する他の図である。電気光学パネル200に、64系統の画像信号であるVID1~VID64が入力される点は第1の実施形態と同様である。また、第1回路装置110と第2回路装置120が、それぞれ32系統の画像信号であるVID1-1~VID32-1と、VID1-2~VID32-2を出力する点も同様である。
図10に示すように、本実施形態の手法では、第1回路装置110のVID1-1~VID32-1が、それぞれVID1~VID32に対応する。第2回路装置120のVID1-2~VID32-2が、それぞれVID33~VID64に対応する。換言すれば、第1回路装置110は、各データ線ブロックのうち、X軸に沿った第1方向の32本のデータ線230を駆動する。第2回路装置120は、各データ線ブロックのうち、第1方向の逆方向である第2方向の32本のデータ線230を駆動する。第1方向は、-X方向であってもよいし、+X方向であってもよい。
図11は、第2の実施形態のデータ線駆動回路210の構成を示す図である。データ線駆動回路210は、シフトレジスター211と、イネーブル回路212と、画像信号線215と、スイッチ回路216とを有する。
シフトレジスター211及びイネーブル回路212については第1の実施形態と同様である。シフトレジスター211は、パルス信号SR_OUT1~SR_OUT(n/2)を出力する。イネーブル回路212は、パルス信号SR_OUTjと、ENBX1-1、ENBX1-2、ENXB2-1、ENBX2-2とに基づく相選択信号を出力する。
第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのうちの第iスイッチ回路216-iは、64本の画像信号線215を介して供給されるVID1~VID64を、相選択信号Siに基づいてサンプリングし、サンプリング結果を各データ線230に供給する。第iスイッチ回路216-iは、データ線230ごとにスイッチを有する。
第2の実施形態では、図11に示すように、ENBX2-1に基づく相選択信号S1-1が供給されるトランジスターのソースが、VID1~VID32に対応する画像信号線215に接続される。ENBX2-2に基づく相選択信号S1-2が供給されるトランジスターのソースが、VID33~VID64に対応する画像信号線215に接続される。
同様に、ENBX1-1に基づく相選択信号S2-1が供給されるトランジスターのソースが、VID1~VID32に対応する画像信号線215に接続される。ENBX1-2に基づく相選択信号S2-2が供給されるトランジスターのソースが、VID33~VID64に対応する画像信号線215に接続される。
例えばSR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の前半において、ENBX2-1がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S1-1がアクティブレベルとなるため、第1データ線ブロックB1のうちの1~32番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID1~VID32がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
同様に、SR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の前半において、ENBX2-2がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S1-2がアクティブレベルとなるため、第1データ線ブロックB1のうちの33~64番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID33~VID64がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
またSR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の後半において、ENBX1-1がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S2-1がアクティブレベルとなるため、第2データ線ブロックB2のうちの1~32番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID1~VID32がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
同様に、SR_OUT1がアクティブレベルとなる期間の後半において、ENBX1-2がアクティブレベルとなる。イネーブル回路212の出力である相選択信号S2-2がアクティブレベルとなるため、第2データ線ブロックB2のうちの33~64番目のデータ線230に対応する32個のスイッチがオン状態になる。このとき、画像信号線215に供給されているVID33~VID64がそれぞれ対応するデータ線230にサンプリングされることによって、画素電極に供給される。
これ以降も同様であり、1つの水平走査期間において、画像信号のサンプリングがデータ線ブロックB1~Bnについて順次実行される結果、q列の総ての画素電極に対して画像信号に応じた電圧が印加される。
なお第2の実施形態では、第1回路装置110の第1映像入力インターフェース114は、例えば、電気光学パネル200の1~32番目、65~96番目、といったように32本ごとのデータ線230に対応するデジタルの画像データが、時系列的に並べられたデータを取得する。第2回路装置120の第2映像入力インターフェース124は、例えば、電気光学パネル200の33~64番目、97~128番目、といったように32本ごとのデータ線230に対応するデジタルの画像データが、時系列的に並べられたデータを取得する。
本実施形態の手法によれば、第1~第nデータ線ブロックB1~Bnの各データ線ブロックにおいて、第1データ線群と第2データ線群とが隣り合うように、配置される。例えば1つのデータ線ブロックに64本のデータ線230が含まれる場合、第1データ線群は連続する32本のデータ線230の集合であり、第2データ線群は連続する32本のデータ線230の集合である。
第1の実施形態と第2の実施形態を比較した場合、第1の実施形態はデータ線群の分散度合いが高いため、回路装置間の出力電圧のバラツキが視認されにくくなるという点で有利である。また第2の実施形態は、第1データ線群及び第2データ線群は電気光学パネル200全体として見れば分散配置されるものの、複数本のデータ線230がまとめて配置されるため、配線が容易という点で有利である。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、第1データ線群のデータ線230と第2データ線群のデータ線230が、1本ごと、又は、32本ごとに配置される例について説明した。ただし、本開示の手法はこれに限定されず、各データ線群のデータ線230が、4本ごとや8本ごと等、異なる本数ごとに配置される変形実施が可能である。
3.第3の実施形態
次に第3の実施形態として、タイミング調整回路130を含む構成について説明する。なお、第3の実施形態の手法は、第1の実施形態と第2の実施形態のいずれの構成と組み合わされてもよいが、第2の実施形態は相対的に回路装置間のバラツキが目立ちやすいため、本実施形態と組み合わせる意義が大きい。
以上では、第1回路装置110と第2回路装置120の間のバラツキとして、出力電圧のバラツキについて説明した。ただしバラツキはこれに限定されず、制御信号や画像信号のタイミングも回路装置に応じてバラツキが生じる。
図12は、電気光学パネル200の動作を説明するタイミングチャートである。図12のVIDx-1が第1回路装置110が出力するVID1-1~VID32-1に対応し、VIDx-2が第2回路装置120が出力するVID1-2~VID32-2に対応する。図12に示すように、第1回路装置110がVIDx-1を出力するタイミングと、第2回路装置120がVIDx-2を出力するタイミングには差がある。以下、この差を位相差dと表記する。
この際、第1回路装置110が出力するイネーブル信号であるENBX1-1と、ENBX2-1を用いて、VIDx-1とVIDx-2の両方のサンプリングを行った場合、位相差dに起因して、表示品質が低下するおそれがある。ENBX1-1又はENBX2-1がアクティブレベルになる期間と、VIDx-2が出力される期間が適切に対応せず、所望の出力電圧を画素電極に印加できない場合があるためである。
図4を用いて上述したように、第1回路装置110がENBX1-1及びENBX2-1を電気光学パネル200に出力し、第2回路装置120がENBX1-2及びENBX2-2を電気光学パネル200に出力する構成も考えられる。ENBX1-1及びENBX2-1と、VIDx-1は、いずれも第1回路装置110の内部同期信号に基づいて生成される信号であるため、ENBX1-1及びENBX2-1は、VIDx-1の出力に適したタイミングの信号であることが期待される。同様に、ENBX1-2及びENBX2-2は、VIDx-2の出力に適したタイミングの信号であることが期待される。そのため図4を用いて上述した構成によって、適切な駆動が可能なようにも思える。ただし、画像信号が電気光学パネル200に入力される経路と、制御信号が電気光学パネル200に入力される経路が異なる場合もある。
図13は、第1回路装置110及び第2回路装置120が設けられる基板160と、電気光学パネル200の接続を説明する図である。図13に示すように、電気光学装置10は、第1フレキシブル基板170と、第2フレキシブル基板180を含む。基板160は、第1フレキシブル基板170によって、電気光学パネル200の所与の一辺に接続される。また基板160は、第2フレキシブル基板180によって、上記所与の一辺に対向する一辺に接続される。第1回路装置110及び第2回路装置120から出力される画像信号は、第1フレキシブル基板170を介して電気光学パネル200に入力される。第1回路装置110及び第2回路装置120から出力される制御信号は、第2フレキシブル基板180を介して電気光学パネル200に入力される。
図13に示す構成では、制御信号と画像信号とで電気光学パネル200までの経路が異なるため、制御信号と画像信号のタイミングにずれが生じるおそれがある。よって本実施形態の電気光学装置10は、図13に示すようにタイミング調整回路130を含んでもよい。タイミング調整回路130は、例えば第2フレキシブル基板180に設けられる。
図14は、第1回路装置110及び第2回路装置120が出力する制御信号と、タイミング調整回路130が出力する制御信号の関係を説明する図である。図2及び図3を用いて上述したように、第1回路装置110は、DY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1、ENBX1-1、ENBX2-1を出力可能である。第2回路装置120は、DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2、ENBX1-2、ENBX2-2を出力可能である。
タイミング調整回路130は、これらの制御信号に基づいて、DY、CLY、ENBY、NRG、DX、CLX、CLXBと、イネーブル信号であるENBX1-1、ENBX2-1、ENBX1-2、ENBX2-2を出力する。
図15は、タイミング調整回路130の構成を示す図である。タイミング調整回路130は、内部同期信号生成回路131と、調整信号生成回路132と、制御信号選択回路133を含む。
内部同期信号生成回路131は、CLX1、DY1、DX1と、CLY2、DY2、DX2のいずれか一方に基づいて、タイミング調整回路130の内部で用いられる内部同期信号を生成する。内部同期信号は、例えばドットクロック信号、水平同期信号、垂直同期信号等を含む。内部同期信号は、調整信号生成回路132に出力される。
調整信号生成回路132は、第1回路装置110からのENBX1-1、ENBX2-1と、第2回路装置120からのENBX1-2、ENBX2-2のタイミング調整を行う。例えば、調整信号生成回路132は、遅延回路を含み、上記ドットクロック信号に基づいて設定される遅延量だけENBX1-1を遅延させることによって、遅延信号ENBX1-1delayを生成する。同様に調整信号生成回路132は、ENBX2-1、ENBX1-2、ENBX2-2のそれぞれに基づいて、遅延信号ENBX2-1delay、ENBX1-2delay、ENBX2-2delayを生成する。
制御信号選択回路133は、複数の制御信号からいずれかの制御信号を選択する処理を行う。例えば制御信号選択回路133は、第1回路装置110からの(DY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1)と、第2回路装置120からの(DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2)のいずれか一方を選択する。制御信号選択回路133は、選択した信号を制御信号(DY、CLY、ENBY、NRG、DX、CLX、CLXB)として、電気光学パネル200に出力する。
また制御信号選択回路133は、第1回路装置110からのENBX1-1と、遅延信号ENBX1-1delayのいずれか一方を選択し、選択した信号をイネーブル信号であるENBX1-1として電気光学パネル200に出力する。その他のイネーブル信号についても同様であり、制御信号選択回路133は、ENBX2-1とENBX2-1delayの一方をENBX2-1として出力し、ENBX1-2とENBX1-2delayの一方をENBX1-2として出力し、ENBX2-2とENBX2-2delayの一方をENBX2-2として出力する。
なお、調整信号生成回路132における遅延量や、制御信号選択回路133がいずれの信号を選択するかは、例えばレジスター設定等を用いて変更可能である。例えば、第1回路装置110と第2回路装置120の個体差をあらかじめ測定しておき、測定結果に基づいて遅延量や選択する信号が設定される。ただし、(CLX1、DY1、DX1)と、(CLY2、DY2、DX2)の比較処理に基づいて動的に遅延量を変更する等の変形実施が可能である。
また以上では、タイミング調整回路130は、第1回路装置110からのENBX1-1及びENBX2-1と、第2回路装置120からのENBX1-2及びENBX2-2を取得し、それぞれから遅延信号を生成した上で、4つのイネーブル信号を選択、出力する例を説明した。ただし本実施形態の手法はこれに限定されない。例えば、タイミング調整回路130は、第2回路装置120からのENBX1-2及びENBX2-2の取得を省略してもよい。タイミング調整回路130は、ENBX1-1及びENBX2-1を遅延させることによって、ENBX1-2及びENBX2-2を生成、出力してもよい。VIDx-1とVIDx-2の位相差dは、レジスター設定から既知である、又は、(CLX1、DY1、DX1)と(CLY2、DY2、DX2)の比較処理から推定可能である。よって、ENBX1-1及びENBX2-1を位相差dに対応する遅延量で遅延させることによって、ENBX1-2及びENBX2-2を生成することが可能である。
また、(DY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1)と、(DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2)は、いずれか一方が固定的に選択されてもよいがこれには限定されない。例えば制御信号選択回路133は、所与の第1期間において(DY1、CLY1、ENBY1、NRG1、DX1、CLX1、CLXB1)を選択し、第1期間とは異なる第2期間において(DY2、CLY2、ENBY2、NRG2、DX2、CLX2、CLXB2)を選択してもよい。このように、制御信号の選択を時系列的にローテンションさせることによって、回路装置の個体差による影響をより抑制することが可能になる。
以上のように、本実施形態の電気光学装置10は、タイミング調整回路130を含む。第1回路装置110は、図2に示すように、第1制御信号群を生成して出力する第1制御信号生成回路112を含む。第2回路装置120は、図3に示すように、第2制御信号群を生成して出力する第2制御信号生成回路122を含む。
第1制御信号群は、第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのオン期間を決める第1イネーブル信号を含む。第2制御信号群は、第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのオン期間を決める第2イネーブル信号を含む。第1イネーブル信号は、例えばENBX1-1及びENBX2-1である。第2イネーブル信号は、例えばENBX1-2及びENBX2-2である。
そしてタイミング調整回路130は、第1イネーブル信号と第2イネーブル信号のタイミング調整を行う。このようにすれば、第1ネーブル信号のタイミングをVIDx-1に合わせること、及び、第2イネーブル信号のタイミングをVIDx-2に合わせることが可能になる。即ち、第1回路装置110と第2回路装置120とで画像信号のタイミングにバラツキが生じる場合であっても、当該バラツキに応じてイネーブル信号を調整することが可能になる。タイミング差に起因する立ち上がり波形の変化等を抑制できるため、回路装置のバラツキに起因する表示品質の低下を抑制できる。
また電気光学パネル200は、前記第1~第nスイッチ回路216-1~216-nのオンオフを制御する制御回路を含む。制御回路は、例えば図7又は図10のイネーブル回路212に対応する。また制御回路は、シフトレジスター211を含んでもよい。
制御回路は、相展開駆動の第i相において、第1イネーブル信号がアクティブのとき、第iデータ線ブロックBiの第1データ線群を第iスイッチ回路216-iに選択させる。また制御回路は、第2イネーブル信号がアクティブのとき、第iデータ線ブロックBiの第2データ線群を第iスイッチ回路216-iに選択させる。例えば相展開駆動の第1相では、ENBX2-1がアクティブのきに、第1スイッチ回路216-1が、第1データ線ブロックB1の第1データ線群を選択する。同様に相展開駆動の第1相では、ENBX2-2がアクティブのきに、第1スイッチ回路216-1が、第1データ線ブロックB1の第2データ線群を選択する。第2相以降も同様である。
このようにすれば、第1イネーブル信号であるENBX1-1、ENBX2-1と、第2イネーブル信号であるENBX1-2、ENBX2-2を用いることによって、適切タイミングで適切なデータ線230を選択することが可能になる。特に本実施形態では、第1イネーブル信号及び第2イネーブル信号のタイミング調整が行われるため、データ線230が選択されるタイミングと、画像信号が出力されるタイミングを対応させることが可能である。
またタイミング調整回路130は、第1イネーブル信号を遅延させることによって第1遅延信号を生成し、第2イネーブル信号を遅延させることによって第2遅延信号を生成してもよい。タイミング調整回路130は、第1イネーブル信号と第1遅延信号のうち、選択された信号を電気光学パネル200に出力する。タイミング調整回路130は、第2イネーブル信号と第2遅延信号のうち、選択された信号を電気光学パネル200に出力する。このようにすれば、遅延回路を用いてイネーブル信号のタイミング調整を行うことが可能になる。
またタイミング調整回路130は、第1制御信号群と第2制御信号群のタイミング調整を行い、タイミング調整後の第1制御信号群と第2制御信号群を電気光学パネル200に出力してもよい。このようにすれば、複数の回路装置の個体差による影響を、制御信号のタイミング調整によって抑制することが可能になる。結果として、電気光学パネル200における表示品質の向上が可能になる。この際、第1制御信号群と第2制御信号群のいずれか一方を基準として他方が調整されてもよいし、両方の信号群が相互に調整されてもよい。
また図13に示すように、電気光学装置10は、第1回路装置110及び第2回路装置120と、電気光学パネル200とを接続するフレキシブル基板を含んでもよい。タイミング調整回路130は、例えば当該フレキシブル基板に設けられる。図13の例であれば、ここでのフレキシブル基板は、第2フレキシブル基板180である。
このようにすれば、第1回路装置110及び第2回路装置120と電気光学パネル200との接続にフレキシブル基板を用いることが可能になる。また、フレキシブル基板上にタイミング調整回路130を設けることによって、当該タイミング調整回路130の位置が基板160よりも電気光学パネル200に近い位置となる。タイミング調整後の制御信号の信号経路長が短くなるため、誤差の発生を抑制できる。
4.電子機器
また本実施形態の手法は、上述した電気光学装置10を含む電子機器300に適用できる。図16は、電気光学装置10を含む電子機器300の構成例である。電子機器300は、処理装置310、表示コントローラー320、電気光学装置10、記憶部330、通信部340、操作部360を含む。電気光学装置10は、上述したように、第1回路装置110、第2回路装置120及び電気光学パネル200を含む。
記憶部330は記憶装置又はメモリーとも呼ぶ。通信部340は通信回路又は通信装置とも呼ぶ。操作部360は操作装置とも呼ぶ。電子機器300の具体例としては、例えばプロジェクターやヘッドマウントディスプレイ、携帯情報端末、車載装置、携帯型ゲーム端末、情報処理装置等の、表示装置を搭載する種々の電子機器を想定できる。車載装置は、例えばメーターパネル、カーナビゲーションシステム等である。
操作部360は、ユーザーからの種々の操作を受け付けるユーザーインターフェースである。例えば、ボタンやマウスやキーボード、電気光学パネル200に装着されたタッチパネル等である。通信部340は、画像データや制御データの入出力を行うデータインターフェースである。通信部340は、例えば無線LANや近距離無線通信等の無線通信インターフェース、或いは有線LANやUSB(Universal Serial Bus)等の有線通信インターフェースである。記憶部330は、例えば通信部340から入力されたデータを記憶したり、或いは、処理装置310のワーキングメモリーとして機能したりする。記憶部330は、例えばRAMやROM等のメモリー、或いはHDD(hard disk drive)等の磁気記憶装置、或いはCDドライブ、DVDドライブ等の光学記憶装置等である。表示コントローラー320は、通信部340から入力された或いは記憶部330に記憶された画像データを処理して電気光学装置10に転送する。電気光学装置10の第1回路装置110及び第2回路装置120は、表示コントローラー320から転送された画像データに基づいて電気光学パネル200に画像を表示させる。処理装置310は、電子機器300の制御処理及び、種々の信号処理等を行う。処理装置310は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-processing unit)等のプロセッサー、或いはASIC等である。なお電子機器300がプロジェクターである場合、電子機器300は更に光源と光学系とを含んでもよい。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本実施形態の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本開示の範囲に含まれる。また第1回路装置、第2回路装置、電気光学装置、電子機器等の構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10…電気光学装置、110…第1回路装置、111…第1内部同期信号生成回路、112…第1制御信号生成回路、113…第1パネル用電圧生成回路、114…第1映像入力インターフェース、115…第1データ変換回路、116…第1パネル出力形態変換回路、120…第2回路装置、121…第2内部同期信号生成回路、122…第2制御信号生成回路、123…第2パネル用電圧生成回路、124…第2映像入力インターフェース、125…第2データ変換回路、126…第2パネル出力形態変換回路、130…タイミング調整回路、131…内部同期信号生成回路、132…調整信号生成回路、133…制御信号選択回路、160…基板、170…フレキシブル基板、180…フレキシブル基板、200…電気光学パネル、210…データ線駆動回路、211…シフトレジスター、212…イネーブル回路、213…AND回路、214…OR回路、215…画像信号線、216…スイッチ回路、220…走査線駆動回路、230…データ線、240…走査線、250…画素、300…電子機器、310…処理装置、320…表示コントローラー、330…記憶部、340…通信部、360…操作部、B1-Bn…データ線ブロック、S1-Sn…相選択信号、SR_OUT1-SR_OUT(n/2)…パルス信号、VID1-VID64…画像信号、VID1-1-VID32-1…画像信号、VID1-2-VID32-2…画像信号

Claims (10)

  1. 各データ線ブロックが第1データ線群と第2データ線群とを含む第1~第n(nは2以上の整数)データ線ブロックを有する電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルを駆動する第1回路装置と、
    前記電気光学パネルを駆動する第2回路装置と、
    を含み、
    前記第1~第nデータ線ブロックは、前記電気光学パネルの走査線方向に沿って、第i(iは1≦i<nを満たす整数)データ線ブロックの隣に第i+1データ線ブロックが位置するように並んで配置され、
    前記第1回路装置は、
    相展開駆動の第i相において、前記第1~第nデータ線ブロックの前記第iデータ線ブロックの前記第1データ線群を駆動し、
    前記第2回路装置は、
    前記相展開駆動の前記第i相において、前記第1~第nデータ線ブロックの前記第iデータ線ブロックの前記第2データ線群を駆動することを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記各データ線ブロックの前記第1データ線群のデータ線と、前記第2データ線群の前記データ線とが前記走査線方向に沿って交互に配置されることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記各データ線ブロックがm(mは2以上の整数)本のデータ線を含むとき、前記第1データ線群は前記走査線方向に沿って連続して配置されるm/2本の前記データ線の集合であり、前記第2データ線群は前記走査線方向に沿って連続して配置されるm/2本の前記データ線の集合であることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学パネルは、
    第1~第nスイッチ回路を含み、
    前記第1~第nスイッチ回路の第iスイッチ回路は、
    前記相展開駆動の前記第i相において、前記第iデータ線ブロックを選択し、前記第1回路装置の第1データ信号群を前記第iデータ線ブロックの前記第1データ線群に出力し、前記第2回路装置の第2データ信号群を前記第iデータ線ブロックの前記第2データ線群に出力することを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項4に記載の電気光学装置において、
    タイミング調整回路を含み、
    前記第1回路装置は、
    第1制御信号群を生成して出力する第1制御信号生成回路を含み、
    前記第2回路装置は、
    第2制御信号群を生成して出力する第2制御信号生成回路を含み、
    前記第1制御信号群は、前記第1~第nスイッチ回路のオン期間を決める第1イネーブル信号を含み、
    前記第2制御信号群は、前記第1~第nスイッチ回路の前記オン期間を決める第2イネーブル信号を含み、
    前記タイミング調整回路は、
    前記第1イネーブル信号と前記第2イネーブル信号のタイミング調整を行うことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項5に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学パネルは、
    前記第1~第nスイッチ回路のオンオフを制御する制御回路を含み、
    前記制御回路は、
    前記相展開駆動の前記第i相において、前記第1イネーブル信号がアクティブのとき、前記第iデータ線ブロックの前記第1データ線群を前記第iスイッチ回路に選択させ、前記第2イネーブル信号がアクティブのとき、前記第iデータ線ブロックの前記第2データ線群を前記第iスイッチ回路に選択させることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項5又は6に記載の電気光学装置において、
    前記タイミング調整回路は、
    前記第1イネーブル信号を遅延させることによって第1遅延信号を生成し、前記第2イネーブル信号を遅延させることによって第2遅延信号を生成し、
    前記第1イネーブル信号と前記第1遅延信号のいずれか、及び、前記第2イネーブル信号と前記第2遅延信号のいずれかを、前記電気光学パネルに出力することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    タイミング調整回路を含み、
    前記第1回路装置は、
    第1制御信号群を生成して出力する第1制御信号生成回路を含み、
    前記第2回路装置は、
    第2制御信号群を生成して出力する第2制御信号生成回路を含み、
    前記タイミング調整回路は、
    前記第1制御信号群と前記第2制御信号群のタイミング調整を行い、前記タイミング調整後の前記第1制御信号群と前記第2制御信号群を前記電気光学パネルに出力することを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記第1回路装置及び前記第2回路装置と、前記電気光学パネルとを接続するフレキシブル基板を含み、
    前記タイミング調整回路は、
    前記フレキシブル基板に設けられることを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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